JPH10188484A - 圧縮データの同期検出回路 - Google Patents

圧縮データの同期検出回路

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JPH10188484A
JPH10188484A JP34742396A JP34742396A JPH10188484A JP H10188484 A JPH10188484 A JP H10188484A JP 34742396 A JP34742396 A JP 34742396A JP 34742396 A JP34742396 A JP 34742396A JP H10188484 A JPH10188484 A JP H10188484A
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JP
Japan
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signal
frame length
frame
synchronization
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JP34742396A
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Setsuo Terasaki
攝雄 寺崎
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、同期信号やフレーム長情報にエラ
ーが発生している場合でも、同期はずれ状態になること
を極力阻止し得るようにした圧縮データの同期検出回路
を提供するものである。 【解決手段】同期窓発生回路16で発生された窓信号
と、同期信号検出回路13から出力された信号とが対応
せず、かつ、同期信号検出回路13から出力された信号
にエラーフラグが立っている状態で、同期信号検出回路
13から出力された信号の前または後に配置された固定
値のデータを調べることにより、同期信号検出回路13
から出力された信号が同期信号であるか否かを判別する
前後データ判断回路40を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば高能率圧
縮符号化処理が施され、光ディスク等の記録媒体に記録
されたデジタル音声データに、復号化処理を施す再生シ
ステムに係り、特にその再生すべき圧縮データ列から同
期信号成分を検出するための、圧縮データの同期検出回
路の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、近年では、例えば音声用
のCD(Compact disk)と同じ直径12cmの光ディス
クに、音声データだけでなく動画像データも圧縮して記
録することができるようになっている。この種の光ディ
スクとしては、例えばCD−ROM(Read Only Memor
y)等が、教育用から情報用に至るまで、幅広い分野に
渡って普及している。
【0003】そして、現在では、CDと同径の光ディス
クに、約2時間分の映画に対応する動画像データと8種
類の異なる言語の音声データとを、高能率圧縮符号化し
て高密度で記録するだけでなく、32種類の異なる言語
の字幕等を表わす副映像データをも記録することができ
るようにした、通称DVDと称される光ディスクも開発
されている。
【0004】ここで、音声データに高能率圧縮符号化処
理を施すための方式としては、例えばMPEG(Moving
Picture image coding Experts Group )やAC−3等
に代表されるような、各種の規格が提案されている。い
ずれの規格の場合でも、圧縮符号化音声データは、フレ
ームと称される単位で区切られており、このフレーム内
にチャンネル当たり一定数のサンプルが含まれている。
【0005】具体的に言えば、1フレーム内のサンプル
数は、MPEGの規格では1152となり、AC−3の
規格では1536となっている。そして、このサンプル
が各フレーム単位で圧縮されることになる。例えばAC
−3規格における圧縮符号化音声データのビットストリ
ームは、図3に示すようなシンクフレームSF(SyncFr
ame)単位に区切られている。
【0006】そして、このシンクフレームSFは、同期
情報SI(Synchronization Information )と、ビット
ストリーム情報BSI(Bit Stream Information)と、
256サンプル毎に圧縮された6つのオーディオブロッ
クAB(Audio Block )0〜AB5と、付加信号AUX
(Auxiliary )と、誤り検出信号CRC(Cyclic Redun
dancy Check )とから構成されている。
【0007】このシンクフレームSFの長さは、サンプ
リング周波数とビットレートとにより変化するが、サン
プリング周波数とビットレートとが同一の場合は、一定
の値となる。
【0008】ここで、上記した同期情報SIは、図4に
示すように、16ビットの同期信号syncwordと、16ビ
ットの誤り検出符号crc1と、2ビットのサンプリングレ
ートコードfscod と、6ビットのフレームサイズコード
frmsizecodとから構成されている。
【0009】そして、このサンプリングレートコードfs
cod とフレームサイズコードfrmsizecodとから、シンク
フレームSFの長さが決定されることになる。このサン
プリングレートコードfscod とフレームサイズコードfr
msizecodは、ストリームが変化しない限り固定値となっ
ている。
【0010】また、上記したビットストリーム情報BS
Iは、図5に示すように、ビットストリームIDbsid
と、ビットストリームモードbsmod と、オーディオコー
ディングモードacmod とを主体として構成されている。
そして、このビットストリームIDbsidは固定値であ
り、ビットストリームモードbsmod 及びオーディオコー
ディングモードacmod も、ストリームが変化しない限り
固定値となっている。
【0011】一方、この高能率圧縮符号化されて光ディ
スクに記録された音声データを再生するディスク再生シ
ステムにおいては、光ディスクから読み取った圧縮符号
化音声データを、そのままIEC958(デジタルオー
ディオインターフェース)準拠で出力するための規格化
が進められている。さらに、このディスク再生システム
からIEC958準拠で出力された圧縮符号化音声デー
タに、復号化処理を施して再生するためのデコーダも開
発されている。
【0012】そして、この圧縮符号化音声データは、再
生時に同期信号を検出して、フレーム単位で復号化処理
を施すことにより、元の音声データに復元される。図6
は、光ディスクから読み取った圧縮符号化音声データか
らフレーム毎の同期信号syncwordを検出する従来の同期
検出回路を示している。
【0013】すなわち、入力端子11に供給された圧縮
符号化音声データのビットストリームは、そのまま出力
端子12から取り出されて復号化処理に供されるととも
に、同期信号検出回路13及びフレーム長情報抽出回路
14にそれぞれ供給される。このうち、同期信号検出回
路13は、入力されたビットストリーム中から同期信号
syncwordのパターンを検出し、その検出された同期信号
syncwordをフレーム同期検出回路15に出力している。
【0014】このフレーム同期検出回路15は、同期窓
発生回路16から出力される窓信号が開状態のときに、
同期信号検出回路13から出力された同期信号syncword
を、正規の同期信号syncwordと判断して出力端子17に
出力するとともに、上記フレーム長情報抽出回路14に
出力している。
【0015】このフレーム長情報抽出回路14は、フレ
ーム同期検出回路15から出力された同期信号syncword
に基づいて、入力されたビットストリーム中からフレー
ム内の同期情報SIに含まれるフレーム長情報(サンプ
リングレートコードfscod とフレームサイズコードfrms
izecod)を抽出し、その抽出されたフレーム長情報をフ
レーム長判別回路18に出力している。
【0016】このフレーム長判別回路8は、入力された
フレーム長情報に基づいてフレーム長を判別し、その判
別信号を上記同期窓発生回路16に出力している。そし
て、この同期窓発生回路16が、入力された判別信号に
基づいて、各フレームの同期信号syncwordの発生予想位
置で開状態となる窓信号を生成し、上記フレーム同期検
出回路15に出力している。
【0017】図7は、圧縮符号化音声データのビットス
トリームと、同期信号検出回路13で検出された同期信
号syncwordと、同期窓発生回路16から出力される窓信
号との関係を示している。図7に示されているように、
ビットストリーム中の各フレームの先頭で、同期信号検
出回路13により同期信号syncwordが検出され、この同
期信号syncwordの検出されたタイミングで、同期窓発生
回路16から出力される窓信号が開状態(ハイレベル)
となっている状態が、同期がとれていることを示してい
る。
【0018】しかしながら、上記のような従来の同期検
出回路では、入力端子11に供給されたビットストリー
ム中の同期信号syncwordにエラーが発生している場合、
同期信号検出回路13で同期信号syncwordを検出するこ
とができなくなる。すると、フレーム同期検出回路15
では、同期信号syncwordと窓信号とが一致しない、いわ
ゆる同期はずれ状態となり、再度、フレーム同期検出回
路15から同期信号syncwordが出力されるようになるま
でに、数フレーム分の音声が再生されなくなるという問
題が生じている。
【0019】また、従来の同期検出回路では、入力端子
11に供給されたビットストリーム中のフレーム長情報
にエラーが発生している場合、フレーム長判別回路18
で正しいフレーム長情報を得ることができなくなる。す
ると、フレーム同期検出回路15では、同期はずれ状態
となり、再度、フレーム同期検出回路15から同期信号
syncwordが出力されるようになるまでに、やはり、数フ
レーム分の音声が再生されなくなるという問題が生じ
る。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
圧縮データの同期検出回路では、同期信号やフレーム長
情報にエラーが発生すると、同期信号と窓信号とが一致
しない同期はずれ状態となり、再度、正しく同期信号が
得られるようになるまでに、数フレーム分の音声が再生
されなくなってしまうという問題を有している。
【0021】そこで、この発明は上記事情を考慮してな
されたもので、同期信号やフレーム長情報にエラーが発
生している場合でも、同期はずれ状態になることを極力
阻止し得るようにした極めて良好な圧縮データの同期検
出回路を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】この発明に係る圧縮デー
タの同期検出回路は、フレーム単位に区切られ、各フレ
ームそれぞれが、同期信号とそのフレームの長さを示す
フレーム長情報とを含み、各フレーム内の所定のデータ
量毎にエラーフラグが付加される圧縮データ列から、同
期信号を検出するものを対象としている。
【0023】そして、圧縮データ列中から同期信号を検
出する同期信号検出手段と、この同期信号検出手段で検
出された同期信号に基づいて、圧縮データ列中からフレ
ーム長情報を抽出するフレーム長情報抽出手段と、この
フレーム長情報抽出手段で抽出されたフレーム長情報に
基づいて、同期信号検出手段による同期信号の検出予想
位置に対応する窓信号を発生する窓信号発生手段と、こ
の窓信号発生手段で発生された窓信号と同期信号検出手
段から出力された信号とが対応した状態で、該同期信号
検出手段から出力された信号を同期信号として、フレー
ム長情報抽出手段にフレーム長情報の抽出のために供給
するフレーム同期検出手段と、窓信号発生手段から出力
された窓信号と同期信号検出手段から出力された信号と
が対応せず、かつ、同期信号検出手段から出力された信
号にエラーフラグが立っている状態で、同期信号検出手
段から出力された信号の前または後に配置された固定値
のデータを調べることにより、同期信号検出手段から出
力された信号が同期信号であるか否かを判別する判別手
段とを備えるようにしたものである。
【0024】上記のような構成によれば、窓信号発生手
段から出力された窓信号と同期信号検出手段から出力さ
れた信号とが対応せず、かつ、同期信号検出手段から出
力された信号にエラーフラグが立っている状態で、同期
信号検出手段から出力された信号の前または後に配置さ
れた固定値のデータを調べることにより、同期信号検出
手段から出力された信号が同期信号であるか否かを判別
するようにしたので、同期信号にエラーが発生している
場合でも、同期はずれ状態になることを極力阻止するこ
とができるようになる。
【0025】また、この発明に係る圧縮データの同期検
出回路は、上記対象において、圧縮データ列中から同期
信号を検出する同期信号検出手段と、この同期信号検出
手段で検出された同期信号に基づいて、圧縮データ列中
からフレーム長情報を抽出するフレーム長情報抽出手段
と、このフレーム長情報抽出手段で抽出されたフレーム
長情報に基づいて、同期信号検出手段による同期信号の
検出予想位置に対応する窓信号を発生する窓信号発生手
段と、この窓信号発生手段で発生された窓信号と同期信
号検出手段から出力された信号とが対応した状態で、該
同期信号検出手段から出力された信号を同期信号とし
て、フレーム長情報抽出手段にフレーム長情報の抽出の
ために供給するフレーム同期検出手段と、フレーム長情
報抽出手段で抽出されたフレーム長情報にエラーフラグ
が立っている状態で、前のフレームに含まれていたフレ
ーム長情報を窓信号発生手段による窓信号の生成に供さ
せるフレーム長情報制御手段とを備えるようにしたもの
である。
【0026】上記のような構成によれば、圧縮データ列
中のフレーム長情報にエラーフラグが立っている場合、
前のフレームに含まれていたフレーム長情報を用いて、
窓信号の生成を行なわせるようにしたので、フレーム長
情報にエラーが発生している場合でも、ほぼ正確な窓信
号を生成することができるので、同期はずれ状態になる
ことを極力阻止することができるようになる。
【0027】さらに、この発明に係る圧縮データの同期
検出回路は、フレーム単位に区切られ、各フレームそれ
ぞれが同期信号とそのフレームの長さを示すフレーム長
情報とを含む圧縮データ列から、同期信号を検出するも
のを対象としている。
【0028】そして、圧縮データ列中から同期信号を検
出する同期信号検出手段と、この同期信号検出手段で検
出された同期信号に基づいて、圧縮データ列中からフレ
ーム長情報を抽出するフレーム長情報抽出手段と、この
フレーム長情報抽出手段で抽出されたフレーム長情報に
基づいて、同期信号検出手段による同期信号の検出予想
位置に対応する窓信号を発生する窓信号発生手段と、こ
の窓信号発生手段で発生された窓信号と同期信号検出手
段から出力された信号とが対応した状態で、該同期信号
検出手段から出力された信号を同期信号として、フレー
ム長情報抽出手段にフレーム長情報の抽出のために供給
するフレーム同期検出手段と、フレーム長情報抽出手段
で抽出されたフレーム長情報が、フレーム長情報として
取り得ない値となっている状態で、前のフレームに含ま
れていたフレーム長情報を窓信号発生手段による窓信号
の生成に供させるフレーム長情報制御手段とを備えるよ
うにしたものである。
【0029】上記のような構成によれば、圧縮データ列
中のフレーム長情報が、フレーム長情報として取り得な
い値となっている場合、前のフレームに含まれていたフ
レーム長情報を用いて、窓信号の生成を行なわせるよう
にしたので、フレーム長情報にエラーが発生している場
合でも、ほぼ正確な窓信号を生成することができるの
で、同期はずれ状態になることを極力阻止することがで
きるようになる。
【0030】また、同期検出開始時に、フレーム長情報
として取り得ない値となっている場合は、同期検出を開
始するとき同期信号検出が誤同期信号であった確率が高
く、窓信号の生成を開状態にして再同期することによ
り、すばやく同期がとれるようになる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。まず、図2は、こ
の発明が適用されたディスク再生システムを示してい
る。すなわち、光ディスク19に記録されたデータは、
光学式ピックアップ20によって読み取られ、RF(Ra
dio Frequency )増幅回路21に供給されて増幅された
後、波形等化処理及び2値化処理が施される。
【0032】このRF増幅回路21から出力される2値
化データは、復調回路22に供給されて復調処理が施さ
れた後、ECC(Error Checking and Correcting )回
路23を用いてエラー訂正処理が施される。また、上記
RF増幅回路21から出力される2値化データは、サー
ボ回路24に供給されてトラッキングエラーやフォーカ
スエラーの検出に供されるとともに、同期信号成分の抽
出に供される。
【0033】このうち、サーボ回路24から出力される
トラッキングエラーやフォーカスエラーの検出信号は、
ドライバ25を介して光学式ピックアップ20内の図示
しない対物レンズに対する、トラッキング方向やフォー
カス方向の制御に供される。また、サーボ回路24から
出力される同期信号成分は、ドライバ25を介して光デ
ィスク19を回転させるためのディスクモータ26の制
御に供されている。
【0034】ここで、上記復調回路22から出力される
エラー訂正処理後のデータは、そのエラーフラグととも
にマルチプレクサ27に供給されて、音声ストリームが
選択される。そして、このマルチプレクサ27から出力
される音声ストリームとそのエラーフラグとは、ビット
ストリーム分離回路28に供給されて余分なパケットヘ
ッダ情報が取り除かれた後、同期検出回路29に出力さ
れる。
【0035】この同期検出回路29は、詳細は後述する
が、入力されたエラーフラグを利用して、入力された音
声ストリーム中から前記した同期信号syncwordを検出す
るとともに、エラーの生じている同期信号syncwordやフ
レーム長情報を正しいデータに書き替えて出力してい
る。なお、この書き替えは、あってもなくても良いが、
圧縮符号化音声データをそのままIEC958準拠で出
力する場合に、書き替えて出力する。
【0036】そして、この同期検出回路29から出力さ
れた圧縮符号化音声データは、1フレーム抜き取り回路
30で1フレームが抜き取られ、アンブル付加回路31
でそのフレームの直前にアンブルデータが付加され、パ
ディング付加回路32でそのフレームの直後にパディン
グデータが付加された後、IEC958変換回路33で
デジタルオーディオインターフェース規格に変換され
て、出力端子34から取り出される。この場合、エラー
の生じている同期信号syncwordやフレーム長情報を正し
いデータに書き替えているので、この信号を受けた音声
デコーダは、音切れなく再生を行なうことができる。
【0037】また、上記同期検出回路29から出力され
た圧縮符号化音声データは、復号化回路35に供給され
て元のデジタル音声データに伸張処理され、D/A(Di
gital/Analogue)変換回路36でアナログ音声信号に変
換された後、増幅回路37で増幅されて、出力端子38
から取り出される。
【0038】ここで、図1は、上記同期検出回路29の
詳細を示している。図1において、図6と同一部分には
同一符号を付して説明している。まず、前記ビットスト
リーム分離回路28から入力端子11に、圧縮符号化音
声データのビットストリームの供給が開始されると、同
期信号検出回路13は、入力されたビットストリーム中
から同期信号syncwordのパターンを検出し、その検出さ
れた同期信号syncwordをフレーム同期検出回路15に出
力する。
【0039】このとき、同期窓発生回路16は、開状態
の窓信号を発生し続けているので、同期信号検出回路1
3から出力された同期信号syncwordは、そのままフレー
ム長情報抽出回路14に供給される。このため、フレー
ム長情報抽出回路14は、入力ビットストリーム中から
フレーム長情報(サンプリングレートコードfscod とフ
レームサイズコードfrmsizecod)を抽出し、フレーム長
判別回路18に出力する。
【0040】この場合、サンプリングレートコードfsco
d はサンプリング周波数を示し、フレームサイズコード
frmsizecodはビットレートを示している。このため、フ
レーム長判別回路18は、例えばサンプリング周波数が
48kHzでビットレートが384kbpsであると
き、フレーム長が1536バイトであると判断する。
【0041】すると、同期窓発生回路16は、このフレ
ーム長に応じて、次に同期信号syncwordが得られると予
想される位置で開状態となる窓信号を発生する。そし
て、フレーム同期検出回路15は、窓信号が開状態にあ
るときに、同期信号検出回路13から同期信号syncword
が出力された場合、同期がとれていると判断し、その同
期信号syncwordを出力端子17から出力させるようにし
ている。
【0042】一方、前記ビットストリーム分離回路28
から出力されたエラーフラグは、入力端子39を介し
て、フレーム同期検出回路15とフレーム長情報抽出回
路14と前後データ判断回路40とに供給される。な
お、このエラーフラグは、前記復調回路22により圧縮
符号化音声データのバイト単位に付されるものとする。
【0043】そして、この前後データ判断回路40は、
フレーム同期検出回路15により窓信号が開状態である
と判断されている状態で、同期信号検出回路13から同
期信号syncwordが出力されず、かつ、エラーフラグが立
っているという条件のときに動作される。
【0044】すなわち、前述したように、ビットストリ
ーム中に含まれる同期情報SIのサンプリングレートコ
ードfscod 及びフレームサイズコードfrmsizecodは、ス
トリームが変化しない限り固定値である。また、ビット
ストリーム中に含まれるビットストリーム情報BSIの
ビットストリームIDbsidは固定値であり、ビットスト
リームモードbsmod 及びオーディオコーディングモード
acmod も、ストリームが変化しない限り固定値である。
そして、これらの各固定値は、それぞれ同期信号syncwo
rdから一定の距離(ビット長)だけ離れた位置に配置さ
れている。
【0045】このため、前後データ判断回路40は、窓
信号が開状態で、同期信号syncwordが得られず、エラー
フラグが立っているという条件に達した場合、その条件
が満たされたビットストリームの位置から所定ビット長
だけ離れた位置に、上記した各固定値が存在するか否か
を調べ、存在する場合、上記条件が満たされたビットス
トリームの位置に、同期信号syncwordが存在するものと
判断している。
【0046】そして、同期信号syncwordが存在すると判
断した場合、前後データ判断回路40は、フレーム同期
検出回路15に自ら生成した同期信号syncwordを出力す
るとともに、同期信号書替回路41に書き替え制御信号
を発生する。すると、同期信号書替回路41は、入力さ
れた書き替え制御信号に基づいて、エラーによって同期
信号検出回路13で検出されなかった同期信号syncword
を、正しい同期信号syncwordのパターンに書き替えるよ
うに動作する。なお、この書き替えは、あってもなくて
も良いものである。
【0047】このため、フレーム同期検出回路15は、
前後データ判断回路40から出力された同期信号syncwo
rdをフレーム長情報抽出回路14に導き、フレーム長情
報抽出回路14では、この同期信号syncwordに基づいて
入力ビットストリーム中からフレーム長情報を抽出し
て、フレーム長判別回路18に出力する。
【0048】すると、このフレーム長判別回路18は、
入力されたフレーム長情報に基づいてフレーム長を算出
し、このフレーム長に基づいて同期窓発生回路16が次
に同期信号syncwordが得られると予想される位置で開状
態となる窓信号を発生する。これにより、同期信号sync
wordにエラーが発生して、同期信号検出回路13で検出
されない場合でも、同期はずれ状態になることを阻止す
ることができるようになる。
【0049】一方、前記フレーム長情報抽出回路14に
は、フレーム長情報格納回路42が接続されている。こ
のフレーム長情報格納回路42には、前のフレームのエ
ラーフラグが立っていないフレーム長情報が格納される
ようになっている。そして、ビットストリーム中のフレ
ーム長情報にエラーフラグが立っている場合、フレーム
長情報抽出回路14は、フレーム長情報格納回路42に
格納されているフレーム長情報を読み出して、フレーム
長判別回路18やフレーム長情報書替回路43に出力す
る。このフレーム長情報書替回路43は、エラーによっ
て抽出することができなかったフレーム長情報を、前の
フレームのフレーム長情報に書き替えるように動作す
る。なお、この書き替えは、あってもなくても良いもの
である。
【0050】このため、フレーム長判別回路18は、入
力されたフレーム長情報に基づいてフレーム長を算出
し、このフレーム長に基づいて同期窓発生回路16が次
に同期信号syncwordが得られると予想される位置で開状
態となる窓信号を発生する。これにより、フレーム長情
報にエラーが発生している場合でも、ほぼ正確な窓信号
を生成することができるので、同期はずれ状態になるこ
とを阻止することができるようになる。
【0051】また、フレーム長情報抽出回路14として
は、フレーム長情報にエラーフラグが立っているか否か
を検出するだけでなく、例えばビットストリーム中から
抽出したフレーム長情報が、フレーム長情報として取り
得ない値であった場合に、エラーフラグの有無に無関係
に、フレーム長情報格納回路42に格納されているフレ
ーム長情報を使用するように切り替えることもできる。
【0052】また、同期検出開始時に、フレーム長情報
として取り得ない値の場合には、同期窓発生回路16の
窓を開状態にし、再同期にはいる手段をとることによ
り、すばやく同期をとることができる。フレーム長情報
格納回路42には、フレーム長情報にエラーフラグが立
っておらず、かつ、フレーム長情報が実際に取り得る値
である場合に、例えばフレーム単位にその値が更新され
て格納される。なお、この発明は上記した実施の形態に
限定されるものではなく、この外その要旨を逸脱しない
範囲で種々変形して実施することができる。
【0053】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
同期信号やフレーム長情報にエラーが発生している場合
でも、同期はずれ状態になることを極力阻止し得るよう
にした極めて良好な圧縮データの同期検出回路を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示すブロック構成図。
【図2】この発明が適用されたディスク再生システムを
示すブロック構成図。
【図3】圧縮符号化音声データのシンクフレームを説明
するために示す図。
【図4】同シンクフレームの同期情報を説明するために
示す図。
【図5】同シンクフレームのビットストリーム情報を説
明するために示す図。
【図6】従来の同期検出回路を示すブロック構成図。
【図7】同従来回路の動作を説明するために示す図。
【符号の説明】
11…入力端子、 12…出力端子、 13…同期信号検出回路、 14…フレーム長情報抽出回路、 15…フレーム同期検出回路、 16…同期窓発生回路、 17…出力端子、 18…フレーム長判別回路、 19…光ディスク、 20…光学式ピックアップ、 21…RF増幅回路、 22…復調回路、 23…ECC回路、 24…サーボ回路、 25…ドライバ、 26…ディスクモータ、 27…マルチプレクサ、 28…ビットストリーム分離回路、 29…同期検出回路、 30…1フレーム抜き取り回路、 31…アンブル付加回路、 32…パディング付加回路、 33…IEC958変換回路、 34…出力端子、 35…復号化回路、 36…D/A変換回路、 37…増幅回路、 38…出力端子、 39…入力端子、 40…前後データ判断回路、 41…同期信号書替回路、 42…フレーム長情報格納回路、 43…フレーム長情報書替回路。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム単位に区切られ、各フレームそ
    れぞれが同期信号とそのフレームの長さを示すフレーム
    長情報とを含み、各フレーム内の所定のデータ量毎にエ
    ラーフラグが付加される圧縮データ列から、前記同期信
    号を検出する圧縮データの同期検出回路において、 前記圧縮データ列中から前記同期信号を検出する同期信
    号検出手段と、 この同期信号検出手段で検出された同期信号に基づい
    て、前記圧縮データ列中から前記フレーム長情報を抽出
    するフレーム長情報抽出手段と、 このフレーム長情報抽出手段で抽出された前記フレーム
    長情報に基づいて、前記同期信号検出手段による前記同
    期信号の検出予想位置に対応する窓信号を発生する窓信
    号発生手段と、 この窓信号発生手段で発生された窓信号と前記同期信号
    検出手段から出力された信号とが対応した状態で、該同
    期信号検出手段から出力された信号を同期信号として、
    前記フレーム長情報抽出手段に前記フレーム長情報の抽
    出のために供給するフレーム同期検出手段と、 前記窓信号発生手段で発生された窓信号と前記同期信号
    検出手段から出力された信号とが対応せず、かつ、前記
    同期信号検出手段から出力された信号に前記エラーフラ
    グが立っている状態で、前記同期信号検出手段から出力
    された信号の前または後に配置された固定値のデータを
    調べることにより、前記同期信号検出手段から出力され
    た信号が同期信号であるか否かを判別する判別手段とを
    具備してなることを特徴とする圧縮データの同期検出回
    路。
  2. 【請求項2】 前記判別手段によって前記同期信号検出
    手段から出力された信号が同期信号であると判断された
    状態で、前記圧縮データ列中の前記エラーフラグが立っ
    ている信号を、同期信号のパターンに書き替える書き替
    え手段を具備してなることを特徴とする請求項1記載の
    圧縮データの同期検出回路。
  3. 【請求項3】 フレーム単位に区切られ、各フレームそ
    れぞれが同期信号とそのフレームの長さを示すフレーム
    長情報とを含み、各フレーム内の所定のデータ量毎にエ
    ラーフラグが付加される圧縮データ列から、前記同期信
    号を検出する圧縮データの同期検出回路において、 前記圧縮データ列中から前記同期信号を検出する同期信
    号検出手段と、 この同期信号検出手段で検出された同期信号に基づい
    て、前記圧縮データ列中から前記フレーム長情報を抽出
    するフレーム長情報抽出手段と、 このフレーム長情報抽出手段で抽出された前記フレーム
    長情報に基づいて、前記同期信号検出手段による前記同
    期信号の検出予想位置に対応する窓信号を発生する窓信
    号発生手段と、 この窓信号発生手段で発生された窓信号と前記同期信号
    検出手段から出力された信号とが対応した状態で、該同
    期信号検出手段から出力された信号を同期信号として、
    前記フレーム長情報抽出手段に前記フレーム長情報の抽
    出のために供給するフレーム同期検出手段と、 前記フレーム長情報抽出手段で抽出された前記フレーム
    長情報に前記エラーフラグが立っている状態で、前のフ
    レームに含まれていたフレーム長情報を前記窓信号発生
    手段による窓信号の生成に供させるフレーム長情報制御
    手段とを具備してなることを特徴とする圧縮データの同
    期検出回路。
  4. 【請求項4】 前記圧縮データ列中の、前記エラーフラ
    グが立っているフレーム長情報を、前のフレームに含ま
    れていたフレーム長情報に書き替える書き替え手段を具
    備してなることを特徴とする請求項3記載の圧縮データ
    の同期検出回路。
  5. 【請求項5】 フレーム単位に区切られ、各フレームそ
    れぞれが同期信号とそのフレームの長さを示すフレーム
    長情報とを含む圧縮データ列から、前記同期信号を検出
    する圧縮データの同期検出回路において、 前記圧縮データ列中から前記同期信号を検出する同期信
    号検出手段と、 この同期信号検出手段で検出された同期信号に基づい
    て、前記圧縮データ列中から前記フレーム長情報を抽出
    するフレーム長情報抽出手段と、 このフレーム長情報抽出手段で抽出された前記フレーム
    長情報に基づいて、前記同期信号検出手段による前記同
    期信号の検出予想位置に対応する窓信号を発生する窓信
    号発生手段と、 この窓信号発生手段で発生された窓信号と前記同期信号
    検出手段から出力された信号とが対応した状態で、該同
    期信号検出手段から出力された信号を同期信号として、
    前記フレーム長情報抽出手段に前記フレーム長情報の抽
    出のために供給するフレーム同期検出手段と、 前記フレーム長情報抽出手段で抽出された前記フレーム
    長情報が、フレーム長情報として取り得ない値となって
    いる状態で、前のフレームに含まれていたフレーム長情
    報を前記窓信号発生手段による窓信号の生成に供させる
    フレーム長情報制御手段とを具備してなることを特徴と
    する圧縮データの同期検出回路。
  6. 【請求項6】 前記圧縮データ列中の、フレーム長情報
    として取り得ない値となっているフレーム長情報を、前
    のフレームに含まれていたフレーム長情報に書き替える
    書き替え手段を具備してなることを特徴とする請求項5
    記載の圧縮データの同期検出回路。
  7. 【請求項7】 フレーム単位に区切られ、各フレームそ
    れぞれが同期信号とそのフレームの長さを示すフレーム
    長情報とを含む圧縮データ列から、前記同期信号を検出
    する圧縮データの同期検出回路において、 前記圧縮データ列中から前記同期信号を検出する同期信
    号検出手段と、 この同期信号検出手段で検出された同期信号に基づい
    て、前記圧縮データ列中から前記フレーム長情報を抽出
    するフレーム長情報抽出手段と、 このフレーム長情報抽出手段で抽出された前記フレーム
    長情報に基づいて、前記同期信号検出手段による前記同
    期信号の検出予想位置に対応する窓信号を発生する窓信
    号発生手段と、 この窓信号発生手段で発生された窓信号と前記同期信号
    検出手段から出力された信号とが対応した状態で、該同
    期信号検出手段から出力された信号を同期信号として、
    前記フレーム長情報抽出手段に前記フレーム長情報の抽
    出のために供給するフレーム同期検出手段と、 同期検出開始時に、前記フレーム長情報抽出手段で抽出
    された前記フレーム長情報が、フレーム長情報として取
    り得ない値となっている場合に、前記窓信号を開状態に
    設定して、再同期にはいる手段とを具備してなることを
    特徴とする圧縮データの同期検出回路。
JP34742396A 1996-12-26 1996-12-26 圧縮データの同期検出回路 Pending JPH10188484A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010109830A1 (ja) * 2009-03-24 2010-09-30 日本電気株式会社 PLTnビット訂正回路及びそれを用いたGFPレイヤ2同期回路並びにGFPフレーム転送装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010109830A1 (ja) * 2009-03-24 2010-09-30 日本電気株式会社 PLTnビット訂正回路及びそれを用いたGFPレイヤ2同期回路並びにGFPフレーム転送装置
JPWO2010109830A1 (ja) * 2009-03-24 2012-09-27 日本電気株式会社 PLTnビット訂正回路及びそれを用いたGFPレイヤ2同期回路並びにGFPフレーム転送装置

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