JPH0611201A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JPH0611201A
JPH0611201A JP16889192A JP16889192A JPH0611201A JP H0611201 A JPH0611201 A JP H0611201A JP 16889192 A JP16889192 A JP 16889192A JP 16889192 A JP16889192 A JP 16889192A JP H0611201 A JPH0611201 A JP H0611201A
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JP
Japan
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heat exchanger
refrigerant
temperature
indoor heat
valve
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Application number
JP16889192A
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English (en)
Inventor
Hidehiko Kataoka
秀彦 片岡
Isao Nishijima
功 西嶋
Koji Yamamoto
浩司 山本
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0611201A publication Critical patent/JPH0611201A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 効果的で安定した除湿運転を可能にする。 【構成】 圧縮機31、四路切換弁32、室外熱交換器
33、膨張弁34、第1温度センサ4をもつ第1室内熱
交換器35a、流入,流出側に第2,第3温度センサ5,6
をもつ第2室内熱交換器35bを順次管路36a〜36f
で接続し、両室内熱交換器の間にキャピラリチューブ3
8と開閉弁39を互いに並列接続し、圧縮機の吐出管路
36aと管路36dを、電磁弁41を介設したバイパス管
路40で接続する。吐出管路36aのバイパス管路の接
続点より下流側に、第1電磁弁1を介設し、管路36c
と管路36fを第2電磁弁3を介設した冷媒回収管路2
で接続する。上記各温度センサからの検出信号に基づ
き、マイクロプロセッサ7により膨張弁と第2電磁弁の
開度を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷暖房運転と除湿運転
が可能な空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の空気調和装置として、例
えば図4に示すようなものが知られている。この空気調
和装置は、圧縮機31,四路切換弁32,室外熱交換器3
3,減圧装置としての膨張弁34および室内熱交換器3
5を順次管路36a〜36fで接続している。室内熱交換
器35は、除湿運転を可能にすべく第1,第2の熱交換
器35a,35bに分割され、両熱交換器35a,35bの間
に、キャピラリチューブ38と開閉弁39を互いに並列
接続してなるドライ時減圧機構37を介設するととも
に、電磁弁41を介設したバイパス管路40により、圧
縮機31の吐出口側の管路36aと、膨張弁34と第1
室内熱交換器35aの間の管路36dとを接続している。
上記開閉弁39は、詳細は図示しないが、弁室内に摺動
自在に嵌装した弁体を、低温,高温冷媒に接して夫々収
縮,伸長する形状記憶ばねにより、弁座に向けて付勢し
てなり、冷暖房運転の際に開成し、除湿運転の際に閉成
する。
【0003】上記空気調和装置において、冷房運転を行
なうには、電磁弁41を閉じ、膨張弁34を所定開度に
して、圧縮機31から吐出された冷媒を、図4の実線矢
印の如く循環させ、室外熱交換器33で凝縮させた後、
室内熱交換器35で蒸発させる。このとき、第1,第2
の室内熱交換器35a,35bの間の開閉弁39は、実線
矢印の如く流入する低温冷媒により開成し、両熱交換器
35a,35bが、共に蒸発器として働いて、室内を冷房
する。逆に、暖房運転を行なうには、四路切換弁32を
切り換えて吐出冷媒を、図4の破線矢印のように循環さ
せる、すると、開閉弁39は、破線矢印の如く流入する
高温冷媒で形状記憶ばねが伸長するが、弁体の上下流間
の圧力差とバイアスばねの力により開成し、両熱交換器
35a,35bが、共に凝縮器として働いて、室内を暖房
する。
【0004】一方、除湿運転の際は、膨張弁34を全閉
にし、電磁弁41を開いてバイパス管路40を経て圧縮
機31からの高温の冷媒ガスを、図4の一点鎖線矢印の
如く第1室内熱交換器35aに直接圧送する。すると、
開閉弁39は、高温冷媒による形状記憶ばねの伸長と弁
体の上下流間の圧力差によって閉成する。これにより、
冷媒は、総てキャピラリチューブ38を流れてここで膨
張,減圧されるので、上流側の第1室内熱交換器35aが
凝縮器として、下流側の第2室内熱交換器35bが蒸発
器として夫々働く。そして、図示しない室内ファンで循
環せしめられる室内空気は、まず第2熱交換器35bを
通って冷却されて除湿され、次いで第1熱交換器35a
を通って室温程度まで加熱されて除湿空気となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
空気調和装置では、除湿運転の際、膨張弁34を全閉す
るものの室外熱交換器33が四路切換弁32を経て圧縮
機31の吐出口に連なっているため、吐出冷媒ガスが室
外熱交換器33にも流入し、外気温度が低い場合や室外
が風雨の場合には、流入した冷媒が室外熱交換器33内
で凝縮して溜まってしまう。そのため、バイパス管路4
0を経て室内熱交換器35に供給される冷媒量が不足
し、除湿回路がいわばガス欠状態となって、安定した除
湿運転ができないという欠点がある。また、膨張弁34
は、除湿運転時には全閉にされるが、閉鎖が完璧とはい
えず、バイパス管路40を流れてきた冷媒が、膨張弁3
4を経て室外熱交換器33側へ漏れて、室内熱交換器3
5に供給される冷媒量が減少し、同様の問題が生じる。
【0006】そこで、本発明の目的は、除湿運転時に室
外熱交換器に冷媒が溜まるのを防止し、溜まった冷媒を
圧縮機側に回収し、さらには除湿回路に循環する冷媒を
適正量に調整することによって、効果的で安定した除湿
運転を行なうことができる空気調和装置を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の空気調和装置は、図1に例示するよ
うに、圧縮機31,四路切換弁32,室外熱交換器33,
減圧装置34,第1室内熱交換器35aおよび第2室内熱
交換器35bを順次管路36a〜36fで接続し、上記第
1,第2室内熱交換器35a,35bの間に減圧手段38と
開閉弁39を互いに並列に接続するとともに、上記圧縮
機31の吐出口と上記減圧装置34より第1室内熱交換
器35a側の上記管路36dとを、開閉弁41を介設した
バイパス管路40で接続したものにおいて、上記圧縮機
31の吐出口に接続される管路36aの上記バイパス管
路40との接続点から四路切換弁32を経て室内熱交換
器33に至るまでの上記管路36a,36bに、第1開閉
弁1を介設したことを特徴とする空気調和装置。また、
本発明の第2の空気調和装置は、上記第1の空気調和装
置の減圧装置34より室外熱交換器33側の上記管路3
6cを、第2開閉弁3を介設した冷媒回収管路2によ
り、上記第2室内熱交換器35bより圧縮機31の吸込
口側の上記管路36e,36fに接続してなる。
【0008】さらに、本発明の第3の空気調和装置は、
図1に例示するように、上記第2の空気調和装置に、上
記第1室内熱交換器35aの冷媒温度を検出する第1温
度センサ4と、上記第2室内熱交換器35bの減圧手段
38と開閉弁39側の端部の冷媒温度を検出する第2温
度センサ5と、除湿運転時に上記第1,第2温度センサ
4,5からの検出信号を受けて、第1温度センサ4の検
出信号が表わす凝縮温度T1が所定値Th以上であるか否
か、第2温度センサ5の検出信号が表わす蒸発温度T2
が所定範囲内にあるか否かを夫々判別する判別手段7
と、この判別手段7が上記凝縮温度T1が所定値Th以上
と判別した時に、全閉状態の上記減圧装置34を開くと
共に、上記判別手段7が上記蒸発温度T2が所定範囲を
超える(T2>Tu)と判別したときに、全閉状態の上記減
圧装置34を所定開度で開く一方、上記判別手段7が上
記蒸発温度T2が所定範囲に満たない(T2<Tl)と判別
したときに、上記冷媒回収管路2の第2開閉弁3を開く
駆動手段7とを備えてなる。
【0009】一方、本発明の第4の空気調和装置は、図
1に例示するように、上記第2の空気調和装置に、上記
第1室内熱交換器35aの冷媒温度を検出する第1温度
センサ4と、上記第2室内熱交換器35bの減圧手段3
8と開閉弁39側の端部の冷媒温度を検出する第2温度
センサ5と、上記第2室内熱交換器35bの四路切換弁
32側の端部の冷媒温度を検出する第3温度センサ6
と、除湿運転時に上記第1,第2,第3温度センサ4,5,
6からの検出信号を受けて、第1温度センサ4の検出信
号が表わす凝縮温度T1が所定値Th以上であるか否か、
第3温度センサ6の検出信号が表わす第2蒸発温度T3
と第2温度センサ5の検出信号が表わす第1蒸発温度T
2の差(T3−T2)が、所定の正値ΔTを超えるか否かお
よび正値か否かを判別する判別手段7と、この判別手段
7が上記凝縮温度T1が所定値Th以上と判別したとき
に、全閉状態の上記減圧装置34を開くとともに、上記
判別手段7が上記差(T3−T2)が所定の正値ΔTを超え
ると判別したときに、上記冷媒回収管路2の第2開閉弁
3を開く一方、上記判別手段7が上記差(T3−T2)が正
値でないと判別したときに、全閉状態の上記減圧装置3
4を所定開度で開く駆動手段7とを備えてなる。
【0010】
【作用】本発明の第1の空気調和装置において、冷暖房
運転の場合、第1,第2室内熱交換器35a,35bの間の
開閉弁39を開き、第1開閉弁1を開く一方、バイパス
管路40の開閉弁41を閉じ、四路切換弁32を冷暖房
いずれかの位置に切り換えて、圧縮機31を駆動する。
すると、圧縮機31から吐出された冷媒ガスは、冷房時
は室外熱交換器33で凝縮し,上記開閉弁39の開成に
より共に蒸発器として働く第1,第2室内熱交換器35
a,35bで蒸発するように冷媒回路を循環し、暖房時は
同様に共に凝縮器として働く第1,第2室内熱交換器3
5a,35bで凝縮し,室外熱交換器33で蒸発するように
冷媒回路を循環して、室内を冷房または暖房する。な
お、開閉弁41が閉じられているので、バイパス管路4
0に冷媒は流れない。
【0011】次に、除湿運転の場合、減圧装置34およ
び第1,第2室内熱交換器35a,35bの間の開閉弁39
を夫々閉じ、第1開閉弁1を閉じる一方、バイパス管路
40の開閉弁41を開き、四路切換弁32を冷房運転時
と同じ切換位置にする。すると、圧縮機31から吐出さ
れた冷媒ガスは、四路切換弁32からバイパス管路40
の開閉弁41を経て第1室内熱交換器35aに直接供給
され、ここで凝縮した後、閉じた開閉弁39と並列に接
続された減圧手段38を通って膨張し、第2室内熱交換
器35bに入って蒸発し、さらに四路切換弁32を経て
圧縮機31の吸込口に戻る。従って、室内空気は、第2
室内熱交換器35bで冷却,除湿された後に、第1室内熱
交換器35aで室温程度まで加熱されて除湿される。こ
こで、室外熱交換器33は、圧縮機31の吐出口側の一
端が第1開閉弁1で閉鎖され、他端が減圧装置34で閉
鎖されるので、圧縮機31からの吐出冷媒が流入するこ
とはない。また、室外が風雨の場合や外気温度が低い場
合でも、室外熱交換器33内で凝縮して溜まる冷媒量
は、高々冷房運転下で両端の第1開閉弁1と減圧装置3
4を閉じる際にその間に存する量であって、バイパス管
路40を含む除湿回路を循環する残りの冷媒の量は、室
内熱交換器35が夫々凝縮器35aと蒸発器35bとして
略半分の熱交換能力で用いられることから、除湿運転に
適正な量である。従って、循環する冷媒量の不足で除湿
回路がガス欠状態になることが少なく、安定した除湿運
転を行なうことができる。
【0012】本発明の第2の空気調和装置は、第1の空
気調和装置の減圧装置34より室外熱交換器33側の上
記管路36cを、第2開閉弁3を介設した冷媒回収管路
2により、上記第2室内熱交換器35bより圧縮機31
の吸込口側の上記管路36e,36fに接続したものであ
る。従って、上述と同様の除湿運転において、冷媒回収
管路2の第2開閉弁3を開くと、両端が第1開閉弁1と
減圧装置34で閉鎖された室外熱交換器33に溜った冷
媒は、上記冷媒回収管路2の第2開閉弁3を通り、管路
36e,36fを経て低圧側の吸込口から圧縮機31に吸
い込まれ、圧縮された後、吐出口から除湿回路に追加供
給される。それ故、第1,第2室内熱交換器35a,35b
の熱交換能力に比して冷媒循環量が少ない場合や、閉じ
た第1開閉弁1や膨張弁34から室外熱交換器33に冷
媒が漏れ出た場合でも、除湿回路の冷媒量が不足せず、
より安定した除湿運転を行なうことができる。
【0013】本発明の第3の空気調和装置の上述と同様
の除湿運転において、第1温度センサ4は、凝縮器とし
て働く第1室内熱交換器35aの冷媒温度を検出し、第
2温度センサ5は、蒸発器として働く第2室内熱交換器
35bの入口側の冷媒温度を検出する。判別手段7は、
両温度センサからの検出信号を受けて、第1温度センサ
4の検出信号が表わす凝縮温度T1が所定値Th以上であ
るか否か、第2温度センサ5の検出信号が表わす蒸発温
度T2が所定の範囲内にあるか否かを夫々判別する。次
いで、駆動手段7は、判別手段7の判別結果に基づき、
上記凝縮温度T1が所定値Th以上のときは、圧縮機31
の起動直後等で冷媒循環量が過剰として、全閉状態の減
圧装置34を開く。すると、余剰冷媒は、減圧装置34
を通って室外熱交換器33へ流入し、除湿回路には適正
流量の冷媒が流れる。また、上記蒸発温度T2が所定範
囲を超える(T2>Th)ときは、冷媒循環量を減じて減圧
手段38から第2室内熱交換器35bに流入する冷媒の
温度を下げ、効果的な除湿を行なわせるべく、減圧装置
34を所定開度で開く。すると、余剰冷媒が、減圧装置
を通って室外熱交換器33に流入し、除湿回路には適正
流量の冷媒が流れる。一方、上記蒸発温度T2が所定範
囲に満たない(T2<Tl)ときは、冷媒循環量が少なく減
圧手段38で絞りすぎで流入冷媒が低温になっているの
で、効果的な冷房を行なわせるべく、冷媒回収管路2の
第2開閉弁3を開く。すると、室外熱交換器33に溜っ
た冷媒は、冷媒回収管路2の第2開閉弁3を通り、管路
36e,36fを経て低圧側の吸込口から圧縮機31に吸
い込まれ、圧縮された後、吐出口から除湿回路に追加供
給される。かくて、除湿回路の第1,第2室内熱交換器
35a,35bには、常に適正流量の冷媒が循環するの
で、上述の第1,第2の空気調和装置の作用に加えて、
室内の湿度や熱負荷に応じた一層安定した除湿運転を行
なうことができる。
【0014】本発明の第4の空気調和装置の上述と同様
の除湿運転において、第1温度センサ4は凝縮器として
働く第1室内熱交換器35aの冷媒温度を検出し、第2
温度センサ5,第3温度センサ6は、蒸発器として働く
第2室内熱交換器35bの入口側,出口側の冷媒温度を夫
々検出する。判別手段7は、各温度センサからの検出信
号を受けて、第1温度センサ4の検出信号が表わす凝縮
温度T1が所定値Th以上であるか否か、第3温度センサ
6の検出信号が表わす第2蒸発温度T3と第2温度セン
サの検出信号が表わす第1蒸発温度T2の差(T3−T2)
が、所定の正値ΔTを超えるか否かおよび正値か否かを
夫々判別する。次いで、駆動手段7は、判別手段7の判
別結果に基づき、上記凝縮温度T1が所定値Th以上のと
きは、圧縮機31の起動直後等で冷媒循環量が過剰とし
て、全閉状態の減圧装置34を開く。すると、余剰冷媒
は、減圧装置34を通って室外熱交換器33へ流入し、
除湿回路には適正流量の冷媒が流れる。また、上記差
(T3−T2)が所定の正値ΔTを超えているときは、冷媒
循環量が少なくて蒸発器の出口側で冷媒が過熱蒸気にな
っているので、効果的な冷房を行なわせるべく、冷媒回
収管路2の第2開閉弁3を開く。すると、室外熱交換器
33に溜った冷媒は、冷媒回収管路2の第2開閉弁3を
通り、管路36e,36fを経て低圧側の吸込口から圧縮
機31に吸い込まれ、圧縮された後、吐出口から除湿回
路に追加供給される。一方、上記差(T3−T2)が正値で
ないときは、冷媒循環量が多くて蒸発器における蒸発が
不十分で出口側で湿り蒸気になっているので、効果的な
除湿を行なわせるべく、全閉状態の減圧装置34を所定
開度で開く。すると、余剰冷媒が、減圧装置34を通っ
て室外熱交換器33に流入し、除湿回路には適正流量の
冷媒が流れる。かくて、除湿回路の第1,第2室内熱交
換器35a,35bには、常に適正流量の冷媒が循環する
ので、上述の第3の空気調和装置と同じ作用が奏される
うえ、蒸発器たる第2室内熱交換器35bの出入口での
冷媒温度差により冷媒循環量を制御するので、より精度
が良くより運転範囲の広い除湿運転を行なうことができ
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例により詳細に説
明する。図1は、本発明の第4の空気調和装置の一例を
示す冷媒回路図である。この空気調和装置は、図4で述
べた冷媒回路に、第1開閉弁1、第2開閉弁3を介設し
た冷媒回収管路2、室内熱交換器35側の3つの温度セ
ンサ4,5,6、除湿運転時にこれらの温度センサの検出
信号に基づき上記第2開閉弁3と膨張弁34を制御する
判別手段と駆動手段を兼ねるマイクロプロセッサ7を追
加してなり、図4と同じ部材には同一番号を付して説明
を省略する。上記第1開閉弁1は、圧縮機31の吐出口
に接続された管路36aのバイパス管路40との接続点
より四路切換弁32側に介設された第1電磁弁からな
る。また、上記冷媒回収管路2は、減圧装置たる膨張弁
34より室内熱交換器33側の管路36cを、四路切換
弁32より圧縮機31の吸込口側の管路36fに接続し
ており、この冷媒回収管路に介設された第2開閉弁3
は、第2電磁弁からなる。一方、上記第1温度センサ4
は、第1室内熱交換器35aに設けられ、第2温度セン
サ5,第3温度センサ6は、夫々第2室内熱交換器35b
の入口側および出口側に設けられて、設けられた箇所を
流れる冷媒の温度を検出して、検出信号をマイクロプロ
セッサ7に出力する。
【0016】上記マイクロプロセッサ7は、除湿運転時
に第1,第2,第3温度センサ4,5,6からの検出信号を
受けて、判別手段として、第1温度センサ4の検出信号
が表わす冷媒の凝縮温度T1が、所定値Th以上であるか
否か(図2のS2参照)、第3温度センサ6の検出信号が
表わす冷媒の第2蒸発温度T3と第2温度センサ5の検
出信号が表わす冷媒の第1蒸発温度T2の差(T3−T2)
が、所定の正値ΔTを超えるか否か(図2のS4参照)お
よび正値か否か(図2のS6参照)を判別する。そして、
この判別結果に基づいて駆動手段として、上記凝縮温度
1が所定値Th以上の時、全閉状態の膨張弁34を開く
とともに(図2のS3参照)、上記差(T3−T2)が所定の
正値ΔTを超えるとき、冷媒回収管路2の第2電磁弁3
を開く一方(図2のS5参照)、上記差(T3−T2)が正値
でないとき、全閉状態の膨張弁34を小開度で開く(図
2のS7参照)ようになっている。
【0017】上記構成の空気調和装置は、次のように動
作する。冷暖房運転の場合、冷媒回収管路2の第2電磁
弁3はマイクロプロセッサ7により閉じられており、第
1電磁弁1を開く一方、バイパス管路40の開閉弁41
を閉じ、四路切換弁32を冷暖房いずれかの位置に切り
換えて、圧縮機31を駆動する。すると、圧縮機31か
ら吐出された冷媒ガスは、冷房時は図1の実線矢印の如
く循環して、室外熱交換器33で凝縮し、膨張弁34で
膨張,減圧されて低温となって、第1室内熱交換器35a
を経て開閉弁39に達する。形状記憶ばねを備えた開閉
弁39は、図4で述べたように流入する低温冷媒により
開成するから、第1,第2室内熱交換器35a,35bが共
に蒸発器として働き、冷媒はここで蒸発して室内を冷房
する。一方、暖房時には吐出冷媒は、図中の破線矢印の
如く循環して、第2室内熱交換器35bから開閉弁39
に達する。開閉弁39は、流入する高温冷媒で形状記憶
ばねが伸長するが、弁体の上下流間の圧力差とバイアス
ばねの力により開成するので、両室内熱交換器35a,3
5bが共に凝縮器として働き、冷媒はここで凝縮して室
内を暖房する。次いで、冷媒は、膨張弁34を経て膨
張、減圧された後、室外熱交換器33に入りここで蒸発
して、圧縮機31に戻る。なお、上記冷暖房運転では、
開閉弁41,第2電磁弁3が共に閉じられているので、
バイパス管路40および冷媒回収管路2に冷媒は流れな
い。
【0018】次に、除湿運転の場合、膨張弁34および
第2電磁弁3を全閉にし、第1電磁弁1を閉じる一方、
バイパス管路40の開閉弁41を開き、四路切換弁32
を冷房運転時と同じ切換位置にする。すると、圧縮機3
1から吐出された冷媒ガスは、図1の一点鎖線矢印の如
く、バイパス管路40の開閉弁41を経て第1室内熱交
換器35aに直接供給され、ここで凝縮しつつ開閉弁3
9に達する。開閉弁39は、流入する高温冷媒による形
状記憶ばねの伸長と弁体の上下流間の圧力差によって閉
成するので、冷媒が総てキャピラリチューブ38を流れ
てここで膨張、減圧される。従って、キャピラリチュー
ブ38より上流側の第1室内熱交換器35aが凝縮器と
して、下流側の第2室内熱交換器35bが蒸発器として
夫々働き、図示しない室内ファンで循環せしめられる室
内空気は、まず第2室内熱交換器35bを通って冷却さ
れて除湿され、次いで第1室内熱交換器35aを通って
室温程度まで加熱されて除湿空気となる。
【0019】ここで、室外熱交換器33は、圧縮機31
の吐出口側の一端が第1電磁弁1で閉鎖され、他端が膨
張弁34で閉鎖されるので、圧縮機31からの吐出冷媒
が流入することはない。また、室外が風雨の場合や外気
温度が低い場合でも、室外熱交換器33内で凝縮して溜
まる冷媒量は、高々冷房運転下で両端の第1電磁弁1と
膨張弁34を閉じる際にその間に存する量であって、バ
イパス管路40を含む除湿回路を循環する残りの冷媒の
量は、室内熱交換器35が夫々凝縮器35aと蒸発器3
5bとして略半分の熱交換能力で用いられることから、
概ね除湿運転に適正な量である。従って、循環する冷媒
量の不足で除湿回路がガス欠状態になることが少なく、
安定した除湿運転を行なうことができる。
【0020】さらに、この除湿運転は、図2のフローチ
ャートに示したマイクロプロセッサ7による膨張弁34
と第2電磁弁3の次に述べるような開度制御によって、
一層精度良くかつ一層広い運転範囲に亘って安定に行な
われる。即ち、図2のステップS1で、室内熱交換器3
5に設けられた3つのセンサのうち、第1温度センサ4
は凝縮器として働く第1室内熱交換器35aの冷媒温度
を検出し、第2温度センサ5,第3温度センサ6は、蒸
発器として働く第2室内熱交換器35bの入口側,出口側
の冷媒温度を夫々検出する。マイクロプロセッサ7は、
各温度センサ4,5,6からの検出信号を受けて、図2の
ステップS2で、第1温度センサ4の検出信号が表わす
凝縮温度T1が所定値Th以上であるか否かを判別し、ス
テップS4で、第3温度センサ6の検出信号が表わす第
2蒸発温度T3と第2温度センサ5の検出信号が表わす
第1蒸発温度T2の差(T3−T2)が、所定の正値ΔTを
超えるか否かを判別し、ステップS6で、上記差(T3
2)が正値か否かを判別する。
【0021】そして、この判別結果に基づいて、上記凝
縮温度T1が所定値Th以上の時は、圧縮機31の起動直
後等で冷媒循環量が過剰と判定して、図2のステップS
3で、全閉状態の膨張弁34を開く。すると、余剰冷媒
は、図1の二点鎖線矢印Aの如く、膨張弁34を通って
室外熱交換器33へ流入し、バイパス管路40から室内
熱交換器35に適正流量の冷媒が流れる。また、上記差
(T3−T2)が所定の正値ΔTを超えている時は、冷媒循
環量が少なくて蒸発器35bの出口側で冷媒が過熱蒸気
になっているので、ステップS5で、効果的な冷房を行
なわせるべく、冷媒回収管路2の第2電磁弁3を開く。
すると、室外熱交換器33に溜っていた冷媒は、図1の
二点鎖線矢印Bの如く、冷媒回収管路2の第2開閉弁3
を経て低圧側の管路36fに流れ、吸込口から圧縮機3
1に吸い込まれ、圧縮された後、吐出口からバイパス管
路40に追加供給される。一方、上記差(T3−T2)が正
値でないときは、冷媒循環量が多くて蒸発器35bにお
ける蒸発が不十分で出口側で冷媒が湿り蒸気になってい
るので、効果的な除湿を行なわせるべく、ステップS7
で、全閉状態の膨張弁34を小開度で開く。すると、余
剰冷媒が、膨張弁34を通って室外熱交換器33に流入
し、バイパス管路40から室内熱交換器35に適正流量
の冷媒が流れる。かくて、除湿回路をなす第1,第2室
内熱交換器35a,35bには、常に適正流量の冷媒が循
環するので、室内の熱負荷や湿度に応じた能力で安定し
た除湿運転を行なうことができる。また、蒸発器たる第
2室内熱交換器35bの出入口での冷媒温度差(T3
2)により膨張弁34と第2電磁弁3の開度を制御して
バイパス管路40を経る冷媒循環量を調整するので、よ
り広い運転範囲に亘ってより高精度の除湿運転を行なう
ことができる。
【0022】本発明の第3の空気調和装置は、上述の実
施例の第3温度センサ6を省略し、マイクロプロセッサ
7による膨張弁34と第2電磁弁3の制御を図3のフロ
ーチャートの如く変更することによって構成される。即
ち、マイクロプロセッサ7の制御で図2と異なる点は、
判別手段として、第2温度センサ5の検出信号を受け
て、図3のステップS4で、この検出信号が表わす凝縮
温度T2が所定値Tuを超えるか否かを判別し、ステップ
S6で、この凝縮温度T2が所定値Tlに満たないか否か
を判別することであり、これらの判別結果に基づくステ
ップS3,S5,S7での膨張弁34と第2電磁弁3の制
御は、図2のそれと同じである。
【0023】この空気調和装置による冷暖房運転は図1
で述べたと同様であるので、除湿運転についてのみ図3
に従って述べる。図3のステップS1で、第1,第2温
度センサ4,5は、夫々第1室内熱交換器35aの冷媒の
凝縮温度T1,第2室内熱交換器35bの入口での冷媒の
第1蒸発温度T2を検出する。マイクロプロセッサ7
は、両温度センサ4,5からの検出信号を受けて、ステ
ップS2で、上記凝縮温度T1が所定値Th以上か否かを
判別し、肯と判別すれば、圧縮機31の起動直後等で冷
媒循環量が過剰と判定して、ステップS3に進んで、全
閉状態の膨張弁34を開く。すると、余剰冷媒は、膨張
弁34を通って室外熱交換器33へ流入し、バイパス管
路40から室内熱交換器35に適正流量の冷媒が流れ
る。ステップS2で否なら、ステップS4で上記第1蒸
発温度T2が所定値Tuを超えるか否かを判別し、肯と判
別すれば、冷媒循環量を減じて開閉弁39から第2室内
熱交換器35bに流入する冷媒の温度を下げ、効果的な
除湿を行なわせるべく、ステップS5に進んで、全閉状
態の膨張弁34を小開度で開く。すると、余剰冷媒が、
膨張弁34を通って室外熱交換器33に流入し、バイパ
ス管路40から室内熱交換器35に適正流量の冷媒が流
れる。
【0024】さらに、ステップS4で否なら、ステップ
S6で上記第1蒸発温度T2が所定値Tlに満たないか否
かを判別し、肯と判別すれば、冷媒循環量が少なくキャ
ピラリチューブ38で絞りすぎで流入冷媒が低温になっ
ているので、効果的な冷房を行なわせるべく、ステップ
S7に進んで、冷媒回収管路2の第2電磁弁3を開く。
すると、室外熱交換器33の溜っていた冷媒は、上記第
2電磁弁3を経て低圧側の管路36fに流れ、吸込口か
ら圧縮機31に吸い込まれ、圧縮された後、吐出口から
バイパス管路40に追加供給される。かくて、除湿回路
をなす第1,第2室内熱交換器35a,35bには、常に適
正流量の冷媒が循環するので、室内の熱負荷や湿度に応
じた能力で安定した除湿運転を行なうことができる。な
お、この空気調和装置は、第3温度センサ6がないので
上述の第4の空気調和装置に比して冷媒量制御の精度は
若干劣るが、装置のコスト面では有利である。
【0025】尚、上述の実施例の温度センサ4,5,6と
マイクロプロセッサ7を省略して、本発明の第2の空気
調和装置を構成することもできる。そして、この空気調
和装置で、室内の除湿状態に応じて膨張弁34および第
2電磁弁3の開度を手動で調整すれば、同様に除湿回路
を循環する冷媒流量を増減することができ、上述の実施
例より手間はかかるが、安定した除湿運転を行なわせる
ことができる。さらに、上述の実施例の第2電磁弁3を
もつ冷媒回収管路2をも省略して、本発明の第1の空気
調和装置を構成することができる。この場合でも、除湿
運転時に膨張弁34と第1電磁弁1を閉じることによっ
て、室外が風雨や低温でも、室外熱交換器33に溜まる
冷媒の量を、全量の半分程度に抑えることができ、除湿
運転時には両室内熱交換器35a,35bが夫々凝縮器,蒸
発器として略半分の熱交換能力で用いられることを考え
れば、除湿回路を循環する冷媒流量を略適正流量に維持
することができ、図4の従来例に比して安定した除湿運
転が可能になる。
【0026】上記実施例では、第1開閉弁を電磁弁1と
し、これを管路36aに介設したが、この第1開閉弁を
他の開閉弁とし、これを四路切換弁32と室外熱交換器
33の間の管路36bに介設してもよい。また、第2電
磁弁3を介設し、一端を膨張弁34の室外熱交換器33
側の管路36cに接続した冷媒回収管路2は、その他端
を上記実施例の管路36fでなく、四路切換弁32と第
2室内熱交換器35bの間の管路36eに接続することも
できる。
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
第1の空気調和装置は、圧縮機,四路切換弁,室外熱交換
器,減圧装置,第1室内熱交換器および第2室内熱交換器
を順次管路で接続し、上記第1,第2室内熱交換器の間
に減圧手段と開閉弁を互いに並列に接続すると共に、上
記圧縮機の吐出口と上記減圧装置より第1室内熱交換器
側の上記管路とを、開閉弁を介設したバイパス管路で接
続したものにおいて、上記圧縮機の吐出口に接続される
管路の上記バイパス管路との接続点から四路切換弁を経
て室内熱交換器に至るまでの上記管路に、第1開閉弁を
介設しているので、除湿運転時に減圧装置と第1開閉弁
を閉じることで、室外が風雨や低温でも、室外熱交換器
に溜まる冷媒の量を全量の半分程度に抑えて、略半分の
熱交換能力で働く凝縮器,蒸発器としての両室内熱交換
器に循環する冷媒を略適正流量に維持でき、概ね安定し
た除湿運転を行なうことができる。また、本発明の第2
の空気調和装置は、上記第1の空気調和装置の減圧装置
より室外熱交換器側の上記管路を、第2開閉弁を介設し
た冷媒回収管路により、上記第2室内熱交換器より圧縮
機の吸込口側の上記管路に接続してなるので、除湿運転
時に室外熱交換器に溜った冷媒を上記冷媒回収管路を経
て回収しバイパス管路を経て両室内熱交換器に追加供給
でき、上述の効果に加えて、室内の熱負荷や湿度に応じ
た除湿運転が可能になる。
【0027】さらに、本発明の第3の空気調和装置は、
上記第2の空気調和装置に、上記第1室内熱交換器の冷
媒温度を検出する第1温度センサと、上記第2室内熱交
換器の減圧手段と開閉弁側の端部の冷媒温度を検出する
第2温度センサと、除湿運転時に上記第1,第2温度セ
ンサからの検出信号を受けて、第1温度センサの検出信
号が表わす凝縮温度が所定値以上であるか否か、第2温
度センサの検出信号が表わす蒸発温度が所定範囲内にあ
るか否かを夫々判別する判別手段と、この判別手段が上
記凝縮温度が所定値以上と判別したときに、全閉状態の
上記減圧装置を開くとともに、上記判別手段が上記蒸発
温度が所定範囲を超えると判別したときに、全閉状態の
上記減圧装置を所定開度で開く一方、上記判別手段が上
記蒸発温度が所定範囲に満たないと判別したときに、上
記冷媒回収管路の第2開閉弁を開く駆動手段とを備えて
なるので、第2の空気調和装置の第2開閉弁や減圧装置
の開度調整を手動でせずに済んで、上述の効果に加え
て、より容易かつ確実に安定した除湿運転を行なうこと
ができる。
【0028】最後に、本発明の第4の空気調和装置は、
上記第3の空気調和装置に、蒸発器たる第2室内熱交換
器の出口側の冷媒温度を検出する第3温度センサを追加
し、判別手段により、さらに第3温度センサの検出信号
が表わす蒸発器入口の蒸発温度と第2温度センサの検出
信号が表わす蒸発器出口の蒸発温度の差が、所定の正値
を超えるか否かおよび正値か否かを判別させ、この判別
結果に基づき駆動手段により、第1温度センサによる凝
縮温度が所定値以上のとき、全閉状態の減圧装置を開
き、上記差が所定の正値を超えるとき、冷媒回収管路の
第2開閉弁を開く一方、上記差が正値でないとき、全閉
状態の減圧装置を所定開度で開くようにしているので、
精度の良い冷媒流量の制御ができ、上述の効果に加え
て、より広い運転範囲に亘ってより高精度の除湿運転を
行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第4の空気調和装置の一実施例を示
す冷媒回路図である。
【図2】 上記実施例の除湿運転時における冷媒流量の
制御の流れを示すフローチャートである。
【図3】 本発明の第3の空気調和装置の冷媒流量の制
御の流れを示すフローチャートである。
【図4】 従来の空気調和装置を示す冷媒回路図であ
る。
【符号の説明】
1…第1電磁弁、2…冷媒回収管路、3…第2電磁弁、
4…第1温度センサ、5…第2温度センサ、6…第3温
度センサ、7…マイクロプロセッサ、31…圧縮機、3
2…四路切換弁、33…室外熱交換器、34…膨張弁、
35…室内熱交換器、35a…第1室内熱交換器、35b
…第2室内熱交換器、36a〜36f…管路、37…ドラ
イ時減圧機構、38…キャピラリチューブ、39…開閉
弁、40…バイパス管路、41…電磁弁。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機(31),四路切換弁(32),室外熱
    交換器(33),減圧装置(34),第1室内熱交換器(35
    a)および第2室内熱交換器(35b)を順次管路(36a〜
    36f)で接続し、上記第1,第2室内熱交換器(35a,3
    5b)の間に減圧手段(38)と開閉弁(39)を互いに並列
    に接続するとともに、上記圧縮機(31)の吐出口と上記
    減圧装置(34)より第1室内熱交換器(35a)側の上記
    管路(36d)とを、開閉弁(41)を介設したバイパス管
    路(40)で接続した空気調和装置において、 上記圧縮機(31)の吐出口に接続される管路(36a)の
    上記バイパス管路(40)との接続点から四路切換弁(3
    2)を経て室内熱交換器(33)に至るまでの上記管路(3
    6a,36b)に、第1開閉弁(1)を介設したことを特徴と
    する空気調和装置。
  2. 【請求項2】 上記減圧装置(34)より室外熱交換器
    (33)側の上記管路(36c)を、第2開閉弁(3)を介設
    した冷媒回収管路(2)により、上記第2室内熱交換器
    (35b)より圧縮機(31)の吸込口側の上記管路(36e,
    36f)に接続した請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の空気調和装置におい
    て、上記第1室内熱交換器(35a)の冷媒温度を検出す
    る第1温度センサ(4)と、上記第2室内熱交換器(35
    b)の減圧手段(38)と開閉弁(39)側の端部の冷媒温度
    を検出する第2温度センサ(5)と、除湿運転時に上記第
    1,第2温度センサ(4,5)からの検出信号を受けて、第
    1温度センサ(4)の検出信号が表わす凝縮温度(T1)が
    所定値(Th)以上であるか否か、第2温度センサ(5)の
    検出信号が表わす蒸発温度(T2)が所定範囲内にあるか
    否かを夫々判別する判別手段(7)と、この判別手段(7)
    が上記凝縮温度(T1)が所定値(Th)以上と判別したとき
    に、全閉状態の上記減圧装置(34)を開くとともに、上
    記判別手段(7)が上記蒸発温度(T2)が所定範囲を超え
    る(T2>Tu)と判別したときに、全閉状態の上記減圧装
    置(34)を所定開度で開く一方、上記判別手段(7)が上
    記蒸発温度(T2)が所定範囲に満たない(T2<Tl)と判
    別したときに、上記冷媒回収管路(2)の第2開閉弁(3)
    を開く駆動手段(7)を備えた空気調和装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の空気調和装置におい
    て、上記第1室内熱交換器(35a)の冷媒温度を検出す
    る第1温度センサ(4)と、上記第2室内熱交換器(35
    b)の減圧手段(38)と開閉弁(39)側の端部の冷媒温度
    を検出する第2温度センサ(5)と、上記第2室内熱交換
    器(35b)の四路切換弁(32)側の端部の冷媒温度を検
    出する第3温度センサ(6)と、除湿運転時に上記第1,
    第2,第3温度センサ(4,5,6)からの検出信号を受け
    て、第1温度センサ(4)の検出信号が表わす凝縮温度
    (T1)が所定値(Th)以上であるか否か、第3温度センサ
    (6)の検出信号が表わす第2蒸発温度(T3)と第2温度
    センサ(5)の検出信号が表わす第1蒸発温度(T2)の差
    (T3−T2)が、所定の正値(ΔT)を超えるか否かおよび
    正値か否かを判別する判別手段(7)と、この判別手段
    (7)が上記凝縮温度(T1)が所定値(Th)以上と判別した
    ときに、全閉状態の上記減圧装置(34)を開くととも
    に、上記判別手段(7)が上記差(T3−T2)が所定の正値
    (ΔT)を超えると判別したときに、上記冷媒回収管路
    (2)の第2開閉弁(3)を開く一方、上記判別手段(7)が
    上記差(T3−T2)が正値でないと判別したときに、全閉
    状態の上記減圧装置(34)を所定開度で開く駆動手段
    (7)を備えた空気調和装置。
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