JP2005082499A - エアゾール増毛着色剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本願発明に係るエアゾール増毛着色剤は、噴霧粒の乾燥を従来より速いものとすることにより、上記の粒子の流動による付着当初の厚みの減少を抑制することを目的とする。
【解決手段】 本願発明に係るエアゾール増毛着色剤は、100重量パーセント中、噴射剤を99〜70重量パーセントとし、原液を1〜30重量パーセントとするものであり、上記の原液は、固形分と、接着性樹脂と、着色成分液とを含むものであることを特徴とする。
【選択図】 なし

Description

本願発明は、エアゾール増毛着色剤に関するものである。
スプレー缶に収容し頭部に向けて噴霧することにより、頭髪に固形分が付着して頭髪を太くする、即ち増毛効果を奏する、エアゾール増毛剤が、近年普及しつつある(特許文献1)。
実公平3−44281号公報
しかし、従来のエアゾール増毛剤では、噴霧された液が頭髪表面に付着しても、頭髪の厚み(太さ)を増すには、十分ではなかった。それは、粒子(噴霧粒)の乾燥が遅いため、粒子が流れて(流動して)変形し、付着当初の粒立ちよりも厚みが後退してしまうためである。
具体的には、図2(A)へ示す通り頭髪hに噴霧した直後の噴霧粒群a1の噴霧粒は粒立っているが、乾燥が始まると図2(B)へ示すように個々の粒が流れて変形し(膜a2)、最終的には、図2(C)へ示すように、薄い膜a3となってしまう(頭髪は余り厚みを増さない)。厚みを確保するために、図2(D)へ示す通り再度噴霧して上記膜a3の上に更に噴霧粒a4を付着させても、図2(E)へ示す通り当該噴霧粒群a4の粒子も流れて変形し膜a3と一体化して新たな膜a5を形成する。この膜a5も、図2(F)へ示す通り、変形により最終的に上記図2(C)に示す場合と同様の、薄い膜a6となってしまう。例えば、当初頭髪の太さの2倍以上の厚み噴霧粒群a1の厚みも、膜a3,a6においては、頭髪の太さの半分以下の厚みとなっている。
本願発明は、エアゾール増毛着色剤について、噴霧粒の乾燥を従来より速いものとすることにより、上記の粒子の流動による付着当初の厚みの減少を抑制して、上記課題の解決を図った。
本願の第1の発明に係るエアゾール増毛着色剤は、100重量パーセント中、噴射剤を99〜70重量パーセントとし、原液を1〜30重量パーセントとするものであり、上記の原液は、着色成分液として、固形分と、接着性樹脂と、着色剤とを含むものである。
ここでいうエアゾール増毛着色剤とは、缶に収容され、使用時は、噴射剤の作用にて、缶外部に噴霧される増毛着色剤をいう。噴射剤としては、被噴射物を噴射するためにのみ機能するものを採用してもよいが、同時に被噴射物の溶剤として増毛着色剤の一部を担うものを採用してもよい。
また、ここでいう着色とは、希望の色調に染色することが可能な、染料又は顔料或いはこれらの双方で、頭髪を着色することをいう。
また、本願第2の発明に係るエアゾール増毛着色剤は、固形分と、接着性樹脂と、着色剤と、噴射剤とを含み、上記固形分と接着性樹脂と着色剤との合計と、噴射剤との重量比は、2.0〜30:98〜70である。
更に、本願第3の発明に係るエアゾール増毛着色剤は、上記本願第1又は第2の発明に係るエアゾール増毛着色剤にあって、原液中に揮発性溶剤を含有し、当該揮発性溶剤がイソペンタン、ヘキサン、エタノール、I
P A の、少なくともいずれか一種を含有することを特徴とする。
上記の固形分としては、無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、タルク、カオリン、ベントナイト、セリライト、雲母チタン、酸化ジルコニウム、酸化セリウム、酸化亜鉛、酸化チタン、沈降性炭酸カルシウム、酸化アルミニウム、ケイ酸アルミマグネシウム、硫酸カルシウム、チョーク粉、軽石粉、真珠粉、蚕繭粉、粉末結晶セルロース、胡粉、羊毛粉、綿繊維粉、スターチ、発泡スチロール樹脂粉末、ユリア樹脂微粉末の、少なくとも何れか1種を採用することができる。
上記の接着性樹脂は、頭髪上に着色成分液を塗着させる役目をする薬剤である。特に、接着性樹脂には、着色剤で着色された着色成分液を毛髪に塗着させた後、乾燥後も固形分を毛髪上に固定する作用を奏するものを採用する。具体的には、接着性樹脂として、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸塩、アクリル樹脂アルカノールアミン液、N―メタクロイルオキシエチルN, N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体液、メタクリロイルエチルジメチルベタイン・塩化メタクリロイルエチルトリメチルアンモニウム・メタクリル酸2−ヒドロキシエチル共重合体液、メタクリロイルエチルジメチルベタイン・塩化メタクリロイルエチルトリメチルアンモニウム・メタクリル酸メトキシポリエチレングリコール共重合体液、メトキシエチレン無水マレイン酸コポリマー、等の合成高分子化合物、カラギーナン、キサンタンガム、ゼラチン、デキストリン、天然ガム、エステルガム、変性スターチ、ミルクカゼイン等の天然高分子化合物、メチルセルロース、カルボキシメ チルセルロース、カルボキシビニルポリマー、ヒドロキシエチルセルロース、カチオン化ヒドロキシエチルセルロース等の半合成高分子化合物を採用することができる。これらの樹脂は、単独または2種以上を組合わせて用いることができるほか、共重合体の形のものを使用することもできる。
着色剤としては、タール色素、赤色2号、青色203号、黄色402号、褐色201号、緑色401号、紫色401号、黒色401号などの染料、黄酸化チタン、べンガラ、黒酸化鉄、群青、紺青、酸化クロム、カーボンブラック、カラミン、アンバー、フミン酸、墨汁等顔料の他、カロチン、クェルセチン、ラッカイン酸、クロロフィリン、ベタニン、カカオ色素、クルクミン、カルミン酸、グロブリン、烏賊墨、塩酸ベルベリン、リボフラビン、銅クロロフィリンNa、へマティン、へマチン、アズレンなどの天然色素の、少なくとも何れか一種を採用することができる。
上記の原液は、固形分と、接着性樹脂と、着色剤に更に溶剤を加えることによって原液の粘度が下がるために、原液を容器(エアゾール缶)に充填する際には好ましい結果を得るが、溶剤の揮発性が悪いと増毛効果に悪影響を及ぼす。このために溶剤は揮発性溶剤であることが好ましく、揮発性溶剤としては被塗布部材上で比較的蒸発、気化し易い物質、例えば、イソペンタン、ヘキサン等の低炭化水素や、エタノール、IPA等の低級アルコールが好ましい。これらの内でも特に接着性樹脂、着色剤等との相溶性、溶解度などを考慮すると、エタノールが最も好ましい、又エタノールの臭いを緩和するために少量の水を添加することは有効である。
また、上記の原液は、固形分と、接着性樹脂と、着色剤、揮発性溶剤の他に、界面活性剤、潤滑剤、可塑剤等を含有させることができる。
その場合、界面活性剤としては、着色成分液の成分として用いる、上記固形分、接着性樹脂、及び着色剤との相溶性等に問題が無い限り公知のアニオン性、ノニオン性、カチオン性、両性界面活性剤の何れでも採用することができる。これらの界面活性剤を使用する場合、当該界面活性剤全体が占める割合は、全成分中0.05〜25%であることが望ましい。
潤滑剤は、エアゾール増毛染毛料を毛髪に塗布後の塗り伸ばし性の向上や、乾燥後の櫛通り性の向上のために用いる。潤滑剤としては、低重合度のシリコーンや、種々の公知の潤滑性油剤を用いることができる。また、可塑剤としては高級アルコール類、グリコール類等や高級脂肪酸類の他、前述の活性剤、潤滑剤を持って代用することも可能である。
更に、原液には、上記界面活性剤と潤滑剤以外に、必要に応じて溶剤、可塑剤、保湿剤、紫外線防止剤、艶出剤その他有効成分を配合することができる。
原液のその他の成分として、高級アルコール、ピロリドンカルボン酸塩、アミノ酸、上記以外の公知の湿潤剤、防腐剤、殺菌剤、ビタミン及びその誘導体、キレート剤、粘度調整剤、起泡剤、金属防錆剤、動植物エキス、抗酸化剤や香料を、必要に応じて配合することができる。
また、上記の、固形分、接着性樹脂及び着色剤以外の成分については、上記の通り、原液(着色成分液)に溶解されている状態であってもよいが、噴射剤にて噴射されるものであれば、原液(着色成分液)中に溶解されている状態となっていなくても実施可能である。
噴射剤としては、LPGやDME、フッ化炭化水素(F134aなど)等の液化ガスを用いることができる。噴射剤としては、このような液化ガスの他、炭酸ガス、亜酸化窒素ガス、窒素ガス等の圧縮ガスを採用することができる。
噴射剤は、容器(エアゾール缶)内において、35℃において0.2〜0.8Mpまで加圧充填するのが好ましい。
エアゾール増毛着色剤全体を100重量%とした場合、上記の噴射剤を、そのうちの99〜70重量%とするのであるが、特に、噴射剤を85〜75重量%とするのが好ましい。
また、上記の通り、本願発明に係るエアゾール増毛着色剤は、少なくとも、固形分と、接着性樹脂と、着色剤と、噴射剤とを含有するものであり、この固形分と接着性樹脂と着色剤との合計と、噴射剤との重量比は、2.0〜30:98〜70とするのが好ましく、更に、当該固形分と接着性樹脂と着色剤との合計と、噴射剤との重量比は、8〜22:92〜78とするのが、より好ましい。
原液の構成成分は、下記の通りにするのが好ましい。
固形分 1〜60重量部
接着性樹脂 0.5〜70重量部
着色剤 0.5〜60重量部
溶剤 0〜96重量部
合計 100重量部
本願第1乃至第3発明の何れかの発明の実施により、エアゾール増毛着色剤にて、噴霧粒の乾燥を従来より速いものとすることにより、上記の粒子の流動による付着当初の厚みの減少を抑制した。
表1に示す、実施例1〜4及び比較例1〜3について、何れも、次の成分の増毛剤原液を作った。
(固形分)
タルク 34.8重量%
(液状性樹脂及び接着剤)
カーボンブラック10重量%を含むN―メタクロイルオキシエチルN, N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合液 20.7重量%
(その他の成分)
シリコーン 1.2重量%
セスキオレイン酸ソルビタン 1.2重量%
エチルアルコール 42.1重量%
合計100.0重量%
Figure 2005082499
また、実施例1〜4及び比較例1〜3について、何れも、噴射剤には、DMEと液化石油ガスとを50:50重量比率混合したものを用いた。
尚、製品の内圧は温度35℃において、0.45〜0.75メガパスカルの範囲に入るよう調整した。
比較例1は、上記の原液50重量%に対して上記の噴射剤50重量%配合されたものである。
比較例2は、上記の原液40重量%に対して上記の噴射剤60重量%配合されたものである。
比較例3は、上記の原液35重量%に対して上記の噴射剤65重量%配合されたものである。
実施例1は、上記の原液30重量%に対して上記の噴射剤70重量%配合されたものである。
実施例2は、上記の原液25重量%に対して上記の噴射剤75重量%配合されたものである。
実施例3は、上記の原液20重量%に対して上記の噴射剤80重量%配合されたものである。
実施例4は、上記の原液15重量%に対して上記の噴射剤85重量%配合されたものである。
表1において、髪の毛に定着させた後(安定した後)、増毛効果、着色性能、密着性、乾燥性について、◎顕著な効果有り、○効果有り、△やや効果が認められる、×十分な効果は認められない、の4段階評価を行い、総合判断を4段階で示した。
その結果、実施例1〜4について、各評価項目について、○以上の評価であった。特に、実施例2,3については、総べての評価項目について◎であった。
一方、比較例1〜3については、何れも密着性については◎の評価を得ているが、他の項目については、比較例3の△が最高であり、何れも総合評価において、×となっている。
特に、増毛効果についてみると、比較例1〜3では、前述の図2に示す通りであったが、実施例1〜4については、次の通りであった。
図1(A)に示す、頭髪に付着した噴霧直後の噴霧粒群1は、経時に、図1(B)へ示すように変形が生じる(変形粒2)が、乾燥速度が速いため、少なくとも1回の噴霧により安定した膜3となった際の当該膜3の厚みは、頭髪の太さと同等以上を確保している(図1(C))。更に、図1(D)へ示すように、当該膜3の上に、エアゾール増毛着色剤を噴霧すれば、新たな噴霧粒群4は、経時に、図1(E)に示す通り変形して、その下の膜3と一体となる(変形粒5)。最終的に安定した状態となった際の膜6は、図1(F)へ示すように、頭髪の太さのほぼ2倍の厚みを確保している。このため、一本の頭髪について、当該エアゾール増毛着色剤の2回の噴霧後、その太さは、噴霧前のほぼ3倍となった。
尚、頭髪の太さには、個人差があるが、太い毛で0.1mm、細いもので0.06mm程度である(0.08mm前後が日本人の平均的な太さと考えられる)。従って、0.08mmの太さの頭髪では、上記の図1(C)の場合、膜3の厚みは、0.08mm以上であり、図1(F)の場合、膜6の厚みは、約0.16mmである。
表2に示す、実施例5〜8及び比較例4〜6について、何れも、次の成分の増毛剤原液を作った。
(固形分)
シルクパウダー 3.5重量%
酸化チタン 2.5重量%
炭酸カルシウム 5.0重量%
(接着性樹脂)
N―メタクロイルオキシエチルN,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合液
2.1重量%
アクリルアルカノールアミン液 8.0重量%
(着色剤)
黒色401号 1.6重量%
褐色201号 1.0重量%
橙色404号 0.5重量%
(その他成分)
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1.6重量%
ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 1.7重量%
セチルアルコール 1.7重量%

上記にエチルアルコール(70.8重量%)を加え全量を100重量%ととし増毛剤原液を作り比較テストした。
Figure 2005082499
また、実施例5〜8及び比較例4〜6について、何れも、噴射剤には、DMEと液化石油ガスとを70:30重量比率混合したものを用いた。
尚、製品の内圧は温度35℃において、0.45〜0.75メガパスカルの範囲に入るよう調整した。
比較例4は、上記の原液50重量%に対して上記の噴射剤50重量%配合されたものである。
比較例5は、上記の原液40重量%に対して上記の噴射剤60重量%配合されたものである。
比較例6は、上記の原液35重量%に対して上記の噴射剤65重量%配合されたものである。
実施例5は、上記の原液30重量%に対して上記の噴射剤70重量%配合されたものである。
実施例6は、上記の原液25重量%に対して上記の噴射剤75重量%配合されたものである。
実施例7は、上記の原液20重量%に対して上記の噴射剤80重量%配合されたものである。
実施例8は、上記の原液15重量%に対して上記の噴射剤85重量%配合されたものである。
表2において、髪の無に定着させた後(安定した後)、増毛効果、着色性能、密着性、乾燥性について、◎顕著な効果有り、○効果有り、△やや効果が認められる、×十分な効果は認められない、の4段階評価を行い、総合判断を4段階で示した。
その結果、実施例5〜8について、各評価項目について、○以上の評価であった。特に、実施例6,7については、総べての評価項目について◎であった。
一方、比較例4〜6については、何れも密着性については◎の評価を得ているが、他の項目については、比較例6の△が最高であり、何れも総合評価において、×となっている。
特に、増毛効果についてみると、比較例4〜6では、前述の図2に示す通りであったが、実施例5〜8については、実施例1〜4と同様、実施例5〜8の場合も、次の通りであった。
図1(A)に示す、頭髪に付着した噴霧直後の噴霧粒群1は、経時に、図1(B)へ示すように変形が生じる(変形粒2)が、乾燥速度が速いため、少なくとも1回の噴霧により安定した膜3となった際の当該膜3の厚みは、頭髪の太さと同等以上を確保している(図3)。更に、図1(D)へ示すように、当該膜3の上に、エアゾール増毛着色剤を噴霧すれば、新たな噴霧粒群4は、経時に、図1(E)に示す通り変形して、その下の膜3と一体となる(変形粒5)。最終的に安定した状態となった際の膜6は、図1(F)へ示すように、頭髪の太さのほぼ2倍の厚みを確保している。このため、一本の頭髪について、当該エアゾール増毛着色剤の2回の噴霧後、その太さは、噴霧前のほぼ3倍となった。
頭髪の太さ、厚みに付いては、前述の様であったが、更に増毛効果を重量的に比較するために、次の実験を行った。
約22センチメートルの長さのヤクの毛約1グラムを採り、中ほどでくの字に折り返し結んだ後、毛先をカットし、毛長10センチメートルの毛束を作る。そしてこの重量を測る。このようにして作った毛束を1試料当り2個用意する。先ず2つの毛束について、各々、この毛束の毛先から5センチメートルの幅間の両面に万遍なく試液をスプレー塗布する(塗布に際しては毛束の結び目から紙で不要部分を覆うようにして塗布する)。2つの毛束のうち、一方の毛束はそのままにして、他方の毛束は一度両面に塗布終了後、すぐに連続して、再び両面に万遍なく試液をスプレー塗布する。また、その後、再びすぐに、同じ様に両面に万遍なく試液をスプレー塗布する。即ち1方の毛束は計3回連続塗布後の着色剤付着量を測定する。30分乾燥後それぞれの毛束の重量を測り、増量分を比較する。3度塗りの付着量が1度塗りの付着量と比較して、余り差のないものを×、1度塗りの付着量より増量分が1割以上3割未満であるものを△、増量分が3割以上6割未満であるものを○、それ以上あるものを◎とした。これを、増毛重量として表2に記載した。この表2に見られるように表1に示す増毛効果とほぼ同様の結果が得られた。
(A)〜(F)は、本願発明に係るエアゾール増毛着色剤を塗布した状態を示す説明図である。 (A)〜(F)は、従来のエアゾール増毛着色剤を塗布した状態を示す説明図である。
符号の説明
1 噴霧粒群
2 変形粒
3 膜
4 噴霧粒群
5 変形粒
6 膜

Claims (3)

  1. 100重量パーセント中、噴射剤を99〜70重量パーセントとし、原液を1〜30重量パーセントとし、
    上記の原液は、固形分と、接着性樹脂と、着色剤とを含むものであることを特徴とするエアゾール増毛着色剤。
  2. 固形分と、接着性樹脂と、着色剤と、噴射剤とを含み、
    上記固形分と接着性樹脂と着色剤との合計と、噴射剤との重量比は、2.0〜30:98〜70であることを特徴とするエアゾール増毛着色剤。
  3. 原液中に揮発性溶剤を含有し、当該揮発性溶剤がイソペンタン、ヘキサン、エタノール、I P A の、少なくともいずれか一種を含有することを特徴とする請求項1又は2記載のエアゾール増毛着色剤。
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