JPH10184377A - 船外機 - Google Patents

船外機

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JPH10184377A
JPH10184377A JP8340214A JP34021496A JPH10184377A JP H10184377 A JPH10184377 A JP H10184377A JP 8340214 A JP8340214 A JP 8340214A JP 34021496 A JP34021496 A JP 34021496A JP H10184377 A JPH10184377 A JP H10184377A
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Masaki Tsunoda
正樹 角田
Hiroki Tawa
寛基 田和
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Honda Motor Co Ltd
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines

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  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 船外機のエンジンルームの内部に収納された
発電機を効果的に冷却して吸気温度の上昇を防止する。 【解決手段】 エンジンカバー4により覆われたエンジ
ンルーム36の内部にエンジンEを縦置きに収納し、そ
のエンジンEのクランクケース7の前端上部であって、
ベルトカバー10,11の前部に形成した開口部101
に臨む位置に発電機62を配置する。エンジンカバー4
の後上部に形成した空気取り入れ口41 から、エンジン
ルーム36の前下部に設けた吸気サイレンサー76の吸
気開口79 1 に向けて流れる空気は、その流れの経路に
ある発電機62を冷却する。またエンジンルーム36内
の空気の一部は、前記開口部101 からベルトカバー1
0,11の内部に導入されて換気口751 から外部に排
出されるが、その際に前記開口部101 を通過する空気
により発電機62が冷却される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンカバーで
覆われたエンジンルームの内部にエンジン及び発電機を
収納した船外機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に船外機のエンジンは防水用のエン
ジンカバーで覆われたエンジンルームの内部に収納され
ている。前記エンジンカバーには空気取り入れ口が設け
られており、この空気取り入れ口からエンジンルーム内
に取り入れられた空気が吸気チャンバー等のエンジンの
吸気系補機に供給される。このとき、エンジンルームの
内部が高温であると、吸気温度が上昇してエンジンの出
力が低下する問題がある。
【0003】また船外機のエンジンルームに、クランク
シャフトによりベルト駆動される発電機を配置したもの
が、実開昭60−95142号公報、特開昭62−15
3528号公報、特開平6−33790号公報により公
知である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記特開平
6−33790号公報に記載されたものは、高温の発電
機により温められた空気が吸気系補機に吸入されるのを
防止するために、エンジンルームの内部において吸気系
補機の吸気開口と発電機とを分離して配置している。し
かしながら、このものは発電機及びその周囲の冷却や換
気について考慮されていないため、発電機の周囲が高温
になって吸気温度を上昇させる可能性がある。
【0005】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、エンジンルームの内部に収納された発電機を効果的
に冷却して吸気温度の上昇を防止することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明では、エンジンカバーの
空気取り入れ口からエンジンルームに導入された空気
は、吸気系補機の吸気開口に向けてエンジンルーム内を
流れる間に、その空気の流れの経路の途中に配置された
発電機を冷却する。
【0007】また請求項2に記載された発明では、エン
ジンカバーの空気取り入れ口からエンジンルームに導入
された空気は、エンジンカバーの換気口に向けてエンジ
ンルーム内を流れる間に、その空気の流れの経路の途中
に配置された発電機を冷却する。
【0008】また請求項3に記載された発明では、エン
ジンカバーの空気取り入れ口からエンジンルームに導入
された空気は、吸気系補機の吸気開口及びエンジンカバ
ーの換気口に向けてエンジンルーム内を流れる間に、そ
の空気の流れの経路の途中に配置された発電機を冷却す
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施例を説明する。
【0010】図1〜図5は本発明の一実施例を示すもの
で、図1は船外機の全体側面図、図2は図1の2−2線
拡大断面図、図3は図2の3方向矢視図、図4は図3の
4方向矢視図、図5は作用の説明図である。
【0011】図1に示すように、船外機Oは、エクステ
ンションケース1の上部に結合されたマウントケース2
を備えており、このマウントケース2の上面に水冷直列
4気筒4サイクルエンジンEがクランク軸15を縦置き
に支持される。マウントケース2には上面が開放したア
ンダーケース3が結合されており、このアンダーケース
3の上部にエンジンカバー4が着脱自在に装着される。
マウントケース2の外側を覆うように、アンダーケース
3の下縁とエクステンションケース1の上端近傍の縁と
の間にアンダーカバー5が装着される。
【0012】エンジンEはシリンダブロック6、クラン
クケース7、シリンダヘッド8、ヘッドカバー9、下部
ベルトカバー10及び上部ベルトカバー11を備えてお
り、シリンダブロック6及びクランクケース7の下面が
前記マウントケース2の上面に支持される。シリンダブ
ロック6に形成した4個のシリンダ12…にそれぞれピ
ストン13…が摺動自在に嵌合しており、各ピストン1
3…がコネクティングロッド14…を介して鉛直方向に
配置したクランク軸15に連接される。
【0013】クランク軸15の下端にフライホイール1
6と共に連結された駆動軸17は、エクステンションケ
ース1の内部を下方に延び、その下端はギヤケース18
の内部に設けたベベルギヤ機構19を介して、後端にプ
ロペラ20を有するプロペラ軸21に接続される。ベベ
ルギヤ機構19の前部には、プロペラ軸21の回転方向
を切り換えるべくシフトロッド22の下端が接続され
る。
【0014】マウントケース2に設けたアッパーマウン
ト23とエクステンションケース1に設けたロアマウン
ト24間にスイベル軸25が固定されており、このスイ
ベル軸25を回転自在に支持するスイベルケース26
が、船尾Sに装着されたスターンブラケット27にチル
ト軸28を介して上下揺動可能に支持される。
【0015】マウントケース2の下面にはオイルパン2
9と排気管30とが結合される。排気管30からエクス
テンションケース1の内部空間に排出された排気ガス
は、ギヤケース18の内部空間及びプロペラ20のボス
部の内部を通過して水中に排出される。
【0016】図2から明らかなように、アンダーケース
3及びエンジンカバー4により画成されたエンジンルー
ム36に収納されたエンジンEは、クランク軸15と平
行に配置された2本の2次バランサー軸37,38と、
1本のカム軸39とを備える。2次バランサー軸37,
38はクランク軸15よりもシリンダヘッド8寄りのシ
リンダブロック6に支持され、またカム軸39はシリン
ダヘッド8とヘッドカバー9との合わせ面に支持され
る。
【0017】クランク軸15の上端には、カム軸駆動プ
ーリ40、2次バランサー軸駆動プーリ41、発電機駆
動プーリ42及び冷却ファン43を一体化したプーリ組
立体44が固定される。カム軸39の上端に固定したカ
ム軸従動プーリ45と前記カム軸駆動プーリ40とが無
端ベルト46により接続される。カム軸駆動プーリ40
の直径はカム軸従動プーリ45の直径の2分の1に設定
されており、従ってカム軸39はクランク軸15の2分
の1の速度で回転する。ピン47で枢支されたアーム4
8の一端に設けられたテンションプーリ49が、スプリ
ング50の弾発力で無端ベルト46の外面に押し付けら
れており、これにより無端ベルト46に所定の張力が与
えられる。
【0018】一方の2次バランサー軸37の近傍に設け
た中間軸51及び他方の2次バランサー軸38にそれぞ
れ固定した一対の2次バランサー軸従動プーリ52,5
3と、前記2次バランサー軸駆動プーリ41とが無端ベ
ルト54により接続される。ピン55で枢支されたアー
ム56の一端に設けられたテンションプーリ57が、ス
プリング58の弾発力で無端ベルト54の外面に押し付
けられており、これにより無端ベルト54に所定の張力
が与えられる。中間軸52と一方の2次バランサー軸3
7とは一対の同径のギヤ(図示せず)で接続されてお
り、且つ2次バランサー軸駆動プーリ41の直径は各2
次バランサー軸従動プーリ52,53の直径の2倍に設
定されており、従って一対の2次バランサー軸37,3
8はクランク軸15の2倍の速度で相互に逆方向に回転
する。
【0019】クランクケース7の上面に2本のボルト5
9,59で固定したブラケット60に、2本のボルト6
1,61で発電機62が支持される。発電機62の回転
軸63に固定した発電機従動プーリ64と前記発電機駆
動プーリ42とが無端ベルト65で接続されており、ク
ランク軸15により発電機62が駆動される。このよう
に発電機62をエンジンEと別体に設けたことにより、
発電機をクランク軸15に設けたフライホイールに組み
込む場合に比べて、汎用の発電機62を使用することが
可能となってコスト上有利であり、しかも発電機62の
容量を容易に増加させることも可能である。
【0020】船外機Oを吊り下げる際にチェーンブロッ
クやクレーンのフックが係合するエンジンハンガー66
が、カム軸39と他方の2次バランサー軸38との間に
2本のボルト67,67により固定される。エンジンハ
ンガー66の位置は、船外機Oの重心位置よりも僅かに
後方に配置されており、エンジンハンガー66に吊り下
げた船外機Oを下端が僅かに後方に跳ね上がった前のめ
り姿勢として船尾Sへの着脱が容易に行えるように考慮
されている。
【0021】カム軸39、2次バランサー軸37,38
及び発電機62を駆動する3本のベルト46,54,6
5は、下部ベルトカバー10及び上部ベルトカバー11
により画成されたベルト室68の内部に収納される。下
部ベルトカバー10は発電機62の周囲を囲む開口部1
1 を備えるとともに、クランク軸15の右側の底壁に
複数のスリット102 …を備えており、これら開口部1
1 及びスリット10 2 …を介してベルト室68内に空
気が導入される。エンジンハンガー66の上端部は、上
部ベルトカバー11を貫通して上方に突出する。
【0022】図2〜図4を併せて参照すると明らかなよ
うに、エンジンカバー4の上部後面に左右一対のスリッ
ト状の空気取り入れ口41 ,41 (図2には左側のみ図
示)が形成されており、この空気取り入れ口41 ,41
の下縁から前方に延びるガイド板75がエンジンカバー
4の内面に固定される。従って、空気取り入れ口41
1 から吸入された空気はエンジンカバー4の上壁とガ
イド板75とに挟まれた空間を通って前方に流れ、ガイ
ド板75の前縁(図2に符号Lで図示)からエンジンル
ーム36に流入する。ガイド板75の右側部には換気ダ
クト751 (図4参照)が形成されており、その換気ダ
クト751 の下端が上部ベルトカバー11の右側部に形
成した開口111 に連通するとともに、その上端がエン
ジンカバー4の上部右側面に形成した開口42 に連通す
る。この換気ダクト751 により、下部ベルトカバー1
0及び下部ベルトカバー11により囲まれたベルト室6
8が外気と連通して換気が行われる。
【0023】次に、図2〜図4に基づいてエンジンEの
吸気系及び燃料供給系の構造を説明する。
【0024】クランクケース7の前面に吸気サイレンサ
ー76が3本のボルト77…で固定される。吸気サイレ
ンサー76は箱状の本体部78と、この本体部78の左
側面に結合されるダクト部79とから構成される。ダク
ト部79は、その下端に下向きに開口する吸気開口79
1 を備えるとともに、その上端に本体部78の内部空間
に連通する連通孔792 を備える。吸気サイレンサー7
6の本体部78の右側面に配置されたスロットルボディ
80は、可撓性を有する短い吸気ダクト35を介して前
記本体部78に接続される。
【0025】スロットルボディ80は、次に述べる吸気
マニホールド85に接続固定される。エルボ81と、サ
ージタンク82と、4本の吸気管83a,83b,83
c,83dと、取付フランジ84とを一体に備えた吸気
マニホールド85がエンジンEの右側面に沿うように配
置される。エルボ81は、吸気の流れをクランクケース
7の前面に沿う流れからクランクケース7の右側面に沿
う流れへと略90°変えるものであり、可撓性を有する
ダクトであっても良いが、本実施例ではスロットルボデ
ィ80の支持固定のために前記サージタンク82、吸気
管83a,83b,83c,83d及び取付フランジ8
4と一体になっている。
【0026】吸気マニホールド85のエルボ81及びサ
ージタンク82の接続部分は、サージタンク82の上端
及び下端よりも上下方向に小さい寸法形状になってお
り、この部分でボルト861 ,861 ;862 ,862
と、ルーズ孔を有する2個のブラケット863 ,863
とによりクランクケース7の右側壁に固定され、更に取
付フランジ84が複数本のボルト87…でシリンダヘッ
ド8の右側面に固定される。
【0027】ヘッドカバー9の後面には2個の低圧燃料
ポンプ88,88が並列に設けられており、これら低圧
燃料ポンプ88,88によって船内に設けた燃料タンク
(図示せず)からシリンダブロック6の右側面に設けた
サブタンク89に燃料が供給される。サブタンク89の
内部には、その燃料液面を調整するフロート弁90と、
高圧燃料ポンプ91とが収納されており、高圧燃料ポン
プ91により加圧された燃料は高圧フィルター92を経
て燃料レール93の下端に供給される。吸気マニホール
ド85の取付フランジ84には4個のシリンダ12…に
対応して4個の燃料噴射弁94…が設けられており、こ
れら燃料噴射弁94…は前記燃料レール93から燃料を
供給される。燃料レール93の上端に設けられたレギュ
レータ95は燃料噴射弁94…に供給される燃料の圧力
を調整するとともに、余剰の燃料をサブタンク89に還
流させる。
【0028】図2から明らかなように、吸気マニホール
ド85内を流れる空気は燃料噴射弁94…から噴射され
た燃料と混合し、シリンダヘッド8に形成した吸気ポー
ト8 1 から燃焼室82 に供給され、排気ガスは排気ポー
ト83 から排気通路84 を経て前記排気管30(図1参
照)に排出される。排気通路84 は、シリンダブロック
6の右側面に配置した吸気マニホールド85と反対側の
シリンダブロック6の左側部に上下方向に形成される。
【0029】エンジンルーム36の内部には、更に電装
ボックス96及びカートリッジ型オイルフィルター97
が配置される。電装ボックス96はシリンダブロック6
及びクランクケース7の左側面に沿って配置されてお
り、その前後方向寸法及び上下方向寸法に比べて左右方
向の寸法が小さく形成されており、シリンダブロック6
及びクランクケース7とエンジンカバー4の内面との間
の狭い空間にコンパクトに収納される。またクランクケ
ース7の前面に設けられたカートリッジ型オイルフィル
ター97は、発電機62に対してクランク軸15の軸方
向下側に配置され、且つクランク軸15を挟んで左右に
振り分けて配置されており、これによりエンジンルーム
36の前部空間の有効利用が図られる。
【0030】次に、前述の構成を備えた本発明の実施例
の作用について説明する。
【0031】エンジンEの運転によりクランク軸15が
回転すると、クランク軸15に固定したプーリ組立体4
4のカム軸駆動プーリ40により、無端ベルト46及び
カム軸従動プーリ45を介してカム軸39が駆動され
る。またクランク軸15に固定したプーリ組立体44の
2次バランサー軸駆動プーリ41により、無端ベルト5
4、2次バランサー軸従動プーリ52,53及び中間軸
51を介して一対の2次バランサー軸37,38が駆動
される。更に、クランク軸15に固定したプーリ組立体
44の発電機駆動プーリ42により、無端ベルト65及
び発電機従動プーリ64を介して発電機62が駆動され
る。
【0032】図5から明らかなように、エンジンEの運
転に伴って発生する吸気負圧によりエンジンルーム36
の内部は負圧になるため、エンジンカバー4の後部に形
成した空気取り入れ口41 ,41 からガイド板75の上
面に沿ってエンジンルーム36に空気が導入される。空
気取り入れ口41 ,41 及び吸気サイレンサー76の吸
気開口791 はエンジンルーム36の対角位置に設けら
れているため、つまり空気取り入れ口41 ,41 はエン
ジンルーム36の後上部に設けられ、吸気サイレンサー
76の吸気開口791 はエンジンルーム36の前下部に
設けられているため、空気はエンジンEの外周を迂回し
てエンジンルーム36の内部空間を隈なく流動し、前記
吸気開口791 から吸気サイレンサー76に吸入され
る。
【0033】吸気開口791 から吸入された空気は吸気
サイレンサー76のダクト部79及び本体部78を経て
吸気マニホールド85に供給され、更に吸気マニホール
ド85のサージタンク82及び吸気管83a,83b,
83c,83dを経て各シリンダ12…の燃焼室82
に供給される。
【0034】発電機62はエンジンルーム36の前部に
位置するクランクケース7の前上方に設けられているた
め、エンジンカバー4の上壁に沿って前方に流れ、更に
エンジンカバー4の前壁に沿って下方に流れる空気の流
れの経路に発電機62が位置することになり、発熱部材
である発電機62及びその周辺を効果的に冷却すること
ができる。
【0035】またエンジンルーム36に導入された空気
のうち吸気サイレンサー76に吸入されなかったもの
は、下部ベルトカバー10の開口部101 及びスリット
102…からベルト室68に導入され、そこでプーリ組
立体44に設けられた冷却ファン43により攪拌されて
各無端ベルト46,54,65を冷却し、換気ダクト7
1 を経て船外機Oの外部に排出される。このとき、下
部ベルトカバー10の開口部101 に臨むように発電機
62が配置されているため、この開口部101 を通過す
る空気により発熱部材である発電機62及びその周辺を
効果的に冷却することができる。
【0036】以上のように、エンジンカバー4の空気取
り入れ口41 ,41 からエンジンルーム36に導入され
て吸気サイレンサー76の吸気開口791 に吸入される
空気により発電機62の冷却が行われるだけでなく、エ
ンジンルーム36からベルト室68を経て外部に排出さ
れる空気によっても発電機62の冷却が行われるため、
発電機62の発する熱が無端ベルト46,54,65等
の周囲の機器に与える影響を軽減することができる。
【0037】更に、発電機62を、エンジンEの前面と
エンジンカバー4との間の空間を利用して配置したの
で、船外機Oの左右方向寸法(横幅)を最小限に抑える
ことが可能となり、船外機Oが左右に回動する転舵時や
2基の船外機Oをタンデムで使用する場合にスペース上
有利である。
【0038】またエンジンEの右側面とエンジンカバー
4との間の空間を利用して吸気マニホールド85を配置
し、且つエンジンEの左側部に排気通路84 を形成する
とともに該左側面とエンジンカバー4との間の空間を利
用して電装ボックス96を配置したので、エンジンEの
左右の空間をバランス良く利用して船外機Oの左右方向
寸法の増加を抑えることが可能となる。特に電装ボック
ス96は左右方向の寸法が前後方向寸法及び上下方向寸
法に比べて小さく形成されているため、船外機Oの左右
方向寸法の小型化に寄与することができる。
【0039】更に、エンジンEの前面には発電機62、
スロットルボディ80及びカートリッジ型オイルフィル
ター97が配置されるが、カートリッジ型オイルフィル
ター97を発電機62に対して低い位置に配置し、且つ
カートリッジ型オイルフィルター97及び発電機62を
左右に振り分けて配置したことにより、エンジンEの前
面とエンジンカバー4との間の空間を有効に利用して船
外機Oを小型化することができる。
【0040】また吸気系においては、サージタンク82
がエンジンEの側部にあるので、吸気管83a〜83d
の長さを徒に長くする必要がなく、エンジンEの高回転
域での出力向上に有効である。しかもエルボ81によっ
てスロットルボディ80をエンジンEの前面に配置でき
るので、サージタンク82とスロットルボディ80とを
前後方向に接続して吸気の流れを直線状としたものに比
べ、スロットルボディ80がサージタンク82から前方
に突出する寸法を小さくすることができる。更に吸気サ
イレンサー76の本体部78が正面視(図4参照)でL
字形状になっており、その左右方向の幅が小さい上部に
吸気ダクト35、スロットルボディ80及びエルボ81
を接続したので、吸気サイレンサー76の容積を充分に
確保ながら発電62及びカートリッジ型オイルフィルタ
ー97との干渉を避けることができる。
【0041】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0042】例えば、実施例では直列4気筒エンジンE
を搭載した船外機Oを例示したが、本発明は直列4気筒
エンジンE以外のエンジンを搭載した船外機に対しても
適用することが可能である。
【0043】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載された発
明によれば、エンジンルームを覆うエンジンカバーに設
けた空気取り入れ口から吸気系補機の吸気開口への空気
の流れの経路の途中に発電機を配置したので、低温の空
気で発電機を冷却してエンジンルーム内の温度を低下さ
せ、吸気温度の上昇を防止することができる。
【0044】また請求項2に記載された発明によれば、
エンジンルームを覆うエンジンカバーに設けた空気取り
入れ口から換気口への空気の流れの経路の途中に発電機
を配置したので、低温の空気で発電機を冷却するととも
に温められた空気を換気口から排出してエンジンルーム
内の温度を低下させ、吸気温度の上昇を防止することが
できる。
【0045】また請求項3に記載された発明によれば、
エンジンルームを覆うエンジンカバーに設けた空気取り
入れ口から吸気系補機の吸気開口への空気の流れの経路
の途中であり、且つ前記空気取り入れ口から換気口への
空気の流れの経路の途中に発電機を配置したので、低温
の空気で発電機を効果的に冷却するとともに温められた
空気を換気口から排出してエンジンルーム内の温度を低
下させ、吸気温度の上昇を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】船外機の全体側面図
【図2】図1の2−2線拡大断面図
【図3】図2の3方向矢視図
【図4】図3の4方向矢視図
【図5】作用の説明図
【符号の説明】 4 エンジンカバー 41 空気取り入れ口 36 エンジンルーム 62 発電機 751 換気ダクト(換気口) 76 吸気サイレンサー(吸気系補機) 791 吸気開口 E エンジン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気取り入れ口(41 )を有するエンジ
    ンカバー(4)で覆われたエンジンルーム(36)の内
    部にエンジン(E)、吸気系補機(76)及び発電機
    (62)を収納した船外機において、 前記空気取り入れ口(41 )から前記吸気系補機(7
    6)の吸気開口(791)への空気の流れの経路の途中
    に前記発電機(62)を配置したことを特徴とする船外
    機。
  2. 【請求項2】 空気取り入れ口(41 )及び換気口(7
    1 )を有するエンジンカバー(4)で覆われたエンジ
    ンルーム(36)の内部にエンジン(E)、吸気系補機
    及び発電機(62)を収納した船外機において、 前記空気取り入れ口(41 )から前記換気口(751
    への空気の流れの経路の途中に前記発電機(62)を配
    置したことを特徴とする船外機。
  3. 【請求項3】 空気取り入れ口(41 )及び換気口(7
    1 )を有するエンジンカバー(4)で覆われたエンジ
    ンルーム(36)の内部にエンジン(E)、吸気系補機
    (76)及び発電機(62)を収納した船外機におい
    て、 前記空気取り入れ口(41 )から前記吸気系補機(7
    6)の吸気開口(791)への空気の流れの経路の途中
    であり、且つ前記空気取り入れ口(41 )から前記換気
    口(751 )への空気の流れの経路の途中に前記発電機
    (62)を配置したことを特徴とする船外機。
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US6582260B2 (en) 2000-08-25 2003-06-24 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Outboard engine assembly

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