JPH10184766A - 自動車用バウンドストッパ - Google Patents
自動車用バウンドストッパInfo
- Publication number
- JPH10184766A JPH10184766A JP35620896A JP35620896A JPH10184766A JP H10184766 A JPH10184766 A JP H10184766A JP 35620896 A JP35620896 A JP 35620896A JP 35620896 A JP35620896 A JP 35620896A JP H10184766 A JPH10184766 A JP H10184766A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- elastic body
- bound stopper
- metal ring
- shock
- ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Vehicle Body Suspensions (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 長時間や高負荷における使用にあっても充分
な衝撃吸収能力を発揮し、しかも熱劣化が起こりにく
く、加えて大きな衝撃を受けた際の弾性体の不規則な変
形を防いで、ショックアブソーバを効率的かつ確実に作
動させることのできる自動車用バウンドストッパを提供
する。 【解決手段】 横断面形状が略円形からなる弾性体11
の中心にショックアブソーバのピストンロッド挿通用の
貫通孔12が形成された自動車用バウンドストッパ10
において、前記弾性体の外周に形成された環状凹溝14
に金属製リング15が嵌着されてなる。
な衝撃吸収能力を発揮し、しかも熱劣化が起こりにく
く、加えて大きな衝撃を受けた際の弾性体の不規則な変
形を防いで、ショックアブソーバを効率的かつ確実に作
動させることのできる自動車用バウンドストッパを提供
する。 【解決手段】 横断面形状が略円形からなる弾性体11
の中心にショックアブソーバのピストンロッド挿通用の
貫通孔12が形成された自動車用バウンドストッパ10
において、前記弾性体の外周に形成された環状凹溝14
に金属製リング15が嵌着されてなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車のショッ
クアブソーバに用いられるバウンドストッパに関する。
クアブソーバに用いられるバウンドストッパに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車の車体に取り付けられ
るサスペンション装置には、ショックアブソーバが設け
られ、そのピストンロッドにはバウンドストッパが取り
付けられる。その一例を図4に示す。ここでは、ダブル
ウイッシュボーン式サスペンション装置のショックアブ
ソーバ35に取り付けられるバウンドストッパ30が示
される。前記バウンドストッパ30はゴムやウレタンな
どの弾性体31が略円筒状に形成されてなり、前記ショ
ックアブソーバ35のピストンロッド36上端部に取り
付けられる。図中の符号37はショックアブソーバ35
のシリンダ装置である。このバウンドストッパ30は、
自動車が高速で凹凸面を走行した時など、図中の鎖線で
示すように、路面からのショックを受けてシリンダ37
が大きく上下動した際に、前記シリンダ37のストッパ
シート38を弾性体31に突き当たらせることにより当
該弾性体31を圧縮して、ショックアブソーバ35から
の負荷を緩衝し高い衝撃吸収能力を得ようとするもので
ある。
るサスペンション装置には、ショックアブソーバが設け
られ、そのピストンロッドにはバウンドストッパが取り
付けられる。その一例を図4に示す。ここでは、ダブル
ウイッシュボーン式サスペンション装置のショックアブ
ソーバ35に取り付けられるバウンドストッパ30が示
される。前記バウンドストッパ30はゴムやウレタンな
どの弾性体31が略円筒状に形成されてなり、前記ショ
ックアブソーバ35のピストンロッド36上端部に取り
付けられる。図中の符号37はショックアブソーバ35
のシリンダ装置である。このバウンドストッパ30は、
自動車が高速で凹凸面を走行した時など、図中の鎖線で
示すように、路面からのショックを受けてシリンダ37
が大きく上下動した際に、前記シリンダ37のストッパ
シート38を弾性体31に突き当たらせることにより当
該弾性体31を圧縮して、ショックアブソーバ35から
の負荷を緩衝し高い衝撃吸収能力を得ようとするもので
ある。
【0003】また、図のように、前記バウンドストッパ
30に泥などが付着するのを防ぐため、前記バウンドス
トッパ30の外側にはダストカバー34が設けられてい
る場合もある。このダストカバー34は、ゴムなどの樹
脂シートよりなり、前記バウンドストッパ30を介して
ピストンロッド36のさらに上部に取り付けられてお
り、前記バウンドストッパ30の外側を覆っている。
30に泥などが付着するのを防ぐため、前記バウンドス
トッパ30の外側にはダストカバー34が設けられてい
る場合もある。このダストカバー34は、ゴムなどの樹
脂シートよりなり、前記バウンドストッパ30を介して
ピストンロッド36のさらに上部に取り付けられてお
り、前記バウンドストッパ30の外側を覆っている。
【0004】しかしながら、前記バウンドストッパ30
に大きな衝撃が加わった場合には、前記弾性体31が図
中に矢印で示す径の外方向に変形し、その外側に取り付
けられているダストカバー34に干渉したり、時に不規
則な変形をしてバウンドストッパ30に部分的な応力の
集中を生じさせることがある。かかる偏った応力の集中
は、弾性体31を所定の形状に圧縮変形されにくくして
所期の衝撃吸収能力を妨げるおそれがあるだけでなく、
前記弾性体31に劣化や亀裂などの発生が早まりバウン
ドストッパ30そのものの耐久性を低下させる問題を生
じる。
に大きな衝撃が加わった場合には、前記弾性体31が図
中に矢印で示す径の外方向に変形し、その外側に取り付
けられているダストカバー34に干渉したり、時に不規
則な変形をしてバウンドストッパ30に部分的な応力の
集中を生じさせることがある。かかる偏った応力の集中
は、弾性体31を所定の形状に圧縮変形されにくくして
所期の衝撃吸収能力を妨げるおそれがあるだけでなく、
前記弾性体31に劣化や亀裂などの発生が早まりバウン
ドストッパ30そのものの耐久性を低下させる問題を生
じる。
【0005】そのため、前記バウンドストッパの外周に
円筒状のガイド部材を設ける方法(特開平3−1177
36号公報)が知られているが、圧縮時の弾性体31の
形状保持効果が充分ではないばかりか、経時的な圧縮摩
擦による弾性体31の熱劣化が避けられず、時によって
はバウンドストッパ30が目的とする衝撃吸収能力を発
揮できなくなったり、ショックアブソーバが底突きする
ことも考えられる。
円筒状のガイド部材を設ける方法(特開平3−1177
36号公報)が知られているが、圧縮時の弾性体31の
形状保持効果が充分ではないばかりか、経時的な圧縮摩
擦による弾性体31の熱劣化が避けられず、時によって
はバウンドストッパ30が目的とする衝撃吸収能力を発
揮できなくなったり、ショックアブソーバが底突きする
ことも考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らはこのよう
な現状に鑑み、長時間および高負荷における使用にあっ
ても充分な衝撃吸収能力を発揮し、しかも熱劣化が起こ
りにくく、加えて大きな衝撃を受けた際の弾性体の不規
則な変形を防いで、ショックアブソーバを効率的かつ確
実に作動させることのできる自動車用バウンドストッパ
を提供しようとするものである。
な現状に鑑み、長時間および高負荷における使用にあっ
ても充分な衝撃吸収能力を発揮し、しかも熱劣化が起こ
りにくく、加えて大きな衝撃を受けた際の弾性体の不規
則な変形を防いで、ショックアブソーバを効率的かつ確
実に作動させることのできる自動車用バウンドストッパ
を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
横断面形状が略円形からなる弾性体の中心にショックア
ブソーバのピストンロッド挿通用の貫通孔が形成された
自動車用バウンドストッパにおいて、前記弾性体の外周
に形成された環状凹溝に金属製リングが嵌着されてなる
ことを特徴とする自動車用バウンドストッパに係る。
横断面形状が略円形からなる弾性体の中心にショックア
ブソーバのピストンロッド挿通用の貫通孔が形成された
自動車用バウンドストッパにおいて、前記弾性体の外周
に形成された環状凹溝に金属製リングが嵌着されてなる
ことを特徴とする自動車用バウンドストッパに係る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図1はこの発明の自動車用バウンド
ストッパの一例を示す断面図、図2はその圧縮状態を示
す断面図、図3は本発明の他の例を示す断面図である。
を詳細に説明する。図1はこの発明の自動車用バウンド
ストッパの一例を示す断面図、図2はその圧縮状態を示
す断面図、図3は本発明の他の例を示す断面図である。
【0009】図1に示すように、この発明の自動車用バ
ウンドストッパ10は、中心に貫通孔12が形成された
弾性体11よりなり、当該貫通孔12にショックアブソ
ーバ20のピストンロッド21が挿通される。
ウンドストッパ10は、中心に貫通孔12が形成された
弾性体11よりなり、当該貫通孔12にショックアブソ
ーバ20のピストンロッド21が挿通される。
【0010】弾性体11は、天然または合成ゴムあるい
はウレタンフォームなどからなり、断面略円形の長筒状
に形成されている。この弾性体11は、下端が路面から
の衝撃により上昇するシリンダ22のストッパシート2
3と圧接して圧縮変形および復元自在に形成されてい
る。この弾性体11の長さは、ショックアブソーバ20
の衝撃吸収能力や弾性体11そのものの材質などによっ
て適当に設定される。また、弾性体11の下端は、当該
弾性体11が前記ストッパシート23の圧接によりピス
トンロッド21に沿って真上に圧縮されやすくなるよう
に、適当な蛇腹部13が設けられている。
はウレタンフォームなどからなり、断面略円形の長筒状
に形成されている。この弾性体11は、下端が路面から
の衝撃により上昇するシリンダ22のストッパシート2
3と圧接して圧縮変形および復元自在に形成されてい
る。この弾性体11の長さは、ショックアブソーバ20
の衝撃吸収能力や弾性体11そのものの材質などによっ
て適当に設定される。また、弾性体11の下端は、当該
弾性体11が前記ストッパシート23の圧接によりピス
トンロッド21に沿って真上に圧縮されやすくなるよう
に、適当な蛇腹部13が設けられている。
【0011】前記弾性体11の外周には環状凹溝14が
形成されている。この環状凹溝14は、次に述べる金属
製リング15を嵌着するためのもので、その金属製リン
グ15が確実に嵌着されしかもバウンドストッパ10の
使用中に脱落することのない深さおよび幅に形成されて
いる。この環状凹溝14を設ける位置に特に限定はない
が、金属製リング15の効果を最大限に発揮させるた
め、前記蛇腹部13近傍など、弾性体11の径の外方向
への変形量の大なる位置が好ましい。
形成されている。この環状凹溝14は、次に述べる金属
製リング15を嵌着するためのもので、その金属製リン
グ15が確実に嵌着されしかもバウンドストッパ10の
使用中に脱落することのない深さおよび幅に形成されて
いる。この環状凹溝14を設ける位置に特に限定はない
が、金属製リング15の効果を最大限に発揮させるた
め、前記蛇腹部13近傍など、弾性体11の径の外方向
への変形量の大なる位置が好ましい。
【0012】金属製リング15は、バウンドストッパ1
0が強く圧縮された場合のその圧縮形状を規制するだけ
でなく、前記バウンドストッパ10の熱劣化を防ぐため
のものである。この金属製リング15は、バウンドスト
ッパ10の圧縮変形時には、弾性体11の径外方向への
脹らみを抑えるとともに、不規則な変形をなくし当該バ
ウンドストッパ10に対する偏った応力の集中を防ぐ。
また、金属の持つ熱伝導性により、前記バウンドストッ
パ10とピストンロッド21との経時的な摩擦およびス
トッパシート23との圧接によって発熱する弾性体11
から、その熱を効率よく放熱させてバウンドストッパ1
0の熱劣化を防ぐ。
0が強く圧縮された場合のその圧縮形状を規制するだけ
でなく、前記バウンドストッパ10の熱劣化を防ぐため
のものである。この金属製リング15は、バウンドスト
ッパ10の圧縮変形時には、弾性体11の径外方向への
脹らみを抑えるとともに、不規則な変形をなくし当該バ
ウンドストッパ10に対する偏った応力の集中を防ぐ。
また、金属の持つ熱伝導性により、前記バウンドストッ
パ10とピストンロッド21との経時的な摩擦およびス
トッパシート23との圧接によって発熱する弾性体11
から、その熱を効率よく放熱させてバウンドストッパ1
0の熱劣化を防ぐ。
【0013】この金属製リング15の大きさに特に定め
はないが、その外径は、バウンドストッパ10のさらに
外側に取り付けられるダストカバー24と干渉しない程
度の大きさとされ、内径は前記環状凹溝14に合わせて
確実に嵌着可能な大きさとされる。また、その幅は、取
り付けられるバウンドストッパ10の長さなどに応じて
適当としてよい。なお、前記金属製リング15の厚みに
も特に限定はないが、余り薄いとバウンドストッパ10
に対する形状保持力だけでなく放熱効果も充分でなくな
り、厚すぎると重くなる。前記金属製リング15を構成
する金属材料として特に限定はないが、熱伝導率が高く
成形が容易でしかも低価格のものを選択するのがよい。
アルミニウムや鉄などが好適である。本実施例では、熱
伝導率が約150W/(m・K)のアルミニウムを外径
57mm×内径28mm×厚み12mmに形成した。
はないが、その外径は、バウンドストッパ10のさらに
外側に取り付けられるダストカバー24と干渉しない程
度の大きさとされ、内径は前記環状凹溝14に合わせて
確実に嵌着可能な大きさとされる。また、その幅は、取
り付けられるバウンドストッパ10の長さなどに応じて
適当としてよい。なお、前記金属製リング15の厚みに
も特に限定はないが、余り薄いとバウンドストッパ10
に対する形状保持力だけでなく放熱効果も充分でなくな
り、厚すぎると重くなる。前記金属製リング15を構成
する金属材料として特に限定はないが、熱伝導率が高く
成形が容易でしかも低価格のものを選択するのがよい。
アルミニウムや鉄などが好適である。本実施例では、熱
伝導率が約150W/(m・K)のアルミニウムを外径
57mm×内径28mm×厚み12mmに形成した。
【0014】この構造によれば、図2に示すように、路
面からの衝撃によってショックアブソーバ20のシリン
ダ22が上昇した際に、弾性体11の下端を強く押し上
げて圧縮しその衝撃を緩和する。前記バウンドストッパ
10には、弾性体11の外周に形成された環状凹溝14
に金属製リング15が嵌着されているので、径外方向へ
の脹らみを抑えるとともに所期の形状に変形させて、バ
ウンドストッパ10に高い衝撃吸収性を発揮させること
ができる。また、金属製リング15の持つ優れた熱伝導
率によって、ピストンロッド21と弾性体31との間で
生じる摩擦熱を効率よく放出させることができる。それ
により、前記弾性体11の経時的な熱劣化の発生を抑え
てバウンドストッパ10の耐久性を向上させることがで
きる。
面からの衝撃によってショックアブソーバ20のシリン
ダ22が上昇した際に、弾性体11の下端を強く押し上
げて圧縮しその衝撃を緩和する。前記バウンドストッパ
10には、弾性体11の外周に形成された環状凹溝14
に金属製リング15が嵌着されているので、径外方向へ
の脹らみを抑えるとともに所期の形状に変形させて、バ
ウンドストッパ10に高い衝撃吸収性を発揮させること
ができる。また、金属製リング15の持つ優れた熱伝導
率によって、ピストンロッド21と弾性体31との間で
生じる摩擦熱を効率よく放出させることができる。それ
により、前記弾性体11の経時的な熱劣化の発生を抑え
てバウンドストッパ10の耐久性を向上させることがで
きる。
【0015】本発明の効果を実証するため、図1で示し
たバウンドストッパ10の耐久性を測定した。前記バウ
ンドストッパ10を図のようにピストンロッド21に取
り付け、シリンダ22による圧縮および開放を行ない、
30000回繰り返したところで前記バウンドストッパ
10の外観を観察した。なお、比較のため、前記金属製
リング15に代えて、6.6−ナイロンよりなる樹脂リ
ングを加硫接着して一体成形を施したバウンドストッパ
を用い同様に試験した。本発明のバウンドストッパは3
0000回の圧縮でも何ら異常が見られなかったのに対
し、樹脂製リングが嵌着されたバウンドストッパは、熱
劣化を生じ弾性体に亀裂が発生していた。
たバウンドストッパ10の耐久性を測定した。前記バウ
ンドストッパ10を図のようにピストンロッド21に取
り付け、シリンダ22による圧縮および開放を行ない、
30000回繰り返したところで前記バウンドストッパ
10の外観を観察した。なお、比較のため、前記金属製
リング15に代えて、6.6−ナイロンよりなる樹脂リ
ングを加硫接着して一体成形を施したバウンドストッパ
を用い同様に試験した。本発明のバウンドストッパは3
0000回の圧縮でも何ら異常が見られなかったのに対
し、樹脂製リングが嵌着されたバウンドストッパは、熱
劣化を生じ弾性体に亀裂が発生していた。
【0016】図3は請求項2に示したバウンドストッパ
の一実施例である。図中の符号16はバウンドストッ
パ、17は弾性体、17Aは貫通孔、18は環状凹溝、
19は金属製リングである。また、図1と同一の符号は
同一の部材を示す。この金属製リング19の外周にはダ
ストカバー係止用凹溝19Aが設けられており、ダスト
カバー25の上端を取り付けることができるようになっ
ている。この構造によれば、あらかじめ前記ダストカバ
ー係止用凹溝19Aにダストカバー25を取り付けてお
けば、金属製リング19を弾性体17へ取り付ける際に
同時にダストカバー25も弾性体17に取り付けること
ができる。そのため、ショックアブソーバにおけるダス
トカバーの取付け構造を工夫する必要がなく、しかもか
かる部品の組み立て作業を簡単にする利点がある。
の一実施例である。図中の符号16はバウンドストッ
パ、17は弾性体、17Aは貫通孔、18は環状凹溝、
19は金属製リングである。また、図1と同一の符号は
同一の部材を示す。この金属製リング19の外周にはダ
ストカバー係止用凹溝19Aが設けられており、ダスト
カバー25の上端を取り付けることができるようになっ
ている。この構造によれば、あらかじめ前記ダストカバ
ー係止用凹溝19Aにダストカバー25を取り付けてお
けば、金属製リング19を弾性体17へ取り付ける際に
同時にダストカバー25も弾性体17に取り付けること
ができる。そのため、ショックアブソーバにおけるダス
トカバーの取付け構造を工夫する必要がなく、しかもか
かる部品の組み立て作業を簡単にする利点がある。
【0017】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明の
バウンドストッパによれば、弾性体の外周に設けた環状
凹溝に金属製リングが嵌着されている。そのため、弾性
体の圧縮時の径方向への変形を少なく抑えるとともに不
規則な圧縮変形を防ぐので、弾性体が効果的に衝撃を吸
収することができる。加えて、金属製リングにより、ピ
ストンロッドとの摩擦によって発生する熱が効率よく放
出されるので、経時的な熱劣化を防ぎバウンドストッパ
の耐久性を向上させることができる。
バウンドストッパによれば、弾性体の外周に設けた環状
凹溝に金属製リングが嵌着されている。そのため、弾性
体の圧縮時の径方向への変形を少なく抑えるとともに不
規則な圧縮変形を防ぐので、弾性体が効果的に衝撃を吸
収することができる。加えて、金属製リングにより、ピ
ストンロッドとの摩擦によって発生する熱が効率よく放
出されるので、経時的な熱劣化を防ぎバウンドストッパ
の耐久性を向上させることができる。
【0018】また、請求項2に示したバウンドストッパ
によれば、金属製リングの外周にダストカバー係止用凹
溝が設けられているので、ショックアブソーバへのダス
トカバーの取り付けが極めて簡単となる。
によれば、金属製リングの外周にダストカバー係止用凹
溝が設けられているので、ショックアブソーバへのダス
トカバーの取り付けが極めて簡単となる。
【図1】この発明の自動車用バウンドストッパの一例を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図2】その圧縮状態を示す断面図である。
【図3】本発明の他の例を示す断面図である。
【図4】一般的なウイッシュボーン式サスペンション装
置に設けられたバウンドストッパの断面図である。
置に設けられたバウンドストッパの断面図である。
10 バウンドストッパ 11 弾性体 12 貫通孔 14 環状凹溝 15 金属製リング 16 ダストカバー係止用凹溝 20 ショックアブソーバ 21 ピストンロッド 22 シリンダ 24 ダストカバー
Claims (2)
- 【請求項1】 横断面形状が略円形からなる弾性体の中
心にショックアブソーバのピストンロッド挿通用の貫通
孔が形成された自動車用バウンドストッパにおいて、前
記弾性体の外周に形成された環状凹溝に金属製リングが
嵌着されてなることを特徴とする自動車用バウンドスト
ッパ。 - 【請求項2】 請求項1において、金属製リングの外周
にダストカバー係止用凹溝が形成されていることを特徴
とする自動車用バウンドストッパ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35620896A JPH10184766A (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | 自動車用バウンドストッパ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35620896A JPH10184766A (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | 自動車用バウンドストッパ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10184766A true JPH10184766A (ja) | 1998-07-14 |
Family
ID=18447881
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35620896A Pending JPH10184766A (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | 自動車用バウンドストッパ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10184766A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040015449A (ko) * | 2002-08-13 | 2004-02-19 | 현대모비스 주식회사 | 충격 완충부재 및 이 완충부재가 구비된 차량의현가장치 |
JP2014059020A (ja) * | 2012-09-18 | 2014-04-03 | Tokai Rubber Ind Ltd | ダストカバー付きバウンドストッパ |
-
1996
- 1996-12-24 JP JP35620896A patent/JPH10184766A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040015449A (ko) * | 2002-08-13 | 2004-02-19 | 현대모비스 주식회사 | 충격 완충부재 및 이 완충부재가 구비된 차량의현가장치 |
JP2014059020A (ja) * | 2012-09-18 | 2014-04-03 | Tokai Rubber Ind Ltd | ダストカバー付きバウンドストッパ |
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