JPH10188647A - 紫外線硬化装置 - Google Patents

紫外線硬化装置

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JPH10188647A
JPH10188647A JP35647496A JP35647496A JPH10188647A JP H10188647 A JPH10188647 A JP H10188647A JP 35647496 A JP35647496 A JP 35647496A JP 35647496 A JP35647496 A JP 35647496A JP H10188647 A JPH10188647 A JP H10188647A
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ultraviolet
light
furnace
work
shielding
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Yoshio Okada
好夫 岡田
Osamu Sakai
修 坂井
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Iwasaki Denki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な装置により、ワークに所望の紫外線を照
射でき、精度の高いフィルムやマスクを得ることができ
る紫外線硬化装置を提供することを目的とする。 【解決手段】紫外線ランプ11の上部に、紫外線が通過
する隙間を有する紫外線量調整体13を配置し、また同
紫外線量調整体の上部に、複数段スリット18,19を
有する遮光炉15を設け、また遮光炉の内部で複数段ス
リットの上部に、隙間に紫外線が反射しないようにミラ
ー20を配置して構成し、紫外線量調整体と遮光炉の間
で搬送するワーク22に平行な紫外線が照射するように
構成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は紫外線硬化装置の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば偏向フィルムあるいはテレ
ビジョンのブラウン管に使用するマスク等においては、
フィルムに平行な紫外線を照射して縦縞を構成し、紫外
線が照射された部分からは光が透過せず、紫外線が照射
されない部分からは光が透過するように構成してある。
同紫外線硬化装置としては、例えば図2に示すように、
反射体1に装着してな紫外線ランプ2の上部に、2mm
乃至15mm程度の隙間3を有する紫外線量調整体4を
配置し、また同紫外線量調整体4の上部に、内面を黒色
としてなる遮光炉5を設け、同紫外線量調整体4と遮光
炉5の間に、回転ローラ6に載置して搬送するテレビジ
ョンのマスク等のワーク7を通過し、同ワークの上面に
紫外線を照射するように構成してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに上記した紫外
線硬化装置によると、遮光体の内面に照射した紫外線の
反射光がワークの上面に照射し、ワークに余分な紫外線
が照射し、偏向フィルムやテレビジョンのブラウン管に
使用するマスクの所望の箇所に、平行な紫外線が照射さ
れず、精度の高いフィルムやテレビジョンのブラウン管
のマスクを得られない欠点がある。また大型のミラーと
レンズを組み合わせることにより、ワークに平行な紫外
線を照射することも可能であるが、装置が1mないし2
m程度の大型となり、またコスト高となるので、実用的
でない。
【0004】本発明は、上記の点に鑑み発明したもので
あって、簡単な装置により、ワークに所望の紫外線を照
射でき、精度の高いフィルムやマスクを得ることのでき
る紫外線硬化装置を提供することを目的とする。
【0005】
【発明を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、反射体に装着してな紫外線ランプの上部に、紫外線
が通過する隙間を有する紫外線量調整体を配置して構成
してある。また紫外線量調整体の上部に、複数段スリッ
トを有する遮光炉を設け、また遮光炉の内部で複数段ス
リットの上部に、隙間に紫外線が反射しないようにミラ
ーを配置して構成して構成してある。そして紫外線量調
整体と遮光炉の間で搬送する被照射物に平行な紫外線が
照射するように構成し、精度の高いフィルムあるいはマ
スクが得られるように構成してある。。
【0006】請求項2に記載の発明は、遮光炉と遮光炉
の内部に複数段スリットを構成する板体の表面を黒色に
構成してある。そして有害な紫外線がワークの上面に反
射せず、精度の高いフィルムやマスクが得られる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明を図1について説明す
る。図において、11は反射体12の内部に装着してな
る紫外線ランプであって、10kW乃至20kW程度の
長尺状の高圧放電ランプを用いて構成してある。13は
紫外線ランプの上部に配置してなる紫外線量調整体であ
って、2mm乃至15mm程度の隙間14を有して構成
してある。15は紫外線量調整体13の上部に配置して
なる遮光炉、16,17はスリット18,19を有する
板体であって、遮光炉15に所定の間隔を有して支持し
て構成してある。また遮光炉15と板体16,17の表
面は黒色に構成してある。また最下端のスリット18
は、例えば30mm程度に構成する。また図1に示すよ
うに、二段スリットに構成した場合、上部のスリット1
9は例えば40mm乃至60mm程度に構成する。また
遮光スリットは上部に行くに従い幅を広く構成してあ
る。20は最上部の板体の上部で、スリットの対応位置
に配置してなるミラーであって、スリットを通して紫外
線がワークに照射されないように構成してある。21は
紫外線量調整体13と遮光炉15の間に配置してなるコ
ンベアーであって、反射率の低いローラあるいはベルト
で構成してある。22はコンベアー21に載置してなる
ワークであって、例えばフィルムあるいはマスクであ
る。
【0008】次に上記装置における紫外線硬化について
説明する。 紫外線ランプ12を点灯すると、隙間14を通して紫
外線がコンベアー21で搬送されるワークに照射され、
ワークの紫外線反応帯部分が硬化される。 さらに、ワークを透過し遮光炉15に入射された紫外
線は、複数段の板体のスリットを通してミラーに入射さ
れ、かかる後紫外線はミラーで例えば横方向に照射され
遮光炉の内部で乱反射し、ワークの上部にほとんど戻る
ことはない。 ワークに紫外線が戻ることがないので、ワークに必要
以上の有害な紫外線が照射されることがなく、所望の品
質のフィルムあるいはマスクを得ることができる。
【0009】
【発明の効果】本発明は上記のように構成したので、簡
単な装置により、ワークに所望の紫外線を照射でき、精
度の高いフィルムやマスクを得ることのできる特別な効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る紫外線硬化装置の正面図。
【図2】従来の紫外線硬化装置の正面図。
【符号の説明】
11 紫外線ランプ 12 反射体 13 紫外線量調整体 15 遮光炉 16,17 板体 18,19 スリット 20 ミラー 21 コンベアー 22 ワーク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】反射体に装着してな紫外線ランプの上部
    に、紫外線が通過する隙間を有する紫外線量調整体を配
    置し、また同紫外線量調整体の上部に、複数段スリット
    を有する遮光炉を設け、また遮光炉の内部で複数段スリ
    ットの上部に、隙間に紫外線が反射しないようにミラー
    を配置し、紫外線量調整体と遮光炉の間で搬送するワー
    クに平行な紫外線が照射するように構成したことを特徴
    とする紫外線硬化装置。
  2. 【請求項2】遮光炉と、遮光炉の内部に複数段スリット
    を構成する板体は、表面を黒色に構成したことを特徴と
    する請求項1記載の紫外線硬化装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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