JPH10190900A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10190900A
JPH10190900A JP8351465A JP35146596A JPH10190900A JP H10190900 A JPH10190900 A JP H10190900A JP 8351465 A JP8351465 A JP 8351465A JP 35146596 A JP35146596 A JP 35146596A JP H10190900 A JPH10190900 A JP H10190900A
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JP
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data
serial
unit
reception
bit
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JP8351465A
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English (en)
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Akikiyo Yoshida
明磨 吉田
Shiyoukiyou Kou
松強 黄
Tokuji Kaneko
徳治 金子
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御基板の実装スペースの有効利用や組立性
ならびに汎用性の向上を図ると共に、エラーが少なく信
頼性の高いデータ通信が可能な画像形成装置。 【解決手段】 状態検出手段により検出した入力データ
の状態や所定の規則に従って装置全体を制御する制御指
令手段206と、状態検出手段により検出した入力デー
タを記憶する機能を有する入力ユニット640〜64
2、または、駆動手段を駆動するための出力データを記
憶する機能を有する出力ユニット650〜652の複数
のユニットとの間において、ネットワーク手段621,
621aを有するSIOC521を用いて、エラー処理
や異常検知を行いながら、データのシリアル通信制御を
効率良く行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装置本体の各部の
駆動または状態検知をネットワークを介して行って制御
する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置の各部の駆動するた
めのデータまたは状態検知されたデータは、装置全体を
制御する制御CPUのアドレス空間の一部に配置された
レジスタに格納され、前記レジスタはクラッチ等の負荷
を駆動するためのトランジスタや、用紙の有無の検出等
を行うセンサ入力信号に直接接続されている。
【0003】すなわち、装置全体を制御するCPUは、
入力レジスタ(前記レジスタの入力専用のレジスタ)の
データをリードすることにより状態検知手段の検出状態
を検知し、出力レジスタ(前記レジスタの出力専用のレ
ジスタ)にデータをライトすることにより各部の駆動を
制御している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成では、装置全体を制御するCPUの近くに入力レジ
スタ、出力レジスタおよび駆動用のトランジスタを配置
することが必要であり、制御基板のスペースが大きくな
る要因のひとつとなる。また、制御基板からは負荷を駆
動するためのクラッチや用紙の有無等を検出するセンサ
の数に比例した制御信号線が出力または入力されるた
め、制御基板の周辺には多数の信号線が実装され、実装
スペースの有効利用や組立性での弊害が大きくなってき
ている。このようなことは装置が大きくなり複雑になる
につれて、制御基板から負荷またはセンサまでの信号線
の長さが長くなり、また本数も多くなり、より大きな課
題となってきている。
【0005】また、制御基板は、装置の持つクラッチ等
の負荷やセンサの個数に応じて最適に設計されるため、
装置の構成が変更になる毎に制御基板を作り直す必要が
ある。
【0006】これらの課題を解決するためには、ひとつ
の制御CPUで行っていた処理を機能ごとに複数の制御
CPUに分割し、制御基板を物理的に分割する手法が提
案されている。しかし、この手法では、CPUを分割し
たことによる通信プロトコルのオーバーヘッドや追加す
るCPUやROM,RAMのコストアップという別の弊
害がある。さらに、この手法では、制御基板を汎用性の
高い基板に仕立てることは困難である。
【0007】また、従来の制御基板と負荷又はセンサと
の間における通信制御においては、主にパリティチェッ
ク等のエラーコレクションであり、また、その伝送経路
の断線や短絡等の異常検出を確実に行っていないため、
必ずしも信頼性の高いデータ通信を行っているとは言え
ない。
【0008】そこで、本発明の目的は、制御基板の実装
スペースの有効利用や、組立性ならびに汎用性の向上を
図ると共に、エラーが少なく信頼性の高いデータ通信が
可能な画像形成装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、装置本体の各
部の状態を検出する状態検出手段と、前記装置本体の各
部の駆動を行う駆動手段と、前記状態検出手段により検
出した入力データの状態に基づいて、前記装置本体の全
体を制御する制御指令手段と、前記状態検出手段により
検出した入力データを記憶する機能を有する入力ユニッ
トと、前記駆動手段を駆動するための出力データを記憶
する機能を有する出力ユニットと、前記制御指令手段と
前記入力ユニットまたは前記出力ユニットの複数ユニッ
トとの間でデータを送受信するネットワーク手段と、前
記ネットワーク手段にデータを送受信するタイミング制
御手段と、前記入力ユニットから前記ネットワーク手段
を介して受信した複数回分の受信データを記憶する受信
データバッファと、前記受信データバッファを比較する
比較手段と、前記比較手段の比較結果に応じて、受信デ
ータを無効にするデータ無効手段とを具えることによっ
て、画像形成装置を構成する。
【0010】ここで、前記ネットワーク手段は、データ
をシリアルに転送するシリアル転送手段によって構成す
ることができる。
【0011】前記受信データバッファを比較する比較手
段は、少なくとも2回以上のデータの一致を比較し、一
致していないときには受信データを無効にすることがで
きる。
【0012】前記ネットワーク手段の伝送経路の異常状
態を検知する伝送経路異常検知手段をさらに具えて構成
することができる。
【0013】前記伝送経路異常検知手段は、前記制御指
令手段が、予め定められた検出用データを送信後に当該
検出用データを受信してデータの不一致を検出すること
によって、異常状態を検知することができる。
【0014】また、本発明は、装置本体の各部の状態を
検出する状態検出手段と、前記装置本体の各部の駆動を
行う駆動手段と、前記状態検出手段により検出した入力
データの状態に基づいて、前記装置本体の全体を制御す
る制御指令手段と、前記状態検出手段により検出した入
力データを記憶する機能を有する入力ユニットと、前記
駆動手段を駆動するための出力データを記憶する機能を
有する出力ユニットと、前記制御指令手段と前記入力ユ
ニットまたは前記出力ユニットの複数ユニットとの間で
データを送受信するネットワーク手段と、前記ネットワ
ーク手段の伝送経路の異常状態を検知する伝送経路異常
検知手段とを具えることによって、画像形成装置を構成
する。
【0015】ここで、前記ネットワーク手段は、前記制
御指令手段を一端とし、前記入力ユニットまたは前記出
力ユニットが直列に接続されており、転送データは双方
向の双受信を可能とすることができる。
【0016】前記伝送経路異常検知手段は、前記制御指
令手段が、予め定められた検出用データを送信後に当該
検出用データを受信してデータの不一致を検出すること
によって、異常状態を検知することができる。
【0017】前記伝送経路異常検知手段は、前記ネット
ワーク手段の伝送経路における断線または短絡の異常状
態を検知することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を詳細に説明する。
【0019】まず、本発明に用いられる画像形成装置の
全体構成の概略を、図22〜図24に基づいて説明す
る。
【0020】図22において、100は複写装置本体で
あり、180は循環式自動原稿送り装置(RDF)であ
る。
【0021】画像読み取り部201は、原稿載置台とし
てのプラテンガラス101、スキャナ102、原稿照明
ランプ103、走査ミラー104〜106、レンズ10
8、CCDセンサ109等で構成される。不図示のモー
タによりスキャナが所定方向に往復走査されて原稿10
の反射光を、走査ミラー104〜106を介して、レン
ズ108を透過して、CCDセンサ109に結像する。
【0022】120は、レーザ、ポリゴンスキャナ等で
構成された露光制御部である。この露光制御部120
は、イメージセンサ部109で、電気信号に変換され、
後述する所定の画像処理が行われた画像信号に基づいて
変調されたレーザ光129を、感光体ドラム110に照
射する。
【0023】感光体ドラム110の回りには、1次帯電
器112、現像器121、転写帯電器118、クリーニ
ング装置116、前露光ランプ114が装備されてい
る。
【0024】画像形成部126において、感光体ドラム
110は不図示のモータにより図に示す矢印の方向に回
転しており、1次帯電器112により所望の電位に帯電
された後、露光制御部120からのレーザ光129が照
射され、静電潜像が形成される。感光体ドラム110上
に形成された静電潜像は、現像器121により現像され
て、トナー像として可視化される。
【0025】一方、上段カセット131あるいは下段カ
セット132からピックアップローラ133,134に
より給紙された転写紙11は、給紙ローラ135,13
6によって本体内に送られ、レジストローラ137によ
り転写ベルト130に給送され、可視化されたトナー像
が転写帯電器118により転写紙11に転写される。転
写後の感光体ドラム110は、クリーナー装置116に
より残留トナーが清掃され、前露光ランプ114により
残留電荷が消去される。転写後の転写紙11は、転写ベ
ルト130から分離され、定着前帯電器139,140
によりトナー像が再帯電され、定着器141に送られ加
圧、加熱により定着され、排出ローラ142により本体
100の外に排出される。
【0026】本体100には、例えば4000枚の転写
紙1を収納し得るデッキ150が装備されている。デッ
キ150のリフタ151は、給紙ローラ152に転写紙
が常に当接するように転写紙11の量に応じて上昇す
る。また、100枚の転写紙11を収納し得る、マルチ
手差し153が装備されている。
【0027】また、154は排紙フラッパであり、両面
記録側ないし多重記録側と排紙側の経路を切り替える。
排紙ローラ142から送り出された転写紙11は、この
排紙フラッパ154により両面記録側ないし多重記録側
に切り替えられる。また、158は下搬送パスであり、
排紙ローラ142から送り出された転写紙11を反転パ
ス155を介し、転写紙11を裏返して再給紙トレイ1
56に導く。この時、不図示であるが、再給紙トレイ1
56には積載された用紙をそろえるために、用紙搬送方
向と垂直方向に用紙の位置を規制する2つの規制板があ
り、この規制板は用紙積載時には用紙が再給紙トレイ1
56に搬送されることを妨げない位置に退避し、用紙が
再給紙トレイ156に積載された後、次の用紙が再給紙
トレイ156へ搬送されるまでの間に、2つの規制板は
用紙端部を押えるように移動して用紙をそろえる。
【0028】その後、次の用紙の再給紙トレイ156へ
の搬送にそなえ、妨げない位置に退避する。157は、
両面記録と多重記録の経路を切り替える多重フラッパで
あり、これを左方向に倒すことにより、転写紙11を反
転パス155に介さず、直接下搬送パス158に導く。
159は、経路160を通じて転写紙を感光体ドラム1
26側に給紙する給紙ローラである。161は、排紙フ
ラッパ154の近傍に配置されて、この排紙フラッパ1
54により排出側に切り替えられた転写紙11を機外に
排出する排出ローラである。両面記録(両面複写)や多
重記録(多重複写)時には、排紙フラッパ154を上方
に上げて、複写済みの転写紙を搬送パス155,158
を介して再給紙トレイ156に格納する。このとき、両
面記録時には、多重フラッパ157を右方向へ倒し、ま
た多重記録時には、多重フラッパ157を左方向へ倒
す。再給紙トレイ156に格納されている転写紙11
が、下から1枚ずつ給紙ローラ159により経路160
を介して本体のレジストローラ137に導かれる。本体
から転写紙11を反転して排出する時には、排紙フラッ
パ154を上方へ上げ、フラッパ157を右方向へ倒
し、複写済みの転写紙11を搬送パス155側へ搬送
し、転写紙11の後端が第1の送りローラ162を通過
した後に、反転ローラ163によって第2の送りローラ
側へ搬送し、排出ローラ161によって、転写紙11を
裏返して機外へ排出される。
【0029】図23は、画像形成装置の操作部を示した
ものである。451はテンキーであり、画像形成枚数の
設定やモード設定の数値入力に使用する。452はクリ
ア/ストップキーであり、設定された画像形成枚数や画
像形成動作の停止を行うために使用する。453はリセ
ットキーであり、設定された画像形成数や動作モードや
設定給紙等のモードを規定値に戻すためのものである。
454はスタートキーであり、このスタートキー454
の押下により画像形成動作を開始する。
【0030】469は液晶等で構成される表示パネルで
あり、詳細なモード設定を容易にするべく、設定モード
に応じて表示内容が変わる。本例では、カーソルキー4
66〜468で、表示パネル469のカーソルを移動さ
せ、OKキー464によって設定を決定させる。この設
定手法はタッチパネルで構成することも可能である。
【0031】471は紙種設定キーであり、標準より厚
い記録材へ画像形成を行うときに設定する。紙種設定キ
ー471によって厚紙モードが設定されると、LED4
70が点灯するように制御される。本例では、厚紙モー
ドの設定のみ可能であるが、必要に応じて、OHPやそ
の他の特殊紙用のモードの設定が可能となるように機能
を拡張することもできる。
【0032】475は両面モード設定キーであり、例え
ば、片面原稿から片面出力を行う「片−片モード」、片
面原稿から両面出力を行う「片−両モード」、両面原稿
から両面出力を行う「両−両モード」、両面原稿から2
枚の片面出力を行う「両−片モード」の4種類の両面モ
ードの設定が可能である。LED472〜474は、設
定された両面モードに応じて点灯し、「片−片モード」
ではLED472〜474は全て消灯し、「片−両モー
ド」ではLED472のみ点灯し、「両−両モード」で
はLED473のみ点灯し、「両−片モード」ではLE
D474のみが点灯するように制御される。
【0033】図24は、画像形成装置の画像処理制御の
ブロック図である。画像読み取り部201は、CCDセ
ンサ109、アナログ信号処理部202等により構成さ
れている。レンズ108を介してCCDセンサ109に
結像された原稿画像は、CCDセンサ109により、ア
ナログ電気信号に変換される。変換された画像情報は、
アナログ信号処理部に入力され、サンプル&ホールド、
ダークレベルの補正等が行われた後に、アナログ・デジ
タル変換(A/D変換)される。デジタル化された信号
は、シェーディング補正(原稿を読み取るセンサのばら
つき、および原稿照明用ランプの配光特性の補正)、変
倍処理後、電子ソータ部203に入力される。外部イン
ターフェイス(I/F)処理部209は、外部のコンピ
ュータから入力された画像情報を展開し、画像データと
して電子ソータ部203に入力される。電子ソータ部2
03では、γ補正等の出力系で必要な補正処理や、スム
ージング処理、エッジ強調、その他の処理、加工等が行
われ、プリンタ部204に出力される。
【0034】プリンタ部204は、図22により説明し
た、レーザ等から成る露光制御部120、画像形成部1
26、転写紙11の搬送制御部等により構成され、入力
された画像信号により転写紙上に画像を記録する。
【0035】また、CPU回路部205は、CPU20
6、ROM207、RAM208等により構成され、画
像読み取り部201、電子ソータ部203、プリンタ部
204等を制御し、本装置のシーケンスを総括的に制御
する。
【0036】次に、本発明に係るシリアルI/Oコント
ローラ521(以下、SIOCという)を、図22の画
像形成装置に適用した例を、図2に基づいて説明する。
図2は、画像形成装置を背面から見た図である。SIO
C521のユニットを含む構成を示している。520
は、図24でのCPU回路部205を含むメイン制御回
路部の構成である。メイン制御回路部520内には、S
IOC521が実装されている。このSIOC521
は、同じくメイン制御回路部520に実装されているC
PU206(制御指令手段)とバスインターフェース5
30を介して接続され、CPU206に入力負荷の状態
通知や、CPU206の指示により出力負荷を駆動す
る。
【0037】SIOC521は、シリアルラインS1,
S2,S3を通して、各シリアルノードを有するユニッ
ト501〜508に接続されている。501は、カセッ
ト131から転写紙11を給紙制御するための制御ユニ
ットである。
【0038】この制御ユニット501は、出力シリアル
ノード510と、入力シリアルノード511とを具えて
いる。出力シリアルノード510には、給紙ローラ13
5の駆動クラッチ、ピックアップローラ133の駆動ソ
レノイド、カセット131の用紙リフター(不図示)駆
動クラッチ、給紙ローラ直後の搬送パス部駆動クラッチ
が接続されている。また、入力シリアルノード511に
は、カセット131内の紙有り検知センサ、カセット1
31の用紙リフトを制御するための用紙上面検知セン
サ、給紙ローラ後にあり搬送部パス部紙検知センサが接
続されている。
【0039】502,503は、制御ユニット501と
同じ構成をもつ制御ユニットであり、入力シリアルノー
ド511a,511bと出力シリアルノード510a,
510bとを具えている。これら制御ユニット501,
503は、それぞれカセット132、デッキからの給紙
制御をするユニットである。そして、上記制御ユニット
501〜503はモジュール化され、給紙段毎に1つ接
続される。
【0040】504は、両面トレイ156の用紙の横方
向を規制する規制板駆動ユニットである。この規制板駆
動ユニット504には、出力シリアルノード512と入
力シリアルノード513とを具えている。出力シリアル
ノード512には、規制板602を駆動する4相2励磁
駆動のステッピングモータ601が接続されている。ま
た、入力シリアルノード513には、規制板602の位
置を判断するための位置検知センサ604が接続されて
いる。
【0041】ここで、規制板602の位置検知センサ6
04と規制板602との関係を図25を用いて説明す
る。図25において、ステッピングモータ601により
駆動ベルト605を介して、規制板602は矢印方向X
に移動する。規制板602の位置は最大用紙幅の場合を
示し、602の位置は最小用紙幅の場合を示している。
規制板602には、位置検知用のフラグ603が取り付
けられている。位置検知センサ604は、両面トレイ1
56に固定されており、規制板602が画像形成装置が
搬送できる最大用紙サイズよりも開いた位置に配置され
ている。
【0042】ステッピングモータ601への駆動は、S
IOC521のステッピングモータ制御モードの内部タ
イマによる自動相パターン切換モードで、ストローブ信
号を使用せずに駆動される。規制板601は、画像形成
開始時に初期化動作を行う。
【0043】初期化動作は、まず、位置検知センサ60
4がオンした位置で、SIOC521からCPU206
に位置検知センサ604の受信データ変化発生割り込み
が発生するように設定し、規制板602を開く方向に連
続モードで駆動する。位置検知センサ604がオンした
位置を、CPU206はSIOC521からの割り込み
によって判断し、CPU206はSIOC521のステ
ッピングモータ601の非常停止のホスト信号用定速ス
テップ設定レジスタとホスト信号用減速ステップ設定レ
ジスタ(説明は後述する)とを設定し、非常停止のホス
ト信号をセットする。このとき、停止位置は位置検知セ
ンサ604のオンの位置から10パルス分移動させて停
止するようにセットする。なお、上記二つの設定レジス
タは、ステッピングモータ駆動開始前に設定しておいて
もよい。
【0044】その後、位置検知センサ604がオフした
位置で、SIOC521からCPU206にセンサの受
信データ変化発生割り込みが発生するように設定し、移
動方向を反転する。その位置検知センサ604がオフし
た位置を、CPU206はSIOC521からの割り込
みによって判断し、CPU206はSIOC521のス
テッピングモータ601の非常停止のホスト信号用定速
ステップ設定レジスタとホスト信号用減速ステップ設定
レジスタとを積載する用紙の横幅の位置から10mm手
前の位置まで移動させる値に設定し、非常停止のホスト
信号をセットする。
【0045】用紙積載時は、前述のSIOC521のス
テッピングモータ制御モードで内部タイマによる自動相
パターン切換モードで定速設定モードを用いて、紙が両
面トレイ156に入った時に一度用紙の横幅の位置に規
制板602を閉じてから用紙横幅+10mmの位置に再
度開く。
【0046】また、図2において、505は、レジスト
ローラ駆動ドライバーユニットである。505には、出
力シリアルノード514と、入力シリアルノード515
とを具えている。出力シリアルノード514には、レジ
ストローラ137の駆動クラッチが接続されている。ま
た、入力シリアルノード515には、レジストローラの
タイミングをとるためのレジストローラ前センサが接続
されている。
【0047】506は、定着駆動ユニットである。この
定着駆動ユニット506は、出力シリアルノード516
と、入力シリアルノード517とを具えている。出力シ
リアルノード514には、定着ローラ駆動クラッチ、定
着ローラの汚れ除去用のウェイブ巻き取り駆動ソレノイ
ドが接続されている。入力シリアルノード515には、
定着入り口センサと定着出口センサとが接続されてい
る。この2つのセンサにより定着部のジャム検知を行っ
たり、定着以外でジャムが発生した場合の定着ローラ駆
動停止のタイミングを判断する。507は、反転排紙駆
動ユニットである。
【0048】507は、出力シリアルノード518と、
入力シリアルノード519とを具えている。出力シリア
ルノード518には、パス切換のフラッパー154,1
57の駆動ソレノイドや、反転ローラ162,163の
駆動方向切換CLがそれぞれ接続されている。入力シリ
アルノード519には、定着外排紙ローラ142とフラ
ッパー154との間にある内排紙センサと、外排紙ロー
ラの外側にある外排紙センサと反転排紙時の反転タイミ
ングを検知する反転センサとが接続されている。各々の
クラッチ、ソレノイドは、センサの検知タイミングによ
り制御される。
【0049】508,509は、光学ユニットの走査駆
動制御のためのユニットである。光学ユニット508
は、光学スキャナー102の位置を検知するための入力
シリアルノードであり、光学スキャナー102のホーム
ポジションを検知するホームポジションセンサ、画像露
光開始位置を検知する画先センサ、シェーディング可能
位置に光学スキャナーがあるか否か判断するための、シ
ェーディング位置検知センサが接続されている。また、
光学ユニット509は、光学スキャナー102を走査駆
動するためのステッピングモータである。この光学ユニ
ット509は、5相のステッピングモータであり、SI
OC521のステッピングモータ駆動パターン出力を5
相2−3励磁出力で駆動される。
【0050】また、SIOC521のステッピングタイ
ミングモードは外部トリガモードに設定され、CPU2
06からのトリガパルスに同期して相パターンを切り替
える。CPU206は、画先センサの検知でセンサ受信
データ変化発生割り込みを発生するようにSIOC52
1を設定することによって、画先の位置で割り込みを受
信して、トリガパルスの周期と数を制御する。
【0051】これら501から508までの各ユニット
における入力シリアルノードのセンサ入力値は、SIO
C521で2度読み出され続けて同じ値になった値をC
PU206に通知する。また、入力センサにおいて、通
常、SIOC521は、センサを常に所定時間毎にサー
チしてセンサ値を読み込み、CPU206からの割り込
み発生パターンの一致を判断しているが、CPU206
からの読み込み要求によりセンサの値を読み出してCP
U206へ通知する。上記搬送パス部のセンサは所定時
間毎のサーチ以外に、CPU206からの要求によって
読み出しを行う。
【0052】以上説明したように、SIOC521を設
けたことによって、画像形成装置の全体を総括的に制御
するCPU206と、各センサより検出した入力データ
値又は各駆動部を駆動するための出力データ値を記憶し
た複数のユニット501〜508との間でデータを送受
信することができる。
【0053】次に、シリアルI/Oコントローラ521
(SIOC)の内部構成を、図1〜図21に基づいて詳
細に説明する。
【0054】このSIOC521は、CPU、ROM、
RAM、割り込みコントローラ、バスインターフェー
ス、シリアルチャネルインターフェース、ステッピング
モータコントローラを1チップに集積した高機能通信制
御チップである。
【0055】具体的には、図1に示すように、SIOC
521は、内部のデバイスを制御するメイン制御部60
0と、ホスト700との接続のためのホストインターフ
ェース部610と、通信制御を実行するシリアルI/O
制御部620と、各ステッピングモータの制御を司るス
テッピングモータ制御部630とで構成されている。ま
た、シリアルI/O制御部620を介して、センサなど
を接続するセンサロジックICが実装された入力シリア
ルノード640〜642や、電磁クラッチ、ステッピン
グモータなどを接続するプリドライバICが実装された
出力シリアルノード650〜652に接続されている。
なお、図1の入力シリアルノード640〜642および
出力シリアルノード650〜652は、前記図2で述べ
た各ユニット501〜508における入力シリアルノー
ド511,511a,511b,513,515,51
7,519、および、出力シリアルノード510,51
0a,510b,512,514,516,518にそ
れぞれ対応するものである。
【0056】以下、各部の構成を順を追って説明する。
【0057】〔メイン制御部〕メイン制御部600につ
いて説明する。メイン制御部600は、内部制御を実行
するためにCPU601,ROM602,RAM60
3,タイマ604,割込コントローラ605で構成され
ている。後述する他の制御部の内部制御とホストインタ
ーフェース部610を介してのホスト700側との制御
を行っている。なお、本例では、ホスト700は、図2
および図24のCPU回路部205のCPU206を代
表して記載するものとする。
【0058】〔ホストインターフェース部〕ホストイン
ターフェース部610について説明する。ホストインタ
ーフェース部610は、他の制御部とホスト700側と
のインターフェースをとるため、いわゆるアドレスバ
ス、データバス、それに伴う制御線の制御を行うバスイ
ンターフェース611などより構成されている。アドレ
ス幅は10ビット、データバス幅は8/16ビットの切
り替え可能である。また、コントローラ内部リソースと
ホスト700側とが同一アドレスをアクセスした場合の
競合調停機能などを有している。
【0059】〔シリアルI/O制御部〕シリアルI/O
制御部620について説明する。シリアルI/O制御部
620は、各チャネル同じ構成をとる10チャネルのシ
リアルチャネル(シリアル転送手段としてのSIO)6
21と、制御ロジック(ボーレートジェネレタ)622
と、ホスト700とのコミュニケーションを仲介する制
御レジスタ群623とによって構成されている。
【0060】このシリアルチャネル(SIO)621
は、クロック(SCK)とデータ(SDT)の2線式の
構成になっていて半二重通信を行う。データは8ビット
単位で送受信しており、ボーレートは最大1Mbpsで
ある。シリアルノード間隔は最大1mまでで、かつ、シ
リアルI/Oコントローラ(SIOC)521から最終
端のシリアルノード間での距離は最大2mである。1チ
ャネルに対しては最大3つのアドレスを接続可能であ
り、1つのアドレスに対して接続可能なシリアルノード
は8ビットまでである。
【0061】また、各チャネルは、送信バッファ、受信
バッファ、6つの制御レジスタ{シリアルモードレジス
タ(SCnMOD)、シリアルコマンドレジスタ(SC
nCMD)、シリアル割り込みマスクレジスタ(SCn
INT)、シリアルステータスレジスタ(SCnS
R)、シリアル接続チェック結果レジスタ、ボーレート
コントロールレジスタ(BRnCR)}と、3つのシリ
アル送信データレジスタ(SCnTDT)、3つの受信
データレジスタ(SCnRDT)とを有している。送信
データレジスタ及び受信データレジスタは、接続するシ
リアルノードのアドレスに1対1に対応する。さらに、
全体として16ビットのシリアル割り込み発生レジスタ
(SCINTCH0/1)を有する(各レジスタについ
ての詳細な説明は後述する)。
【0062】ここで、SIO621と制御線621aと
は、前記入力ユニット又は前記出力ユニットの複数ユニ
ット間でデータを送受信するネットワーク手段を構成し
ている。また、メイン制御部600のタイマ604とシ
リアルI/O制御部620の制御ロジック622とによ
って、タイミング制御手段を構成している。
【0063】(制御レジスタ群)ここで、シリアルI/
O制御部620における制御レジスタ群623の内部の
各レジスタの構成及び機能を詳細に説明する。なお、こ
こでは、図2を代表して説明し、その内部の各レジスタ
についての図示は行なわない。
【0064】(1)シリアルモードレジスタ(SCnM
OD) このシリアルモードレジスタ(SCnMOD)により、
以下の各ビットの設定が行える。
【0065】●受信リピート制御ビット(RPT) 受信リピート制御ビット(RPT)は、受信をリピート
するかどうかを指定する。リピートを解除するにはこの
ビットを「0」に設定するか、受信許可ビットを「0」
にする。
【0066】●2度読み確定ビット(CMP) 2度読み確定ビット(CMP)は、受信モードのとき、
連続して同じ値を受信するまで、受信を繰り返すかどう
かの指定が行え、「0」の時に2度読み確定禁止とな
り、「1」の時に2度読み確定許可となる。
【0067】●受信データ変化検知制御ビット(CH
G) 受信データ変化検知制御ビット(CHG)は、前回の受
信データと比較して、データに変化があったかどうかを
調べる。変化があった場合には、シリアルステータスレ
ジスタ(SCnSR)に「1」がセットされ、割り込み
が許可になっていれば割り込みが発生する。
【0068】●ダミーカウント制御ビット(DMCNT
E) ダミーカウント制御ビット(DMCNTE)は、通信フ
レーム中に、ダミーカウントを入れるかどうかの指定が
行え、「0」の時にダミーカウント禁止となり、「1」
の時にダミーカウント許可となる。ダミーカウント挿入
により、後述するシリアルI/Oノードに内蔵されてい
る通信カウンタのずれを補正することが可能となる。
【0069】●エラー時のリトライ制御ビット(RST
RT) リトライ制御ビット(RSTRT)は、パリティエラー
発生時の通信の再実行の指定が行え、「0」の時にリト
ライ禁止となり、「1」の時にリトライ許可となる。リ
トライを許可することによって、パリティエラー発生時
に1回だけ通信の再実行を自動的に行うことができる。
再実行後、再度パリティエラーが発生した場合には、後
述するパリティエラービットをセットし、後述するエラ
ー割り込みを発生して通信を終了する。
【0070】●アドレス制御ビット(AD2/AD1/
AD0) アドレス制御ビット(AD2/AD1/AD0)は、各
アドレスに対して受信するかどうかを指定する。リピー
トモードが指定されているときには「1」にセットされ
ているアドレスを順に繰り返して受信する。送信時は、
どのシリアル送信データレジスタ(SCnTDT)に書
き込まれたかによってアドレスが決定するため、このビ
ットの設定は関係しない。
【0071】(2)シリアルコマンドレジスタ(SCn
CMD) このシリアルコマンドレジスタ(SCnCMD)によ
り、以下の各ビットを設定することによって、下記に述
べる制御が可能である。
【0072】●送信許可ビット(TXE) 送信許可ビット(TXE)は、送信の許可/禁止を制御
する。このビットを「1」にセットすると、「0」にす
るまで「1」のままで、このビットが「1」の時はシリ
アル送信データレジスタ(SCnTDT)にデータを書
き込むと送信を開始する。このビットを「1」にセット
する前にシリアル送信データレジスタ(SCnTDT)
にデータを書き込んだ場合は、このビットを「1」にセ
ットした時点で送信を開始する。送信は、受信より優先
され、従ってリピート受信中にシリアル送信データレジ
スタ(SCnTDT)にデータが書き込まれた場合に
は、実行中の受信が終了したら送信を開始する。送信が
終了したらリピート受信を再開する。
【0073】●受信許可ビット(RXE) 受信許可ビット(RXE)は、受信の許可/禁止を制御
する。このビットを「1」にセットすると受信アドレス
指定ビットで指定されたアドレスの受信を開始する。シ
ングルの時は受信が終了すると「0」にクリアされる。
リピートの時は、「0」にクリアされずに、受信アドレ
ス指定ビットで指定されたアドレスを順次受信し続け
る。このときは、このビットに「0」を書き込めば終了
する。
【0074】●リセットビット(RST) リセットビット(RST)は、ノードをリセットするこ
とが可能になる。このビットを「1」にセットすると、
ノードをリセットするためのフレームを通信する。リセ
ットフレームの通信が終了すると、「0」にクリアされ
る。
【0075】●接続チェックビット(CHK) 接続チェックビット(CHK)は、通信ラインの接続を
チェックするためのビットである。このビットを「1」
にセットすると、ノードを接続チェックモードにするた
めのフレームを通信し、フレームの通信が終わると、
「0」にクリアされる。シリアルノードは、接続チェッ
クモードでは、一度、入力素子及び出力素子から切り離
される。
【0076】(3)シリアル割り込みマスクレジスタ
(SCnINT) このシリアル割り込みマスクレジスタ(SCnINT)
により、以下のような各ビットを設定することによっ
て、状態監視が可能になる。
【0077】●接続アドレス指定ビット(CNCT1/
CNCT0) 接続アドレス指定ビット(CNCT1/CNCT0)
は、チャネルに接続してあるアドレスを指定する。接続
チェックルーチンでは、ここで指定された情報を元に接
続状態を調べる。
【0078】具体的には、 00:アドレス0のみ 01:アドレス0とアドレス1 10:アドレス0、アドレス1、アドレス2 11:なし をそれぞれ示す。
【0079】●受信データ変化割り込み許可ビット(I
NTUM) 受信データ変化割り込み許可ビット(INTUM)は、
受信データ変化検知を行っているときに、受信データに
変化があった場合の割り込みを許可するかどうかを指定
する。「0」で禁止を示し、「1」で許可を示す。
【0080】●パリティエラー割り込み許可ビット パリティエラー割り込み許可ビットは、パリティエラー
が発生した場合の割り込み通知を許可するか否かを指定
する。「0」で禁止を示し、「1」で許可を示す。
【0081】●接続チェック終了割り込み許可ビット
(INTCHK) 接続チェック終了割り込み許可ビット(INTCHK)
は、接続チェックが終了したときの割り込み通知を許可
するかどうかを指定する。「0」で禁止を示し、「1」
で許可を示す。
【0082】●受信終了割り込み許可ビット(INTR
X) 受信終了割り込み許可ビット(INTRX)は、受信が
終了した時の割り込み通知を許可するかどうかを指定す
る。「0」で禁止を示し、「1」で許可を示す。
【0083】●送信終了割り込み許可ビット(INTT
X) 送信終了割り込み許可ビット(INTTX)は、送信が
終了した時の割り込み通知を許可するかどうかを指定す
る。「0」で禁止を示し、「1」で許可を示す。
【0084】(4)シリアルステータスレジスタ(SC
nSR) このシリアルステータスレジスタ(SCnSR)によ
り、以下の各ビットを設定することによって、状態監視
が可能になる。
【0085】●接続チェック結果ビット(CHKRL
T) 接続チェック結果ビット(CHKRLT)は、接続チェ
ックテストの結果を知らせるビットである。「0」で異
常なし、「1」で異常有りを示す。
【0086】●データ変化発生ビット(UMA2/UM
A1/UMA0) データ変化発生ビット(UMA2/UMA1/UMA
0)は、データ変化検知制御ビットが「1」のときに、
各アドレスで受信データが前回受信したデータと異なる
ことを知らせるビットである。「0」で変化あり、
「1」で変化なしを示す。
【0087】●パリティエラービット(PERR) パリティエラービット(PERR)は、通信でパリティ
エラーが発生したことが判別でき、送信時はノードがパ
リティをチェックしてSIOC521にアクノリッジ信
号を送り、受信時はSIOC521がパリティをチェッ
クする。「0」でパリティエラーなし、「1」でパリテ
ィエラーありになる。
【0088】●接続チェック終了ビット(CHKEN
D) 接続チェック終了ビット(CHKEND)は、接続チェ
ックルーチンが終了したことを知らせるビットである。
「1」で接続チェックが終了する。
【0089】●受信終了ビット(RxEND) 受信終了ビット(RxEND)は、受信が終了したこと
を知らせるビットである。「1」で受信が終了する。
【0090】●送信終了ビット(TxEND) 送信終了ビット(TxEND)は、送信が終了したこと
を知らせるビットである。「1」で送信が終了する。
【0091】(5)ボーレートジェネレータコントロー
ルレジスタ(BRnCR) このボーレートジェネレータコントロールレジスタ(B
RnCR)により、以下の各ビットを設定できる。
【0092】●入力クロック選択ビット(BRnCK1
/0) 入力クロック選択ビット(BRnCK1/0)は、ボー
レートジェネレータ622で使用するクロックを指定で
き、「00」でクロックの1/4クロック、「01」で
1/16クロック、「10」で1/64クロックにな
る。
【0093】●分周値設定ビット(BRnS3/2/1
/0) 分周値設定ビット(BRnS3/2/1/0)は、ボー
レートジェネレータ622で使用する分周値を指定す
る。「0000」で16分周、「0001」で1分周、
「0010」で2分周、というふうに差分1で、最後
「1111」で15分周となる。
【0094】(6)シリアル接続チェック結果レジスタ シリアル機能チェック結果レジスタにより、以下のビッ
トを設定することにより、下記に述べることが認識でき
る。
【0095】●接続エラーアドレス(CHKA1/0) 接続エラーアドレス(CHKA1/0)は、接続チェッ
クにより通信線に異常が認められた箇所のアドレスを示
す。具体的には、 00:アドレス0 01:アドレス1 10:アドレス2 をそれぞれ示す。
【0096】●接続エラービット位置(CHKB2/1
/0) 接続エラービット位置(CHKB2/1/0)は、接続
チェックにより通信線に異常が認められた箇所のビット
位置を示す。具体的には、 000:ビット0 001:ビット1 010:ビット2 011:ビット3 100:ビット4 101:ビット5 110:ビット6 111:ビット7 をそれぞれ示す。
【0097】(7)シリアル割り込み発生レジスタ(S
CINTCH0/1) シリアル割り込み発生レジスタ(SCINTCH0/
1)により、どのチャネル割り込みが発生したかを認識
できる。このレジスタのビットは、リードすると「0」
にクリアされる。
【0098】(8)シリアル送受信データレジスタ(S
CnTDT,SCnRDT) シリアル送受信データレジスタ(SCnTDT,SCn
RDT)を構成するシリアル送信データレジスタ(SC
nTDT)、シリアル受信データレジスタ(SCnRD
T)は、接続するシリアルノードのアドレスに1対1に
対応している。この場合、SCnTDT0,SCnRD
T0はアドレス0に、SCnTDT1,SCnRDT1
はアドレス1に、SCnTDT2,SCnRDT2はア
ドレス2にそれぞれ対応している。
【0099】〔ステッピングモータ制御部〕ステッピン
グモータ制御部630について説明する。
【0100】図1に示すように、ステッピングモータ制
御部630は、SMC631と、制御ロジック632
と、制御レジスタ群633とによって構成されている。
また、図5は、ステッピングモータ制御部630の概念
的な構成を示すブロック図である。
【0101】このステッピングモータ制御部630に、
ステッピングモータ602の動作ステップ数を設定する
ことにより、加速→定速→減速をすべて自動で行える。
また、制御レジスタ群633の各種レジスタは、センサ
入力による停止や、割り込み信号の出力などの機能を装
備しており、割り込み信号などのハードラインの入出力
とステッピングモータ602の動作モードなどを制御す
る。
【0102】また、このステッピングモータ制御部63
0により生成されたパターンデータをシリアルI/O制
御部620を介して、シリアルチャネル(SIO)62
1より出力することが可能である。
【0103】ここで、ステッピングモータ制御部630
の特徴を以下の(1)〜(10)に列挙する。
【0104】(1)4相1励磁〜5相2−3励磁までの
相励磁設定が可能である。
【0105】(2)加速/定速/減速のステップ数を設
定することによってフルオート動作が可能である。
【0106】(3)内部タイマ/外部入力(倍速設定
可)によるトリガ信号選択が可能である。
【0107】(4)相データの回転方向設定が可能であ
る。
【0108】(5)オールオフ(OFF)出力設定が可
能である。
【0109】(6)センサ入力による停止後の動作設定
が可能である。
【0110】(7)トリガカウンタの読み出しが可能で
ある。
【0111】(8)ステッピングモータコントローラ動
作中のステータス確認が可能である。
【0112】(9)加速、定速、減速の各終了時、及び
カウントタイマにおける一致時の割り込み出力機能を有
している。
【0113】(10)加速、減速用トリガタイマレジス
タをそれぞれ8段ずつ用意し、コンペア信号出力で、随
時書き換えが可能である。
【0114】次に、ステッピングモータ制御部630に
おける各種基本動作の設定・制御の処理について説明す
る。
【0115】(相励磁設定処理)図6は、相励磁設定の
例を示す。コントロールレジスタ1(CTR1)のビッ
ト0〜3によって、相励磁パターンの設定が可能であ
る。また、4相データの場合には、パターンテーブル内
において、相データを設定する位置をMSB(上位)側
/LBS(下位)側のどちらかに設定する必要がある。
【0116】(パターン切り替え制御処理)図7は、パ
ターン切り替え制御の例を示す。コントロールレジスタ
1(CTR1)のビット4/5の設定により、内部16
ビットタイマによるトリガと外部トリガの選択ができ
る。この場合、自動切換えは、16ビットタイマを使用
し、トリガを発生させ、外部の相パターンラッチ回路用
のストローブ信号の出力も制御することができる。
【0117】(相データ回転方向制御処理)コントロー
ルレジスタ1(CTR1)のビット6の設定により、設
定した相パターンの切替方向を正転/反転の切替が可能
である。また、動作中の反転の場合、相データはその位
置から反転を開始する。
【0118】(オールオフ(OFF)出力処理)コント
ロールレジスタ1(CTR1)のビット7の設定によ
り、相データの無励磁状態の設定が可能である。その
後、相励磁パターンは、初期状態(パターンテーブルの
ステップ1)からの動作になる。
【0119】(トリガ倍速モード)コントロールレジス
タ2(CTR2)のビット3の設定により、外部トリガ
の両エッジを使用した倍速カウントを行うことが可能で
ある。ただし、内部タイマトリガ使用時は、立ち上がり
エッジに固定のため、無効である。
【0120】(相データ設定処理)図8は、相データ設
定の例を示す。最大5相2−3励磁のパターンデータが
設定可能な10ステップ(10バイト)のパターンテー
ブルで設定可能である。シリアル上での相データの転送
方向は、MSB(ビット7)から転送し、正転方向時は
ステップの低い方から高い方へ、反転方向時はステップ
の高い方から低い方へ相が進む。
【0121】(相励磁パターン)設定可能な励磁パター
ンは、4相1励磁、4相2励磁、4相1−2励磁、5相
1励磁、5相2励磁、5相1−2励磁、5相2−3励磁
の7通りである。
【0122】(ステッピングモータコントローラ動作開
始、ステータス確認処理)コントロールレジスタ2(C
TR2)のビット1を設定することで、ステッピングモ
ータコントローラの動作の制御が可能である。この設定
は、トリガを内部タイマ使用の場合は、タイマのスター
ト/ストップ、外部トリガを使用の場合は、トリガ入力
の許可/禁止を設定することを意味し、このビットを読
み出すことで動作中のステータスを確認することが可能
である。
【0123】読み出し時において、「0」はステッピン
グモータコントローラ非動作中であり、「1」はステッ
ピングモータコントローラ動作中である。書き込み時に
おいて、「0」はステッピングモータコントローラ動作
停止であり、「1」はステッピングモータコントローラ
動作開始である。また、ステップ設定による動作完了後
の読み出しは「0」となる。
【0124】(ステップ設定処理)タイマトリガを使用
した場合、あらかじめ加速→定速→減速の動作ステップ
数を全て設定することによって、トリガ信号を自動的に
切り替え、一連のステッピングモータの制御を行う。
【0125】また、定速については、コントロールレジ
スタ2(CTR2)のビット2の設定によりステップ数
を定速設定モード/定速連続モードに設定可能である。
ステップ数の設定はステップ設定レジスタ1,2にて設
定を行う。その設定範囲は、 加速:0〜255ステップ 定速:連続または0〜65535ステップ 減速:0〜255ステップ である。
【0126】(定速設定モード)図9に示すように、定
速設定モードによって、加速/定速/減速の全てをステ
ップ動作で行う。
【0127】(定速連続モード)図10に示すように、
定速連続モードによって、加速終了後、定速を継続す
る。また、「0」設定により減速へ切り替わる。
【0128】(定速設定/連続モード混在)図11に示
すように、加速終了後、定速設定モードによりステップ
動作を行う。また、途中「1」設定により定速連続モー
ドに切り替わる。
【0129】(内部16ビットタイマトリガ設定処理) (タイマレジスタ)加速用、定速用、減速用にそれぞれ
独立した16ビットのタイマレジスタがあり、それらに
タイマデータを設定する。加減速用は0〜7段、定速用
は1段である。
【0130】(タイマレジスタ使用開始位置設定処理)
加速用、減速用のタイマレジスタは全8段中、使用開始
の位置を1段単位で設定可能である。
【0131】(レジスタ書き換え要求設定処理)加速
用、減速用のタイマレジスタに関し、途中で書き換えを
行うための要求信号をコンペア終了後、出力することが
できる。書き換えたいタイミングに合わせ、段数を選択
可能である。
【0132】(ステップカウント読み出し処理)図12
に示すように、トリガ用タイマ635a、カウント用タ
イマ635bを具え、カウントデータが入力されるステ
ップカウント読み出しレジスタ635(STPCL/
H)より、現在動作中のステップカウントを即時に最新
の値を読み出すことができ、次のステッピングモータコ
ントローラ動作開始時にクリアされる。
【0133】(ホスト信号入力設定処理)コントロール
レジスタ2(CTR2)のビット0の設定により、ホス
ト700からの非常停止の制御が可能である。「1」を
書き込んだ時点で、ホスト信号用定速ステップ設定レジ
スタとホスト信号用減速ステップ設定レジスタに設定さ
れたステップ数だけ動作した後、停止する。定速連続モ
ード動作中でも、ホスト信号入力設定は可能である。ま
た、加速中にセンサ位置の到達した場合などの動作につ
いては、各種のパターンがある。
【0134】ここで、定速動作中にセンサ位置通過、加
速動作中にセンサ位置通過その1(ホスト信号用定速値
4−加速残=プラス)、加速動作中にセンサ位置通過そ
の2(ホスト信号用定速値4−加速残=マイナス)の3
通りのパターンについて説明する。
【0135】図13は、定速動作中にセンサ位置を通過
する例である。
【0136】まず、電源投入後、フローのに従って通
常加速実行する。次に、に従って通常定速実行する。
次に、センサ位置を通り、に従ってホスト信号定速実
行する。次に、に従って通常減速実行、停止する。次
に、停止位置確定後、通常動作開始する。
【0137】図14は、加速動作中にセンサ位置を通過
する(その1:ホスト信号用定速値4−加速残=プラ
ス)の例である。
【0138】まず、電源投入後、フローのに従って通
常加速実行する。次に、センサ位置を通過する。このと
き、−加速残=4Aを算出(4レジスタに影響無し)
する。次に、加速の残りを実行後、4Aに従いホスト信
号用定速を実行する。次に、に従って通常減速実行、
停止する。次に、停止位置確定後、通常動作開始する。
【0139】図15は、加速動作中にセンサ位置を通過
する(その2:ホスト信号用定速値4−加速残=マイナ
ス)の例である。
【0140】まず、電源投入後、フローのに従って通
常加速実行する。次に、センサ位置を通過する。このと
き、−加速残=4Aを算出し、その結果はマイナスと
なる。次に、加速の残りを実行し、前記マイナス分4A
をから引き3Aを算出(3Aレジスタに影響無し)す
る。次に、3Aに従って通常減速実行する。Aでステ
ップ数が削減されているため、スピード3で停止する。
次に、停止位置を確定後、通常動作開始する。
【0141】なお、加速の残りは、ホスト信号用定速、
通常用加減速の順にそれぞれ減算され、減算後の通常用
加減速の値(3A)がマイナスにならないように設定を
行わなければならない。また、その値が少なければ高速
からの急停止となるため、設定に注意する。
【0142】(割り込み設定処理)図16は、割り込み
信号の出力を示す。この割り込み信号は、4chで1本
のみ設定が可能である。割り込み要因設定/ステータス
レジスタ(IREFTM)で制御し、割り込み信号は発
生で立ち下がり、割り込み発生要因全てのステータスが
クリアされた場合、信号が復帰する。
【0143】(割り込み要因設定処理)割り込み要因/
タイマ設定レジスタ(IREFTM)のビット4〜7を
設定することによって、割り込み要因別の割り込み許可
/禁止設定が可能であり、許可の時、一致するイベント
が発生した場合、割り込み信号を出力する。ビット4が
加速終了、ビット5が定速終了、ビット6が減速終了、
ビット7がカウントタイマ一致のイベントに対応してい
る。
【0144】代表的な割り込み発生パターンとしては、
図17に示すように、加速/定速/減速時のパターン
や、図18に示すように、カウントタイマ一致時のパタ
ーンなどがある。
【0145】(割り込みステータス確認、クリア処理)
コントロールレジスタ2(CTR2)のビット4〜7を
読み出すことにより、割り込み要因のチャネルを確定可
能である。「0」で割り込みなし、「1」で割り込み有
りである。また、「0」を書き込むことで割り込み要因
のクリアが行われる。ビット4が加速終了、ビット5が
定速終了、ビット6が減速終了、ビット7がカウントタ
イマ一致のイベントに対応している。
【0146】(タイマ設定処理)図19に示すように、
タイマ内には基本クロックを4分周したクロックを、さ
らに分周するプリスケーラを内蔵している。そして、タ
イマコントロールレジスタの設定により、タイマへ供給
する入力クロックを選択することが可能である。
【0147】(制御レジスタ群)ここで、制御レジスタ
群633の内部の各レジスタの構成及び機能を詳細に説
明する。なお、ここでは、図1を代表して説明し、その
内部の各レジスタについての図示は行なわない。
【0148】(1)コントロールレジスタ1(CTR
1) このコントロールレジスタ1(CTR1)により、相励
磁の設定と、パターン切り替え制御の設定と、相データ
回転方向制御の設定と、オールオフ出力の設定とを行う
ことが可能である。
【0149】(2)コントロールレジスタ2(CTR
2) このコントロールレジスタ2(CTR2)により、トリ
ガ倍速モードの設定と、ステッピングモータコントロー
ラ動作スタート/ステータス確認の設定と、定速モード
の設定と、ホスト信号入力の設定と、割り込みステータ
スの確認およびクリアの設定とを行うことが可能であ
る。
【0150】(3)ステップカウント読み出しレジスタ
(STPCL/H) このステップカウント読み出しレジスタ(STPCL/
H)により、図12の説明と同様な処理が行なえる。
【0151】(4)通常用加減速ステップ設定レジスタ
(STPSTR1) この通常用加減速ステップ設定レジスタ(STPSTR
1)により、加減速に費やすべきステップ数を設定する
ことができる。
【0152】(5)通常定速ステップ設定レジスタ(S
TPSTR2L/H) この通常定速ステップ設定レジスタ(STPSTR2L
/H)により、減速に費やすべきステップ数を設定する
ことができる。
【0153】(6)加速タイマレジスタ(ACC0−7
L/H) この加速タイマレジスタ(ACC0−7L/H)は、1
6ビット長で全8段あり、ホスト700側から所望の値
を書き込むことによって、加速制御が可能になる。
【0154】(7)減速タイマレジスタ(SLW0−7
L/H) この減速タイマレジスタ(SLW0−7L/H)は、1
6ビット長で全8段あり、ホスト700側から所望の値
を書き込むことによって、減速制御が可能になる。
【0155】(8)定速タイマレジスタ(STAL/
H) この定速タイマレジスタ(STAL/H)は、16ビッ
ト長で、ホスト700側から所望の値を書き込むことに
よって、定速時の速度を決定することができる。
【0156】(9)加速タイマコントロールレジスタ
(ACCCTL) この加速タイマコントロールレジスタ(ACCCTL)
により、加速タイマデータ使用スタート設定と、書き換
え要求信号出力段設定と、書き換え要求信号設定とを行
うことが可能である。
【0157】(10)減速タイマコントロールレジスタ
(SLWCTL) この減速タイマコントロールレジスタ(SLWCTL)
により、減速タイマデータ使用スタート設定と、書き換
え要求信号出力段設定と、書き換え要求信号設定とを行
うことが可能である。
【0158】(11)割り込み要因/タイマ設定レジス
タ(IREFTM) この割り込み要因/タイマ設定レジスタ(IREFT
M)により、割り込み要因設定と、トリガタイマモード
設定とを行うことが可能である。
【0159】(12)ホスト信号用定速ステップ設定レ
ジスタ(STPHSTL/H) このホスト信号用定速ステップ設定レジスタ(STPH
STL/H)は、ホスト信号入力によって、強制的にス
テッピングモータの動作を停止させる場合に使用される
値を設定することができる。
【0160】(13)カウントタイマ一致設定レジスタ
(C−TREGL/H) このカウントタイマ一致設定レジスタ(C−TREGL
/H)により、カウントタイマ一致の割り込み要因設定
を行ったときに使用されるカウント値を設定することが
できる。
【0161】(14)パターンテーブルレジスタ(SM
PT0−7) このパターンテーブルレジスタ(SMPT0−7)によ
り、相励磁パターンを設定することができる。
【0162】次に、各レジスタの確定タイミングの時期
について説明する。
【0163】コントロールレジスタ(CTR)1,2の
場合、データラッチは常時可能であり、レジスタへのア
クセスの度にレジスタをチェックする時である。
【0164】ステップカウント読み出しレジスタの場
合、最小トリガ以下の周期でレジスタへカウント値を自
動的に取り込む時である。
【0165】通常用定速/加速/減速ステップ設定レジ
スタの場合、ステッピングモータコントローラ動作開始
時である。
【0166】加速/定速タイマレジスタの場合、ステッ
ピングモータコントローラ動作開始時である。
【0167】減速タイマレジスタの場合、ステッピング
モータコントローラ動作開始時である。但し、ホスト信
号による動作時は、ホスト信号受付時である。
【0168】割り込み要因/タイマレジスタの場合、タ
イマ部は、ステッピングモータコントローラ動作開始時
である。割り込み部は、割り込み要因発生時である。
【0169】ホスト信号用定速/減速ステップ設定レジ
スタの場合、ホスト信号受付時である。
【0170】カウントタイマ一致レジスタの場合、割り
込みステータスクリア、及びステッピングモータコント
ローラ動作開始時である。
【0171】パターンテーブルレジスタの場合、ステッ
ピングモータコントローラ動作開始時である。
【0172】(シリアルノード)次に、シリアルノード
について説明する。前述した図1で説明したように、シ
リアルI/O制御部620を介して、センサなどを接続
するセンサロジックICが実装された入力シリアルノー
ド640〜642や電磁クラッチ、ステッピングモータ
602などを接続するプリドライバICが実装された出
力シリアルノード650〜652に接続されている。以
下、入力シリアルノード640〜642および出力シリ
アルノード650〜652について説明する。
【0173】図20は、入力シリアルノード640〜6
42の内部構成を示す。この入力シリアルノード640
〜642には、ロジック部が内蔵されたセンサロジック
IC645と、シリアル信号のインターフェース(I/
F)部646、ノードアドレス設定のためのスイッチ6
47などが実装されている。
【0174】センサロジックIC645は、シリアルI
/Oコントローラ(SIOC)521へ前述した受信モ
ードに従ってシリアル信号を送出する。実際には、SI
OC521からアドレス信号などのシリアル信号を受信
した後、アドレス情報が自分のものであれば、接続され
ているセンサ類の情報を元にデータフレームを生成し
て、SIOC521へ送出すると共に、接続された他の
ノードに受け取ったシリアル信号をバケツリレー的に受
け渡すために出力を行う。
【0175】図21は、出力シリアルノード650〜6
52の内部構成を示す。この出力シリアルノード650
〜652には、ロジック部655aとプリドライブ部6
55bが内蔵されたプリドライバIC655と、シリア
ル信号のインターフェース(I/F)部656、用途に
よってはパワードライブ部、さらにノードアドレス設定
のためのスイッチ657などが実装されている。
【0176】プリドライバIC655は、シリアルI/
Oコントローラ(SIOC)521からのシリアル信号
により、接続された各負荷へのドライブを行うことにな
り、実際には、受け取ったシリアル信号を図示しないロ
ジック部内のシフトレジスタを通じて図示しないロジッ
ク部内のラッチ回路にてラッチし、プリドライブ部65
5bを介して出力を行うと共に、接続された他のノード
に受け取ったシリアル信号をバケツリレー的に受け渡す
ために出力を行う。また、ステッピングモータ制御用の
図示しない専用ストロープ信号もロジック部に接続され
ている。
【0177】〔通信フォーマット〕次に、SIOC52
1の通信モードのフォーマットを、図3および図4に基
づいて説明する。
【0178】本例における通信モードは、すべて、図3
のフォーマットを基本としている。ただし、このフォー
マットによって、ビットの意味が多少異なる場合もあ
る。また、リセットモードと接続チェックモードとで
は、図3のフレームが2回連続し、1フレームは17ク
ロックで8ビットのデータを転送する。
【0179】以下、各ビットについて説明する。
【0180】●スタートコンディションビット(ST) スタートコンディションビット(ST)は、フレームの
開始を知らせるビットであり、「0」でフレームの開始
を知らせる。
【0181】●通信方向ビット(R/W) 通信方向ビット(R/W)は、次のビットのA0,A
1,A2と併せて通信モードを指定する。ノーマルモー
ドでは、通信が受信と送信のどちらなのかを知らせるビ
ットである。
【0182】ここでは、「0」で送信し、「1」で受信
する。
【0183】●アドレスビット(A1,A1,A2):
3ビット アドレスビット(A1,A1,A2)は、前記の通信方
向ビット(R/W)と併せて、通信モード(送信モー
ド、受信モード)を指定する。その指定は、図4に示す
ようになる。
【0184】●データビット(b0〜b7):8ビット データビット(b0〜b7)は、通信データで接続され
ているノードのビット数に関わらず、8ビットである。
送信のときは、SIOC521から一番遠いシリアルノ
ードのデータから順に出力される。受信のときは、SI
OC521から一番近いシリアルノードのデータから順
に入力される。リセットモードと接続チェックモードの
ときは、「FF」である。
【0185】●パリティビット(PA) パリティPAは、ノーマルモードのときに、通信データ
が正しいかをチェックするためのビットであり、偶数パ
リティである。
【0186】シリアルノード側でパリティを計算するの
は、同一アドレス中の一番端のシリアルノードだけで、
送信ではSIOC521からシリアルノードへ、受信は
シリアルノードからSIOC521へ送られる。リセッ
トモード、及び、接続チェックモードでは「1」であ
る。
【0187】●アクノリッジビット(ACK) アクノリッジビットACKは、送信モードの時に、受け
取ったデータがパリティエラーが発生したかどうかを、
シリアルノードがSIOC521に知らせるためのビッ
トである。
【0188】パリティエラーを検出するのは、上のパリ
ティビットのときと同様に、同一アドレス中の一番端の
シリアルノードだけで、同一アドレスの他のシリアルノ
ードにもアクノリッジを伝える必要がある。これは最後
のストップビットで知らせる。受信モード、リセットモ
ード、接続チェックモードでは「1」である。
【0189】ここで、「1」でパリティエラーなしを示
し、「1」でパリティエラーありを示す。
【0190】●データ衝突回避ビット(CFA) データ衝突回避ビット(CFA)は、データの入出力方
向が変わるために、データが衝突しないように回避する
ためのダミービットである。
【0191】●ストップビット(SP) ストップビットSPは、フレームの終了を知らせるビッ
トであり、送信モードでパリティエラーが発生したかど
うかも知らせる。
【0192】ここで、「0」で送信フレームでパリティ
エラーが発生したことを示し、「1」でフレームが正常
に終了したことを示す。
【0193】〔通信モード〕次に、前記通信フォーマッ
トを基本とした通信モードについて説明する。
【0194】通信モードは、送信モード、受信モード、
接続チェックモード、リセットモードの4つのモードを
有している。以下、各モードについて説明する。
【0195】(送信モード)送信モードについて説明す
る。送信するには、まず、シリアルコマンドレジスタ
(SCnCMD)の送信許可ビット(TXE)を「1」
にセットする。この状態でシリアル送信データレジスタ
(SCnTDT)にデータを書き込むと送信を開始す
る。送信許可ビット(TXE)は、1度「1」にセット
すると、「0」にクリアするまで「1」のままなので、
1度「1」にセットした後は、シリアル送信データレジ
スタ(SCnTDT)にデータを書き込むだけで送信す
る。
【0196】ただし、まだ前のデータの送信中で、送信
バッファにデータが残っている場合は、前の送信が終了
するまで待つ。このバッファはダブルバッファ構成にな
っているので、シリアル送信データレジスタ(SCnT
DT)から送信バッファにデータが転送されると、送信
割り込みが発生する。このとき、シリアルステータスレ
ジスタ(SCnSR)の送信エンプティビットが「1」
にセットされ、リードすると「0」にクリアされる。
【0197】送信割り込みは、シリアル割り込みマスク
レジスタ(SCnINT)の送信割り込み許可ビット
(INTTX)を「0」にすることによってマスクする
ことが可能である。
【0198】シリアルノード640〜642,650〜
652では、送信データからパリティ(偶数パリティ)
を計算して、SIOC521から受け取ったパリティビ
ットと同じ値ならばACKビットで「0」をSIOC5
21に返し、パリティが一致しなかった場合には、AC
Kビットで「1」を返す。SIOC521は、そのAC
Kビットにより、パリティエラーの発生を判断する。パ
リティエラーが未発生ならばストップビットに「1」を
送信し、エラー発生時はストップビットに「0」を送信
する。
【0199】パリティエラーが発生したときは、シリア
ルモードレジスタ(SCnMOD)のリトライ制御ビッ
ト(RSTRT)が「0」の時はフレームの終了時にエ
ラー割り込みを発生させ、シリアルステータスレジスタ
(SCnSR)のパリティエラービット(PERR)を
「1」にセットし、リトライ制御ビット(RSTRT)
が「1」の時は再度送信を行う。2度目の送信でもパリ
ティエラーが発生したときは、フレームの終了時にエラ
ー割り込みを出して、シリアルステータスレジスタ(S
CnSR)のパリティエラービットを「1」にセットす
る。
【0200】(受信モード)受信モードについて説明す
る。受信するには、1回だけ受信するシングルモード
と、連続して受信するリピートモードとがある。どちら
の場合も、シリアルモードレジスタ(SCnMOD)の
アドレス制御ビット(AD2/1/0)で受信するアド
レスを指定してから、シリアルコマンドレジスタ(SC
nCMD)の受信許可ビット(RXE)を「1」にセッ
トすることで、受信を開始する。
【0201】シングルモードでは、その受信許可ビット
(RXE)は、受信が終了した時点で「0」にクリアさ
れ、リピートモードでは、「0」を書き込むまで「1」
のままである。このビットに「0」を書き込んだ後、実
行中の受信が終了した時点で通信が終了する。
【0202】シングル/リピートモードの切り替えは、
シリアルモードレジスタ(SCnMOD)の受信リピー
ト制御ビット(RPT)で制御する。このビットが
「0」でシングル、「1」でリピートとなる。1アドレ
ス分の受信が終了すると、受信割り込みが発生して、シ
リアルステータスレジスタ(SCnSR)のビット1の
受信終了ビット(RxEND)が「1」にセットされ、
シリアルステータスレジスタ(SCnSR)はリードす
ると「0」にクリアされる。
【0203】受信割り込みは、シリアル割り込みマスク
レジスタ(SCnINT)の受信割り込み許可ビット
(INTRX)を「0」にすることによってマスクされ
る。SIOC521は、受信したデータからパリティ
(偶数パリティ)を計算し、これを受け取ったパリティ
の値と比較する。値が同じならば受信データをシリアル
受信データレジスタm−1(SCnTDT,m−1)に
書き込み、受信割り込みを発生する。
【0204】また、シリアルステータスレジスタ(SC
nSR)の受信終了ビットが「1」にセットされる。パ
リティの値が異なった場合は、シリアルモードレジスタ
(SCnMOD)のリトライ制御ビット(RSTRT)
の設定により動作が異なり、リトライ制御ビット(RS
TRT)が「0」の時は、パリティエラービット「1」
にセットし、かつ、エラー割り込みを発生する。これに
対して、エラー時のリトライ制御ビット(RSTRT)
が「1」の時は再度受信する。2度目の受信で、パリテ
ィが一致したら、受信データをシリアル受信データレジ
スタm−1(SCnTDT,m−1)に書き込み、受信
割り込みを発生する。
【0205】また、受信レディビットが「1」にセット
される。2度目の受信でもパリティが一致しなかった場
合は、パリティエラービット(PERR)を「1」にセ
ットし、かつエラー割り込みを発生する。このとき、受
信終了ビット(RxEND)が「1」にセットされる。
【0206】(2値比較処理)2値比較(比較手段、デ
ータ無効手段)について説明する。この2値比較手段と
は、連続して2回同じ値がくるまで受信を繰り返し、2
回同じ値であった時点で受信データをレジスタに書き込
み、受信終了を発生するモードである。また、受信デー
タバッファの値を比較し、その比較結果に応じて受信デ
ータを無効にする処理を行う。このようなモードにする
には、シリアルI/O制御部620の制御レジスタ群6
23におけるシリアルモードレジスタ(SCnMOD)
の2値比較制御ビットを「1」にセットする。このモー
ドを使うことによって、ホスト700側で2値比較を行
う必要がなくなり、ホストCPUの負荷軽減を実現する
ことができる。
【0207】(データ変化検知制御処理)データ変化検
知制御について説明する。
【0208】データ変化検知制御とは、受信してレジス
タに書き込もうとするデータと、シリアル受信データレ
ジスタ(SCnRDT)に書き込まれているデータ(前
回のデータ)とを比較して、データに変化があった場合
に割り込みを発生するモードである。また、シリアルス
テータスレジスタ(SCnSR)の該当アドレスのビー
トが「1」にセットされる。この割り込みは、シリアル
I/O制御部620の制御レジスタ群623におけるシ
リアル割り込みマスクレジスタ(SCnINT)の受信
データ変化割り込み許可ビット(INTUM)を「0」
にすることによってマスク可能である。この機能を使用
することにより、ホスト700側で変化を常時監視する
必要がなくなり、ホストCPUの負荷軽減を実現するこ
とができる。
【0209】(接続チェックモード)接続チェックモー
ドについて説明する。この接続チェックモードは、シリ
アル通信線が正しく接続されているかを調べるためのモ
ードである。実行するには、まず、シリアルI/O制御
部620の制御レジスタ群623におけるシリアル割り
込み発生レジスタ(SCINTCH0/1)でアドレス
を指定して、次にシリアルコマンドレジスタ(SCnC
MD)の接続チェックビット(CHK)を「1」にセッ
トする。この接続チェックビット(CHK)のセットに
より、接続チェックシーケンスを実行する。接続チェッ
クシーケンスが終了すると、シリアルステータスレジス
タ(SCnSR)の接続チェック終了ビット(CHKE
ND)が「1」にセットされ、接続チェック終了割り込
みが発生する。また、接続結果をシリアルステータスレ
ジスタ(SCnSR)の接続チェック結果ビット(CH
KRLT)に示す。異常なアドレスとビット情報は、シ
リアル接続チェック結果レジスタに示される。
【0210】通信は、シリアルなため、SIOC521
に近い方から順番にチェックしていき、最初に異常があ
った時点でシリアルステータスレジスタ(SCnSR)
の接続チェック結果ビット(CHKRLT)に「1」を
セットしてシーケンスを終了する。このシーケンス中
は、各シリアルノードの通信ラッチは、センサやドライ
バと切り離され、送信データをそのまま受信するいわゆ
るループチェックが行われる。
【0211】(リセットモード)リセットモードについ
て説明する。このリセットモードは、シリアルノード6
40〜642,650〜652の通信ラッチと通信カウ
ンタをリセットするモードである。シリアルI/O制御
部620の制御レジスタ群623におけるシリアルコマ
ンドレジスタ(SCnCMD)のリセットビット(RS
T)をセットすることによってリセットコードが送信さ
れる。リセットモードは2フレームで行われ、同じフレ
ームを2回繰り返す。これは、そのモードが特殊なた
め、本モードへの誤突入を防止するためである。
【0212】(ダミーカウント)ダミーカウントについ
て説明する。センサロジック及びドライバロジックは、
通信カウンタを内蔵しており、ノイズによりこのカウン
タがずれてしまった場合には、強制的にクロックを入力
してカウンタをオーバーフローさせる必要があるために
ダミーカウントを行う。この処理は、パリティエラーが
発生したとき、シリアルI/O制御部620の制御レジ
スタ群623におけるシリアルモードレジスタ(SCn
MOD)のダミーカウント制御ビットを「1」にセット
し、次の通信の際にフレームの前に17クロックのダミ
ークロックを発生することによって行う。
【0213】(ボーレート)ボーレートについて説明す
る。シリアルI/O制御部620の制御レジスタ群62
3におけるボーレートジェネレータコントローラレジス
タ(BRnCR)を設定することによって、最大1Mb
psのボーレートを実現することができる。
【0214】(エラー処理)エラー処理(伝送経路異常
検知手段)について説明する。
【0215】送信時は、センサロジック及びドライバロ
ジックがパリティをチェックして結果をSIOC521
に知らせる。受信時は、SIOC521がパリティをチ
ェックする。パリティエラー発生時には、フレームの終
了時にパリティエラー割り込みを発生して、シリアルI
/O制御部620の制御レジスタ群623におけるシリ
アルステータスレジスタ(SCnSR)のパリティエラ
ービット(PERR)を「1」にする。この割り込み
は、シリアル割り込みマスクレジスタ(SCnINT)
のパリティエラー割り込み許可ビット(INTPER)
を「0」にすることによってマスク可能である。また、
シリアルモードレジスタ(SCnMOD)のエラー時の
リトライ制御ビット(RSTRT)を「1」にセットし
てあると、パリティエラーが発生したときに自動的に再
通信を行う。このときは2度目でもパリティエラーが発
生したときはじめて、パリティエラー割り込みを発生し
て、シリアルステータスレジスタ(SCnSR)をパリ
ティエラービットを「1」にセットする。
【0216】(割り込み処理)割り込み処理について説
明する。各チャネル毎に送信エンプティ割り込み、受信
終了割り込み、接続チェック割り込み、パリティエラー
発生割り込み、及び受信データ変化割り込みの5つの割
り込み要因がある。各割り込みが発生すると、シリアル
I/O制御部620の制御レジスタ群623における各
チャネルのシリアルステータスレジスタ(SCnSR)
の該当ビットが「1」にセットされる。
【0217】シリアルステータスレジスタ(SCnS
R)及びシリアル割り込み発生レジスタ(SCINTC
H0/1)をリードすると「0」にクリアされる。ホス
ト700に対する割り込みは1本なので、シリアル割り
込み発生レジスタ(SCINTCH0/1)及びシリア
ルステータスレジスタ(SCnSR)を呼んでチャネル
と要因を判別する。各割り込み要因で、ホスト700へ
の割り込みを発生させるかどうかは、シリアル割り込み
マスクレジスタ(SCnINT)によるマスクで処理が
可能である。
【0218】ここで、各種割り込みの発生タイミング例
について述べておく。送信エンプティ割り込みのタイミ
ングは、シリアル送信データレジスタ(SCnTDT)
から送信バッファにデータを取り込んだ時である。ま
た、受信終了割り込みのタイミングは、受信フレーム終
了時である。接続チェック終了割り込みのタイミング
は、接続チェック終了時である。パリティエラー割り込
みのタイミングは、送信フレーム及び受信フレーム終了
時である。受信データ変化発生割り込みのタイミング
は、受信フレーム終了時である。
【0219】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
装置全体を制御する制御指令手段と、入力ユニットまた
は出力ユニットの複数のユニットとの間でデータを送受
信するネットワーク手段を提供することにより、装置全
体を制御する制御指令手段を含む制御基板と入力ユニッ
トまたは出力ユニットを物理的に分離させることが可能
となり、制御基板の実装スペースに余裕を持たせること
ができる。また、制御基板から入力ユニットまたは出力
ユニットまでの信号線の数を飛躍的に減少させることが
可能になり、組立性の面からも有利となる。
【0220】さらに、制御指令手段を含む制御基板はデ
ータバッファのみを持ち、そのデータと負荷またはセン
サとの対応付けをソフトウエアで変更することが可能で
あるため、制御基板は非常に汎用性の高いものにでき
る。
【0221】また、入力ユニットから制御指令手段に転
送されたデータが複数回一致することをデータの確定条
件とすることによって、データ通信で用いられるパリテ
ィチェック等のエラーコレクションのみではなく、さら
に信頼性の高いデータ通信を提供できる。
【0222】また、ネットワーク手段の伝送経路の断線
または短絡等を検知する伝送経路異常検知によって、制
御基板から入力ユニットまたは出力ユニットまでの信号
線の異常が検出可能となり、システムの信頼性が向上す
る。さらに、検出結果から異常の発生箇所の特定が容易
に行えるため、保守時の効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であるシリアルI/Oコン
トローラ(SIOC)の内部構成を示すブロック図であ
る。
【図2】装置背面の配線構成を示すものであり、SIO
Cおよび制御指令手段を搭載した制御基板と、入出力ユ
ニットとの間をシリアルな状態で接続したブロック図で
ある。
【図3】通信フォーマットの構成を示す説明図である。
【図4】通信フォーマットの構成を示す説明図である。
【図5】ステッピングモータ制御部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】SIOCの制御レジスタにおける相励磁設定例
を示す説明図である。
【図7】SIOCの制御レジスタにおけるパターン切り
替え制御例を示す説明図である。
【図8】SIOCの制御レジスタにおける相データ設定
例を示す説明図である。
【図9】SIOCのステッピングモータ制御例である定
速モード設定例を示す説明図である。
【図10】SIOCのステッピングモータ制御例である
定速連続モード設定例を示す説明図である。
【図11】SIOCのステッピングモータ制御例である
定速モードと連続モードとが混在した場合の設定例を示
す説明図である。
【図12】SIOCのステッピングモータ制御例である
ステップカウント読出し例を示す説明図である。
【図13】SIOCのステッピングモータ制御例である
定速動作中にセンサ位置を通過する動作フローを示す説
明図である。
【図14】SIOCのステッピングモータ制御例である
加速動作中にセンサ位置を通過する動作フローを示す説
明図である。
【図15】SIOCのステッピングモータ制御例である
加速動作中にセンサ位置を通過する他の動作フローを示
す説明図である。
【図16】SIOCのステッピングモータ制御例である
割り込み信号出力を示す波形図である。
【図17】割り込み発生パターン例を示す波形図であ
る。
【図18】割り込み発生パターンの他の例を示す波形図
である。
【図19】タイマ設定例を示す説明図である。
【図20】入力シリアルノードの構成を示すブロック図
である。
【図21】出力シリアルノードの構成を示すブロック図
である。
【図22】本発明に係る画像形成装置の装置本体内部の
構成を示す断面図である。
【図23】画像形成装置の操作部の構成を示す正面図で
ある。
【図24】画像形成装置の回路構成の概略を示すブロッ
ク図である。
【図25】画像形成装置内の規制板と位置検知センサと
の関係を示す構成図である。
【符号の説明】
206 制御指令手段 508 入力ユニット 510,510a,b 出力ユニット 511,511a,b 入力ユニット 512,514,516,518 出力ユニット 513,515,517,519 入力ユニット 604,622 タイミング制御手段 621,621a ネットワーク手段 623 受信データバッファ 640〜642 入力ユニット 650〜652 出力ユニット

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体の各部の状態を検出する状態検
    出手段と、 前記装置本体の各部の駆動を行う駆動手段と、 前記状態検出手段により検出した入力データの状態に基
    づいて、前記装置本体の全体を制御する制御指令手段
    と、 前記状態検出手段により検出した入力データを記憶する
    機能を有する入力ユニットと、 前記駆動手段を駆動するための出力データを記憶する機
    能を有する出力ユニットと、 前記制御指令手段と前記入力ユニットまたは前記出力ユ
    ニットの複数ユニットとの間でデータを送受信するネッ
    トワーク手段と、 前記ネットワーク手段にデータを送受信するタイミング
    制御手段と、 前記入力ユニットから前記ネットワーク手段を介して受
    信した複数回分の受信データを記憶する受信データバッ
    ファと、 前記受信データバッファを比較する比較手段と前記比較
    手段の比較結果に応じて、受信データを無効にするデー
    タ無効手段とを具えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記ネットワーク手段は、 データをシリアルに転送するシリアル転送手段であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記受信データバッファを比較する比較
    手段は、 少なくとも2回以上のデータの一致を比較し、一致して
    いないときには受信データを無効にすることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記ネットワーク手段の伝送経路の異常
    状態を検知する伝送経路異常検知手段をさらに具えたこ
    とを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画
    像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記伝送経路異常検知手段は、 前記制御指令手段が、予め定められた検出用データを送
    信後に当該検出用データを受信してデータの不一致を検
    出することによって、異常状態を検知することを特徴と
    する請求項4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記伝送経路異常検知手段は、 前記ネットワーク手段の伝送経路における断線または短
    絡の異常状態を検知することを特徴とする請求項4又は
    5記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 装置本体の各部の状態を検出する状態検
    出手段と、 前記装置本体の各部の駆動を行う駆動手段と、 前記状態検出手段により検出した入力データの状態に基
    づいて、前記装置本体の全体を制御する制御指令手段
    と、 前記状態検出手段により検出した入力データを記憶する
    機能を有する入力ユニットと、 前記駆動手段を駆動するための出力データを記憶する機
    能を有する出力ユニットと、 前記制御指令手段と前記入力ユニットまたは前記出力ユ
    ニットの複数ユニットとの間でデータを送受信するネッ
    トワーク手段と、 前記ネットワーク手段の伝送経路の異常状態を検知する
    伝送経路異常検知手段とを具えたことを特徴とする画像
    形成装置。
  8. 【請求項8】 前記ネットワーク手段は、 前記制御指令手段を一端とし、前記入力ユニットまたは
    前記出力ユニットが直列に接続されており、転送データ
    は双方向の双受信が可能であることを特徴とする請求項
    7記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記伝送経路異常検知手段は、 前記制御指令手段が、予め定められた検出用データを送
    信後に当該検出用データを受信してデータの不一致を検
    出することによって、異常状態を検知することを特徴と
    する請求項7又は8記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記伝送経路異常検知手段は、 前記ネットワーク手段の伝送経路における断線または短
    絡の異常状態を検知することを特徴とする請求項7ない
    し9のいずれかに記載の画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008017175A (ja) * 2006-07-06 2008-01-24 Ricoh Co Ltd データ処理装置
US9013731B2 (en) 2012-06-15 2015-04-21 Fuji Xerox Co., Ltd. Control device and image forming apparatus reading and transmitting unit for reading and transmitting each data item stored in memory

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