JPH1018267A - シール構造 - Google Patents

シール構造

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JPH1018267A
JPH1018267A JP8178272A JP17827296A JPH1018267A JP H1018267 A JPH1018267 A JP H1018267A JP 8178272 A JP8178272 A JP 8178272A JP 17827296 A JP17827296 A JP 17827296A JP H1018267 A JPH1018267 A JP H1018267A
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JP
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seal member
reaction
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JP8178272A
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Hiroto Suzuki
博登 鈴木
Katsumasa Tokubuchi
克正 徳渕
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Shibata Industrial Co Ltd
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Shibata Industrial Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A10/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE at coastal zones; at river basins
    • Y02A10/11Hard structures, e.g. dams, dykes or breakwaters

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 杭に、係止用の孔を嵌めて大型のブロックを
一体に構築する際に、杭とブロックの孔との間に生じる
隙間に注入するモルタルやシール材が漏出しないように
することを目的とする。 【構成】 断面形状を凸状の曲面形状とした反力部の裏
部から延長させてこの反力部を支える支承部を設け、上
記反力部に圧縮方向にせばまるように切欠部を形成した
ゴム製のシール部材を、ブロックの孔の内周面に支承部
によって取り付けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、橋梁、防波堤等の
大型土木工事による杭(柱を含む。)と大型のブロック
との接合箇所のシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】陸上や海上の現場で打設した杭に、工場
生産された橋梁や鉄道のスラブ等の大型のブロックを設
置する場合、ブロックに杭が通る孔を設け、その孔によ
って杭の所定の箇所に固定するに際し、杭と孔との嵌合
部に生じる隙間にモルタルやシール材を注入している。
【0003】そこで、このモルタルやシール材が嵌合部
から流出しないようにブラケット等の支保工を杭の嵌合
部に取り付けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ブラケット
等の支保工を杭の嵌合部に取り付ける作業は、現場に既
設した杭に対して行われるために、高所作業や水中作業
が必要となり、高所作業は組まれた不安定な足場によっ
ての作業であるために材料の落下や作業員の転落事故等
の危険が伴い、また、水中作業は潜水服を付けての作業
となるためにこれも非常に作業性が悪いと共に危険が伴
うという問題があった。
【0005】さらに、いずれの場合にせよ、杭と孔との
間に生じた隙間といえども大型であるために注入するモ
ルタルやシール材の量は大量であり、それをブラケット
等の支保工では確実に漏出させないようにしておくこと
ができず、注入したモルタルやシール材が接合部から流
出して周辺の環境を汚染するという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、断面形
状を凸状の曲面形状とした反力部の裏部から延長させて
この反力部を支える支承部を設け、上記反力部に圧縮方
向にせばまるように切欠部を形成したゴム製のシール部
材を、ブロックの孔の内周面に取り付けたことを特徴と
する。
【0007】
【作用】以上の構成によると、杭にブロックを嵌めたと
きに杭とブロックの孔との隙間の下部はシール部材によ
って密閉されることになり、杭とブロックの孔との隙間
に注入されたモルタルやシール材は漏出することなく隙
間内におさまって凝固して固着することになる。
【0008】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1は説明図、図2は要部拡大断面図、図3はシー
ル部材の断面図であり、図において、1は杭であり、上
記の如く柱を含む概念であって現場で打設した鋼管杭や
コンクリート杭である。
【0009】2は工場生産された橋梁や鉄道のスラブ等
の大型のブロックであり、上記杭1に嵌合する孔3があ
けてある。4はシール部材であり、上記嵌合に際して移
動側となるブロック2の孔3内周に沿って取り付けてあ
る。このシール部材4は断面形状ほぼ半円形等の反力部
5とその裏部から延長させて反力部5を支える支承部6
から形成されており、反力部5の適当な箇所には圧縮方
向にせばまる方向にくさび形等の任意形状の切欠部7が
形成されており、支承部6の端部には固定用の取り付け
孔8があけてある。シール部材4はゴム製であり、ゴム
材料は金属と比べて比重が小さいため重量が小さくしか
も弾性特性を任意に変化させることができる。
【0010】9は支承部6に必要に応じて設けた積層部
であり、天然繊維、合成繊維等の各種繊維による布状体
や金属メッシュ等の補強体10がゴムと積層するように
一体に埋設してあるもので、ゴムの横歪みを抑制すると
共に繊維の強度によって高いばね特性を得ることがで
き、しかも金属と比較して柔軟な材料とすることができ
るもので、補強体の積層数や繊維の種類や金属の種類の
材質を任意に選択することによって所望のばね特性と強
度を得ることができる。
【0011】なお、上記反力部5は、断面形状が半円形
に限らず楕円や逆水滴状等の任意の凸状の曲面形状でよ
く、支承部6の厚さを含んだ反力部5の厚さが、杭1と
ブロック2の孔3とで形成される隙間11より大きくな
くてはいけない。図4はシール部材の重量と変位の関係
を示すグラフであり、比例的関係に存在していることが
わかる。この性質から、ブロックの孔と杭との間の隙間
とシール部材の厚さの差によってシール部材に変位が生
じ、この変位によってゴム材料に反力が生じる。この反
力によって後述するようにブロックの孔と杭との間の隙
間を密閉して注入したモルタルやシール材の漏出を防ぐ
ことになる。
【0012】このようにしたシール部材4を反力部5を
上方にしてブロック2の孔3内周に沿って支承部6に設
けた取り付け孔8にボルト12を通して固定する。この
ようにしてシール部材4を取り付けたブロック2を杭1
に嵌めるもので、ブロック2を上方から降ろしてシール
部材4を杭1の周囲を滑らせるように移動させて所定の
箇所に位置決めするものであり、したがってシール部材
4は移動の際にまくれ上がらないように支承部6の下部
が係止され、上部の反力部5は押圧された状態で移動す
るために変形することになり、その変形量が異常に大き
くなって反力部5が破壊されないように切欠部7が形成
されている。この切欠部7は、ブロックの孔と杭の許容
公差によって切欠形状を決定すればよい。
【0013】このようにして位置決めされた杭1とブロ
ック2の孔3とで形成される隙間11にモルタルやシー
ル材を注入するものであり、注入されたモルタルやシー
ル材はシール部材4によって漏出することなく隙間内に
おさまって凝固して固着することになる。なお、図5に
示す如く、杭1の上端にブロック2を載置するような構
造いおいては、モルタルやシール材を注入する際には、
ブロック2の上面に注入孔をあけてそこからモルタルや
シール材を注入することになる。
【0014】
【発明の効果】以上詳細に説明した本発明によると、断
面形状を凸状の曲面形状とした反力部の裏部から延長さ
せてこの反力部を支える支承部を設け、上記反力部に圧
縮方向にせばまるように切欠部を形成したゴム製のシー
ル部材を、ブロックの孔の内周面に支承部によって取り
付けることにより、杭にブロックを嵌めたときに杭とブ
ロックの孔との隙間の下部は密閉されることになり、杭
とブロックの孔との隙間に注入されたモルタルやシール
材は漏出することなく隙間内に確実におさまって凝固し
て固着することになる。
【0015】また、反力部には切欠部を設けたことによ
り、杭の許容公差に対応することができ、ブロックの嵌
合に際して多少の杭とブロックの孔との隙間の誤差およ
び全周にわたって均等な隙間でなく多少偏心した状態で
あっても支障をきたすことなく嵌合し、しかも確実に杭
とブロックの孔との隙間の下部を密閉することができる
効果を有する。
【0016】さらに、支承部に布状体や金属メッシュの
補強体をゴムに積層して一体に埋設させることにより、
ブロックの杭への嵌合圧入時における初期摩擦力に対抗
し、多様な重量のブロックに対応することができる効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示す説明図
【図2】要部拡大断面図
【図3】シール部材の断面図
【図4】シール部材の重量と変位の関係を示すグラフ
【図5】他のシール部材の使用例を示す説明図
【符号の説明】
1 杭 2 ブロック 3 孔 4 シール部材 5 反力部 6 支承部 7 切欠部 8 取り付け孔 9 積層部 10 補強体 11 隙間

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 杭に、係止用の孔を嵌めて大型のブロッ
    クを一体に構築する際に、杭とブロックの孔との間に生
    じる隙間に注入するモルタルやシール材が漏出しないよ
    うにするシール構造において、 断面形状を凸状の曲面形状とした反力部の裏部から延長
    させてこの反力部を支える支承部を設け、上記反力部に
    圧縮方向にせばまるように切欠部を形成したゴム製のシ
    ール部材を、ブロックの孔の内周面に支承部によって取
    り付けたことを特徴とするシール構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、支承部に補強体をゴ
    ムに積層して一体に埋設させたことを特徴とするシール
    構造。
  3. 【請求項3】 請求項1および請求項2において、反力
    部の裏部および支承部に補強体をゴムに積層して一体に
    埋設させたことを特徴とするシール構造。
  4. 【請求項4】 請求項2および請求項3において、補強
    体を各種繊維の布状体としたことを特徴とするシール構
    造。
  5. 【請求項5】 請求項2および請求項3において、補強
    体を金属メッシュとしたことを特徴とするシール構造。
JP17827296A 1996-07-08 1996-07-08 シール構造 Expired - Lifetime JP3897061B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210046456A (ko) * 2019-10-18 2021-04-28 한국해양과학기술원 소파블록, 소파블록이 구비된 유공방파제 및 소파블록이 구비된 유공방파제 시공방법

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KR20210046456A (ko) * 2019-10-18 2021-04-28 한국해양과학기술원 소파블록, 소파블록이 구비된 유공방파제 및 소파블록이 구비된 유공방파제 시공방법

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