JPH10192031A - ケース - Google Patents

ケース

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JPH10192031A
JPH10192031A JP9003288A JP328897A JPH10192031A JP H10192031 A JPH10192031 A JP H10192031A JP 9003288 A JP9003288 A JP 9003288A JP 328897 A JP328897 A JP 328897A JP H10192031 A JPH10192031 A JP H10192031A
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case
arm
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holding
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JP9003288A
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Takashi Shibamoto
高志 芝本
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APPLE WEAR KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テーブル等に、ケースをその上に載せること
なくその側部に確実にかつ安定的に保持させる。 【解決手段】 ケース本体2の左右両側に、サイドカバ
ー3を介して、上下に位置して前側又は後側でテーブル
等Tに上下から挟むようにケース本体2を保持させる上
下一対のケース保持アーム4,5を、ケース本体2に対
して出退自在に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食器、食物その他
の物を収容することができるケースに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】アウトドアレジャーに携行されるケース
には、箱形ケース本体に蓋が設けられると共に、ケース
本体の左右両側上部に肩掛けベルトが装着され、ケース
本体内にざるや食器ケースを収容して、食器や食物を入
れられるようになっている。従来、かかるケースには、
テーブルや他の台等の端に掛けるための固定式フック或
いはハンガーが突設されているものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の固定
式フックを備えたケースは、テーブル上に置かなくても
よいから、テーブル上を広く使うことができるほか、物
の出し入れがし易いという利点がある。しかし、固定フ
ックが突出しているので、運搬時にこれが邪魔になり、
保管時には広いスペースが必要になるという問題があ
る。
【0004】本発明は、上述のような実状に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、テーブル等にそ
の上に載せることなく側部に確実にかつ安定的に保持さ
せることができ、持ち運びが容易でしかも保管スペース
が比較的小さいケースを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明は、ケース本体の左右両側に、上下に位置して又は後
側でテーブル等に上下から挟むようにケース本体を保持
させる上下一対のケース保持アームが設けられ、下部ケ
ース保持アームがケース本体の前又は後面に対して出退
自在とされていることを特徴とするケースである(請求
項1)。
【0006】この場合、下部ケース保持アームを引き出
し、テーブル天板等の下側に挿入し、上部ケース保持ア
ームをテーブル天板等の上面に当接させると、ケースが
その自重と収容物の重量により、上部ケース保持アーム
の先端を支点として、下部ケース保持アームの先端に上
向きの力が作用し、上下部両ケース保持アームがテーブ
ル天板等を挟むようにして、ケースをテーブル天板等
に、確実にかつ安定的に保持される。なお、前記各ケー
ス保持アームのテーブル天板等への当接面に滑り止め手
段を設けることにより、ケースの保持をより確実にする
ことができる。
【0007】また、前記上部ケース保持アームを夫々出
退自在とすることにより、テーブル天板等の端縁よりも
中央寄りにアーム先端を当接させることができ、上部ケ
ース保持アームがテーブル天板等の上面から外れるのを
防止して安定よく保持でき、運搬或いは保管時に各ケー
ス保持アームを退入させて、コンパクトとし、邪魔にな
らないようにすることができる(請求項2)。
【0008】そして、前記各ケース保持アームの先端
が、退入時にケース本体の最外端縁(本体の上端開口鍔
外周端縁)から可及的に突出しないようにしてあるの
で、ケースを持ち運ぶ際に、身体や物に引掛ることがな
く、持ち運びが容易である(請求項3)。さらに、ケー
ス本体の前記ケース保持アームが出退しない側に、布巾
等のハンガーがケース本体の前後左右のいずれかの側面
と平行に設けられているので、布巾等を掛けておくこと
ができ、衛生的でかつ便利である。
【0009】また、本発明は、前記ケース本体の左右両
端部に、サイドカバーが設けられ、該サイドカバーに上
・下部ケース保持アームが装着されると共に、アーム収
容部が設けられ、かつ前記アームの突出側の反対側に位
置するハンガーの両端部が前記サイドカバーに装着され
たものであるから、成形が容易で、左右のサイドカバー
を同形同寸とすることができ、前記各アームの抜け止め
を一体成形でき、製造コストの低下を図れる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に実施の形態を図面
に基づき説明する。図面は、本発明をアウトドアレジャ
ーに使用するのに最適なケース1に採用した一実施形態
を示し、テーブル等の天板Tに挟着状に保持しうるもの
である。このケース1は、硬質合成樹脂製で、図1〜図
7に示しているように、上端開口箱形のケース本体2
と、左右のサイドカバー3と、左右の上下一対の出退自
在な上下部ケース保持アーム4,5と、布巾等のハンガ
ー6とから主構成され、内部にかご7(ざる)が嵌合さ
れると共に上端開口に蓋8が開閉及び着脱可能に装着さ
れており、蓋8はクランパ9によりケース本体2に係止
されるようになっている。
【0011】前記ケース本体2は、図9〜図11にも示
しているように、上端開口の箱形で、開口に向って漸次
外方に拡がる側壁を備え、上端前後に断面コ字形の外向
き鍔10A,10Bが突出状に設けられ、前側鍔10A
の左右方向中央に前記クランパ9の装着用切欠き部11
が設けられ、後側鍔10Bの左右両端部に棒状の蓋係合
部材12がブラケット13,13を介して後端縁と平行
にかつ後方斜め上向きに突出状に設けられている。
【0012】また、ケース本体2の前後面及び底面に
は、前記カバー3が嵌合される段差14が設けられてい
る。なお、該本体2の前後壁2A,2Bと左右側壁2
C,2Dの区分は、前記段差14を界とする。前記側壁
2C,2Dの前後面には、上下方向に延びるカバー係合
溝15が夫々設けられている。そして、ケース本体2の
左右両側壁の開口縁には、カバー嵌合段差16が形成さ
れるように、板状の外向き鍔17が前後方向中央部を除
いて夫々設けられ、該鍔17が前記サイドカバー3の支
持体となっている。
【0013】さらに、ケース本体2の左右の前後方向中
央部には、外向き鍔17の間に位置して肩掛けベルト用
の掛止部18が突設されている。ケース本体2の左右両
側壁2C,2Dの下端部には、前後方向に全幅にわたっ
て下部の前記アーム5が嵌装されるアーム収容切欠部1
9が側壁2C,2Dと平行に設けられると共に、該切欠
部19の下部に下部アーム支持案内条片20が前後方向
にかつ後部を残して略全幅にわたって前記鍔17と平行
に設けられている。
【0014】そして、前記切欠部19の左右壁には、該
アーム支持案内条片20の後端から上方に延びる下部ア
ーム退入ストッパ21が設けられると共に、前記アーム
支持案内条片20の上方近傍に、下部アーム案内突条2
2が設けられ、前端寄りに前記アーム5の進出限を規制
する長方形の下部アーム進出ストッパ23が設けられ、
該ストッパ23の後側及び前記ストッパ21の前側に位
置して、前記アーム5の出退時の下記アーム保持突起2
4,25が突設され、該突起24,25により前記アー
ム5が自然に出退しないようにしてある。
【0015】ケース本体2の左右側壁2C,2Dの上部
には、前記下部アーム支持案内条片20と平行な上部ケ
ース保持アーム4の第1,第2アーム支持案内条片2
6,27が、上下に位置してアーム4の上下寸法よりも
若干広い間隔で突設され、該案内条片26,27の後端
部に位置して上部アーム退入ストッパ兼孔栓28が設け
られると共に、下側の前記案内条片27の上方近傍に上
部アーム案内突条29が設けられ、ケース本体2の前後
方向中央部に位置して前記アーム4の進出限を規制する
長方形の上記アーム進出ストッパ30が設けられてい
る。
【0016】また、前記ストッパ28の前後とストッパ
30の後側に位置して、前記アーム4の出退時の上部ア
ーム保持突起31,32が突設され、該突起31,32
により前記アーム4が自然に出退しないようにしてあ
る。さらに、前記左右側壁2C,2Dには、前記案内条
片27の下側後方に位置して、これと平行にハンガー位
置決め案内条片33が設けられ、該案内条片33の前端
の前方に上下方向に延びるハンガー挿通孔栓34が突設
されており、前記案内条片33の前端の前方に間隔をも
って2つのハンガー6の出退時のハンガー保持突起3
5,36が突設され、該突起35,36により前記ハン
ガー6が自然に出退しないようにしてある。
【0017】前記ケース本体2の底面には、左右両端部
に位置して、カバー位置決め係止突起37が夫々3カ所
に設けられている。そして、ケース本体2の両側壁2
C,2Dの上部には、前記第1アーム支持案内条片26
の上側に位置してカバー固定ねじ孔38が設けられてお
り、固定ねじ39によりサイドカバー3が取付けられる
ようになっている。
【0018】前記サイドカバー3は、左右同一物即ち同
形同寸で、図12〜図16にも示されているように、ケ
ース本体2の左右両側壁2C,2Dと同じ傾斜角度でし
かも前記側壁2C,2Dを外側から完全に被う側壁3A
を有し、上端部前後にケース本体2の前後の外向き鍔1
0A,10Bと同形同寸の断面コ字状の外向き鍔40
A,40Bが設けられており、ケース本体2への被着状
態において、ケース本体2の外向き鍔10A,10Bの
外面と該外向き鍔40A,40Bの外面が面一となると
共に、ケース本体2の前後側壁2A,2Bの外面と、サ
イドカバー側壁3Aの外面が面一となるように形成され
ている。
【0019】そして、サイドカバー3の側壁3Aの上部
には、左右外方に膨出状に、上部ケース保持アーム4と
ハンガー6の収容部41が上下に位置して形成され、該
収容部41の前後壁に、前記ケース本体2の第1,第2
アーム支持案内条片26,27間の寸法と同じ高さでか
つ前記アーム4の左右幅より若干大きい幅の長方形の上
記アーム挿通孔42が設けられると共に、該アーム挿通
孔42の下側に長円形のハンガー挿通孔43が、前記ケ
ース本体2のハンガー位置決め案内条片33及び前記孔
栓34に対応する位置に設けられている。
【0020】また、サイドカバー3の前記収容部41の
上部壁には、前後方向中央部に前記ベルト掛止部18が
貫通する切欠き状の開口44が設けられ、前後方向両端
部に前記ケース本体2のねじ孔38に対応して固定ねじ
挿通孔45が設けられ、前記固定ねじ39によりサイド
カバー3をケース本体2に固定するようになっている。
【0021】前記サイドカバー3の収容部41の内面に
は、前記両挿通孔42,43の間に位置して上部嵌合突
条46が設けられると共に、該突条46の下側にハンガ
ー位置決め案内突条47が設けられている。また、サイ
ドカバー3の側壁3A下部には、前後面に下部ケース保
持アーム5の断面寸法よりも若干大きい上下方向に長い
長方形の下部アーム挿通孔48が設けられており、該挿
通孔48の上部位置に対応して側壁3A内面に下部アー
ム位置決め案内突条49が設けられ、側壁3A内面に
は、前記案内突条49の下方でかつ前記下部アーム挿通
孔48よりも下方に位置して下部嵌合突条50が設けら
れている。
【0022】また、サイドカバー3の下面3Bには、前
記ケース本体2のカバー位置決め係止突起37が嵌合す
る係合孔51が、前記係止突起37に対応して設けられ
ている。そして、サイドカバー3の側壁3A内面には、
前後対向位置でかつケース本体2の前記係合溝15に対
応する位置に、上下方向に延びる係合突条52が設けら
れている。
【0023】前記上部ケース保持アーム4は、左右同形
同寸で、図17、図18に示すように、先端部4Aが下
方に直角に屈曲され、両側面に長手方向両端部を残して
凹部53が形成されて断面I形となっており、該凹部5
3内に前記ケース本体2の上部アーム進出ストッパ30
が嵌合し、前記アーム4が摺動自在となっている。そし
て、前記ストッパ30には、前記アーム4の後端側縁4
Bの前面が当接して、進出を規制するようになってい
る。
【0024】また、該アーム4の後端側縁4Bの前縁に
は、アーム退入限において前記アーム退入保持突起31
の先端が若干係合して、前記アーム4が自然に進出しな
いように保持するようになっており、アーム4の後端側
縁4Bの後縁には、アーム進出限において、即ち前記ス
トッパ30にアーム後端側縁4Bの前面が当接したとき
に、前記ケース本体2の上部アーム進出保持突起32の
先端が若干係合して、前記アーム4が自然に退入しない
ようになっている。
【0025】さらに、前記アーム4の先端部4Aは前端
面は、その退入限において、図6、図7に示しているよ
うに、ケース本体2の前側外向き鍔10Aの前端面から
可及的に突出しないように(面一が好ましい)してあ
り、アーム4の下方に向いた端面4Cには、ゴムなどの
弾性材からなる滑り止め部材54が嵌着されている。前
記下部ケース保持アーム5は、左右同形同寸で、図19
に示すように、先端部5Aが上方に直角に屈曲され、両
側面に長手方向両端部を残して凹部55が形成されて断
面I形となっており、該凹部55内に前記ケース本体2
の下部アーム進出ストッパ23が嵌合し、前記アーム5
が摺動自在となっている。そして、アーム5の先端部5
A前端面は、その退入限において、図6、図7に示すよ
うに、ケース本体2の前側外向き鍔10Aの前端面と略
面一とされ(可及的に鍔10A前端面から突出しないの
が好ましい)、アーム5の上方に向いた端面5Cには、
ゴムなどの弾性材からなる滑り止め部材56が嵌着され
ている。
【0026】なお、前記下部ケース保持アーム5の後端
側縁5Bは、進出限においてその前面が前記ケース本体
2の下部アーム進出ストッパ23の後端面に当接して進
出が規制され、後縁がケース本体2の下部アーム進出保
持突起24の先端に若干係合して、前記アーム5が自然
に退入しないようになっており、また、退入限において
前記側縁5Bの前縁が、ケース本体2の下部アーム退入
保持突起25の先端に若干係止して、前記アーム5が自
然に進出しないようになっている。
【0027】前記ハンガー6は、図20〜図22に示し
ているように、平面視門形を呈し、布巾掛け部6Aがケ
ース本体2の後側外向き鍔10B及び側壁外向き鍔17
の形状に沿うように、両端部をアーム部6B側に若干屈
曲させた形状とされ、かつその断面がU字状とされてい
る。そして、前記アーム部6Bは断面長円形で、後端に
は対向内方に突出する係止突起57が設けられており、
該突起57が、ケース本体2のハンガー保持突起35,
36に係止されるようになっている。
【0028】前記蓋8は、半透明又は透明材料からな
り、図23、図24にも示しているように、平面視略方
形状で、四周に外向き鍔58が設けられ、該鍔58の外
端縁がケース本体2の前記鍔10A,10B,17の外
端縁と面一か若干小さくしてあり、前記鍔58の下側の
開口端縁8Aが、前記かご7の開口内側に嵌合するよう
にしてある(図8参照)。
【0029】そして、前記鍔58の前側中央には、クラ
ンパ9の係合切欠部59が設けられ、その内側上面にク
ランパ係止突条60が設けられている。前記鍔58の左
右両側には、その前後方向中央に位置して肩掛けベルト
係止部18に対応する切欠部61,61が設けられてい
る。さらに、前記鍔58の後側左右には、ケース本体2
の蓋係合部材12に対応して、蓋係止片62,62が後
方に突出状に設けられている。
【0030】この蓋係止片62は、ケース本体2の前記
蓋係合部材12と後側外向き鍔10B及びブラケット1
3の間に形成された空間に挿入され、ケース本体2に着
脱自在であり、該係止片62を中心として、蓋8が上下
方向に回動し開閉可能となっている。前記かご7は、図
25、図26に示しているように、上端開口に外向き鍔
63を有し、前記ケース本体2内に嵌合されて、前記鍔
63がケース本体2の前記各鍔10A,10B,17の
上面に重なって載るようになっており、鍔63の外周端
が前記ケース本体2の鍔10A,10B,17の外周端
と合致する大きさとされ、さらに、鍔63の前後左右略
中央部分に、クランパ9及びベルト係止部18に対応す
る切欠部64,65が設けられている。
【0031】上記実施形態において、上下部ケース保持
アーム4,5、ハンガー6及び両サイドカバー3をケー
ス本体2に組付けてケース1を完成させる場合について
説明する。まず、ケース本体2の左右両側壁2C,2D
の第1、第2アーム支持案内条片26,27の間に上部
ケース保持アーム4を、凹部53に上部アーム進出スト
ッパ30が嵌合するように、かつ先端部4Aがケース本
体2の前側壁から突出するように嵌め込み、ケース本体
2の左右両側壁2C,2Dのアーム収容切欠部19の下
部アーム支持案内条片20の上に、下部ケース保持アー
ム4をその凹部55に下部アーム進出ストッパ23が嵌
合するように、しかも先端部5Aがケース本体2の前側
壁から突出するように嵌め込む。
【0032】次に、各サイドカバー3のハンガー挿通孔
43に、ハンガー6のアーム部6Bを後側に布巾掛け部
6Aが出るように挿し込んだ後、ケース本体2の両側壁
2Aに設けた第2アーム支持案内条片27の下側にサイ
ドカバー3の上部嵌合突条46を当てがい、下部アーム
支持案内条片20の下側にサイドカバー3の下部嵌合突
条50を当てがってから、両サイドカバー3を左右両外
方から押し込むことにより、サイドカバー3はその弾性
によって若干外方に拡がり、ケース本体2の底部に設け
たカバー位置決め係止突起37に、サイドカバー3の係
合孔51が嵌合すると共に、ケース本体2の前後左右の
カバー係合溝15にサイドカバー3の係合突起52が嵌
合し、前記本体2の段差14,16にサイドカバー3側
端縁が当接する。
【0033】ケース本体2にサイドカバー3が嵌合する
と、両者は外向き鍔10A,10B,17が面一となる
と共に、前後壁2A,2B,3Aが面一になり、両サイ
ドカバー3の後側に位置する上部アーム挿通孔42が、
ケース本体2の前記アーム退入ストッパ兼孔栓28によ
り閉塞される。また、サイドカバー3の前側に位置する
ハンガー挿通孔43が、ケース本体2の前記ハンガー挿
通孔栓34により閉塞される。
【0034】なお、サイドカバー3の後側に位置する下
部アーム挿通孔48は、キャップ66により塞がれる。
そして、サイドカバー3の固定ねじ挿通孔45から、ケ
ース本体2のカバー固定ねじ孔38に、固定ねじ39を
ねじ込んで、サイドカバー3をケース本体2に固定する
ことにより、ケース1の組立が完了する。
【0035】本発明の上記実施形態に係るケース1を、
テーブル天板Tに取付けて保持させる場合は、図1に示
すように、上・下部ケース保持アーム4,5を前方に引
き出すことにより、下部ケース保持アーム5の先端部5
Aが上部ケース保持アーム4の先端部4Aよりも前方に
長く突出するので、下部ケース保持アーム4を前記天板
Tの下側に、上部ケース保持アーム5を天板Tの上側に
位置させて、前記天板Tを上下両面から前記両アーム
4,5で挟むように取付けることにより、ケース1は安
定的に天板Tに保持される。
【0036】したがって、天板T上にケース1を載せな
いため、テーブル上が広くなり、各種作業等がし易くな
る。そして、天板Tからケース1を取り外すときは、上
部ケース保持アーム4の先端を支点としてケース1の後
部を持ち上げ、下部ケース保持アーム5の先端を天板T
下面から離した状態で、ケース1をテーブルから離れる
方向に移動させることにより、簡単にかつ迅速に取り外
すことができる。
【0037】なお、ケース1をテーブル天板Tから外し
た後は、上・下ケース保持アーム4,5をサイドカバー
3内に退入させておくと、各アーム4,5に人や物が引
掛かることもなく、また持ち運びの際に邪魔にならな
い。また、前記ハンガー6は、布巾等を掛ける際に引き
出して使用し、不要なときはアーム部6Bをサイドカバ
ー3内に収納しておけばよい。
【0038】本発明の上記実施形態によれば、上・下部
ケース保持アーム4,5及びハンガー6は、使用時にの
み引き出し、不要時特に持ち運びや保管の際には、サイ
ドカバー3内に押し込んで、ケース本体2の外向き鍔1
0A,10B,17(最外端縁)から突出しないように
コンパクトにすることができ、至極便利で使い勝手が良
い。また、サイドカバー3を備えているので、上下部ケ
ース保持アーム4,5の組み付けが簡単であり、部品点
数を少なくしうるほか、左右同形同寸であるからサイド
カバー成形金型が1種類でよく、製造コストを低下させ
ることができる。
【0039】さらに、上下部ケース保持アーム4,5の
先端部4A,5Aが屈曲されているので、テーブル天板
T等の厚さ或いは形状の異なるものにも、対応させるこ
とができる。そして、ケース本体2が各案内条片26,
27,20を介して上・下部アーム4,5に位置決め支
持されるので、ケース1がテーブル等に確実にかつ安定
的に支持される。
【0040】本発明は、上記実施形態に限定されるもの
ではなく、例えば、サイドカバー3をなくしてケース本
体2の左右両側壁2C,2Dに、上下部ケース保持アー
ム4,5の収容部及びハンガー6の収容部を設けること
ができ、さらには、前記側壁2C,2Dにアーム支持部
を設けるだけでも良く、また、各アーム4,5の形状変
更はもとより、上部ケース保持アーム4を若干短くして
ケース本体2に固定することができるほか、バケツ、ざ
る、かご等のケースに上下部ケース保持アームを装着す
るなど、適宜設計変更が可能である。また、前記各アー
ムは、ケース本体の後側に出退可能に設け、ハンガーは
前側又は左右いずれかに設けてもよい。
【0041】
【発明の効果】本発明は、上述のように、ケース本体の
左右両側に、上下に位置して又は後側でテーブル等に上
下から挟むようにケース本体を保持させる上下一対のケ
ース保持アームが設けられ、下部ケース保持アームがケ
ース本体の前又は後面に対して出退自在とされているこ
とを特徴とするものであるから、ケースをテーブル天板
等の上に載せることなくその側部に簡単にかつ確実にし
かも安定的に保持させることができ、テーブル上等を広
く使うことができると共に保管スペースを小さくできる
(請求項1)。
【0042】また、請求項2に記載の発明によれば、上
部ケース保持アームが出退自在であるから、持ち運びや
保管時に退入させてコンパクトにでき、保管スペースを
小さくできる。そして、請求項3に記載の発明によれ
ば、前記各ケース保持アームの先端が、退入時にケース
本体の最外端縁から可及的に突出しないようになってい
るので、持ち運びの際に各アームが邪魔にならず、持ち
運びが容易であり、アウトドアレジャーに最適である。
【0043】さらに、請求項4に記載の発明によれば、
ケース本体の前記ケース保持アームが出退しない側に、
布巾等のハンガーがケース本体の前後左右のいずれかの
側面と平行に設けられているので、布巾等を掛けて乾か
したりするのに便利でかつ衛生的である。請求項5に記
載の発明によれば、前記ケース本体の左右両端部に、サ
イドカバーが設けられ、該サイドカバーに上・下部ケー
ス保持アームが装着されると共に、アーム収容部が設け
られ、かつ前記アームの突出側の反対側に位置するハン
ガーの両端部が前記サイドカバーに装着されているの
で、サイドカバーを左右同形同寸として製造コストの低
下を図りうるうえ、部品点数が少なく、組立てが簡単で
あり、外観を良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す使用状態の斜視図で
ある。
【図2】同実施形態の正面図である。
【図3】同背面図である。
【図4】同平面図である。
【図5】同底面図である。
【図6】同左側面図である。
【図7】同右側面図である。
【図8】図4のA−A線断面拡大図である。
【図9】同実施形態におけるケース本体の一部破断正面
図である。
【図10】図9の左側面図である。
【図11】図中の中心線から右側は図9の平面図、左側
は図9の底面図である。
【図12】同実施形態におけるサイドカバーの正面図で
ある。
【図13】図12の平面図である。
【図14】図中の中心線から左側は図12の右側面図、
右側は図12の右側面図である。
【図15】図13のB−B線断面図である。
【図16】図15のC−C線断面拡大図である。
【図17】同実施形態における上部ケース保持アームの
側面図である。
【図18】図17の下面図である。
【図19】同実施形態における下部ケース保持アームの
側面図である。
【図20】同実施形態におけるハンガーの平面図であ
る。
【図21】図20の上面図である。
【図22】図20の左側面図である。
【図23】同実施形態における蓋の一部破断側面図であ
る。
【図24】図中の中心線から左側は図23の平面図、右
側は図23の下面図である。
【図25】同実施形態におけるかごの平面図である。
【図26】図25のD−D線矢視断面図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 ケース本体 2A 前壁 2B 後壁 2C,2D 側壁 3 サイドカバー 3A 側壁 4 上部ケース保持アーム 4A 先端部 5 下部ケース保持アーム 5A 先端部 6 ハンガー 10A 前側の外向き鍔(最外端縁) 19 下部アーム収容切欠部 41 上部アーム及びハンガー収容部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース本体の左右両側に、上下に位置し
    て又は後側でテーブル等に上下から挟むようにケース本
    体を保持させる上下一対のケース保持アームが設けら
    れ、下部ケース保持アームがケース本体の前又は後面に
    対して出退自在とされていることを特徴とするケース。
  2. 【請求項2】 上部ケース保持アームがケース本体の前
    又は後面に対して出退自在とされていることを特徴とす
    る請求項1に記載のケース。
  3. 【請求項3】 前記各ケース保持アームの先端が、退入
    時にケース本体の最外端縁から可及的に突出しないよう
    にされていることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    ケース。
  4. 【請求項4】 ケース本体の前記ケース保持アームが出
    退しない側に、布巾等のハンガーがケース本体の前後左
    右のいずれかの側面と平行に設けられていることを特徴
    とする請求項1,2又は3に記載のケース。
  5. 【請求項5】 前記ケース本体の左右両端部に、サイド
    カバーが設けられ、該サイドカバーに上・下部ケース保
    持アームが装着されると共に、アーム収容部が設けら
    れ、かつ前記アームの突出側の反対側に位置するハンガ
    ーの両端部が前記サイドカバーに装着されていることを
    特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のケース。
JP9003288A 1997-01-10 1997-01-10 ケース Pending JPH10192031A (ja)

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