JPH10188142A - 呼出しシステム - Google Patents

呼出しシステム

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JPH10188142A
JPH10188142A JP16853997A JP16853997A JPH10188142A JP H10188142 A JPH10188142 A JP H10188142A JP 16853997 A JP16853997 A JP 16853997A JP 16853997 A JP16853997 A JP 16853997A JP H10188142 A JPH10188142 A JP H10188142A
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unit
power
power supply
signal
switch
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JP16853997A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Harada
義則 原田
Minoru Fukuda
稔 福田
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Shihen Technical Corp
Original Assignee
Shihen Technical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な設置を可能にすると共に、電池交換の
頻度を極力減少することができる呼出しシステムを提供
する。 【解決手段】 無線で信号を送信する呼出し装置10
と、呼出し装置10からの信号を受信する受信装置20
とを備える呼出しシステムにおいて、呼出し装置10
は、太陽光で発電する太陽電池と、太陽電池で発電した
電力を蓄える電源部と、入力信号を無線で送信する送信
部と、来訪者に操作される第1スイッチを具備し、この
スイッチが操作されると、電源部からの電力を送信部に
供給して送信部を駆動すると共に、第1スイッチの操作
を示す報知信号を入力信号として送信部に送る検出部と
を備え、受信装置20は、呼出し装置10からの報知信
号を受信すると、来訪を知らせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、太陽電池を利用
して、来訪者を無線で知らせる呼出しシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】来訪者を知らせるために、例えば、呼び
鈴がある。呼び鈴の押しボタンが、住宅の玄関などに設
置され、ブザーが住宅内に設置される。このような呼び
鈴によれば、来訪者が押しボタンを操作すると、住宅内
に設置されたブザーが鳴り、居住者が来訪者を知ること
ができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、呼び鈴の押
しボタンには、電圧が加えられ、押しボタンでオン、オ
フされた電圧が、ブザーに加えられる。このために、呼
び鈴を設置するときには、電源の配線が必要になり、居
住者が簡単に呼び鈴を設置することが困難である。
【0004】また、呼び鈴のブザーには、商用電源から
の電圧を用いて、押しボタンに電圧を加えるものがあ
る。このために、居住者がこのタイプの呼び鈴を設置す
る場合、商用電源を取り出すための配線が必要になるた
めに、居住者が簡単に呼び鈴を設置することがさらに困
難になる。
【0005】また、電池などからの電圧を押しボタンに
加えるタイプでは、電池の消耗に応じて、居住者が電池
を交換することが必要になる。
【0006】この発明の目的は、このような欠点を除
き、簡単な設置を可能にすると共に、電池交換の頻度を
極力減少することができる呼出しシステムを提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】その目的を達成するた
め、請求項1の発明は、無線で信号を送信する呼出し装
置と、呼出し装置からの信号を受信する受信装置とを備
える呼出しシステムにおいて、呼出し装置は、太陽光で
発電する太陽電池と、太陽電池で発電した電力を蓄える
電源部と、加えられた入力信号を無線で送信する送信部
と、来訪者に操作される第1スイッチを具備し、このス
イッチが操作されると、電源部からの電力を送信部に供
給して送信部を駆動すると共に、第1スイッチの操作を
示す報知信号を入力信号として送信部に送る検出部とを
備え、受信装置は、呼出し装置からの報知信号を受信す
ると、来訪を知らせることを特徴とする呼出しシステム
である。
【0008】請求項2の発明は、請求項1記載の呼出し
システムにおいて、呼出し装置は、光を発生する照明部
を備え、検出部は、外の明るさを検出する明暗センサを
具備し、このセンサの出力が設定値以下になると、電源
部からの電力を照明部に供給して照明部を駆動すること
を特徴とする呼出しシステムである。
【0009】請求項3の発明は、請求項2記載の呼出し
システムにおいて、検出部は、照明部への電力供給を開
始してから、あらかじめ設定されている第1時間が経過
すると、照明部への電力供給を停止することを特徴とす
る呼出しシステムである。
【0010】請求項4の発明は、請求項3記載の呼出し
システムにおいて、検出部は、人体を検出する人体セン
サを具備し、第1照明時間が経過した後、人体センサが
人体を検出すると、あらかじめ設定されている第2照明
時間だけ照明部へ電力を供給することを特徴とする呼出
しシステムである。
【0011】請求項5の発明は、請求項4記載の呼出し
システムにおいて、検出部は、第1照明時間内の後半で
は、前半に比較して供給する電力を少なくすることを特
徴とする呼出しシステムである。
【0012】請求項6の発明は、請求項1、2、3、4
または5記載の呼出しシステムにおいて、呼出し装置の
電源部、検出部および送信部を郵便箱に設置したことを
特徴とする呼出しシステムである。
【0013】請求項7の発明は、請求項6記載の呼出し
システムにおいて、検出部は、郵便箱に投入された投入
物を検出する第2スイッチを具備し、このスイッチが操
作されると、電源部からの電力を送信部に供給して送信
部を駆動すると共に、第2スイッチの操作を示す報知信
号を入力信号として送信部に送る検出部とを備え、受信
装置は、呼出し装置から報知信号を受信すると、投入物
の投入を知らせることを特徴とする呼出しシステムであ
る。
【0014】請求項8の発明は、請求項6、7または8
記載の呼出しシステムにおいて、呼出し装置の太陽電池
を、少なくとも郵便箱の屋根に設置したことを特徴とす
る呼出しシステムである。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態を、
図面を用いて説明する。
【0016】[発明の実施の形態1]実施の形態1に係
る呼出しシステムは、図1に示すように、住宅1の門柱
2などに設置される呼出し装置10と、住宅1内に設置
される受信装置20とを備える。
【0017】呼出し装置10は、図2に示すように、太
陽電池11、電源部12、検出部に該当する処理部1
3、送信部14および照明部15を備える。
【0018】太陽電池11は、図3に示すように、郵便
箱3の箱部3Aの屋根に設置されている。太陽電池11
は、太陽光101で直流電圧を発生する。太陽電池11
としては、各種のものが使用可能である。
【0019】電源部12は、ケース10Aに収納されて
いる。ケース10Aは、郵便箱3の床3Bの下に設けら
れた収納部3Cに設置されている。図2の電源部12
は、ダイオード12A、保護回路12Bおよびリチウム
電池12Cを備える。なお、リチウム電池12Cの代わ
りに、充放電に耐える電池として、例えば、ニッケルカ
ドミウム電池等の二次電池を使用することができる。
【0020】ダイオード12Aは、リチウム電池12C
からの、電流の逆流を防止する。
【0021】保護回路12Bは、リチウム電池12Cに
対する過充電を防止する。このために、リチウム電池1
2Cの電圧が所定値以上になると、保護回路12Bは、
太陽電池11の出力を短絡して、リチウム電池12Cへ
の充電を禁止する。
【0022】図2の処理部13は、図3(b)のケース
10Aに収納されている。処理部13は、送信部14お
よび照明部15の駆動をする。処理部13は、図4に示
すように、制御回路13A、第2スイッチとして郵便検
出スイッチ13B、第1スイッチとして呼出しボタン1
3C、および照度センサ13Dを備える。
【0023】郵便検出スイッチ13Bは、便箱3内に設
置されている。郵便検出スイッチ13Bは、投入口3E
を通過する新聞や郵便物などの投入物を検出する。投入
物が郵便箱3に投入されると、郵便検出スイッチ13B
は接地される。これにより、郵便検出スイッチ13B
は、接地信号を制御回路13Aに送る。
【0024】呼出しボタン13Cは、郵便箱3の正面に
設置されている。呼出しボタン13Cは、来訪者に操作
されると、接地される。これにより、呼出しボタン13
Cは、接地信号を制御回路13Aに送る。
【0025】照度センサ13Dは、周囲の照度を検出し
て、照度の変化を抵抗値の変化等で示すセンサである。
照度センサ13Dは、検出した照度を照度信号として制
御回路13Aに送る。
【0026】制御回路13Aは、電源部12からの直流
電圧aで動作する。制御回路13Aは、郵便検出スイッ
チ13Bからの接地信号を受け取ると、直流電圧aを電
源線b1に出力し、また、郵便検出を示す報知信号を信
号線b2に出力する。制御回路13Aは、呼出しボタン
13Cからの接地信号を受け取ると、直流電圧aを電源
線b1に出力し、来訪を知らせる報知信号を信号線b2
に出力する。さらに、制御回路13Aは、照度センサ1
3Dから受け取った照度信号が設定値以下になると、直
流電圧aを電源線b3に出力して、電力を照明部15へ
供給する。このときの設定値は、日没を検出するための
ものであり、日没による周囲の明るさらに対応する。
【0027】図2、4の送信部14は、送信回路14A
とアンテナ14Bとを備える。送信回路14Aは、処理
部13の制御回路13Aから、電源線b1を経由して直
流電圧aを受け取ると、動作を開始する。そして、送信
回路14Aは、信号線b2を経由して報知信号を受け取
ると、この報知信号に応じた送信信号を生成して、アン
テナ14Bに送る。アンテナ14Bは、送信回路14A
から送信信号を受け取ると、この信号を電波で送信す
る。
【0028】照明部15は、郵便箱3の正面に、かつ、
郵便箱3の表札3Dの裏側に設置されている。そして、
照明部15は、表札3Dを照らす蛍光灯15Aを備え
る。照明部15は、処理部13の制御回路13Aから、
電源線b3を経由して直流電圧aを受け取ると、動作を
開始し、蛍光灯15Aを点灯する。
【0029】以上が図1の呼出し装置10の構成であ
る。次に図1の受信装置20について説明する。受信装
置20は、図5に示すように、受信部21、駆動部2
2、ブザー23およびランプ24を備える。
【0030】受信部21は、アンテナ21Aと受信回路
21Bとを備える。受信回路21Bは、アンテナ21A
からの電波を受信すると、受信信号を駆動部22に送
る。
【0031】駆動部22は、受信部21から受信信号を
受け取ると、この受信信号に応じて、ブザー23および
ランプ24を駆動する。つまり、受信信号が郵便検出を
示すとき、駆動部22は、ランプ24を点灯する。同時
に、駆動部22は、ブザー23を駆動する。また、受信
信号が来訪を示すとき、駆動部22は、ブザー23を駆
動すると共に、ランプ24を点灯する。このときのブザ
ー音が郵便検出時のブザー音と異なるようにする。
【0032】次に、実施の形態1の動作について説明す
る。
【0033】図1、2、3で昼間では、太陽光が太陽電
池11に入射し、太陽電池11が直流電圧を発生する。
この電圧は、電源部12のダイオード12Aと保護回路
12Bとを経由して、リチウム電池12Cに加えられ
る。リチウム電池12Cは、この電圧で充電される。
【0034】また、リチウム電池12Cまたは太陽電池
11からの直流電圧により、制御回路13Aが動作を開
始する。このとき、郵便物が郵便箱3に投入されると、
郵便検出スイッチ13Bがこの郵便物で接地される。制
御回路13Aは、郵便検出スイッチ13Bからの接地信
号を受け取ると、直流電圧aを電源線b1に出力する。
同時に、制御回路13Aは、郵便検出を示す報知信号を
信号線b2に出力する。送信回路14Aは、制御回路1
3Aから、直流電圧aを受け取ると、動作を開始し、報
知信号を受け取ると、この報知信号に応じた送信信号を
生成して、アンテナ14Bに送る。アンテナ14Bは、
送信回路14Aから送信信号を受け取ると、この信号を
電波で送信する。
【0035】図5の受信装置20の受信回路12Bは、
アンテナ21Aが電波を受信すると、受信信号を駆動部
22に送る。駆動部22は、受信信号を受け取ると、こ
の受信信号に応じて、ランプ24を点灯させ、ブザー2
2を鳴らせる。これにより、郵便が投入されたことを居
住者に知らせることができる。
【0036】来訪者が図3の呼出しボタン13Cを押す
と、同じようにして、図5の受信装置20のランプ24
が点灯する。また、ブザー22が鳴るので、居住者に来
訪を知らせることができる。
【0037】夜間になると、図2の処理部13の図3の
照度センサ13Dからの照度信号が低下する。この信号
が設定値以下になると、制御回路13Aは、直流電圧a
を電源線b3に出力する。これにより、照明部15が蛍
光灯15Aの点灯を開始する。この結果、リチウム電池
12Cの電力により、表札3Dを照らすことができる。
また、夜間に来訪者があると、昼間と同じように、リチ
ウム電池12Cの電力により、処理部13が来訪者を受
信装置20に知らせることができる。
【0038】このようにして、実施の形態1により、昼
間の太陽電池11が発生する電力を蓄えて、表札3Dの
点灯、来訪者の報知、郵便物等の検出を行うことができ
る。
【0039】なお、照明部15の蛍光灯15Aの設置場
所として、表札3Dの裏面に限定されることはない。た
とえば、門や出入り口を照らすように、蛍光灯15Aを
外部に設置してもよい。
【0040】また、実施の形態1の照明部15は、蛍光
灯15Aを照明用に用いた。しかし、照明用として、特
に、これに限定されることはない。例えば、照明部15
として、発光ダイオードを点灯するものを用いてもよ
い。
【0041】[発明の実施の形態2]実施の形態2で
は、先に説明した発明の実施の形態1とは、処理部だけ
が相違し、その他は同様である。以下の説明では、この
相違する点だけを説明し、重複する部分については、図
面に同一の参照番号を付けて説明を省略する。
【0042】実施の形態2の処理部を図6に示す。図6
の処理部16は、制御回路16A、郵便検出スイッチ1
6B、呼出しボタン16Cおよび照度センサ16Dを備
える。処理部16の中で、郵便検出スイッチ16B、呼
出しボタン16Cおよび照度センサ16Dは、実施の形
態1の郵便検出スイッチ13B、呼出しボタン13Cお
よび照度センサ13Dとそれぞれ同じであるので、説明
を省略する。
【0043】制御回路16Aは、照明部15を制御する
場合、次のようにする。制御回路16Aは、照度センサ
16Dから受け取った照度信号が設定値以下になると、
直流電圧aを電源線b3に出力する。このとき、制御回
路16Aは、第1照明時間に該当する所定時間だけ、例
えば、5時間だけ直流電圧aを電源線b3に出力する。
そして、照度信号が設定値以下になった後、所定時間が
経過したとき、制御回路16Aは、呼出しボタン16C
からの接地信号を受け取ると、第2照明時間に該当する
所定時間だけ、例えば、5分間だけ直流電圧aを電源線
b3に出力する。
【0044】この実施の形態2により、照明部15に対
する、夜間の電源供給を5時間に制限し、その後、呼出
しボタン16Cの操作に応じて短時間だけ照明部15に
電源供給をするので、リチウム電池12Cの、夜間での
消耗を減らすことができる。
【0045】[発明の実施の形態3]実施の形態3で
は、先に説明した実施の形態2とは、処理部だけが相違
し、その他は同様である。以下の説明では、この相違す
る点だけを説明し、重複する部分については、図面に同
一の参照番号を付けて説明を省略する。
【0046】実施の形態3の処理部を図7に示す。図7
の処理部17は、制御回路17A、郵便検出スイッチ1
7B、呼出しボタン17Cおよび照度センサ17Dを備
える。処理部17の中で、郵便検出スイッチ17B、呼
出しボタン17Cおよび照度センサ17Dは、実施の形
態1の郵便検出スイッチ13B、呼出しボタン13Cお
よび照度センサ13Dとそれぞれ同じであるので、説明
を省略する。
【0047】制御回路17Aは、照明部15を制御する
場合、次のようにする。制御回路17Aは、照度センサ
17Dから受け取った照度信号が設定値以下になると、
直流電圧aを電源線b3へ出力する。このとき、制御回
路17Aは、所定時間の前半だけ、例えば、5時間の中
の始めの2時間だけ、次のような直流電圧aを電源線b
3へ出力する。つまり、制御回路17Aは、あらかじめ
設定されている電力、例えば、照明部15が消費する電
力の100[%]に応じた直流電圧aを、照明部15へ
出力する。
【0048】5時間の中の残りの3時間で、制御回路1
7Aは、次のような直流電圧aを電源線b3へ出力す
る。つまり、制御回路17Aは、あらかじめ設定されて
いる電力に比べて低い電力、例えば、照明部15の消費
する電力の50[%]に応じた直流電圧aを、照明部1
5へ出力する。
【0049】照度信号が設定値以下になった後、所定時
間が経過したとき、制御回路17Aは、呼出しボタン1
7Cからの接地信号を受け取ると、所定時間だけ、例え
ば5分間だけ直流電圧aを電源線b3に出力する。
【0050】制御回路17Aの、そのほかの制御は、実
施の形態1の制御回路13Aと同じである。
【0051】この実施の形態3により、照明部15に対
する、夜間の電源供給を5時間に制限し、さらに、この
時間帯の後半では照明部15へ供給する電力を減らすの
で、リチウム電池12Cの、夜間での消耗を減らすこと
ができる。
【0052】また、照明部15に対する電力の供給時間
の後半で、供給する電力を少なくしたので、リチウム電
池12Cに必要とされる電力を減らすことができ、小型
のリチウム電池12Cを用いることができる。
【0053】[発明の実施の形態4]実施の形態4で
は、先に説明した発明の実施の形態2とは、処理部だけ
が相違し、その他は同様である。以下の説明では、この
相違する点だけを説明し、重複する部分については、図
面に同一の参照番号を付けて説明を省略する。
【0054】実施の形態4の処理部を図8に示す。図8
の処理部18は、制御回路18A、郵便検出スイッチ1
8B、人体検知センサ18Cおよび照度センサ18Dを
備える。処理部18の中で、郵便検出スイッチ18Bお
よび照度センサ18Dは、実施の形態2の郵便検出スイ
ッチ16Bおよび照度センサ16Dとそれぞれ同じであ
るので、説明を省略する。
【0055】人体検知センサ18Cは、電源線b4を経
由して、制御回路18Aから供給される直流電圧aで駆
動される。人体検知センサ18Cは、人体からの赤外線
等を検出して、来訪者の有無を検出する。来訪者がある
と、人体検知センサ18Cは、来訪者を示す検出信号
を、信号線b5を経由して制御回路18Aに出力する。
【0056】制御回路18Aは、人体検知センサ18C
から検出信号を受け取ると、直流電圧aを電源線b1に
出力し、来訪を知らせる報知信号を信号線b2に出力す
る。
【0057】制御回路18Aは、照明部15を制御する
場合、次のようにする。制御回路18Aは、照度センサ
18Dから受け取った照度信号が設定値以下になると、
直流電圧aを電源線b3に出力する。このとき、制御回
路18Aは、所定時間だけ、例えば、5時間だけ直流電
圧aを電源線b3に出力する。そして、照度信号が設定
値以下になった後、所定時間が経過したとき、制御回路
18Aは、人体検知センサ18Cから検出信号を受け取
ると、所定時間だけ、例えば5分間だけ直流電圧aを電
源線b3に出力する。
【0058】制御回路18Aの、そのほかの制御は、実
施の形態2の制御回路16Aと同じである。
【0059】この実施の形態4により、自動的に来訪を
知らせることができる。また、リチウム電池12Cの、
夜間での消耗を減らすことができ、長時間、居住者に来
訪を知らせることができる。
【0060】[発明の実施の形態5]実施の形態5で
は、先に説明した実施の形態4とは、処理部だけが相違
し、その他は同様である。以下の説明では、この相違す
る点だけを説明し、重複する部分については、図面に同
一の参照番号を付けて説明を省略する。
【0061】実施の形態5の処理部を図9に示す。図9
の処理部19は、制御回路19A、郵便検出スイッチ1
9B、人体検知センサ19Cおよび照度センサ19Dを
備える。処理部19の中で、郵便検出スイッチ19B、
人体検知センサ19Cおよび照度センサ19Dは、実施
の形態4の郵便検出スイッチ18B、人体検知センサ1
8Cおよび照度センサ18Dとそれぞれ同じであるの
で、説明を省略する。
【0062】制御回路19Aは、照明部15を制御する
場合、次のようにする。制御回路19Aは、照度センサ
19Dから受け取った照度信号が設定値以下になると、
直流電圧aを電源線b3へ出力する。このとき、制御回
路19Aは、所定時間の前半だけ、例えば、5時間の中
の始めの2時間だけ、次のような直流電圧aを電源線b
3へ出力する。つまり、制御回路19Aは、あらかじめ
設定されている電力、例えば、照明部15が消費する電
力の100[%]に応じた直流電圧aを、照明部15へ
出力する。
【0063】5時間の中の残りの3時間で、制御回路1
9Aは、次のような直流電圧aを電源線b3へ出力す
る。つまり、制御回路19Aは、あらかじめ設定されて
いる電力に比べて低い電力、例えば、照明部15の消費
する電力の50[%]に応じた直流電圧aを、照明部1
5へ出力する。
【0064】照度信号が設定値以下になった後、所定時
間が経過したとき、制御回路19Aは、人体検知センサ
19Cから検出信号を受け取ると、所定時間だけ、例え
ば5分間だけ直流電圧aを電源線b3に出力する。
【0065】制御回路19Aの、そのほかの制御は、実
施の形態1の制御回路13Aと同じである。
【0066】この実施の形態5により、照明部15に対
する、夜間の電源供給を5時間に制限し、さらに、この
時間帯の後半では照明部15へ供給する電力を減らすの
で、リチウム電池12Cの、夜間での消耗を減らすこと
ができる。
【0067】[発明の実施の形態6]実施の形態6で
は、先に説明した実施の形態1とは、処理部および太陽
電池に対する接続が相違し、その他は同様である。以下
の説明では、この相違する点だけを説明し、重複する部
分については、図面に同一の参照番号を付けて説明を省
略する。
【0068】実施の形態6では、図10に示すように、
太陽電池11の出力cが処理部20に接続されている。
さらに、処理部20の内部では、図11に示すように、
太陽電池11の出力cが制御回路20Aに接続されてい
る。
【0069】また、電源部12の保護回路12Bが処理
部20に接続されている。さらに、処理部20の内部で
は、保護回路12Bが制御回路20Aに接続されてい
る。これらの接続により、保護回路12Bは、リチウム
電池12Cに対する過充電を防ぐ処理をしているとき、
この処理を示す動作信号dを制御回路20Aへ送る。
【0070】なお、処理部20の郵便検出スイッチ20
Bおよび呼出しボタン20Cは、実施の形態1の郵便検
出スイッチ13Bおよび呼出しボタン13Cと同じであ
るので、説明を省略する。
【0071】制御回路20Aは、照明部15を制御する
場合、次のようにする。夜間になると、太陽電池11の
出力cが低下する。制御回路20Aは、太陽電池11の
出力cが、新たに設定された設定値以下になると、夜間
になったと判断し、直流電圧aを電源線b3に出力す
る。
【0072】また、昼間、太陽電池11の出力cが過充
電設定値以上になった場合、保護回路12Bが動作信号
dを出力する。それにより、制御回路20Aが、現在、
昼間であると判断し、照明部15に対する直流電圧aの
出力を停止する。これにより、明るいときに、照明部1
5が動作することを防ぐことができる。
【0073】この実施の形態6により、処理部20が太
陽電池11の出力cを利用して夜間検出をするので、照
度センサを不要にすることができる。
【0074】なお、実施の形態6は、実施の形態2、
3、4、5にも適用が可能である。
【0075】[発明の実施の形態7]この発明の実施の
形態7では、先に説明した実施の形態1の太陽電池11
を郵便箱3から離して設置する。例えば、図12に示す
ように、呼出し装置10を内部に備える郵便箱3を住宅
1の塀4に設置する。また、太陽電池11を塀4の上に
設置する。
【0076】この実施の形態7により、太陽光に対して
最適な状態で太陽電池11を設置することができる。
【0077】なお、実施の形態7は、実施の形態2、
3、4、5、6にも適用が可能である。
【0078】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1の発明
により、来訪を知らせるための無線送信が、太陽電池が
発電した電力で行われるので、電源を供給するための配
線を呼出し装置に対して不要にすることができる。
【0079】請求項2の発明により、外部に対する照明
が、太陽電池が発電した電力で行われるので、呼出し装
置を玄関等に設置したとき、電力の供給を不要にして、
周囲を照明することができる。
【0080】請求項3の発明により、第1照明時間が経
過すると、照明部に対する電力供給を停止するので、電
源部の負担を軽くすることができる。
【0081】請求項4の発明により、第1照明時間の経
過後、人体を検出したときだけ照明部に電力を供給する
ので、電源部が蓄えた電力を長時間、有効に利用するこ
とができる。
【0082】請求項5の発明により、第1照明時間の後
半では照明部に供給する電力を少なくするので、電源部
が蓄えた電力を、長時間有効に利用することができると
共に、電源部の負担を軽くすることができる。
【0083】請求項6の発明により、呼出し装置の電源
部、検出部および送信部を郵便箱に設置したので、郵便
箱および太陽電池の設置だけで、呼出し装置を簡単に設
置することができる。
【0084】請求項7の発明により、投入物が郵便箱内
にあることを知らせる無線送信が、太陽電池が発電した
電力で行われるので、呼出し装置に対する電力の供給を
不要にして、投入物の投入を知らせることができる。
【0085】請求項8の発明により、呼出し装置の電源
部、検出部および送信部を郵便箱に設置し、かつ、太陽
電池を郵便箱の屋根などに設置したので、呼出し装置の
設置を、郵便箱の設置だけで行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1を示す基本構成図であ
る。
【図2】実施の形態1に用いられる呼出し装置の一例を
示すブロック図である。
【図3】実施の形態1の呼出し装置を郵便箱に設置した
状態を示す図であり、図3(a)が郵便箱の正面図、図
3(b)が図3(a)のA−A断面図である。
【図4】実施の形態1に用いられる処理部の一例を示す
ブロック図である。
【図5】実施の形態1に用いられる受信装置の一例を示
すブロック図である。
【図6】実施の形態2に用いられる処理部の一例を示す
ブロック図である。
【図7】実施の形態3に用いられる処理部の一例を示す
ブロック図である。
【図8】実施の形態4に用いられる処理部の一例を示す
ブロック図である。
【図9】実施の形態5に用いられる処理部の一例を示す
ブロック図である。
【図10】実施の形態6に用いられる呼出し装置の一例
を示すブロック図である。
【図11】実施の形態6に用いられる処理部の一例を示
すブロック図である。
【図12】実施の形態7の太陽電池を設置する様子を示
す図である。
【符号の説明】
10 呼出し装置 11 太陽電池 12 電源部 13 処理部 14 送信部 15 照明部 20 受信装置 21 受信部 22 駆動部 23 ブザー 24 ランプ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線で信号を送信する呼出し装置と、呼
    出し装置からの信号を受信する受信装置とを備える呼出
    しシステムにおいて、 呼出し装置は、 太陽光で発電する太陽電池と、 太陽電池で発電した電力を蓄える電源部と、 加えられた入力信号を無線で送信する送信部と、 来訪者に操作される第1スイッチを具備し、このスイッ
    チが操作されると、電源部からの電力を送信部に供給し
    て送信部を駆動すると共に、第1スイッチの操作を示す
    報知信号を入力信号として送信部に送る検出部とを備
    え、 受信装置は、呼出し装置からの報知信号を受信すると、
    来訪を知らせることを特徴とする呼出しシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の呼出しシステムにおい
    て、 呼出し装置は、光を発生する照明部を備え、 検出部は、外の明るさを検出する明暗センサを具備し、
    このセンサの出力が設定値以下になると、電源部からの
    電力を照明部に供給して照明部を駆動することを特徴と
    する呼出しシステム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の呼出しシステムにおい
    て、 検出部は、照明部への電力供給を開始してから、あらか
    じめ設定されている第1照明時間が経過すると、照明部
    への電力供給を停止することを特徴とする呼出しシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の呼出しシステムにおい
    て、 検出部は、人体を検出する人体センサを具備し、第1照
    明時間が経過した後、人体センサが人体を検出すると、
    あらかじめ設定されている第2照明時間だけ照明部へ電
    力を供給することを特徴とする呼出しシステム。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の呼出しシステムにおい
    て、 検出部は、第1照明時間内の後半では、前半に比較して
    供給する電力を少なくすることを特徴とする呼出しシス
    テム。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4または5記載の呼
    出しシステムにおいて、 呼出し装置の電源部、検出部および送信部を郵便箱に設
    置したことを特徴とする呼出しシステム。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の呼出しシステムにおい
    て、 検出部は、郵便箱に投入された投入物を検出する第2ス
    イッチを具備し、このスイッチが操作されると、電源部
    からの電力を送信部に供給して送信部を駆動すると共
    に、第2スイッチの操作を示す報知信号を入力信号とし
    て送信部に送る検出部とを備え、 受信装置は、呼出し装置から報知信号を受信すると、投
    入物の投入を知らせることを特徴とする呼出しシステ
    ム。
  8. 【請求項8】 請求項6、7または8記載の呼出しシス
    テムにおいて、 呼出し装置の太陽電池を、少なくとも郵便箱の屋根に設
    置したことを特徴とする呼出しシステム。
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