JPH101883A - パラ系アラミド繊維の染色方法 - Google Patents

パラ系アラミド繊維の染色方法

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JPH101883A
JPH101883A JP8149013A JP14901396A JPH101883A JP H101883 A JPH101883 A JP H101883A JP 8149013 A JP8149013 A JP 8149013A JP 14901396 A JP14901396 A JP 14901396A JP H101883 A JPH101883 A JP H101883A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パラ系アラミド繊維を多様な色相に染色する
ことができ、しかも染色堅牢性に優れ、収縮率の制御が
容易であり、強度低下が少ないパラ系アラミド繊維染色
物を得ることができる染色方法を提供する 【解決手段】 パラ系アラミド繊維をN―メチル―2―
ピロリドン及び/又はジメチルスルホキシドと、ジメチ
ルホルムアミドとの混合液で処理し、次いで染色する。
混合液での処理が浸漬処理であり、処理時間[A
(秒)]及び処理温度[T(絶対温度 °K)]が、l
ogA≧5.78×103 ×(1/T)−13.88
(但し、1.2≦logA≦6.5、283≦T≦46
2)を満足することが好ましく、染色温度は、120℃
以上であることが望ましい。また、混合液での処理によ
り、パラ系アラミド繊維を実質的に5〜10%収縮させ
ることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パラ系アラミド繊
維の染色方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アラミド繊維、特にパラ系アラミド繊維
は、高い比強度、比弾性率、優れた耐熱性、耐薬品性な
どを有するため、産業資材用のロープ、ネット、漁網あ
るいは防護作業衣などに広く利用されているが、結晶性
が高く、分子間結合力が強固で緻密な分子構造を有して
いるため、従来の染色技術で着色することが難しいとい
う問題があった。
【0003】このような問題を解決する方法として、例
えば、特開昭63−256765号公報、特開平2−4
1414号公報には、濃硫酸の紡糸溶液中に染料あるい
は顔料を分散させて製糸を行い着色糸を得る方法が、更
に、特開平3−76868号公報には、硫酸溶液に予め
浸漬した後に染色促進剤に接触させることによってカチ
オン染料に染色可能なポリパラフェニレンテレフタルア
ミド(PPTA)繊維を得る方法が開示されているが、
着色し得る色相の範囲や再現性あるいは耐光堅牢性など
の点で必ずしも十分とはいえない。
【0004】また、分散染料を用いて160℃以上の高
温で染色する方法も提案されている(特開平5−209
372号公報)が、染色温度が高温になる程、染色機も
特別なものが必要になるため、一般的な方法ではない。
【0005】さらに、本発明者らは、特開平7−316
990号公報において、パラ系アラミド繊維を70℃以
上のジメチルスルホキシドで処理した後、染色する方法
を提案したが、該方法では、膨潤作用が強過ぎて、収縮
が大きくなり、繊維構造物の幅や長さを制御するのが困
難となると共に、強度も低下する。また、コストも高く
なるという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の問題点を解消し、パラ系アラミド繊維を多様な色
相に染色することができ、しかも染色堅牢性に優れ、収
縮の制御が容易であり、強度の低下が少ないパラ系アラ
ミド繊維染色物を得ることができる染色加工方法を提供
することを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決すべく検討を重ねた結果、パラ系アラミド繊維を
ジメチルホルムアミドとN―メチル―2―ピロリドン及
び/又はジメチルスルホキシドとの混合液で処理した
後、染色すればよいことを見出し、本発明を完成するに
至った。
【0008】即ち、本発明によれば、(1)パラ系アラ
ミド繊維をN―メチル―2―ピロリドン及び/又はジメ
チルスルホキシドと、ジメチルホルムアミドとの混合液
で処理し、次いで染色することを特徴とするパラ系アラ
ミド繊維の染色方法、(2)N―メチル―2―ピロリド
ン及び/又はジメチルスルホキシドと、ジメチルホルム
アミドとの混合比が、70:30〜50:50である上
記(1)記載のパラ系アラミド繊維の染色方法、(3)
混合液での処理により、パラ系アラミド繊維を実質的に
5〜10%収縮させることを特徴とする上記(1)又は
(2)記載のパラ系アラミド繊維の染色方法、(4)混
合液での処理が浸漬処理であり、処理時間[A(秒)]
及び処理温度[T(絶対温度 °K)]が、logA≧
5.78×103 ×(1/T)−13.88(但し、
1.2≦logA≦6.5、283≦T≦462)を満
足する上記(1)〜(3)のいずれかに記載のパラ系ア
ラミド繊維の染色方法、(5)分散染料又はカチオン染
料を用いて染色する上記(1)〜(4)のいずれかに記
載のパラ系アラミド繊維の染色方法、及び(6)染色温
度が120℃以上である上記(1)〜(5)のいずれか
に記載のパラ系アラミド繊維の染色方法が提供される。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明において対象とするパラ系
アラミド繊維は、主鎖中にパラフェニレン基を有する芳
香族ポリアミド繊維を意味し、例えば、デュポン社のケ
ブラー(登録商標)に代表されるポリパラフェニレンテ
レフタルアミド(PPTA)繊維や、PPTAと3,
4′―オキシジフェニレンテレフタルアミドとの共重合
体繊維[帝人株式会社製テクノーラ(登録商標)]等を
挙げることができる。
【0010】本発明では、パラ系アラミド繊維をN―メ
チル―2―ピロリドン及び/又はジメチルスルホキシド
と、ジメチルホルムアミドとの混合液で処理した後、染
色する。
【0011】この混合液による処理は、任意の方法で行
うことができるが、特に浸漬処理が好適に用いられる。
浸漬処理の場合、処理時間[A(秒)]及び処理温度
[T(絶対温度 °K)]が、logA≧5.78×1
03 ×(1/T)−13.88(但し、1.2≦lo
gA≦6.5、283≦T≦462)を満足することが
望ましい。この条件を満足しない場合は、混合液による
処理が不十分となり、十分な効果が得られず、処理も不
均一になる恐れがある。
【0012】N―メチル―2―ピロリドン及び/又はジ
メチルスルホキシドとジメチルホルムアミドとの混合比
は、90:10〜30:70であることが好ましく、7
0:30〜50:50であることがさらに好ましい。
【0013】N―メチル―2―ピロリドン又はジメチル
スルホキシドのみを使用すると、パラ系アラミド繊維に
対する染色性改善効果は大きいものの、膨潤作用が強過
ぎて、収縮が大きくなり、繊維構造物の幅や長さを制御
するのが困難となると共に、強度も低下する。また、コ
ストも高くなるという問題もある。
【0014】染色改善効果を高め、収縮制御を容易と
し、強度低下を防ぐには、収縮率を5〜10%の範囲内
に制御するのが好ましい。
【0015】ジメチルホルムアミドは、パラ系アラミド
繊維に対する染色性改善効果はあまりないが、N―メチ
ル―2―ピロリドン及び/又はジメチルスルホキシドと
併用することによって、N―メチル―2―ピロリドン及
び/又はジメチルスルホキシドのみを使用する場合より
も、膨潤による収縮の制御を容易とし、染色性改善効果
は維持することができる。しかも、コストも、N―メチ
ル―2―ピロリドン及び/又はジメチルスルホキシドの
みを使用する場合よりも大幅に低くなる。
【0016】混合液で処理した後、混合液を除去するた
めに、湯洗、水洗あるいは熱処理を施すのが望ましい。
【0017】次いで、混合液で処理したパラ系アラミド
繊維を染色するが、染色温度は、120℃以上が好まし
く、130℃以上がより好ましい。染色温度が120℃
未満では、十分な染色が行えないことがある。
【0018】染色温度は、高いほど染着性は高まるが、
反面、染料の分解や、他の素材混用の場合はそれら素材
が劣化する等の問題も発生し始めるので、必ずしも高温
にすれば良いというわけではなく、高くても160℃で
十分である。
【0019】染色に際して用いられる染料としては、分
散染料、カチオン染料が好ましい 分散染料は、水に難溶性で水中に分散した系から疎水性
繊維を染色する染料であって、ポリエステル繊維やアセ
テート繊維などの染色に多く用いられており、ベンゼン
アゾ系(モノアゾ、ジスアゾなど)、複素環アゾ系(チ
アゾールアゾ、ベンゾチアゾ−ルアゾ、キノリンアゾ、
ピリゾンアゾ、イミダゾールアゾ、チオフェンアゾな
ど)、アントラキノン系、縮合系(キノフタリン、スチ
リル、クマリンなど)などが挙げられる。
【0020】カチオン染料は、水に可溶性で、塩基性を
示す基を有する水溶性染料であって、アクリル繊維、天
然繊維あるいはカチオン可染型ポリエステル繊維等の染
色に多く用いられており、ジ及びトリアクリルメタン
系、キノンイミン(ポリメチン、アザメチンなど)、複
素環アゾ系(チアゾールアゾ、トリアゾールアゾ、ベン
ゾチアゾールアゾなど)、アントラキノン系などが挙げ
られる。また、最近は塩基性基を封鎖することにより分
散型にしたカチオン染料もあるが、このカチオン染料も
本発明で用いることが出来る。
【0021】N―メチル―2―ピロリドンによる処理及
び染色を施すパラ系アラミド繊維の形態は任意であり、
フィラメント糸やステープルファイバーでもよく、ある
いは織物、編物、紡績糸、ロープ等に例示されるような
繊維構造体であってもよい更に、ポリエステル繊維、メ
タ系アラミド繊維あるいは他の合成繊維や天然繊維等と
混用した繊維構造体であってもよい。通常は、繊維構造
体の形で、処理、染色される。
【0022】PPTAやPPTAと3、4’―オキシジ
フェニレンテレフタルアミドとの共重合体よりなるパラ
系アラミド繊維は、N―メチル―2―ピロリドンで処理
することにより膨潤し、その後の染色工程において、繊
維の微細領域の分子運動が活発になり、分子量の小さい
分散染料やカチオン染料が繊維の微細領域に拡散し、染
色性、染色堅牢性が向上するものと考えられる。
【0023】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳しく説
明する。なお、実施例における染色性及び染色堅牢性の
評価は、次のようにして行った。
【0024】(1)染色性 マクベスカラ−アイ(Macbeth COLOR−E
YE)モデルM―2020PLを用いて測定し、見掛け
の色の濃さをK/S値で表した。K/S値は、染色され
た試料の最大吸収波長における反射率(R)から、下記
に示すクーベルカムンク(Kubelka―Munk)
の式より求められるものである。 K/S=(1−R2)/2R この値が大きい程、色は濃いことを示す。
【0025】(2)染色堅牢性 JIS L 0844―73のA―2法に準じて評価し
た。即ち、試験布にナイロン白布(白布の仕様は、JI
S L 803―80にて規定)を縫いつけて洗濯した
後、ナイロン白布へ染料が移行して汚染される程度を、
洗濯前の白布に対して等級付け(1〜5級)して評価し
た。この等級数が大きいほど、染色堅牢性が高いことを
示す。
【0026】(3)強度 JIS L 1068―66に従って測定した。
【0027】(4)収縮率 織物の面積収縮率について測定した。
【0028】[実施例1]パラ系アラミド繊維として、
1000de/1334filのテクノーラ(登録商
標、帝人株式会社製)を用い、経緯糸密度がいずれも3
1本/インチの平織物を製織し、1g/リットルのスコ
アロール400(花王株式会社製)溶液で、80℃にて
20分間精錬した。
【0029】水洗、乾燥した後、約25℃のジメチルホ
ルムアミド/N―メチル―2―ピロリドン(重量比50
/50)に8日間浸漬して処理した。このときの織物の
収縮率は、7.2%であった。
【0030】次いで、100℃の熱湯で30分間湯洗し
た後、十分水洗して乾燥した。その後、下記染浴で、常
温から2℃/分の速度で昇温し、130℃で60分間染
色した。 染料 分散染料Resolin Red FB 6%owf (C.I.Disperse Red 60 )(Bayer AG製) 酢酸 0.2cc/リットル 分散均染剤 ディスパーVG(明成化学製) 0.5g/リットル 浴比 1:50
【0031】次いで、染色した試料を、下記の洗浄浴で
80℃にて20分間洗浄した。 NaOH(フレーク) 2g/リットル ハイドロサルファイト 2g/リットル アミラジンD 2g/リットル (非イオン活性剤 第一工業製薬製)
【0032】得られた染色試料は、K/S値が7.8で
あって、染色性は良好であり、染色堅牢性も5級と優れ
ていた。また、織物の強度は、201.2kg/cmと
十分に高い値を示した。
【0033】[比較例1]実施例1において、ジメチル
ホルムアミド/N―メチル―2―ピロリドンによる処理
を行わなかったところ、着色はほとんど認められず、染
色性は不良であった。
【0034】[比較例2]実施例1において、ジメチル
ホルムアミド/N―メチル―2―ピロリドンの代わり
に、N―メチル―2―ピロリドンのみで処理したとこ
ろ、K/S値が8.7で、染色性は良好であり、染色堅
牢性も5級であったが、N―メチル―2―ピロリドン処
理時の収縮率が15.7%と高く、織物の幅や長さを制
御するのが困難であり、強度も96.1kg/cmと低
かった。
【0035】[実施例2]実施例1において、分散染料
Resolin Red FBの代わりに、カチオン染
料Basacryl Red FB(C.I.Basic Red 2
9)(BASF社製)を6%owfで用いたところ、K
/S値が7.0であって、染色性は良好であり、染色堅
牢性も5級と優れていた。また、織物の強度は、20
1.2kg/cmと十分に高い値を示した。
【0036】[比較例3]実施例2において、ジメチル
ホルムアミド/N―メチル―2―ピロリドンによる処理
を行わなかったところ、着色はほとんど認められず、染
色性は不良であった。
【0037】[実施例3]実施例1において、ジメチル
ホルムアミド/N―メチル―2―ピロリドンの代わり
に、ジメチルホルムアミド/ジメチルスルホキシド(重
量比50/50)で処理したところ、収縮率は7.8%
であり、K/S値が8.3であって、染色性は良好で、
染色堅牢性も5級と優れていた。また、織物の強度は、
196.5kg/cmと十分に高い値を示した。
【0038】[比較例4]実施例3において、ジメチル
ホルムアミド/ジメチルスルホキシドの代わりに、ジメ
チルスルホキシドのみで処理したところ、K/S値が1
0.6で、染色性は良好であり、染色堅牢性も5級であ
ったが、ジメチルスルホキシド処理時の収縮率が16.
2%と高く、織物の幅や長さを制御するのが困難であ
り、強度も94.6kg/cmと低かった。
【0039】[実施例4]実施例3において、分散染料
Resolin Red FBの代わりに、カチオン染
料Basacryl Red FB(C.I.Basic Red 2
9)(BASF社製)を6%owfで用いたところ、K
/S値が7.2であって、染色性は良好であり、染色堅
牢性も5級と優れていた。また、織物の強度は、19
7.0kg/cmと十分に高い値を示した。
【0040】[実施例5]実施例3において、ジメチル
ホルムアミド/ジメチルスルホキシド(重量比50/5
0)の代わりに、ジメチルホルムアミド/ジメチルスル
ホキシド(重量比30/70)で処理したところ、収縮
率は8.2%であり、K/S値が9.8であって、染色
性は良好で、染色堅牢性も5級と優れていた。また、織
物の強度は、195.2kg/cmと十分に高い値を示
した。
【0041】[実施例6]実施例3において、ジメチル
ホルムアミド/ジメチルスルホキシド(重量比50/5
0)の代わりに、ジメチルホルムアミド/N―メチル―
2―ピロリドン/ジメチルスルホキシド(重量比50/
25/25)で処理したところ、収縮率は8.0%であ
り、K/S値が9.0であって、染色性は良好で、染色
堅牢性も5級と優れていた。また、織物の強度は、19
6.1kg/cmと十分に高い値を示した。
【0042】[実施例7〜14]実施例1において、ジ
メチルホルムアミド/N―メチル―2―ピロリドンによ
る処理温度及び処理時間を表1に示すように変更した。
【0043】
【表1】
【0044】結果は表2に示す通りであり、logA≧
5.78×103 ×(1/T)−13.88(但し、
1.2≦logA≦6.5、283≦T≦462)を満
足する場合(実施例8、10、12)に、特に好ましい
結果が得られた。
【0045】
【表2】
【0046】[実施例15〜22]実施例4において、
ジメチルホルムアミド/ジメチルスルホキシドによる処
理温度及び処理時間を表3に示すように変更した。
【0047】
【表3】
【0048】結果は表4に示す通りであり、logA≧
5.78×103 ×(1/T)−13.88(但し、
1.2≦logA≦6.5、283≦T≦462)を満
足する場合(実施例16、18、20)に、特に好まし
い結果が得られた。
【0049】
【表4】
【0050】[実施例23〜26]実施例1において、
染色温度を表5に示すように変更した。結果は表5に示
す通りであり、120℃以上で染色した場合(実施例2
4〜26)に、特に好ましい結果が得られた。
【0051】
【表5】
【0052】[実施例27〜30]実施例4において、
染色温度を表6に示すように変更した。結果は表6に示
す通りであり、120℃以上で染色した場合(実施例2
8〜30)に、特に好ましい結果が得られた。
【0053】
【表6】
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、パラ系アラミド繊維を
多様な色相に染色することができ、染色堅牢性に優れ、
収縮の制御が容易で、強度の低下が少ないパラ系アラミ
ド繊維染色物を得ることができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06P 5/00 103 D06M 13/40

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パラ系アラミド繊維をN―メチル―2―
    ピロリドン及び/又はジメチルスルホキシドと、ジメチ
    ルホルムアミドとの混合液で処理し、次いで染色するこ
    とを特徴とするパラ系アラミド繊維の染色方法。
  2. 【請求項2】 N―メチル―2―ピロリドン及び/又は
    ジメチルスルホキシドと、ジメチルホルムアミドとの混
    合比が、70:30〜50:50である請求項1記載の
    パラ系アラミド繊維の染色方法。
  3. 【請求項3】 混合液での処理により、パラ系アラミド
    繊維を実質的に5〜10%収縮させる請求項1又は2記
    載のパラ系アラミド繊維の染色方法。
  4. 【請求項4】 混合液での処理が浸漬処理であり、処理
    時間[A(秒)]及び処理温度[T(絶対温度 °
    K)]が、logA≧5.78×103 ×(1/T)
    −13.88(但し、1.2≦logA≦6.5、28
    3≦T≦462)を満足する請求項1〜3のいずれか1
    項に記載のパラ系アラミド繊維の染色方法。
  5. 【請求項5】 分散染料又はカチオン染料を用いて染色
    する請求項1〜4のいずれか1項に記載のパラ系アラミ
    ド繊維の染色方法。
  6. 【請求項6】 染色温度が120℃以上である請求項1
    〜5のいずれか1項に記載のパラ系アラミド繊維の染色
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010150704A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Teijin Techno Products Ltd 全芳香族ポリアミド繊維構造物
JP2012036534A (ja) * 2010-08-09 2012-02-23 Kisen Kk アラミド繊維の染色方法

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JP2010150704A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Teijin Techno Products Ltd 全芳香族ポリアミド繊維構造物
JP2012036534A (ja) * 2010-08-09 2012-02-23 Kisen Kk アラミド繊維の染色方法

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