JPH10184319A - エンジンの動弁装置 - Google Patents
エンジンの動弁装置Info
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- JPH10184319A JPH10184319A JP2067198A JP2067198A JPH10184319A JP H10184319 A JPH10184319 A JP H10184319A JP 2067198 A JP2067198 A JP 2067198A JP 2067198 A JP2067198 A JP 2067198A JP H10184319 A JPH10184319 A JP H10184319A
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- Japan
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- transmission wheel
- rotation transmission
- exhaust
- gear
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Abstract
(57)【要約】
【目的】シリンダーヘッド周りをカムシャフトの径方向
及び軸方向で共にコンパクトにしつつ、カムシャフト間
を広げることなく位相可変手段をレイアウトしたエンジ
ンの動弁装置を提供する。 【構成】駆動用プーリ4のボス部5の内側には、前記ス
ペーサ3との間に環状のピストン10が組み込まれてい
る。ピストン10は軸方向に二分割された構造で、両分
割部は円周方向に当間隔で配置された複数のピン11に
よって相互に固定されている。ピストン10の内側およ
び外側には互いに逆方向のヘリカルスプライン12、1
3が形成されている。そして、ピストン10の内側のス
プライン12に対して前記スペーサ3の外周にヘリカル
スプライン14が形成され、また、ピストン10の外側
のスプライン13に対して駆動用プーリ4のボス部5内
周にヘリカルスプライン15が形成されている。
及び軸方向で共にコンパクトにしつつ、カムシャフト間
を広げることなく位相可変手段をレイアウトしたエンジ
ンの動弁装置を提供する。 【構成】駆動用プーリ4のボス部5の内側には、前記ス
ペーサ3との間に環状のピストン10が組み込まれてい
る。ピストン10は軸方向に二分割された構造で、両分
割部は円周方向に当間隔で配置された複数のピン11に
よって相互に固定されている。ピストン10の内側およ
び外側には互いに逆方向のヘリカルスプライン12、1
3が形成されている。そして、ピストン10の内側のス
プライン12に対して前記スペーサ3の外周にヘリカル
スプライン14が形成され、また、ピストン10の外側
のスプライン13に対して駆動用プーリ4のボス部5内
周にヘリカルスプライン15が形成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、DOHC(ダブルオー
バーヘッドカムシャフト)式のエンジンにおいて、クラ
ンクシャフトの回転位相に対して、カムシャフトの回転
位相をエンジンの運転状態に応じて変化させる様に制御
するエンジンの動弁装置に関する。
バーヘッドカムシャフト)式のエンジンにおいて、クラ
ンクシャフトの回転位相に対して、カムシャフトの回転
位相をエンジンの運転状態に応じて変化させる様に制御
するエンジンの動弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の動弁装置として、実開昭
61−27908号公報や、USP405566に記載
されている様なものが提案されている。すなわち、DO
HC式のエンジンにおいて、クランクシャフトからの駆
動力を受けるプーリを一方のカムシャフトのみに設け
て、一方のカムシャフトをまず駆動し、その駆動力を別
のギアや、チェーンにより他方のカムシャフトに伝達
し、他方のカムシャフトを駆動する様な動弁機構を基本
構造として、クランクシャフトの回転位相に対して、カ
ムシャフトの回転位相をエンジンの運転状態に応じて変
化させる位相可変手段を設けて、エンジンの出力向上、
燃費改善等々の要求を満たすものが提案されている。
61−27908号公報や、USP405566に記載
されている様なものが提案されている。すなわち、DO
HC式のエンジンにおいて、クランクシャフトからの駆
動力を受けるプーリを一方のカムシャフトのみに設け
て、一方のカムシャフトをまず駆動し、その駆動力を別
のギアや、チェーンにより他方のカムシャフトに伝達
し、他方のカムシャフトを駆動する様な動弁機構を基本
構造として、クランクシャフトの回転位相に対して、カ
ムシャフトの回転位相をエンジンの運転状態に応じて変
化させる位相可変手段を設けて、エンジンの出力向上、
燃費改善等々の要求を満たすものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところでこうした従来
技術に記載されている基本構造の動弁機構は、元来各カ
ムシャフトごとにクランクシャフトからの駆動力を受け
るプーリを設けていたのを1つにすることによりシリン
ダーヘッド周りをコンパクトにするという目的と、クラ
ンクシャフトが2回転する間に1回転する様に構成され
るため、必然的に大きくなるプーリを1つにすることに
より、カムシャフト間を狭め、吸排気のバルブの挟角を
できるだけ狭角にして、シリンダー内の燃焼室の表面積
を小さくすることにより燃焼効率を高め出力、燃費を向
上するという目的のために構成されているものである。
しかし、上記した従来技術のものでは、位相可変手段
が、カムシャフトの側方のシリンダーヘッド内レイアウ
トされたり、カムシャフト間にレイアウトされたりして
いるため、カムシャフト周りのレイアウトスペースが必
然的大きくなっていた。またカムシャフトの軸方向に大
きく突出して位相可変手段などを設けた場合などは、動
弁装置が大型化してしまうため、シリンダーヘッド周り
をコンパクトにすることができないという問題があっ
た。また、カムシャフト間を狭め燃焼効率を高め出力、
燃費を向上することができない等の問題もあった。
技術に記載されている基本構造の動弁機構は、元来各カ
ムシャフトごとにクランクシャフトからの駆動力を受け
るプーリを設けていたのを1つにすることによりシリン
ダーヘッド周りをコンパクトにするという目的と、クラ
ンクシャフトが2回転する間に1回転する様に構成され
るため、必然的に大きくなるプーリを1つにすることに
より、カムシャフト間を狭め、吸排気のバルブの挟角を
できるだけ狭角にして、シリンダー内の燃焼室の表面積
を小さくすることにより燃焼効率を高め出力、燃費を向
上するという目的のために構成されているものである。
しかし、上記した従来技術のものでは、位相可変手段
が、カムシャフトの側方のシリンダーヘッド内レイアウ
トされたり、カムシャフト間にレイアウトされたりして
いるため、カムシャフト周りのレイアウトスペースが必
然的大きくなっていた。またカムシャフトの軸方向に大
きく突出して位相可変手段などを設けた場合などは、動
弁装置が大型化してしまうため、シリンダーヘッド周り
をコンパクトにすることができないという問題があっ
た。また、カムシャフト間を狭め燃焼効率を高め出力、
燃費を向上することができない等の問題もあった。
【0004】本発明は、こうした課題を対策するために
考えられたもので、シリンダーヘッド周りをカムシャフ
トの径方向、軸方向ともに、コンパクトにしつつ、カム
シャフト間を広げることなく位相可変手段をレイアウト
したエンジンの動弁装置を提供することを目的とする。
考えられたもので、シリンダーヘッド周りをカムシャフ
トの径方向、軸方向ともに、コンパクトにしつつ、カム
シャフト間を広げることなく位相可変手段をレイアウト
したエンジンの動弁装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1のエン
ジンの動弁装置は、吸気弁あるいは排気弁のいずれか一
方を開閉させる第1カムシャフトと、第1カムシャフト
と並設され、吸気弁あるいは排気弁のいずれか他方を開
閉させる第2カムシャフトと、第1カムシャフト上の端
部に配設され、クランクシャフトの回転駆動力を受ける
第1の回転伝達輪と、第1カムシャフト長手方向で見て
前記第1の回転伝達輪が配設される端部から反対側端部
寄りの第1カムシャフト上に配設されるとともに、第1
の回転伝達輪に駆動連結されることにより第1の回転伝
達輪で受けたクランクシャフトの駆動力を第2カムシャ
フトに伝達する、第1の回転伝達輪よりも小径に設定さ
れた第2の駆動側回転伝達輪と、第2カムシャフト上に
配設されるとともに、第2の駆動側回転伝達輪から出力
された駆動力を受け、第2の駆動側回転伝達輪と同径に
設定された第2の従動側回転伝達輪と、前記第1のカム
シャフト上で前記第1の回転伝達輪の径内部に配設さ
れ、カムシャフトの回転位相をクランクシャフトの回転
位相に対して可変とする位相可変手段とを有することを
特徴とするものである。
ジンの動弁装置は、吸気弁あるいは排気弁のいずれか一
方を開閉させる第1カムシャフトと、第1カムシャフト
と並設され、吸気弁あるいは排気弁のいずれか他方を開
閉させる第2カムシャフトと、第1カムシャフト上の端
部に配設され、クランクシャフトの回転駆動力を受ける
第1の回転伝達輪と、第1カムシャフト長手方向で見て
前記第1の回転伝達輪が配設される端部から反対側端部
寄りの第1カムシャフト上に配設されるとともに、第1
の回転伝達輪に駆動連結されることにより第1の回転伝
達輪で受けたクランクシャフトの駆動力を第2カムシャ
フトに伝達する、第1の回転伝達輪よりも小径に設定さ
れた第2の駆動側回転伝達輪と、第2カムシャフト上に
配設されるとともに、第2の駆動側回転伝達輪から出力
された駆動力を受け、第2の駆動側回転伝達輪と同径に
設定された第2の従動側回転伝達輪と、前記第1のカム
シャフト上で前記第1の回転伝達輪の径内部に配設さ
れ、カムシャフトの回転位相をクランクシャフトの回転
位相に対して可変とする位相可変手段とを有することを
特徴とするものである。
【0006】本発明の請求項2のエンジンの動弁装置
は、請求項1のものにおいて、上記第1の回転伝達輪と
第2の駆動側回転伝達輪の間の第1カムシャフトに回転
自在に筒状の動力伝達部材を装着し、上記動力伝達部材
は上記第1の回転伝達輪と第2の駆動側回転伝達輪とに
駆動連結したことを特徴とするものである。
は、請求項1のものにおいて、上記第1の回転伝達輪と
第2の駆動側回転伝達輪の間の第1カムシャフトに回転
自在に筒状の動力伝達部材を装着し、上記動力伝達部材
は上記第1の回転伝達輪と第2の駆動側回転伝達輪とに
駆動連結したことを特徴とするものである。
【0007】本発明の請求項3のエンジンの動弁装置
は、請求項1のものにおいて、上記第2の駆動側回転伝
達輪と第2の従動側回転伝達輪とは、互いに噛合連結さ
れるギアにて構成したことを特徴とするものである。
は、請求項1のものにおいて、上記第2の駆動側回転伝
達輪と第2の従動側回転伝達輪とは、互いに噛合連結さ
れるギアにて構成したことを特徴とするものである。
【0008】本発明の請求項4のエンジンの動弁装置
は、吸気弁あるいは排気弁のいずれか一方を開閉させる
第1カムシャフトと、第1カムシャフトと並設され、吸
気弁あるいは排気弁のいずれか他方を開閉させる第2カ
ムシャフトと、第1カムシャフト上の端部に配設され、
クランクシャフトの回転駆動力を受ける第1の回転伝達
輪と、第1カムシャフト側軸受部分を挟んで前記第1の
回転伝達輪が配設される端部とは反対側の第1カムシャ
フト上に配設されるとともに、第1の回転伝達輪に駆動
連結されることにより第1の回転伝達輪で受けたクラン
クシャフトの駆動力を第2カムシャフトに伝達する、第
1の回転伝達輪よりも小径に設定された第2の駆動側回
転伝達輪と、第2カムシャフト上に配設されるととも
に、第2の駆動側回転伝達輪から出力された駆動力を受
け、第2の駆動側回転伝達輪と同径に設定された第2の
従動側回転伝達輪と、前記第1のカムシャフト上で前記
第1の回転伝達輪の径内部に配設され、カムシャフトの
回転位相をクランクシャフトの回転位相に対して可変と
する位相可変手段とを有することを特徴とするものであ
る。本発明の請求項5のエンジンの動弁装置は、請求項
4のものにおいて、上記第1カムシャフト側軸受部分に
おいて、第1カムシャフトに回転自在に筒状の動力伝達
部材を装着し、上記動力伝達部材は上記第1の回転伝達
輪と第2の駆動側回転伝達輪とに駆動連結したことを特
徴とするものである。
は、吸気弁あるいは排気弁のいずれか一方を開閉させる
第1カムシャフトと、第1カムシャフトと並設され、吸
気弁あるいは排気弁のいずれか他方を開閉させる第2カ
ムシャフトと、第1カムシャフト上の端部に配設され、
クランクシャフトの回転駆動力を受ける第1の回転伝達
輪と、第1カムシャフト側軸受部分を挟んで前記第1の
回転伝達輪が配設される端部とは反対側の第1カムシャ
フト上に配設されるとともに、第1の回転伝達輪に駆動
連結されることにより第1の回転伝達輪で受けたクラン
クシャフトの駆動力を第2カムシャフトに伝達する、第
1の回転伝達輪よりも小径に設定された第2の駆動側回
転伝達輪と、第2カムシャフト上に配設されるととも
に、第2の駆動側回転伝達輪から出力された駆動力を受
け、第2の駆動側回転伝達輪と同径に設定された第2の
従動側回転伝達輪と、前記第1のカムシャフト上で前記
第1の回転伝達輪の径内部に配設され、カムシャフトの
回転位相をクランクシャフトの回転位相に対して可変と
する位相可変手段とを有することを特徴とするものであ
る。本発明の請求項5のエンジンの動弁装置は、請求項
4のものにおいて、上記第1カムシャフト側軸受部分に
おいて、第1カムシャフトに回転自在に筒状の動力伝達
部材を装着し、上記動力伝達部材は上記第1の回転伝達
輪と第2の駆動側回転伝達輪とに駆動連結したことを特
徴とするものである。
【0009】本発明の請求項6のエンジンの動弁装置
は、シリンダヘッドに設けられるカムシャフトと有し、
該カムシャフトとして排気弁を開閉させる排気側カムシ
ャフトと、排気側カムシャフトと並設され、吸気弁を開
閉させる吸気側カムシャフトとを備えるとともに、排気
側カムシャフト上の端部に配設され、クランクシャフト
の回転駆動力を受ける駆動用プーリと、排気側カムシャ
フト長手方向で見て前記駆動用プーリが配設される端部
から反対側の端部寄りの排気側カムシャフト上に配設さ
れるとともに、駆動用プーリに駆動連結されることによ
り駆動用プーリで受けたクランクシャフトの駆動力を吸
気側カムシャフトに伝達する、駆動用プーリよりも小径
に設定された第1ギアと、吸気側カムシャフト上に配設
されるとともに、前記第1ギアに噛合連結され、前記第
1ギアと同径に設定された第2ギアと、前記排気側カム
シャフト上で前記駆動用プーリの径内部に配設され、カ
ムシャフトの回転位相をクランクシャフトの回転位相に
対して可変とする位相可変手段とを有することを特徴と
するものである。
は、シリンダヘッドに設けられるカムシャフトと有し、
該カムシャフトとして排気弁を開閉させる排気側カムシ
ャフトと、排気側カムシャフトと並設され、吸気弁を開
閉させる吸気側カムシャフトとを備えるとともに、排気
側カムシャフト上の端部に配設され、クランクシャフト
の回転駆動力を受ける駆動用プーリと、排気側カムシャ
フト長手方向で見て前記駆動用プーリが配設される端部
から反対側の端部寄りの排気側カムシャフト上に配設さ
れるとともに、駆動用プーリに駆動連結されることによ
り駆動用プーリで受けたクランクシャフトの駆動力を吸
気側カムシャフトに伝達する、駆動用プーリよりも小径
に設定された第1ギアと、吸気側カムシャフト上に配設
されるとともに、前記第1ギアに噛合連結され、前記第
1ギアと同径に設定された第2ギアと、前記排気側カム
シャフト上で前記駆動用プーリの径内部に配設され、カ
ムシャフトの回転位相をクランクシャフトの回転位相に
対して可変とする位相可変手段とを有することを特徴と
するものである。
【0010】本発明の請求項7のエンジンの動弁装置
は、請求項6のものにおいて、上記駆動用プーリと第1
ギアの間の排気側カムシャフトに回転自在に筒状の動力
伝達部材を装着し、上記動力伝達部材は上記駆動用プー
リと第1ギアとに駆動連結したことを特徴とするもので
ある。
は、請求項6のものにおいて、上記駆動用プーリと第1
ギアの間の排気側カムシャフトに回転自在に筒状の動力
伝達部材を装着し、上記動力伝達部材は上記駆動用プー
リと第1ギアとに駆動連結したことを特徴とするもので
ある。
【0011】本発明の請求項8のエンジンの動弁装置
は、シリンダヘッドに設けられるカムシャフトと有し、
該カムシャフトとして排気弁を開閉させる排気側カムシ
ャフトと、排気側カムシャフトと並設され、吸気弁を開
閉させる吸気側カムシャフトとを備えるとともに、排気
側カムシャフト上の端部に配設され、クランクシャフト
の回転駆動力を受ける駆動用プーリと、排気側カムシャ
フト軸受部分を挟んで前記駆動用プーリが配設される端
部とは反対側の排気側カムシャフト上に配設されるとと
もに、駆動用プーリに駆動連結されることにより駆動用
プーリで受けたクランクシャフトの駆動力を吸気側カム
シャフトに伝達する、駆動用プーリよりも小径に設定さ
れた第1ギアと、吸気側カムシャフト上に配設されると
ともに、前記第1ギアに噛合連結され、前記第1ギアと
同径に設定された第2ギアと、前記排気側カムシャフト
上で前記駆動用プーリの径内部に配設され、カムシャフ
トの回転位相をクランクシャフトの回転位相に対して可
変とする位相可変手段とを有することを特徴とするもの
である。
は、シリンダヘッドに設けられるカムシャフトと有し、
該カムシャフトとして排気弁を開閉させる排気側カムシ
ャフトと、排気側カムシャフトと並設され、吸気弁を開
閉させる吸気側カムシャフトとを備えるとともに、排気
側カムシャフト上の端部に配設され、クランクシャフト
の回転駆動力を受ける駆動用プーリと、排気側カムシャ
フト軸受部分を挟んで前記駆動用プーリが配設される端
部とは反対側の排気側カムシャフト上に配設されるとと
もに、駆動用プーリに駆動連結されることにより駆動用
プーリで受けたクランクシャフトの駆動力を吸気側カム
シャフトに伝達する、駆動用プーリよりも小径に設定さ
れた第1ギアと、吸気側カムシャフト上に配設されると
ともに、前記第1ギアに噛合連結され、前記第1ギアと
同径に設定された第2ギアと、前記排気側カムシャフト
上で前記駆動用プーリの径内部に配設され、カムシャフ
トの回転位相をクランクシャフトの回転位相に対して可
変とする位相可変手段とを有することを特徴とするもの
である。
【0012】本発明の請求項9のエンジンの動弁装置
は、請求項8のものにおいて、上記排気側カムシャフト
軸受部分において、排気側カムシャフトに回転自在に筒
状の動力伝達部材を装着し、上記動力伝達部材は上記駆
動用プーリと第1ギアとに駆動連結したことを特徴とす
るものである。
は、請求項8のものにおいて、上記排気側カムシャフト
軸受部分において、排気側カムシャフトに回転自在に筒
状の動力伝達部材を装着し、上記動力伝達部材は上記駆
動用プーリと第1ギアとに駆動連結したことを特徴とす
るものである。
【0013】
【発明の効果】本発明の請求項1のエンジンの動弁装置
によれば、第1カムシャフト長手方向で見て前記第1の
回転伝達輪が配設される端部から反対側端部寄りの第1
カムシャフト上に配設する一方、位相可変手段をもとも
と大きい第1の回転伝達輪の径内部に配設したため、第
2の駆動側回転伝達輪と従動側回転伝達輪の径を小型化
することができ、各カムシャフトの間隔が狭められる。
従って、燃焼効率を高め出力、燃費を向上することが可
能になる。また、シリンダーヘッド周りのカムシャフト
の径方向、軸方向共に、コンパクトにすることができる
といった効果も奏する。
によれば、第1カムシャフト長手方向で見て前記第1の
回転伝達輪が配設される端部から反対側端部寄りの第1
カムシャフト上に配設する一方、位相可変手段をもとも
と大きい第1の回転伝達輪の径内部に配設したため、第
2の駆動側回転伝達輪と従動側回転伝達輪の径を小型化
することができ、各カムシャフトの間隔が狭められる。
従って、燃焼効率を高め出力、燃費を向上することが可
能になる。また、シリンダーヘッド周りのカムシャフト
の径方向、軸方向共に、コンパクトにすることができる
といった効果も奏する。
【0014】本発明の請求項2のエンジンの動弁装置に
よれば、第2の駆動側回転伝達輪に対して、第1カムシ
ャフトの回転駆動力とは別の回転駆動力を第1カムシャ
フト上に配置された筒状の動力伝達部材によって伝達す
ることができるため、第1カムシャフトと第2の駆動側
回転伝達輪との回転位相が異なるような動弁装置であっ
ても、第1カムシャフトと第2カムシャフトとの間隔を
広げることがなく、動弁装置をよりコンパクトに構成で
きるといった効果を奏する。
よれば、第2の駆動側回転伝達輪に対して、第1カムシ
ャフトの回転駆動力とは別の回転駆動力を第1カムシャ
フト上に配置された筒状の動力伝達部材によって伝達す
ることができるため、第1カムシャフトと第2の駆動側
回転伝達輪との回転位相が異なるような動弁装置であっ
ても、第1カムシャフトと第2カムシャフトとの間隔を
広げることがなく、動弁装置をよりコンパクトに構成で
きるといった効果を奏する。
【0015】本発明の請求項3のエンジンの動弁装置に
よれば、チェーンなどの巻掛手段を使用するものなどに
比して、第1カムシャフトと第2カムシャフトとの間隔
を狭められるため、さらに有効に間隔を狭められるとい
った効果を奏する。
よれば、チェーンなどの巻掛手段を使用するものなどに
比して、第1カムシャフトと第2カムシャフトとの間隔
を狭められるため、さらに有効に間隔を狭められるとい
った効果を奏する。
【0016】本発明の請求項4のエンジンの動弁装置に
よれば、第1カムシャフト側軸受部分を挟んで前記第1
の回転伝達輪が配設される端部とは反対側の第1カムシ
ャフト上に配設する一方、位相可変手段をもともと大き
い第1の回転伝達輪の径内部に配設したため、第2の駆
動側回転伝達輪と従動側回転伝達輪の径を小型化するこ
とができ、各カムシャフトの間隔が狭められる。従っ
て、燃焼効率を高め出力、燃費を向上することが可能に
なる。また、シリンダーヘッド周りのカムシャフトの径
方向、軸方向共に、コンパクトにすることができるとい
った効果も奏する。
よれば、第1カムシャフト側軸受部分を挟んで前記第1
の回転伝達輪が配設される端部とは反対側の第1カムシ
ャフト上に配設する一方、位相可変手段をもともと大き
い第1の回転伝達輪の径内部に配設したため、第2の駆
動側回転伝達輪と従動側回転伝達輪の径を小型化するこ
とができ、各カムシャフトの間隔が狭められる。従っ
て、燃焼効率を高め出力、燃費を向上することが可能に
なる。また、シリンダーヘッド周りのカムシャフトの径
方向、軸方向共に、コンパクトにすることができるとい
った効果も奏する。
【0017】本発明の請求項5のエンジンの動弁装置に
よれば、第2の駆動側回転伝達輪に対して、第1カムシ
ャフトの回転駆動力とは別の回転駆動力を第1カムシャ
フト上に配置された筒状の動力伝達部材によって伝達す
ることができるため、第1カムシャフトと第2の駆動側
回転伝達輪との回転位相が異なるような動弁装置であっ
ても、第1カムシャフトと第2カムシャフトとの間隔を
広げることがなく、動弁装置をよりコンパクトに構成で
きるといった効果を奏する。
よれば、第2の駆動側回転伝達輪に対して、第1カムシ
ャフトの回転駆動力とは別の回転駆動力を第1カムシャ
フト上に配置された筒状の動力伝達部材によって伝達す
ることができるため、第1カムシャフトと第2の駆動側
回転伝達輪との回転位相が異なるような動弁装置であっ
ても、第1カムシャフトと第2カムシャフトとの間隔を
広げることがなく、動弁装置をよりコンパクトに構成で
きるといった効果を奏する。
【0018】本発明の請求項6のエンジンの動弁装置に
よれば、排気側カムシャフト長手方向で見て駆動用プー
リが配設される端部から反対側端部寄りの排気側カムシ
ャフト上に配設する一方、位相可変手段をもともと大き
い駆動用プーリの径内部に配設したため、第1ギアと第
2ギアの径を小型化することができ、各カムシャフトの
間隔が狭められる。従って、燃焼効率を高め出力、燃費
を向上することが可能になる。また、シリンダーヘッド
周りのカムシャフトの径方向、軸方向共に、コンパクト
にすることができるといった効果も奏する。さらに、チ
ェーンなどの巻掛手段を使用するものなどに比して、排
気側カムシャフトと吸気側カムシャフトとの間隔を狭め
られるため、さらに有効に間隔を狭められるといった効
果も奏する。
よれば、排気側カムシャフト長手方向で見て駆動用プー
リが配設される端部から反対側端部寄りの排気側カムシ
ャフト上に配設する一方、位相可変手段をもともと大き
い駆動用プーリの径内部に配設したため、第1ギアと第
2ギアの径を小型化することができ、各カムシャフトの
間隔が狭められる。従って、燃焼効率を高め出力、燃費
を向上することが可能になる。また、シリンダーヘッド
周りのカムシャフトの径方向、軸方向共に、コンパクト
にすることができるといった効果も奏する。さらに、チ
ェーンなどの巻掛手段を使用するものなどに比して、排
気側カムシャフトと吸気側カムシャフトとの間隔を狭め
られるため、さらに有効に間隔を狭められるといった効
果も奏する。
【0019】本発明の請求項7のエンジンの動弁装置に
よれば、第1ギアに対して、排気側カムシャフトの回転
駆動力とは別の回転駆動力を排気側カムシャフト上に配
置された筒状の動力伝達部材によって伝達することがで
きるため、排気側カムシャフトと第1ギアとの回転位相
が異なるような動弁装置であっても、排気側カムシャフ
トと吸気側カムシャフトとの間隔を広げることがなく、
動弁装置をよりコンパクトに構成できるといった効果を
奏する。
よれば、第1ギアに対して、排気側カムシャフトの回転
駆動力とは別の回転駆動力を排気側カムシャフト上に配
置された筒状の動力伝達部材によって伝達することがで
きるため、排気側カムシャフトと第1ギアとの回転位相
が異なるような動弁装置であっても、排気側カムシャフ
トと吸気側カムシャフトとの間隔を広げることがなく、
動弁装置をよりコンパクトに構成できるといった効果を
奏する。
【0020】本発明の請求項8のエンジンの動弁装置に
よれば、排気側カムシャフト軸受部分を挟んで前記駆動
用プーリが配設される端部とは反対側の排気側カムシャ
フト上に配設する一方、位相可変手段をもともと大きい
駆動用プーリの径内部に配設したため、第1ギアと第2
ギアの径を小型化することができ、各カムシャフトの間
隔が狭められる。従って、燃焼効率を高め出力、燃費を
向上することが可能になる。また、シリンダーヘッド周
りのカムシャフトの径方向、軸方向共に、コンパクトに
することができるといった効果も奏する。さらに、チェ
ーンなどの巻掛手段を使用するものなどに比して、排気
側カムシャフトと吸気側カムシャフトとの間隔を狭めら
れるため、さらに有効に間隔を狭められるといった効果
も奏する。
よれば、排気側カムシャフト軸受部分を挟んで前記駆動
用プーリが配設される端部とは反対側の排気側カムシャ
フト上に配設する一方、位相可変手段をもともと大きい
駆動用プーリの径内部に配設したため、第1ギアと第2
ギアの径を小型化することができ、各カムシャフトの間
隔が狭められる。従って、燃焼効率を高め出力、燃費を
向上することが可能になる。また、シリンダーヘッド周
りのカムシャフトの径方向、軸方向共に、コンパクトに
することができるといった効果も奏する。さらに、チェ
ーンなどの巻掛手段を使用するものなどに比して、排気
側カムシャフトと吸気側カムシャフトとの間隔を狭めら
れるため、さらに有効に間隔を狭められるといった効果
も奏する。
【0021】本発明の請求項9のエンジンの動弁装置に
よれば、第1ギアに対して、排気側カムシャフトの回転
駆動力とは別の回転駆動力を排気側カムシャフト上に配
置された筒状の動力伝達部材によって伝達することがで
きるため、排気側カムシャフトと第1ギアとの回転位相
が異なるような動弁装置であっても、排気側カムシャフ
トと吸気側カムシャフトとの間隔を広げることがなく、
動弁装置をよりコンパクトに構成できるといった効果を
奏する。
よれば、第1ギアに対して、排気側カムシャフトの回転
駆動力とは別の回転駆動力を排気側カムシャフト上に配
置された筒状の動力伝達部材によって伝達することがで
きるため、排気側カムシャフトと第1ギアとの回転位相
が異なるような動弁装置であっても、排気側カムシャフ
トと吸気側カムシャフトとの間隔を広げることがなく、
動弁装置をよりコンパクトに構成できるといった効果を
奏する。
【0022】
【実施例】以下、実施例を図面に基づいて説明する。図
1は本発明の一実施例の全体図である。この実施例の動
弁装置は、吸気および排気側の2本のカムシャフト1、
2を備えている。そして、排気側カムシャフト2の端部
には筒状のスペーサ3が固定され、このスペーサ3の外
側に駆動用プーリ4が装着されている。このプーリ4は
ボス部5先端において前記スペーサ3の先端外周に摺接
し、また、そのボス部5の其端側は排気側カムシャフト
2に回転自在に装着された筒状の連結部材6に固定され
ている。そして、この連結部材6の他端には第1ギア7
がスプライン結合され、ロックナット8によって固定さ
れている。この第1ギアには吸気側カムシャフト1の先
端に固定された第2ギア9が噛合連結されている。
1は本発明の一実施例の全体図である。この実施例の動
弁装置は、吸気および排気側の2本のカムシャフト1、
2を備えている。そして、排気側カムシャフト2の端部
には筒状のスペーサ3が固定され、このスペーサ3の外
側に駆動用プーリ4が装着されている。このプーリ4は
ボス部5先端において前記スペーサ3の先端外周に摺接
し、また、そのボス部5の其端側は排気側カムシャフト
2に回転自在に装着された筒状の連結部材6に固定され
ている。そして、この連結部材6の他端には第1ギア7
がスプライン結合され、ロックナット8によって固定さ
れている。この第1ギアには吸気側カムシャフト1の先
端に固定された第2ギア9が噛合連結されている。
【0023】プーリ4のボス部5の内側には、前記スペ
ーサ3との間に環状のピストン10が組み込まれてい
る。ピストン10は軸方向に二分割された構造で、両分
割部は円周方向に等間隔で配置された複数のピン11に
よって相互に固定されている。ピストン10の内側およ
び外側には図3に示すように互いに逆方向のヘリカルス
プライン12、13が形成されている。そして、ピスト
ン10の内側のスプライン12に対して前記スペーサ3
の外周にヘリカルスプライン14が形成され、また、ピ
ストン10の外側のスプライン13に対してプーリ4の
ボス部5内周にヘリカルスプライン15が形成されてい
る。ピストン10は前記連結部材6の端面との間に装着
されたスプリング16により先端側に付勢されている。
ーサ3との間に環状のピストン10が組み込まれてい
る。ピストン10は軸方向に二分割された構造で、両分
割部は円周方向に等間隔で配置された複数のピン11に
よって相互に固定されている。ピストン10の内側およ
び外側には図3に示すように互いに逆方向のヘリカルス
プライン12、13が形成されている。そして、ピスト
ン10の内側のスプライン12に対して前記スペーサ3
の外周にヘリカルスプライン14が形成され、また、ピ
ストン10の外側のスプライン13に対してプーリ4の
ボス部5内周にヘリカルスプライン15が形成されてい
る。ピストン10は前記連結部材6の端面との間に装着
されたスプリング16により先端側に付勢されている。
【0024】排気側カムシャフト2には、軸心に沿って
オイル通路17が形成されている。筒状のスペーサ3は
止め部材18を介し固定ボルト19によって排気側カム
シャフト2に固定されている。そして、この固定ボルト
19には上記オイル通路17に連通する軸方向の貫通穴
20が設けられている。プーリ4のボス部5先端には、
ピストン10の頭部に面して、前記オイル通路17から
の油圧を導く圧力室21が設けられている。オイル通路
17を介してこれら圧力室21に油圧が供給されスプリ
ング16を圧縮してピストン10が軸方向に移動する
と、このピストン10の内周および外周に形成された逆
方向のスプライン12、13と嵌合するスペーサ3およ
びプーリ4は、一方が他方に対して図4に破線で示すよ
うに相対的に回転する。これにより、スペーサ3と一体
の排気側カムシャフト2とプーリ4との位相が変わる。
オイル通路17が形成されている。筒状のスペーサ3は
止め部材18を介し固定ボルト19によって排気側カム
シャフト2に固定されている。そして、この固定ボルト
19には上記オイル通路17に連通する軸方向の貫通穴
20が設けられている。プーリ4のボス部5先端には、
ピストン10の頭部に面して、前記オイル通路17から
の油圧を導く圧力室21が設けられている。オイル通路
17を介してこれら圧力室21に油圧が供給されスプリ
ング16を圧縮してピストン10が軸方向に移動する
と、このピストン10の内周および外周に形成された逆
方向のスプライン12、13と嵌合するスペーサ3およ
びプーリ4は、一方が他方に対して図4に破線で示すよ
うに相対的に回転する。これにより、スペーサ3と一体
の排気側カムシャフト2とプーリ4との位相が変わる。
【0025】この実施例の場合、エンジン高回転時は、
油圧がオンすることにより図5に示すように排気弁閉時
期が遅れ側に移行する。一方、吸気弁開時期は変化しな
い。したがって、高回転時には低回転時に比べて吸排気
のオーバーラップが大きくなる。
油圧がオンすることにより図5に示すように排気弁閉時
期が遅れ側に移行する。一方、吸気弁開時期は変化しな
い。したがって、高回転時には低回転時に比べて吸排気
のオーバーラップが大きくなる。
【0026】この実施例は、上記のように駆動用プーリ
4のボス部5とスぺーサ3との間の空間を利用して内外
逆方向のスプライン12、13を有する環状のピストン
10を配置することで位相可変手段を構成しているの
で、動弁装置が大型化することはない。
4のボス部5とスぺーサ3との間の空間を利用して内外
逆方向のスプライン12、13を有する環状のピストン
10を配置することで位相可変手段を構成しているの
で、動弁装置が大型化することはない。
【0027】なお、上記実施例の場合は排気側カムシャ
フトの方を位相可変としたが排気側カムシャフトの位相
は固定とし吸気カムシャフトの位相を可変とすることも
できる。その場合は、図6に示すように高回転時に吸気
弁開時期が進み側に移行するよう吸気カムシャフトの位
相を変化させる。
フトの方を位相可変としたが排気側カムシャフトの位相
は固定とし吸気カムシャフトの位相を可変とすることも
できる。その場合は、図6に示すように高回転時に吸気
弁開時期が進み側に移行するよう吸気カムシャフトの位
相を変化させる。
【0028】また、本発明は位相可変手段を駆動用プー
リと連結ギアとの間に設ける形で実施することも可能で
ある。本発明はその他いろいろな様態で実施することが
できる。
リと連結ギアとの間に設ける形で実施することも可能で
ある。本発明はその他いろいろな様態で実施することが
できる。
【図1】本発明の一実施例の全体図
【図2】一実施例において位相可変手段を構成するピス
トンの構造説明図
トンの構造説明図
【図3】一実施例において位相可変手段を構成するピス
トンの構造説明図
トンの構造説明図
【図4】一実施例の作動説明図
【図5】一実施例におけるバルブタイミングの説明図
【図6】他の実施例のバルブタイミング説明図である。
1 吸気側カムシャフト 2 排気側カムシャフト 3 スペーサ 4 駆動用プーリ 7 第1ギア 9 第2ギア 10 ピストン 12、13、14、15 ヘリカルスプライン 17 オイル通路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 良治 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内
Claims (9)
- 【請求項1】吸気弁あるいは排気弁のいずれか一方を開
閉させる第1カムシャフトと、 第1カムシャフトと並設され、吸気弁あるいは排気弁の
いずれか他方を開閉させる第2カムシャフトと、 第1カムシャフト上の端部に配設され、クランクシャフ
トの回転駆動力を受ける第1の回転伝達輪と、第1カム
シャフト長手方向で見て前記第1の回転伝達輪が配設さ
れる端部から反対側端部寄りの第1カムシャフト上に配
設されるとともに、第1の回転伝達輪に駆動連結される
ことにより第1の回転伝達輪で受けたクランクシャフト
の駆動力を第2カムシャフトに伝達する、第1の回転伝
達輪よりも小径に設定された第2の駆動側回転伝達輪
と、 第2カムシャフト上に配設されるとともに、第2の駆動
側回転伝達輪から出力された駆動力を受け、第2の駆動
側回転伝達輪と同径に設定された第2の従動側回転伝達
輪と、前記第1のカムシャフト上で前記第1の回転伝達
輪の径内部に配設され、カムシャフトの回転位相をクラ
ンクシャフトの回転位相に対して可変とする位相可変手
段とを有することを特徴とするエンジンの動弁装置。 - 【請求項2】上記第1の回転伝達輪と第2の駆動側回転
伝達輪の間の第1カムシャフトに回転自在に筒状の動力
伝達部材を装着し、上記動力伝達部材は上記第1の回転
伝達輪と第2の駆動側回転伝達輪とに駆動連結されるこ
とを特徴とする請求項1記載のエンジンの動弁装置。 - 【請求項3】上記第2の駆動側回転伝達輪と第2の従動
側回転伝達輪とは、互いに噛合連結されるギアにて構成
されることを特徴とする請求項1記載のエンジンの動弁
装置。 - 【請求項4】吸気弁あるいは排気弁のいずれか一方を開
閉させる第1カムシャフトと、 第1カムシャフトと並設され、吸気弁あるいは排気弁の
いずれか他方を開閉させる第2カムシャフトと、 第1カムシャフト上の端部に配設され、クランクシャフ
トの回転駆動力を受ける第1の回転伝達輪と、第1カム
シャフト側軸受部分を挟んで前記第1の回転伝達輪が配
設される端部とは反対側の第1カムシャフト上に配設さ
れるとともに、第1の回転伝達輪に駆動連結されること
により第1の回転伝達輪で受けたクランクシャフトの駆
動力を第2カムシャフトに伝達する、第1の回転伝達輪
よりも小径に設定された第2の駆動側回転伝達輪と、 第2カムシャフト上に配設されるとともに、第2の駆動
側回転伝達輪から出力された駆動力を受け、第2の駆動
側回転伝達輪と同径に設定された第2の従動側回転伝達
輪と、前記第1のカムシャフト上で前記第1の回転伝達
輪の径内部に配設され、カムシャフトの回転位相をクラ
ンクシャフトの回転位相に対して可変とする位相可変手
段とを有することを特徴とするエンジンの動弁装置。 - 【請求項5】上記第1カムシャフト側軸受部分におい
て、第1カムシャフトに回転自在に筒状の動力伝達部材
を装着し、上記動力伝達部材は上記第1の回転伝達輪と
第2の駆動側回転伝達輪とに駆動連結されることを特徴
とする請求項4記載のエンジンの動弁装置。 - 【請求項6】シリンダヘッドに設けられるカムシャフト
と有し、 該カムシャフトとして排気弁を開閉させる排気側カムシ
ャフトと、排気側カムシャフトと並設され、吸気弁を開
閉させる吸気側カムシャフトとを備えるとともに、 排気側カムシャフト上の端部に配設され、クランクシャ
フトの回転駆動力を受ける駆動用プーリと、排気側カム
シャフト長手方向で見て前記駆動用プーリが配設される
端部から反対側の端部寄りの排気側カムシャフト上に配
設されるとともに、駆動用プーリに駆動連結されること
により駆動用プーリで受けたクランクシャフトの駆動力
を吸気側カムシャフトに伝達する、駆動用プーリよりも
小径に設定された第1ギアと、 吸気側カムシャフト上に配設されるとともに、前記第1
ギアに噛合連結され、前記第1ギアと同径に設定された
第2ギアと、前記排気側カムシャフト上で前記駆動用プ
ーリの径内部に配設され、カムシャフトの回転位相をク
ランクシャフトの回転位相に対して可変とする位相可変
手段とを有することを特徴とするエンジンの動弁装置。 - 【請求項7】上記駆動用プーリと第1ギアの間の排気側
カムシャフトに回転自在に筒状の動力伝達部材を装着
し、上記動力伝達部材は上記駆動用プーリと第1ギアと
に駆動連結されることを特徴とする請求項6記載のエン
ジンの動弁装置。 - 【請求項8】シリンダヘッドに設けられるカムシャフト
と有し、 該カムシャフトとして排気弁を開閉させる排気側カムシ
ャフトと、排気側カムシャフトと並設され、吸気弁を開
閉させる吸気側カムシャフトとを備えるとともに、 排気側カムシャフト上の端部に配設され、クランクシャ
フトの回転駆動力を受ける駆動用プーリと、排気側カム
シャフト軸受部分を挟んで前記駆動用プーリが配設され
る端部とは反対側の排気側カムシャフト上に配設される
とともに、駆動用プーリに駆動連結されることにより駆
動用プーリで受けたクランクシャフトの駆動力を吸気側
カムシャフトに伝達する、駆動用プーリよりも小径に設
定された第1ギアと、 吸気側カムシャフト上に配設されるとともに、前記第1
ギアに噛合連結され、前記第1ギアと同径に設定された
第2ギアと、前記排気側カムシャフト上で前記駆動用プ
ーリの径内部に配設され、カムシャフトの回転位相をク
ランクシャフトの回転位相に対して可変とする位相可変
手段とを有することを特徴とするエンジンの動弁装置。 - 【請求項9】上記排気側カムシャフト軸受部分におい
て、排気側カムシャフトに回転自在に筒状の動力伝達部
材を装着し、上記動力伝達部材は上記駆動用プーリと第
1ギアとに駆動連結されることを特徴とする請求項8記
載のエンジンの動弁装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2067198A JP3138863B2 (ja) | 1998-02-02 | 1998-02-02 | エンジンの動弁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2067198A JP3138863B2 (ja) | 1998-02-02 | 1998-02-02 | エンジンの動弁装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8140485A Division JP2881610B2 (ja) | 1996-06-03 | 1996-06-03 | エンジンの動弁装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30319099A Division JP3138867B2 (ja) | 1999-10-25 | 1999-10-25 | エンジンの動弁装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10184319A true JPH10184319A (ja) | 1998-07-14 |
JP3138863B2 JP3138863B2 (ja) | 2001-02-26 |
Family
ID=12033675
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2067198A Expired - Lifetime JP3138863B2 (ja) | 1998-02-02 | 1998-02-02 | エンジンの動弁装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3138863B2 (ja) |
-
1998
- 1998-02-02 JP JP2067198A patent/JP3138863B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3138863B2 (ja) | 2001-02-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071215 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
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|
EXPY | Cancellation because of completion of term |