JPH1018329A - 地下構造物の開閉蓋の開閉移動装置 - Google Patents

地下構造物の開閉蓋の開閉移動装置

Info

Publication number
JPH1018329A
JPH1018329A JP17449196A JP17449196A JPH1018329A JP H1018329 A JPH1018329 A JP H1018329A JP 17449196 A JP17449196 A JP 17449196A JP 17449196 A JP17449196 A JP 17449196A JP H1018329 A JPH1018329 A JP H1018329A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
closing
closing lid
tool
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17449196A
Other languages
English (en)
Inventor
Masa Kojima
政 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Tec Corp
Original Assignee
Asahi Tec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Tec Corp filed Critical Asahi Tec Corp
Priority to JP17449196A priority Critical patent/JPH1018329A/ja
Publication of JPH1018329A publication Critical patent/JPH1018329A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pressure Vessels And Lids Thereof (AREA)
  • Electric Cable Installation (AREA)
  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 地面上の開口部に配置された開閉蓋を有する
地下構造物において、開閉蓋の開閉操作が狭い場所でも
軽快かつ安全に行える開閉蓋の開閉移動装置を提供す
る。 【解決手段】 開閉蓋1の両側に添設されるアタッチメ
ントホルダ40と、このアタッチメントホルダ40と連
結される開閉具50とからなる。上記アタッチメントホ
ルダ40は、開閉蓋1の両側に付設したロック孔1Aに
係止可能な係止具43と、開閉蓋1の開口移動方向手前
側に配置された連結具49と、開閉蓋1の開口移動方向
奥側に配置された枠体3に載置可能な第1ローラ45と
を備える。上記開閉具50は、先端側に支点となる第2
ローラ53を備えた操作ハンドル50Aと、操作ハンド
ルに設けられた連結具の吊具55とからなり、上記操作
ハンドルの昇降により上記吊具を介して開閉蓋の開口移
動方向手前側を昇降するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、都市の道
路沿いの地下に埋設される地下ケーブル等の接続部の真
上地面を被装させる開閉蓋を備えた地下構造物の開閉蓋
の開閉移動や、下水道のマンホールの開閉蓋の開閉移動
等に使用される開閉移動装置に関し、特に、開閉蓋の開
閉操作が軽快且つ、安全に行えるようにしたものに係
る。
【0002】
【従来の技術】従来、都市の道路沿いの地下に埋設され
る地下ケーブル等の接続部の真上地面を被装させる開閉
蓋を備えた地下構造物の開閉蓋の開閉移動や、下水道の
マンホールの開閉蓋の開閉移動等には、各種のリフト工
具や移動装置が使用されている。
【0003】上記開閉蓋の移動装置において、最も馴染
の深いものとして、例えば図14に示すものがある。こ
の開閉蓋1を移動させるリフト工具としての2つの移動
装置10は、矩形又は円盤形の開閉蓋1をテコの原理に
より引き上げるものである。その使用方法は、先ず、図
15に示すように、開閉蓋1の両隅に取付けた固定具3
のアタッチメント5の先端に設けたノックピン7を押さ
えながら、2つの移動装置10の本体孔10Bを組付け
る。続いて、図16に示すように、移動装置10の本体
10Aを垂直に起こし、図17のように大きな車輪10
Cを足で押さえながら手前へ順次に倒していく。これ
で、点線で示すように、開閉蓋1が持ち上げられる。そ
して、図17に示すように、2つの移動装置10に4つ
の車輪10C,10Dで開閉蓋1を移動可能に載せ、図
示方向へ移動させる。また、開閉蓋1を閉じる場合は、
上記と逆の手順により行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記開閉蓋を移動させ
る移動装置においては、開閉蓋を移動させる操作手順が
煩雑であるため操作に熟練を要する。特に、開閉蓋の開
閉時には、水平姿勢を維持したままでの開閉操作となる
から、開閉蓋の枠体に対する昇降移動量を一挙に大きく
しなければならない。このために、開閉蓋の姿勢を不安
定にするばかりか、閉口降下時に開閉蓋を正しく枠体に
降下・嵌合させられず、がたつきを起こしたり、誤って
枠体内に落下させてしまう事故の可能性がある。
【0005】また、開閉蓋の外側に、2つの移動装置を
はみ出して配置しなければならないから、枠体のすぐ近
くに樹木があったり、狭い地面上に設置された開閉蓋で
は、これが邪魔になり開閉蓋の開閉操作を困難にすると
いう問題が存在する。
【0006】本発明は上記問題点に鑑み、地下構造物の
開閉蓋の開閉操作時に、開閉蓋の開閉操作が狭い場所で
も軽快かつ安全に行えるようにした開閉移動装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべ
く、本発明の請求項1記載の開閉蓋の開閉移動装置は、
地面に開口された孔の開口部上部に設けられた枠体と、
この枠体と分離可能でかつ上記開口部を閉塞するように
枠体に載置された開閉蓋とからなる地下構造物の開閉蓋
の開閉移動装置であって、上記開閉蓋の両側に添設され
るアタッチメントホルダと、上記アタッチメントホルダ
と連結される開閉具とから構成されており、上記アタッ
チメントホルダは、開閉蓋の両側に付設したロック孔に
係止可能な係止具と、開閉蓋の開口移動方向手前側に配
置された連結具と、開閉蓋の開口移動方向奥側に配置さ
れた枠体に載置可能な第1ローラと、からなり、上記開
閉具は、先端側に支点となる第2ローラを備えた操作ハ
ンドルと、この操作ハンドルに設けられた上記連結具の
吊具と、からなり、上記操作ハンドルを昇降させること
により上記吊具を介して開閉蓋の開口移動方向手前側を
昇降するものであることを特徴とするものである。
【0008】本発明の請求項1によると、開閉蓋の開口
移動に際して、枠体に閉塞載置した開閉蓋の両側のロッ
ク孔に対し、アタッチメントホルダを係止具で各々連結
して取付ける。これで各アタッチメントホルダは、開閉
蓋の両側に添設され、開閉蓋の開口移動方向奥側の第1
ローラが枠体上に載置される。続いて、上記アタッチメ
ントホルダの開閉蓋の開口移動方向手前側の地面に、開
閉具を配置するとともに、この開閉具の吊具をアタッチ
メントホルダの連結具に連結する。
【0009】上記状態のもとに、開閉具の操作ハンドル
を下方へ押し下げる。(尚、この動作は逆に持ち上げる
場合もある。)すると、地面上の第2ローラを支点とし
たテコの原理で、吊具が連結具を介して開閉蓋の開口移
動方向手前側を吊り上げる。これで、開閉蓋は傾斜姿勢
となり、第1ローラと第2ローラにより支持された状態
となる。この状態で操作ハンドルを牽引し、傾斜姿勢の
開閉蓋の約半分を枠体外の地面上に乗り上げて停止させ
る。ここで、開閉蓋の地面側を押し下げて水平姿勢にす
ると、アタッチメントホルダの第1ローラが浮上すると
ともに、開閉蓋の下面中央部に設けた移動用のローラが
地面上に乗る。尚、移動用のローラがない場合は、直接
開閉蓋の下面が路面上に乗る。この後、操作ハンドルを
更に牽引して、開閉蓋を地面上に移動する。
【0010】また、開閉蓋を枠体に閉口移動させるに
は、上記開口操作の手順と逆の操作手順により行う。即
ち、水平姿勢にした開閉蓋を開閉具の操作ハンドルにて
枠体側に移動させ、開閉蓋の約半分を枠体上に位置させ
る。続いて、操作ハンドルを持ち上げるように操作して
開閉蓋を傾斜姿勢とし、奥側の第1ローラを枠体に当接
・支持させる。この状態で第1ローラと第2ローラとで
開閉蓋を枠体上に傾斜姿勢のまま移動し、最後に操作ハ
ンドルを垂直に起こして開閉蓋を枠体に嵌合して閉口す
る。
【0011】以上のように、本発明によると、開閉蓋の
開閉操作時に、開閉蓋が、がたつくことなく軽快で安全
に開閉される。また、枠体内に開閉蓋を受ける昇降レー
ルや固定レールを省略でき、開閉蓋とその関連構成を簡
素化し安価に製造できる。更に、ほぼ枠体の範囲での開
口移動操作が可能であり、開閉蓋の外側に開口操作のた
めのスペースを必要としない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態を具体的に説明する。図1は、地下ケーブル等の接
続部の真上地面を被装させる電線共同溝(C.C.BO
X)20における開閉蓋1と枠体3を示す斜視図であ
る。図2は、開閉蓋1の両側中央位置に設けたロック孔
1Aの断面図である。図3は、電線共同溝(C.C.B
OX)20の内部を示す断面図である。
【0013】上記電線共同溝(C.C.BOX)20
は、Community CableBoxと呼ばれて
いるものであり、図1,3に示すように、地面Rの地下
空間を利用して2以上の電線(光ファイバー、電力、通
信線)Kを接続部30で接続するためのものである。こ
のC.C.BOX33は、U字溝等からなるコンクリー
トの枠体23と、この上面に載せた鉄製枠体3と、開口
部を塞ぐ複数枚(図示のものは2枚)の開閉蓋1とから
なる。そして、内部空間Sには地中に埋設した多孔管2
7,27の各端が露出し、この内部空間Sに作業者が入
ってメンテナンス作業を行うとき、本発明の開閉移動装
置100により開閉蓋1を開閉操作する。
【0014】なお、上記開閉蓋1は、図1に示すよう
に、施錠手段Lのロック孔1Aを中央両側に備えてい
る。このものは、図2に示すように、鉄製枠体3を塞ぐ
時、キャツプ5を外し、ロック孔1Aの底部に備える施
錠手段Lのロック体L1を、その頭部L2の操作によ
り、枠体3にロックさせることにより、不用意に開口し
ないようになっている。また、図5,7に示すように、
上記開閉蓋1が枠体内に嵌合するとき、上記開閉蓋1の
上面が枠体3の上面とほぼ一致するように、枠体3の内
周面3Aに座部3Bを突設させている。そして、上記開
閉蓋1の下面1Cには、図3,6に示すように、その前
後位置の両側端部にローラ1E,1Fを一対ずつ設け、
また、中央位置の両側やや中寄りにローラ1Bを一対設
け、地面R上を移動させ易くしている。
【0015】続いて、本発明の第1実施形態の開閉移動
装置100を、図4,5,6により説明する。上記開閉
移動装置100は、開閉蓋1の中央両側に付設したロッ
ク孔1Aに、係止具43により連結して添設するアタッ
チメントホルダ40と、開閉蓋1の開閉操作をする開閉
具50と、から構成されている。尚、ロック孔1Aでな
く開閉蓋に別に開けた(例えば開閉蓋の角に)孔(図示
せず)に係止具43を連結しても良い。
【0016】上記アタッチメントホルダ40は、1枚の
開閉蓋1に対して2本用意され、左右対称形に形成され
た断面L型の板材41であって、この中腹位置には係止
具43が設けられている。この係止具43は、ボス部4
3Cにネジ棒43Dを垂直に螺合させ、この頂部に手動
操作用のレバー43Eを付設している。また、上記板材
41の側縁には折曲縁部43Bが設けられている。これ
で、図5,6に示すように、上記ネジ棒43Dの下端を
上記ロック孔1Aの雌ネジNに螺合するとき、アタッチ
メントホルダ40を開閉蓋1の片側上面に添設するとと
もに、折曲縁部43Bが開閉蓋1の縁面1Dに係合し、
その方向に規制して横揺れを防止するようになってい
る。
【0017】上記アタッチメントホルダ40の開閉蓋の
開口移動方向奥側(図4に示す開閉蓋1の左端側)に
は、第1ローラ45が軸支され、図6に示すように、こ
の第1ローラ45が枠体3の頂面の横幅寸法M内に余裕
をもって載置される。すなわち、図4に示すように、第
1ローラ45は枠体外周から内側で地面と接地するよう
に配置されている。更に、上記アタッチメントホルダ4
0の開閉蓋の開口移動方向手前側(図4に示す開閉蓋1
の右端側)には連結具49が設けられている。この連結
具49はボルト49Aを上向きに配置したものである。
【0018】一方、上記開閉蓋1に添設したアタッチメ
ントホルダ40の連結具49側には、開閉具50が対面
して配置される。この開閉具50は、左右一対の操作ハ
ンドル50A,50Aを横棒50B,50Bで連結して
なり、各操作ハンドル50Aの先端側が二股状に分岐し
て支持部50C,50Dを構成する。そして、一方の支
持部50Cは、下方に延長されて第2ローラ53が回転
可能に装着されている。この第2ローラ53,53間の
取付寸法Bは、開閉蓋1の横幅寸法Cよりもやや狭く設
定され、地面R上に載置される。
【0019】また、他方の支持部50Dは、前方に延長
されて吊具55が付設されている。この吊具55は、図
4の拡大図に示すように、まず、支持部50Dの下端を
二股状部50D´,50D´とし、ここに通孔56,5
6を穿設する。そして、この通孔56,56に、上下方
向に貫通した貫通孔57Aを有する支軸57を回転可能
に軸設している。連結具49との連結は、上記支軸57
の貫通孔57Aに、上記連結具49たるボルト49Aを
挿通し、その上部にナット59を螺合させて締結するこ
とにより行う。これにより、連結具49たるボルト49
Aと吊具55は首振り可能に連結され、操作ハンドル5
0Bの昇降操作に追従して任意の角度に屈曲する。
【0020】なお、上記枠体3の左右上縁には、図6,
7に示すように、上記第2ローラ53,53と対面する
位置にストップ片3Cを上方へ少量突出させ、上記第2
ローラ53,53が枠体内へ落下しないようにしてい
る。また、開閉具50にストップ片を設けても良い。
【0021】以上の構成を基にその作用を説明する。ま
ず、開閉蓋1の開口移動に際しては、図6,7に示すよ
うに、枠体3に閉塞載置した開閉蓋1の両側中央部のロ
ック孔1A,1Aに対し、アタッチメントホルダ40を
その係止具43,43で各々連結して取付ける。これで
各アタッチメントホルダ40,40は、開閉蓋1の両側
に添設され、第1ローラ45,45が枠体3上に載置さ
れる。続いて、上記開閉蓋1に添設されたアタッチメン
トホルダ40,40の連結具49側に対面して開閉具5
0を配置する。ここで、開閉具50の吊具55,55を
上記アタッチメントホルダホルダの連結具49,49と
連結する。
【0022】上記状態のもとに、図8に示すように、操
作ハンドル50Aを下方へ押し下げると、地面R上の左
右の第2ローラ53,53を支点(O)としたテコの原
理で吊具55,55が連結具49,49を介して開閉蓋
1を吊り上げる。これにより、図9に示すように、開閉
蓋1は開口移動方向手前側を持ち上げた傾斜姿勢とな
り、開閉具50に配置した2つの第2ローラ53,53
と、枠体1に当接・支持された第1ローラ45,45と
によって支持されることになり、図9に実線「矢印」で
示すように、操作ハンドル50Aを枠体3外の地面R上
に牽引すると、4つのローラ45,45、53,53に
より軽快に移動する。この際、開閉蓋1は枠体1の中を
スライドして行くので脱線しにくい。
【0023】そして、上記牽引により、図10に示すよ
うに、開閉蓋1は、その約半分が枠体3外の地面R上に
乗り上げ、ローラ1B,1Bが地面R上に乗った状態で
停止する。ここで、図11に示すように、開閉蓋1の地
面側を足等で押し下げると、第1ローラ45,45が浮
上して水平姿勢に移行し、地面上に移動用のローラ1
B,1Fにより走行可能に載置される。尚、移動用のロ
ーラ1B,1E,1Fがない場合は、直接開閉蓋1の下
面1Cが地面R上に乗る。この後、図11に実線「矢
印」で示すように、操作ハンドル50Aを更に牽引し
て、開閉蓋1を完全に地面上に移動することで、開閉蓋
1の開口操作が完了する。
【0024】上記開閉蓋1の開口後に、再び開閉蓋1を
枠体3に閉口移動させるには、上記開口操作の手順と逆
の操作手順(図7から図11に示す点線「矢印」方向の
操作)により行う。すなわち、水平姿勢にした開閉蓋1
を開閉具の操作ハンドル50Aにて枠体3側に移動さ
せ、開閉蓋1の約半分を枠体3上に位置させる。続い
て、操作ハンドル50Aを持ち上げるように操作して開
閉蓋1を傾斜姿勢とし、奥側の第1ローラ45,45を
枠体3に当接・支持させる。この状態で第1ローラ4
5,45と第2ローラ53,53とで開閉蓋1を傾斜姿
勢に保持し、移動用のローラ1Bを浮上させた状態とし
て枠体3上に傾斜姿勢のまま移動していくと、既に閉塞
されている他の隣接する開閉蓋に突き当たって開閉蓋が
位置決めされる。最後に操作ハンドル50Aを垂直に起
こして開閉蓋1を枠体3に嵌合して閉口する。
【0025】以上説明した本発明の開閉移動装置は、地
面に開口された孔を閉塞する開閉蓋と、その開閉蓋を支
承する支承部を有する枠、即ち開閉蓋の受枠と、からな
る地下構造物におけるその開閉蓋の開閉移動装置であっ
て、上記開閉蓋の開口移動方向奥側に、開口移動方向と
直交する方向に車軸を有する地面と接地するように配置
されたローラ(本実施の形態でいう第1ローラ45)
と、そのローラと上記開閉蓋を連結し開口移動方向に延
在するアタッチメントホルダと、そのアタッチメントホ
ルダに接続し、地面に接地する支点を備えた開閉具、と
からなることを特徴とするものである。また、地面に開
口された孔を閉塞する開閉蓋と、その開閉蓋を支承する
支承部と、開閉蓋と反対方向に突出するフランジとを備
えた埋設された受枠と、からなる地下構造物におけるそ
の開閉蓋の開閉移動装置であって、上記開閉蓋の開口移
動方向と直交する方向に車軸を有し、開口移動方向の上
記受枠のフランジ外周から内側で地面と接地するよう配
置されたローラ(本実施の形態でいう第1ローラ45)
と、そのローラと上記開閉蓋を連結するアタッチメント
ホルダと、そのアタッチメントホルダに接続し、地面に
接地する支点を備えた開閉具、とからなることを特徴と
するものでもある。更に、地面に開口された孔を閉塞す
る開閉蓋と、その開閉蓋を支承する支承部を有する枠、
即ち開閉蓋の受枠と、からなる地下構造物におけるその
開閉蓋の開閉移動装置であって、上記開閉蓋の開口移動
方向と直交する方向に車軸を有する地面と接地するロー
ラ(本実施の形態でいう第1ローラ45)と、そのロー
ラと上記開閉蓋を連結するため、開口移動方向に沿う開
閉蓋の外周部に添設されるものであって、開閉蓋の外周
端に係合する折曲縁部を有するアタッチメントホルダ
と、そのアタッチメントホルダに接続し、地面に接地す
る支点を備えた開閉具、とからなることを特徴とするも
のでもある。
【0026】以上本発明の開閉移動装置100による
と、以下のような効果を奏することができる。まず、開
閉蓋の開閉操作時に、開閉蓋を両側のガイド用の第1,
第2ローラにより安定した姿勢と挙動のもとに、がたつ
くことなく軽快かつ安全に開閉することができる。ま
た、枠体内に開閉蓋を受ける昇降レールや固定レールを
省略でき、開閉蓋とその関連構成を簡素化し安価に製造
できる。また、開閉蓋上での開口移動操作が可能であ
り、開口操作のためのスペースを必要としないから、狭
い地面上に設置された開閉蓋でも開閉操作を容易かつ確
実に行える。
【0027】また、本発明の開閉移動装置100を使用
する地下構造物では、枠体内部に開閉蓋1のガイドレー
ルや昇降手段を必要としないから、枠体は広く開口し、
この内部でのメンテナンス作業を行い易くできる。
【0028】本発明は、上記実施形態に限定されること
なく発明の要旨内において、設計変更を成し得ること勿
論である。例えば、図12及び図13に示すように、連
結具49と吊具55との構成を設計変更しても良い。先
ず、図12においては、連結具49を凹部49´とし、
これを掛ける吊具55をフック55´に変更したもので
ある。また、図13においては、連結具49に円形断面
の棒状体49〃を水平に設置し、これに掛ける吊具55
をフック55〃に変更したものである。
【0029】上記構成によると、連結具49と吊具55
とは、いずれも首振り可能に連結されており、しかも、
その連結と離脱が簡単・容易に行え、開閉蓋1の開閉操
作をより一層短縮できる効果がある。また、開閉蓋1と
操作ハンドル50Bとが操作ハンドル50Bの昇降操作
に追従して任意の角度に屈曲するようにするためには、
連結具49と吊具55との連結部を首振り可能に連結す
るほか、操作ハンドル50Bの一部を二分してピンによ
り回動可能に連結することも可能である。
【0030】また、開閉具50は、操作ハンドルの昇降
により上記吊具を昇降させて開閉蓋の開口移動方向手前
側を昇降するものであれば良く、図示した構成に限定さ
れるものではない。例えば、支点となる第2ローラと連
結具の吊具の配置を逆に置き換えても良い。この場合は
第2ローラは第1ローラ45と同じ枠体3に乗る位置に
配置される。更に、場合によっては、第1ローラ45と
開閉具50を分離した2ピース構造とし、第1ローラ4
5を開閉蓋1の開口移動方向奥側に設け、開閉具を開閉
蓋の開口移動方向手前側に設けても良い。なお、開閉具
50は、左右が別体で2人で操作するものでも良い。
【0031】また、開閉蓋1の下面1Cには、ローラ1
B,1E,1Fを設けているが、これを省略しても良
く、この場合は傾斜姿勢の開閉蓋の約半分を枠体外の地
面上に乗り上げた際に、開閉蓋を移動し易くするために
地面側にローラを設置するようにしても良い。また、本
発明の開閉移動装置は開閉用の一対の孔を持つマンホー
ル等にも適用可能である。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1記載の
開閉蓋の開閉移動装置によると、開閉蓋の開閉操作時
に、開閉蓋を両側のガイド用の第1,第2ローラにより
安定した姿勢と挙動のもとに、がたつくことなく軽快か
つ安全に開閉することができる。また、枠体内に開閉蓋
を受ける昇降レールや固定レールを省略でき、開閉蓋と
その関連構成を簡素化し安価に製造できる。また、開閉
蓋上での開口移動操作が可能であり、開口操作のための
スペースを必要としないから、狭い地面上に設置された
開閉蓋でも開閉操作を容易かつ確実に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である地下構造物の開閉
蓋を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態である開閉蓋の部分断面
図である。
【図3】本発明の第1実施形態である地下構造物の開閉
蓋の断面図である。
【図4】本発明の第1実施形態であるアタッチメントホ
ルダと開閉具の斜視図である。
【図5】本発明の第1実施形態であるアタッチメントホ
ルダと開閉蓋の部分断面図である。
【図6】本発明の第1実施形態である開閉蓋の平面図で
ある。
【図7】本発明の第1実施形態である開閉蓋の開口作用
を示す正面図である。
【図8】本発明の第1実施形態である開閉蓋の開口作用
を示す正面図である。
【図9】本発明の第1実施形態である開閉蓋の開口作用
を示す正面図である。
【図10】本発明の第1実施形態である開閉蓋の開口作
用を示す正面図である。
【図11】本発明の第1実施形態である開閉蓋の開口作
用を示す正面図である。
【図12】本発明の変形実施形態の要部の構成を示す正
面図である。
【図13】本発明の変形実施形態の要部の構成を示す斜
視図である。
【図14】従来例の開閉蓋の移動装置を示す平面図であ
る。
【図15】従来例の開閉蓋の操作方法を示す斜視図であ
る。
【図16】従来例の開閉蓋の操作方法を示す正面図であ
る。
【図17】従来例の開閉蓋の操作方法を示す正面図であ
る。
【図18】従来例の開閉蓋の操作方法を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1 開閉蓋 1A ロック孔 1B,1E,1F ローラ 1C 下面 3 鉄製枠体 20 電線共同溝 40 アタッチメン
トホルダ 41 板材 43 係止具 43D ネジ棒 45 第1ローラ 49 連結具 49A ボルト 50 開閉具 50A 操作ハンドル 50C,50D 支持部 53 第2ローラ 55 吊具 57 支軸 R 地面 S 内部空間 100 開閉蓋の開閉
移動装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地面に開口された孔の開口部上部に設け
    られた枠体と、この枠体と分離可能でかつ上記開口部を
    閉塞するように枠体に載置された開閉蓋とからなる地下
    構造物の開閉蓋の開閉移動装置であって、上記開閉蓋の
    両側に添設されるアタッチメントホルダと、上記アタッ
    チメントホルダと連結される開閉具とから構成されてお
    り、上記アタッチメントホルダは、開閉蓋の両側に付設
    したロック孔に係止可能な係止具と、開閉蓋の開口移動
    方向手前側に配置された連結具と、開閉蓋の開口移動方
    向奥側に配置された枠体に載置可能な第1ローラと、か
    らなり、上記開閉具は、先端側に支点となる第2ローラ
    を備えた操作ハンドルと、この操作ハンドルに設けられ
    た上記連結具の吊具と、からなり、上記操作ハンドルを
    昇降させることにより上記吊具を介して開閉蓋の開口移
    動方向手前側を昇降するものであることを特徴とする地
    下構造物の開閉蓋の開閉移動装置。
JP17449196A 1996-07-04 1996-07-04 地下構造物の開閉蓋の開閉移動装置 Pending JPH1018329A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17449196A JPH1018329A (ja) 1996-07-04 1996-07-04 地下構造物の開閉蓋の開閉移動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17449196A JPH1018329A (ja) 1996-07-04 1996-07-04 地下構造物の開閉蓋の開閉移動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1018329A true JPH1018329A (ja) 1998-01-20

Family

ID=15979426

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17449196A Pending JPH1018329A (ja) 1996-07-04 1996-07-04 地下構造物の開閉蓋の開閉移動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1018329A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2543985Y2 (ja) 建設機械用重装備車輌の運転室前面窓装置
EP0467670B1 (en) Mechanism for moving a heavy object
JPH1018329A (ja) 地下構造物の開閉蓋の開閉移動装置
KR101957386B1 (ko) 무게중심 유지가 가능한 맨홀뚜껑 개폐장치
JP2987122B2 (ja) 扉の上部ヒンジピン昇降装置
JP3798470B2 (ja) 地下構造物
JPH042202Y2 (ja)
JPH0247059Y2 (ja)
JPH09105133A (ja) 地下構造物用角型蓋
JP3754032B2 (ja) 矩形状マンホール用蓋体
JP3615411B2 (ja) 地下構造物用蓋の開閉反転装置
JP2567287Y2 (ja) 溝蓋の施錠筐孔のカバー装置
JP2554033Y2 (ja) 地下構造物用蓋の固定構造
JPH063997Y2 (ja) 壁面収納式ユニット梯子
JPH0635345U (ja) 地下構造物用蓋
JP2895740B2 (ja) 地下構造物用蓋の固定構造
JPS6324862B2 (ja)
JPH0564229U (ja) 地下構造物用蓋
JPH036637Y2 (ja)
JPH042200Y2 (ja)
JPS5854477Y2 (ja) 持上装置付四柱リフト
JPH03428Y2 (ja)
JP2602707Y2 (ja) 溝蓋受枠の連結装置
JPH0938152A (ja) 寝台の係留装置
JPH02217526A (ja) 地下構造物用蓋体起立装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050315

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051004