JPH0439578B2 - - Google Patents

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JPH0439578B2
JPH0439578B2 JP58115356A JP11535683A JPH0439578B2 JP H0439578 B2 JPH0439578 B2 JP H0439578B2 JP 58115356 A JP58115356 A JP 58115356A JP 11535683 A JP11535683 A JP 11535683A JP H0439578 B2 JPH0439578 B2 JP H0439578B2
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、空気調和機に係り、詳しくは、空気
の温度、湿度を検出するとともに圧縮機の容量制
御運転と再熱運転(以下除湿運転ともいう)とを
可能な冷凍回路とし、空気の温、湿度に応じて両
運転を巧みに組合せて省エネルギーをはかりなが
ら温、湿度を高精度に制御する如くした恒温、恒
湿用の空気調和機に関するものである。 この種恒温、恒湿用の空気調和機は、電子計算
機および同室など高精度の恒温、恒湿を要求され
るところに広く用いられている。 ところで、この種空気調和機としては、恒温、
恒湿の制御手段としては、温度を制御して湿度を
制御する手段を用いたものがある。この場合湿度
は成り行きとなつて高精度の湿度制御が出来な
い。また、省エネルギーなどの観点から圧縮機を
容量制御可能にし温、湿度制御しようとするもの
も提案されているが、今ここで圧縮機の容量制御
と湿度制御との関係を考察すると、 一般に、圧縮機を全容量運転(100%運転)し
た場合は、冷媒循環量が多く、このため蒸発温度
が低下し露点温度が下がつて除湿し易くなり、除
湿量も多く速かに所期湿度になり、除湿の観点か
らは好ましいが、一方、圧縮機の容量制御を行う
と、容量制御分だけ冷媒循環量が減り、蒸発温度
が上がつて露点温度が上がり、除湿し難くなり、
除湿の観点からは好ましくないという冷凍機特性
がある。 これらの観点から、従来この種電子計算機用の
空気調和機として除湿に重点をおき圧縮機を常時
100%運転するものとして、特開昭51−93534号公
報記載の空気調和機があり、これは電子計算機内
の温度を検出し、再熱器に供給するホツトガス量
(再熱量)を比較制御して温度制御を行うもの
(湿度は成り行き)であるが、これを第9図に基
づき簡単に説明すると、 圧縮機51、凝縮器52、蒸発器53など各機
器はそれぞれ吐出ガス回路54、液回路55、吸
入ガス回路56で公知の如く接続し、さらに、再
熱器57を前記蒸発器53に付設して前記吐出ガ
ス回路54の一部をバイパスするホツトガスバイ
パス回路58に介装している。そして、前記バイ
パス回路58に、電子計算機内の温度により弁開
度が比例制御される調整弁59を介装して、前記
計算機内の温度より前記再熱器57での再熱量、
従つて吹出空気温度を制御できるようにしている
のである。なお、60は冷房用膨張弁、61は前
記計算機内の空気温度を検出する検出部である。 ところで、前記従来のものは、被空調室の負荷
の変動にかかわりなく、前記圧縮機51を常に全
容量運転し、前記空気調和機の吹出空気温度を、
前記調整弁59で前記再熱器57での再熱量を調
節することによつてのみ制御するよう成している
ために次のような問題が生じるのである。 即ち、被空調室が高負荷時(顕熱負荷および潜
熱負荷とも大きい時)には、前記冷凍機特性から
速かに温度も下がり、湿度も下がつて好ましいこ
とであるが、一方、低負荷時(顕熱負荷および潜
熱負荷とも小さい時)は、前記高負荷時に比して
前記蒸発器53での吸熱量が小さくてもよく、従
つて圧縮機51の能力を小さくできるにもかかわ
らず、前記圧縮機51を全容量運転するために無
駄が生じ、ライニングコストが高くつく問題が生
じるのである。また、冬期や中間期の低負荷時で
かつ除湿を必要としない場合(顕熱負荷のみの場
合)にも除湿され乾燥し過ぎるので、相当な加湿
量が必要であるという欠陥がある。 これら従来欠陥を改良すべく、本発明者らは先
に提案(特願昭57−231196号)を行つたが、この
提案は、前記従来の問題点が蒸発器53での吸熱
量、即ち、圧縮機51の能力を顕熱負荷変動に応
じて制御することなく単に再熱器での再熱量を調
整することによつてのみ前記吹出空気温度を制御
しようとしたために生じたものであることに着目
して発明したものであり、この発明は、容量制御
が可能な圧縮機を用いて、前記空気調和機の吹出
空気温度制御を前記圧縮機の容量制御と前記再熱
器の運転制御との双方で行うとともに、前記圧縮
機の容量制御を前記再熱器の運転制御に対して優
先させることにより、つまり蒸発器での吸熱量の
調節を前記再熱器での再熱量の調節に対して優先
させることにより、前記空気調和機のライニング
コストを低減し、また、前記再熱器の容量を従来
のものに比して小さくできるようにした点にあ
る。 これを第10図に基づいて簡単に説明すると、 蒸発器4′,5′に再熱器6′,7′を並設し、圧
縮機2′,3′の吐出ガス回路21′,22′から分
岐したホツトガスバイパス回路29′,30′を前
記再熱器6′,7′に接続し、前記バイパス回路2
9′,30′に介装する電磁弁33′,34′によ
り、再熱運転可能とし、前記圧縮機2′,3′を容
量制御可能に構成するとともに、吹出空気温度の
検出器と設定器とを設けて、検出器で検出する吹
出空気温度と、設定器で設定する設定温度との温
度差により、前記圧縮機2′,3′の運転制御と再
熱運転制御とを行ない、かつ、前記圧縮機2′,
3′の容量制御を再熱運転制御に優先させるごと
く成して、被空調室の顕熱負荷変動に対し、先ず
前記圧縮機2′,3′の容量制御を行い、その上で
前記再熱器6′,7′の運転を行うことにより、低
顕熱負荷時の再熱器6′,7′での再熱量を従来に
比して小さくできるようにできながら、しかも前
記吹出空気温度を一定に保持できるようにしたも
のである。 しかしながらこの先願例の場合、除湿という点
からみたとき、圧縮機を容量制御しているので、
前記冷凍機特性から除湿し難いものであり、潜熱
負荷がないため除湿を必要としない場合は良いの
であるが、潜熱負荷があるため除湿を必要とする
時は前記の如く除湿上は不向きであるという欠陥
がある。 以上、公知例、先願例とも、何れも温度のみを
検出し、湿度は検出せず、運転態様も公知例では
圧縮機全容量運転、先願例は圧縮機容量制御運転
と再熱運転の一つであるので、温度制御しかでき
ず、湿度は成り行きであり、除湿能力からみて一
段のみであるので、前記の如く公知例では潜熱負
荷の小さい時に、先願例では潜熱負荷の大きい時
に問題があり、湿度の高精度の制御は到底できな
い。また、省エネルギーという点からみたとき、
先願例は良いとしても公知例は前記の如く無駄が
ある。何れにしても両例とも恒温恒湿制御、省エ
ネルギーという点からみて到底満足し得るもので
はない。 本発明は、以上の観点から前記欠陥を解消すべ
く発明したもので、本発明の目的とするところ
は、温湿度の高精度の制御をするために、温度、
湿度の両者を検出し、前記冷凍機特性を利用して
空気条件に見合つた最適の運転態様を選択できる
ようにし、かつ省エネルギー化もはかれる空気調
和機を提供せんとするもので、本発明の構成は圧
縮機、凝縮器、蒸発器および前記蒸発器に並設し
た再熱器を備え、前記圧縮機の吐出ガス回路から
分岐してホツトガスをバイパスするホツトガスバ
イパス回路に電磁弁および前記再熱器を介装した
空気調和機において、前記圧縮機を容量制御運転
可能、かつ前記ホツトガスバイパス回路に介装し
た電磁弁を開いて再熱運転可能とすると共に、空
気温度を検出する温度検出器と、設定温度を設定
する温度設定器と空気湿度を検出しオン、オフす
る湿度調節器とを具備させ、前記検出温度と設定
温度の差に応じて、湿度調節器がオフ時、前記容
量制御運転と前記再熱運転とを容量制御運転を優
先して行う通常運転と、湿度調節器がオン時前記
容量制御運転は行わず前記再熱運転を行う除湿運
転とを制御部により切換えて温、湿度制御可能と
なした空気調和機としたことを特徴とし、温、湿
度を検出し、前記2つの運転態様とし、湿度調節
器オフ時(潜熱負荷がないため除湿を必要としな
いとき)と湿度調節器オン時(潜熱負荷があるた
め除湿を必要とするとき)とで除湿量の少い通常
運転か、除湿量の多い再熱運転(除湿運転)かの
除湿能力を2段とし、温湿度条件に応じて運転態
様を選択し、同時に湿度調節器オフ時は圧縮機の
容量制御運転を優先して行つて省エネルギーをは
かり前記目的を達成せんとするものである。 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。 第1図に示すものは、本実施例の電子計算機の
空気調和に用いる空気調和機である。 1はケーシングで、第1および第2の2系統の
冷媒回路をそれぞれ構成する各2台の圧縮機2,
3、蒸発器4,5、再熱器6,7を内装するとと
もに、フアン8およびフアンモータ9を内装して
いる。また、前記ケーシング1には空気の吸込口
11と吹出口12とを設けている。そして、前記
吹出口12の付近に吹出空気温度tを検出する検
出器13を設けているのである。なお、14は機
械室15と吸込側室16とを仕切る仕切板、10
は湿度調節器である。 而して、前記空気調和機は吸込口11より吸込
んだ空気を蒸発器4,5で冷却し、更に再熱器
6,7で再熱して空気温度を調節し、フアン8に
より吹出口12から吹出す如く成している。そし
て、前記吹出空気は床下に形成する空気通路17
を通じて電子計算機18内に床下から直接送込む
ように成しているのであり、前記湿度調節器10
は空気流れの均一化した電子計算機18の入口附
近に設けるのである。 また、第2図に示すものは前記空気調和機を構
成する前記第1,2系統の冷媒回路図で、各冷媒
回路は同一に構成している。 而して、前記各冷媒回路は、前記圧縮機2,3
と前記蒸発器4,5と、水冷式の凝縮器19,2
0とをそれぞれ吐出ガス回路21,22、液回路
23,24、吸入ガス回路25,26とで接続す
るのである。そして、前記吐出ガス回路21,2
2から分岐してホツトガスをバイパスするホツト
ガスバイパス回路29,30を前記凝縮器19,
20と液回路23,24に介装され減圧機構とし
て作用する第1キヤピラリーチユーブ27,28
とをバイパスするように設けている。そして、該
回路29,30に再熱器6,7と減圧機構として
作用する第2キヤピラリーチユーブ31,32、
および開くことにより該バイパス回路29,30
にホツトガスをバイパスして再熱運転を可能とす
る電磁弁33,34を介装させている。なお、3
5,36は吸入ガス回路25,26に介装するア
キユムレータ、37は前記凝縮器19,20に接
続される冷却水管である。 そして、前記圧縮機2,3は全容量運転と全容
量の70%の容量制御運転とを行えるように構成す
るのである。具体的には、前記圧縮機2,3に、
前記全容量運転と容量制御運転とを切換えるため
の操作管38,39を接続し、該操作管38,3
9に接続する電磁式の切換弁(アンロード弁)4
0,41の切換操作により前記操作管38,39
に吐出ガス圧と吸入ガス圧とを選択的に作用させ
て前記圧縮器を全容量運転(吐出ガス圧作用時)
と容量制御運転(吸入ガス圧作用時)とが行える
ようにしているのである。なお、前記両ガス圧の
作用時を逆にし、吐出ガス圧作用時に容量制御運
転を行つてもよい。 而して、前記電磁弁33,34を開にして除湿
運転を行う場合の前記冷媒回路の作用は一般に用
いられているものと同じで、前記圧縮機2,3か
ら吐出される高圧冷媒ガスは、一部が凝縮器1
9,20、第1キヤピラリーチユーブ27,28
を通り凝縮、減圧される一方、他は再熱器6,7
で前記蒸発器4,5で冷却された空気に放熱して
凝縮し、第2キヤピラリーチユーブ31,32で
減圧されるのであり、それら冷媒は各々液回路2
3,24で合流し、更に蒸発器4,5で蒸発して
吸入空気を冷却し、そしてアキユムレータ35,
36を介して再び圧縮機2,3に吸入されるので
ある。なお、前記電磁弁33,34を閉にした場
合の冷媒回路の作用は再熱器6,7にホツトガス
が流通しないだけで前記した場合と同様である。 上記実施例においては、各冷媒回路にそれぞれ
一本のホツトガスバイパス回路を設けたが、第3
図に示すように冷媒回路に再熱器6,7に接続す
るホツトガスバイパス回路29a,29b,30
a,30bを2本づつ設けてもよく、この場合は
よりきめ細かな制御が可能となる。なお、前記各
回路29a,29b,30a,30bには、前記
実施例と同様に電磁弁33a,33b,34a,
34bおよび第2キヤピラリーチユーブ31a,
31b,32a,32bを介装させている。ま
た、第3図において、その他の番号の示すものは
前記実施例と同じであるから説明を省略する。 その他、前記2つの実施例では2系統の冷凍回
路としたが、1系統でも、3系統以上でも同様の
回路となるので説明を省略する。 つぎに、第4図に示すものは、前記第3図の場
合の空気調和機の制御回路で、前記圧縮機2,
3、該圧縮機2,3の容量制御運転を行うための
前記切換弁(アンロード弁)40,41、再熱運
転を制御するための前記ホツトガスバイパス回路
29a,29b,30a,30bに介装した前記
電磁弁33a,33b,34a,34bおよび室
内フアンモータ9などの制御機器を操作するため
のものである。 前記制御回路は、前記吹出空気温度の設定温度
Tをセツトするための設定器42と吹出空気温度
tを検出する前記検出器13と前記設定温度Tと
前記吹出空気温度tとを比較する比較器43aと
を備える温度検出部43と、吹出空気湿度が設定
湿度以上の時オンし、未満の時オフする湿度調節
器10と、多数のリレーから成り前記各制御機器
を操作するための出力部44と、前記温度検出部
43からの検出信号と湿度調節器10のオン、オ
フ信号とにより前記出力部44に制御信号を出力
する制御部45および前記空気調和機を発停させ
るスイツチ部46から成つている。 なお、第4図には三相の電源線に各電磁開閉器
C1−1,C2−1,C3−1を介して接続され
る前記フアンモータ9、各圧縮機モータ2M,3
Mも図示している。 そして、前記出力部44は、前記各開閉器C1
−1,C2−1,C3−1を励磁時に閉にする各
電磁コイルC1,C2,C3、圧縮機2,3の容
量制御運転のための前記切換弁(アンロード弁)
40,41を励磁時に低圧側、即ち容量制御運転
に切換えるリレーR1,R2および前記ホツトガ
スバイパス回路29a,29b,30a,30b
に介装した電磁弁33a,33b,34a,34
bを励磁時に開にするリレーR3,R4,R5,
R6を備えている。 そして、前記温度検出部43は、前記設定器4
2での設定温度Tと前記検出器13で検出される
吹出空気温度tとを比較器43aで比較して、そ
の温度差に応じて第1〜4出力線路47〜50か
らそれぞれオン信号、またはオフ信号を出力する
ことにより、前記制御部45に第5図に示す温度
領域A′〜E′に対応した第1表に示す5種類の検
出信号を(A〜E)出力するのである。
【表】 なお、本実施例においては設定温度Tを18℃と
し、前記検出信号A〜Eの出力と温度領域A′〜
E′との関係を下記のように定めている。 検出信号:温度領域 A:設定温度Tよりある一定温度S1以上低い
温度領域A′ B:上記領域A′より高く設定温度Tより低
い温度領域B′ C:上記領域B′より高く設定温度Tよりあ
る一定温度S2高い温度より低い温度領
域C′ D:上記領域C′より高く設定温度Tよりある
一定温度S3高い温度より低い温度領域
D′ E:上記領域D′より高い温度領域 即ち A′<T−S1 S1≒1.5℃ T−S1≦B′<T T≦C′<T+S2 S2≒4.0℃ T+S2≦D′<T+S3 S3≒5.5℃ T+S3≦E′ 以上の通りで、前記C′温度領域が温度制御時の
好ましい範囲(ホールド範囲)であり、設定値と
4℃高い温度領域となつているが、オン、オフ信
号の頻繁な切換り動作即ちハンチングを防止する
ためにある範囲を設けたもので、A〜Eの各信号
間にも所定のデイフアレンシヤルを設けハンチン
グを防止するようにしている。 また、前記制御部45は、マイクロコンピユー
タを備えたリレーシーケンサーより成り、前記空
気調和機の能力を例えば第2表に示す如く8ステ
ツプに制御するための制御信号を出力するもので
ある。
【表】
【表】 前記第2表をさらに詳しく説明すると、前記制
御部45は、前記温度検出部43から出される検
出信号と、制御部45に付設した湿度調節器10
からのオン、オフ信号とにより、前記電子計算機
18内の負荷(顕熱負荷および潜熱負荷)に対応
して、先ず湿度調節器10オフの時(潜熱負荷が
ないため除湿の必要ないとき)、顕熱負荷に応じ
て圧縮機2,3のトータル容量を前記第2表の0
〜100%の8段階のいずれかで制御するように切
換弁(アンロード弁)40,41および電磁弁3
3aを制御し、吹出空気温度tを前記設定温度T
(前記C′温度領域)に保持するようにする。つぎ
に湿度調節器10オンの時(潜熱負荷があるため
除湿運転必要なとき)、圧縮機2,3の容量制御
運転は行わず(切換弁(アンロード弁)40,4
1は高圧側に連通)、顕熱負荷に応じて前記何れ
かのステツプで前記再熱運転(除湿運転)のみを
行い、湿度調節器10がオフになれば前記通常運
転に戻るようにしているのである。 なお、この再熱運転(除湿運転)では、ステツ
プ1〜3の場合、No.2系統の圧縮機3を停止させ
ているが、これは顕熱負荷が小さい(45%以下)
ときには、潜熱負荷も通常小さいので、両系統の
圧縮機2,3をともに運転する必要がないからで
ある。 なお、第6図のフローチヤートで後述するよう
に、圧縮機始動時、起動後10分間は除湿運転は行
わず、また通常運転、除湿運転切換時は、切換え
時点から後述タイマー(ハンチング防止のため3
分間経過を待つ)をリセツトし、カウントを始め
るようになつている。 そこで、前記制御部45における第2表による
制御回路の具体的な運転制御方法の一例を第6図
のフローチヤートに従つて説明する。 先ず、運転スイツチPBS-1をオンすると、フア
ンモータ9(第4図参照)が駆動する。そして次
に設定器42の吹出空気温度の設定温度(T=18
℃)と検出器13で検出される吹出空気温度tと
を比較器43aで比較し、その温度差に応じて前
記検出部43より前記制御部45に対し5種の前
記検出信号A〜Eのうちいずれかが出力されるの
であり、その信号A〜Eと、湿度調節器10のオ
ン、オフ信号とにより、前記制御部45が前記空
気調和機の能力を8ステツプのうちでダウン、保
持、アツプの三つの制御信号のいずれかと、通常
運転と除湿運転のうちのいずれかを出力器44に
出力するのである。 より具体的には、先ず、吹出空気温度tと設定
温度Tとの差に応じて、第5図において、前記
A′,B′,C′温度領域(設定温度+4℃よりも小)
の場合には0ステツプ出力(圧縮機2,3を運転
しない)、前記D′温度領域(T+4℃<D′<T+
5.5℃)の場合には、2ステツプ出力、前記E′温
度領域(T+5.5℃≦E′)の場合には3ステツプ
出力のそれぞれの信号を出し、ついで、○イで吹出
空気温度tを検知し、 (1) 前記A′,B′温度領域の低温の場合には、ダ
ウン回路(ステツプをダウンする)で制御さ
れ、タイマー1(アツプタイマー、以下同じ)
をオフ、タイマー2(ダウンタイマー、以下同
じ)をオンし、ついでB′→A′に移つたかを検
知し、YESの時は1ステツプダウンの信号を
出力、ついでタイマー2をオフし、前記B′→
A′に移つたかがNOの場合、タイマー2がオン
後3分間経過したかを検出し、NOの場合はそ
のまま進み、YESの場合は1ステツプダウン
の信号を出力、ついでタイマー2をオフする。 (2) 前記C′温度領域の適温の場合には、ホールド
回路で制御され、ステツプは保持され、タイマ
ー1,2ともオン、タイマー1,2が3分経過
したかを検出し、3分経過後は何れもオフす
る。 (3) 前記D′,E′温度領域の高温の場合は、アツプ
回路(ステツプをアツプする)で制御され、タ
イマー1をオン、タイマー2をオフ、ついで
D′→E′に移つたかを検知し、YESの場合には
1ステツプアツプの信号を出力、タイマー1を
オフし、D′→E′に移つたかがNOの場合には、
タイマー1オン後3分経過をみて、NOの場合
はそのまま進み、YESの場合は1ステツプア
ツプの信号を出力、ついでタイマー1をオフす
る。 上記の例では、ダウン回路において、温度領域
B′がA′に移るかまたは温度領域B′かC′の状態が
タイマー2の設定時間(3分間)経過すればステ
ツプを1つダウンし、一方、アツプ回路におい
て、温度領域D′がE′に移るかまたは温度領域
D′かC′の状態がタイマー1の設定時間(3分間)
経過すればステツプを1つアツプする。そして、
ホールド回路において、タイマー1,2の設定時
間の経過によりタイマー1,2をオフするように
して、ダウン回路またはアツプ回路における温度
領域B′またはD′状態の継続のみでなく、これら
に温度領域C′の状態の継続時間をもタイマー1ま
たは2でカウントするようにしている。 しかし、ダウン回路またはアツプ回路において
温度領域C′の状態の継続時間を加算しないように
しても良く、その場合、ホールド回路ではタイマ
ー1,2の処理を省き、そのまま○ロに進むように
すれば良い。 前記A′,B′,C′,D′,E′温度領域何れの場合
も、ついで○ロでステツプは何れかを検出し、 (1) 0ステツプの場合は、前記○イの吹出空気温度
検出へフイードバツクして前記制御を繰返し、 (2) 1〜7ステツプの場合は、圧縮機オン後10分
間経過したかを検出し、 YESの場合はついで、前記湿度調節器1
0のオン、オフの除湿指令を検出し、 () YESの場合は、除湿指令が無から
有かを検出し、(a)YESの場合は、タイマ
ー1,2ともオフ後、ステツプに対応した
除湿運転、ついで前記○イの吹出空気温度検
出へフイードバツク、(b)NOの場合は、そ
のままステツプに対応した除湿運転、つい
で前記○イの吹出空気温度検出へフイードバ
ツクする。 () 除湿指令NOの場合は、除湿指令が
有から無かを検出、(a)YESの場合は、タ
イマー1,2ともオフ後ステツプに対応し
た通常運転、ついで前記同様○イの吹出空気
温度検出へフイードバツク、(b)NOの場合
はそのままステツプに対応した通常運転、
ついで前記同様○イの吹出空気温度検出へフ
イードバツクする。 NO(圧縮機オン後10分経過していない)
の場合は、そのままステツプに対応した通常
運転、ついで、前記○イの吹出空気温度検出へ
とフイードバツクする。 以上の如く、温度、湿度を検出し、温、湿度条
件に見合つて前記通常運転または除湿運転の2つ
の運転態様の何れか1つを選択して行い、フイー
ドバツクして再度温、湿度を検知して条件に適合
した運転態様を選択、これを繰返し行うので、高
精度の温、湿度制御が行われる。 以上は、前記第6図のフローチヤートの制御方
法であるが、このフローチヤートの通常運転、除
湿運転と前記第2表のステツプ制御との関係を分
かり易くしたのが第7図であり、その一例を説明
すると、 (1) 通常運転では、先ずステツプは何れであるか
を検出し、4ステツプであればホールド回路で
制御、両方の圧縮機2,3をオン、アンロード
弁40,41の両方オン、ホツトガスバイパス
回路29a,29b,30a,30bの各電磁
弁33a,33b,34a,34bのうち1台
はオン、他の3台はオフで運転を開始する信号
を出す。その他、ステツプが5ステツプ以上、
または、3ステツプ以下の場合は図示の通りで
あるので説明を省略する。 (2) つぎに、除湿運転では、先ず、各アンロード
弁40,41をオフとし、ついで現在のステツ
プが何れであるかを検出し、例えば5ステツプ
以上であれば、圧縮機2台ともオン、ついでス
テツプは何かを検出、6ステツプであれば前記
4つのホツトガスバイパス回路の各電磁弁33
a,33b,34a,34bのうち1台オン、
3台オフの信号を出し、この再熱量の制御状態
で運転する。その他のステツプの場合は図示の
通りであるので説明を省略する。 以上本発明実施例を第3図の空気調和機(再熱
器2系統宛)について説明したが、第1〜第2図
の空気調和機(再熱器1系統)についても同様の
制御方法であるので説明を省略する。また、以上
2つの実施例は冷凍回路は何れも2系統である
が、1系統または3系統以上の冷凍回路でも若干
精度の差はあるが同様の制御が実施できることは
いうまでもなく、その他設計変更例としては、前
記圧縮機の容量制御運転を切換弁(アンロード
弁)40,41で行つたが回転数制御でも良く、
さらに1系統の冷凍回路に複数台の圧縮機を用い
る場合は圧縮機の台数制御でも良く、さらに温、
湿度検出を吹出空気で検出したが、吸込空気で
も、室内空気でも何れでも同様の制御が可能であ
ることはいうまでもなく、その他設計変更例は
種々考えられるが本発明を逸脱しない限り何れも
本発明の範囲に入るものである。 叙上本発明空気調和機について詳述した如く、
本発明は、圧縮機、凝縮器、蒸発器および前記蒸
発器に並設した再熱器を備え、前記圧縮機の吐出
ガス回路から分岐してホツトガスをバイパスする
ホツトガスバイパス回路に電磁弁および前記再熱
器を介装した空気調和機において、前記圧縮機を
容量制御運転可能にするとともに前記ホツトガス
バイパス回路に介装した電磁弁を開いて再熱運転
を可能とし、空気温度を検出する温度検出器と設
定温度を設定する温度設定器と空気湿度を検出し
オン、オフ制御する湿度調節器とを備え、前記検
出温度と設定温度の差に応じて、湿度調節器がオ
フ時前記容量制御運転と前記再熱運転とを該容量
制御運転を優先して行う通常運転と、湿度調節器
がオン時前記容量制御運転は行わず前記再熱運転
を行う除湿運転とを制御部により切換えて温、湿
度制御する如くした空気調和機であつて、温、湿
度を検出し、前記圧縮機の容量制御運転と再熱運
転(除湿運転)との組合せによる通常運転と、圧
縮機の容量制御運転は行わない再熱運転(除湿運
転)との2つの運転態様としたので、温、湿度条
件に適合した運転態様が選択でき、高温で、湿度
調節器オフ時(潜熱負荷がないため除湿を必要と
しないとき)は、除湿能力の小さい前記通常運転
のうち優先している圧縮機の容量制御運転を行う
ので、動力に無駄なく省エネルギーでありながら
空気を速かに冷却し、湿度調節器オン時(潜熱負
荷があるため除湿を必要とするとき)は、頭記冷
凍機特性を十分発揮するように前記圧縮機の容量
制御運転は行わず100%運転とし、再熱運転のみ
を行うので、速かに除湿され、所定湿度として速
かに前記通常運転に移行できる。このように通常
運転も除湿運転も顕熱負荷および潜熱負荷にマツ
チした冷却能力および除湿能力を発揮でき、かつ
各運転態様に無駄がない。 この点は、本発明者らの実験結果(第8図aお
よびb)からみても、図示グラフのように、
SHF(顕熱比)のグラフから通常運転時はほぼ1.0
で、除湿運転時は0.7〜0.9であり、除湿能力は除
湿運転時が優れ、通常運転では殆ど除湿せず、空
気吹出温度のグラフから吹出温度は両運転で殆ど
変らず、冷却能力、消費電力のグラフから冷却能
力は両運転で殆ど変らないが、消費電力では通常
運転の場合少く、省エネルギーに貢献しているこ
とが分かる。 叙上の如く、本発明空気調和機によるとき、
温、湿度条件に適合した最適の運転態様で精度の
高い恒温、恒湿の温、湿度制御ができ、低湿度時
でも殆ど加湿を必要とせず、省エネルギー化もは
かられ、このため全体のコストも低減できるなど
従来欠陥を全て解消できるなどの効果を奏する誠
に有用な空気調和機である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の空気調和機の実施例を示す正
面縦断面図、第2図は同冷媒回路図、第3図は他
の実施例の冷媒回路図、第4図は第3図冷媒回路
の制御回路図、第5図は第4図制御回路の温度領
域制御を示す図、第6図は第4図制御回路図の動
作を説明するフローチヤート、第7図は第6図フ
ローチヤートと圧縮機のステツプ制御(本文第2
表)との関係を示す図、第8図a,bは本発明実
施例の実験結果を示すグラフ、第9図は従来例の
空気調和機の冷媒回路図、第10図は先願例の空
気調和機の冷媒回路図である。 2,3……圧縮機、4,5……蒸発器、6,7
……再熱器、19,20……凝縮器、21,22
……吐出ガス回路、29,30,29a,29
b,30a,30b……ホツトガスバイパス回
路、33,34,33a,33b,34a,34
b……ホツトガスバイパス回路の電磁弁、13…
…温度検出器、10……湿度調節器、42……温
度設定器、40,41……切換弁(アンロード
弁)、45……制御部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 圧縮機、凝縮器、蒸発器および前記蒸発器に
    並設した再熱器を備え、前記圧縮機の吐出ガス回
    路から分岐してホツトガスをバイパスするホツト
    ガスバイパス回路に電磁弁および前記再熱器を介
    装した空気調和機において、前記圧縮機を容量制
    御運転可能、かつ前記ホツトガスバイパス回路に
    介装した電磁弁を開いて再熱運転可能とすると共
    に、空気温度を検出する温度検出器と、設定温度
    を設定する温度設定器と空気湿度を検出しオン、
    オフする湿度調節器とを具備させ、前記検出温度
    と設定温度の差に応じて、湿度調節器がオフ時、
    前記容量制御運転と前記再熱運転とを容量制御運
    転を優先して行う通常運転と、湿度調節器がオン
    時前記容量制御運転は行わず前記再熱運転を行う
    除湿運転とを制御部により切換えて温、湿度制御
    可能となしたことを特徴とする空気調和機。
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