JPH07158979A - 除湿装置 - Google Patents

除湿装置

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JPH07158979A
JPH07158979A JP5251946A JP25194693A JPH07158979A JP H07158979 A JPH07158979 A JP H07158979A JP 5251946 A JP5251946 A JP 5251946A JP 25194693 A JP25194693 A JP 25194693A JP H07158979 A JPH07158979 A JP H07158979A
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JP
Japan
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evaporator
temperature
passage
dehumidified
refrigerant
Prior art date
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JP5251946A
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English (en)
Inventor
Yoshinari Ogasawara
良成 小笠原
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CKD Corp
Original Assignee
CKD Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】冷媒温度が除湿不能な温度の場合、被除湿流体
回路を遮断して外部機器側に高温湿り空気を供給しない
ようにする除湿装置を提供する。 【構成】冷凍回路R中の冷媒はコンプレッサ5により圧
縮された後にコンデンサ9にて冷却され、液冷媒として
蒸発器3に送り出される。蒸発器3内において液冷媒は
冷凍通路14を流通される。また、高温湿り空気は被除
湿流体回路Sを介して蒸発器3内に供給される。高温湿
り空気は冷凍通路14を介して液冷媒と接触し、接触の
際に高温湿り空気と液冷媒との間で熱交換が行われて液
冷媒は蒸発される。このとき温度センサ3aは蒸発器3
内の冷媒を検出し、その検出信号をコントローラAに出
力する。コントローラAはその検出信号に基づいて電磁
弁24を開閉させ被除湿流体回路Sを連通遮断する。即
ち、蒸発器3内の冷媒が除湿不能な温度のときは電磁弁
24により被除湿流体回路Sが遮断される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は除湿装置に係り、詳しく
は空気等の被除湿流体を熱交換によって除湿するように
した除湿装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の除湿装置は圧縮機,凝
縮器等からなる冷凍回路を備えており、この冷凍回路に
より冷媒を冷却するようになっている。即ち、冷媒を圧
縮機により圧縮した後に凝縮器にて冷却し、更にその冷
媒を減圧することにより冷媒は冷却される。また、前記
除湿装置は蒸発器を備えている。
【0003】そして、外部から高温湿り空気が供給され
ると、この高温湿り空気が前記蒸発器内にて冷凍回路に
接触することにより、高温湿り空気と圧縮液冷媒との間
で熱交換が行われる。その結果、前記高温湿り空気は冷
却乾燥空気となり、再熱器により加熱された後、再び外
部に送り出されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、高温湿り空
気は、冷却された冷媒との熱交換の際に除湿され、冷却
乾燥空気となる。従って、高温湿り空気を除湿する際に
は、冷媒の温度を常に高温湿り空気を除湿するのに十分
な温度、即ち、露点温度以下に冷却しておかなければな
らない。
【0005】しかしながら、除湿中に蒸発器に供給され
る高温湿り空気の温度が急激に上昇すると、その温度上
昇により冷媒温度が上昇し、蒸発器を通過する高温湿り
空気が除湿されなくなる。また、除湿中に故障等により
凝縮器の冷却効率が低下した場合も冷媒の温度が上昇
し、蒸発器を通過する高温湿り空気が除湿されなくな
る。従って、蒸発器の出口側に設けられた外部機器に
は、除湿されない高温湿り空気が供給され、外部機器の
作動不良に繋がるという問題点があった。特に、外部機
器が精密機器の場合、作動不良に繋がり易い。
【0006】また、除湿装置の始動時において、冷媒を
冷却するには冷媒を圧縮機により圧縮した後に凝縮器に
て冷却し、更にその冷媒を減圧して行うため、始動させ
てから所定時間経過しなければ冷媒が露点温度以下まで
冷却されない。従って、圧縮機の始動と同時に、蒸発器
に高温湿り空気を供給すると冷媒が露点温度以下でない
ため、蒸発器から外部機器側に高温湿り空気が供給され
るという問題点があった。
【0007】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、冷媒温度が除湿不能な
温度の場合、被除湿流体回路を遮断して外部機器側に高
温湿り空気を供給しないようにすることのできる除湿装
置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1記載の発明は、冷媒ガスを圧縮する圧縮
機、該圧縮機から送り出される圧縮冷媒ガスを冷却して
液冷媒に凝縮する凝縮器及び該凝縮器から送り出された
液冷媒を蒸発させる蒸発器とを備えた冷凍回路を設け、
前記蒸発器内には液冷媒を流通させる冷凍通路を形成
し、更に、蒸発器に被除湿流体を供給するとともに、被
除湿流体を蒸発器から取り出す被除湿流体回路を設け、
蒸発器内部にて被除湿流体を冷凍通路を介して液冷媒に
接触させて除湿させる除湿装置において、前記被除湿流
体回路中に被除湿流体回路を連通遮断する開閉弁を設
け、前記蒸発器の温度を検知する温度検知手段の検知結
果に基づいて前記開閉弁が開閉することをその要旨とす
る。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の除
湿装置において、温度検知手段は蒸発器の温度を検知す
るとともに、その温度に対応する検出信号を開閉弁制御
手段に出力し、開閉弁制御手段はその検出信号に基づい
て前記開閉弁を開閉させることをその要旨とする。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1記載の除
湿装置において、温度検知手段として、蒸発器の温度に
基づいて切り換わる切換スイッチを設け、開閉弁は前記
切換スイッチの切り換えに基づいて開閉することをその
要旨とする。
【0011】
【作用】従って、請求項1の発明では、冷凍回路中の冷
媒ガスは圧縮機により圧縮された後に圧縮冷媒ガスとし
て凝縮器に送り出される。圧縮冷媒ガスは凝縮器にて冷
却され、液冷媒として蒸発器に送り出される。蒸発器内
において液冷媒は冷凍通路を流通される。また、被除湿
流体は被除湿流体回路を介して蒸発器内に供給される。
そして、被除湿流体は冷凍通路を介して液冷媒と接触
し、接触の際に被除湿流体と液冷媒との間で熱交換が行
われて液冷媒は蒸発される。このとき、温度検知手段は
蒸発器の温度を検出し、その検知結果に基づいて開閉弁
が被除湿流体回路を連通遮断する。即ち、蒸発器の温度
が被除湿流体を除湿可能な温度であるときは、開閉弁が
被除湿流体回路を連通し、蒸発器の温度が被除湿流体を
除湿不能な温度であるときは、開閉弁が被除湿流体回路
を遮断する。
【0012】請求項2の発明では、冷凍回路中の冷媒ガ
スは圧縮機により圧縮された後に圧縮冷媒ガスとして凝
縮器に送り出される。圧縮冷媒ガスは凝縮器にて冷却さ
れ、液冷媒として蒸発器に送り出される。蒸発器内にお
いて液冷媒は冷凍通路を流通される。また、被除湿流体
は被除湿流体回路を介して蒸発器に供給される。そし
て、被除湿流体は冷凍通路を介して液冷媒と接触し、接
触の際に被除湿流体と冷媒との間で熱交換が行われて液
冷媒は蒸発される。このとき、温度検知手段は蒸発器の
温度を検出し、その温度に対応した検出信号を開閉弁制
御手段に出力する。開閉弁制御手段はその検出信号に基
づいて開閉弁を開閉させ、被除湿流体回路を連通遮断す
る。即ち、蒸発器の温度が被除湿流体を除湿可能な温度
であるときは、開閉弁が被除湿流体回路を連通し、蒸発
器の温度が被除湿流体を除湿不能な温度であるときは、
開閉弁が被除湿流体回路を遮断する。
【0013】請求項3の発明では、冷凍回路中の冷媒ガ
スは圧縮機により圧縮された後に圧縮冷媒ガスとして凝
縮器に送り出される。圧縮冷媒ガスは凝縮器にて冷却さ
れ、液冷媒として蒸発器に送り出される。蒸発器内にお
いて液冷媒は冷凍通路を流通される。また、被除湿流体
は被除湿流体回路を介して蒸発器に供給される。そし
て、被除湿流体は冷凍通路を介して液冷媒と接触し、接
触の際に被除湿流体と冷媒との間で熱交換が行われて液
冷媒は蒸発される。このとき、切換スイッチは蒸発器の
温度に基づいて切り換えられる。開閉弁は切換スイッチ
の切り換えに基づいて開閉され、被除湿流体回路は連通
遮断される。即ち、蒸発器の温度が被除湿流体を除湿可
能な温度であるときは、開閉弁が被除湿流体回路を連通
し、蒸発器の温度が被除湿流体を除湿不能な温度である
ときは、開閉弁が被除湿流体回路を遮断する。
【0014】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1に
従って説明する。図1に示すように、除湿装置1の内部
は予冷・再熱器2,蒸発器3にそれぞれ仕切られてい
る。
【0015】次に、冷媒(本実施例ではフロンを用い
る)を冷却する冷凍回路Rの構成について説明すると、
圧縮機としてのコンプレッサ5にはコンプレッサ駆動モ
ータ6が連結されており、コンプレッサ駆動モータ6は
電源7に接続されている。そして、コンプレッサ駆動モ
ータ6の駆動によりコンプレッサ5が作動し、冷媒ガス
の圧縮を行うようになっている。
【0016】コンプレッサ5の上流側には、アキュムレ
ータ8が組付けられている。アキュムレータ8は液冷媒
を一旦保持するものであり、液冷媒を前記コンプレッサ
5に供給しないようにし、冷媒ガスのみを供給するよう
になっている。
【0017】コンプレッサ5の下流側には、凝縮器とし
てのコンデンサ9が接続されている。コンデンサ9の近
傍には、同コンデンサ9への送風器としてのファン10
が設置されている。ファン10にはファン駆動モータ1
1が連結されており、ファン駆動モータ11は電源7に
接続されている。そして、コンプレッサ5からコンデン
サ9へ送り込まれた圧縮冷媒ガスをファン10の送風作
用により冷却するようになっている。
【0018】コンデンサ9の下流側には、フィルタドラ
イヤ12が組付けられている。このフィルタドライヤ1
2にはフィルタと乾燥剤とが内蔵されており、流路内の
塵埃,水分等を除去するようになっている。
【0019】フィルタドライヤ12の下流側には、減圧
作用をなすキャピラリチューブ13が組付けられてい
る。このキャピラリチューブ13内には図示しないオリ
フィスが形成され、このオリフィスを通過した液冷媒を
減圧するようになっている。
【0020】キャピラリチューブ13の下流側には、冷
凍通路14が接続されており、同冷凍通路14は前記蒸
発器3内で蛇行するように形成されている。前記冷凍通
路14には多数のフィン14aが取付けられており、放
熱効果が一層高められている。蒸発器3の外壁面には、
温度センサ3aが付設され、温度センサ3aはコントロ
ーラAの入力側に接続されている。温度センサ3aは蒸
発器3の外壁温度を検出し、その温度に応じた検出信号
をコントローラAに出力する。尚、蒸発器3はアルミニ
ウム等の熱伝導率の高い材料で形成されている。従っ
て、温度センサ3aにより検出される温度は蒸発器3内
の温度とほぼ等しいため、温度センサ3aにより蒸発器
3内の温度を知ることができる。また、冷凍通路14の
下流側は前記アキュムレータ8に接続されている。
【0021】これらのアキュムレータ8,コンプレッサ
5,コンデンサ9,フィルタドライヤ12,キャピラリ
チューブ13,冷凍通路14によって、冷凍回路Rの主
流路R1 が形成されている。
【0022】前記主流路R1 には、コンデンサ9,フィ
ルタドライヤ12及びキャピラリチューブ13に対して
並列関係を有する迂回流路R2 が接続されている。この
迂回流路R2 には圧力容量調整弁15が設けられてお
り、この圧力容量調整弁15により迂回流路R2 の連通
遮断が行われるようになっている。なお、圧力容量調整
弁15はその上流側の圧力変動により迂回流路R2 の連
通遮断を行って、上流側の圧力、即ち、冷凍通路14内
の圧力を常時一定に保持するものである。
【0023】次に、外部コンプレッサ16から被除湿流
体としての高温湿り空気を供給し、蒸発器3内にて冷却
乾燥空気にした後、再び外部へ取り出す被除湿流体回路
Sの構成について説明する。
【0024】外部コンプレッサ16にはエア供給通路1
7が接続されており、同エア供給通路17は前記予冷・
再熱器2内において予冷通路18に接続されている。こ
の予冷通路18は蛇行して形成されている。
【0025】前記予冷通路18の下流側には、蒸発器3
内の冷却通路19が接続されている。そして、この冷却
通路19を通過する高温湿り空気と前記冷凍通路14と
が接触することにより熱交換が行われるようになってい
る。前記蒸発器3はドレン出口20を介して図示しない
ドレンに連通しており、蒸発器3内の水分がドレン出口
20から排出されるようになっている。
【0026】前記冷却通路19の下流側には、接続通路
21を介して予冷・再熱器2内の再熱通路22が接続さ
れている。再熱通路22は前記予冷通路18に接するよ
うに蛇行して形成されている。更に再熱通路22の下流
側には、外部のエア取出通路23が接続されている。
【0027】これらのエア供給通路17,予冷通路1
8,冷却通路19,接続通路21,再熱通路22,エア
取出通路23により、被除湿流体回路Sが形成されてい
る。また、エア取出通路23には、エア取出通路23を
開閉する電磁弁24が設けられ、電磁弁24はコントロ
ーラAを介して電源7に接続されている。電磁弁24は
励磁することにより空気をエア取出通路23の下流側に
供給しない状態に切り換えられ、エア取出通路23を遮
断するようになっている。
【0028】前記コントローラAは、熱交換後の高温湿
り空気の温度、即ち、蒸発器3内の温度を検出する前記
温度センサ3aからの検出信号に基づいて電磁弁24を
励磁又は消磁させ、エア取出通路23の連通遮断を行う
ようになっている。即ち、蒸発器3内の温度が露点温度
以上に上昇したとき、例えば本実施例では15℃になる
とコントローラAは電磁弁24を励磁させ、エア取出通
路23を遮断する。また、蒸発器3内の温度が露点温
度、例えば本実施例では10℃まで冷却されると、コン
トローラAは電磁弁24を消磁させ、エア取出通路23
を連通するようになっている。
【0029】次に、上記のように構成された除湿装置1
の作用を説明する。まず、除湿装置1の始動時におい
て、コンプレッサ駆動モータ6が駆動開始するとコンプ
レッサ5により冷凍回路R中の冷媒が循環する。即ち、
低圧冷媒ガスがコンプレッサ5により圧縮されて圧縮冷
媒ガスになり、圧縮冷媒ガスはコンデンサ9において冷
却されて圧縮液冷媒になる。そして、フィルタドライヤ
12にて塵埃や水分が除去された後、キャピラリチュー
ブ13にて減圧され低圧液冷媒になる。この低圧液冷媒
は蒸発器3内の冷凍通路14に供給される。尚、冷凍通
路14に供給される初期の冷媒の温度は15℃以上であ
るため、初期の蒸発器3内の温度も15℃以上である。
【0030】一方、外部コンプレッサ16より、エア供
給通路17へ高温湿り空気が供給されると、予冷通路1
8を介して冷却通路19に高温湿り空気が供給される。
このとき、冷凍通路14内の冷媒は除湿可能な温度まで
冷却されていないため、蒸発器3内で高温湿り空気と冷
凍通路14内の冷媒との間で熱交換が行われても、高温
湿り空気は除湿されない。そして、除湿されない高温湿
り空気は接続通路21,再熱通路22を介してエア取出
通路23に供給される。
【0031】このとき、前記蒸発器3の外壁面に付設さ
れた温度センサ3aは、初期の蒸発器3内の温度を検出
し、その温度に対応した検出信号をコントローラAに出
力する。コントローラAは、温度センサ3aから入力す
る検出信号に基づいて電磁弁24を励磁させてエア取出
通路23を遮断する。従って、エア取出通路23に供給
された除湿されない高温湿り空気は電磁弁24により遮
断されるため、エア取出通路23の下流側に設けられて
いる外部機器には高温湿り空気が供給されない。
【0032】そして、所定時間経過した後、蒸発器3内
が冷媒により10℃以下まで冷却されると、高温湿り空
気は冷媒との間の熱交換の際に除湿されて冷却乾燥空気
となる。このとき、温度センサ3aは蒸発器3内の温度
を検出し、その温度に対応した検出信号をコントローラ
Aに出力する。コントローラAはその検出信号に基づい
て電磁弁24を消磁させ、エア取出通路23を連通す
る。従って、冷却乾燥空気は接続通路21と再熱通路2
2を介して、エア取出通路23の下流に設けられた外部
機器に供給される。
【0033】尚、再熱器22は、予冷通路18と接して
いるため、この接した箇所においても熱交換がおこなわ
れる。即ち、再熱通路22内の冷却乾燥空気と予冷通路
18内の高温湿り空気との間で熱交換が行われ、冷却乾
燥空気は温められて乾燥空気となってエア取出通路23
へ送られるとともに、高温湿り空気は予冷される。
【0034】次に、除湿装置1を運転中、高温湿り空気
の温度が急激に上昇すると、蒸発器3内の温度が上昇す
る。そして、蒸発器3内の温度が15℃以上に上昇する
と高温湿り空気は除湿されなくなり、その高温湿り空気
は接続通路21,再熱通路22を介してエア取出通路2
3に供給される。
【0035】このとき、温度センサ3aは蒸発器3内の
温度を検出し、その温度に対応した検出信号をコントロ
ーラAに出力する。コントローラAはその検出信号に基
づいて電磁弁24を励磁させ、エア取出通路23を遮断
する。従って、除湿されない高温湿り空気はエア取出通
路23の電磁弁24により遮断されるため、エア取出通
路23の下流側に設けられている外部機器には高温湿り
空気が供給されない。
【0036】そして、蒸発器3内が冷媒により10℃以
下まで冷却されると、高温湿り空気は冷媒との間の熱交
換の際に除湿されて冷却乾燥空気となる。このとき、温
度センサ3aは蒸発器3内の温度を検出し、その温度に
対応した検出信号をコントローラAを出力する。コント
ローラAはその検出信号に基づいて電磁弁24を消磁
し、エア取出通路23を連通する。従って、冷却乾燥空
気は接続通路21と再熱通路22を介してエア取出通路
23の下流に設けられた外部機器に供給される。
【0037】以上詳述したように本実施例では、蒸発器
3内の温度を温度センサ3aにより検出し、その検出信
号に基づいて電磁弁24を開閉するようにした。即ち、
高温湿り空気の温度が急激に上昇して、蒸発器3内の温
度が露点温度以上になった場合、電磁弁24が励磁して
エア取出通路23を遮断する。従って、冷却通路19で
除湿されない高温湿り空気はエア取出通路23の下流側
に設けられた外部機器に供給されないため、外部機器の
故障を防止することができる。また、コンデンサ9の冷
却効率が低下して冷媒温度が上昇し、蒸発器3内の温度
が露点温度以上に上昇した場合も同様である。
【0038】また、除湿装置1の始動時において、冷媒
を除湿可能な温度まで冷却する前に高温湿り空気を冷却
通路19に供給する場合、コントローラAは温度センサ
3aの検出信号に基づいて電磁弁24を励磁させ、エア
取出通路23を遮断する。従って、除湿装置1の始動時
において、冷却通路で除湿されない高温湿り空気はエア
取出通路23の下流側に設けられた外部機器に供給され
ないため、外部機器の故障を防止することができる。
【0039】尚、本本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、例えば以下のように変更して具体化しても
よい。 (1)図2に示すように、蒸発器3の外壁面に取付けた
温度センサ3aに代えてバイメタル式スイッチ25を付
設する。そして、電磁弁24をバイメタル式スイッチ2
5を介して電源7に接続する。バイメタル式スイッチ2
5はバイメタルを切換片としているため、蒸発器3内の
温度に基づき切換片が変形し、その変形により電磁弁2
4と電源7との回路が開閉して電磁弁24を励磁又は消
磁させる。即ち、蒸発器3内の温度が露点温度以上にな
るとバイメタルからなる切換片は閉じた状態になり、電
磁弁24が励磁されてエア取出通路が遮断される。ま
た、冷媒により蒸発器3内が露点温度まで冷却されると
切換片は開いた状態になり、電磁弁24が消磁されてエ
ア取出通路が連通される。
【0040】この場合、コントローラAを設けることな
く、蒸発器路14内の温度に基づいてエア取出通路23
を連通遮断することができるため、容易に実施可能であ
るとともに低コストで実施可能となる。
【0041】また、バイメタルを切換片として使用する
代わりに、形状記憶合金を切換片として使用してもよ
い。 (2)本実施例では、エア取出通路23を連通遮断する
手段として電磁弁24を用いたものを例示したが、これ
に代えてモータバルブ等、弁の開閉が徐々に行われるも
のを用いてもよい。この場合、エア取出通路23を連通
遮断が徐々に行われるため、エア取出通路23を連通す
るとき、エア取出通路23の下流側に設けられた外部機
器には徐々に冷却乾燥空気が供給される。従って、外部
機器に急激に冷却乾燥空気による空気圧がかからないた
め、その空気圧による外部機器の故障を解消することが
できる。
【0042】(3)電磁弁24に代えて、蒸発器3内の
温度に基づいてエア取出通路23の空気流通量を制御す
る温度比例弁を用いてもよい。この場合、温度センサ3
aの検出信号に基づいて温度比例弁はエア取出通路23
の空気流量を制御する。即ち、蒸発器3内が露点温度以
上、例えば15℃になった場合に温度比例弁はエア取出
通路23を遮断し、蒸発器3内が露点温度、例えば10
℃まで冷却されると温度比例弁はエア取出通路23を連
通する。また、蒸発器3内の温度が10℃から15℃の
間の温度の場合には、その温度に基づいてエア取出通路
23の空気流通量を制御する。従って、エア供給通路2
3が連通されるとき、外部機器には徐々に冷却乾燥空気
が供給されるため、外部機器に急激に冷却乾燥空気によ
る空気圧がかかることがない。
【0043】(4)本実施例ではエア取出通路23に電
磁弁24を設けたが、電磁弁24をエア供給通路17に
設けてもよい。この場合、除湿されない高温湿り空気は
蒸発器3内の冷却通路14に供給される前にエア供給通
路17にて遮断される。
【0044】(5)本実施例では、蒸発器3内の温度が
10℃のときエア取出通路23を連通し、15℃のとき
エア取出通路23を遮断したが、エア取出通路23を連
通遮断する温度を適宜変更してもよい。
【0045】(6)外部コンプレッサ16をコントロー
ラAに接続し、温度センサ3aの検出信号に基づいて作
動及び停止させてもよい。即ち、開閉弁がエア取出通路
23を遮断したときは外部コンプレッサ16も停止し、
開閉弁がエア取出通路23を連通したときには外部コン
プレッサ16を作動させる。この場合、開閉弁がエア供
給通路23を遮断すると外部コンプレッサ16が停止す
るため、蒸発器3内が高圧となることがない。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、冷
媒温度が除湿不能な温度の場合、被除湿流体回路を遮断
して外部機器側に高温湿り空気を供給しないようにする
ことのできる優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の除湿装置を示す構成図である。
【図2】別例の除湿装置を示す構成図である。
【符号の説明】
3…蒸発器、3a…温度検出手段としての温度センサ、
5…圧縮機としてのコンプレッサ、9…凝縮器としての
コンデンサ、14…冷凍通路、24…開閉弁としての電
磁弁、25…切換スイッチとしてのバイメタル式スイッ
チ、A…開閉弁制御手段としてのコントローラ、R…冷
凍回路、S…被除湿流体回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒ガスを圧縮する圧縮機(5)、該圧
    縮機(5)から送り出される圧縮冷媒ガスを冷却して液
    冷媒に凝縮する凝縮器(9)及び該凝縮器(9)から送
    り出された液冷媒を蒸発させる蒸発器(3)とを備えた
    冷凍回路(R)を設け、前記蒸発器(3)内には液冷媒
    を流通させる冷凍通路(14)を形成し、更に、蒸発器
    (3)に被除湿流体を供給するとともに、被除湿流体を
    蒸発器(3)から取り出す被除湿流体回路(S)を設
    け、蒸発器(3)内部にて被除湿流体を冷凍通路(1
    4)を介して液冷媒に接触させて除湿させる除湿装置に
    おいて、 前記被除湿流体回路(S)中に被除湿流体回路(S)を
    連通遮断する開閉弁(24)を設け、前記蒸発器(3)
    の温度を検知する温度検知手段(3a)の検知結果に基
    づいて前記開閉弁(24)が開閉することを特徴とする
    除湿装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の除湿装置において、 温度検知手段(3a)は蒸発器(3)の温度を検知する
    とともに、その温度に対応する検出信号を開閉弁制御手
    段(A)に出力し、開閉弁制御手段(A)はその検出信
    号に基づいて前記開閉弁(24)を開閉させることを特
    徴とする除湿装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の除湿装置において、 温度検知手段(3a)として、蒸発器(3)の温度に基
    づいて切り換わる切換スイッチ(25)を設け、開閉弁
    (24)は前記切換スイッチ(25)の切り換えに基づ
    いて開閉することを特徴とする除湿装置。
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