JP2007263196A - 防振支持装置 - Google Patents

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【課題】振動絶縁性に優れ、廃却後に資源となる部品を分別回収して容易にリサイクルを図ることが可能な防振支持装置を提供する。
【解決手段】支持体及び被支持体のうちの一方に取り付けられる外側取付部材1と、この外側取付部材1の内周側に配置され前記支持体及び被支持体のうちの他方に取り付けられる内側取付部材2と、外周部31が前記外側取付部材1に非接着で密接嵌合されると共に内周部34が前記内側取付部材2に非接着で密接嵌合されて前記外側取付部材1と内側取付部材2の間に環状の密閉空間Sを画成するゴム状弾性材料からなる弾性体3とを備え、前記密閉空間Sに圧縮性流体が加圧封入されたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば自動車のエンジンマウントとして用いられ、支持体と被支持体との間で振動の絶縁及び減衰を行う防振支持装置に関する。
一般に、自動車に搭載されるエンジンは、その振動特性に応じた防振性能を有する防振支持装置(マウント)を介して車両のフレームに支持されており、このような防振支持装置の一種として、例えば特許文献1に開示されたものが知られている。この防振支持装置は、ゴム状弾性体により入力振動を吸収及び減衰するものであって、エンジン側及び車体側のうち一方に連結される金属製の内筒と、その外周側に配置されてエンジン側及び車体側のうち他方に連結され分解可能な金属製のブラケット筒部と、前記内筒の外周に一体的に設けられてブラケット筒部の内周に圧入されたゴム状弾性体とからなる。
特開2000−193004号公報
すなわち、この防振支持装置は、例えばエンジンからの振動の入力に伴う内筒とブラケット筒部の相対変位によって、内筒とブラケット筒部の間に介在するゴム状弾性体が上下に反復変形を受け、これによって伝達振動を有効に絶縁すると共に、ゴム状弾性体の内部摩擦により振動エネルギを熱エネルギとして消費し、減衰するものである。
上記従来の防振支持装置は、ブラケット筒部が分解可能となっているので、長期間の使用後に廃却する際、ブラケット筒部を分解することによって、ゴム状弾性体から金属製のブラケット筒部を分離して分別回収し、資源リサイクルを図ることができるが、ゴム状弾性体と内筒は固着されているため、金属製の内筒を分別回収することができなかった。
本発明は、以上のような点に鑑みてなされたものであって、その技術的課題とするところは、振動絶縁性に優れ、廃却後に資源となる部品を分別回収して容易にリサイクルを図ることが可能な防振支持装置を提供することにある。
上述した技術的課題を有効に解決するための手段として、本発明に係る防振支持装置は、支持体及び被支持体のうちの一方に取り付けられる外側取付部材と、この外側取付部材の内周側に配置され前記支持体及び被支持体のうちの他方に取り付けられる内側取付部材と、外周部が前記外側取付部材に非接着で密接嵌合されると共に内周部が前記内側取付部材に非接着で密接嵌合されて前記外側取付部材と内側取付部材の間に環状の密閉空間を画成するゴム状弾性材料からなる弾性体とを備え、前記密閉空間に圧縮性流体が加圧封入されたものである。
本発明に係る防振支持装置によれば、加圧封入された圧縮性流体により所定の弾性支持力を与えられた弾性体が、振動入力によって外側取付部材と内側取付部材との間で反復変形されるので、振動の伝達を有効に絶縁することができ、封入する圧縮性流体の圧力によってばね定数を任意に調整することができる。
また、外側取付部材及び内側取付部材と弾性体は非接着であるため、廃却の際には、これら外側取付部材及び内側取付部材と弾性体とを容易に分離することができ、資源の分別回収及びリサイクルを図ることができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る好ましい実施の形態による防振支持装置を、軸心Oを通る平面で切断して示す断面図、図2は、図1における軸心Oと平行な矢印II方向から見た、一部破断した矢視図である。
本発明の防振支持装置は、例えば自動車のエンジンマウントとして使用されるものであって、支持体である不図示の車体側の部材に連結される外側取付部材1と、この外側取付部材1における後述のアウターケース11の内周側に配置され被支持体である不図示のエンジン側に連結される内側取付部材2と、外側取付部材1と内側取付部材2の間に介在されて内側取付部材2の外周に環状の密閉空間Sを画成する弾性体3と、内側取付部材2の外周面に設けられたストッパ4とを備える。
外側取付部材1は、金属材料で製作されたものであって、円筒状をなすアウターケース11と、その下部に形成された取付台座部12からなり、取付台座部12には、不図示の取付ボルトを挿通するための取付穴12aが開設されている。一方、内側取付部材2は、金属材料で中空軸状に製作されたものであって、軸方向両端には、それぞれ大径部21が形成されており、このうち一方の大径部21には、密閉空間Sへ連通した給排気口22が形成され、この給排気口22の外端部は、着脱可能なニップル22aからなる。
弾性体3は、ゴム状弾性材料で適当な肉厚のタイヤ状に成形されたものであって、外周部31と、その軸方向両側のショルダー部32,32と、そこからそれぞれ内周側へ延びるサイドウォール部33,33と、その内周端に形成されたビード部34,34を有する。ビード部34,34は、請求項1に記載された内周部に相当するものである。
弾性体3の外周部31及びショルダー部32,32は、外側取付部材1における円筒状のアウターケース11の内周面に非接着で密接嵌合されており、ビード部34,34は、内側取付部材2の大径部21,21の内側段差面に非接着で密接嵌合されている。また、各ビード部34には環状のビードワイヤ35が埋設されており、このビードワイヤ35によって、大径部21の内側段差面に対するビード部34の緊迫力が補償されている。
ストッパ4は、ゴム状弾性材料で環状に成形されたものであって、弾性体3の外周部31の内径よりも適宜小径であり、弾性体3の内側の密閉空間S内に配置されると共に、内側取付部材2における軸方向中間部の外周面に非接着で嵌着されている。
弾性体3による密閉空間Sには、適当に加圧された例えば空気又は窒素ガス等の圧縮性流体(以下、圧縮ガスという)が封入されている。この圧縮ガスは、給排気口22を介して圧入されたものである。なお、いったん密閉空間Sに充填した圧縮ガスが、給排気口22から排出されることのないように、この給排気口22のニップル22aには、密閉空間Sへの給気のみを許容し、排気方向の流れを遮断する逆止弁23が内蔵されている。
また、好ましくは、弾性体3は、引張強度の大きい合成繊維材料からなる不図示の基布が全面にわたって埋設される。この基布は、密閉空間Sの充填ガス圧による弾性体3のサイドウォール部33,33の膨張を規制して耐圧性を増大させ、弾性体3が受ける荷重や衝撃に対する耐性を向上させる作用を有するものである。
上述の構成を備える本発明の防振支持装置は、外側取付部材1の取付台座部12を、不図示の取付ボルトを介して車体側に取り付けると共に、内側取付部材2を、その内周穴2aに挿通した不図示の取付ボルトを介してエンジン側のブラケット等に取り付けることにより、車体側とエンジン側との間に介在し、エンジンを弾性的に支持するものである。
そして、例えばエンジンからの振動が内側取付部材2に入力されるか、あるいは走行中の車体側の振動が外側取付部材1に入力されると、これによって弾性体3のサイドウォール部33,33が弾性的に反復変形される。すなわち、例えば内側取付部材2が外側取付部材1に対して相対的に下方へ変位した場合は、弾性体3のサイドウォール部33,33は、内側取付部材2の下側では軸方向両側へ膨出するように屈曲され、上側では引き伸ばされる。そしてこのような反復変形動作によって、外側取付部材1、ひいては車体フレーム側への振動の伝達が有効に絶縁される。
ここで、弾性体3のサイドウォール部33,33は、密閉空間S内の圧縮ガスの圧力によって、全周が同一の断面形状となるように張力が与えられている。このため、前記サイドウォール部33,33には、ゴム状弾性材料自体が有する弾性支持力に加えて、常に外側取付部材1に対して内側取付部材2を同心に保持しようとする、前記張力による弾性支持力が与えられる。したがって、防振支持装置のばね定数は、密閉空間Sへ充填する圧縮ガスの充填圧力によって、任意に調整することができる。
また、例えば走行中のショック入力等によって、外側取付部材1と内側取付部材2との相対的な変位(振幅)が所定の大きさになると、内側取付部材2に取り付けられたストッパ4と、外側取付部材1におけるアウターケース11の内周面に密閉空間Sの圧縮ガス圧によって嵌着されている弾性体3の外周部31の内周面が、円周方向一部で接触するため、外側取付部材1と内側取付部材2との相対変位が制限され、弾性体3のサイドウォール部33,33の過大な変形が防止される。このとき、ストッパ4と弾性体3の外周部31は、ゴム状弾性材料同士で接触するため、大きな騒音を発生することはない。
長期間の使用後に本発明の防振支持装置を廃却する場合は、逆止弁23が内蔵された給排気口22のニップル22aを取り外すことによって、密閉空間S内の圧縮ガスを排気して内圧を開放すれば、外側取付部材1のアウターケース11の内周面に対する弾性体3の外周部31の圧接状態が解除されるので、弾性体3と外側取付部材1を分離することができる。また、弾性体3のビード部34,34及びストッパ4の内周面は、内側取付部材2の外周面に対して非接着で嵌合されているので、弾性体3及びストッパ4の切断や、あるいは内側取付部材2を予め分割形状としておくなど、適当な方法によって、弾性体3及びストッパ4と内側取付部材2とを分離することができる。したがって、資源としてリサイクル利用が可能な金属あるいは合成樹脂材からなる外側取付部材1及び内側取付部材2と、リサイクルが困難なゴム状弾性材料からなる弾性体3及びストッパ4とを分別することにより、廃棄物の減少及び資源リサイクルの促進を図ることができる。
なお、弾性体3は、図示の例のように必ずしもタイヤ状である必要はなく、外側取付部材1と内側取付部材2との間に環状の密閉空間Sを画成するものであれば、外周部31において軸方向両側へ分割された形状のもの、すなわち一対のダイアフラムからなるものであっても良い。
本発明に係る好ましい実施の形態による防振支持装置を、軸心Oを通る平面で切断して示す断面図である。 図1における軸心Oと平行な矢印II方向から見た、一部破断した矢視図である。
符号の説明
1 外側取付部材
11 アウターケース
12 取付台座部
2 内側取付部材
21 大径部
22 給排気口
23 逆止弁
3 弾性体
31 外周部
32 ショルダー部
33 サイドウォール部
34 ビード部(内周部)
35 ビードワイヤ
4 ストッパ
S 密閉空間

Claims (1)

  1. 支持体及び被支持体のうちの一方に取り付けられる外側取付部材(1)と、この外側取付部材(1)の内周側に配置され前記支持体及び被支持体のうちの他方に取り付けられる内側取付部材(2)と、外周部(31)が前記外側取付部材(1)に非接着で密接嵌合されると共に内周部(34)が前記内側取付部材(2)に非接着で密接嵌合されて前記外側取付部材(1)と内側取付部材(2)の間に環状の密閉空間(S)を画成するゴム状弾性材料からなる弾性体(3)とを備え、前記密閉空間(S)に圧縮性流体が加圧封入されたことを特徴とする防振支持装置。
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