JP3921397B2 - ブロック舗装の凍結路面滑り防止構造 - Google Patents

ブロック舗装の凍結路面滑り防止構造 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車道、歩道、又は広場などの路面にブロックを敷き並べ、ブロック相互のかみ合わせにより荷重分散を図る、例えばインターロッキングブロック舗装における、凍結路面の滑り防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の透水性舗装構造としては、図14に示すように、保水性路床11の上部に透水性路盤12と透水性基層13とクッション層14を設け、表層部にインターロッキングブロック15を敷設して、長期にわたり降雨時の雨水等を排水する浸透能力を維持し、比較的交通量の多い車道に使用されているものがあった(例えば、特開2001−73307号公報参照)。
【0003】
図15は、従来の滑止機能を有した舗装構造の例を示している。この従来構造は、舗装ブロック16の道路表面に位置する上面部に、滑止のために起毛状の細い突起17を形成したものである(例えば、特開2000−120009号公報参照)。
【0004】
また、図16は、従来の融雪用舗装パネルの例を示している。この従来構造は、インターロッキングブロック18を複数個、金属製の格子状部材19に収め、この格子状部材19の下端面を仕切板20に固定し、仕切板20の下面には熱流体が流れる流体通路21を形成したもので、熱流体の熱エネルギーをインターロッキングブロック18や金属製の格子状部材19から、道路の積雪に伝達して融雪させるものである(例えば、特開2000−17604号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図15に示す従来例のように、ブロック自体に滑止機能を持たせるためには、ブロックを製造する段階で新たな方法を採用しなければならず、既存のブロックを利用することができない。
また、図16に示す従来例では、雪氷の融解性には優れているものの、その施工や維持、管理費用は高価となってしまう。
【0006】
そこで本発明は、既存のブロックをそのまま利用することができるブロック舗装の凍結路面滑り防止構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明の滑止部材は、複数のブロックを路面に敷き並べることにより施工される舗装において、敷設される前記ブロック間に配設される滑止部材であって、可撓性又は伸縮性を有する弾性部と、前記弾性部を保持する基部とにより構成され、前記弾性部は円柱状部材を複数併設することによって形成されることを特徴とする。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の滑止部材において、前記基部には、前記ブロックの一部が載置可能な平坦部が形成されていることを特徴とする。
請求項3記載の本発明のブロック舗装の凍結路面滑り防止施工法は、あらかじめ所定の形状に製造されたブロックを路面に敷き並べることにより舗装を行うブロック舗装の施工において、前記ブロックの敷設時に、前記ブロック間に弾性体からなる滑止部材を配設し、前記ブロック間の路面に凸状突起を有するアンカーを配設し、下端部に凹部を形成した前記滑止部材を、当該凹部が前記アンカーの凸状突起に嵌合するようにブロック間に配設し、前記滑止部材と前記アンカーとの嵌合によって、前記滑止部材を広がる方向に変形させ、当該変形によって前記滑止部材から前記ブロックに対して押圧力を生じさせることを特徴とする。
請求項4記載の本発明の滑止部材は、複数のブロックを路面に敷き並べることにより施工される舗装において、敷設される前記ブロック間の路面に凸状突起を有するアンカーを配設し、前記アンカーの凸状突起に嵌合するようにブロック間に配設される滑止部材であって、可撓性又は伸縮性を有する弾性部材からなり、下端部に前記凸状突起よりも小さい凹部を形成したことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明による第1の実施の形態の滑止部材は、可撓性又は伸縮性を有する弾性部と、弾性部を保持する基部とより構成され、弾性部は円柱状部材を複数併設することによって形成されるものである。本実施の形態によれば、弾性部は、円柱状部材を複数併設して形成することで、先端部に加わる荷重は、円柱状部材全体に作用し、弾性部全体が弾性変形するため、その周りの氷を破壊しやすくなる。従って、例えば自動車の荷重がタイヤから滑止部材に加わることで、この滑止部材の弾性変形によってブロック間の氷が破壊され、路面の凍結を防止できる。また本実施の形態によれば、円柱状部材を複数併設して構成することにより、タイヤの荷重が部分的に加わった場合でも、滑止部材は部分的に機能するため、道路表面の滑り抵抗を維持でき、アイスバーンのような凍結路面であっても、スリップ事故などを防止できる。
【0009】
本発明による第2の実施の形態は、第1の実施の形態による滑止部材において、基部には、ブロックの一部が載置可能な平坦部が形成されたものである。本実施の形態によれば、基部の平坦部上にブロックを載置するため、滑止部材の配設時に、ブロック間に安定して配設することができるとともに、施工後に、滑止部材がブロック間から抜けることを防止することができる。
【0010】
本発明による第3の実施の形態のブロック舗装の凍結路面滑り防止施工法は、ブロックの敷設時に、ブロック間に弾性体からなる滑止部材を配設し、ブロック間の路面に凸状突起を有するアンカーを配設し、下端部に凹部を形成した前記滑止部材を、当該凹部がアンカーの凸状突起に嵌合するようにブロック間に配設し、滑止部材とアンカーとの嵌合によって、滑止部材を広がる方向に変形させ、当該変形によって滑止部材からブロックに対して押圧力を生じさせるものである。本実施の形態によれば、既存のブロックをそのまま利用してブロック舗装の凍結路面の滑り防止を図ることができる。また、ブロック間への滑止部材の位置決めを容易に行うことができる。また、滑止部材の変形によってブロック間への押圧力を発生させることで、滑止部材の抜け防止を図ることができる。
【0011】
本発明による第4の実施の形態の滑止部材は、可撓性又は伸縮性を有する弾性部材からなり、下端部に前記凸状突起よりも小さい凹部を形成したものである。本実施の形態によれば、下端部に前記凸状突起よりも小さい凹部を形成し、前記アンカーの凸状突起にこの凹部を嵌合させることで、ブロック間への滑止部材の位置決めを容易に行うことができるとともに、滑止部材の変形によってブロック間への押圧力を発生させることで、滑止部材の抜け防止を図ることができる。
【0012】
【実施例】
以下本発明の一実施例について図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施例によるブロック舗装の凍結路面滑り防止構造を示す要部斜視図である。
図1に示すように本実施例によるブロック舗装の凍結路面滑り防止構造は、路面に複数のコンクリートブロック1を敷設し、隣り合う2つのコンクリートブロック1、1’の間の隙間である目地2に、滑止部材3を施設している。
ここで、コンクリートブロック1としては、幾何形状に製造されたコンクリートブロックの他に、大理石や花崗岩を種石としたテラゾー平板、天然石やタイルを張り付けたコンクリート平板ブロックを利用することもできる。また、本実施例によるブロック舗装には、これらブロック相互のかみ合わせで荷重を分散させるインターロッキングブロックが適している。インターロッキングブロックは、セメントに骨材やスラグを混合して加圧成型して作られる。
また、図示はしないが、このようなインターロッキングの施工は、クラッシュランを敷き詰めた上に所定厚さの砂を埋設し、この砂の上にインターロッキングを配設して施工される。また、軽車両通過用の車道部にあっては、クラッシュラン層と砂層との間に粒度調整砕石又はコンクリート層を設ける。なお、砂層の代わりにモルタル層とする場合もある。更に重車両通過用の車道部にあっては、クラッシュラン層の上部に、鉄筋コンクリートとモルタル層が埋設され、インターロッキングはモルタル層の上に配設される。
コンクリートブロック1の表面部は、通常平坦な面で構成されるが、図示のようにデザイン上の溝を一部に設けたものや、視覚障害者用に誘導や警告を目的とした凹凸を形成している場合もある。またコンクリートブロック1の側面には、垂直方向に連続する峰部と谷部による凹凸部が形成されている。そしてこのコンクリートブロック1の側面の凹凸部が当接することによって、隣接するコンクリートブロック1、1’の間には、幅W、長さLの目地2が形成される。なお、目地2の高さHは、コンクリートブロック1の厚さに相当する。目地透水タイプの場合には、降雨時の雨水等はこの目地から排水される。また、コンクリートブロックの表面部の外周縁には面取りが施されている。
滑止部材3は、可撓性又は伸縮性を有するゴムなどの弾性部と、この弾性部を保持する基部とにより構成されている。滑止部材3の弾性部は、帯状部材を折り曲げて形成され、帯状部材の両端を基部に固定し、折曲部を先端部とした構成となっている。また滑止部材3の基部には、コンクリートブロック1の一部が載置可能な平坦部が形成されている。そして、滑止部材3は、図示のように、コンクリートブロック1、1’の間に形成される目地2に配設される。
【0013】
図2は同実施例におけるブロック間の滑止部材の配置を示す断面図である。
図2(a)は、滑止部材3の先端部がコンクリートブロック1、1’の表面部と同じ高さに配設されている場合を示し、滑止部材3の幅Wbは目地2の幅W、滑止部材3の高さHbは目地2の高さHとしたものである。また同図(b)は、滑止部材3の先端部がコンクリートブロック1、1’の表面部より突出して配設されている場合を示し、滑止部材3の幅Wbは目地2の幅W、滑止部材3の高さHbは目地2の高さHよりも大きな寸法としたものである。なお、図2に示すようにコンクリートブロック1、1’の表面部の外周縁に面取りが施されている場合には、この面取りによって形成されるコンクリートブロック1、1’間の空間に滑止部材3の先端部が配置されるように、滑止部材3を配設してもよい。
【0014】
図3は目地の一例を示す要部平面図である。インターロッキングブロックは多面体であり、図3に示すように、隣り合うインターロッキングブロック1、1’が接する側面部には、凹凸によって間隙である目地2が形成されている。このように、隣接するインターロッキングブロック1、1’を当接させて敷設することで、ブロック相互のかみ合わせにより荷重分散機能を維持できるとともに、滑止部材3の弾性変形によるブロック間の氷の破壊機能を付加することができるため、路面の凍結を有効に防止できる。なお、隣り合うインターロッキングブロック1、1’間に形成される目地2の形状は、図3に示す形状に限られず、また必ずしもインターロッキングブロック1、1’の側面部に凹凸を有していなくてもよく、例えばインターロッキングブロック1、1’の相互の形状によって形成される間隙でもよく、更にはインターロッキングブロック1、1’同士を当接させることなく形成した所定幅の目地であってもよい。
【0015】
図4は本実施例の滑止部材を示す斜視図である。
図4(a)は、厚さWb/2、幅Lb、長さ(H+α)×2の帯状部材を2つ折りにし、帯状部材の両端を基部に固定し、帯状部材の折曲部を先端部としたものである。この結果、弾性部では、厚さWbは目地の幅Wと同一になり、また、高さ(H+α)は、目地の高さHよりαだけ高くなる。この時、αを0以上とすることにより、滑止部材3の高さは目地の高さ以上の高さを有することができる。
図4(b)は、厚さWb/2、幅Lb、長さ(H+α)×2の帯状部材を2つ折りにし、帯状部材の両端を先端部とし、帯状部材の折曲部を基部に固定したものである。本実施例では、滑止部材3の先端部では厚さの方向に分割した構造となり、タイヤとの接触性が良くなる。なお、少なくとも上端部において分割されていればよい。
図4(c)は、滑止部材3の弾性部を、円柱状部材を複数併設することによって形成したものである。本実施例のように、円柱状部材を複数併設した構成の場合には、滑止部材3は複数の個片に分割された構造のため、破損のひどい個片のみを交換することが可能となり、図5(a)のように、目地2の長さが複数存在する場合には、目地の長さに応じて、滑止部材3の分割の個数を選択することができる。また、本実施例のように、円柱状部材を複数併設した構成の場合には、自動車のタイヤの荷重が部分的に加わった場合でも、滑止部材は部分的に機能するため、道路表面の滑り抵抗は大きく維持できる。
【0016】
図5は目地の他の実施例を示す平面図である。
図5(a)は、図4に示す滑止部材3を目地に配設した状態を示し、滑止部材3の弾性部を構成する円柱状部材を1本、2本、3本としたものを示している。
また図5(b)は、滑止部材3の平面における断面が四辺形の各種の例を示している。滑止部材3aは長方形の断面であり、滑止部材3bは平行四辺形の断面であり、滑止部材3cは台形の断面の場合である。このように、目地である隙間全体に滑止部材が充たされ、道路の表面積における滑止部材の占める面積が広くなると、タイヤと滑止部材との接触面積も広くなり、道路表面の滑り抵抗が大きくなる。
【0017】
図6は本実施例における滑止部材の滑り防止作用を示す断面図である。
以下に図6を用いて、凍結道路における滑り防止作用を説明する。
図6(a)は、滑止部材3の高さHbが目地の高さH以下の寸法を示している。この場合、自動車の荷重で、タイヤ4の最下面の位置は目地の高さHより下になるため、滑止部材3は変形され、タイヤ4と滑止部材3とは接触する。この結果、タイヤ4が滑止部材3の上になった場合には、タイヤ4の荷重で滑止部材3は目地の中へ圧縮されるため、滑止部材3とコンクリートブロック1の隙間に形成された氷を破壊して水に変え、更に、タイヤ4と滑止部材3との間には、滑止部材3からタイヤ4への反発力による大きな滑り抵抗が発生する。このため、道路全体の表面の滑り抵抗が大きくなり、冬期における道路表面がアイスバーンのような凍結路面であっても、スリップ事故などの防止ができ、更に、道路を走行する自動車の乗り心地を損なうこともない。
図6(b)では、滑止部材3の高さが目地の高さHよりも高い寸法とした場合を示している。この場合には、滑止部材3は大きく変形され、タイヤ4と滑止部材3との接触面が増大し、滑止部材3とコンクリートブロック1の隙間に形成された氷を破壊して水に変えるので、凍結道路における大きな滑り防止の効果が生じる。
【0018】
図7から図11は本発明の他の実施例によるブロック舗装の凍結路面滑り防止施工法を示す。
図7は本実施例によるブロック舗装の凍結路面滑り防止構造を示す要部側断面図、図8は同構造におけるアンカーを示す要部平面図、図9は同構造に用いる滑止部材の平面図、図10は同凍結路面滑り防止施工法を示す要部側断面図、図11は同凍結路面滑り防止施工法を行った後の同構造を示す要部平面図である。
【0019】
特に図7及び図8に示すように、本実施例によるブロック舗装の凍結路面滑り防止構造は、路面に複数のコンクリートブロック1を敷設し、隣り合う2つのコンクリートブロック1、1’の間の隙間である目地2に、アンカー5を配設している。アンカー5は、図示のようにコンクリートブロック1、1’の間の路面に配設される。このアンカー5は、目地2の長手方向に延びる凸状突起を形成し、この凸状突起は基部によって保持されている。また凸状突起は、先端部側の幅が基部との保持部側の幅よりも順次狭くなるように形成されている。
また滑止部材3は、特に図7及び図9に示すように、その下端面に凹部3xを形成している。この凹部3xは、アンカー5の凸状突起に嵌合するように、凸状突起よりも狭い幅の所定長さの空間で形成されている。
この滑止部材3は、図10に示すように、コンクリートブロック1とアンカー5とが敷設された後に、アンカー5の凸状突起に凹部3xが嵌合するようにハンマーなどで打ち込むことで設置する。このとき、滑止部材3は、アンカー5との嵌合によって、広がる方向に変形し、この変形によってコンクリートブロック1に対して押圧力を生じる。従って、この滑止部材3の変形によってコンクリートブロック1、1’間への押圧力が発生し、滑止部材3の抜け防止を図ることができる。
【0020】
図12及び図13は、更に他の実施例による滑止部材を示す平面図である。
図12に示す滑止部材は、複数の円柱状部材を連接した立体構造であるとともに、下端面に複数の円柱状凹部3xを形成している。
図13に示す滑止部材は、複数の六角柱状部材を連接した立体構造であるとともに、下端面に複数の円柱状凹部3xを形成している。
図12及び図13に示す滑止部材3は、ともに図7から図11で説明した滑止部材3に代わるものであり、アンカー5を利用した施工法である点で共通する。従って、図12及び図13に示す滑止部材3を用いる場合には、複数の円柱状凹部3xに対応する凸状突起を形成したアンカーを用いることになる。
なお、隣り合うインターロッキングブロック間の間隙(目地)の寸法は3〜5mmの狭いものから、16mm程度の広いものもあるが、広いほどタイヤと滑止部材との接触面が大きくなり、凍結道路における滑り防止の効果は高くなる。
また、滑止部材の材質は、自動車のタイヤの荷重で変形するので、可撓性および、又は伸縮性を有する材料であればよく、更に、ゴムのような弾性体であれば、耐久性や自動車の乗り心地がより良好である。
【0021】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、例えば自動車の荷重がタイヤから滑止部材に加わることで滑止部材は弾性変形し、この滑止部材の弾性変形によってブロック間の氷が破壊されるため、路面の凍結を防止できる。また本実施の形態によれば、氷の破壊によって、タイヤと滑止部材とが部分的に直に接触することになり、アイスバーンのような凍結路面であっても、スリップ事故などを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例によるブロック舗装の凍結路面滑り防止構造を示す要部斜視図
【図2】 同実施例におけるブロック間の滑止部材の配置を示す断面図
【図3】 目地の一例を示す要部平面図
【図4】 本実施例の滑止部材を示す斜視図
【図5】 目地の他の実施例を示す平面図
【図6】 本実施例における滑止部材の滑り防止作用を示す断面図
【図7】 本発明の他の実施例によるブロック舗装の凍結路面滑り防止構造を示す要部側断面図
【図8】 同構造におけるアンカーを示す要部平面図
【図9】 同構造に用いる滑止部材の平面図
【図10】 同凍結路面滑り防止施工法を示す要部側断面図
【図11】 同凍結路面滑り防止施工法を行った後の同構造を示す要部平面図
【図12】 更に他の実施例による滑止部材を示す平面図
【図13】 更に他の実施例による滑止部材を示す平面図
【図14】 従来の透水性舗装構造の断面図
【図15】 従来の透水性舗装構造の断面図
【図16】 従来の透水性舗装構造の断面図
【符号の説明】
1 コンクリートブロック
2 目地
3 滑止部材
5 アンカー

Claims (4)

  1. 複数のブロックを路面に敷き並べることにより施工される舗装において、敷設される前記ブロック間に配設される滑止部材であって、可撓性又は伸縮性を有する弾性部と、前記弾性部を保持する基部とにより構成され、前記弾性部は円柱状部材を複数併設することによって形成されることを特徴とする滑止部材。
  2. 前記基部には、前記ブロックの一部が載置可能な平坦部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の滑止部材。
  3. あらかじめ所定の形状に製造されたブロックを路面に敷き並べることにより舗装を行うブロック舗装の施工において、前記ブロックの敷設時に、前記ブロック間に弾性体からなる滑止部材を配設し、前記ブロック間の路面に凸状突起を有するアンカーを配設し、下端部に凹部を形成した前記滑止部材を、当該凹部が前記アンカーの凸状突起に嵌合するようにブロック間に配設し、前記滑止部材と前記アンカーとの嵌合によって、前記滑止部材を広がる方向に変形させ、当該変形によって前記滑止部材から前記ブロックに対して押圧力を生じさせることを特徴とするブロック舗装の凍結路面滑り防止施工法。
  4. 複数のブロックを路面に敷き並べることにより施工される舗装において、敷設される前記ブロック間の路面に凸状突起を有するアンカーを配設し、前記アンカーの凸状突起に嵌合するようにブロック間に配設される滑止部材であって、可撓性又は伸縮性を有する弾性部材からなり、下端部に前記凸状突起よりも小さい凹部を形成したことを特徴とする滑止部材。
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