JPH1018948A - エンジンの遠隔始動装置 - Google Patents

エンジンの遠隔始動装置

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JPH1018948A
JPH1018948A JP17137296A JP17137296A JPH1018948A JP H1018948 A JPH1018948 A JP H1018948A JP 17137296 A JP17137296 A JP 17137296A JP 17137296 A JP17137296 A JP 17137296A JP H1018948 A JPH1018948 A JP H1018948A
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JP17137296A
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English (en)
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Masamoto Hotsuta
賢朔 堀田
Atsushi Yamada
淳 山田
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UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Publication date
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

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  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】エンジンの遠隔始動の安全性や信頼性を高め
る。また、シフトレバーにポジションスイッチを持たな
い車両へも容易に適用可能とする。 【解決手段】エンジンの始動を遠隔操作する手段aと、
この遠隔操作に基づくエンジンの始動制御を行う手段b
を備えるエンジンの遠隔始動装置において、エンジンの
スタータ電流を検出する手段cと、この検出値が所定の
上限値を越えるとエンジンの始動制御を中止する手段d
を設ける。エンジンの冷却水温を検出する手段eと、バ
ッテリの内部抵抗を検出する手段jと、これらの検出値
に応じて所定の上限値を補正する手段fと、エンジン始
動制御の中止を警報する手段hを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はエンジンの遠隔始
動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車においては、無線機を利用する遠
隔操作により、エンジンの始動を行えるようにしたもの
が知られている(実公平4ー2819号公報,実開平2
ー42102号公報,特開平4ー278864号公報,
特開昭63ー18184号公報,実開平5ー50074
号公報)。
【0003】このような従来装置では、エンジンの遠隔
始動の際に車両状態の安全チェックを行い、パーキング
ブレーキが作動状態でなかったり、トランスミッション
がニュートラルでないときは、エンジンの始動制御を行
わないようにしている。
【0004】パーキングブレーキの作動状態やトランス
ミッションのニュートラルについては、これらの検出手
段としてパーキングブレーキスイッチやシフトレバーの
パーキングポジションスイッチが用いられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、トランスミ
ッションのニュートラル検出については、オートマチッ
ク車以外の場合、シフトレバーにポジションスイッチを
備えないため、対応が容易でない。とくに既存車へ検出
手段を後付けするのは困難という不具合があった。ま
た、パーキングブレーキスイッチがオンであっても、そ
のときの制動力(パーキングブレーキの効き具合)まで
は評価できず、トランスミッションのニュートラル検出
にトラブルが発生すると、エンジンの始動制御で車両が
走り出す可能性があった。
【0006】この発明はこのような課題を解決するため
の有効な対策手段の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、図10の
ようにエンジンの始動を遠隔操作する手段aと、この遠
隔操作に基づくエンジンの始動制御を行う手段bを備え
るエンジンの遠隔始動装置において、エンジンのスター
タ電流を検出する手段cと、この検出値が所定の上限値
を越えるとエンジンの始動制御を中止する手段dを設け
る。
【0008】第2の発明は、第1の発明において、図1
0のようにエンジンの冷却水温を検出する手段eと、そ
の検出値に応じて所定の上限値を補正する手段fを設け
る。
【0009】第3の発明は、第1の発明において、図1
0のようにバッテリの内部抵抗を検出する手段jと、そ
の検出値に応じて所定の上限値を補正する手段fを設け
る。
【0010】第4の発明は、図11のようにエンジンの
始動を遠隔操作する手段mと、この遠隔操作に基づくエ
ンジンの始動制御を行う手段nを備えるエンジンの遠隔
始動装置において、エンジン始動制御中の車両振動を検
出する手段pと、この検出値が所定の上限値を越えると
エンジンの始動制御を中止する手段kを設ける。
【0011】第5の発明は、第4の発明における所定の
上限値は、エンジンの正常なクランキング時の振動レベ
ルの1.5〜2.0倍に設定する第6の発明は、第1の
発明または第4の発明において、図10,図11のよう
にエンジン始動制御の中止を警報する手段hを設ける。
【0012】
【作用】第1の発明において、トランスミッションがニ
ュートラルでないときは、ニュートラル時に較べて始動
時の負荷が大きく、スタータ電流が増加する。このスタ
ータ電流値を電流センサで検出し、その検出値が所定の
上限値を越えると、エンジンの始動制御を中止すること
により、エンジン始動の遠隔操作で車両が走り出すのを
防止できる。
【0013】第2の発明では、スタータ電流は環境温度
の影響を受けるので、エンシンの冷却水温を検出し、そ
の検出値に応じて上限値を補正することにより、トラン
スミッションがニュートラルかどうかを適正に判定でき
る。
【0014】第3の発明では、スタータ電流はバッテリ
起電力の影響を受けるので、バッテリの容量やその劣化
状態を指標するバッテリ内部抵抗を検出し、その検出値
に応じて上限値を補正することにより、トランスミッシ
ョンがニュートラルかどうかを適正に判定できる。
【0015】第4の発明において、トランスミッション
がニュートラルでないときは、エンジンをクランキング
すると、その回転が駆動系に伝わり、ニュートラル時に
較べて大きな振動(揺れ)を車両に発生させる。そこ
で、エンジン始動制御中の車両振動を検出し、その検出
値が所定の上限値を越えると、エンジンの始動制御を中
止することにより、エンジン始動の遠隔操作で車両が走
り出すのを防止できる。
【0016】第5の発明では、トランスミッションがニ
ュートラルかどうかを適正に判定できる。
【0017】第6の発明では、車両の異常を遠隔始動の
操作者に警報できる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1において、1はエンジンの遠
隔始動を制御するコントロールユニット、2はその携帯
可能な遠隔操作盤で、これらはそれぞれ送信回路と受信
回路およびアンテナを備える。遠隔操作盤2はエンジン
始動スイッチ12が設けられ、これをオンすると、コン
トロールユニット1へエンジン始動指令を送信する。
【0019】コントロールユニット1は遠隔操作盤2か
ら送信されるエンジン始動指令を受信すると、エンジン
を遠隔始動する際の安全チェックを行い、所定の始動条
件が満たされるときにのみ、エンジンの始動を制御す
る。
【0020】安全チェックを行うために必要な検出手段
として、スイッチ群3(パーキングブレーキの作動状態
を検出するパーキングブレーキスイッチと、車両のドア
やフードの閉じ状態を検出するスイッチなど)が用いら
れ、これらはそれぞれコントロールユニット1の入力側
に配線される。
【0021】4はエンジンのスターティングモータで、
スタータスイッチ5を介してバッテリ6に接続される。
スターティングモータ4の電流値を検出する手段として
電流センサ7が設けられ、コントロールユニット1はそ
の検出値が所定の上限値(トランスミッションがニュー
トラルかどうかの判定基準値)を越えると、エンジンの
遠隔操作に基づく始動制御を中止する。
【0022】電流センサ7としては、ホール電圧を測定
することにより、磁界の強さ、つまり電流値を検出する
ホール素子式が採用される。この場合、既存車両への後
付けも容易になる。
【0023】エンジンの始動制御の中止を警報する手段
として、遠隔操作盤2に警報器8とその作動を停止する
警報解除スイッチ9が設けられ、コントロールユニット
1はエンジンの始動制御の中止時に遠隔操作盤2への警
報指令を送信する。
【0024】スターティングモータ4の電流は環境温度
やバッテリ起電力の影響を受けるので、スタータ電流の
上限値を適正に補正する必要がある。そのため、コント
ロールユニット1の入力側にエンジンの冷却水温を検出
する水温センサ10と、スタータ回路の負荷電圧とバッ
テリの端子電圧とからバッテリの内部抵抗を求める手段
11が設けられる。
【0025】図2,図3はコントロールユニット1の制
御内容を説明するフローチャートで、エンジンの遠隔始
動に際して、ステップ1〜ステップ4でスイッチ群3の
各スイッチがオンかどうかを確認し、車両のドアやフー
ドが閉じられ、パーキングブレーキが作動状態にセット
され、他のチェック項目もすべてyesのときにのみス
テップ5へ進む。
【0026】ステップ5で遠隔操作盤2からのエンジン
始動指令を受信すると、ステップ6,ステップ7におい
て、水温センサ10の検出値を読み取り、そのときの水
温に対応する補正係数Ktをマップデータから求める。
ついで、ステップ8,ステップ9において、スタータ回
路の負荷電圧とバッテリ6の端子電圧とからバッテリ6
の内部抵抗Riを測定し、この測定値に応じた補正係数
bをマップデータから求める。
【0027】これら補正係数Kt,Kbに基づいて、ステ
ップ10でスタータ電流の基準値に係数Kt,Kbを掛け
ることにより、正常範囲を規定する上限値を求める。こ
こで、補正係数Ktは3.0(水温−15℃)〜0.5
(水温80℃)のように変化する。補正係数Kbは1.
0(Ri小)〜0.5(Ri大)のように変化する。スタ
ータ電流の基準値は小型車で100A、大型車で300
A、位に設定するものとする。
【0028】バッテリ6の内部抵抗Riの検出方法を図
4を参照しながら説明すると、Rsは直列抵抗、Eはバ
ッテリの起電力、ViはRiに拠る電圧降下、VTはバッ
テリの端子電圧、VsはRsに拠る電圧降下、VLは負荷
電圧、Iは電流である。
【0029】Rsをバッテリと負荷およびジェネレータ
GENとの間の配線抵抗の一部とすると、VT,VLは外
部から測定可能であり、Eは既知の値を備えるから、R
i,Rsを流れる電流Iが、バッテリの充電・放電に拘わ
らず、等しいことに注目すれば、 I=Vi/Ri=Vs/Rs となり、Vi,VsをE,VT,VLで表すと、 (E−VT)/Ri=(VT−VL)/Rs となる。これをRiについて解くと、 Ri=(E−VT)Rs/(VT−VL) となり、右辺にデータを代入すれば、VT,VLの測定の
みで、運転中にRiが求められるのである。
【0030】このようにスタータ電流の上限値を補正す
ると、ステップ11,ステップ12において、タイマの
カウントをリセットしてから、スタータスイッチ5をオ
ンする。そして、ステップ13で電流センサ7の検出値
を読み取る。20ms毎に電流値は5回測定し、その平
均値を計算し、ステップ14でこれを補正後の上限値と
比較して正常か異常かを判定する。図5にスタータ電流
の正常時と異常時との違いを例示する。
【0031】電流値が上限値以下のときは正常と判定
し、ステップ15へと進み、タイマのカウントを開始す
る。そして、ステップ16〜ステップ20において、エ
ンジンが始動に至るとスタータスイッチ5をオフする。
その際、エンジンが始動に至らず、タイマのカウントが
規定時間に達したら、始動ミスを判定し、スタータスイ
ッチ5をオフしてディレイ後にリターンする。
【0032】ステップ14において、電流値が上限値を
越える場合は異常と判定し、ステップ21へ移行して即
座にスタータスイッチ5をオフする。トランスミッショ
ンがニュートラルでないときは、エンジンがクラッチを
介して駆動系と直結し、スタータの負荷が増大し、この
ためスタータ電流値が大きく変化する。したがって、こ
のような場合はニュートラルでないと判断し、エンジン
の始動操作を停止するのである。
【0033】その後、ステップ22で燃料カットなどエ
ンジンの停止処理を行ってから、ステップ23において
異常フラグをセットし、そのセット中はエンジンの遠隔
操作に基づく再始動を禁止する。
【0034】図示しない警報処理に異常フラグは使用さ
れ、このセット時はコントロールユニット1から警報指
令が送信され、その電波を受信すると、遠隔操作盤2に
内蔵の警報器8が作動する。また、遠隔操作盤2の警報
解除スイッチ9をオンすると、警報器8の作動が停止す
る一方、異常フラグのリセット信号が遠隔操作盤2から
送信され、コントロールユニット1がその電波を受信す
ると、異常フラグはリセットされる。
【0035】図6は別の実施形態を表すもので、20は
エンジンの遠隔始動を制御するコントロールユニット、
2はその携帯可能な遠隔操作盤で、これらはそれぞれ送
信回路と受信回路およびアンテナを備える。遠隔始動盤
2はエンジン始動スイッチ12が設けられ、これをオン
すると、コントロールユニット20へエンジン始動指令
を送信する。
【0036】コントロールユニット20は遠隔操作盤2
から送信されるエンジン始動指令を受信すると、エンジ
ンを遠隔始動する際の安全チェックを行い、所定の始動
条件が満たされるときにのみ、エンジンの始動を制御す
る。
【0037】安全チェックを行うため、スイッチ群3
(パーキングブレーキの作動状態を検出するパーキング
ブレーキスイッチと、車両のドアやフードの閉じ状態を
検出するスイッチなど)が用いられ、これらはそれぞれ
コントロールユニット20の入力側に配線される。
【0038】4はエンジンのスターティングモータで、
スタータスイッチ5を介してバッテリ6に接続される。
エンジン始動制御中の車両振動を検出する手段として加
速度センサ21が設けられ、コントロールユニット20
はその検出値が所定の上限値(トランスミッションがニ
ュートラルかどうかの判定基準値)を越えると、エンジ
ンの遠隔操作に基づく始動制御を中止する。
【0039】パーキングブレーキがオンの場合は、エン
ジンの反力が大きく、エンジンの回転方向へ大きく揺
れ、車両の前後方向への揺れが相対的に小さくなるし、
パーキングブレーキがオフの場合は、逆に車両の前後方
向への揺れが大きく、エンジンの回転方向への揺れは小
さくなる傾向があるから、加速度センサ21はこれら両
方向の揺れを検出できるようにエンジン側と車体側とに
それぞれ配置される。
【0040】エンジンの始動制御の中止を警報する手段
として、遠隔操作盤2に警報器8とその作動を停止する
警報解除スイッチ9が設けられ、コントロールユニット
20はエンジンの始動制御の中止時に遠隔操作盤2への
警報指令を送信する。
【0041】図7,図8はコントロールユニット20の
制御内容を説明するフローチャートで、エンジンの遠隔
始動に際して、ステップ1〜ステップ4でスイッチ群3
の各スイッチがオンかどうかを確認し、車両のドアやフ
ードが閉じられ、パーキングブレーキが作動状態にセッ
トされ、他のチェック項目もすべてyesのときにのみ
ステップ5へ進む。
【0042】ステップ5で遠隔操作盤2からのエンジン
始動指令を受信すると、ステップ6,ステップ7におい
て、タイマのカウントをリセットしてから、スタータス
イッチ5をオンする。エンジンがクランキングすると、
その回転が駆動系に伝わり、エンジンの回転方向への揺
れや車両の前後方向への揺れを発生させる。
【0043】この揺れはトランスミッションがニュート
ラルか、そうでないかによって図9のような違いを見せ
る。トランスミッションがニュートラルでない場合の揺
れは、駆動系のバックラッシュにより、エンジンのクラ
ンキングから遅れて最大となり、トランスミッションが
ニュートラルの場合に較べると、その大きさ(加速度の
絶対値)は1.5倍以上になる。そのため、トランスミ
ッションのニュートラルかどうかの判定基準として、所
定の上限値はエンジンの正常なクランキング時の振動レ
ベルの1.5〜2.0倍に設定される。
【0044】ステップ8〜ステップ10において、加速
度センサ21の検出値を読み取り、エンジンの回転方向
への揺れおよび車両の前後方向への揺れについて、スタ
ータスイッチ5のオンから所定時間(バックラッシュに
よる遅れを考慮して設定)内の最大値を測定し、所定の
上限値と比較して正常か異常かを判定する。
【0045】両方の揺れの最大値が上限値以下のときは
正常と判定し、ステップ11へと進み、タイマのカウン
トを開始する。そして、ステップ12〜ステップ16に
おいて、エンジンが始動に至るとスタータスイッチ5を
オフする。その際、エンジンが始動に至らず、タイマの
カウントが規定時間に達したら、始動ミスを判定し、ス
タータスイッチ5をオフしてディレイ後にリターンす
る。
【0046】ステップ10において、両方の揺れの最大
値の少なくとも一方が上限値(正常時の振動レベルの
1.5〜2.0倍)を越える場合は異常と判定し、ステ
ップ17へ移行して即座にスタータスイッチ5をオフす
る。そして、ステップ18で燃料カットなどエンジンの
停止処理を行ってから、ステップ19において異常フラ
グをセットし、このセット中はエンジンの遠隔操作に基
づく再始動を禁止する。
【0047】なお、図示しない警報処理において、異常
フラグのセット時はコントロールユニット20から警報
指令が送信され、その電波を受信すると、遠隔操作盤2
に内蔵の警報器8が作動する。また、遠隔操作盤2の警
報解除スイッチ9をオンすると、警報器8の作動が停止
する一方、異常フラグのリセット信号が遠隔操作盤2か
ら送信され、コントロールユニット20がその電波を受
信すると、異常フラグはリセットされる。
【0048】
【発明の効果】第1の発明によれば、エンジンの始動を
遠隔操作する手段と、この遠隔操作に基づくエンジンの
始動制御を行う手段を備えるエンジンの遠隔始動装置に
おいて、エンジンのスタータ電流を検出する手段と、こ
の検出値が所定の上限値を越えるとエンジンの始動制御
を中止する手段を設けたので、トランスミッションがニ
ュートラルでないときは、エンジンの始動制御が中止さ
れる。つまり、エンジン始動の遠隔操作で車両が走り出
すのを適確に防止できる。また、スタータ電流の検出手
段は、シフトレバーにポジションスイッチを持たない車
両へも容易に後付けできる。
【0049】第2の発明によれば、第1の発明におい
て、エンジンの冷却水温を検出する手段と、その検出値
に応じて所定の上限値を補正する手段を設けたので、ト
ランスミッションがニュートラルかどうかを適正に判定
できる。
【0050】第3の発明では、第1の発明において、バ
ッテリの内部抵抗を検出する手段と、その検出値に応じ
て所定の上限値を補正する手段を設けたので、トランス
ミッションがニュートラルかどうかを適正に判定でき
る。
【0051】第4の発明では、エンジンの始動を遠隔操
作する手段と、この遠隔操作に基づくエンジンの始動制
御を行う手段を備えるエンジンの遠隔始動装置におい
て、エンジン始動制御中の車両振動を検出する手段と、
この検出値が所定の上限値を越えるとエンジンの始動制
御を中止する手段を設けたので、トランスミッションが
ニュートラルでないときは、エンジンの始動制御は中止
される。そのため、エンジン始動の遠隔操作で車両が走
り出すのを適確に防止できる。また、車両振動の検出手
段は、シフトレバーにポジションスイッチを持たない車
両へも容易に後付けできる。
【0052】第5の発明では、第4の発明における所定
の上限値は、エンジンの正常なクランキング時の振動レ
ベルの1.5〜2.0倍に設定したので、トランスミッ
ションがニュートラルかどうかを適正に判定できる。
【0053】第6の発明では、第1の発明または第4の
発明において、エンジン始動制御の停止を警報する手段
を設けたので、遠隔始動の操作者は警報の作動により車
両の異常を容易に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態を表す概要図である。
【図2】同じくコントロールユニットの制御内容を説明
するフローチャートである。
【図3】同じくコントロールユニットの制御内容を説明
するフローチャートである。
【図4】バッテリ内部抵抗の検出方法に関する説明図で
ある。
【図5】スタータ電流の正常と異常の違いを表す特性図
である。
【図6】別の実施形態を表す概要図である。
【図7】同じくコントロールユニットの制御内容を説明
するフローチャートである。
【図8】同じくコントロールユニットの制御内容を説明
するフローチャートである。
【図9】車両振動の正常パターンと異常パターンとの違
いを表す特性図である。
【図10】この発明のクレーム対応図である。
【図11】この発明のクレーム対応図である。
【符号の説明】
1 コントロールユニット 2 遠隔操作盤 3 スイッチ類 4 スターティングモータ 5 スタータスイッチ 6 バッテリ 7 電流センサ 10 水温センサ 11 バッテリ内部抵抗検出手段 20 コントロールユニット 21 加速度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02B 77/08 F02B 77/08 K F02D 28/00 F02D 28/00 B 29/02 29/02 H F02N 11/10 F02N 11/10 E

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの始動を遠隔操作する手段と、こ
    の遠隔操作に基づくエンジンの始動制御を行う手段を備
    えるエンジンの遠隔始動装置において、エンジンのスタ
    ータ電流を検出する手段と、この検出値が所定の上限値
    を越えるとエンジンの始動制御を中止する手段を設けた
    ことを特徴とするエンジンの遠隔始動装置。
  2. 【請求項2】エンジンの冷却水温を検出する手段と、そ
    の検出値に応じて所定の上限値を補正する手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1に記載の遠隔始動装置。
  3. 【請求項3】バッテリの内部抵抗を検出する手段と、そ
    の検出値に応じて所定の上限値を補正する手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1に記載の遠隔始動装置。
  4. 【請求項4】エンジンの始動を遠隔操作する手段と、こ
    の遠隔操作に基づくエンジンの始動制御を行う手段を備
    えるエンジンの遠隔始動装置において、エンジン始動制
    御中の車両振動を検出する手段と、この検出値が所定の
    上限値を越えるとエンジンの始動制御を中止する手段を
    設けたことを特徴とするエンジンの遠隔始動装置。
  5. 【請求項5】所定の上限値はエンジンの正常なクランキ
    ング時の振動レベルの1.5〜2.0倍に設定したこと
    特徴とする請求項4に記載の遠隔始動装置。
  6. 【請求項6】エンジン始動制御の中止を警報する手段を
    設けたことを特徴とする請求項1または請求項4に記載
    の遠隔始動装置。
JP17137296A 1996-07-01 1996-07-01 エンジンの遠隔始動装置 Pending JPH1018948A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100302376B1 (ko) * 1999-08-26 2001-09-22 류정열 차량용 전자제어식 연료분사시스템의 엔진시동완료 판단방법
US20120299556A1 (en) * 2010-06-18 2012-11-29 Tomoyasu Ishikawa Deterioration degree determining apparatus
JP2015105640A (ja) * 2013-12-02 2015-06-08 株式会社デンソー 車両駆動装置
JP2018080638A (ja) * 2016-11-16 2018-05-24 スズキ株式会社 エンジン再始動装置

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