JPH10185351A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH10185351A
JPH10185351A JP34338396A JP34338396A JPH10185351A JP H10185351 A JPH10185351 A JP H10185351A JP 34338396 A JP34338396 A JP 34338396A JP 34338396 A JP34338396 A JP 34338396A JP H10185351 A JPH10185351 A JP H10185351A
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JP
Japan
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heat exchanger
indoor heat
indoor
expansion valve
switching
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JP34338396A
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English (en)
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Naoya Kidokoro
直弥 城所
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 冷房又は弱冷房を利用した除湿運転後に再熱
除湿運転に移行する際に、再熱器となる熱交換器での除
湿水分の再蒸発及びこれによる結露の発生を防止し、結
露除去のための運転停止を不要とした空調機の提供。 【解決手段】 能力可変型圧縮機1、四方弁2、第1室
内熱交換器5、第1電動膨脹弁4、第2室内熱交換器
7、第2電動膨脹弁6、室外熱交換器3を順に接ぎ、冷
房、暖房、再熱除湿を可能とした空調機において、冷房
又は弱冷房利用の除湿運転から第1室内熱交換器5を凝
縮器、第2室内熱交換器7を蒸発器として機能させる再
熱除湿運転への切換え時に、切換指令を受け圧縮機能力
低下させる能力制御手段と、室内側送風機31の風量を
増加させる制御手段と、風量増加又は圧縮機能力低下か
ら所定時間径過後に、四方弁、電動膨脹弁を再熱除湿運
転状態に切換える制御手段を備え、切換え前に室内送風
機の風量を増大、又は圧縮機能力を低下し結露を防止。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷房、暖房、及び
再熱除湿を可能とした空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】図6には再熱除湿運転を可能とした空気
調和機の従来の1例が示されている。図6において、5
0は冷媒回路、1は圧縮機、2は四方切換弁(以下四方
弁と略称)、3は室外熱交換器、32は同室外熱交換器
3に空気を送給する室外側送風機、5及び7は冷媒回路
50に直列に設けられた第1及び第2室外熱交換器、4
は室外熱交換器3と第1室内熱交換器5との間に設けら
れた第1電動膨張弁、6は上記第1、第2室内熱交換器
5,7の間に設けられた第2電動膨張弁、31は上記第
1、第2室内熱交換器5,7へ空気を送給する室内側送
風機である。
【0003】上記空気調和機において、冷房または弱冷
房を利用した除湿運転時においては、圧縮機1から吐出
された高温、高圧の冷媒ガスは、四方弁2を経て室外熱
交換器3に入り、ここで室外側送風機32から送られる
空気により冷却されて凝縮、液化する。
【0004】さらに、上記ガス冷媒は第1電動膨張弁4
にて膨張して低圧2相(液相、気相)状態となり、第1
室内熱交換器5及び第2室内熱交換器7(第2電動膨張
弁6を経由)にて室内側送風機31から送られる室内空
気と熱交換して蒸気、気化するとともに、室内空気を冷
却、除湿し、四方弁2を通って圧縮機1の吸入口に戻さ
れる。
【0005】再熱除湿運転時には、圧縮機1からの高
温、高圧の冷媒ガスは、四方弁2から第2室内熱交換器
7に入り、ここで室内空気と熱交換して、室内空気によ
り冷却され、凝縮、液化する。次いで、この液化された
冷媒は第2電動膨張弁6にて膨張し低圧の気液2相状態
となり、第1室内熱交換器5において、室内空気と熱交
換し、さらに全開となっている第1電動膨張弁4を経
て、室外熱交換器3において室外側送風機32から送ら
れる室外空気と熱交換することによって蒸発、気化し、
圧縮機1の吸入口に戻される。
【0006】かかる再熱除湿運転においては、第2室内
熱交換器7が凝縮器の機能を果たし、室内空気を加熱す
ることとなり、従って凝縮器として機能する上記第2室
内熱交換器7と蒸発器として機能する上記第1室内熱交
換器5及び室外熱交換器3とにより、常温で除湿された
室内空気がつくり出される。
【0007】また、上記のような冷房あるいは弱冷房運
転から再熱除湿運転への移行を可能とした空気調和機と
して、特開平5−268827号の発明が提供されてい
る。
【0008】かかる発明においては、乾燥又は貯蔵の対
象物を貯留する貯留室(アキュムレータ)に通風する空
気を除湿する空調部が設けられた空気調和機において、
上記貯留室に通風する空気を冷却・除湿する室内蒸発器
と、同室内蒸発器にて冷却・除湿された空気を再加熱す
る室内凝縮器と、外気と熱交換する室外熱交換器と、同
室外熱交換器を上記室内蒸発器と並列接続して室外蒸発
器として機能させる状態と上記室内凝縮器と並列接続し
て室外凝縮器として機能させる状態とに切り換えるべく
冷媒流動状態を切り換える流路切換手段とを備えて、冷
房除湿運転や暖房除湿運転を可能としている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図6に示されるような
従来の再熱除湿運転可能な空気調和機にあっては、冷房
または弱冷房を利用した除湿運転では、第2室内熱交換
器7は第1室内熱交換器5とともに蒸発器として用いら
れている。
【0010】このため、上記冷房または弱冷房利用の除
湿運転から四方弁2を切り換えて再熱除湿運転に移行す
ると、再熱熱交換器となる第2室内熱交換器7から除湿
水分が再蒸発して加湿し、この熱交換器に結露の発生を
みる。このような結露の発生があると、空気調和機を一
定時間停止させて、上記熱交換器7に付着した水分を重
力により落下せしめてこれを除去せざるを得ず、空気調
和機の運転停止という事態が発生する。
【0011】また、特開平5−268827号の発明に
おいては、冷房気味の除湿及び暖房気味の除湿つまり再
熱除湿運転可能としているにとどまり、上記のような、
再熱用熱交換器に冷房除湿運転時に発生する除湿水分の
再蒸発及びこれによる結露を阻止する手段は施こされて
いない。
【0012】本発明の目的は、冷房または弱冷房を利用
した除湿運転後に再熱除湿運転に移行する際において、
再熱器となる熱交換器での除湿水分の再蒸発及びこれに
よる結露の発生を防止して、上記結露の除去のための運
転停止を不要とした、信頼性の高い空気調和機を提供す
ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するもので、その要旨とする手段は、圧縮機、四方
切換弁、第1の室内熱交換器、第1の電動膨張弁、第2
の室内熱交換器、第2の電動膨張弁、及び室外熱交換器
をこの順に接続し、冷房、暖房、及び再熱除湿を可能と
した空気調和機において、冷房又は弱冷房を利用した除
湿運転から、上記第1の室内熱交換器を凝縮器、前記第
2の室内熱交換器を蒸発器として機能させる再熱除湿運
転への切換え時において、同切換え指令を受けて上記第
1、第2の室内熱交換器に空気を送る室内側送風機の風
量を増加させる風量制御手段と、所定時間経過後に上記
四方切換弁、第1の電動膨張弁、及び第2の電動膨張弁
を再熱除湿運転状態に切換える切換手段とを有する再熱
除湿制御手段を備えてなることにある。
【0014】上記手段によれば、冷房又は弱冷房を利用
した除湿運転から再熱除湿運転への切換えが指令される
と、先ず再熱除湿制御手段の風量制御手段が室内側送風
機の風量を増加せしめる。この風量増加により第1、第
2の室内熱交換器における熱交換が加速され、下流側の
第1の室内熱交換器が過熱され、結露の発生が阻止され
る。
【0015】次いで、一定時間を置いて上記第1の室内
熱交換器(後述の第1、第2実施形態では第2室内熱交
換器7)に上記冷房又は弱冷房を利用した除湿運転時に
付着している水分を重力により落下せしめた後、四方切
換弁、及び第1、第2の電動制御弁を切り換えて再熱除
湿運転に入る。
【0016】従って、上記第1の室内熱交換器は上記各
弁の切換え直前まで過熱された蒸発器となっているの
で、水分の再蒸発を伴なうことなく再熱除湿運転に移行
することができ、従来のもののように水分除去のために
空気調和機の運転を停止することを要しない。
【0017】また本発明は、上記第1の手段に加えて、
上記再熱除湿運転への切換え指令を受けて圧縮機の能力
を低下させる圧縮機能力制御手段を備える。かかる手段
によれば、再熱除湿運転に移行前に圧縮機の能力を低下
させて冷媒流量を減少することによって、上記風量の増
加との共働により第1の室内熱交換器における過熱がさ
らに早まり除湿水分の再蒸発の阻止及び除去をさらに迅
速に行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下図1〜図5を参照して本発明
の実施形態を詳細に説明する。図1には本発明の実施の
第1形態に係る空気調和機の系統図、図2には制御フロ
ーチャートが夫々示されている。
【0019】図1において、50は冷媒回路、1は圧縮
機、2は四方切換弁(以下四方弁と略称)、3は室外熱
交換器、32は同室外熱交換器3に空気を送給する室外
側送風機、5及び7は冷媒回路50に直列に設けられた
第1及び第2室内熱交換器、4は上記室外熱交換器3と
第1室内熱交換器5との間に設けられた第1電動膨張
弁、6は上記第1、第2室内熱交換器5,7の間に設け
られた第2電動膨張弁、31は上記第1、第2室内熱交
換器5,7へ空気を送給する室内側送風機である。以上
に示す機器の配置は図6に示される従来のものと同様で
ある。
【0020】本発明の実施の第1形態においては、上記
第1、第2室内側熱交換器5,7用の室内側送風機31
の風量を制御する手段を設け、これと除湿運転と再熱除
湿運転とを切り換える手段とを共働するように構成して
いる。
【0021】即ち、図1において、40は再熱除湿制御
手段であり、除湿運転と再熱除湿運転とを切り換える切
換手段42と、室内側送風機31の風量を制御する風量
制御手段42とタイマ手段43とにより構成される。4
5は上記再熱除湿制御手段40に再熱除湿運転への切換
指令、風量増減指令等の指令を出力する再熱除湿指令手
段である。
【0022】上記切換手段42の3つの出力端は電気回
線51,52及び53を介して上記第1電動膨張弁4、
四方弁2及び第2電動膨張弁53に夫々個別に接続さ
れ、1つの切換手段42で上記各弁を単独に切り換え可
能となっている。また上記風量制御手段41の出力端は
電気回線54を介して上記室内側送風機31駆動用の電
動モータに接続されている。
【0023】上記のように構成された空気調和機におい
て、冷房または弱冷房を利用した除湿運転時において
は、圧縮機1から吐出された高温、高圧の冷媒ガスは、
四方弁2を経て室外熱交換器3に入り、ここで室外側送
風機32から送られる空気により冷却されて凝縮、液化
する。
【0024】さらに、上記ガス冷媒は第1電動膨張弁4
にて膨張して低圧2相(液相、気相)状態となり、第1
室内熱交換器5及び第2室内熱交換器7(第2電動膨張
弁6を経由)にて室内側送風機31から送られる室内空
気と熱交換して蒸発、気化するとともに、室内空気を冷
却、除湿し、四方弁2を通って圧縮機1の吸入口に戻さ
れる。
【0025】再熱除湿運転を行うにあたっては、図2に
示すように、上記再熱除湿指令手段45によって、上記
再根除湿制御手段40の風量制御手段41を作動させ、
室内側送風機31の風量を増加せしめる(図2の6
1)。この風量増加によって2つの室内熱交換器7,5
における熱交換が加速され、第2室内熱交換器7が過熱
されて結露の発生が阻止され、第1室内熱交換器5のみ
で結露する状態となる。次いで、タイマ手段54に設定
されている時間、つまり、上記第2室内熱交換器7に既
に付着していた水分が重力により落下除去される時間を
置く(図2の62)。この時間においても、第1室内熱
交換器5は蒸発器、第2室内熱交換器7は過熱した蒸発
器として上記除湿運転が続いており、空気調和機が停止
することはない。
【0026】そして上記タイマ手段43に設定された設
定時間が経過すると、同タイマ手段43からの時間信号
により、切換手段42は、四方弁2を第2室内熱交換器
7に接続し、第1電気膨張弁4を全開とした状態で第2
電気膨張弁6の開度調整を行う(図2の63)。これに
より弁の切り換えが終了し、再熱除湿運転に入る(図2
の64)。
【0027】上記再熱除湿運転への切り換え時におい
て、第1室内熱交換器5は、上記冷房または弱冷房を利
用した除湿運転時に引き続いて蒸発器として作用してい
るので、この熱交換器5からの水分の再蒸発は無く、ま
た、上記第2熱交換器7は上記のような風量増による過
熱によって水分が完全に除去されているので、水分の再
蒸発は無く、これによって上記切り換えは支障なく完了
する。
【0028】かかる再熱除湿運転時には、圧縮機1から
の高温、高圧の冷媒ガスは、四方弁2から第2室内熱交
換器7に入り、ここで室内空気と熱交換して、室内空気
により冷却され、凝縮、液化する。次いで、この液化さ
れた冷媒は第2電動膨張弁6にて膨張し低圧の気液2相
状態となり、第1室内熱交換器5において、室内空気と
熱交換し、さらに全開となっている第1電動膨張弁4を
経て、室外熱交換器3において室外側送風機32から送
られる室外空気と熱交換することによって蒸発、気化
し、圧縮機1の吸入口に戻される。
【0029】かかる再熱除湿運転においては、第2室内
熱交換器7が凝縮器の機能を果たし、室内空気を過熱す
ることとなり、従って凝縮器として機能する上記第2室
内熱交換器7と蒸発器として機能する上記第1室内熱交
換器5及び室外熱交換器3とにより、常温で除湿された
室内空気がつくり出される。
【0030】図5には圧縮機1の能力及び室内側送風機
31の風量(パラメータ)と除湿量との関係が示されて
いる。図5において、B点が、上記冷房または弱冷房を
利用した除湿運転であり、上記切り換え後の再熱除湿運
転時には、この点から室内側送風機31の風量を増加さ
せたA点となる。
【0031】図3には本発明の実施の第2形態に係る空
気調和機の系統図、図4には制御フローチャートが夫々
示されている。この実施形態においては、上記第1形態
に加えて、圧縮機1を容量可変の圧縮機とし、再熱除湿
制御手段40に圧縮機1の容量を制御する圧縮機能力制
御手段56を設けている。
【0032】即ち、図3において、46は圧縮機のイン
バータであり、同インバータ46は再熱除湿制御手段4
0に設けられた圧縮機能力制御手段56に電気回線55
により接続されている。また、上記圧縮機能力制御手段
56はタイマ手段43に接続され、同タイマ手段43に
よって作動時間が設定される。その他の構成は上記第1
形態と同様であり、これと同一の部材は同一の符号にて
示す。
【0033】次に図3〜図4を参照してこの第2形態に
係る空気調和機の動作を説明する。冷房または弱冷房を
利用した除湿運転時においては、上記第1形態と同様
に、圧縮機1から吐出された高温、高圧の冷媒ガスは、
四方弁2を経て室外熱交換器3に入り、ここで室外側送
風機32から送られる空気により冷却されて凝縮、液化
する。
【0034】さらに、上記ガス冷媒は第1電動膨張弁4
にて膨張して低圧2相(液相、気相)状態となり、第1
室内熱交換器5及び第2室内熱交換器7(第2電動膨張
弁6を経由)にて室内側送風機31から送られる室内空
気と熱交換し蒸発、気化するとともに、室内空気を冷
却、除湿し、四方弁2を通って圧縮機1の吸入口に戻さ
れる。
【0035】再熱除湿運転を行うにあたっては、再熱除
湿運転に入る前に図4に示すように、上記再熱除湿制御
手段40の圧縮機能力制御手段56により圧縮機1の能
力(容量)を低下せしめて、冷媒流量を減少せしめる
(図4の71)。次いで、風量制御手段41により室内
側送風機31の風量を増加せしめる(図4の72)。か
かる圧縮機の能力低下による冷媒流量の減少及び室内側
送風機31の風量増加の共働により、第2室内熱交換器
7が上記第1形態よりもさらに過熱される。これによ
り、上記第2熱交換器7における除湿水分の再蒸発及び
結露が阻止され、第1室内熱交換器5のみにおいて結露
の発生をみることとなる。
【0036】次いで、タイマ手段43に設定されている
時間、つまり上記第2室内熱交換器7に既に付着してい
た水分が重力により落下除去される時間を置く(図4の
73)。この時間においても、上記第1形態と同様、第
1室内熱交換器5は蒸発器、第2室内熱交換器7は過熱
した蒸発器として上記除湿運転が続いており、空気調和
機が停止するはない。
【0037】そして上記タイマ手段43に設定された設
定時間が経過すると、同タイマ手段43からの時間信号
により、切換手段42は、四方弁2を第2室内熱交換器
7に接続し、第1電気膨張弁4を全開とした状態で第2
電気膨張弁6の開度調整を行う(図4の74)。これに
より弁の切り換えが終了し、再熱除湿運転に入る(図4
の75)。
【0038】上記切り換え時において、第1室内熱交換
器5及び第2室内熱交換器7は上記第1形態と同様、水
分の再蒸発は無く、切り換えは支障なく完了する。
【0039】再熱除湿運転時には、上記第1形態と同
様、圧縮機1からの冷媒は、四方弁2を経て第2室内熱
交換器7で凝縮、液化され、第2電動膨張弁6、第1室
内熱交換器5、第1電動膨張弁4、及び室外熱交換器3
をこの順に終る過程で蒸発、気化され、圧縮機1に戻さ
れる。
【0040】この場合も第1形態と同様、第2室内熱交
換器7が凝縮器の機能を果たし、第1室内熱交換器5及
び室外熱交換器3が蒸発器の機能を果たすことにより、
常温で除湿された室内空気がつくり出される。
【0041】以上のように、この実施形態では、圧縮機
1の能力(容量)を低下させて冷媒流量を減少している
が、図5に示すように、この場合はC点から上記のよう
に圧縮機1の能力を下げ、さらに室内送風機31の風量
を増加せしめてA点に移行せしめたこととなり、上記第
2室内熱交換器7における過熱が早められ、除湿水分の
再蒸発の阻止及び除去を第1形態よりも一層早くなすこ
とがことができる。
【0042】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されており、
本発明によれば、再熱除湿運転移行前に室内側送風機の
風量を増加し、また圧縮機の能力を低下して冷媒流量を
減少させることにより、再熱除湿時に再熱器となる第1
の室内熱交換器を過熱させ、除湿水分の再蒸発及び結露
の発生を阻止することができ、結露除去のため空気調和
機を停止することなく、再熱除湿運転に移行することが
でき、信頼性の高い空気調和機を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態に係る再熱除湿可能な
空気調和機の系統図(ブロック図)。
【図2】上記第1形態における運転切換えフロー図。
【図3】本発明の実施の第2形態を示す図1応当図。
【図4】上記第2形態における図2応当図。
【図5】空気調和機の除湿量特性線図。
【図6】従来の空気調和機を示す図1応当図。
【符号の説明】
1 圧縮機 2 四方切換弁(四方弁) 3 室外熱交換器 4 第1電動膨張弁 5 第1熱交換器 6 第2電動膨張弁 7 第2室内熱交換器 31 室内側送風機 32 室外側送風機 40 再熱除湿制御手段 41 風量制御手段 42 切換手段 43 タイマ手段 45 再熱除湿指令手段 46 インバータ 50 冷媒回路 56 圧縮機能力制御手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、四方切換弁、第1の室内熱交換
    器、第1の電動膨張弁、第2の室内熱交換器、第2の電
    動膨張弁、及び室外熱交換器をこの順に接続し、冷房、
    暖房、及び再熱除湿を可能とした空気調和機であって、
    冷房又は弱冷房を利用した除湿運転から、上記第1の室
    内熱交換器を凝縮器、前記第2の室内熱交換器を蒸発器
    として機能させる再熱除湿運転への切換え時において、
    同切換え指令を受けて上記第1、第2の室内熱交換器に
    空気を送る室内側送風機の風量を増加させる風量制御手
    段と、所定時間経過後に上記四方切換弁、第1の電動膨
    張弁、及び第2の電動膨張弁を再熱除湿運転状態に切換
    える切換手段とを有する再熱除湿制御手段を備えてなる
    ことを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 能力可変型の圧縮機、四方切換弁、第1
    の室内熱交換器、第1の電動膨張弁、第2の室内熱交換
    器、第2の電動膨張弁、及び室外熱交換器をこの順に接
    続し、冷房、暖房、及び再熱除湿を可能とした空気調和
    機であって、冷房又は弱冷房を利用した除湿運転から、
    上記第1の室内熱交換器を凝縮器、前記第2の室内熱交
    換器を蒸発器として機能させる再熱除湿運転への切換え
    時において、同切換え指令を受けて上記圧縮機の能力を
    低下させる圧縮能力制御手段と、上記第1、第2の室内
    熱交換器に空気を送る室内側送風機の風量を増加させる
    風量制御手段と、所定時間経過後に上記四方切換弁、第
    1の電動膨張弁、第2の電動膨張弁を再熱除湿運転状態
    に切換える切換手段とを有する再熱除湿制御手段を備え
    てなることを特徴とする空気調和機。
JP34338396A 1996-12-24 1996-12-24 空気調和機 Withdrawn JPH10185351A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002221373A (ja) * 2001-01-26 2002-08-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和機の運転制御方法
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