JP2002323593A - コンクリートキャスク - Google Patents
コンクリートキャスクInfo
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- JP2002323593A JP2002323593A JP2001130718A JP2001130718A JP2002323593A JP 2002323593 A JP2002323593 A JP 2002323593A JP 2001130718 A JP2001130718 A JP 2001130718A JP 2001130718 A JP2001130718 A JP 2001130718A JP 2002323593 A JP2002323593 A JP 2002323593A
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
Abstract
とし、低コストに製造できるコンクリートキャスクを提
供する。 【解決手段】コンクリートキャスク1の本体容器10の
内部には、周方向にPC鋼線21が当該本体容器10の
軸方向に所定間隔で複数内設されると共に、軸方向にP
C鋼棒22が周方向に所定角度間隔で複数内設されてお
り、それぞれの方向(周方向及び軸方向)に圧縮方向の
プレストレスが付与されて構成されている。
Description
収容したキャニスタを格納保管するためのコンクリート
キャスクに関する。
は、再処理までの間放射線の遮蔽と崩壊熱の放散を行い
つつ保管する必要があり、このような保管を可能とする
ものとして、コンクリートキャスクが提案されている。
図,図6に縦断面図を示すように、所定厚さのコンクリ
ートによって有底円筒状に形成された本体容器10′の
格納室11′の内部に、使用済核燃料集合体(燃料棒)
を収容した円柱状のキャニスタ2′を格納し、上部開口
部は閉止蓋30′によって密閉閉塞されるようになって
いる。
路13′,上部に冷却空気排出路14′がそれぞれ外部
と格納空間とを連通して形成されており、これら冷却空
気供給路13′及び冷却空気排出路14′は格納室1
1′に格納されたキャニスタ2′の外面と格納室11′
の内面との間の冷却空気流通空間18′に連通し、キャ
ニスタ2′から放出される熱によって加熱された冷却空
気流通空間18′内の空気が冷却空気排出路14′から
外部に排出されると共に冷却空気流通空間18′に冷却
空気供給路13′を介して外部から空気が供給され、冷
却空気流通空間18′を自然に空気が流れてキャニスタ
2′を冷却(自然空冷)するようになっているものであ
る。
きコンクリートキャスクでは、キャニスタからの放射熱
によって劣化すると共に温度分布に起因して熱応力が発
生するため、長期間の貯蔵によってひび割れを生ずる恐
れがある。ひび割れが大きく成長すると放射線の漏洩を
招く恐れがあるため、このようなひび割れの発生・成長
を防ぐために多くの鉄筋を入れて高強度に形成する必要
があり、その結果、製造コストが高いという問題があ
る。
であって、ひび割れの発生を防ぎつつ鉄筋量の削減を可
能とし、低コストに製造できるコンクリートキャスクを
提供することを目的とする。
のコンクリートキャスクは、放射性物質を収容したキャ
ニスタを格納空間内に密閉格納して保管するものであっ
て、所定厚さのコンクリートによって前記格納空間と連
通する冷却空気供給路及び冷却空気排出路を備えて有底
容器状に形成され、前記冷却空気供給路から供給された
冷却空気が前記格納空間内面とキャニスタ外面との間の
冷却空気流通空間を通って前記冷却空気排出路から排出
されるように構成されたコンクリートキャスクにおい
て、軸方向と周方向の何れか一方又は双方に圧縮応力付
与手段によって圧縮方向のプレストレスが加えられて構
成されていることを特徴とする。
明の実施の形態について説明する。
クの一構成例の外観斜視図であり、図2はその縦断面図
であるA−A断面図,図3は横断面図である。
状の本体容器10の内部に、使用済核燃料集合体(燃料
棒)を収容した円柱状のキャニスタ2を格納し、その開
口部は閉止蓋30によって密閉閉塞されている。
内設された鉄筋コンクリートによって形成され、中央内
部に上側に開口する格納空間としての円柱状の格納室1
1を有し、外面には断面形状台形で所定高さの固定凸条
12が軸方向に延設されている。また、その下部に冷却
空気供給路13,上部に冷却空気排出路14がそれぞれ
格納室11と外部を連通して形成されている。
面に周方向に90゜間隔で4条設けらた凹溝13Aが、
底部中央に設けられた格納室11に開口する縦孔13B
に連通して形成されている。尚、凹溝13Aの配設数は
4条に限らず適宜変更可能なものである。
大きさの角孔であって、格納室11内部と外周側外部と
を連通し、周方向に90゜間隔で4カ所に設けられてい
る。尚、その配設数も4カ所に限らず適宜変更可能なも
のである。
ス鋼板等による金属製のライナ15が配設され、その内
周面に所定高さの支持レール16が周方向に所定間隔で
複数条軸方向に延設されると共に、底部上面には所定高
さの支持突起17が周方向に所定間隔で複数突設されて
いる。
径方向の位置が規定されると共に支持突起17の上に載
置されて格納室11内に格納されている。
面と格納室11の内面との間には、下部が冷却空気供給
路13に連通すると共に上部が冷却空気排出路14に連
通する冷却空気流通空間18が形成され、キャニスタ2
から放出される熱によって加熱された冷却空気流通空間
18内の空気が冷却空気排出路14から外部に排出され
ると共に冷却空気流通空間18に冷却空気供給路13を
介して外部から空気が供給され、冷却空気流通空間18
を自然に空気が流れてキャニスタ2を冷却する。
に周方向圧縮応力付与手段としてのPC鋼線21が当該
本体容器10の軸方向に所定間隔で複数内設されると共
に、軸方向に軸方向圧縮応力付与手段としてのPC鋼棒
22が周方向に所定角度間隔で複数内設されており、そ
れぞれの方向(周方向及び軸方向)に圧縮方向のプレス
トレスが付与されている。
所定位置内部に周方向に沿って埋設された周方向シース
21Aに挿通され、その一方端の基端部が本体容器10
の固定凸条12の一方の外側面に係合固定されると共
に、先端部が基端部と交差して固定凸条12の逆側面に
突出してナット等の締め付け手段によって所定の引っ張
り力が作用した状態で設けられている。周方向シース2
1Aの内部には、PC鋼線21に引っ張り力が与えられ
た後モルタル等が注入されて、周方向シース21AとP
C鋼線21が一体に結合され、これによって本体容器1
1の表面近傍に周方向の圧縮応力を付与しているもので
ある。
内部に軸方向に貫通埋設された軸方向シース22Aに挿
通され、その一方端の基端部が本体容器11の底面に固
定されると共に、本体容器11の上面から突出する先端
部に螺合したナットによって締め付けられて所定の引っ
張り力が作用した状態で設けられている。軸方向シース
22Aの内部には、PC鋼棒22に引っ張り力が与えら
れた後モルタル等が注入されて、軸方向シース22Aと
PC鋼棒22が一体に結合され、これによって本体容器
11に軸方向の圧縮応力を付与しているものである。
向に所定のプレストレスが付与されると共にPC鋼棒2
2によって軸方向に所定のプレストレスが付与された本
体容器11では、鉄筋量を削減しても劣化や熱応力によ
るひび割れを抑制することができ、製造コストを低減で
きる。
構成は上記構成例に限るものではなく適宜変更可能なも
のである。例えば、横断面図である図4に示すように、
本体容器11の外周にいわゆるタガのような環状部材2
3を嵌合して締め付けて構成しても良い。
の何れか一方のみに付与しても良いものである。
リートキャスクによれば、軸方向と周方向の何れか一方
又は双方に圧縮応力付与手段によって圧縮方向のプレス
トレスが加えられて構成されていることにより、鉄筋量
を削減しても劣化や熱応力によるひび割れを抑制するこ
とができ、製造コストを低減できる。
例の外観斜視図である。
図である。
面分解斜視図である。
図である。
Claims (1)
- 【請求項1】放射性物質を収容したキャニスタを格納空
間内に密閉格納して保管するものであって、所定厚さの
コンクリートによって前記格納空間と連通する冷却空気
供給路及び冷却空気排出路を備えて有底容器状に形成さ
れ、前記冷却空気供給路から供給された冷却空気が前記
格納空間内面とキャニスタ外面との間の冷却空気流通空
間を通って前記冷却空気排出路から排出されるように構
成されたコンクリートキャスクにおいて、 軸方向と周方向の何れか一方又は双方に圧縮応力付与手
段によって圧縮方向のプレストレスが加えられて構成さ
れていることを特徴とするコンクリートキャスク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001130718A JP2002323593A (ja) | 2001-04-27 | 2001-04-27 | コンクリートキャスク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001130718A JP2002323593A (ja) | 2001-04-27 | 2001-04-27 | コンクリートキャスク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002323593A true JP2002323593A (ja) | 2002-11-08 |
Family
ID=18979030
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001130718A Pending JP2002323593A (ja) | 2001-04-27 | 2001-04-27 | コンクリートキャスク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002323593A (ja) |
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2001
- 2001-04-27 JP JP2001130718A patent/JP2002323593A/ja active Pending
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