JPH10183515A - 路面の凍結抑制構造 - Google Patents

路面の凍結抑制構造

Info

Publication number
JPH10183515A
JPH10183515A JP34818696A JP34818696A JPH10183515A JP H10183515 A JPH10183515 A JP H10183515A JP 34818696 A JP34818696 A JP 34818696A JP 34818696 A JP34818696 A JP 34818696A JP H10183515 A JPH10183515 A JP H10183515A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
road surface
blocks
freeze
block
laid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34818696A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuharu Iwakura
光春 岩倉
Tsutomu Kobayashi
勤 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IGOMU KK
Nippon Road Co Ltd
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
IGOMU KK
Nippon Road Co Ltd
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IGOMU KK, Nippon Road Co Ltd, Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical IGOMU KK
Priority to JP34818696A priority Critical patent/JPH10183515A/ja
Publication of JPH10183515A publication Critical patent/JPH10183515A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Road Paving Structures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で容易に敷設する工事が出来、し
かも任意の撓みを選択して敷設することもでき、また冬
期,夏期における路面状況に応じて変更したり、取り替
えることも可能である路面の凍結抑制構造を提供する。 【解決手段】 車道1と歩道2との路面3は、複数個の
石またはコンクリートブロック4と、ゴム状弾性体(ゴ
ムまたは樹脂材料)から成る複数個の凍結抑制ブロック
5とをそれぞれ組み合わせて敷設してある。前記凍結抑
制ブロック5は、石またはコンクリートブロック4と凍
結抑制ブロック5との総面積の10%〜70%となるよ
うに敷設し、この凍結抑制ブロック5の材質は、硬度JI
S A30°〜70°で、かつ20℃と−10℃での硬度
変化が、硬度JIS A5°以内とするように構成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、道路または舗道
の路面の凍結抑制構造にかかわり、更に詳しくは複数個
の石またはコンクリートブロックと、ゴム状弾性体(ゴ
ムまたは樹脂等)から成る複数個の凍結抑制ブロックと
を組み合わせて敷設し、特に冬期における寒冷地のアイ
スバーン(またはミラーバーン)となり易い路面の凍結
を有効に防止させた路面の凍結抑制構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、冬期の寒冷地における路面の氷結
の抑制,あるいは防止するための対策として、路面を温
めるロードヒーティングや、氷結した路面の氷を解かす
融雪パイプ等の手段が採られていたが、膨大な設備費用
とエネルギーが必要であり、ランニングコストがかかる
と言う問題があった。
【0003】そこで、このような問題を解決する対策と
して、舗装面に撓み性を持たせて、交通荷重(車等)に
より、氷結,雪氷の付着破壊を助長させる方法が行われ
ていた(例えば、実開平7−7025号公報)。この舗
装面に大きな撓み性を持たせる手段として、ゴム粒子を
アスファルト混合物に添加させる方法や、舗装面に溝を
作って、その溝にゴム状弾性体を介在させる方法及び凍
結抑制材の散布等が行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上記のよ
うな氷結路面の防止構造は、任意の撓みを選択して敷設
することが難しく、また工事や補修に多くの手間と時間
がかかる上に費用もかかり、更に冬期,夏期により路面
状況を容易に選択すると言うことが難く、更にコスト
や、持続性の面から改善が望まれているのが現状であ
る。
【0005】この発明は、かかる従来の問題点に着目し
て案出されたもので、簡単な構造で容易に敷設する工事
が出来、しかも任意の撓みを選択して敷設することもで
き、また冬期,夏期における路面状況に応じて変更した
り、取り替えることも可能であり、工事や補修も容易に
行うことが出来る路面の凍結抑制構造を提供することを
目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するため、道路または舗道の路面に、複数個の石ま
たはコンクリートブロックと、ゴム状弾性体から成る複
数個の凍結抑制ブロックとを組み合わせて敷設し、前記
凍結抑制ブロックが、石またはコンクリートブロックと
凍結抑制ブロックとの総面積の10%〜70%となるよ
うに敷設したことを要旨とするものである。
【0007】また、前記ゴム状弾性体から成る凍結抑制
ブロックが、ゴムまたは樹脂材料により構成され、この
凍結抑制ブロックの材質は、硬度JIS A30°〜70°
で、かつ20℃と−10℃での硬度変化が、硬度JIS A
5°以内とすることを要旨とするものである。更に、前
記複数個の石またはコンクリートブロックと、ゴム状弾
性体から成る複数個の凍結抑制ブロックとに、敷設する
際、凍結抑制ブロックを石またはコンクリートブロック
で押さえるための互いに係合可能な係合部を設けて構成
することも可能である。
【0008】この発明は上記のように構成され、寒冷地
における道路または舗道の路面に、複数個の石またはコ
ンクリートブロックと、ゴム状弾性体から成る複数個の
凍結抑制ブロックとを組み合わせて敷設し、舗装路面に
一定の撓み性を持たせて構成することで、交通荷重
(車,人の重量等)により、氷結,雪氷の付着破壊を助
長させて、特に冬期における寒冷地のアイスバーン(ま
たはミラーバーン)となり易い路面の凍結を有効に防止
させることが出来るものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき、この発
明の実施形態を説明する。図1は、この発明の凍結防止
構造の実施形態を示す車道1と歩道2との路面3の一部
切欠した斜視図を示し、前記車道1と歩道2との路面3
は、複数個の石またはコンクリートブロック4と、ゴム
状弾性体(ゴムまたは樹脂材料)から成る複数個の凍結
抑制ブロック5とをそれぞれ組み合わせて敷設してあ
る。
【0010】前記凍結抑制ブロック5は、石またはコン
クリートブロック4と凍結抑制ブロック5との総面積の
10%〜70%となるように敷設し、この凍結抑制ブロ
ック5の材質は、硬度JIS A30°〜70°で、かつ2
0℃と−10℃での硬度変化が、硬度JIS A5°以内と
するように構成されている。前記、凍結抑制ブロック5
の面積比率が、10%以下の場合には、撓み性が不足
し、交通荷重による破壊が不十分であり、また凍結抑制
ブロック5の面積比率が、70%以上の場合には、撓み
性が増大し、通過時間に問題が生ずる。
【0011】また、硬度がJIS A30°未満の場合に
は、交通荷重を支えきれず、硬度が70°を超えると、
撓みが確保出来ない。また、20℃と−10℃での硬度
変化において、温度による硬度変化が、硬度JIS A5°
を超えると氷点付近での撓みと、荷重支持とのバランス
がとれなくなると言う不具合が生ずる。
【0012】また、ゴム状弾性体から成る複数個の凍結
抑制ブロック5は、敷設後に端末部が持ち上がることが
ないように、図2〜図4に示すように、凍結抑制ブロッ
ク5の周縁部と、石またはコンクリートブロック4の周
縁部とに、互いに係合可能な係合部6,7が形成してあ
る。即ち、凍結抑制ブロック5の周縁部には、図2及び
図3に示すように、外方向に張り出したフランジ状の係
合部6が形成してあり、また石またはコンクリートブロ
ック4の周縁部には、前記フランジ状の係合部6を押さ
えるように凹状の係合部7が形成してある。
【0013】次に、上記のような凍結抑制ブロック5
と、石またはコンクリートブロック4との敷設方法につ
いて説明する。まず、幅Hの車道1と幅hの歩道2との
地盤Gを平滑にし、またはアスファルト舗装を行った
後、その上に凍結抑制ブロック5と、石またはコンクリ
ートブロック4とを図1に示すように組合せると共に、
重量のあるコンクリートブロック4の凹状の係合部7で
凍結抑制ブロック5のフランジ状の係合部6を押さえる
ように敷設する。
【0014】このようにして、弾性力を有する凍結抑制
ブロック5の周縁部を、重量のある石またはコンクリー
トブロック4の周縁部で押さえることで、交通荷重
(車,人の重量等)により凍結抑制ブロック5が撓んで
も、その周縁部が上方に持ち上がるようなことがなく、
欠損したり、摩耗等により隙間が生ずることなく、また
凍結抑制ブロック5の撓みにより、路面3に凍結する氷
結,雪氷の付着を破壊して、凍結路面による事故を未然
に防止出来るものである。
【0015】以上のように、寒冷地における道路1また
は舗道2の路面3に、複数個の石またはコンクリートブ
ロック4と、ゴム状弾性体から成る複数個の凍結抑制ブ
ロック5とを組み合わせて敷設し、舗装路面に一定の撓
み性を持たせて構成することで、交通荷重(車,人の重
量等)により、氷結,雪氷の付着破壊を助長させて、特
に冬期における寒冷地のアイスバーン(またはミラーバ
ーン)となり易い路面の凍結を有効に防止させることが
出来るものである。
【0016】
【発明の効果】この発明は、上記のように道路または舗
道の路面に、複数個の石またはコンクリートブロック
と、ゴム状弾性体から成る複数個の凍結抑制ブロックと
を組み合わせて敷設し、前記凍結抑制ブロックが、石ま
たはコンクリートブロックと凍結抑制ブロックとの総面
積の10%〜70%となるように敷設したので、以下の
ような優れた効果を奏するものである。 .簡単な構造で容易に敷設する工事が出来る。 .任意の撓みを選択して敷設することが出来る。 .冬期,夏期における路面状況に応じて変更したり、
取り替えることも可能であり、工事や補修も容易に行う
ことが出来る。 .舗装路面に一定の撓み性を持たせて構成すること
で、交通荷重(車,人の重量等)により、氷結,雪氷の
付着破壊を助長させて、特に冬期における寒冷地のアイ
スバーン(またはミラーバーン)となり易い路面の凍結
を有効に防止させ、凍結路面による事故を未然に防止で
きる。 .複数個の石またはコンクリートブロックと、ゴム状
弾性体から成る複数個の凍結抑制ブロックとに、凍結抑
制ブロックを石またはコンクリートブロックで押さえる
ための互いに係合可能な係合部を設けるので、凍結抑制
ブロックの周縁部が持ち上がるようなことがなく、凍結
抑制ブロックの周縁部が欠損したり、摩耗等により隙間
が生ずることなく、耐久性を向上させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の凍結防止構造の実施形態を示す車道
と歩道との路面の一部切欠した斜視図である。
【図2】図1のAーA矢視断面図である。
【図3】凍結抑制ブロックの斜視図である。
【図4】石またはコンクリートブロックの斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 車道 2 歩道 3 路面 4 石またはコンク
リートブロック 5 凍結抑制ブロック 6,7 係合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 勤 神奈川県平塚市追分2番1号 横浜ゴム株 式会社平塚製造所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路または舗道の路面に、複数個の石ま
    たはコンクリートブロックと、ゴム状弾性体から成る複
    数個の凍結抑制ブロックとを組み合わせて敷設し、前記
    凍結抑制ブロックが、石またはコンクリートブロックと
    凍結抑制ブロックとの総面積の10%〜70%となるよ
    うに敷設したことを特徴とする路面の凍結抑制構造。
  2. 【請求項2】 前記ゴム状弾性体から成る凍結抑制ブロ
    ックが、ゴムまたは樹脂材料により構成され、この凍結
    抑制ブロックの材質は、硬度JIS A30°〜70°で、
    かつ20℃と−10℃での硬度変化が、硬度JIS A5°
    以内である請求項1に記載の路面の凍結抑制構造。
  3. 【請求項3】 前記複数個の石またはコンクリートブロ
    ックと、ゴム状弾性体から成る複数個の凍結抑制ブロッ
    クとに、敷設する際、凍結抑制ブロックを石またはコン
    クリートブロックで押さえるための互いに係合可能な係
    合部を設けた請求項1または請求項2に記載の路面の凍
    結抑制構造。
JP34818696A 1996-12-26 1996-12-26 路面の凍結抑制構造 Pending JPH10183515A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34818696A JPH10183515A (ja) 1996-12-26 1996-12-26 路面の凍結抑制構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34818696A JPH10183515A (ja) 1996-12-26 1996-12-26 路面の凍結抑制構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10183515A true JPH10183515A (ja) 1998-07-14

Family

ID=18395328

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34818696A Pending JPH10183515A (ja) 1996-12-26 1996-12-26 路面の凍結抑制構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10183515A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102062555B1 (ko) 도로 노면의 미끄럼 방지를 위한 그루빙 시공 방법
EP0822296B1 (en) Cover for underground structures
CN108416156B (zh) 一种冬季路面融雪剂喷洒的控制方法
JPH10183515A (ja) 路面の凍結抑制構造
JP3243631B2 (ja) 人工骨材を使用した舗装体
CN211171472U (zh) 一种抗冻抗腐蚀海底隧道路面结构
JP3066411B2 (ja) 滑り止め舗装材及びこれを使用した滑り止め道路の舗装工法
JPH0463927B2 (ja)
JP3076225B2 (ja) 弾性路面敷板
CN218204569U (zh) 一种防噪音防沉降的检查井结构
US1402942A (en) Pavement
JP3377337B2 (ja) 舗装構造体
JP2011099292A (ja) 路面構成体、これを用いた横断歩道および道路
JP4010620B2 (ja) 路面の凍結抑制構造
CN215252304U (zh) 匝道桥桥面铺装结构
JP3078729B2 (ja) 弾性路面敷板構造体およびそれの連結構造
JP2533045B2 (ja) ゴム被覆コンクリ―ト製通行用敷板の製造方法
CN209958166U (zh) 一种浮点式玄武岩沥青路面结构
JPH03290505A (ja) 橋梁用盲目地式伸縮装置
JP3921397B2 (ja) ブロック舗装の凍結路面滑り防止構造
JP3076224B2 (ja) 弾性路面敷板の取付構造
Тетерина et al. EFFECT OF THE ROUGHNESS ON TOP LAYER OF PAVEMENT ON THE ADHESION COEFFICIENT
KR200283516Y1 (ko) 미끄럼 방지용 교량상판 신축이음장치
Selimi Using of proper pavement material for the Intersections with slow-moving traffic
JP2005036487A (ja) 連結プレート及び連結プレートの敷設工法