JPH10188063A - 無線式料金収受システム及び通信可否判定タイミング制御方法 - Google Patents
無線式料金収受システム及び通信可否判定タイミング制御方法Info
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- JPH10188063A JPH10188063A JP8343637A JP34363796A JPH10188063A JP H10188063 A JPH10188063 A JP H10188063A JP 8343637 A JP8343637 A JP 8343637A JP 34363796 A JP34363796 A JP 34363796A JP H10188063 A JPH10188063 A JP H10188063A
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- Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】案内表示器への表示タイミングの遅れを改善す
ることができる無線式料金収受システムを提供するこ
と。 【解決手段】車両を検知する車両検知手段(41)と、
車両の種類を判別する車種判別手段(41)と、車両に
搭載されている車載機(3)と無線通信を行う通信手段
(11、12、42、44)と、前記車両検知手段によ
り検知された車両に搭載されている車載機と前記通信手
段との間の通信可否判定を行う判定手段(40)と、前
記判定手段による判定結果を案内する案内手段(21)
と、前記車種判別手段により判別された車両の種類に応
じて、前記判定手段による判定のタイミング、及び前記
判定手段による判定結果を前記案内手段に案内するタイ
ミングを制御するタイミング制御手段(40)とを備え
ている。
ることができる無線式料金収受システムを提供するこ
と。 【解決手段】車両を検知する車両検知手段(41)と、
車両の種類を判別する車種判別手段(41)と、車両に
搭載されている車載機(3)と無線通信を行う通信手段
(11、12、42、44)と、前記車両検知手段によ
り検知された車両に搭載されている車載機と前記通信手
段との間の通信可否判定を行う判定手段(40)と、前
記判定手段による判定結果を案内する案内手段(21)
と、前記車種判別手段により判別された車両の種類に応
じて、前記判定手段による判定のタイミング、及び前記
判定手段による判定結果を前記案内手段に案内するタイ
ミングを制御するタイミング制御手段(40)とを備え
ている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、有料道路などの
料金収受を無線通信により実現する無線式料金収受シス
テムに関する。特に、この無線式料金収受システムにお
ける通信可否判定を行うタイミングを制御する通信可否
判定タイミング制御方法に関する。
料金収受を無線通信により実現する無線式料金収受シス
テムに関する。特に、この無線式料金収受システムにお
ける通信可否判定を行うタイミングを制御する通信可否
判定タイミング制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、有料道路等の料金収受を無線通信
により実現する無線式料金収受システムが提案され始め
ている。この無線式料金収受システムでは、有料道路の
入口料金所及び出口料金所の各レーンに無線式料金収受
装置を設置し、有料道路を利用する車両には車載機なる
ものを搭載して、これら無線式料金収受装置と車載機と
の間の無線通信により料金収受が実現されるものであ
る。
により実現する無線式料金収受システムが提案され始め
ている。この無線式料金収受システムでは、有料道路の
入口料金所及び出口料金所の各レーンに無線式料金収受
装置を設置し、有料道路を利用する車両には車載機なる
ものを搭載して、これら無線式料金収受装置と車載機と
の間の無線通信により料金収受が実現されるものであ
る。
【0003】この無線式料金収受システムでは、このシ
ステムに対応した車載機を搭載していない車両、又は何
らかの原因で通信異常が生じている車両に対しては、通
信不可又は通信異常の判定を行い、無線通信による料金
収受を中止し、通行券による料金収受に切り替える処理
が行われる。
ステムに対応した車載機を搭載していない車両、又は何
らかの原因で通信異常が生じている車両に対しては、通
信不可又は通信異常の判定を行い、無線通信による料金
収受を中止し、通行券による料金収受に切り替える処理
が行われる。
【0004】例えば、車両が、有料道路の入口車線に差
し掛かるとする。このとき、入口に設けられた車両検知
機及び車軸検知機により車両の進入が検知され、入口に
設けられた入口アンテナから車両に対して電波が照射さ
れる。このとき、入口アンテナから車両に対しては起動
コマンドが送信されるものとする。車両(厳密には車載
機)がこの起動コマンドに応答して入口アンテナに対し
てレスポンス(車載機ID等)を返すことにより、無線
通信による料金収受が開始される。
し掛かるとする。このとき、入口に設けられた車両検知
機及び車軸検知機により車両の進入が検知され、入口に
設けられた入口アンテナから車両に対して電波が照射さ
れる。このとき、入口アンテナから車両に対しては起動
コマンドが送信されるものとする。車両(厳密には車載
機)がこの起動コマンドに応答して入口アンテナに対し
てレスポンス(車載機ID等)を返すことにより、無線
通信による料金収受が開始される。
【0005】入口車線に差し掛かった車両がこのシステ
ムに対応した車載機を搭載していない車両の場合、又は
何らかの原因で通信異常が生じている場合には、入口ア
ンテナで起動コマンドに応答したレスポンスは受け取ら
れない。このような場合に、起動コマンドを送信し続け
ても意味がなない。このような場合には、この車両に対
して無線通信による料金収受でなく通行券による料金収
受を行う旨の案内を入口に設けられた案内表示器に表示
し、通行券を発行する必要がある。さもなければ、後続
車両の処理に移ることができず、料金所における処理の
妨げとなる。
ムに対応した車載機を搭載していない車両の場合、又は
何らかの原因で通信異常が生じている場合には、入口ア
ンテナで起動コマンドに応答したレスポンスは受け取ら
れない。このような場合に、起動コマンドを送信し続け
ても意味がなない。このような場合には、この車両に対
して無線通信による料金収受でなく通行券による料金収
受を行う旨の案内を入口に設けられた案内表示器に表示
し、通行券を発行する必要がある。さもなければ、後続
車両の処理に移ることができず、料金所における処理の
妨げとなる。
【0006】上記したように、このシステムに対応した
車載機を搭載していない車両の場合、又は何らかの原因
で通信異常が生じている車両の場合には、通信不可又は
通信異常の判定を行い、次の処理に移る必要がある。従
来、車両に対して起動コマンドを送信してからこの車両
の第2軸目を検知するまでの間に、この車両からのレス
ポンスが受け取られないと、通信不可又は通信異常の判
定を下し、次の処理に移るようになっていた。
車載機を搭載していない車両の場合、又は何らかの原因
で通信異常が生じている車両の場合には、通信不可又は
通信異常の判定を行い、次の処理に移る必要がある。従
来、車両に対して起動コマンドを送信してからこの車両
の第2軸目を検知するまでの間に、この車両からのレス
ポンスが受け取られないと、通信不可又は通信異常の判
定を下し、次の処理に移るようになっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のよう
な通信不可又は通信異常の判定のタイミングでは次よう
な問題があった。例えば、普通車(車高低い)と大型車
(車高高い)には、図9に示すような違いがある。大型
車は普通車に比べて、運転席のかなり後方(進行方向に
対して)に第2軸目が位置していることが多い。また、
普通車が第1軸目の後方に車載機を搭載することが多い
のに対し、大型車は第1軸目の前方に車載機を搭載する
ことが多い。
な通信不可又は通信異常の判定のタイミングでは次よう
な問題があった。例えば、普通車(車高低い)と大型車
(車高高い)には、図9に示すような違いがある。大型
車は普通車に比べて、運転席のかなり後方(進行方向に
対して)に第2軸目が位置していることが多い。また、
普通車が第1軸目の後方に車載機を搭載することが多い
のに対し、大型車は第1軸目の前方に車載機を搭載する
ことが多い。
【0008】このような違いがあることを前提とする
と、大型車の場合、第2軸目を検知してから通信不可又
は通信異常の判定を下し、さらにこの判定結果を受けて
から無線通信による料金収受でなく通行券による料金収
受を行う旨の案内を案内表示器に表示してドライバーに
促そうとしても、運転席が既にこの案内表示器のすぐ近
くまで来てしまっていることがある。場合によっては、
運転席が既にこの案内表示器を通過してしまっているこ
ともある。このようなことから、ドライバーが案内表示
器の案内を見落とし、その後の処理をスムーズに受けら
れないことがある。
と、大型車の場合、第2軸目を検知してから通信不可又
は通信異常の判定を下し、さらにこの判定結果を受けて
から無線通信による料金収受でなく通行券による料金収
受を行う旨の案内を案内表示器に表示してドライバーに
促そうとしても、運転席が既にこの案内表示器のすぐ近
くまで来てしまっていることがある。場合によっては、
運転席が既にこの案内表示器を通過してしまっているこ
ともある。このようなことから、ドライバーが案内表示
器の案内を見落とし、その後の処理をスムーズに受けら
れないことがある。
【0009】この発明の目的は、上記したような事情に
鑑み成されたものであって、案内表示器への表示タイミ
ングの遅れを改善することができる無線式料金収受シス
テム及び通信可否判定タイミング制御方法を提供するこ
とにある。
鑑み成されたものであって、案内表示器への表示タイミ
ングの遅れを改善することができる無線式料金収受シス
テム及び通信可否判定タイミング制御方法を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記問題点
に基づきなされたもので、この発明によれば、車両を検
知する車両検知手段と、車両の種類を判別する車種判別
手段と、車両に搭載されている車載機と無線通信を行う
通信手段と、前記車両検知手段により検知された車両に
搭載されている車載機と前記通信手段との間の通信可否
判定を行う判定手段と、前記判定手段による判定結果を
案内する案内手段と、前記車種判別手段により判別され
た車両の種類に応じて、前記判定手段による判定のタイ
ミング、及び前記判定手段による判定結果を前記案内手
段に案内するタイミングを制御するタイミング制御手段
と、を備えたことを特徴とする車両間通信システムが提
供される。
に基づきなされたもので、この発明によれば、車両を検
知する車両検知手段と、車両の種類を判別する車種判別
手段と、車両に搭載されている車載機と無線通信を行う
通信手段と、前記車両検知手段により検知された車両に
搭載されている車載機と前記通信手段との間の通信可否
判定を行う判定手段と、前記判定手段による判定結果を
案内する案内手段と、前記車種判別手段により判別され
た車両の種類に応じて、前記判定手段による判定のタイ
ミング、及び前記判定手段による判定結果を前記案内手
段に案内するタイミングを制御するタイミング制御手段
と、を備えたことを特徴とする車両間通信システムが提
供される。
【0011】また、この発明によれば、車両に搭載され
ている車載機との間の無線通信により料金収受処理を行
う無線式料金収受システムにおいて、車両を検知する車
両検知手段と、車両の種類を第1又は第2の種類に判別
する車種判別手段と、車両に搭載されている車載機と無
線通信を行う通信手段と、前記車両検知手段により検知
された車両に搭載されている車載機と前記通信手段との
間の通信可否判定を行う判定手段と、前記判定手段によ
る判定結果を案内する案内手段と、前記第1の種類に判
別された車両と前記通信手段との間の通信可否判定を第
1のタイミングで行いこの判定結果を前記案内手段に案
内し、前記第2の種類に判別された車両と前記通信手段
との間の通信可否判定を第2のタイミングで行いこの判
定結果を前記案内手段に案内するタイミング制御手段
と、を備えたことを特徴とする無線式料金収受システム
が提供される。
ている車載機との間の無線通信により料金収受処理を行
う無線式料金収受システムにおいて、車両を検知する車
両検知手段と、車両の種類を第1又は第2の種類に判別
する車種判別手段と、車両に搭載されている車載機と無
線通信を行う通信手段と、前記車両検知手段により検知
された車両に搭載されている車載機と前記通信手段との
間の通信可否判定を行う判定手段と、前記判定手段によ
る判定結果を案内する案内手段と、前記第1の種類に判
別された車両と前記通信手段との間の通信可否判定を第
1のタイミングで行いこの判定結果を前記案内手段に案
内し、前記第2の種類に判別された車両と前記通信手段
との間の通信可否判定を第2のタイミングで行いこの判
定結果を前記案内手段に案内するタイミング制御手段
と、を備えたことを特徴とする無線式料金収受システム
が提供される。
【0012】さらに、この発明によれば、車両に搭載さ
れている車載機との間の無線通信により料金収受処理を
行う無線式料金収受システムにおいて、車両を検知する
車両検知手段と、車両の種類を第1又は第2の種類に判
別する車種判別手段と、車両の車軸を検知する車軸検知
手段と、車両に搭載されている車載機と無線通信を行う
通信手段と、前記通信手段と前記車両検知手段により検
知された車両に搭載されている車載機との間の通信可否
判定を行う判定手段と、前記判定手段による判定結果を
案内する案内手段と、前記第1の種類に判別された車両
の第1軸目が検知されるまでの間にこの車両と前記通信
手段との間の通信可否判定を行いこの判定結果を前記案
内手段に案内し、前記第2の種類に判別された車両の第
2軸目が検知されるまでの間にこの車両と前記通信手段
との間の通信可否判定を行いこの判定結果を前記案内手
段に案内するタイミング制御手段と、を備えたことを特
徴とする無線式料金収受システムが提供される。
れている車載機との間の無線通信により料金収受処理を
行う無線式料金収受システムにおいて、車両を検知する
車両検知手段と、車両の種類を第1又は第2の種類に判
別する車種判別手段と、車両の車軸を検知する車軸検知
手段と、車両に搭載されている車載機と無線通信を行う
通信手段と、前記通信手段と前記車両検知手段により検
知された車両に搭載されている車載機との間の通信可否
判定を行う判定手段と、前記判定手段による判定結果を
案内する案内手段と、前記第1の種類に判別された車両
の第1軸目が検知されるまでの間にこの車両と前記通信
手段との間の通信可否判定を行いこの判定結果を前記案
内手段に案内し、前記第2の種類に判別された車両の第
2軸目が検知されるまでの間にこの車両と前記通信手段
との間の通信可否判定を行いこの判定結果を前記案内手
段に案内するタイミング制御手段と、を備えたことを特
徴とする無線式料金収受システムが提供される。
【0013】さらにまた、この発明によれば、車両に搭
載されている車載機との間の無線通信により料金収受処
理を行う無線式料金収受システムにおいて、車両を検知
する車両検知手段と、車両の種類を大型車又は普通車に
判別する車種判別手段と、車両の車軸を検知する車軸検
知手段と、車両に搭載されている車載機と無線通信を行
う通信手段と、前記通信手段と前記車両検知手段により
検知された車両に搭載されている車載機との間の通信可
否判定を行う判定手段と、前記判定手段により通信不可
の判定が下されたとき、無線通信による料金収受処理が
不能であることを案内する案内手段と、前記判定手段に
より通信不可の判定が下されたとき、通行券を発券する
通行券発券手段と、大型車に判別された車両の第1軸目
が検知されるまでの間にこの車両と前記通信手段との間
の通信可否判定を行いこの判定結果が得られるタイミン
グでこの判定結果を前記案内手段に案内し、普通車に判
別された車両の第2軸目が検知されるまでの間にこの車
両と前記通信手段との間の通信可否判定を行いこの判定
結果が得られるタイミングでこの判定結果を前記案内手
段に案内するタイミング制御手段と、を備えたことを特
徴とする無線式料金収受システムが提供される。
載されている車載機との間の無線通信により料金収受処
理を行う無線式料金収受システムにおいて、車両を検知
する車両検知手段と、車両の種類を大型車又は普通車に
判別する車種判別手段と、車両の車軸を検知する車軸検
知手段と、車両に搭載されている車載機と無線通信を行
う通信手段と、前記通信手段と前記車両検知手段により
検知された車両に搭載されている車載機との間の通信可
否判定を行う判定手段と、前記判定手段により通信不可
の判定が下されたとき、無線通信による料金収受処理が
不能であることを案内する案内手段と、前記判定手段に
より通信不可の判定が下されたとき、通行券を発券する
通行券発券手段と、大型車に判別された車両の第1軸目
が検知されるまでの間にこの車両と前記通信手段との間
の通信可否判定を行いこの判定結果が得られるタイミン
グでこの判定結果を前記案内手段に案内し、普通車に判
別された車両の第2軸目が検知されるまでの間にこの車
両と前記通信手段との間の通信可否判定を行いこの判定
結果が得られるタイミングでこの判定結果を前記案内手
段に案内するタイミング制御手段と、を備えたことを特
徴とする無線式料金収受システムが提供される。
【0014】またさらに、この発明によれば、車両を検
知し、車両の種類を判別し、検知された車両に搭載され
ている車載機に対して所定のコマンドを送信し、判別さ
れた車両の種類に基づき決定される期間において、前記
所定のコマンドに対するレスポンスが無い場合、通信不
可の判定を下し、この判定結果が下されるタイミングで
この判定結果を案内する、ことを特徴とする通信可否判
定タイミング制御方法が提供される。
知し、車両の種類を判別し、検知された車両に搭載され
ている車載機に対して所定のコマンドを送信し、判別さ
れた車両の種類に基づき決定される期間において、前記
所定のコマンドに対するレスポンスが無い場合、通信不
可の判定を下し、この判定結果が下されるタイミングで
この判定結果を案内する、ことを特徴とする通信可否判
定タイミング制御方法が提供される。
【0015】さらにまた、この発明によれば、車両を検
知し、車両の種類を第1又は第2の種類に判別し、検知
された車両に搭載されている車載機に対して所定のコマ
ンドを送信し、前記第1の種類に判別された車両の場
合、第1の期間において前記所定のコマンドに対するレ
スポンスが無いときに通信不可の判定を下し、前記第2
の種類に判別された車両の場合、前記第1の期間より長
い第2の期間において前記所定のコマンドに対するレス
ポンスが無いときに通信不可の判定を下し、判定結果が
下されるタイミングでこの判定結果を案内する、ことを
特徴とする通信可否判定タイミング制御方法が提供され
る。
知し、車両の種類を第1又は第2の種類に判別し、検知
された車両に搭載されている車載機に対して所定のコマ
ンドを送信し、前記第1の種類に判別された車両の場
合、第1の期間において前記所定のコマンドに対するレ
スポンスが無いときに通信不可の判定を下し、前記第2
の種類に判別された車両の場合、前記第1の期間より長
い第2の期間において前記所定のコマンドに対するレス
ポンスが無いときに通信不可の判定を下し、判定結果が
下されるタイミングでこの判定結果を案内する、ことを
特徴とする通信可否判定タイミング制御方法が提供され
る。
【0016】またさらに、この発明によれば、車両及び
車両の車軸を検知し、車両の種類を第1又は第2の種類
に判別し、検知された車両に搭載されている車載機に対
して所定のコマンドを送信し、前記第1の種類に判別さ
れた車両の場合、車両の第1軸目が検知されるまでの間
において前記所定のコマンドに対するレスポンスが無い
ときに通信不可の判定を下し、前記第2の車両に判別さ
れた車両の場合、車両の第2軸目が検知されるまでの間
において前記所定のコマンドに対するレスポンスが無い
ときに通信不可の判定を下し、判定結果が下されるタイ
ミングでこの判定結果を案内する、ことを特徴とする通
信可否判定タイミング制御方法が提供される。
車両の車軸を検知し、車両の種類を第1又は第2の種類
に判別し、検知された車両に搭載されている車載機に対
して所定のコマンドを送信し、前記第1の種類に判別さ
れた車両の場合、車両の第1軸目が検知されるまでの間
において前記所定のコマンドに対するレスポンスが無い
ときに通信不可の判定を下し、前記第2の車両に判別さ
れた車両の場合、車両の第2軸目が検知されるまでの間
において前記所定のコマンドに対するレスポンスが無い
ときに通信不可の判定を下し、判定結果が下されるタイ
ミングでこの判定結果を案内する、ことを特徴とする通
信可否判定タイミング制御方法が提供される。
【0017】さらにまた、この発明によれば、車両に搭
載されている車載機との間の無線通信により料金収受処
理を行う無線式料金収受システムにおいて、車両及び車
両の車軸を検知し、車両の種類を大型車又は普通車に判
別し、検知された車両に搭載されている車載機に対して
所定のコマンドを送信し、大型車に判別された車両の場
合、車両の第1軸目が検知されるまでの間において前記
所定のコマンドに対するレスポンスが無いときに通信不
可の判定を下し、普通車に判別された車両の場合、車両
の第2軸目が検知されるまでの間において前記所定のコ
マンドに対するレスポンスが無いときに通信不可の判定
を下し、判定結果が下されるタイミングで無線通信によ
る料金収受処理が不能であることを案内し、通行券を発
券する、ことを特徴とする通信可否判定タイミング制御
方法が提供される。
載されている車載機との間の無線通信により料金収受処
理を行う無線式料金収受システムにおいて、車両及び車
両の車軸を検知し、車両の種類を大型車又は普通車に判
別し、検知された車両に搭載されている車載機に対して
所定のコマンドを送信し、大型車に判別された車両の場
合、車両の第1軸目が検知されるまでの間において前記
所定のコマンドに対するレスポンスが無いときに通信不
可の判定を下し、普通車に判別された車両の場合、車両
の第2軸目が検知されるまでの間において前記所定のコ
マンドに対するレスポンスが無いときに通信不可の判定
を下し、判定結果が下されるタイミングで無線通信によ
る料金収受処理が不能であることを案内し、通行券を発
券する、ことを特徴とする通信可否判定タイミング制御
方法が提供される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1及び図2、並びに図
3及び図4は、この発明の一実施の形態に係る無線式料
金収受システムの概略を説明する図である。
いて図面を参照して説明する。図1及び図2、並びに図
3及び図4は、この発明の一実施の形態に係る無線式料
金収受システムの概略を説明する図である。
【0019】図1及び図2に示すように、有料道路の料
金所には、入口レーン(入口処理装置)1が設けられて
いる。この入口レーン1に、一般道(図示しない)から
車両2が進入しようとしている。車両2には通信機能を
持つ無線式料金収受機用の車載機器(ETC)が搭載さ
れている。この車載機器は、ICカードCと車載機(O
BU(オン ボード ユニット)3を分離したものとな
っている。
金所には、入口レーン(入口処理装置)1が設けられて
いる。この入口レーン1に、一般道(図示しない)から
車両2が進入しようとしている。車両2には通信機能を
持つ無線式料金収受機用の車載機器(ETC)が搭載さ
れている。この車載機器は、ICカードCと車載機(O
BU(オン ボード ユニット)3を分離したものとな
っている。
【0020】入口レーン1には両側に路側帯1aがあっ
て、その路側帯1aの一端部(一般道側)に車種判別用
の光学的センサ4、踏板センサ5、及び撮像器6が設け
られる。
て、その路側帯1aの一端部(一般道側)に車種判別用
の光学的センサ4、踏板センサ5、及び撮像器6が設け
られる。
【0021】光学的センサ4は、車両2の前端から後端
までの全長、高さ及び車両の有無を光学的に検知する。
踏板センサ5には圧電スイッチが使われ、車輪による踏
み付けから車両2の車軸数を検知する。撮像器6は、車
両2のナンバープレートを撮像する。この光学的センサ
4、踏板センサ5、及び撮像器6は後述する車種判別機
41の構成要素となっている。この車種判別機41によ
り車両2の種類(以下、車種と称する)が判別されとと
もに、車両2の進入が伝達される。
までの全長、高さ及び車両の有無を光学的に検知する。
踏板センサ5には圧電スイッチが使われ、車輪による踏
み付けから車両2の車軸数を検知する。撮像器6は、車
両2のナンバープレートを撮像する。この光学的センサ
4、踏板センサ5、及び撮像器6は後述する車種判別機
41の構成要素となっている。この車種判別機41によ
り車両2の種類(以下、車種と称する)が判別されとと
もに、車両2の進入が伝達される。
【0022】また、路側帯1aの中途部には、自動通行
券発行機(ATIΜ)7が設けられる。この自動通行券
発行機7は、進入する車両2に対し、必要に応じて通行
券を発行する。この通行券には、当該入口に対応する入
口識別コード、車種、入口通過時刻などが磁気記録され
る。車種については、後述の車種判別機41により判別
される。自動通行券発行機7は、車載機器を搭載してい
ない車両(非ETC車)2、又は通信エラーが生じたE
TC車2に対して通行券を発行する。
券発行機(ATIΜ)7が設けられる。この自動通行券
発行機7は、進入する車両2に対し、必要に応じて通行
券を発行する。この通行券には、当該入口に対応する入
口識別コード、車種、入口通過時刻などが磁気記録され
る。車種については、後述の車種判別機41により判別
される。自動通行券発行機7は、車載機器を搭載してい
ない車両(非ETC車)2、又は通信エラーが生じたE
TC車2に対して通行券を発行する。
【0023】さらに、路側帯1aの他端部(高速道路本
線側)には、車両検知用の光学的センサ8及び踏板セン
サ9が設けられる。光学的センサ8は、車両2の前端か
ら後端までの全長と車両の有無を光学的に検知する。踏
板センサ9には圧電スイッチが使われ、車輪による踏み
付けから車両2の車軸数を検知する。この光学的センサ
8及び踏板センサ9は後述する車両検知機43の構成要
素となっている。この車両検知機43により車両2の発
進(入口レーン1からの脱出)が検知される。なお、進
入する車両2と発進する車両2との一致をとりたいとい
う制御上の必要性から、光学的センサ4及び踏板センサ
5と同様に光学的センサ8及び踏板センサ9が採用され
ている。
線側)には、車両検知用の光学的センサ8及び踏板セン
サ9が設けられる。光学的センサ8は、車両2の前端か
ら後端までの全長と車両の有無を光学的に検知する。踏
板センサ9には圧電スイッチが使われ、車輪による踏み
付けから車両2の車軸数を検知する。この光学的センサ
8及び踏板センサ9は後述する車両検知機43の構成要
素となっている。この車両検知機43により車両2の発
進(入口レーン1からの脱出)が検知される。なお、進
入する車両2と発進する車両2との一致をとりたいとい
う制御上の必要性から、光学的センサ4及び踏板センサ
5と同様に光学的センサ8及び踏板センサ9が採用され
ている。
【0024】入口レーン1の一端部(車両の進入方向手
前側の光学的センサ4、踏板センサ5及び撮像器6の近
傍)の上方に、第1アンテナ11が設けられる。この第
1アンテナ11は、入場する全ての車両共通に有料高速
道路の料金所(インターチェンジ:IC)の場所を示す
ICコード(入口に関する固定データ)、レーン番号、
及び入口レーン1への通過時刻データを車載機3に無線
送信するためのものである。この第1アンテナ11は、
位相合成アンテナ(a phased allay a
ntena)が用いられ、指向性が絞られている。
前側の光学的センサ4、踏板センサ5及び撮像器6の近
傍)の上方に、第1アンテナ11が設けられる。この第
1アンテナ11は、入場する全ての車両共通に有料高速
道路の料金所(インターチェンジ:IC)の場所を示す
ICコード(入口に関する固定データ)、レーン番号、
及び入口レーン1への通過時刻データを車載機3に無線
送信するためのものである。この第1アンテナ11は、
位相合成アンテナ(a phased allay a
ntena)が用いられ、指向性が絞られている。
【0025】入口レーン1の他端部(車両の進入方向前
方側の光学的センサ8及び踏板センサ9の近傍)の上方
に、第2アンテナ12が設けられる。この第2アンテナ
12は、車両2に関する可変データ、すなわち車種コー
ド及び車両番号を車載機3に無線送信するためのもので
ある。この第2アンテナ12は、第1アンテナ11と同
様に位相合成アンテナが用いられ、指向性が絞られてい
る。
方側の光学的センサ8及び踏板センサ9の近傍)の上方
に、第2アンテナ12が設けられる。この第2アンテナ
12は、車両2に関する可変データ、すなわち車種コー
ド及び車両番号を車載機3に無線送信するためのもので
ある。この第2アンテナ12は、第1アンテナ11と同
様に位相合成アンテナが用いられ、指向性が絞られてい
る。
【0026】路側帯1aにおいて、撮像器6より後方に
表示器21が設けられる。この表示器21は、入口レー
ン1の通行及び料金収受に関する種々の案内文を表示す
る。例えば、通信の正常なETCに対しては「無線通信
により料金収受処理を行います」、非ETC車に対して
は「通行券により料金収受処理を行います:通行券をお
取り下さい」、通信エラーが生じたETC車に対しては
「通信エラー:無線通信による料金収受処理ができませ
ん:通行券をお取り下さい」等の案内が行われる。
表示器21が設けられる。この表示器21は、入口レー
ン1の通行及び料金収受に関する種々の案内文を表示す
る。例えば、通信の正常なETCに対しては「無線通信
により料金収受処理を行います」、非ETC車に対して
は「通行券により料金収受処理を行います:通行券をお
取り下さい」、通信エラーが生じたETC車に対しては
「通信エラー:無線通信による料金収受処理ができませ
ん:通行券をお取り下さい」等の案内が行われる。
【0027】図3及び図4に示すように、有料道路の料
金所には、出口レーン(出口処理装置)31が設けられ
ている。この出口レーン31に、高速道路本線から車両
2が進入しようとしている。
金所には、出口レーン(出口処理装置)31が設けられ
ている。この出口レーン31に、高速道路本線から車両
2が進入しようとしている。
【0028】出口レーン(出口処理装置)31には両側
に路側帯31aがあって、その路側帯31aの一端部
(高速道路本線側)に車両検知用の光学的センサ32、
踏板センサ33が設けられる。光学的センサ32は、車
両2の前端から後端までの全長と車両の有無を光学的に
検知する。踏板センサ33には圧電スイッチが使われ、
車輪による踏み付けから車両2の車軸数を検知する。こ
の光学的センサ32及び踏板センサ33は後述する車両
検知機51の構成要素となっている。この車両検知機5
1により車両2の進入(出口レーンへの進入)が検知さ
れる。
に路側帯31aがあって、その路側帯31aの一端部
(高速道路本線側)に車両検知用の光学的センサ32、
踏板センサ33が設けられる。光学的センサ32は、車
両2の前端から後端までの全長と車両の有無を光学的に
検知する。踏板センサ33には圧電スイッチが使われ、
車輪による踏み付けから車両2の車軸数を検知する。こ
の光学的センサ32及び踏板センサ33は後述する車両
検知機51の構成要素となっている。この車両検知機5
1により車両2の進入(出口レーンへの進入)が検知さ
れる。
【0029】路側帯31aの他端部(一般道側)には、
車両検知用の光学的センサ34及び踏板センサ35が設
けられる。踏板センサ35には圧電スイッチが使われて
いる。踏板センサ35は、車輪による踏み付けから車両
2の車軸数を検知する。光学的センサ34及び踏板セン
サ35は後述する車両検知機52の構成要素である。こ
の車両検知機52により車両2の発進(出口レーンから
の脱出)が検知される。なお、進入する車両2と発進す
る車両2との一致をとりたいという制御上の必要性か
ら、光学的センサ32及び踏板センサ33と同様に光学
的センサ34及び踏板センサ35が採用されている。
車両検知用の光学的センサ34及び踏板センサ35が設
けられる。踏板センサ35には圧電スイッチが使われて
いる。踏板センサ35は、車輪による踏み付けから車両
2の車軸数を検知する。光学的センサ34及び踏板セン
サ35は後述する車両検知機52の構成要素である。こ
の車両検知機52により車両2の発進(出口レーンから
の脱出)が検知される。なお、進入する車両2と発進す
る車両2との一致をとりたいという制御上の必要性か
ら、光学的センサ32及び踏板センサ33と同様に光学
的センサ34及び踏板センサ35が採用されている。
【0030】出口レーン31の一端部(車両の進入方向
手前側の光学的センサ32、踏板センサ33の近傍)の
上方に、第3アンテナ37が設けられる。この第3アン
テナ37は、車両2から固定データ及び可変データを無
線受信し、出口での利用料金等の処理結果データを車両
2の車載機3へを送信するために使用される。この第3
アンテナ37は、第1アンテナ11と同様に位相合成ア
ンテナが用いられ、指向性が絞られている。
手前側の光学的センサ32、踏板センサ33の近傍)の
上方に、第3アンテナ37が設けられる。この第3アン
テナ37は、車両2から固定データ及び可変データを無
線受信し、出口での利用料金等の処理結果データを車両
2の車載機3へを送信するために使用される。この第3
アンテナ37は、第1アンテナ11と同様に位相合成ア
ンテナが用いられ、指向性が絞られている。
【0031】出口レーン31の他端部(車両の進入方向
前方側の光学的センサ34及び踏板センサ35の近傍)
の上方に、第4アンテナ38が設けられる。この第4ア
ンテナ38は、車両2に関する可変データ、すなわち車
種コード及び車両番号を車載機3に無線送信するための
ものである。この第4アンテナ38は、第1アンテナ1
1と同様に位相合成アンテナが用いられ、指向性が絞ら
れている。
前方側の光学的センサ34及び踏板センサ35の近傍)
の上方に、第4アンテナ38が設けられる。この第4ア
ンテナ38は、車両2に関する可変データ、すなわち車
種コード及び車両番号を車載機3に無線送信するための
ものである。この第4アンテナ38は、第1アンテナ1
1と同様に位相合成アンテナが用いられ、指向性が絞ら
れている。
【0032】路側帯31aの中途部に係員ブースTBが
設けられる。この係員ブースTBには、出口係員が常駐
している。路側帯31aの他端部(一般道側)に表示器
36が設けられる。表示器36は、出口レーン31の通
行及び料金収受に関する種々の案内文を表示する。例え
ば、通信の正常なETCに対しては「無線通信により料
金収受処理を行います」、非ETC車に対しては「通行
券により料金収受処理を行います」、通信エラーが生じ
たETC車に対しては「通信エラー:無線通信による料
金収受処理ができません:係員の指示に従って下さい」
等の案内が行われる。
設けられる。この係員ブースTBには、出口係員が常駐
している。路側帯31aの他端部(一般道側)に表示器
36が設けられる。表示器36は、出口レーン31の通
行及び料金収受に関する種々の案内文を表示する。例え
ば、通信の正常なETCに対しては「無線通信により料
金収受処理を行います」、非ETC車に対しては「通行
券により料金収受処理を行います」、通信エラーが生じ
たETC車に対しては「通信エラー:無線通信による料
金収受処理ができません:係員の指示に従って下さい」
等の案内が行われる。
【0033】車載機3は、図5に示すように、本体61
の前面61aに設けられている挿入口62からICカー
ドCが挿入されるようになっている。この前面61aに
は、通信エラー表示器64が設けられている。
の前面61aに設けられている挿入口62からICカー
ドCが挿入されるようになっている。この前面61aに
は、通信エラー表示器64が設けられている。
【0034】図6は、入口レーン1の機器制御用として
の制御回路と車両2に搭載される車載機3とのブロック
図を示す。なお、車載機3は第1アンテナ11との交信
状態のブロック図を示しているが、この車載機3は第2
アンテナ12との交信状態も発生するが図は省略した。
の制御回路と車両2に搭載される車載機3とのブロック
図を示す。なお、車載機3は第1アンテナ11との交信
状態のブロック図を示しているが、この車載機3は第2
アンテナ12との交信状態も発生するが図は省略した。
【0035】制御部40は、中央制御室のホストコンピ
ュータに接続されている。この制御部40に、自動通行
券発行機7、車軸数カウンタ18、表示器21、車種判
別機41、通信機42、車両検知機43及び通信機44
が接続される。
ュータに接続されている。この制御部40に、自動通行
券発行機7、車軸数カウンタ18、表示器21、車種判
別機41、通信機42、車両検知機43及び通信機44
が接続される。
【0036】制御部40の図示しない内部メモリには、
利用不可リストとしてのネガティブリスト(利用不可の
ID番号の一覧)が登録されている。車軸数カウンタ1
8は、光学センサ4及び踏板センサ5からの検出信号に
基づいてこれらセンサを通過する車両の車軸数をカウン
トする。
利用不可リストとしてのネガティブリスト(利用不可の
ID番号の一覧)が登録されている。車軸数カウンタ1
8は、光学センサ4及び踏板センサ5からの検出信号に
基づいてこれらセンサを通過する車両の車軸数をカウン
トする。
【0037】車種判別機41は、上記したように光学的
センサ4、踏板センサ5、及び撮像器6から構成されて
いる。車種判別器41は、検知される車両の全長、全
高、及び車軸数に応じて、さらに撮像されるナンバープ
レートの文字の種類に応じて、車両2の車種を判別す
る。
センサ4、踏板センサ5、及び撮像器6から構成されて
いる。車種判別器41は、検知される車両の全長、全
高、及び車軸数に応じて、さらに撮像されるナンバープ
レートの文字の種類に応じて、車両2の車種を判別す
る。
【0038】通信機42は、第1アンテナ11を付属し
て備え、制御部40から供給される固定データを第1ア
ンテナ11から車両2に対して無線送信する。また、通
信機42は、車載機3から送信されるデータ、すなわち
各車載機固有のコードを示すIDコード、有効期限を示
す有効期限情報、車両の車種を示す車両情報、及び料金
が前納か後納であるかを示す属性コードを第1アンテナ
11を介して無線受信する。
て備え、制御部40から供給される固定データを第1ア
ンテナ11から車両2に対して無線送信する。また、通
信機42は、車載機3から送信されるデータ、すなわち
各車載機固有のコードを示すIDコード、有効期限を示
す有効期限情報、車両の車種を示す車両情報、及び料金
が前納か後納であるかを示す属性コードを第1アンテナ
11を介して無線受信する。
【0039】車両検知機43は、光学的センサ8及び踏
板センサ9から構成されており、検知される全長及び車
軸数に応じて、車両2の発進を検知する。通信機44
は、第2アンテナ12を付属して備え、制御部40から
供給されるデータ、すなわち車種判別機41により判別
された車種情報を第2アンテナ12から車両2に対して
無線送信するとともに、車両2から発せられるデータを
第2アンテナ12を介して無線受信する。
板センサ9から構成されており、検知される全長及び車
軸数に応じて、車両2の発進を検知する。通信機44
は、第2アンテナ12を付属して備え、制御部40から
供給されるデータ、すなわち車種判別機41により判別
された車種情報を第2アンテナ12から車両2に対して
無線送信するとともに、車両2から発せられるデータを
第2アンテナ12を介して無線受信する。
【0040】車載機3は、第1アンテナ11、第2アン
テナ12、第3アンテナ37、第4アンテナ38と電波
による無線通信を行うアンテナ71、このアンテナ71
を制御する通信制御部72、各種情報を記録する記録手
段としてのメモリ73、上記挿入口62から挿入された
ICカードCに対してデータの書込みあるいは読出しを
行うICカード処理部74、作動状態を報知するブザー
75、通信エラー表示器64、及びこれら全体の制御を
司るCPU76からなる。
テナ12、第3アンテナ37、第4アンテナ38と電波
による無線通信を行うアンテナ71、このアンテナ71
を制御する通信制御部72、各種情報を記録する記録手
段としてのメモリ73、上記挿入口62から挿入された
ICカードCに対してデータの書込みあるいは読出しを
行うICカード処理部74、作動状態を報知するブザー
75、通信エラー表示器64、及びこれら全体の制御を
司るCPU76からなる。
【0041】メモリ73には、CPU67の制御プログ
ラムが記録されているとともに、予め搭載する車両の車
種を決定する要因の長さ・軸数・重量・用途・特長のデ
ータ(以下「車両情報」という)と最新の入口データ
(入口情報)と出口データ(出口情報)とが記録される
ようになっている。例えば、対応する車両2が正常に有
料道路を出ていた場合、前回利用した入口データと出口
データとが記録され、対応する車両2が正常に有料高速
道路の入口レーン1を通過して高速道路本線を移動して
いる際、あるいは出口レーン31に進入する前まで、今
回の入口データが記録されている。入口データは、入口
識別コード(入口情報)、入口ゲート番号、通過時刻、
判別車種情報などで構成され、出口データは、出口識別
コード(出口情報)、出口ゲート番号、通過時刻、通行
料金(更新新残高)などで構成されている。入口識別コ
ード、入口ゲート番号、通過時刻が、第1の入口データ
で、判別車種情報が、第2の入口データとなっている。
ラムが記録されているとともに、予め搭載する車両の車
種を決定する要因の長さ・軸数・重量・用途・特長のデ
ータ(以下「車両情報」という)と最新の入口データ
(入口情報)と出口データ(出口情報)とが記録される
ようになっている。例えば、対応する車両2が正常に有
料道路を出ていた場合、前回利用した入口データと出口
データとが記録され、対応する車両2が正常に有料高速
道路の入口レーン1を通過して高速道路本線を移動して
いる際、あるいは出口レーン31に進入する前まで、今
回の入口データが記録されている。入口データは、入口
識別コード(入口情報)、入口ゲート番号、通過時刻、
判別車種情報などで構成され、出口データは、出口識別
コード(出口情報)、出口ゲート番号、通過時刻、通行
料金(更新新残高)などで構成されている。入口識別コ
ード、入口ゲート番号、通過時刻が、第1の入口データ
で、判別車種情報が、第2の入口データとなっている。
【0042】ブザー75は、入口レーン1における第1
アンテナ11、第2アンテナ12、出口レーン31にお
ける第3アンテナ37、第4アンテナ38との間での無
線通信が正常に行われた際、単音の「ピッ」が発せら
れ、無線通信に異常が生じていた際、連続音の「ピッピ
ッピッ」が発せられるようになっている。
アンテナ11、第2アンテナ12、出口レーン31にお
ける第3アンテナ37、第4アンテナ38との間での無
線通信が正常に行われた際、単音の「ピッ」が発せら
れ、無線通信に異常が生じていた際、連続音の「ピッピ
ッピッ」が発せられるようになっている。
【0043】ICカードCは、CPU77とメモリ78
とから構成され、プリペイドカードの場合、メモリ78
のエリア78aに利用者のID番号と残額情報(以下
「課金情報」という)が記録され、キャッシュカードの
場合、メモリ78のエリア78aに利用者のID番号と
口座番号(以下「課金情報」という)が記録されてい
る。また、メモリ78のエリア78bには、入口情報が
記録され、エリア78cには過去のすべての入口情報と
出口情報と通行料金からなる利用履歴が記録されるよう
になっている。
とから構成され、プリペイドカードの場合、メモリ78
のエリア78aに利用者のID番号と残額情報(以下
「課金情報」という)が記録され、キャッシュカードの
場合、メモリ78のエリア78aに利用者のID番号と
口座番号(以下「課金情報」という)が記録されてい
る。また、メモリ78のエリア78bには、入口情報が
記録され、エリア78cには過去のすべての入口情報と
出口情報と通行料金からなる利用履歴が記録されるよう
になっている。
【0044】そして、制御部40は、主要な機能手段と
して次の[1]ないし[3]を有する。 [1]車両2に対し、第1の入口データとしての入口に
関する固定データ等を通信機42を用いて無線送信する
第1通信手段。
して次の[1]ないし[3]を有する。 [1]車両2に対し、第1の入口データとしての入口に
関する固定データ等を通信機42を用いて無線送信する
第1通信手段。
【0045】[2]第1通信手段と車両2との間の通信
に異常があるとき、自動通行券発行機7に指示を与えて
通行券を発行する通行券発行手段。 [3]第1通信手段と車両2との間の通信に異常がない
とき、車両2に対し、車種判別機41の判別結果に基づ
く車種情報等の可変データ(第2の入口データ)を無線
送信する第2通信手段。
に異常があるとき、自動通行券発行機7に指示を与えて
通行券を発行する通行券発行手段。 [3]第1通信手段と車両2との間の通信に異常がない
とき、車両2に対し、車種判別機41の判別結果に基づ
く車種情報等の可変データ(第2の入口データ)を無線
送信する第2通信手段。
【0046】図7は、出口レーン31の機器制御用とし
ての制御回路と車両2に搭載される車載機3とのブロッ
ク図を示す。なお、車載機3の構成についてはすでに図
6で説明したので、ここでは省略する。
ての制御回路と車両2に搭載される車載機3とのブロッ
ク図を示す。なお、車載機3の構成についてはすでに図
6で説明したので、ここでは省略する。
【0047】制御部50は、中央制御室のホストコンピ
ュータに接続されている。この制御部50に、表示器3
6、車両検知機51、52、通信機53、54、表示部
55、及び操作部56が接続される。
ュータに接続されている。この制御部50に、表示器3
6、車両検知機51、52、通信機53、54、表示部
55、及び操作部56が接続される。
【0048】通信機53は、第3アンテナ37を付属し
て備え、制御部50から供給されるデータを第3アンテ
ナ37から車両2に対して無線送信するとともに、車両
2から発せられるデータを第3アンテナ37を介して無
線受信する。
て備え、制御部50から供給されるデータを第3アンテ
ナ37から車両2に対して無線送信するとともに、車両
2から発せられるデータを第3アンテナ37を介して無
線受信する。
【0049】通信機54は、第4アンテナ38を付属し
て備え、制御部50から供給されるデータを第4アンテ
ナ38から車両2に対して無線送信するとともに、車両
2から発せられるデータを第4アンテナ38を介して無
線受信する。
て備え、制御部50から供給されるデータを第4アンテ
ナ38から車両2に対して無線送信するとともに、車両
2から発せられるデータを第4アンテナ38を介して無
線受信する。
【0050】車両検知機51は、上記したように光学的
センサ32及び踏板センサ33から構成されており、か
らの反射光に応じて車両2の進入を検知する。車両検知
機52は、光学的センサ34及び踏板センサ35から構
成されており、車両2からの反射光に応じて車両2の発
進を検知する。
センサ32及び踏板センサ33から構成されており、か
らの反射光に応じて車両2の進入を検知する。車両検知
機52は、光学的センサ34及び踏板センサ35から構
成されており、車両2からの反射光に応じて車両2の発
進を検知する。
【0051】表示部53及び操作部54は、出口係員用
のもので、係員ブースTB内に設けられている。制御部
50は、主要な機能手段として次の[1]ないし[4]
を有する。
のもので、係員ブースTB内に設けられている。制御部
50は、主要な機能手段として次の[1]ないし[4]
を有する。
【0052】[1]車両2から発せられる固定データ及
び可変データを第3アンテナ37を介して無線受信する
第3通信手段。 [2]第3通信手段の受信内容に応じて通行料金を算出
する算出手段。
び可変データを第3アンテナ37を介して無線受信する
第3通信手段。 [2]第3通信手段の受信内容に応じて通行料金を算出
する算出手段。
【0053】[3]第3通信手段で可変データが受信さ
れないとき、その第3通信手段で受信される固定データ
と出口係員による操作部56からの入力データとに基づ
いて通行料金を算出する算出手段。
れないとき、その第3通信手段で受信される固定データ
と出口係員による操作部56からの入力データとに基づ
いて通行料金を算出する算出手段。
【0054】[4]第3通信手段の受信内容異常に際
し、通行券又は出口係員による処理が必要な旨を表示器
36及び表示部55を用いて報知する報知手段。上記の
ような構成において、利用者は車両2に車載機3を搭載
し、その車載機3の挿入口62からICカードCを挿入
した状態で走行する。
し、通行券又は出口係員による処理が必要な旨を表示器
36及び表示部55を用いて報知する報知手段。上記の
ような構成において、利用者は車両2に車載機3を搭載
し、その車載機3の挿入口62からICカードCを挿入
した状態で走行する。
【0055】この車載機3に挿入されたICカードC
は、車載機3の正当性を確認することにより、車載機3
に対してID番号を通知する。これにより、車載機3の
CPU76は、そのID番号と残額情報あるいはID番
号と口座番号をICカードCの内容として、メモリ73
に記録しておく。
は、車載機3の正当性を確認することにより、車載機3
に対してID番号を通知する。これにより、車載機3の
CPU76は、そのID番号と残額情報あるいはID番
号と口座番号をICカードCの内容として、メモリ73
に記録しておく。
【0056】次に、この発明のポイントである通信不可
(通信異常含む)の判定のタイミングについて図8のフ
ローチャート図を参照して説明する。因みに、この図8
のフローチャートは、入口レーン1及び出口レーン31
における通信不可の判定のタイミングを説明するもので
ある。
(通信異常含む)の判定のタイミングについて図8のフ
ローチャート図を参照して説明する。因みに、この図8
のフローチャートは、入口レーン1及び出口レーン31
における通信不可の判定のタイミングを説明するもので
ある。
【0057】図8に示すように、無線式料金収受処理を
開始するに際して、光学的センサ4、踏板センサ5、及
び撮像器6による車両検知、車種判別、車軸検知が開始
される(ST10)。車種判別機41による車両検知機
能により車両が検知されると(ST12、YES)、第
1アンテナ11又は第3アンテナ31から検知された車
両(検知車両)に搭載されている車載機に対して起動コ
マンドが送信される(ST14)。
開始するに際して、光学的センサ4、踏板センサ5、及
び撮像器6による車両検知、車種判別、車軸検知が開始
される(ST10)。車種判別機41による車両検知機
能により車両が検知されると(ST12、YES)、第
1アンテナ11又は第3アンテナ31から検知された車
両(検知車両)に搭載されている車載機に対して起動コ
マンドが送信される(ST14)。
【0058】起動コマンドの送信先が正常な通信が可能
なETC車の場合、この起動コマンドを受信した車載機
は、この起動コマンドに応答して所定のレスポンス(例
えば車載機のIDコード)を送信する。つまり、第1ア
ンテナ11又は第3アンテナ31においてこの所定のレ
スポンスが受信されることになる(ST16、YE
S)。この所定のレスポンスが所定時間内に受信された
か否かによって、検知車両(厳密には車載機3)と各ア
ンテナとの間で通信が可能か否かの判定が行われること
になる。つまり、所定のレスポンスが受信されると(S
T16、YES)、検知車両は正常な通信が可能なET
C車であると判定される(ST18)。なお、この判定
は制御部40又は制御部50で行われるものとする。
なETC車の場合、この起動コマンドを受信した車載機
は、この起動コマンドに応答して所定のレスポンス(例
えば車載機のIDコード)を送信する。つまり、第1ア
ンテナ11又は第3アンテナ31においてこの所定のレ
スポンスが受信されることになる(ST16、YE
S)。この所定のレスポンスが所定時間内に受信された
か否かによって、検知車両(厳密には車載機3)と各ア
ンテナとの間で通信が可能か否かの判定が行われること
になる。つまり、所定のレスポンスが受信されると(S
T16、YES)、検知車両は正常な通信が可能なET
C車であると判定される(ST18)。なお、この判定
は制御部40又は制御部50で行われるものとする。
【0059】正常な通信が可能なETC車であると判定
されると(ST18)、引き続き入口情報又は出口情報
等が送信される(ST20)。車載機3と各アンテナと
の間の無線通信に異常が発生することなく正常に終了す
ると(ST22、YES)、表示器21又は表示器36
に「無線通信による料金収受処理を行います」等が案内
表示される(ST24)。
されると(ST18)、引き続き入口情報又は出口情報
等が送信される(ST20)。車載機3と各アンテナと
の間の無線通信に異常が発生することなく正常に終了す
ると(ST22、YES)、表示器21又は表示器36
に「無線通信による料金収受処理を行います」等が案内
表示される(ST24)。
【0060】続いて、起動コマンドが送信され(ST1
4)、所定のレスポンスが受信されない場合(ST1
8、NO)の後の処理について説明する。この場合、次
の4つのケースに分かれる。第1のケースは、車両の第
1軸目が検知されない場合(ST26、NO)。第2の
ケースは、車両の第1軸目が検知され(ST26、YE
S)、且つ車種判別機41により検知車両が大型車に判
別されている場合(ST28、YES)。第3のケース
は、車両の第1軸目が検知され(ST26、YES)、
且つ車種判別機41により検知車両が普通車に判別され
(ST28、NO)、さらに車両の第2軸目が検知され
ない場合(ST38、NO)。第4のケースは、車両の
第1軸目が検知され(ST26、YES)、且つ車種判
別機41により検知車両が大型車に判別され(ST2
8、YES)、さらに車両の第2軸目が検知された場合
(ST38、YES)。
4)、所定のレスポンスが受信されない場合(ST1
8、NO)の後の処理について説明する。この場合、次
の4つのケースに分かれる。第1のケースは、車両の第
1軸目が検知されない場合(ST26、NO)。第2の
ケースは、車両の第1軸目が検知され(ST26、YE
S)、且つ車種判別機41により検知車両が大型車に判
別されている場合(ST28、YES)。第3のケース
は、車両の第1軸目が検知され(ST26、YES)、
且つ車種判別機41により検知車両が普通車に判別され
(ST28、NO)、さらに車両の第2軸目が検知され
ない場合(ST38、NO)。第4のケースは、車両の
第1軸目が検知され(ST26、YES)、且つ車種判
別機41により検知車両が大型車に判別され(ST2
8、YES)、さらに車両の第2軸目が検知された場合
(ST38、YES)。
【0061】第1のケースのときは、引き続き起動コマ
ンドが送信される(ST18)。第2のケースのとき
は、通信不可の判定がなされる(ST30)。つまり、
この検知車両は非ETC車又は通信異常の車両であると
判定される。非ETC車又は通信異常の判定が下される
と(ST30)、通信が打ち切られる(ST32)。ま
た、この判定結果が得られると、入口処理の場合は、表
示器21に「通行券により料金収受処理を行います:通
行券をお取り下さい」等が表示され、出口処理の場合
は、表示器36に「通行券により料金収受処理を行いま
す」等が表示される。さらに、入口処理の場合は、通行
券が発行される(ST36)。なお、判定結果に伴った
表示器21への表示タイミングは、制御部40及び制御
部50により制御されるものとする。
ンドが送信される(ST18)。第2のケースのとき
は、通信不可の判定がなされる(ST30)。つまり、
この検知車両は非ETC車又は通信異常の車両であると
判定される。非ETC車又は通信異常の判定が下される
と(ST30)、通信が打ち切られる(ST32)。ま
た、この判定結果が得られると、入口処理の場合は、表
示器21に「通行券により料金収受処理を行います:通
行券をお取り下さい」等が表示され、出口処理の場合
は、表示器36に「通行券により料金収受処理を行いま
す」等が表示される。さらに、入口処理の場合は、通行
券が発行される(ST36)。なお、判定結果に伴った
表示器21への表示タイミングは、制御部40及び制御
部50により制御されるものとする。
【0062】第3のケースのときは、引き続き起動コマ
ンドが送信される(ST18)。第4のケースのとき
は、通信不可の判定がなされる(ST32)。以下、第
2のケースと同様に、ST34〜ST38が行われる。
ンドが送信される(ST18)。第4のケースのとき
は、通信不可の判定がなされる(ST32)。以下、第
2のケースと同様に、ST34〜ST38が行われる。
【0063】また、ST22において通信が正常に終了
しなかった場合は(ST22、NO)、ST28以降の
処理が行われることになる。この場合、仮にST32の
処理に進むと、通信異常の判定がなされることになる。
そして、この判定結果が得られると、入口処理の場合
は、表示器21に「通信エラー:無線通信による料金収
受処理ができません:通行券をお取り下さい」等が表示
され、出口処理の場合は、表示器36に「通信エラー:
無線通信による料金収受処理ができません:係員の指示
に従って下さい」等が表示される。なお、判定結果に伴
った表示器21への表示タイミングは、制御部40及び
制御部50により制御されるものとする。
しなかった場合は(ST22、NO)、ST28以降の
処理が行われることになる。この場合、仮にST32の
処理に進むと、通信異常の判定がなされることになる。
そして、この判定結果が得られると、入口処理の場合
は、表示器21に「通信エラー:無線通信による料金収
受処理ができません:通行券をお取り下さい」等が表示
され、出口処理の場合は、表示器36に「通信エラー:
無線通信による料金収受処理ができません:係員の指示
に従って下さい」等が表示される。なお、判定結果に伴
った表示器21への表示タイミングは、制御部40及び
制御部50により制御されるものとする。
【0064】上記説明したように、この発明の無線式料
金収受システム及び通信可否判定タイミング制御方法で
は、車両の種類に応じて、通信不可の判定タイミングが
制御される。普通車の場合には起動コマンドが送信され
てから第2軸目が検知されるまでの間にこの普通車と各
アンテナとの間の通信可否判定(この普通車が無線通信
による料金収受が可能か否かの判定)。が行われる。さ
らに、判定結果が得られるとこの判定結果が表示器に案
内表示される。大型車の場合には起動コマンドが送信さ
れてから第1軸目が検知されるまでの間にこの大型車と
各アンテナとの間の通信可否判定(この大型車が無線通
信による料金収受が可能か否かの判定)が行われる。さ
らに、判定結果が得られるとこの判定結果が表示器に案
内表示される。
金収受システム及び通信可否判定タイミング制御方法で
は、車両の種類に応じて、通信不可の判定タイミングが
制御される。普通車の場合には起動コマンドが送信され
てから第2軸目が検知されるまでの間にこの普通車と各
アンテナとの間の通信可否判定(この普通車が無線通信
による料金収受が可能か否かの判定)。が行われる。さ
らに、判定結果が得られるとこの判定結果が表示器に案
内表示される。大型車の場合には起動コマンドが送信さ
れてから第1軸目が検知されるまでの間にこの大型車と
各アンテナとの間の通信可否判定(この大型車が無線通
信による料金収受が可能か否かの判定)が行われる。さ
らに、判定結果が得られるとこの判定結果が表示器に案
内表示される。
【0065】これにより、普通車の場合には第2軸が検
知されるまでの間、通信可否判定を十分行うことができ
る。例えば、第1軸目の後方に車載機を搭載している場
合でも、正確な通信可否判定を行うことができる。勿
論、表示器への表示タイミングが遅れることもない。大
型車の場合には第1軸目が検知されるまでの間に通信可
否判定が行われ、この判定結果に伴い直ちに表示器へ各
種案内が行われるので、表示タイミングの遅れを防止す
ることができる。
知されるまでの間、通信可否判定を十分行うことができ
る。例えば、第1軸目の後方に車載機を搭載している場
合でも、正確な通信可否判定を行うことができる。勿
論、表示器への表示タイミングが遅れることもない。大
型車の場合には第1軸目が検知されるまでの間に通信可
否判定が行われ、この判定結果に伴い直ちに表示器へ各
種案内が行われるので、表示タイミングの遅れを防止す
ることができる。
【0066】
【発明の効果】この発明によれば、案内表示器への表示
タイミングの遅れを改善することが可能な無線式料金収
受システム及び通信可否判定タイミング制御方法が提供
できる。
タイミングの遅れを改善することが可能な無線式料金収
受システム及び通信可否判定タイミング制御方法が提供
できる。
【図1】この発明の一実施の形態に係る料金収受システ
ムの入口レーンの概略を示す平面図。
ムの入口レーンの概略を示す平面図。
【図2】図1に示された入口レーンの側面図。
【図3】この発明の一実施の形態に係る料金収受システ
ムの出口レーンの概略を示す平面図。
ムの出口レーンの概略を示す平面図。
【図4】図3に示された出口レーンの側面図。
【図5】車載機の概略構成を示す外観図。
【図6】車載機及び入口レーンの構成を機能的に示すブ
ロック図。
ロック図。
【図7】車載機及び出口レーンの構成を機能的に示すブ
ロック図。
ロック図。
【図8】通信不可の判定のタイミングを説明するフロー
チャート図。
チャート図。
【図9】普通車と大型車の違いを説明する図。
【符号の説明】 1…入口レーン(入口処理装置) 1a…路側帯 2…車両 3…車載機 4…光学的センサ 5…踏板センサ 6…撮像器 7…自動通行券発行機 11…第1アンテナ 12…第2アンテナ 18…車軸数カウンタ 21…表示器 31…出口レーン(出口処理装置) 37…第3アンテナ 38…第4アンテナ 41…車種判別機 42、44…通信機 43…車両検知器 64…通信エラー表示器 73…メモリ 76…CPU
Claims (8)
- 【請求項1】車両を検知する車両検知手段と、 車両の種類を判別する車種判別手段と、 車両に搭載されている車載機と無線通信を行う通信手段
と、 前記車両検知手段により検知された車両に搭載されてい
る車載機と前記通信手段との間の通信可否判定を行う判
定手段と、 前記判定手段による判定結果を案内する案内手段と、 前記車種判別手段により判別された車両の種類に応じ
て、前記判定手段による判定のタイミング、及び前記判
定手段による判定結果を前記案内手段に案内するタイミ
ングを制御するタイミング制御手段と、 を備えたことを特徴とする車両間通信システム。 - 【請求項2】車両に搭載されている車載機との間の無線
通信により料金収受処理を行う無線式料金収受システム
において、 車両を検知する車両検知手段と、 車両の種類を第1又は第2の種類に判別する車種判別手
段と、 車両に搭載されている車載機と無線通信を行う通信手段
と、 前記車両検知手段により検知された車両に搭載されてい
る車載機と前記通信手段との間の通信可否判定を行う判
定手段と、 前記判定手段による判定結果を案内する案内手段と、 前記第1の種類に判別された車両と前記通信手段との間
の通信可否判定を第1のタイミングで行いこの判定結果
を前記案内手段に案内し、前記第2の種類に判別された
車両と前記通信手段との間の通信可否判定を第2のタイ
ミングで行いこの判定結果を前記案内手段に案内するタ
イミング制御手段と、 を備えたことを特徴とする無線式料金収受システム。 - 【請求項3】車両に搭載されている車載機との間の無線
通信により料金収受処理を行う無線式料金収受システム
において、 車両を検知する車両検知手段と、 車両の種類を第1又は第2の種類に判別する車種判別手
段と、 車両の車軸を検知する車軸検知手段と、 車両に搭載されている車載機と無線通信を行う通信手段
と、 前記通信手段と前記車両検知手段により検知された車両
に搭載されている車載機との間の通信可否判定を行う判
定手段と、 前記判定手段による判定結果を案内する案内手段と、 前記第1の種類に判別された車両の第1軸目が検知され
るまでの間にこの車両と前記通信手段との間の通信可否
判定を行いこの判定結果を前記案内手段に案内し、前記
第2の種類に判別された車両の第2軸目が検知されるま
での間にこの車両と前記通信手段との間の通信可否判定
を行いこの判定結果を前記案内手段に案内するタイミン
グ制御手段と、 を備えたことを特徴とする無線式料金収受システム。 - 【請求項4】車両に搭載されている車載機との間の無線
通信により料金収受処理を行う無線式料金収受システム
において、 車両を検知する車両検知手段と、 車両の種類を大型車又は普通車に判別する車種判別手段
と、 車両の車軸を検知する車軸検知手段と、 車両に搭載されている車載機と無線通信を行う通信手段
と、 前記通信手段と前記車両検知手段により検知された車両
に搭載されている車載機との間の通信可否判定を行う判
定手段と、 前記判定手段により通信不可の判定が下されたとき、無
線通信による料金収受処理が不能であることを案内する
案内手段と、 前記判定手段により通信不可の判定が下されたとき、通
行券を発券する通行券発券手段と、 大型車に判別された車両の第1軸目が検知されるまでの
間にこの車両と前記通信手段との間の通信可否判定を行
いこの判定結果が得られるタイミングでこの判定結果を
前記案内手段に案内し、普通車に判別された車両の第2
軸目が検知されるまでの間にこの車両と前記通信手段と
の間の通信可否判定を行いこの判定結果が得られるタイ
ミングでこの判定結果を前記案内手段に案内するタイミ
ング制御手段と、 を備えたことを特徴とする無線式料金収受システム。 - 【請求項5】車両を検知し、 車両の種類を判別し、 検知された車両に搭載されている車載機に対して所定の
コマンドを送信し、 判別された車両の種類に基づき決定される期間におい
て、前記所定のコマンドに対するレスポンスが無い場
合、通信不可の判定を下し、 この判定結果が下されるタイミングでこの判定結果を案
内する、 ことを特徴とする通信可否判定タイミング制御方法。 - 【請求項6】車両を検知し、 車両の種類を第1又は第2の種類に判別し、 検知された車両に搭載されている車載機に対して所定の
コマンドを送信し、 前記第1の種類に判別された車両の場合、第1の期間に
おいて前記所定のコマンドに対するレスポンスが無いと
きに通信不可の判定を下し、前記第2の種類に判別され
た車両の場合、前記第1の期間より長い第2の期間にお
いて前記所定のコマンドに対するレスポンスが無いとき
に通信不可の判定を下し、 判定結果が下されるタイミングでこの判定結果を案内す
る、 ことを特徴とする通信可否判定タイミング制御方法。 - 【請求項7】車両及び車両の車軸を検知し、 車両の種類を第1又は第2の種類に判別し、 検知された車両に搭載されている車載機に対して所定の
コマンドを送信し、 前記第1の種類に判別された車両の場合、車両の第1軸
目が検知されるまでの間において前記所定のコマンドに
対するレスポンスが無いときに通信不可の判定を下し、
前記第2の車両に判別された車両の場合、車両の第2軸
目が検知されるまでの間において前記所定のコマンドに
対するレスポンスが無いときに通信不可の判定を下し、 判定結果が下されるタイミングでこの判定結果を案内す
る、 ことを特徴とする通信可否判定タイミング制御方法。 - 【請求項8】車両に搭載されている車載機との間の無線
通信により料金収受処理を行う無線式料金収受システム
において、 車両及び車両の車軸を検知し、 車両の種類を大型車又は普通車に判別し、 検知された車両に搭載されている車載機に対して所定の
コマンドを送信し、 大型車に判別された車両の場合、車両の第1軸目が検知
されるまでの間において前記所定のコマンドに対するレ
スポンスが無いときに通信不可の判定を下し、普通車に
判別された車両の場合、車両の第2軸目が検知されるま
での間において前記所定のコマンドに対するレスポンス
が無いときに通信不可の判定を下し、 判定結果が下されるタイミングで無線通信による料金収
受処理が不能であることを案内し、 通行券を発券する、ことを特徴とする通信可否判定タイ
ミング制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8343637A JPH10188063A (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | 無線式料金収受システム及び通信可否判定タイミング制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8343637A JPH10188063A (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | 無線式料金収受システム及び通信可否判定タイミング制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10188063A true JPH10188063A (ja) | 1998-07-21 |
Family
ID=18363072
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8343637A Pending JPH10188063A (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | 無線式料金収受システム及び通信可否判定タイミング制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10188063A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018128899A (ja) * | 2017-02-09 | 2018-08-16 | 三菱重工機械システム株式会社 | 車両到達時刻予測装置、車種判別装置、車両到達時刻予測方法及びプログラム |
JP2018142233A (ja) * | 2017-02-28 | 2018-09-13 | 三菱重工機械システム株式会社 | 料金収受システム及び料金収受方法 |
-
1996
- 1996-12-24 JP JP8343637A patent/JPH10188063A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018128899A (ja) * | 2017-02-09 | 2018-08-16 | 三菱重工機械システム株式会社 | 車両到達時刻予測装置、車種判別装置、車両到達時刻予測方法及びプログラム |
JP2018142233A (ja) * | 2017-02-28 | 2018-09-13 | 三菱重工機械システム株式会社 | 料金収受システム及び料金収受方法 |
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