JPH1018836A - 内燃機関の2次空気供給装置 - Google Patents
内燃機関の2次空気供給装置Info
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- JPH1018836A JPH1018836A JP19006096A JP19006096A JPH1018836A JP H1018836 A JPH1018836 A JP H1018836A JP 19006096 A JP19006096 A JP 19006096A JP 19006096 A JP19006096 A JP 19006096A JP H1018836 A JPH1018836 A JP H1018836A
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Abstract
ず2次空気供給比をほぼ一定とする2次空気供給装置を
得る。 【解決手段】 排気通路に設けた排気絞り弁をエンジン
負荷に応じて低負荷域ほど排気通路に設けた絞り弁を絞
るように作動制御させたことを特徴とし、これにより、
排気管中の平均的な圧力が高くなり、又排気脈動が小さ
くなる。この結果、図2(B)に示すように排気管中に
生じる負圧が小さくなり、この負圧によって排気管中に
供給される2次空気量が図3(B)に示すように減少
し、図3(A)に示すように2次空気供給比は負荷に対
しフラットな特性となる。
Description
供給装置に係り、特に消音器内に触媒を設け、該触媒の
上流側の排気系とエアクリーナとを逆止弁を有する2次
空気供給路で接続し、排気脈動を利用して前記エアクリ
ーナから前記2次空気供給路を介して前記排気系に2次
空気を供給する内燃機関の2次空気供給装置に関する。
燃比を理論空燃比にして三元触媒にてCO,HC,NO
Xの三成分を同時に浄化するシステムと、酸素の十分な
条件にして酸化触媒(三元触媒でも可)にて、主にC
O,HCを浄化するシステムとがある。このようなシス
テムにおいて出力や運転性能確保のためエンジンへの供
給空燃比をリッチとする場合は、排気ガス中に2次空気
を供給し、触媒にて浄化する。この時触媒に流入する排
気ガスの空燃比を理論空燃比にする前者の場合は、理論
空燃比となるように2次空気を供給し、後者は理論空燃
比よりリーンになるよう2次空気を供給する。
は、排気脈動を利用する方法やエアポンプを利用する方
法が一般的である。排気脈動を利用する方法の一例は2
次空気供給通路の途中に逆止弁を設け、脈動により生じ
る負圧で2次空気を触媒前に供給する構成を取る。エア
ポンプを利用する方法は、例えば特開平5−20951
2に示すように一般的には電動ポンプを用いて、エンジ
ンの運転状態に応じた適切な2次空気量を精度良く排気
系に供給する構成を取る。
する場合、2次空気供給通路の途中に逆止弁を設け、脈
動により生じる負圧で2次空気を触媒前に供給する構成
を取る為に、2次空気量は排気脈動に直接支配される。
而もエンジン負荷が小さい場合でも、図2(B)の実線
に示すように負圧はさほど小さくならず、従って図2の
(A)と(B)の比較から明らかなようにエンジン負荷
が小さい場合でも大きい場合でもその負圧位置では2次
空気量の差は小さい。従って、2次空気供給比(吸入空
気量に対する2次空気量の割合)は、負荷が小さいほど
大きくなり、図3(A)の点線で示すように2次空気供
給後の空燃比は低負荷になるほどリーンになる。
媒で浄化をはかる場合、負荷全域にわたって高い浄化性
能を得ることができない。例えば、理論空燃比によりリ
ーンにする場合は、(B)に示すように高負荷域で十分
な2次空気量を確保すると、低負荷域では空気量が多量
になりすぎ、排ガス温度が下がりすぎて十分な浄化性能
が得られない。一方、エアポンプを用いて2次空気量を
制御する構成の場合は、特開平5−209512に示す
ように構造が複雑で高価となる。
装置を採用するも低負荷域から高負荷域に至るまで十分
なる浄化性能を確保し得るエンジンの2次空気供給装置
を提供する事を目的とする。
題を達成するために、消音器内に触媒を設け、該触媒の
上流側の排気系とエアクリーナとを逆止弁を有する2次
空気供給路で接続し、排気脈動を利用して前記エアクリ
ーナから前記2次空気供給路を介して前記排気系に2次
空気を供給する内燃機関の2次空気供給装置において、
前記触媒の下流側の排気系に通路面積を可変する排気絞
り弁を設け、該排気絞り弁をエンジン負荷に応じて負荷
が小さいときは絞り弁開度を小さく、負荷が大きくなる
に従って絞り弁開度を大きくなるようにしてなることを
特徴とする。この場合前記排気絞り弁は、前記消音器の
テールパイプ(マフラ出口管)に設けてるのがよく、又
前記絞り弁を、気化器のスロットル弁と連結するのがよ
い。
をエンジン負荷に応じて負荷が小さいときは絞り弁開度
を小さく、負荷が大きくなるに従って絞り弁開度を大き
くなるように、言換えれば低負荷域ほど排気通路に設け
た絞り弁を絞るように作動制御させた為に、これによ
り、排気管中の平均的な圧力が高くなり、又、排気脈動
が小さくなる。この結果、図2(B)に示すように排気
管中に生じる負圧が小さくなり、この負圧によって排気
管中に供給される2次空気量が図3(B)に示すように
減少し、図3(A)に示すように2次空気供給比は負荷
に対しフラットな特性となる。
適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例
に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相
対的配置等は特に特定的な記載がないかぎりは、この発
明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例
にすぎない。図1に本発明の実施例に係る2次空気供給
装置の概略構成図を示す。エンジン(図示せず)から排
出された排気ガスは排気管1から、マフラ本体2に入
り、マフラ出口管3を通って大気に放出される。マフラ
出口管3には排気絞り弁4が設けられている。又マフラ
本体2には、排気ガスを浄化するための触媒5が設けら
れている。触媒5上流側の排気管1には、該排気管1の
側壁に連設させて2次空気供給通路6が連通され、その
上流端はエアクリーナ7に接続され、その途中には排気
管1よりの逆流を防ぐ逆止弁8が設けられている。一
方、エンジンに混合器を供給する気化器9には、燃料と
空気の混合気の量を調整し、負荷をコントロールするス
ロットル弁10が設けられ、排気絞り弁4とリンク11
で連結されている。20、21はスロットル弁10作動
機構としてのリンク及びばねである。
低負荷の時(図1に示す状態)スロットル弁10の開度
は小さく、リンク11で結ばれている排気絞り弁4の開
度も小さくなるため、マフラ本体2、排気管1を介して
実質的に排気絞り弁4上流側に位置する2次空気供給通
路6の逆止弁8出口位置の平均的圧力が高くなり、この
結果排気の脈動も小さく、脈動によって生じる負圧は小
さくなる。これにより、逆止弁8から2次空気供給通路
6を通って排気管1に供給される2次空気量は小さくな
る。一方、高負荷時はスロットル弁10の開度が大きく
これに比例して排気絞り弁4の開度も大きくなるため大
きな脈動を生じ、負圧が大きくなって多量の2次空気量
が得られる。
い従来技術(点線で示す)と前記排気絞り弁4を設けて
エンジンの負荷に応じて、低負荷時に絞り弁開度を小さ
くし、高負荷時には開度を大きく制御した時の排気脈動
波形(図2)、2次空気供給比(図3)を示す。図2を
説明するに、高負荷時には(A)に示すように、本発明
においても排気絞り弁4の開度を大きく制御して入るた
めに、排気絞り弁4を設けない従来例と同様な排気脈動
波形を示し、結果として負圧が大きくなって多量の2次
空気量が得られる。一方低負荷時には(B)に示すよう
に、絞り弁開度を小さくする事により、前記したように
排気の脈動幅も小さく且つ負圧も従来技術に比較して小
さく、結果として二次空気供給量も少なくなることが理
解できる。図3は(A)に二次空気供給比(二次空気供
給量/吸入空気量)、(B)は二次空気供給量、(C)
は吸入空気量を夫々示す。本図より理解されるより、本
発明の場合は(C)の吸入空気量の変化に比例して(エ
ンジンの負荷変化に対応して前記負圧も変化するため
に)二次空気供給量も比例的に変化する。従って二次空
気供給比(二次空気供給量/吸入空気量)はほぼ一定に
維持できる。これにより、本発明によれば2次空気を供
給して排ガスの空燃比をリーンにする場合、従来技術の
ように低負荷時、2次空気の入りすぎによる排気ガス温
度の低下をまねくことなく、低負荷時も高い浄化性能を
得ることができる。
にし、三元触媒にて浄化をはかる場合も、理論空燃比に
ほぼ沿った近傍への制御が容易となる。又、図1に示し
た実施例は、気化器9のスロットル弁10と排気絞り弁
4を連動させたものであるが、負荷に応じて変化する気
化器9とエンジンの間の吸気管負圧を用いて排気絞り弁
4を可変することも可能であり、この場合も図2及び図
3のような制御が可能となる。
な構造でかつ安価にて、負荷にかかわらず2次空気供給
比をほぼ一定とする2次空気供給装置を得る事が出来
る。
構成図である。
本発明の排気脈動波形を示すグラフ図。
空気供給量/吸入空気量)、(B)はエンジン負荷と二
次空気供給量、(C)はエンジン負荷と吸入空気量の関
係を示す従来技術と本発明のグラフ図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 消音器内に触媒を設け、該触媒の上流側
の排気系とエアクリーナとを逆止弁を有する2次空気供
給路で接続し、排気脈動を利用して前記エアクリーナか
ら前記2次空気供給路を介して前記排気系に2次空気を
供給する内燃機関の2次空気供給装置において、 前記触媒の下流側の排気系に通路面積を可変する排気絞
り弁を設け、該排気絞り弁をエンジン負荷に応じて負荷
が小さいときは絞り弁開度を小さく、負荷が大きくなる
に従って絞り弁開度を大きくなるようにしてなることを
特徴とする内燃機関の2次空気供給装置。 - 【請求項2】 前記排気絞り弁を、前記消音器の出口管
に設けたことを特徴とする請求項1記載の内燃機関の2
次空気供給装置。 - 【請求項3】 前記絞り弁を、気化器のスロットル弁と
連結して開度制御することを特徴とする請求項1又は2
記載の内燃機関の2次空気供給装置。
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---|---|---|---|
JP19006096A JP3801266B2 (ja) | 1996-07-01 | 1996-07-01 | 内燃機関の2次空気供給装置 |
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JP19006096A JP3801266B2 (ja) | 1996-07-01 | 1996-07-01 | 内燃機関の2次空気供給装置 |
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JPH1018836A true JPH1018836A (ja) | 1998-01-20 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010168971A (ja) * | 2009-01-21 | 2010-08-05 | Yanmar Co Ltd | 排気浄化装置 |
JP2012246791A (ja) * | 2011-05-25 | 2012-12-13 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の排気再循環システム |
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1996
- 1996-07-01 JP JP19006096A patent/JP3801266B2/ja not_active Expired - Fee Related
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