JPH10186092A - 放射性物体収納容器 - Google Patents

放射性物体収納容器

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JPH10186092A
JPH10186092A JP35611796A JP35611796A JPH10186092A JP H10186092 A JPH10186092 A JP H10186092A JP 35611796 A JP35611796 A JP 35611796A JP 35611796 A JP35611796 A JP 35611796A JP H10186092 A JPH10186092 A JP H10186092A
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JP
Japan
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container
concrete
air
radioactive object
lid
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JP35611796A
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English (en)
Inventor
Masayuki Kito
昌之 鬼頭
Naoaki Koyanagi
直昭 小柳
Akio Oiwa
章夫 大岩
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Chichibu Onoda Cement Corp
Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Chichibu Onoda Cement Corp
Hitachi Zosen Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンクリートが局部的に加熱されることによ
る亀裂や、空隙への外気や塩分の浸入によるコンクリー
トの中性化および鉄筋腐食による耐久性低下を解消し得
る放射性物体収納容器を提供する。 【解決手段】 放射性物体を収納し、密閉機能を有する
密閉容器と、該密閉容器を収納するコンクリート製容器
本体及び該コンクリート製容器本体の上面を覆う蓋体か
らなり、容器本体または蓋体あるいはその両方に一対以
上の空気吸入路及び空気排出路を有し、容器本体内部と
蓋体及び空気吸入路、空気排出路の内面を、金属製ライ
ナーで覆った放射性物体収納容器において、容器本体内
部、蓋体及び空気排出路の金属製ライナーとコンクリー
ト表面の間に断熱材を挟んだ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放射性物体収納容
器に関し、特に高レベル放射性廃棄物の収納容器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】使用済核燃料などの高レベル放射性廃棄
物を収納する収納容器(キャスクともいう)としては、
金属製ならびに鉄筋コンクリート製のものが使用されて
いる。これら収納容器のうち金属製のものは製造コスト
および製作所要時間などの点で問題があるとされてお
り、これらの問題点を解消するものとしてコンクリート
製収納容器の使用が拡大している。しかし、コンクリー
トは通常の金属に比べ熱伝導性が低いため、放射性廃棄
物から発生する熱を外気に放出するには特別な構造を必
要とする。
【0003】このため、放射性廃棄物を密閉した金属製
密閉容器を収納するコンクリート製容器本体に空気吸入
路及び空気排出路を設け、自然対流を利用して空冷する
方法があり、放射性廃棄物から発する熱を外気に放出す
ることによりコンクリートの耐久性の改善を図ってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらの空冷方式を採
用することによって、コンクリートが局部的に加熱され
ることにより、加熱されていない部分との間に熱膨張差
による応力が発生する。また、金属製部材とコンクリー
トの熱膨張係数の違いも同様に応力を発生し、共にコン
クリートに亀裂が発生するため耐久性が低下する原因に
なるという問題があった。
【0005】また、加熱によりコンクリート中の水分の
逸散が促進されるため、乾燥収縮により亀裂が発生す
る、空隙率の増大により遮蔽性能が低下するなどの問題
があった。本発明の目的は上記空冷方式をさらに改善
し、よりコンクリートの耐久性を高めた放射製物体収納
容器を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は放射性物体を収納し、密閉機能を有する密
閉容器と、該密閉容器を収納するコンクリート製容器本
体及び該コンクリート製容器本体の上面を覆う蓋体から
なり、容器本体または蓋体あるいはその両方に一対以上
の空気吸入路及び空気排出路を有し、容器本体内部と空
気吸入路、空気排出路の内面を、金属製ライナーで覆っ
た放射性物体収納容器において、容器本体内部と空気排
出路の金属製ライナーとコンクリート表面の間に断熱材
を挟んだことを特徴とする放射性物体収納容器を提供す
るものである。
【0007】本発明はまた放射性物体を収納し、密閉機
能を有する密閉容器と、該密閉容器を収納するコンクリ
ート製容器本体及び該コンクリート製容器本体の上面を
覆う蓋体からなり、容器本体または蓋体あるいはその両
方に一対以上の空気吸入路及び空気排出路を有し、容器
本体内部と蓋体及び空気吸入路、空気排出路の内面を、
金属製ライナーで覆った放射性物体収納容器において、
容器本体内部、蓋体及び空気排出路をさらに断熱材で覆
ったことを特徴とする放射性物体収納容器を提供するも
のである。
【0008】さらにまた放射性物体を収納し、密閉機能
を有する密閉容器と、該密閉容器を収納するコンクリー
ト製容器本体及び該コンクリート製容器本体の上面を覆
う蓋体からなり、容器本体または蓋体あるいはその両方
に一対以上の空気吸入路及び空気排出路を有し、容器本
体内部と空気吸入路及び空気排出路の内面を、金属製ラ
イナーで覆った放射性物体収納容器において、容器本体
の外表面のコンクリートが露出したすべての面に、不透
水、不通気性の被覆を施したことを特徴とする放射性物
体収納容器を提供するものである。
【0009】なお、このような放射線物体収納容器にお
いて、空気吸入路及び空気排出路が屈曲していることが
望ましく、密閉容器が容器本体に直接接触しないよう保
持する支持手段を有することがさらに望ましい。また、
密閉容器の外面に放熱板を設けることが望ましく、容器
本体が高耐久コンクリートからなり、断熱材が無機材料
系断熱材であることがさらに望ましい。
【0010】
【作用】前記構成によると、容器本体空間部内の密閉容
器に収納された放射性物体からの発熱は、容器本体内部
及び空気排出路に設けられた断熱材および密閉容器とコ
ンクリート製容器本体の接触を最低限に抑えた支持手段
の作用により、容器本体のコンクリートを局部的に強く
加熱する事はなく、従って加熱された部分と加熱されな
い部分の熱膨張差による応力が発生せず、また水分の逸
散による乾燥収縮が発生せず、コンクリートに亀裂が生
じにくい。また放射性物体からの発熱が密閉容器の放熱
板を介して、空気吸入路を通して吸入された外気に効率
よく伝えられ、加熱された空気が大気中に放出される。
さらに、容器本体のコンクリートは金属製ライナーと不
透水、不通気性の被覆で完全に覆われるため、コンクリ
ート中の水分逸散による遮蔽性能や耐久性の低下を防止
することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
[実施例1]以下、本発明の一実施例を図1に基づき説
明する。図1において、1は高レベル放射性廃棄物(放
射性物体の一種で、具体的には使用済核燃料である)A
を収納するための放射性物体収納容器(以下、単に収納
容器という)で、主として高レベル放射性廃棄物を密閉
した密閉容器3と、中央に上端が開放された円柱状の空
間部5が形成された有底筒状のコンクリート製容器本体
2と、この容器本体2の上面を覆う蓋体12とから主と
して構成されている。
【0012】密閉容器3は放射性物体Aを密封するため
の金属製の容器で、外面には放射性物体Aから発生する
熱を効率的に冷却用の空気へ伝えるための放熱板4を設
置してある。なお、密閉容器3及び放熱板4は熱伝導率
が良い金属材料で構成されている。
【0013】コンクリート製容器本体2は有底筒状の中
空の容器で、密閉容器3を収納する空間部5を有し、該
空間部5の下部には冷却用の空気を容器本体2内へ吸入
するための屈曲した通路、即ち空気吸入路10が、同じ
く上部には同様に容器の外へ空気を排出するための屈曲
した空気排出路11が設けられている。このように空気
吸入路10及び空気排出路11が屈曲しているのはこれ
らの冷却用空気の流路を通じて放射線が漏洩することを
防止するためである。
【0014】また容器本体2の内部は空間部5、空気吸
入路10および空気排出路11のコンクリート表面の全
面を金属製ライナー6で覆い、コンクリート表面からの
水分の蒸発を防ぎ、さらに外気の流入により冷却される
ため高温にはならない空気吸入路10部分を除く、コン
クリート表面と金属製ライナー6の間には断熱材7を挟
んでいる。断熱材7は数十〜百数十℃の温度に耐えられ
るものであれば材質はどのようなものでもよいが、例え
ばロックウール、グラスウール、気泡コンクリート等の
無機材料系断熱材が好ましい。
【0015】また容器本体2の外表面のコンクリート
は、不透水、不通気性被覆8を施し、底面も金属製材料
または前記の不透水、不通気性被覆8と同様の不透水
性、不通気性を有する材料で被覆されている。不透水、
不通気性被覆8は、例えばコンクリートにプラスチック
を含浸させたポリマー含浸コンクリート、又はシリカ質
超微粉体を混入し、緻密化したコンクリートからなる薄
肉パネル成形体、その他不透水性、不通気性を有する材
料ならどのようなものでも良い。
【0016】さらに、金属製ライナー6の空間部5の底
面部分には、密閉容器3が直接容器本体2に接触しない
ように保持する1本または複数の断面積の小さい支柱と
該支柱上に載置された板状部材からなる支持手段9が設
置されている。この支持手段9により密閉容器3が直接
容器本体2に接触せず、また支柱の断面積が小さいため
密閉容器3からの発熱が容器本体2に伝わりにくい。
【0017】密閉容器3の外面には放熱板4が設けられ
ており、この放熱板4により密閉容器3からの発熱が効
率よく、空気吸入路10から吸入された冷却用空気に伝
達され、冷却用空気を加熱する。加熱された空気は空間
部5を上昇し、空気排出路11を通じて大気中に放出さ
れる。
【0018】蓋体12はコンクリートを金属製構造部材
14で覆った構造を有し、容器本体2と同様にコンクリ
ート部分は外気から遮断されており、空間部5に接する
面は蓋体断熱材13で被覆されている。以下に本放射性
物体収納容器の機能についてさらに説明する。
【0019】容器本体2の空間部5に設置された密閉容
器3に収納された放射性物体Aから発する熱は、密閉容
器放熱板4を介して空間部5の空気を加熱する。加熱さ
れた空気は空間部5内を上昇し、冷却空気排出路11を
通じて大気中に放出される。同時に空気吸入路10から
は比較的低温の外気が流入する。容器本体2と空気排出
路11内面の金属製ライナー6は密閉容器からの熱輻射
と加熱された空気の接触により加熱されるが、コンクリ
ートとの間に施された断熱材7の効果により容器本体2
のコンクリートが強く加熱されることはない。また、密
閉容器3は支持手段9を介して容器本体2内に設置され
るため、熱伝導による容器本体2の加熱は僅かである。
金属製ライナー6は温度上昇により膨張するが、コンク
リートとの間に挟んだ断熱材7が緩衝材として働くた
め、コンクリートへの影響は最小限に抑えられる。
【0020】さらに、温度上昇によりコンクリート中の
水分逸散が促進されて強度の低下や亀裂の発生などの弊
害が発生する恐れがあるため、この発明は金属製ライナ
ー6および蓋体金属製構造部材14で覆われていないコ
ンクリートの全面に不透水、不通気性被覆8を施してい
るのでコンクリート中の水分の大気中への逸散を防止で
きる。
【0021】また、コンクリート中の水分量は放射線、
特に中性子線の遮蔽効果に関係が深く、水分逸散を防止
することにより高い遮蔽性能を維持できる。さらに、コ
ンクリートの全面を覆うことにより、外気の浸入による
コンクリートの中性化や塩分による鉄筋腐食を防止する
ことができる。この不透水、不通気性被覆8としては、
容器本体2内面と同様の金属性ライナー6のほか、防水
性塗装を施す、コンクリート打設用型枠を不透水性型枠
として、脱型せず目止めを施して用いるなどの方法があ
り、所定の不透水性、不通気性と耐久性の得られるもの
であれば、いずれの方法でも同様の効果が得られる。
【0022】遮蔽材として用いるコンクリートには、組
織が緻密で長期にわたり高い強度を維持できる高耐久コ
ンクリートが望ましい。この高耐久コンクリートとは、
コンクリートの劣化の原因となる凍結融解、中性化、塩
害、酸性雨等に対する耐性を有するコンクリートで、緻
密かつ高強度のコンクリートを言う。このような高耐久
コンクリートは水セメント比を下げて緻密化、高強度化
させるかまたは/および組織を緻密化させる混和材即
ち、スラグ、シリカ、フライアッシュ等の微細な水硬性
物質を混ぜて製造される。またガンマ線の遮蔽には骨材
として比重の大きい赤鉄鉱や磁鉄鉱などの使用が有効で
ある。
【0023】なお、同実施例では冷却用空気の循環方式
を自然対流式としているが、空気吸入路10または空気
排出路11に空気ポンプを設置して強制換気式とした場
合にも、同様の効果が得られる。
【0024】[実施例2]図2および図3は、本発明の
図1の場合とは異なる別の実施例で、図3は同実施例
の、蓋体部分を取り外した一部平面図である。図2、図
3において、1は密閉容器3で覆われた高レベル放射性
廃棄物Aを収納するための収納容器で、中央に上端が解
放された空間部5が形成された有底筒状のコンクリート
製容器本体2と、この容器本体2の空間部5の上面を覆
う蓋体12とから構成されている。実施例1との主な違
いは、容器本体2に予め空気排出路11が形成されてい
るのではなく、容器本体2を蓋体12で覆うことにより
空気排出路11が形成されること及び、断熱材7が金属
製ライナー6コンクリート表面に挟まれるのではなく、
金属製ライナー6の表面を覆っていること、さらには密
閉容器3の支持手段9として支柱ではなく断熱材を設置
した点である。以下にこの実施例について詳細に説明す
る。
【0025】容器本体2の上端内側には階段状の溝部1
7を形成する。この溝部17は蓋体12で蓋をすること
により空気排出路11を形成する。また空間部5下端近
傍の容器本体2には空気吸入路10を設け、容器本体2
内部のコンクリート表面全面は金属製ライナー6で覆
い、さらに高温の空気と接する容器本体2の空間部5と
接する面及び空気排出路11を断熱材7で被覆する。ま
た容器本体2のコンクリートのうち、金属製ライナー6
で覆われていない部分には、不透水、不通気性被覆8を
施す。さらに、空間部5の最下部には、密閉容器3の支
持手段9として断熱材を設置する。
【0026】蓋体12は容器本体2と同様、コンクリー
トを金属製構造部材14と不透水、不通気性被覆16で
覆った構造を有し、容器本体2、空間部5および容器本
体2上端の溝部17に接する面はさらに蓋体断熱材13
で被覆する。容器本体2に蓋体12をかぶせて一体化す
ることにより、容器本体2上端の溝部17と蓋体断熱材
13により空気排出路11が形成される。なお、蓋体1
2の不透水、不通気性被覆16は必ずしも容器本体2の
被覆8と同一素材である必要はなく、また実施例1と同
様にコンクリート部分を金属製構造部材14のみで完全
に覆った構造としても同様の効果が得られる。
【0027】容器本体2の空間部5に設置された密閉容
器3に収納された放射性物体Aから発する熱は、密閉容
器放熱板4を介して空間部5の空気を加熱する。加熱さ
れた空気は空間部5内を上昇し、空気排出路11を通じ
て大気中に放出される。同時に空気吸入路10からは比
較的低温の外気が流入する。密閉容器3からの輻射およ
び加熱された空気の接触による熱は断熱材7および蓋体
断熱材13により遮断され、金属製ライナー6やコンク
リート部分が強く加熱されることはない。密閉容器3は
断熱材からなる支持手段9を介して容器本体2内に設置
されているため、熱伝導による容器本体2の加熱は僅か
である。遮蔽材のコンクリートは実施例1の場合と同様
に金属製ライナー6、不透水、不通気性被覆8、16ま
たは蓋体金属製構造部材14により完全に覆われている
ため水分の逸散が防がれている。以上の構造により実施
例1と同様の効果が得られる。
【0028】なお、この構造を採用した場合、金属製ラ
イナー6とコンクリートの接触部に熱膨張による過大な
応力が発生するのを防ぐため、金属製ライナー6の材質
はコンクリートとほぼ同等の熱膨張率を有する金属、た
とえば炭素鋼、フェライト系ステンレス鋼などを用い
る。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明の構成によると、容
器本体と空気排出路の内面に被覆した断熱材と、高温の
密閉容器を容器本体に直接接触しないよう保持する支持
手段により、本体容器内側空間部に設置された密閉容器
に収納された放射性物体により発生した熱は、容器本体
及び蓋体のコンクリートを局部的に強く加熱することは
なく、密閉容器外面に設置された放熱板を通して空間部
内の空気に効率よく伝えられ、大気中に放出される。ま
た、金属製ライナーと不透水、不通気性被覆でコンクリ
ートを覆うことにより、温度上昇に伴うコンクリート中
の水分の逸散を抑えるとともに外気の浸入によるコンク
リートの中性化、鉄筋の腐食を防止する。したがってコ
ンクリート自体の寿命を長くすることができる。また、
コンクリートの水分逸散防止は放射線、特に中性子線の
遮蔽効果維持に有効であり、高耐久コンクリート化およ
び比重の大きい重量骨材の使用により、さらに長寿命で
放射線遮蔽効果の優れた、安全性の高い放射性物体収納
容器が作製できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における放射性物体収納容器
の断面図である。
【図2】本発明の他の実施例における放射性物体収納容
器の断面図である。
【図3】本発明の他の実施例における放射性物体収納容
器の蓋体を除く一部平面図である。
【符号の説明】
A 放射性物体 1 放射性物体収納容器 2 容器本体 3 密閉容器 4 密閉容器放熱板 5 空間部 6 金属製ライナー 7 断熱材 8 不透水・不通気性被覆 9 支持手段 10 空気吸入路 11 空気排出路 12 蓋体 13 蓋体断熱材 14 蓋体金属製構造部材 16 蓋体不透水・不通気性被覆 17 溝部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大岩 章夫 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射性物体を収納し、密閉機能を有する
    密閉容器と、該密閉容器を収納するコンクリート製容器
    本体及び該コンクリート製容器本体の上面を覆う蓋体か
    らなり、容器本体または蓋体あるいはその両方に一対以
    上の空気吸入路及び空気排出路を有し、容器本体内部と
    蓋体及び空気吸入路、空気排出路の内面を、金属製ライ
    ナーで覆った放射性物体収納容器において、容器本体内
    部、蓋体及び空気排出路の金属製ライナーとコンクリー
    ト表面の間に断熱材を挟んだことを特徴とする放射性物
    体収納容器。
  2. 【請求項2】 放射性物体を収納し、密閉機能を有する
    密閉容器と、該密閉容器を収納するコンクリート製容器
    本体及び該コンクリート製容器本体の上面を覆う蓋体か
    らなり、容器本体または蓋体あるいはその両方に一対以
    上の空気吸入路及び空気排出路を有し、容器本体内部と
    蓋体及び空気吸入路、空気排出路の内面を、金属製ライ
    ナーで覆った放射性物体収納容器において、容器本体内
    部、蓋体及び空気排出路をさらに断熱材で覆ったことを
    特徴とする放射性物体収納容器。
  3. 【請求項3】 放射性物体を収納し、密閉機能を有する
    密閉容器と、該密閉容器を収納するコンクリート製容器
    本体及び該コンクリート製容器本体の上面を覆う蓋体か
    らなり、容器本体または蓋体あるいはその両方に一対以
    上の空気吸入路及び空気排出路を有し、容器本体内部と
    空気吸入路及び空気排出路の内面を、金属製ライナーで
    覆った放射性物体収納容器において、容器本体の外表面
    のコンクリートが露出したすべての面に、不透水、不通
    気性の被覆を施したことを特徴とする放射性物体収納容
    器。
  4. 【請求項4】 空気吸入路及び空気排出路が屈曲してい
    ることを特徴とする請求項1、又は2、又は3記載の放
    射性物体収納容器。
  5. 【請求項5】 密閉容器が容器本体に直接接触しないよ
    う保持する支持手段を有することを特徴とする請求項
    1、又は2、又は3記載の放射性物体収納容器。
  6. 【請求項6】 密閉容器の外面に放熱板を設けたことを
    特徴とする請求項1又は2又は3記載の放射性物体収納
    容器。
  7. 【請求項7】 空気排出路壁面の一部を、蓋体と一体化
    させたことを特徴とする請求項1、又は2、又は3記載
    の放射性物体収納容器。
  8. 【請求項8】 容器本体のコンクリートが、高耐久コン
    クリートであることを特徴とする請求項1、又は2、又
    は3記載の放射性物体収納容器。
  9. 【請求項9】 断熱材の材料が、無機材料系断熱材であ
    ることを特徴とする請求項1、又は2、又は3記載の放
    射性物体収納容器。
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