JPH10183066A - チューブ入り艶出しコーティング剤 - Google Patents

チューブ入り艶出しコーティング剤

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JPH10183066A
JPH10183066A JP35504096A JP35504096A JPH10183066A JP H10183066 A JPH10183066 A JP H10183066A JP 35504096 A JP35504096 A JP 35504096A JP 35504096 A JP35504096 A JP 35504096A JP H10183066 A JPH10183066 A JP H10183066A
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JP
Japan
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coating agent
tube
fatty acid
amine
weight
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JP35504096A
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English (en)
Inventor
Katsuhisa Takishita
勝久 滝下
Shigenao Ii
重直 伊井
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Ishihara Chemical Co Ltd
Original Assignee
Ishihara Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルミニウムにプラスチックをラミネートし
た積層チューブにコーティング剤を封入し、かつシール
部の剥離を生じることのない、チューブ入り艶出しコー
ティング剤を提供することを目的とする。 【解決手段】 ロウ成分1〜10重量%、シリコーンレ
ジン1〜15重量%、及び平均炭素数28以上の飽和脂
肪酸を後述するアミン又はアンモニアとの塩として1〜
10重量%を、有機溶剤20〜50重量%に溶解した溶
液と、オキサジンを除くアミン又はアンモニアの前記飽
和脂肪酸1モルに対して0.2〜2.5モルを残部の水
に溶解してなる水溶液とを、乳化混合してなる艶出しコ
ーティング剤を、アルミニウム箔にプラスチックをラミ
ネートしてなる積層チューブに封入したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車などの塗装面
に塗布し、塗装面を保護し、撥水性や光沢を付与するた
めの艶出しコーティング剤に関するものであって、搾り
出しチューブに封入したものに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車などの艶出しコーティング
剤は、そのコーティング剤とそれを収容する容器との組
み合わせにおいて、各種のものが市販されている。例え
ば液体タイプのコーティング剤をプラスチックボトルに
収容したものや、固形又はペースト状のコーティング剤
を広口の金属缶に収容したものなどが、広く使用されて
いる。
【0003】一般には固形又はペースト状のものが好ま
れ、これらのものは広口の金属缶に詰めた状態で市販さ
れ、コーティングに際しては塗布用のスポンジなどに塗
り付けて使用される。
【0004】しかしながらこの種のものでは容器が金属
缶であるため、コーティング作業中に容器が自動車など
のボディーに接触したり、ボンネットや屋根などの上に
載置したときに、容器で塗装面を傷付けることがあっ
た。
【0005】容器の底面にゴムなどを嵌合して、直接金
属が塗装面に接触しないようにしたものも知られている
が、この場合でもその容器を床などに載置したときに底
面に砂粒など付着し、これを塗装面上に載置したときに
その砂粒などで塗装面を傷付ける可能性がある。
【0006】また広口の金属缶に詰めたものでは、コー
ティング剤の種類によっては乾燥して組成が変化した
り、黴が生じたりすることもあり、また大きな開口部か
ら砂などの異物が侵入しやすく、その異物がコーティン
グ剤と共にスポンジに付着して塗装面を傷付けるといっ
た問題も生じていた。
【0007】また一部では搾り出しチューブにペースト
状のコーティング剤を封入したものも知られているが、
これらのものではアルミニウムチューブが使用されてい
るため、塗装面に接触して傷付けるという問題について
は金属缶を使用した場合と全く同様である。
【0008】搾り出しチューブとしては、アルミニウム
にプラスチックをラミネートした積層チューブも広く知
られており、これを使用することができれば塗装面を傷
付ける可能性が大幅に低下すると考えられるが、一般に
艶出しコーティング剤の処方中に含まれる化合物が積層
チューブのシール部を剥離したりラミネートを劣化させ
たりするので、使用することができないのである。
【0009】また単層のプラスチックでチューブを形成
することも考えられるが、ガスバリア性に劣り、コーテ
ィング剤中に含まれる溶剤がチューブを透過して揮散
し、コーティング剤の組成に変動を来すこととなる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる事情に
鑑みなされたものであって、アルミニウムにプラスチッ
クをラミネートした積層チューブにコーティング剤を封
入し、かつシール部の剥離やラミネートの劣化を生じる
ことのない、チューブ入り艶出しコーティング剤を提供
することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】而して本発明は、ロウ成
分1〜10重量%、シリコーンレジン1〜15重量%、
及び平均炭素数28以上の飽和脂肪酸を後述するアミン
又はアンモニアとの塩として1〜10重量%を、有機溶
剤20〜50重量%に溶解した溶液と、オキサジンを除
くアミン又はアンモニアの前記飽和脂肪酸1モルに対し
て0.2〜2.5モルを残部の水に溶解してなる水溶液
とを、乳化混合してなる艶出しコーティング剤を、アル
ミニウム箔にプラスチックをラミネートしてなる積層チ
ューブに封入したことを特徴とするものである。
【0012】本発明においては、前記アミンがアルカノ
ールアミンであることが好ましい。また前記艶出しコー
ティング剤の粘度は、25℃で5〜50Pa.Sとすること
が適当である。
【0013】ロウ成分は、自動車などの艶出しコーティ
ング剤としての不揮発成分の主成分をなすものであり、
一般にこの種の用途に使用される天然ワックス、石油ワ
ックス及び合成ワックスを使用することができる。
【0014】天然ワックスとしては、蜜ロウ、羊毛ロ
ウ、鯨ロウ、ミンクワックス、ラノリンなどの動物系ワ
ックス、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、
ホホバ油、ライスワックス、木ロウなどの植物系ワック
ス及び、セレシンワックス、モンタンワックスなどの鉱
物系ワックスが挙げられる。
【0015】また石油ワックスとしては、パラフィンワ
ックスなどを使用することができ、合成ワックスとして
は、モンタン酸ワックスなどの石油系合成ワックス、ポ
リエチレンワックス、フィッシャートロプシュワック
ス、硬化ひまし油及びその誘導体、脂肪酸アミドワック
ス、脂肪酸ビスアミドワックス、脂肪酸エステルワック
スなどを挙げることができる。
【0016】これらのワックス類は単独で、又は適宜組
み合わせて使用することができ、その使用量は1〜10
重量%である。1重量%より少ないとコーティング剤の
粘度が十分に高くならず、また塗装面に塗布したときに
均一なワックス皮膜を形成することができない。また1
0重量%を超えると、コーティング剤の塗布及び拭き取
りの作業性が悪くなり、塗りむらが生じる。
【0017】シリコーンレジンは塗布面に艶を与え、か
つ、撥水性を付与するものであって、分子内に三官能性
又は四官能性のシロキサン単位を有するポリオルガノシ
ロキサンであって、高度に架橋されている。
【0018】このシリコーンレジンとして、ストレート
シリコーンレジンとしてはDTレジン、MQレジンなど
を使用することができ、またメチル基のみからなるメチ
ル系レジン及び、フェニル基を含有するフェニル系レジ
ンのいずれをも使用することができる。
【0019】またシリコーン変性有機レジンとしては、
シリコーン変性アルキドレジン、シリコーン変性ポリエ
ステルレジン、シリコーン変性エポキシレジン、シリコ
ーン変性アクリルレジンなどを使用することができる。
【0020】これらのシリコーンレジンの使用量は、1
〜15重量%である。1重量%より少ないとコーティン
グ剤の塗膜の艶が十分に出ず、また塗膜の耐久性が得ら
れない。また15重量%を超えるとコーティング剤の拭
き延ばしや拭き上げの作業性が悪くなり、光沢にむらが
出る。
【0021】飽和脂肪酸は、後述するアミン又はアンモ
ニアとの塩を構成し、コーティング剤を乳化するための
界面活性剤として作用する。非イオン系などの界面活性
剤で乳化した場合には、シリコーンレジンやロウ成分が
塗装面に付着しにくく、塗膜の耐久性に劣ったものとな
る。
【0022】飽和脂肪酸は、平均炭素数28以上のもの
であることが必要であり、炭素数28〜32で分子量8
00程度の酸ワックスや、炭素数30〜50の長鎖カル
ボン酸を使用することができる。その具体例としては、
東洋ペトロライト社製の商品名ユニシッド425(炭素
数30)、ユニシッド550(炭素数40)、ユニシッ
ド700(炭素数50)などを挙げることができる。
【0023】飽和脂肪酸の使用量は、当該飽和脂肪酸と
後述のアミン又はアンモニアとの塩として、1〜10重
量%とするべきである。1重量%より少ないとコーティ
ング剤の乳化安定性が悪くなり、また10重量%を超え
るとコーティング剤の塗装面に対する密着性が悪くな
り、耐久性が低下する。
【0024】これらのロウ成分、シリコーンレジン及び
飽和脂肪酸は、有機溶剤に溶解される。有機溶剤として
は炭化水素系溶剤、アルコール系溶剤、エーテル系溶
剤、ケトン系溶剤、シリコーン系溶剤、エステル系溶剤
を使用することができるが、特に沸点が30〜350℃
の炭化水素系溶剤が適当であり、ケロシン、ミネラルス
ピリット又はイソパラフィンが適当である。
【0025】有機溶剤の使用量は、20〜50重量%と
するべきである。この範囲から外れた場合には、後述す
る水溶液と乳化混合してコーティング剤を調製するに際
して、乳化のバランスが悪くなる。
【0026】前記飽和脂肪酸と塩を構成するアミン又は
アンモニアは、これを水に溶解して水溶液とする。アミ
ンとしては、モノエチルアミン、ジエチルアミン、トリ
エチルアミン、ジ−N−プロピルアミン、トリ−N−ブ
チルアミンなどの脂肪族飽和中・低級アミン、アルカノ
ールアミン、脂肪族不飽和中・低級アミン、脂肪族アミ
ン誘導体などを使用するのが適当であり、特にアルカノ
ールアミンを使用するのが最も好ましい。
【0027】アルカノールアミンとしては、モノエタノ
ールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミ
ン、N,N−ジエタノールアミン、N,N−ジメチルエ
タノールアミン、N−(2−アミノエチル)エタノール
アミン、N−メチルジエタノールアミン、N,N−ジブ
チルエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、
ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミ
ン、2−アミノ−1−プロパノール、N,N−ジエチル
エタノールアミン、N−メチルエタノールアミンなどを
挙げることができる。
【0028】一般にこの種のコーティング剤において、
飽和脂肪酸と塩を構成するアミンとしては、モルホリン
などのオキサジン系アミンが使用されるが、モルホリン
などのオキサジンは積層チューブのシール部に悪影響を
与え、シールを剥離する恐れがあるので、使用すること
ができない。
【0029】アミン又はアンモニアの使用量は、前記飽
和脂肪酸1モルに対して、0.2〜2.5モルとするべ
きであり、モル比でほゞ1:1とするのが好ましい。ア
ミン又はアンモニアの量が過大でも過少であっても、適
切に飽和脂肪酸塩を構成せず、コーティング剤の乳化性
が低下する。そしてこのアミン又はアンモニアを残部の
水に溶解し、総量を100重量%とする。
【0030】而して前記ロウ成分、シリコーンレジン及
び飽和脂肪酸を有機溶剤に溶解した溶液と、アミン又は
アンモニアの水溶液とを混合することにより、飽和脂肪
酸とアミン又はアンモニアとが塩を構成し、これが界面
活性剤として作用して乳化し、均一なペースト状のコー
ティング剤が得られる。
【0031】このコーティング剤の粘度は、25℃にお
いて5〜50Pa.Sとするのが適当である。粘度が50P
a.Sを超えると、硬すぎてチューブからの搾り出しが困
難となり、また5Pa.S未満であるとチューブから自然に
流れ出し、取り扱いが困難なものとなる。
【0032】なお本発明における艶出しコーティング剤
には、以上の成分の外に必要に応じて、通常の艶出しコ
ーティング剤に添加される着色料、香料、研磨材などの
他の成分を添加することができる。また塗膜の艶をさら
に良好ならしめるために、ジメチルポリシロキサンなど
のシリコーンオイルを添加することも好ましいことであ
る。
【0033】研磨材としては、塗装表面の光沢を落とさ
ない程度の硬度及び粒径のものであれば使用可能であ
り、硅石、珪藻土、アルミナ、カオリン、ベントナイ
ト、タルク、珪酸カルシウム、燐酸カルシウム、有機シ
リコーンパウダーなどを使用することができる。
【0034】而して本発明においては、前記艶出しコー
ティング剤が、アルミニウム箔にプラスチックをラミネ
ートしてなる積層チューブに封入されており、当該積層
チューブからコーティング剤を搾り出して、これをスポ
ンジなどで塗装面に塗布して使用するようになってい
る。
【0035】本発明において前記艶出しコーティング剤
を封入する積層チューブは、アルミニウム箔の両面にプ
ラスチックをラミネートしたものであって、ラミネート
するプラスチックの種類によって各種のものが市販され
ているが、そのいずれのものも使用可能である。
【0036】例えばその例として、次のような構成のも
のがある。
【0037】PE/PE/PET/PE//AL/PE (凸版印刷社製ラ
ミネートチューブ) PE/PET/AL/PE (大日本印刷社製 DNPチューブ) PE/PE/PET/PE/AL/PE/PE (同上) PE/PET/AL/PET/PE (同上) PAN/PET/AL/PAN (同上) LLDPE/PET/AL/PET/LLDPE (同上)
【0038】なお以上のラミネートの構成の記載におい
ては、左が外層で右が内層となるように積層の順序を示
している。また積層する素材は、AL:アルミニウム、
PE:ポリエチレン、PET:ポリエチレンテレフタレ
ート、PAN:ポリアクリロニトリル、LLDPE:線
状低密度ポリエチレンである。
【0039】
【作用】本発明においては、艶出しコーティング剤が、
ロウ成分、シリコーンレジン及び飽和脂肪酸を有機溶剤
に溶解した溶液と、アミン又はアンモニアを水に溶解し
てなる水溶液とを乳化混合してなるので、溶剤用液中の
飽和脂肪酸と水溶液中のアミン又はアンモニアとが塩を
構成し、これが界面活性剤として作用するため、安定性
の良い艶出しコーティング剤となる。
【0040】そしてこの艶出しコーティング剤を、アル
ミニウム箔にプラスチックをラミネートしてなる積層チ
ューブに封入しており、その積層チューブがアルミニウ
ム箔を有しているのでガスや蒸気の遮断性に優れてお
り、コーティング剤の組成が安定すると共に、コーティ
ング剤中に積層チューブのシール性を損なう成分を含ま
ないので、シール部が剥がれることがない。
【0041】
【発明の効果】従って本発明によれば、アルミニウム箔
にプラスチックをラミネートした積層チューブ内に安定
性に優れた艶出しコーティング剤を封入したものである
ので、積層チューブから艶出しコーティング剤を搾り出
して、スポンジなどで自動車の塗装面の艶出しコーティ
ング処理を施すことができる。
【0042】またその艶出しコーティング剤は積層チュ
ーブに封入されているので、その積層チューブの表面は
柔軟なプラスチックであり、塗装面に当って塗装面を傷
付けることがなく、また搾り出しの操作性も良好であ
る。
【0043】そして本発明によれば、艶出しコーティン
グ剤中に、積層チューブのシール性を損なうモルホリン
などのオキサジン系アミンを含まないので、積層チュー
ブの底部を熱溶着などにより確実にシールすることがで
き、かつそのシール部が艶出しコーティング剤によって
剥離することがなく、またラミネートが劣化することも
ない。またガス及び蒸気の遮断性も良好であるので、長
期間に亙って安定して使用することができる。
【0044】
【実施例】
[艶出しコーティング剤の調製]表1に示す各実施例及
び比較例の処方により、それぞれ溶剤溶液及び水溶液を
調製し、これをホモミキサーで乳化した。なお研磨材と
しての珪藻土を含む処方においては、処方中の水の一部
に珪藻土を分散させ、前記ホモミキサーによる乳化の後
に添加して混合した。
【0045】[コーティング剤の性能] 乳化状態:得られた艶出しコーティング剤のペーストの
乳化状態を、目視により観察した。 粘度:25℃においてB型粘度計で測定した。 コート皮膜の耐久性:黒色のアクリルメラミン焼付塗装
を施した塗装板に、各処方の艶出しコーティング剤を塗
布し、これを石原薬品株式会社の社屋(神戸市)の屋上
において暴露台に取り付けて放置し、0.5ケ月毎に接
触角を測定し、接触角が85°以下になるまでの期間を
測定した。
【0046】[チューブへの充填]各処方の艶出しコー
ティング剤400gを、表1の「チューブ」欄に○で示
した構造の積層又は単層のチューブ(直径55mm)に充
填し、チューブの底部をヒートシールによりシールし
た。なお比較例5及び6は、粘度が低過ぎるためにチュ
ーブに封入して使用するには不適当であるので、チュー
ブに充填した状態の試験は行わなかった。
【0047】[チューブの剥離]艶出しコーティング剤
を充填したチューブを、45℃の条件下に12週間放置
し、チューブの底シール部及び、チューブの胴部ラミネ
ートの剥離強度を測定した。12週間後の剥離強度が
2.5kg/15mm幅以上で、初期値からの低下率が30%
以下のものを○とし、この条件を満たさないものを×と
した。
【0048】[コーティング剤の減量]艶出しコーティ
ング剤を充填したチューブを、45℃条件下に4週間放
置し、その間の重量減少が5%以下のものを○とし、5
%を超える減量が生じたものを×とした。
【0049】[試験結果]これらの試験の結果を表1に
示す。
【0050】
【表1】
【0051】表1からも明らかなように、本発明の実施
例においては、シール部の剥離、ラミネートの劣化及び
コーティング剤の減量のいずれも見られず、アルミニウ
ム箔にプラスチックをラミネートした積層チューブ入り
の艶出しコーティング剤として十分に使用に耐えるもの
であった。
【0052】これに対し、比較例1、2、7、8ではア
ミン成分としてモルホリンが使用されているため、チュ
ーブのシール部の剥離やラミネートの劣化を生じ、短期
間の内に使用できない状態となる。また比較例3、4で
は、本発明と同様の艶出しコーティング剤であっても、
アルミニウム箔の無いチューブを使用しているため、コ
ーティング剤の減量が大きい。
【0053】また比較例5、6では飽和脂肪酸のアルキ
ル基の炭素数が小さいため、コーティング剤の粘度が低
過ぎてチューブに封入した状態で保持することができ
ず、チューブ入り艶出しコーティング剤として不適切で
ある。また比較例5はシリコーンレジンを含まないた
め、皮膜の耐久性も不十分である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロウ成分1〜10重量%、シリコーンレ
    ジン1〜15重量%、及び平均炭素数28以上の飽和脂
    肪酸を後述するアミン又はアンモニアとの塩として1〜
    10重量%を、有機溶剤20〜50重量%に溶解した溶
    液と、オキサジンを除くアミン又はアンモニアの前記飽
    和脂肪酸1モルに対して0.2〜2.5モルを残部の水
    に溶解してなる水溶液とを、乳化混合してなる艶出しコ
    ーティング剤を、アルミニウム箔にプラスチックをラミ
    ネートしてなる積層チューブに封入したことを特徴とす
    る、チューブ入り艶出しコーティング剤
  2. 【請求項2】 前記アミンが、アルカノールアミンであ
    ることを特徴とする、請求項1に記載のチューブ入り艶
    出しコーティング剤
  3. 【請求項3】 前記艶出しコーティング剤の粘度が、2
    5℃で5〜50Pa.Sであることを特徴とする、請求項1
    又は2に記載のチューブ入り艶出しコーティング剤
JP35504096A 1996-12-20 1996-12-20 チューブ入り艶出しコーティング剤 Pending JPH10183066A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105817468A (zh) * 2016-05-25 2016-08-03 重庆鼎盛印务股份有限公司 食品铝塑袋装材料的分离装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105817468A (zh) * 2016-05-25 2016-08-03 重庆鼎盛印务股份有限公司 食品铝塑袋装材料的分离装置
CN105817468B (zh) * 2016-05-25 2019-04-19 重庆鼎盛印务股份有限公司 食品铝塑袋装材料的分离装置

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