JPH10186804A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH10186804A JPH10186804A JP35076696A JP35076696A JPH10186804A JP H10186804 A JPH10186804 A JP H10186804A JP 35076696 A JP35076696 A JP 35076696A JP 35076696 A JP35076696 A JP 35076696A JP H10186804 A JPH10186804 A JP H10186804A
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- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Abstract
ーの可能な画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 磁気ブラシを構成する磁性粒子の平均粒
粒径Yと被帯電体の表面の平均曲率半径の2倍値X、最
大凹凸高さRmaxの相関が下式を満たす範囲で使用す
る。 0.25≦Y/X≦4 0.05≦Rmax/Y≦0.4 温度特性が改良された非晶質Si系の感光体を用いる。
非晶質C:F系の表面層を有する非晶質Si系感光体を
用いる。転写帯電には、ローラー方式又はベルト方式を
採用する。
Description
印加し、この帯電部材の磁性粒子からなる帯電面を、像
担持体であるところの被帯電体に当接させて被帯電体表
面を帯電し、その帯電面に可視光、ライン走査レーザー
光により画像情報の書き込みをして画像形成を実行する
方式の画像形成装置に関する。より具体的には上記の様
な電圧印加方式の帯電装置を被帯電面の帯電手段とし
て、高湿環境下での良好な画質を極めて長期にわたって
安定して供給する画像形成装置に関する。
みならず、近年需要の伸びの著しいコンピュータ、ワー
ドプロセッサの出力手段としてのプリンターを加え、広
く利用されている。こうしたプリンターは従来のオフィ
スユースのみならず、パーソナルユースが増大したた
め、低コスト、メンテナンスフリーといった経済性が重
視される。更に、エコロジーの観点から、両面コピー、
再生紙利用等紙の消費低減、消費電力低減の省エネルギ
ー、オゾン量低減等近隣生物への影響対策が、経済性と
同様の重要度で求められている。
コロナ帯電器は、φ50〜100μm程度の金属ワイヤ
ーに5〜10kV程度の高電圧を印加し、雰囲気を電離
し対向物に帯電を付与する。その過程において、ワイヤ
ー自身も汚れを吸着し、定期的な清掃、交換が必要であ
った。また、コロナ放電に伴い、オゾンが大量に発生し
てしまうという問題があった。 省エネルギーに関して
は、感光体ヒータの問題もある。近年使用される電子写
真感光体は、耐刷枚数の増大をはかる為表面硬度が高く
なっている。また、繰り返し使用により帯電器から発生
するオゾンから派生するコロナ生成物の影響で、被帯電
体である感光体の表面が湿度に敏感となり水分を吸着し
易くなっている。これが感光体表面の電荷の横流れの原
因となり、画像流れといわれる画像品質低下を引き起こ
していた。
平1−34205号公報に記載されている様なヒーター
による加熱や、特公平2−38956号公報に記載され
ている様なマグネットローラーと磁性トナーから形成さ
れたブラシにより被帯電体である所の像担持体(例えば
感光体表面)を摺擦しコロナ生成物を取り除く方法が用
いられてきた。また、特開昭61−100780号公報
に記載されている様に、弾性ローラーによって感光体表
面を摺擦することで、コロナ生成物を取り除く方法等が
用いられてきた。
の高いアモルファスシリコン感光体に対して適用されて
いる。しかし、この方法ではクリーニング装置が大きく
なるため、画像形成装置の小型化が困難であった。ま
た、ヒーターによる常時加熱方法は、前述の様に消費電
力量の増大を招く。こうしたヒーターの容量は通常15
Wから80W程度であり、大電力量といった印象を得な
い。しかし、夜間も含め常時通電されているケースがほ
とんどであり、一日あたりの消費電力量としては、画像
形成装置全体の消費電力量の5〜15%にも達する。
特開昭62−278577号公報に記載されている外部
ヒーター加熱方式においても、感光体の温度変動に伴う
画像濃度不安定要素の改善についてはなんら開示もな
い。
ンは、画像形成装置周囲の人や生物への健康障害のおそ
れがあるため、従来からオゾン除去フィルターで分解無
害化して排出していた。特にパーソナルユースの場合、
排出オゾン量は極力低減しなければならない。このよう
に経済面からも帯電時の発生オゾン量を大幅に低減する
方式が求められている。
装置、画像形成装置としての発生オゾン量が皆無、ある
いは低減された帯電装置、除湿装置が求められている。
以下、帯電装置、感光体、ヒータについての従来技術
を、さらに詳細に説明する。 [2] 帯電装置 前述の問題点を解決すべく、各種帯電装置が提案されて
いる。
されている接触帯電は、電圧を印加した帯電部材を被帯
電体に当接させて感光体表面を所用の電位に帯電するも
のである。これらは、帯電部装置として広く利用されて
いるコロナ帯電装置に比べ下記長所1,2,3を有して
いる。
のに必要とされる印加電圧の低電圧化が可能である。
無乃至極微量であり、オゾン除去フィルターの必要性が
無い。そのため装置の排気系の構成が簡素化できる。
ヒーターによる除湿の必要性が無い。そのため、夜間通
電等の電力消費の大幅に低減できる。
写機、レーザービームプリンター、静電記録装置等の画
像形成装置において、感光体、誘電体等の像担持体、そ
の他の被帯電体を帯電処理する手段として、コロナ放電
装置に代わるものとして注目を集めている。
触帯電部材について様々な提案がなされている。例え
ば、特開昭59−133569号公報等には、磁性体と
磁性粒子(或いは粉体)からなる磁気ブラシ状粒子の接
触帯電部材が像担持体に接触、帯電を付与する機構が提
案されている。また、特開昭57−046265号公報
等には、導電性の繊維からなるファーを用いたファーブ
ラシ状の接触帯電部材が、像担持体に接触、帯電を付与
する機構の新方式が提案されている。
用いて説明する。
矢印Xの時計方向に所定の周速度(プロセススピード)
にて回転駆動されるドラム型の電子写真感光体である。
−2と、その帯電面に磁性粒子により形成した磁気ブラ
シ層201´−1とからなる。
わゆるマグネットローラーのごとく構成され、通常フェ
ライト磁石、ゴムマグネット等の磁性材料を用いる。ま
た、多極磁性体の替りに磁性体を内蔵した、いわゆるス
リーブ状の物を用いても良い。
−Fe−O系などの磁性酸化鉄(フェライト)粉、マグ
ネタイト粉、樹脂中にフェライトやマグネタイト等の磁
性材料を分散させたもの、周知の磁性トナー材等が一般
的に用いられる。
境、高帯電効率、或いは該感光体の表面層の耐圧特性等
に応じて適宜選択されることが望ましい。
2,磁気ブラシ層201´−1)は、電圧印加電源(不
図示)により、直流電圧Vdcを単独で(あるいはこれ
に交流電圧(Vac)を重乗して)、印加されている。
そして、回転駆動されている感光体ドラム202´の外
周面は、この帯電部材201´によって均一に帯電され
ている。
台ガラス211上に置かれた原稿212に反射され、ミ
ラー213,214,215、レンズユニット217の
レンズ218、ミラー216を経由して投影されること
で、該感光体ドラム202´上に静電潜像が形成され
る。あるいは、画像信号に応じて強度変調されるレーザ
ービームプリンター光(不図示)が走査される事によっ
て、該感光体ドラム202´上に静電潜像が形成され
る。
れた現像スリーブ204によって顕画像化された後、転
写材P上に転写帯電部材206(a)を介して転写され
る。転写残トナーは、クリーニングブレード221によ
って感光ドラム上から除去されると共に、該転写像は、
定着装置224によって定着された後、出力される。一
方、感光体ドラム202´に残留する静電潜像は、除電
光源209によって消去される。 [3] 感光体 3−1 有機光導電体(OPC) 電子写真感光体の光導電材料として、近年種々の有機光
導電材料の開発が進んでいる。特に、電荷発生層と電荷
輸送層とを積層した機能分離型感光体は、既に実用化さ
れ複写機やレーザービームプリンターに搭載されてい
る。
耐久性が低い事が1つの大きな欠点であるとされてき
た。耐久性には、電子写真物性面での耐久性(例えば、
感度、残留電位、帯電能、画像ぼけ)と、機械的耐久性
(例えば、摺擦による感光体表面の摩擦や引っ掻き傷
等)とがあり、いずれも感光体の寿命を決定する大きな
要因となっている。
画像ぼけに関しては、コロナ帯電器から発生するオゾ
ン、NOx等の活性物質により感光体表面層に含有され
る電荷輸送物質が劣化する事が原因である事が知られて
いる。
して紙、ブレード/ローラー等のクリーニング部材、ト
ナー等が物理的に接触して摺擦する事が原因である事が
知られている。
は、オゾン、NOx等の活性物質により劣化されにくい
電荷輸送物質を用いることが重要である。そして、その
ためには、酸化電位の高い電荷輸送物質を選択すること
が知られている。
潤滑性を高めて摩擦を小さくする事、また、トナーのフ
ィルミング融着等を防止するために表面の離形性をよく
することが重要である。そして、そのためには、フッ素
系樹脂粉体粒子、フッ化黒鉛、ポリオレフィン系樹脂粉
体等の潤滑材を表面層に配合することが知られている。
オゾン、NOx等の活性物質により生成した吸湿性物質
が感光体表面に堆積し、その結果として表面抵抗が下が
り、表面電荷が横方向に移動し、いわゆる画像流れを生
ずるという問題があった。
(a−Si) 電子写真において、感光体における感光層を形成する光
導電材料としては、高感度で、SN比〔光電流(Ip)
/暗電流(Id)〕が高く、照射する電磁波のスペクト
ル特性に適合した吸収スペクトルを有すること、光応答
性が早く、所望の暗抵抗値を有すること、使用時におい
て人体に対して無害であること、等の特性が要求され
る。特に、事務機としてオフィスで使用される画像形成
装置内に組み込まれる画像形成装置用感光体の場合に
は、大量に、且つ長期にわたり複写されることを考える
と、画質、画像濃度の長期安定性も重要な点である。
として、水素化アモルファスシリコン(以下、「a−S
i:H」と表記する)がある。この水素化アモルファス
シリコンを、画像形成装置用感光体として利用すること
が、例えば、特公昭60−35059号公報に記載され
ている。
的には、導電性支持体を50℃〜400℃に加熱し、該
支持体上に、所定の成膜法(例えば、真空蒸着法、スパ
ッタリング法、イオンプレーティング法、熱CVD法、
光CVD法、プラズマCVD法)によって、a−Siか
らなる光導電層を形成する。なかでも、プラズマCVD
法、すなわち、原料ガスを直流または高周波あるいはマ
イクロ波グロー放電によって分解し、支持体上にa−S
i堆積膜を形成する方法が好適なものとして実用に付さ
れている。
は、導電性支持体と、ハロゲン原子を構成要素として含
むa−Si(以下、「a−Si:X」と表記する)光導
電層からなる画像形成装置用感光体が提案されている。
該公報においては、a−Siにハロゲン原子を1〜40
原子%含有させることにより、耐熱性が高く、画像形成
装置用感光体の光導電層として良好な電気的、光学的特
性を得ることができるとしている。
は、a−Si堆積膜で構成された光導電層を有する光導
電部材の、暗抵抗値、光感度、光応答性等の電気的、光
学的、光導電的特性及び耐湿性等の使用環境特性、さら
には経時的安定性について改善を図る技術が開示されて
いる。該技術は、具体的には、シリコン原子を母体とし
たアモルファス材料で構成された光導電層上に、シリコ
ン原子及び炭素原子を含む非光導電性のアモルファス材
料で構成された表面障壁層を設けるというものである。
は、アモルファスシリコン、炭素、酸素及び弗素を含有
してなる透光絶縁性オーバーコート層を積層する感光体
についての技術が記載されている。
面層として、シリコン原子と炭素原子と41〜70原子
%の水素原子を構成要素として含む非晶質材料を用いる
技術が記載されている。
報には、水素を10〜40原子%含有しており、その赤
外吸収スペクトルの2100cmー1の吸収ピークと、2
000cmー1の吸収ピークとの吸収係数比が、0.2〜
1.7であるa−Si:Hを光導電層に用いることが記
載されている。そして、このような材料を光導電層に用
いた場合、より高感度で高抵抗な画像形成装置用感光体
が得られるとしている。
体表面近傍の温度を30〜40℃に維持して帯電、露
光、現像及び転写といった画像形成行程を行う技術が記
載されている。そして、該技術によれば、アモルファス
シリコン感光体の画像品質向上、具体的には、感光体表
面での水分の吸着による表面抵抗の低下とそれに伴って
発生する画像流れを防止できる旨が述べられている。
体の電気的、光学的、光導電的特性および使用環境特性
が向上し、それに伴って画像品質も向上してきた。 [4] 環境対策ヒータ 前述感光体の高湿画像流れを防止、除去する為に、感光
体内面に熱源を設ける事が周知であり、最も一般的なの
は、面状あるいは棒状の電熱ヒータを円筒状感光体内面
に配設している。
して用いた帯電装置を像担持体の帯電手段として利用し
た場合の問題点として、以下の点が挙げられる。 問題点1: 帯電部材の帯電効率が不十分である この問題は、特に感光体の回転速度や、印加される帯電
電位(以下“Vp”と称する)と帯電前の感光体表面の
電位との電位差が大きい時に顕著である。そのため、磁
気ブラシ層を構成する磁性粒子等は、帯電工程等、感光
体の回転中に感光体表面へ移動することが有り、その結
果、帯電効率が低下し、画像の濃度差が見られる様にな
る。
術としては、例えば、特開平6−194928号公報の
ように、磁性粒子の磁化率と粒径とを規定したものがあ
る。また、感光体表面については、例えば、特開昭63
−254462号公報のように、樹脂中にSnO2 を分
散した表面積において、該SnO2 径と表面層の粗さと
を規定したものがある。しかしながら、磁性粒子と感光
体との有効な接触面積、又それに伴う帯電効率や耐久
性、磁性粒子の流動性と、磁性粒子径と感光体表面粗さ
の相関については開示されていなかった。
保されていない場合、局所的に非接触になり部分的に、
或いは広い範囲で帯電不良が生じる場合がある。特に、
アモルファスシリコン感光体の様に高速で使用され、極
めて長い寿命を有する感光体を用いた画像形成装置にお
いては、帯電器の磁性粒子の減少や帯電の不均一により
画質が低下し、メンテナンス乃至帯電部材の交換をせざ
るをえなくなってしまう。こうした事はサービスコスト
の増加をまねき、メンテナンスフリー化を阻害する問題
である。
を大径化する方法もあるが、該磁性粒子と感光体との非
接触な部分が帯電不良になって生じる画像上のスジ、い
わゆる「掃きむら」の原因となり、画質の面から好まし
く無い。 問題点2: 耐久時の縦スジがある 縦スジ(以下“まだらスジ”と呼ぶ)の発生メカニズム
としては以下の様なメカニズムが考えられる。
擦力)、クーロン力(注:これは磁気ブラシ層と感光体
表面の非帯電部の電位差により生じている)等によっ
て、多極磁性体と、磁気ブラシ層を構成する磁性粒子と
の間に作用している磁気的吸引力に逆らって磁性粒子が
感光体に移動する。そして、そのいくらかは、現像器の
スリーブ(現像スリーブ)に磁気的に吸引される。耐刷
枚数が増加するに従い、現像スリーブに吸引される該磁
性粒子の累積が増加して、現像材が感光体表面に現像さ
れる際の妨げとなる。その結果、まだらスジが発生す
る。更には、転写材(例えば、コピー用紙)に現像、転
写され、いわゆる「かぶり」が発生する場合もあった。
光体の回転方向で帯電器の下流側にブレードを設けるこ
とで、上記磁性粒子の再捕獲を行なう機構が開示されて
いる。しかし、スリーブ部に捕集された磁性粒子によっ
て、感光体表面が研磨され、画質低下を招く場合もあっ
た。特に表面硬度がそれほど高く無い感光体において
は、その影響は更に大きくなる。 従って、画像形成装
置、電子写真画像形成方法を設計する際には、上記課題
が解決されるように、画像形成装置用感光体の電子写真
物性、機械的耐久性など総合的な観点からの改良を図る
ことが必要であった。また、帯電部材、帯電装置、画像
形成装置の一段の改良を図ることが必要とされている。
ど総合的な観点からの改良を図った画像形成装置を提供
することを目的とする。
するためになされたものであり、その第1の態様として
は、帯電された被帯電体の表面に静電潜像を形成し、該
静電潜像を現像することで画像を形成する画像形成装置
において、その表面が帯電可能に構成され、該表面に静
電潜像を形成される被帯電体と、前記被帯電体に接触さ
れることで該被帯電体を帯電させる帯電部材と、を有
し、前記帯電部材はその表面に磁性粒子を備えたもので
あり、前記磁性粒子の平均粒径Yと、前記被帯電体の表
面の平均曲率半径の2倍値Xとは、 0.25≦Y/X≦4 の関係を満たすものであることを特徴とする画像形成装
置が提供される。
体の表面の平均曲率半径の2倍値Xとは、 0.4≦Y/X≦2 の関係を満たすものであることがより好ましい。
体の表面の最大高さRmaxとは、 0.05≦Rmax/Y≦0.4 の関係を満たすものであることがより好ましい。
体の表面の最大高さとRmaxは、 0.1≦Rmax/Y≦0.35 の関係を満たすものであることがさらに好ましい。
あることが好ましい。
を回転させる回転駆動手段を更に有することが好まし
い。
規制する間隔規制手段を有することが好ましい。
母材とし水素原子とハロゲン原子とのうちの少なくとも
一方を含んだ非晶質材料を含んで構成されたものである
ことが好ましい。
記静電潜像を形成される感光体であり、前記感光体は、
導電性を有する支持体と、シリコンを母材とし水素原子
とハロゲン原子とのうちの少なくとも一方を含有する単
結晶材料を含んで構成された、光導電性を示す光導電層
と、電荷を保持する機能を有する表面層を含んで構成さ
れた光受容層と、を有し、前記光導電層は、10〜30
原子%の水素を含有し、少なくとも光の入射する部分に
おいて、サブバンドギャップ光吸収スペクトルから得ら
れる指数関数裾の特性エネルギーが50〜60meV、
且つ、局在状態密度が1×1014〜1×1016cmー3で
あり、前記表面層は、その電気抵抗値が1×1010〜5
×1015Ωcmであることが好ましい。
記静電潜像を形成される感光体であり、前記感光体は、
導電性を有する支持体と、シリコンを母材とし水素原子
とハロゲン原子とのうちの少なくとも一方を含有する非
単結晶材料を含んで構成された、光導電性を示す光導電
層と、電荷を保持する機能を有する表面層を含んで構成
された光受容層と、を有し、前記表面層は、フッ素を含
有する非晶質炭素を含んで構成されていてもよい。
記静電潜像を形成される感光体であり、前記感光体は、
導電性を備えた支持体と、シリコンを母材とし水素原子
とハロゲン原子とのうちの少なくとも一方を含有する非
単結晶材料を含んで構成された、光導電性を示す光導電
層と、電荷を保持する機能を有する表面層を含んで構成
された光受容層と、を有し、前記表面層は、その最表面
にフッ素の結合した非晶質炭素を有するものであっても
よい。
記静電潜像を形成される感光体であり、前記感光体は、
導電性を有する支持体と、有機光導電体を含んで構成さ
れた有機感光層と、電荷保持粒子を含んで構成された表
面層と、を有するものであってもよい。
する。
粒径と、被帯電体である感光体の微細表面曲率半径の2
倍値との比を、0.25以上、4以下に規定する。ま
た、該磁性粒子径と、感光体表面の凹凸最大高さとの比
を、0.05以上、0.4以下に規定する。これにより
磁性粒子と感光体の電荷移動の為の接触面積を広く使用
でき、さらに帯電部材中で感光体との接触により磁性粒
子が撹拌され帯電がより均一かつ高効率にできる。ま
た、磁性粒子が感光体に移動する、いわゆる磁性粒子の
漏れを防止し、高画質な画像を長期にわたって得られ
る。
ベルトを用いる。これによりコロナ帯電の様にオゾン生
成物が発生しない。
振動させる。
する機構を設ける。
感光体との接触巾、いわゆるニップと該磁性粒子の帯電
部材中での移動を促進し、均一な帯電がなされる。
下、“温度特性”と称する)を低減ないしは解消した、
新規なアモルファスシリコン系感光体を使用する。これ
により環境対策ヒーターのない状態で、装置の立上げ時
から一貫して画像濃度変化がない安定な画像を得られ
る。
た新規な表面層を使用する。
性や電気的特性を向上させた新規な感光体とを組み合わ
せる事により、夜間通電無し、省エネルギー、高画質を
損ねることなく、高湿画像流れの除去が可能となった。
つまり、コロナ帯電のようにオゾン生成物が発生しない
為、いわゆる「高湿流れ」対策の為のドラムヒーター等
が不要になった。
光層、及び電荷保持粒子を含む表面層を有する感光体を
使用する。
形成装置の該略図である。
ある。
と、磁気ブラシ層201−1とを備えている。
ト磁石等の金属や、プラスティックマグネット、等の多
極構成が可能な磁性体を用いている。その磁力線密度
は、その使用するプロセススピード、印加電圧と非帯電
部との電位差による限界、被帯電体の誘電率や表面性等
多くの要因により異なり、これらの条件に応じて適宜選
択される。該多極磁性体201−2の表面から1mmの
距離において測定される、磁極位置における磁力線密度
で500ガウス(G)以上が好ましい。より好ましくは
1000G以上である。
−2との最近接間隙は、感光体の回転方向における該磁
気ブラシ層201−1の接触幅(以下ニップと称する)
を安定に制御する為、コロ(不図示)やスペーサ等、適
宜な方法で、適宜な距離に設定される必要がある。該距
離は50〜2000μmの範囲が好ましく、より好まし
くは100〜1000μmである。その他にニップ調整
用の機構を設けても良い。
の回転方向Xに対して適宜な相対速度で回転、移動させ
る。或いは振動させてもよい。
べたが、帯電部材としては固定型の棒磁石状のもの(以
下、“固定ブラシ”と称する)を用いても良い。
子は、一般にフェライト、マグネタイト等の磁性粒子、
周知のトナーのキャリア、あるいは磁性体と樹脂からな
るトナーを使用する。
m以下、好ましくは10〜50μmのものが用いられる
が、画質に支障がなければ更に大粒径の粒子を使用して
も良い。又、粒径は均一なものを用いても良いし、流動
性向上のため、上記の範囲内で粒径の異なる磁性粒子を
混合して使用しても良い。
ピークの測定は、レーザー回折式粒度分布測定装置HE
ROS(日本電子製)を用いて行った。実際の測定は、
0.05μm〜200μmの範囲を32対数分割して行
い、50%平均粒径をもって平均粒径とした。全体の平
均粒径はこの他に、光学顕微鏡または走査型電子顕微鏡
により、ランダムに100個以上の粒子を抽出し、水平
方向最大弦長をもって該値としても良い。
に、帯電効率を良好に保持し、一方でリークポチや、感
光体表面の微小欠陥から、帯電部材長軸方向で電位が低
下してしまう事の防止当のために、1×103 〜1×1
012Ωcmであることが好ましい。より好ましくは1×
104 〜1×109 Ωcmである。
ーカー)製のMΩテスターを用いて、50〜1000V
の電圧を印加して行った。この場合の接触面積は、規定
の速度で回転させている円筒状金属と、測定すべき帯電
部材とを、規定の食い込み量になるまで接近させた状態
で測定した。
法,粒径分離法等により、粒径が規定される。本発明で
は、該磁性粒子の粒径と、後述する被帯電体である感光
体202の表面微細粗さと、の相関を規定することによ
り、該磁性粒子と感光体の微視的な接触を好適な状態で
使用し、異常電流や磁性粒子流動性不具合等に起因する
帯電不良による画質低下を防止する。
を好適な状態にすることにより、帯電部材通過中におけ
る該磁性粒子と該感光体との接触面積を大きくし、磁性
粒子漏れや、異常電流、帯電不良を防止し、高画質な画
像を安定して得ることができる。例えば、前露光を有す
る電子写真装置(特に、アモルファスシリコン系感光体
を使用した電子写真装置)においては、帯電部材から感
光体に電圧印加中の電流が多い場合には数10μA/c
m2 (全電流で数100μA)という電流が流れる。そ
の際の、該磁性粒子と感光体との接触面積を広くするこ
とによって、微視的な電荷の移動がスムーズになる。そ
の結果、帯電のむら、および、磁性粒子が電荷を持った
まま磁性粒子が移動する事を防ぐことができる。
傷する危険性が減少し、装置の長寿命化、メンテナンス
フリーに有利である。更に、感光体表面による、帯電部
材中での磁性粒子の撹拌がより効率的になされ、帯電む
ら等を防止できる。
スリーブ(構造的には一般の現像器のような物)を使用
する場合、該スリーブ表面も磁性粒子を搬送するにあた
り、適宜な粗さにて使用する事も、上記と同様の作用か
ら有効である。
ービスメンテナンス間隔の延長,メンテナンスフリーが
実現できる。さらには、画像形成装置の設定変更(例え
ば、プロセススピードや像保持部材の帯電設定)に対し
ても、耐久性その他の点について広範囲に対応できる。
と同じものでも良いが、必要に応じて後述する新規な感
光体を用いる。 [2] 感光体 前述の問題を解決する為の、一つの手段として、本発明
者らは感光体表面の微細粗さに注目し、該微細表面粗さ
を規定し、上記磁性粒子の表面粗さとの相関を規定する
事により、長期にわたり極めて好適な画像安定化が達成
されることを見いだした。
段として、本発明者らは上記の条件に加え、温度依存性
が小さく、かつ表面耐久性に優れた感光体を用い、長期
にわたり極めて好適な画像安定化が達成される事を見い
だした。以下、詳細に説明する。
体について以下に述べる。
の一例を示す。OPC感光体1100は、感光体用とし
ての支持体1101の上に、感光層1102が設けられ
ている。該感光層1102は電荷発生層1107、電荷
輸送層1108を備えており、必要に応じて、保護層な
いし表面層1104’、及び支持体1101と電荷発生
層1107の間に中間層を設けて構成されている。
ち表面層、光導電層、必要に応じて設けられる中間
層)、特にその表面層は、接触帯電部材からの電荷注入
を効率的に受容し、該電荷を有効に保持する事が必要で
ある。本発明者らは、特に表面層で、高抵抗樹脂中(例
えば、高融点ポリエステル樹脂と硬化樹脂の混成材)に
電荷保持粒子(例えば、 SnO2 などの金属酸化物
等)を分散させた材料が、それぞれの樹脂成分の特性を
相乗的に作用させあい、こうした条件を満足する事を見
いだした。
層、電荷輸送層及び電荷発生層の形成に用いる樹脂の1
例を説明する。 ポリエステルとは、酸成分とアルコー
ル成分との結合ポリマーであり、ジカルボン酸とグリコ
ールとの縮合あるいはヒドロキシ安息香酸のヒドロキシ
基とカルボキシ基とを有する化合物の縮合によって得ら
れる重合体である。
酸、ナフタレンジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸、
コハク酸、アジピン酸、セバチン酸等の脂肪族等ジカル
ボン酸、ヘキサヒドロテレフタル酸等の脂環族ジカルボ
ン酸、ヒドロキシエトキシ安息香酸等のオキシカルボン
酸等を用いる事が出来る。
ール、トリメチレングリコール、テトラメチレングリコ
ール、ヘキサメチレングリコール、シクロヘキサンジメ
チロール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレング
リコール等を使用することが出来る。
である範囲でペンタエリスリトール、ロリメチロールプ
ロパン、ピロメリット酸およびこれらのエステル形成誘
導体等の多官能化合物を共重合させても良い。
は、高融点ポリエステル樹脂を用いる。
クロロフェノール中36℃で測定した極限粘度が0.4
dl/g以上、好ましくは0.5dl/g以上、更に好
ましくは0.65dl/g以上のものが用いられる。
は、ポリアルキレンテレフタレート系樹脂が挙げられ
る。ポリアルキレンテレフタレート系樹脂は酸成分とし
て、テレフタール酸、グリコール成分として、アルキレ
ングリコールから主としてなるものである。
エチレングリコール成分とから主としてなるポリエチレ
ンテレフタレート(PET)、テレフタル酸成分と1、
4−テトラメチレングリコール(1、4−ブチレングリ
コール)成分とから主としてなるポリブチレンテレフタ
レート(PBT)、テレフタル酸成分とシクロヘキサン
ジメチロール成分とから主としてなるポリシクロヘキシ
ルジメチレンテレフタレート(PCT)等をあげること
が出来る。他の好ましい高分子量ポリエステル樹脂とし
ては、ポリアルキレンナフタレート系樹脂を例示出来
る。ポリアルキレンナフタレート系樹脂は酸成分として
ナフタレンジカルボン酸成分とグリコール成分としてア
ルキレングリコール成分とから主としてなるものであっ
て、その具体例としては、ナフタレンジカルボン酸成分
とエチレングリコール成分とから主としてなるポリエチ
レンナフタレート(PEN)等を挙げることが出来る。
合が好ましくは160℃以上、特に好ましくは200℃
以上のものである。
使用しても良い。
アクリル、ホスファゼン等が使用される。
化樹脂ポリマー鎖と高融点ポリマー鎖との相互の絡み合
いが均一かつ密になって、高耐久性の表面層を形成出来
るものと考えられる。低融点ポリエステル樹脂等の場合
には、結晶性が低いので、硬化樹脂ポリマー鎖との絡み
合いの程度が大きいところと小さいところが生じ、耐久
性が劣るものと考えられる。
散させたものを用いた。使用条件等に応じて、その分散
量を適宜変更することで、抵抗値、帯電効率を制御する
ことが好ましい。
材、あるいは帯電部材の磁性粒子と同成分の粒子等を用
いること等によって、微細表面粗さを調整できる。
(a−Si) 本発明に用いた好適な感光体の一形態であるアモルファ
スシリコン系感光体(以下“a−Si感光体”と称す
る)について以下に述べる。
の、導電性支持体と、シリコン原子を母体とする非単結
晶材料から成る光導電層を有する感光層とを備えてい
る。a−Si感光体そのままでも構わないが、必要に応
じて特性を向上させた物を用いる。
光体は、光導電層は10〜30原子%の水素を含み、光
吸収スペクトルの指数関数裾(アーバックテイル)の特
性エネルギーが50〜60meVであって、かつ局在状
態密度が1×1014〜1×1016cmー3であることを特
徴としている。
体は、帯電能の温度依存性を始め、極めて優れた電気
的、光学的、光導電的特性、画像品質、耐久性および使
用環境特性を示す。
モルファスシリコン系感光体(a−Si)を採用した画
像形成装置用の感光体について詳細に説明する。
1100は、感光体用としての支持体1101の上に、
感光層1102が設けられている。該感光層1102は
a−Si:H,Xを含有した、光導電性を有する光導電
層1103を備えている。
1100は、感光体用としての支持体1101の上に、
感光層1102が設けられている。該感光層1102は
a−Si:H,Xを含有して光導電性を有する光導電層
1103と、アモルファスシリコン系表面層1104
と、を備えている。
1100は、感光体用としての支持体1101の上に、
感光層1102が設けられている。該感光層1102は
a−Si:H,Xを含有して光導電性を有する光導電層
1103と、アモルファスシリコン系表面層1104
と、アモルファスシリコン系電荷注入阻止層1105と
を備えている。
装置用感光体1100は、感光体用としての支持体11
01の上に、感光層1102が設けられている。該感光
層1102は、光導電層1103を構成するa−Si:
H,Xを含有した電荷発生層1107ならびに電荷輸送
層1108と、アモルファスシリコン系表面層1104
とを備えている。
ン系感光体(a−Si)の感光体を構成する部分毎に詳
細に説明する。
性を備えた支持体としては、Al、Cr、Mo、Au、
In、Nb、Te、V、Ti、Pt、Pd、Fe等の金
属、およびこれらの合金、例えばステンレス等が挙げら
れる。また、ポリエステル、ポリエチレン、ポリカーボ
ネート、セルロースアセテート、ポリプロピレン、ポリ
塩化ビニル、ポリスチレン、ポリアミド等の合成樹脂の
フィルムまたはシート、ガラス、セラミツク等の電気絶
縁性支持体の少なくとも感光層を形成する側の表面を導
電処理した支持体も用いることができる。
いは凹凸)に構成された、円筒状または板状無端ベルト
状である。その厚さは、所望通りの画像形成装置用感光
体1100を形成し得るように適宜決定するが、製造お
よび取り扱い上における機械的強度等の点から通常は1
0μm以上とされる。
像記録を行う場合には、可視画像において現われるいわ
ゆる干渉縞模様による画像不良をより効果的に解消する
ために、光生成キャリアの減少が実質的にない範囲で支
持体1101の表面に凹凸を設けてもよい。支持体11
01の表面に設けられる凹凸は、特開昭60−1681
56号公報、同60−178457号公報、同60−2
25854号公報、同61−231561号公報等に記
載された公知の方法により作成される。
による画像不良をより効果的に解消するさらに別の方法
として、感光層1102内(あるいは、感光層1102
の下側)に、光吸収層等の干渉防止層或いは領域を設け
てもよい。
表面に微細なキズをつける事により可能である。該キズ
は、研磨材による研磨、あるいは、化学反応によるエッ
チングやプラズマ中のいわゆるドライエッチング、スパ
ッタリング法等を用いて作成できる。該キズの深さ、大
きさは、光生成キャリアの減少が実質的にない範囲であ
れば良い。
支持体1101上(場合によっては下引き層(不図示)
上)に、真空堆積膜形成方法によって形成される。この
場合、所望特性が得られるように、適宜、成膜パラメー
ターの数値条件が設定されるのは言うまでもない。
波CVD法、高周波CVD法またはマイクロ波CVD法
等の交流放電CVD法、あるいは直流放電CVD法
等)、スパッタリング法、真空蒸着法、イオンプレーテ
ィング法、光CVD法、熱CVD法などの数々の薄膜堆
積法によって形成できる。これらの薄膜堆積法は、製造
条件、設備資本投資下の負荷程度、製造規模、作成され
る画像形成装置用感光体に要求される特性等の要因によ
って適宜選択されて採用される。実際には、条件の制御
が比較的容易である、グロー放電法、特にRF帯、μW
帯またはVHF帯の電源周波数を用いた高周波グロー放
電法が好適である。
成については、基本的には周知のとおりである。すなわ
ち、シリコン原子(Si)を供給し得るSi供給用の原
料ガスと、水素原子(H)を供給し得るH供給用の原料
ガスおよび/またはハロゲン原子(X)を供給し得るX
供給用の原料ガスとを、内部が減圧にし得る反応容器内
に所望のガス状態で導入する。そして、該反応容器内に
おいてグロー放電を生起させることで、あらかじめ所定
の位置に設置した支持体1101上にa−Si:H,X
からなる層を形成する。
層品質(特に、光導電性及び電荷保持特性)を向上させ
るためには、光導電層1103中に水素原子および/ま
たはハロゲン原子が含有されることが必要である。水素
原子(またはハロゲン原子)の含有量、あるいは、水素
原子とハロゲン原子との和の量は、シリコン原子と、水
素原子および/またはハロゲン原子と、の和に対して1
0〜30原子%、より好ましくは15〜25原子%とさ
れるのが望ましい。
を構造的に導入するとともに、その導入割合の制御を容
易にするには、これらのガスにさらにH2 および/また
はHeあるいは水素原子を含む珪素化合物のガスも所望
量混合して層形成することが必要である。各ガスは単独
種のみでなく所定の混合比で複数種を混合しても構わな
い。
給用の原料ガスとしては、例えば、ハロゲンガス、ハロ
ゲン化合物、ハロゲンをふくむハロゲン間化合物、ハロ
ゲンで置換されたシラン誘導体等のガス状のまたはガス
化し得るハロゲン化合物が好ましく挙げられる。また、
さらにはシリコン原子とハロゲン原子とを構成要素とす
るガス状の(またはガス化し得る)、ハロゲン原子を含
む水素化珪素化合物も挙げることができる。
合物としては、具体的には弗素ガス(F2 )、BrF、
ClF、ClF3 、BrF3 、BrF5 、IF3 、IF
7 等のハロゲン間化合物を挙げることができる。
ハロゲン原子で置換されたシラン誘導体としては、具体
的には、たとえばSiF4 、Si2 F6 等の弗化珪素を
挙げることができる。
および/またはハロゲン原子の量を制御するには、例え
ば支持体1101の温度、放電電力等を制御すればよ
い。さらには、水素原子および/またはハロゲン原子を
含有させるために使用される原料物質の反応容器内への
導入量を制御すればよい。
必要に応じて伝導性を制御する原子を含有させることが
好ましい。伝導性を制御する原子は、光導電層1103
中に満遍なく均一に分布した状態で含有されても良い
し、あるいは層厚方向には不均一な分布状態で含有して
いる部分があってもよい。前記伝導性を制御する原子と
しては、半導体分野における、いわゆる不純物を挙げる
ことができ、p型伝導特性を与える周規律表第III b族
に属する原子(以後「第III b族原子」と略記する)ま
たはn型伝導特性を与える周規律表Vb族に属する原子
(以後「第Vb族原子」と略記する)を用いることがで
きる。
素(B)、アルミニウム(Al)、ガリウム(Ga)、
インジウム(In)、タリウム(Tl)等があり、特に
B、Al、Gaが好適である。第Vb族原子としては、
具体的には燐(P)、砒素(As)、アンチモン(S
b)、ビスマス(Bi)等があり、特にP、Asが好適
である。
御する原子の含有量としては、好ましくは1×10ー2〜
1×104 原子ppm、より好ましくは5×10ー2〜5
×103 原子ppm、最適には1×10ー1〜1×103
原子ppmとされるのが望ましい。
御する原子(例えば、第III b族原子あるいは第Vb族
原子)を構造的に導入するには、層形成の際に、第III
b族原子導入用の原料物質あるいは第Vb族原子導入用
の原料物質を、ガス状態で、光導電層103を形成する
ための他のガスとともに反応容器中に導入してやればよ
い。
第Vb族原子導入用の原料物質としては、常温常圧でガ
ス状のもの、または、少なくとも層形成条件下で容易に
ガス化し得るもの、が採用されるのが望ましい。
質として具体的には、硼素原子導入用としては、B2 H
6 、B4 H10、B5 H9 、B5 H11、B6 H10、B6 H
12、B6 H14等の水素化硼素、BF3 、BCl3 、BB
r3 等のハロゲン化硼素等が挙げられる。この他、Al
Cl3 、GaCl3 、Ga(CH3 )3 、InCl3、
TlCl3 等も挙げることができる。
えば燐原子導入用としてはPH3 、P2 H4 等の水素化
燐、PH4 I、PF3 、PF5 、PCl3 、PCl5 、
PBr3 、PBr5 、PI3 等のハロゲン化燐が挙げら
れる。この他、AsH3 、AsF3 、AsCl3 、As
Br3 、AsF5 、SbH3 、SbF3 、SbF5 、S
bCl3 、SbCl5 、BiH3 、BiCl3 、BiB
r3 等も第Vb族原子導入用の出発物質として有効なも
のとして挙げることができる。
料物質を、必要に応じてH2 および/またはHeにより
希釈して使用してもよい。
3に、炭素原子、酸素原子および窒素原子からなる群の
うちのうちの少なくとも一つを含有させることも有効で
ある。これら(炭素原子,酸素原子,窒素原子)の含有
量は、シリコン原子、炭素原子、酸素原子及び窒素原子
の和に対して、好ましくは1×10ー5〜10原子%、よ
り好ましくは1×10ー4〜8原子%、最適には1×10
ー3〜5原子%が望ましい。これら(炭素原子,酸素原
子,窒素原子)は、光導電層中に満遍なく均一に含有さ
れても良いし、光導電層の層厚方向に含有量が変化する
ような不均一な分布をもたせた部分があっても良い。
は、所望の電子写真特性が得られること及び経済的効果
等の点から適宜所望にしたがって決定される。好ましく
は20〜50μm、より好ましくは23〜45μm、最
適には25〜40μmとされるのが望ましい。
って適宜最適範囲が選択される。通常の場合、好ましく
は200〜350℃、より好ましくは230〜330
℃、最適には250〜310℃とするのが望ましい。
ス圧等の条件は通常は独立的に別々に決められるもので
はない。従って、所望の特性を有する感光体を形成すべ
く、相互的且つ有機的関連性に基づいて最適値を決める
のが望ましい。
に形成された光導電層1103の上に、更にアモルファ
スシリコン系の表面層1104を形成することが好まし
い。この表面層1104は自由表面1106を有し、主
に耐湿性、連続繰り返し使用特性、電気的耐圧性、使用
環境特性、耐久性において本発明の目的を達成するため
に設けられる。
系の材料であればいずれの材質でも可能である。例え
ば、水素原子(H)及び/またはハロゲン原子(X)を
含有し、更に炭素原子を含有するアモルファスシリコン
(以下「a−SiC:H,X」と表記する)でもよい。
水素原子(H)及び/またはハロゲン原子(X)を含有
し、更に酸素原子を含有するアモルファスシリコン(以
下「a−SiO:H,X」と表記する)でもよい。水素
原子(H)及び/またはハロゲン原子(X)を含有し、
更に窒素原子を含有するアモルファスシリコン(以下
「a−SiN:H,X」と表記する)でもよい。さらに
は、水素原子(H)及び/またはハロゲン原子(X)を
含有し、更に炭素原子、酸素原子、窒素原子のうちの少
なくとも一つを含有するアモルファスシリコン(以下
「a−SiCON:H,X」と表記する)等の材料が好
適に用いられる。
(低周波CVD法、高周波CVD法またはマイクロ波C
VD法等の交流放電CVD法、あるいは直流放電CVD
法等)、スパッタリング法、真空蒸着法、イオンプレー
ティング法、光CVD法、熱CVD法などの周知の薄膜
堆積法によって形成することができる。これらの薄膜堆
積法は、製造条件、設備資本投資下の負荷程度、製造規
模、作成される画像形成装置用感光体に所望される特性
等の要因によって適宜選択されて採用されるが、感光体
の生産性から光導電層と同様の堆積法によることが好ま
しい。
C:H,Xよりなる表面層1104を形成するには、基
本的には、シリコン原子(Si)を供給し得るSi供給
用の原料ガスと、炭素原子(C)を供給し得るC供給用
の原料ガスと、水素原子(H)を供給し得るH供給用の
原料ガスおよび/またはハロゲン原子(X)を供給し得
るX供給用の原料ガスとを、内部を減圧し得る反応容器
内に所望のガス状態で導入する。そして、該反応容器内
にグロー放電を生起させることで、あらかじめ所定の位
置に設置された光導電層1103の形成された支持体1
101上に、a−SiC:H,Xからなる表面層110
4を形成できる。
て構成する場合の炭素量は、シリコン原子と炭素原子と
の和に対して30%〜90%の範囲が好ましい。
0原子%〜70原子%に制御することで、電気的特性面
及び高速連続使用性において飛躍的な向上を図り、表面
層の高い硬度を確保できる。
量、支持体温度、放電パワー、ガス圧等によって制御で
きる。
よび/またはハロゲン原子の量を制御するには、例えば
支持体1101の温度、放電電力等を制御すればよい。
さらには、水素原子および/またはハロゲン原子を含有
させるために使用される原料物質の反応容器内へ導入す
る量を制御すればよい。
中に満遍なく均一に含有されても良いし、表面層の層厚
方向に含有量が変化するような不均一な分布をもたせた
部分があっても良い。
には必要に応じて伝導性を制御する原子を含有させるこ
とが好ましい。伝導性を制御する原子は、表面層110
4中に満遍なく均一に分布した状態で含有されても良い
し、あるいは層厚方向には不均一な分布状態で含有して
いる部分があってもよい。
する原子としては、半導体分野における、いわゆる不純
物を挙げることができ、「第III b族原子」または「第
Vb族原子」を用いることができる。
用の原料物質を必要に応じてH2 、He、Ar、Ne等
のガスにより希釈して使用してもよい。
ては、通常0.01〜3μm、好適には0.05〜2μ
m、最適には0.1〜1μmとされるのが望ましい。層
厚が0.01μmよりも薄いと、感光体の使用中に摩耗
等の理由により表面層1104が失われてしまう。逆
に、3μmを超えると、残留電位の増加等の電子写真特
性の低下がみられる。
面層1104を形成するには、支持体1101の温度、
反応容器内のガス圧を所望にしたがって、適宜設定する
必要がある。
度、ガス圧等の条件は通常は独立的に別々に決められる
ものではなく、所望の特性を有する感光体を形成すべく
相互的且つ有機的関連性に基づいて最適値を決めるのが
望ましい。
と表面層1104との間に、炭素原子、酸素原子、窒素
原子の含有量を表面層1104より減らしたブロッキン
グ層(下部表面層)を設けることも帯電能等の特性を更
に向上させるためには有効である。
の間に、炭素原子及び/または酸素原子及び/または窒
素原子の含有量が光導電層1103に向かって減少する
ように変化する領域を設けても良い。これにより表面層
1104と光導電層1103の密着性を向上させ、界面
での光の反射による干渉の影響をより少なくできる。
主体とし、その内部および/または最表面にフッ素との
結合を有する非晶質炭素膜(以下「a−C:H:F」と
表記する)を使用しても良い。
あり、環境対策ヒーターを除去した状態においても高湿
環境下での画像のぼけを防止する効果がある。また、磁
性粒子の機械的な摩擦による感光体への移動を低減でき
る。
えた支持体1101と光導電層1103との間に、支持
体1101側からの電荷の注入を阻止する働きのある電
荷注入阻止層1105を設けるのがいっそう効果的であ
る。すなわち、電荷注入阻止層1105は、感光層11
02が一定極性の帯電処理をその自由表面に受けた際に
は、支持体1101側から光導電層1103側に電荷が
注入されるのを阻止する機能を有する。また、逆の極性
の帯電処理を受けた際にはそのような機能は発揮しな
い。つまり、電荷注入阻止層1105は、いわゆる極性
依存性を有している。このような機能を付与するため
に、電荷注入阻止層1105には伝導性を制御する原子
を光導電層1103に比べ比較的多く含有させる。
導性を制御する原子は、該電荷注入阻止層1105中に
満遍なく均一に分布されても良いし、あるいは層厚方向
には満遍なく含有されてはいるが、不均一に分布する状
態で含有している部分があってもよい。分布濃度が不均
一な場合には、支持体1101側に多く分布するように
含有させるのが好適である。いずれの場合にも支持体1
101の表面と平行面内方向においては、均一な分布で
満遍なく含有されることが面内方向における特性の均一
化を図る点からも必要である。
性を制御する原子としては、半導体分野における、いわ
ゆる不純物を挙げることができ、「第III 族原子」また
は「第V族原子」を用いることができる。
の層厚は、所望の電子写真特性が得られること、及び経
済的効果等の点から好ましくは0.1〜5μm、より好
ましくは0.3〜4μm、最適には0.5〜3μmとさ
れるのが望ましい。
5を形成するための希釈ガスの混合比、ガス圧、放電電
力、支持体温度の望ましい数値範囲として前記した範囲
が挙げられる。但し、これらの層作成ファクターは通常
は独立的に別々に決められるものではなく、所望の特性
を有する表面層を形成すべく相互的且つ有機的関連性に
基づいて各層作成ファクターの最適値を決めるのが望ま
しい。
いては、支持体1101と光導電層1103あるいは電
荷注入阻止層1105との間の密着性の一層の向上を図
る目的で、例えば、Si3 N4 、SiO2 、SiO、あ
るいはシリコン原子を母体とし、水素原子及び/または
ハロゲン原子と、炭素原子及び/または酸素原子及び/
または窒素原子とを含む非晶質材料等を含んで構成され
る密着層を設けてもよい。更に、前述のごとく、支持体
1101からの反射光による干渉模様の発生を防止する
ための光吸収層を設けてもよい。
層、光導電層、電荷注入阻止層)は、例えば図4や図5
に示されるような周知の装置及び膜形成方法にて製造で
きる。
帯を用いた高周波プラズマCVD法(以後「RF−PC
VD」と略記する)による画像形成装置用感光体の製造
装置である。
0、原料ガスの供給装置3200、反応容器3111内
を減圧にするための排気装置(不図示)を備えている。
には円筒状支持帯3112、支持体加熱用ヒーター31
13、原料ガス導入管3114が設置され、更に高周波
マッチングボックス3115が接続されている。
GeH4 、H2 、CH4 、B2 H6、PH3 等の原料ガ
スのボンベ3221〜3226と、バルブ3231〜3
236,3241〜3246,3251〜3256、及
びマスフローコントローラー3211〜3216を備え
ている。各原料ガスのボンベは、バルブ3260を介し
て反応容器3111内のガス導入管3114に接続され
ている。
数を用いた高周波プラズマCVD(以後「VHF−PC
VD」と略記する)法によって形成される画像形成装置
用感光体の製造装置である。
装置(図4参照)における堆積装置3100を、堆積装
置4100に交換して原料ガス供給装置3200と接続
することで得ることができる。この装置は、真空気密化
構造を成した減圧にし得る反応容器4111、原料ガス
の供給装置3200、および反応容器内を減圧にするた
めの排気装置(不図示)を備えている。
12、支持体加熱用ヒーター4113、原料ガス導入管
4114、電極が設置され、電極には更に高周波マッチ
ングボックス4120が接続されている。また、反応容
器4111内は排気管4121を通じて不図示の拡散ポ
ンプに接続されている。
GeH4 、H2 、CH4 、B2 H6、PH3 等の原料ガ
スのガスボンベ3221〜3226と、バルブ3231
〜3236,3241〜3246,3251〜325
6、及びマスフローコントローラー3211〜3216
から構成される。各原料ガスのボンベは、バルブ326
0を介して反応容器4111内のガス導入管4115に
接続されている。また、円筒状支持体4112によって
取り囲まれた空間4114が放電空間を形成している。
るいは、組み合わせて用いる事により、優れた効果を引
き出すことが可能である。
て説明する。
図2を用いて説明する。
の時計方向に所定の周速度(プロセススピード)にて回
転駆動されるドラム型の電子写真感光体である。
電荷保持能、帯電効率等の電気的特性を良好に有し、電
圧により表面層が損傷する、いわゆるピンホールリーク
を防止する為に、1×1010〜5×1015Ωcmなる抵
抗を有することが好ましい。より好ましくは1×1012
〜1×1014Ωcmである。
ー)製のMΩテスターで250〜1kVの電圧を印加し
て行なった。
1−2と、その面上に形成した磁性粒子を有する磁気ブ
ラシ層201−1とを備えている。
くCu−Zn系フェライトやMn−Zn系フェライト等
の磁性フェライトや磁性マグネタイト、ピロール等の樹
脂中に磁性粒子を分散させたもの、磁性トナーのキャリ
ア等の磁性粒子を含む粒子で構成される。
1の抵抗値は、図16で示される様に、良好な帯電効率
を保持する為に、一方ではピンホール防止の為に、1×
103 〜1×1012Ωcmであることが好ましい。より
好ましくは1×104 〜1×108 Ωcmである。な
お、ここで述べた抵抗値は、HIOKI社(メーカー)
製のMΩテスターで250〜1kVの電圧を印加して行
った測定したものである。
示)が付随している。該電圧印加手段によって直流電圧
Vdc(或いは交流を重乗した電圧Vdc+Vac)
が、磁性粒子からなる磁気ブラシ層201−1に印加さ
れる。これにより、回転駆動されている感光帯202の
外周面が均一に帯電される。
近接間隙は、そのニップ制御の為に50〜2000μm
の範囲にスペーサー(不図示)等で安定的に設定される
ことが好ましく、より好ましくは100〜1000μm
である。その他にニップ調整用の機構を設けても良い。
子についてモデル、データに基づいて検討する。
202の表面の微細粗さ及び接触状態を、モデル化して
描いた。感光体202表面に磁気ブラシ層201−1の
磁性粒子が接触する面積は、図の様に該磁性粒子の粒径
と感光体の微細表面粗さの比により変化する。
01の磁性粒子の粒径、X:曲率半径の2倍値)と、接
触率S_Toutchとの相関を示した。図7から分か
るとおり、0.25≦Y/X≦4のときに、更に好まし
くは0.4≦Y/X≦2のときに、良好な接触性が得ら
れた。
を示した。接触率S_Toutchは図6のB/Aに準
ずる。流動性レベルは、一定量の磁性粒子を付着した多
極磁性体からなる帯電部材を、図1,図2に示す装置に
組み込んで、電圧印加及び通紙を行なわない状態で空回
転し、該粒子の状態を観察した。その結果から流動性を
下記ランク1〜ランク5に評価付けした。各ランクの評
価基準は、ランク5:非常に良好、ランク4:良好、ラ
ンク3:やや良好、ランク2:実用上問題なし、ランク
1:実用上やや難あり、である。図8から分かるとお
り、0.05≦Rmax/Y≦0.4の時に、更に好ま
しくは0.1≦Rmax/Y≦0.35の時、良好な接
触性が得られた。
の微細表面粗さの比、及び接触面積を示した。図9、図
10から分かるとおり、表面粗さの比を適した範囲に規
定することにより、接触面積を大きく取ることができ
た。
光体との接触域比」と「帯電性」の相関を示した。該図
の縦軸には、帯電部材に700Vdcを印加した時の1
周目での帯電部材直後電位をとっている。図11から分
かるように、接触域比を大きくとる事により電荷の注入
がより効率的になされ、帯電性が向上する。
細表面粗さの比と、を適当な範囲に制御する事により、
帯電特性が向上する。また、接触面積比が大きくなり、
その結果、帯電均一性が向上する。さらに高精細な画像
に対応できる。
粗さの各値は、該磁性粒子の磁気拘束力や、感光体の感
度特性等の電子写真特性に実質的に影響のない範囲であ
れば良い。
の物を挙げているが、磁性体を内蔵したスリーブ等、本
図以外の構成でも構わない。
より本発明の効果を具体的に説明する。但し、本発明は
これらの実施例に限定されるものではない。 [実施例1] 表面粗さvs磁性粒子径比、a−Siの
Eu,D.O.S 1. 感光体 1.1 感光体の作成 RF−PCVD法による画像形成装置用感光体の製造装
置(図4参照)を用いた。支持体としては、直径108
mmの鏡面加工を施したアルミニウムシリンダーと、該
シリンダーに前述の公知の方法で凹凸処理を施した物
と、を使用した。これらのシリンダー上に、図12に示
す条件で電荷注入阻止層、光導電層、表面層とを備えた
感光体を作製した。さらに光導電層のSiH4 とH2 と
の混合比ならびに放電電力を変えることによって、種々
の感光体を作製した。
体やダイヤモンド粉体等の研磨剤を使用して表面粗さを
調整した。 1.2 感光体の特性 作製した感光体を画像形成装置(キャノン製NP606
2をテスト用に改造)にセットして、帯電能の温度依存
製(温度特性)、メモリーならびに画像欠陥を評価し
た。本改造機において、転写、分離帯電器206
(a)、206(b)は図の如くローラー帯電器、また
はベルト状帯電器にし、この部位でのコロナによるオゾ
ン発生を極力制御する様にした。
から約45℃まで変えて測定した。そして、温度1℃当
たりの帯電能の変化を求めて、2V/deg以下を合格
と判定した。
像を目視により判定し、1:非常に良好、2:良好、
3:実用上問題なし、4:実用上やや難あり、の4段階
にランク分けした。
たガラス基板(コーニング社 7059)ならびにSi
ウエハー上に、光導電層の作成条件で膜厚約1μmのa
−Si膜を堆積した。ガラス基板上の堆積膜にはAlの
櫛型電極を蒸着し、CPMにより指数関数裾の特性エネ
ルギー(Eu)と局在状態密度(D.O.S)とを測定
した。Siウエハー上の堆積膜については、FTIRに
よって含有水素量を測定した。
関係を図13に示した。また、D.O.Sとメモリー、
画像流れとの関係を図14、図15示した。いずれのサ
ンプルも水素含有量は10〜30原子%の間であった。
なように、サブバンドギャップ光吸収スペクトルから得
られる指数関数裾の特性エネルギー(Eu)が50〜6
0meV、かつ伝導帯端下の局在状態密度(D.O.
S)が1×1014〜1×1016cmー3である事が良好な
電子写真特性を得る好適条件である事がわかった。又、
同様に表面層のサンプルを作成し、櫛型電極を用いて抵
抗値の測定を行なった。 2.帯電部材 2.1 帯電部材の作成 接触型帯電部材101を以下の条件で製作した。
多極磁性体に、前記の磁性粒子を付着した状態でφ22
mmのローラー状になる様に構成した。その磁力線密度
は前述のごとく制御される。本実施例では磁極数8極、
磁極部表面での磁力線密度は前述の測定にて1000〜
3000Gaussの物を作成した。
とした。
気ブラシ層には磁性酸化鉄からなる磁性粒子を使用し
た。該磁性粒子の粒径は、3〜100μmのものをそれ
ぞれ作成した。 3.帯電能力 上述したとおり作製した感光体、帯電部材を、画像形成
装置(図1,図2参照)にセットして、帯電能力を評価
した。評価は、環境対策ヒーター123をOFFにして
行った。該評価結果を図16に示した。
値が、1×103 〜1×1012Ωcmである場合に、良
好な帯電が得られた。1×104 〜1×109 Ωcmの
ときにさらに良好な帯電特性、および画像流れ等の環境
特性が得られた。
だった場合は、異常放電、ピンホールが発生し感光体が
破損する危険性があった。また、1×1012Ωcm以上
だった場合は、帯電効率低下、注入に起因して、帯電性
が低下した。 4.耐久性 4.1 評価対象 該実施例1の前述した感光体および磁性粒子を用いて、
耐久試験を行った。ここで耐久試験の対象とした感光体
の特性を図17に、また、磁性粒子の特性を図18に示
した。
おいて使用した感光体のサンプル識別符号a〜f、磁性
粒子の識別符号A〜Fを用いて評価対象となった感光
体、磁性粒子を区別する。また、図17中に示した、サ
ンプルaの感光体を、単に、“感光体a”と呼ぶ。サン
プルb〜fについても同様である。図18中に示したサ
ンプルAの磁性粒子を、単に“磁性粒子A”と呼ぶ。サ
ンプルB〜Fについても同様である。
の大きい磁性粒子では初期画質のレベルが粒径に従い低
下した。耐久特性は表示の相関に準じた。 4.2 試験方法 画像形成装置(図1,図2参照)を用い、23℃、50
%RHの環境で10万枚の耐刷試験を行った。なお、該
試験に際しては、ヒーター123はOFFにした。
cに、3kHz、1kVppのAC電圧を重乗した電圧
を印加した。磁気ブラシ即ち帯電部材は、感光体と同方
向(つまり、感光体との当接面で互いに反対方向に進行
する方向)に、60rpmの回転速度で回転させた。磁
性粒子には、磁力線密度2000Gauss、抵抗率1
×107 〜1×108 Ωcmのものを使用した。プロセ
ススピードは、320mm/secとした。
不均一帯電による画質への影響と、ニップ巾等の他の要
因による影響等とを区別できるようにするため、ニップ
巾等の帯電部材条件を一定にするように、試験中には、
適宜、磁性粒子の補給を行なった。 4.3 評価方法 評価は、磁性粒子が現像器(或いは転写材である所のコ
ピー用紙)に移動した量、および前後の画質を比較する
ことで行った。画質については、目視判断の他、試験後
の画質の保持率の判断の1つとして、試験に伴い磁性粒
子が現像器(或いはコピー用紙)に移動する事、或いは
磁性粒子の流動性が不十分な事によると思われる、局所
的な帯電不良による局所的な濃度変化を測定した。該画
像濃度測定は、ベタ白画像及びハーフトーン画像におけ
る局所的な濃度変化を、マクベス社製の反射濃度計によ
り測定した。 4.4 評価結果 耐久試験前後における画像の評価結果を図19に示し
た。
面と磁性粒子系の比Y/Xが、0.25以上,4以下の
とき、更に好ましくは0.4以上,2以下のときに、該
磁性粒子の現像器への混入や転写材への移動が防止さ
れ、良好な画質が維持されていた。また、感光体表面に
傷等は見られなかった。 [実施例2] Rmaxとの比較 画像形成装置用感光体を、図20に示す条件で作製し
た。使用した製造装置は、実施例1と同様である(図4
参照)。作成した感光体についての光導電層のEuと
D.O.Sは、それぞれ55meV、2×1015cmー3
であった。
実施例1の感光体cと同じになるようにした。感光体表
面は、シリンダー切削、且つ/又は成膜後の研磨工程に
より、最大高さRmaxを変化させた。このようにして
得られた感光体i〜viの特性を、図21に示した。
なわち、2000Gaussのマグローラー、磁性粒子
A〜Gからなるブラシ層を有するものを使用した。
ド、及び帯電部材の回転等は、実施例1同様である。
に示した。感光体表面のRmaxと磁性粒子径Yとの比
(Rmax/Y)が、0.05以上,0.4以下のと
き、より好ましくは0.1以上,0.35以下のとき
に、磁性粒子が現像器(あるいはコピー用紙)に移動す
る割合や、帯電不良等の発生が減少した。また良好な画
像が更に長期にわたり安定して得られた。 [実施例3] 環境依存(H/H) 実施例1で用いた感光体c、磁性粒子C、多極磁性体、
および画像形成装置を用い、32.5℃、85%RHの
環境下で、実施例1と同様の試験・評価を行った。
像、結果が得られた。また、試験中に補給する磁性粒子
量が減少した。また、高湿環境で特に懸念される高湿画
像流れ、まだらスジ、かぶりもなく高画質な画像を安定
して得られた。暗状態電位は、試験の前後で差は認めら
れなかった。 [実施例4] 環境依存(L/L) 実施例1で用いた感光体c、磁性粒子C、多極磁性体、
および画像形成装置を用い、15℃、10%RHの環境
下で実施例1と同様の試験・評価を行った。
比較して20〜30V低下していた。但し、これは磁性
粒子自体の抵抗値の環境依存性に相当する値であり、抵
抗値を合わせた粒子の使用条件下では帯電効率は同等で
あった。画像については、実施例1と同様に良好であっ
た。試験中に補給する磁性粒子量は特に増加しなかっ
た。
構への吸引力としては、磁気力などが挙げられる。一
方、反発力としては、上記部材と感光体との電位差に基
づく電界、クーロン力等が挙げられる。該磁性粒子が受
ける磁気力は、磁性体表面からの距離に応じて減少す
る。クーロン力は、感光体表面から帯電部材の電界に応
じて変化するが、実用的にはほぼ一定と近似できる。
感光体との当接領域(或いは最近接領域)においては、
磁性体、感光体間の該磁性粒子の挙動として近似するこ
とができる。この場合、磁力線密度、帯電部材と感光体
表面との電位差、該磁性粒子の特性等に応じて、磁気力
が主に作用している領域と、クーロン力が主に作用して
いる領域とが、存在する。
光、帯電行程の後に感光体の表面電位が減少する、いわ
ゆる「暗減衰」特性がある。そのため、a−Si系感光
体系では、帯電部材での印加電圧を、現像位置で必要な
電圧よりも高く設定している。
電荷量も大きく、磁性粒子が感光体等へ移動し易い。
光体表面では帯電部と非帯電部とが混在している。非帯
電部では、上記の容量で、磁性粒子が感光体側へ移動し
やすい傾向がある。
体表面の曲率半径(あるいは、凹凸最大高さ)との比を
適宜な範囲に規定する事により、上記要因等による、磁
性粒子の感光体等への移動を防止し、均一な帯電を長期
に安定して得ることができる。 [実施例5] 電荷保持粒子OCLのOPC 1. 感光体 アルミニウムシリンダー(外径:108mm,長さ:3
58mm)を基体(支持体)とし、これにアルコキシメ
チル化ナイロンの5%メタノール溶液を浸漬法で塗布し
て、膜厚1μmの下引き層(中間層)を設けた。
部(重量部、以下同様)、ポリビニルブチラール8部、
及びシクロヘキサノン50部を直径1mmのガラスビー
ズ100部を用いたサンドミル装置で20時間混合分散
した。この分散液にメチルエチルケトン70〜120
(適宜)部を加えて下引き層上に塗布し、100℃で5
分間乾燥して0.2μmの電荷発生層を形成させた。
たスチリル化合物10部と、ビスフェノールZ型ポリカ
ーボネート10部をモノクロルベンゼン65部に溶解し
た。この溶液をディッピング法によって基体上に塗布
し、120℃で60分間の熱風乾燥させて、20μm厚
の電荷輸送層を形成させた。
して表面を加工した。
mの表面層を設けた。
ール成分としてエチレングリコールを用いて得られた高
融点ポリエチレンテレフタレート(A)[極限粘度0.
70dl/g、融点258℃(示差熱測定器を用いて1
0℃/minの昇温速度で測定した。また、測定サンプ
ルは5mgで、測定しようとするポリエステル樹脂を2
80℃で溶融後、0℃の氷水で急冷して作成した)、ガ
ラス点移転温度70℃]100部とエポキシ樹脂(B)
[エポキシ当量160;芳香族エステルタイプ;商品
名:エピコート190P(油化シェルエポキシ社製)]
30部とをフェノールとテトラクロロエタン(1:1)
混合液に100mlに溶解させた。
nO2 粉を60wt%混入した。次いで光重合開始剤と
して、トリフェニルスルフォニウムヘキサフルオロアン
チモネート(C)3部を添加して樹脂組成物溶液を調製
した。
(30W/cm)を20cm離した位置から130℃で
8秒間照射して硬化させた。
微細粗さはRmax=3.291μm、X=29μmで
あった。ここでRmaxは感光体表面の凹凸の最大高
さ、Xは感光体表面の曲率半径を2倍した値である。
て、下記のとおり試験・評価を行った。 2. 試験・評価方法 実施例3と同様に32.5℃、85%の条件下で、10
万枚の耐刷試験を行い、高湿画像流れ、及びまだらス
ジ、かぶりに着目し評価した。他の試験条件は、以下の
通りである。
る。帯電部材には、実施例1に示したもののうち、15
00Gaussのマグローラーと、磁性粒子B(図18
参照)を用いたものを使用した。帯電部材のニップは、
実施例1と同様に6〜7mmとした。多極磁性体と感光
体との間隔は、1.0〜1.5mmとした。帯電部材へ
は、直流電圧−700Vdcに1.5kHz、1000
Vppの交流電圧を重乗した電圧を印加した。プロセス
スピードは、200mm/secとした。 3. 評価結果 帯電直後に測定した帯電電位は、耐久前後共に−680
〜−700Vであった。評価結果を図24に示した。
して、画像上問題となるような傷、削れは認められなか
った。これは、磁性粒子と感光体の有効な接触面積を広
くした事により電荷の注入が高効率に行なわれ、磁性粒
子の移動が減少した事でクリーニングブレード等の圧迫
による感光体研磨が減少した事、帯電部材中での磁性粒
子の流動性が向上し、局所的な圧力がかからなくなった
事等によるものと考えられる。 [実施例6] OPC使用の環境依存性(L/L) 実施例5で用いた感光体、磁性粒子、多極磁性体を使用
し、15℃ 10%RHの条件下で、実施例5と同様の
耐久試験、評価を行った。
被帯電体が、高融点ポリエステル樹脂、及び硬化樹脂を
含み、SnO2 等の電荷保持粒子を分散させた表面層、
或いはアクリル樹脂中にSnO2 等の電荷保持粒子を分
散させた表面層等の、電荷保持部材を分散させた表面層
を有することが好敵条件であることが確認された。
量は、後述する実施例7と同様であった。 [実施例7] VHF−PCVD、a−C:H:Fのa
−Siドラム VHF−PCVD法による画像形成装置用感光体の製造
装置(図5参照)を用い、実施例1と同様に直径108
mmの鏡面加工を施したアルミニウムシリンダー(支持
体)上に、図25に示す条件で、電荷注入阻止層、光導
電層、表面層からなる感光体を作製した。
比、放電電力、支持体温度ならびに内圧を変えることに
より、種々の感光体を作製した。
ンプルホルダーに設置したガラス基板(コーニング社7
059)ならびにSiウエハー上に、膜厚約1μMのa
−Si膜を堆積した。
櫛型電極を蒸着して、CPMにより指数関数裾の特性エ
ネルギー(Eu)と局在準位密度(D.O.S)とを測
定した。Siウエハー上の堆積膜については、FTIR
によって、含有水素量ならびにSi−H2 結合とSi−
H結合の吸収ピーク強度比を測定した。
メモリー,画像流れとの関係は、実施例1と同様であ
った。つまり、良好な電子写真特性のためには、Eu=
50〜60meV、D.O.S=1×1014〜1×10
16cmー3の条件が満たされている必要であることがわか
った。さらに、図26に示すSi−H2 /Si−Hとガ
サツキとの関係から、Si−H2 /Si−H=0.2〜
0.5の範囲にすることが必要であることがわかった。
D.O.Sが8×1014cmー3、Si−H2 /Si−H
が0.29となっている感光体について、a−C:H:
F表面層を形成した。さらに、該感光体を実施例2の感
光体cと同様の表面状態にした。そして、実施例1の環
境下で、実施例1と同様の耐久試験・評価を行った。該
試験においては、磁性粒子Cを使用した。
流電圧のみを印加した場合にも、同様の結果が得られ
た。 [比較例1]図4,図5に示す製造装置を用い、実施例
2と同様の画像形成装置用感光体(光導電層のEu:5
5meV、D.O.S:2×1015cmー3)を製造、使
用した。また、Rmax=17.52μm、Xの平均値
=67μmとなるように、その表面状態を調整した。
2000Gaussの多極磁性体とを用いて構成したも
のを使用した。
の結果、約100枚で、磁性粒子の現像器のスリーブへ
の混入、コピー用紙への転写が始まった。耐久枚数50
0〜600枚で画像上に濃度差として認められた。ま
た、耐久試験の終了後に確認したところ、上述の実施例
では発生していなかったクリーニングブレードの欠けが
認められた。 [比較例2]感光体には、実施例6と同じ組成の有機感
光体、表面層を用いた。そして、Alシリンダー加工及
び光導電層の研磨によって、その表面状態を、比較例1
の感光体と同じ状態とした。そして、実施例6と同様に
耐久試験・評価を行った。該試験に際しては、比較例1
と同様の磁性粒子を用いた。
平行なスジが発生していた。そして、感光体表面には、
この画像上のスジに相当する位置に研磨すじが見られ
た。また、クリーニングブレードの欠けが認められた。
又、比較例1同様に濃度差が発生していた。
光体の帯電をより均一かつ高効率にできる。また、磁性
粒子が感光体に移動する、いわゆる磁性粒子の漏れを防
止し、高画質な画像が長期にわたって得られる。メンテ
ナンスフリー化がさらに進んだ。さらには、コロナ帯電
の様にオゾン生成物が発生しないため、環境面でも有用
である。また、画質の低下(例えば、高湿画像流れ)を
招くことなく、省エネルギー化を図ることができる。具
体的には以下の通りである、第1に、被帯電体である感
光体の微細表面の曲率半径の2倍値と磁気ブラシ層を構
成する磁性粒子の粒径の比を0.25以上、4以下に規
定する。また、感光体表面の凹凸最大高さと磁性粒子径
の比を0.05以上、0.4以下に規定する。これによ
り磁性粒子と感光体の電荷移動の為の接触面積を広く使
用でき、さらに帯電部材中で感光体との接触により磁性
粒子が撹拌され帯電がより均一かつ高効率にできる。ま
た、磁性粒子が感光体に移動する、いわゆる磁性粒子の
漏れを防止し、高画質な画像を長期にわたって得られ
る。
ベルトを用いる。これによりコロナ帯電の様にオゾン生
成物が発生しない。
振動させる。第4に、該主帯電部材と感光体の距離を規
制する機構を設ける。第3、第4の構成らにより磁性粒
子の感光体との接触巾、いわゆるニップと該磁性粒子の
帯電部材中での移動を促進し、均一な帯電がなされる。
温度特性や電気的特性を向上させた新規な感光体を組み
合わせる事により、夜間通電無し、省エネルギー、高画
質保持のまま、高湿画像流れの除去が可能となった。
光層、及び電荷保持粒子を含む表面層を有する感光体を
使用する。
て得られ、また磁性粒子が現像されてしまう事、現像器
中に混入し正規のトナー現像が妨げられる等による画質
の低下が防止され、メンテナンスフリー化がさらに進ん
だ。
主除電光等により除電を行なう機構を有する場合では帯
電電圧を高く設定しなければならず、容量も有機感光体
に比較して大きい為大電流となっているが、上記の構成
の単独或いは重乗により、大きな効果が顕れていると思
われる。表面硬度も高く長寿命なs−Si感光体におい
て、その作用はより効果的に働く。
子補給即ちサービスメンテナンスの簡易化が可能になっ
た。
は該欠陥の成長が低減した。磁性粒子と感光体の流動性
等の向上により微細な異常放電等が防止されることで均
一に帯電がなされると共に、欠陥部の損傷が防止され画
像欠陥の成長が抑制されるものと考える。
着したトナーが剥れにくくなり、画像に黒スジ状の欠陥
が生じる「融着」が抑制された。帯電部材が感光体を均
一、かつ綿密に摺擦される事によりクリーニング効果が
生じているものと考えられる。
汚染レベルが改善されていた。装置中の紙粉等が帯電部
材中に混入しても磁性粒子の流動性等により微量のうち
に帯電部材から放出され易くなり、早期に下流のクリー
ナー等により系外に除去されるものと考えられる。この
効果により更に磁性粒子の耐刷寿命の向上がなされた。
装置の構成を示す図である。
もう一つの実施態様の一例の構成を説明するための模式
的構成図である。
た模式的層構成図である。
て、画像形成装置用感光体の光受容層を形成する製造装
置を示す模式図である。
て、画像形成装置用感光体の光受容層を形成する製造装
置を示す模式図である。
す模式図である。
径の2倍値の比に対する接触率を示すグラフである。
径の2倍値の比に対する流動性を示すグラフである。
接触性を示すグラフである。
の接触性を示すグラフである。
率を示すグラフである。
である。
電層のアーバックテイルの特性エネルギー(Eu)と温
度特性との関係を示す図てある。
電層の局在状態密度(D.O.S)と光メモリーとの関
係を示す図てある。
電層の局在状態密度(D.O.S)と画像流れとの関係
を示す図である。
係を示す図である。
特性を示す図である。
の特性を示す図である。
である。
ある。
る。
ある。
る。
である。
電層のSi−H2結合とSi−H結合の吸収ピーク強度
比とハーフトーン濃度ムラ(ガサツキ)との関係を示す
図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 あらかじめ帯電された被帯電体の表面に
静電潜像を形成し、該静電潜像を現像することで画像を
形成する画像形成装置において、 その表面が帯電可能に構成され、該表面に静電潜像を形
成される被帯電体と、 前記被帯電体に接触されることで該被帯電体を帯電させ
る帯電部材と、を有し、 前記帯電部材はその表面に磁性粒子を備えたものであ
り、 前記磁性粒子の平均粒径と、前記被帯電体の表面の平均
曲率半径の2倍値とは、 0.25≦Y/X≦4 但し、Y:磁性粒子の平均粒径 X:被帯電体の表面の平均曲率半径の2倍値 の関係を満たすものであること、 を特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 前記磁性粒子の平均粒径と、前記被帯電
体の表面の平均曲率半径の2倍値とは、 0.4≦Y/X≦2 但し、Y:磁性粒子の平均粒径 X:被帯電体の表面の平均曲率半径の2倍値 の関係を満たすものであること、 を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 【請求項3】 前記磁性粒子の平均粒径と、前記被帯電
体の表面の最大高さとは、 0.05≦Rmax/Y≦0.4 但し、Rmax:被帯電体の表面の最大高さ Y:磁性粒子の平均粒径 の関係を満たすものであること、 を特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。 - 【請求項4】 前記磁性粒子の平均粒径と、前記被帯電
体の表面の最大高さとは、 0.1≦Rmax/Y≦0.35 但し、Rmax:被帯電体の表面の最大高さ Y:磁性粒子の平均粒径 の関係を満たすものであること、 を特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。 - 【請求項5】 前記帯電部材は、ローラーまたはベルト
であること、 を特徴とする請求項1、2、3または4記載の画像形成
装置。 - 【請求項6】 前記帯電部材による帯電中、前記帯電部
材を回転させる回転駆動手段を更に有すること、 を特徴とする請求項5記載の画像形成装置。 - 【請求項7】 前記帯電部材と、前記被帯電体との距離
を規制する間隔規制手段を有すること、 を特徴とする請求項1、2、3、4、5または6記載の
画像形成装置。 - 【請求項8】 前記被帯電体は、その表面に、シリコン
を母材とし水素原子とハロゲン原子とのうちの少なくと
も一方を含んだ非晶質材料を含んで構成されたものであ
ること、 を特徴とする請求項1、2、3、4、5、6または7記
載の画像形成装置。 - 【請求項9】 前記被帯電体は、光を照射されることで
前記静電潜像を形成される感光体であり、 前記感光体は、 導電性を有する支持体と、 シリコンを母材とし水素原子とハロゲン原子とのうちの
少なくとも一方を含有する単結晶材料を含んで構成され
た、光導電性を示す光導電層と、 電荷を保持する機能を有する表面層を含んで構成された
光受容層と、を有し、 前記光導電層は、10〜30原子%の水素を含有し、少
なくとも光の入射する部分において、サブバンドギャッ
プ光吸収スペクトルから得られる指数関数裾の特性エネ
ルギーが50〜60meV、且つ、局在状態密度が1×
1014〜1×1016cmー3であり、 前記表面層は、その電気抵抗値が1×1010〜5×10
15Ωcmであること、 を特徴とする請求項8記載の画像形成装置。 - 【請求項10】 前記被帯電体は、光を照射されること
で前記静電潜像を形成される感光体であり、 前記感光体は、 導電性を有する支持体と、 シリコンを母材とし水素原子とハロゲン原子とのうちの
少なくとも一方を含有する非単結晶材料を含んで構成さ
れた、光導電性を示す光導電層と、 電荷を保持する機能を有する表面層を含んで構成された
光受容層と、を有し、 前記表面層は、フッ素を含有する非晶質炭素を含んで構
成されていること、 を特徴とする請求項8または9記載の画像形成装置。 - 【請求項11】 前記被帯電体は、光を照射されること
で前記静電潜像を形成される感光体であり、 前記感光体は、 導電性を備えた支持体と、 シリコンを母材とし水素原子とハロゲン原子とのうちの
少なくとも一方を含有する非単結晶材料を含んで構成さ
れた、光導電性を示す光導電層と、 電荷を保持する機能を有する表面層を含んで構成された
光受容層と、を有し、 前記表面層は、その最表面にフッ素の結合した非晶質炭
素を有すること、 を特徴とする請求項8、9または10記載の画像形成装
置。 - 【請求項12】 前記被帯電体は、光を照射されること
で前記静電潜像を形成される感光体であり、 前記感光体は、 導電性を有する支持体と、 有機光導電体を含んで構成された有機感光層と、 電荷保持粒子を含んで構成された表面層と、を有するも
のであること、 を特徴とする請求項1、2、3、4、5、6または7記
載の画像形成装置。
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JPWO2020050131A1 (ja) * | 2018-09-05 | 2021-08-26 | Nok株式会社 | 導電性ロール |
-
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- 1996-12-27 JP JP35076696A patent/JP3559665B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2022126823A (ja) * | 2018-09-05 | 2022-08-30 | Nok株式会社 | 帯電ロール |
US11762306B2 (en) | 2018-09-05 | 2023-09-19 | Nok Corporation | Electroconductive roll |
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