JPH10182552A - 第3級アルコールエステル及びレジスト材料の調製方法 - Google Patents

第3級アルコールエステル及びレジスト材料の調製方法

Info

Publication number
JPH10182552A
JPH10182552A JP8350765A JP35076596A JPH10182552A JP H10182552 A JPH10182552 A JP H10182552A JP 8350765 A JP8350765 A JP 8350765A JP 35076596 A JP35076596 A JP 35076596A JP H10182552 A JPH10182552 A JP H10182552A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
compound
group
resist
hydrocarbon group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8350765A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3506575B2 (ja
Inventor
Satoshi Takechi
敏 武智
Tadashi Kikukawa
正 菊川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP35076596A priority Critical patent/JP3506575B2/ja
Priority to US08/996,158 priority patent/US6248920B1/en
Publication of JPH10182552A publication Critical patent/JPH10182552A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3506575B2 publication Critical patent/JP3506575B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/039Macromolecular compounds which are photodegradable, e.g. positive electron resists
    • G03F7/0392Macromolecular compounds which are photodegradable, e.g. positive electron resists the macromolecular compound being present in a chemically amplified positive photoresist composition
    • G03F7/0397Macromolecular compounds which are photodegradable, e.g. positive electron resists the macromolecular compound being present in a chemically amplified positive photoresist composition the macromolecular compound having an alicyclic moiety in a side chain
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C67/00Preparation of carboxylic acid esters
    • C07C67/14Preparation of carboxylic acid esters from carboxylic acid halides

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Materials For Photolithography (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エステル化をワンポットリアクションで定量
的に高収率で実施可能な第3級アルコールエステルの調
製方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 ケトン化合物及び酸ハライド化合物を次
式(I)、(II)及び(III )のいずれかにより表され
る化合物: 【化1】 (上式において、Rは炭化水素基を表し、そしてXはハ
ロゲンを表す)の存在において1段階で反応させるよう
に、構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアルコールエステル
の調製方法に関し、さらに詳しく述べると、立体障害の
大きい第3級アルコールエステルを調製する方法に関す
る。本発明によると、目的とするアルコールエステルを
容易に効率よく調製することができる。本発明はまた、
本発明方法に従って第3級アルコールエステルを調製し
た後、それを重合させて脂環式炭化水素基含有重合体を
含む化学増幅型レジストを調製する方法に関する。な
お、本願明細書において使用した場合に、「重合体」な
る語は、特に断りのある場合を除いて、単独重合体ばか
りでなく、二成分、三成分あるいはそれよりも多成分の
共重合体をも意味するものとする。本発明は、さらに、
上記のようなレジストを使用した半導体装置の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置等のデバイスの製造に
おいて、微細パターンの形成のためのレジスト材料とし
て化学増幅型レジストが注目され、いろいろなタイプの
ものがすでに提案されている。本発明者らも、例えば、
エステル部にアダマンタン骨格を有するアクリル酸エス
テル又はα置換アクリル酸エステルの重合体又は共重合
体からなることを特徴とする化学増幅型レジストを発明
し、すでに特許出願した(特開平4−39665号公報
を参照されたい)。
【0003】上記したようなエステル構造を有するレジ
スト重合体又は共重合体は、通常、そのエステル構造に
対応する部分を有するアルコールを酸あるいは酸ハライ
ドと反応させることによって、すなわち、極く一般的な
エステル化反応に従ってアルコールエステルを調製し、
引き続いてそのアルコールエステルを出発物質として所
定の重合を行うことによって製造していた。しかし、こ
の出発物質としてのアルコールエステルの調製は、従来
の技法に従った場合、容易に、そして効率よくかつ安定
に実施することが困難であった。例えば、出発物質とし
てのアルコールを予め調製することに煩雑さがあった。
そして、特に3級アルコールをエステル化して目的の第
3アルコールエステルを調製する場合、そのカルボカチ
オンが安定であるため、得られるエステルの解離反応を
生じやすいことに加えて、置換基による立体障害のた
め、エステル化反応自体も進行しにくかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の1つの目的
は、したがって、立体障害の大きい第3級アルコールエ
ステルを容易にかつ安定に高収率で製造することのでき
る方法を提供することにある。本発明のもう1つの目的
は、高性能なレジスト材料を簡略化された工程で容易に
調製することのできる方法を提供することにある。
【0005】本発明のさらにもう1つの目的は、上記の
ようなレジスト材料を使用した半導体装置の製造方法を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、その1つの面
において、第3級アルコールエステルを調製するに当た
って、ケトン化合物及び酸ハライド化合物を次式
(I)、(II)及び(III )のいずれかにより表される
化合物:
【0007】
【化5】
【0008】(上式において、Rは炭化水素基を表し、
そしてXはハロゲンを表す)の存在において1段階で反
応させることを特徴とする、第3級アルコールエステル
の調製方法を提供する。この本発明方法によると、ケト
ン化合物と酸ハライド化合物を出発物質とするととも
に、特定のグリニャール化合物あるいは有機リチウム化
合物を存在させてエステル化を行うことにより、エステ
ル化反応をほぼ定量的に進行させることができ、容易な
精製により高収率を達成することができる。さらに、従
来の方法のように対応のアルコール体を予め合成する必
要がないため、反応工程をワンポット反応とすることが
でき、工程の簡略化が可能となる。また、この工程の簡
略化とともに、ケトン化合物とグリニャール化合物ある
いは有機リチウム化合物の選択により、多種多様のエス
テル化合物の調製が可能となる。本発明方法は、とりわ
け、アダマンチル、ノルボルニル、シクロヘキシル、テ
ルペン化合物等の脂環式炭化水素基あるいはイソプロピ
ル基、sec-ブチル基、iso-アミル基等の嵩高いアルキル
基を含むケトン化合物を使用した時に非常に効果的であ
る。
【0009】本発明は、そのもう1つの面において、ア
ルカリに不溶な重合体であって、保護されたアルカリ可
溶性基を有しかつそのアルカリ可溶性基が酸により脱離
して当該重合体をアルカリ可溶性とならしめる繰り返し
単位を有する酸感応性重合体を含むレジスト材料を調製
するに当たって、前記重合体の繰り返し単位を完成する
のに必要な、それぞれがその繰り返し単位の一部に対応
する構造を有するケトン化合物及び酸ハライド化合物を
前式(I)、(II)及び(III )のいずれかにより表さ
れる化合物の存在において1段階で反応させ、得られた
第3級アルコールエステルを重合開始剤の存在において
自体重合させるかもしくはその他の単量体と重合させ、
そして得られた酸感応性重合体を、放射線露光により酸
を発生する酸発生剤と混合すること、を特徴とするレジ
スト材料の調製方法を提供する。
【0010】この本発明方法に従うと、レジスト材料を
簡略化された方法で調製することが可能になるばかりで
なく、得られるレジスト材料は、それを構成する酸感応
性重合体の構造及び機能により、高解像性、高感度、そ
して優れた耐エッチング性を奏することができる。本発
明は、また、そのもう1つの面において、本発明方法に
より調製したレジスト材料を半導体基板上に塗布する工
程と、前記半導体基板上のレジスト材料を露光し、現像
することによりレジストパターンを形成する工程とを含
むことを特徴とする半導体装置の製造方法を提供する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明による第3級アルコールエ
ステルの調製方法は、上記したように、目的とする化合
物に対応する構造を有するケトン化合物及び酸ハライド
化合物を、前式(I)及び(II)により表されるグリニ
ャール化合物ならびに前式(III )により表される有機
リチウム化合物のいずれかの存在において1段階で反応
させることを特徴としている。
【0012】本発明の1段階エステル化工程において出
発物質として用いられるケトン化合物は、基本的に、有
機化学の分野においてケトン化合物として認識されてい
る種々の化合物を包含する。適当なケトン化合物として
は、特に、その分子中に脂環式炭化水素基を含むものを
挙げることができる。かかる脂環式炭化水素基含有ケト
ン化合物のなかでも、とりわけ好ましいものは、そのカ
ルボニル基の炭素原子が脂環式炭化水素基の環構造の1
員を構成しているケトン化合物である。
【0013】本発明の実施において有利に使用すること
のできるケトン化合物は、好ましくは、次式(IV)によ
り表される脂環式炭化水素基含有部分:
【0014】
【化6】
【0015】(上式において、R1 は、水素を表すかも
しくは置換又は非置換のアルキル基、好ましくは低級ア
ルキル基、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イ
ソプロピル基などを表し、そしてZは、記載の炭素原子
とともに脂環式炭化水素基を完成するのに必要な複数個
の原子を表す)を有するものである。ここで、Zにより
完成することのできる脂環式炭化水素基は、好ましく
は、以下に列挙するものに限定されるわけではないけれ
ども、次のような化合物に由来するものを包含する: (1)アダマンタン及びその誘導体、(2)ノルボルナ
ン及びその誘導体、(3)パーヒドロアントラセン及び
その誘導体、(4)パーヒドロナフタレン及びその誘導
体、(5)トリシクロ〔5.2.1.02,6 〕デカン及
びその誘導体、(6)ビシクロヘキサン及びその誘導
体、(7)スピロ〔4,4〕ノナン及びその誘導体、そ
して(8)スピロ〔4,5〕デカン及びその誘導体。こ
れらの化合物は、それぞれ、次のような構造式で表され
る:
【0016】
【化7】
【0017】本発明の実施に当たって、脂環式炭化水素
基としては、上記したように複数個の環構造を有するか
もしくは縮合環を有しているものが好ましい。これは、
前記したように得られたアルコールエステルを出発物質
としてレジスト重合体又は共重合体を調製する場合に、
単環であるシクロヘキシル基等では十分なドライエッチ
ング耐性を得ることができないからである。また、これ
らの化合物のうちで、従来のノボラック系レジストと同
等かもしくはそれ以上のドライエッチング耐性を得るに
は、アダマンタン等の縮合環が、特に好ましい。したが
って、2−アダマンタノンがとりわけ有用なケトン化合
物である。
【0018】また、本発明の実施において用いられるケ
トン化合物は、上記したような脂環式炭化水素基に代え
て、あるいはそれと組み合わせて、例えばイソプロピル
基、sec-ブチル基、iso-アミル基等の嵩高いアルキル基
を有していてもよい。本発明の実施においてケトン化合
物と組み合わせて用いられる酸ハライド化合物は、前記
したケトン化合物と同様、いろいろな酸のハライドを包
含する。適当な酸ハライド化合物としては、以下に列挙
するものに限定されるわけではないけれども、カルボン
酸、例えばアクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、フ
マル酸等、スルホン酸、そしてその他の酸のハライド、
例えば塩化物など、あるいはそのα−置換体が典型例で
ある。
【0019】本発明の1段階エステル化工程では、グリ
ニャール化合物あるいは有機リチウム化合物の存在が必
須である。本発明の実施において使用することができる
グリニャール化合物は、グリニャール試薬として広く知
られている有機マグネシウム化合物を包含する。適当な
グリニャール化合物は、次式(I)又は(II)により表
される化合物である。
【0020】
【化8】
【0021】上式において、Rは、炭化水素基、例えば
脂肪族基、例えばメチル基、エチル基、プロピル基な
ど、あるいは芳香族基、例えばフェニル基などを表し、
また、Xは、ハロゲン、例えば塩素、臭素、沃素などを
表す。特に有利に使用することのできるグリニャール化
合物としては、以下に列挙するものに限定されるわけで
はないけれども、CH3 MgBr、C2 5 MgBr、
4 9 MgBrなどを挙げることができる。
【0022】また、適当な有機リチウム化合物は、次式
(III )により表される化合物である。
【0023】
【化9】
【0024】式中のRは、前記定義に同じである。特に
有利に使用することのできる有機リチウム化合物として
は、以下に列挙するものに限定されるわけではないけれ
ども、CH3 Li、C4 9 Liなどを挙げることがで
きる。以上に説明したような出発物質を使用して、本発
明の1段階エステル化工程は、一般的に採用されている
エステル化条件の下で実施することができる。例えば、
ケトン化合物、酸ハライド化合物、グリニャール化合
物、そして有機リチウム化合物は、それぞれ、当モルな
いし2当量の範囲の量で使用するのが好ましい。
【0025】また、このエステル化の温度及び時間は、
一般的に、約−50℃〜室温、そして一昼夜程度である
のが好ましい。なお、ここに記載した条件は、それぞ
れ、本発明の実施に一般的に好ましい条件であるので、
所望とする結果などに応じて、記載の範囲外であっても
よい。本発明によるレジスト材料の調製方法は、先に説
明したように、アルカリに不溶な重合体であって、保護
されたアルカリ可溶性基を有しかつそのアルカリ可溶性
基が酸により脱離して当該重合体をアルカリ可溶性とな
らしめる繰り返し単位を有する酸感応性重合体を含むレ
ジスト材料を調製するためのものである。この本発明に
よるレジストの調製方法は、下記の工程:酸感応性重合
体の繰り返し単位を完成するのに必要な、それぞれがそ
の繰り返し単位の一部に対応する構造を有するケトン化
合物及び酸ハライド化合物を前式(I)、(II)及び
(III )のいずれかにより表される化合物の存在におい
て1段階で反応させ、得られた第3級アルコールエステ
ルを重合開始剤の存在において自体重合させるかもしく
はその他の単量体と重合させ、そして得られた酸感応性
重合体を、放射線露光により酸を発生する酸発生剤と混
合すること、を含むことを特徴としている。
【0026】本発明の実施において、最初の第3級アル
コールエステルの調製工程は、先に詳細に説明したよう
にして実施することができる。酸感応性重合体の出発物
質として使用する単量体である第3級アルコールエステ
ルを調製した後、その単量体を単独で重合させるかもし
くはその他の1種類もしくはそれ以上の単量体と共重合
させる。この重合あるいは共重合工程は、基本的に、高
分子の化学において一般的に知られているいろいろな重
合方法を使用して、適当な重合開始剤及びその他の添加
剤、例えば触媒などの存在において実施することができ
る。共重合は、例えば、交互共重合、ランダム共重合、
ブロック共重合、グラフト共重合などであることができ
る。
【0027】第3級アルコールエステルをその他の単量
体と重合させて共重合体の形をした酸感応性重合体を調
製する場合、使用するその他の単量体は特に限定される
ものではない。好ましくは、この共重合のための単量体
は、アクリル酸エステル及びその誘導体、イタコン酸エ
ステル及びその誘導体、フマル酸エステル及びその誘導
体、スチレン置換体及びその誘導体などである。これら
の単量体は、共重合体の調製及びその塗布性の面で、そ
の他の考えられる単量体よりも有望である。また、酸感
応性共重合体は、必要に応じて、上記したような繰り返
し単位に組み合わせて、以下に列挙するものに限定され
るわけではないけれども、その他の繰り返し単位、例え
ば、アクリロニトリル、オレフィン、ジエン又はこれら
の誘導体を用いて調製してもよい。
【0028】本発明の酸感応性重合体又は共重合体にお
いて、得られるレジスト材料において満足すべき密着性
を得るためには、強い極性を有する単量体を使用するこ
とが好ましい。特に、かかる重合体又は共重合体は、必
須の構成要素であるところのアルカリ可溶性基を有する
ことに加えて、自体アルカリ可溶性である繰り返し単位
を有していれば、アルカリ可溶性基に由来する少量のカ
ルボン酸等の生成で現像可能となることが期待され、さ
らに好ましい。
【0029】本発明方法では、したがって、レジスト材
料の1成分としての酸感応性重合体が、共重合体の形を
とっており、そしてその繰り返し単位が、上記した第3
級アルコールエステルに由来する構造単位に加えて、ア
ルカリ可溶性基を側鎖に有する繰り返し単位及び(又
は)酸発生剤から生じる酸により脱離可能な追加の保護
されたアルカリ可溶性基を側鎖に有する繰り返し単位を
含むことを特徴とするレジスト材料が得られることが望
ましい。
【0030】かかる望ましいレジスト材料としての酸感
応性共重合体は、好ましくは、次式(V)又は(VI)に
より表される構造単位を有することができる:
【0031】
【化10】
【0032】
【化11】
【0033】上式において、Rは、同一もしくは異なっ
ていてもよく、水素、ハロゲン又は1〜4個の炭素原子
を有するアルキル基を表し、Aは、酸により脱離可能な
保護基を表し、そしてR1 及びZは、それぞれ、前記定
義に同じである。前式(V)の構造単位は、アダマンタ
ンやノルボルナンなどの脂環式骨格を有していて酸発生
剤から生じる酸により脱離する保護基と、アルカリ可溶
なカルボン酸基とを組み合わせて含ませた例である。レ
ジストの構造中に酸性の基が存在するので、露光後の露
光部のアルカリ現像液への溶け出しがスムーズになる。
また、その酸性基の含有量をコントロールすれば、現在
標準化されているアルカリ現像液(2.38%テトラメ
チルアンモニウムヒドロキシド水溶液)でも現像可能で
ある。この場合、カルボン酸を含むユニットのレジスト
中の含有量は、2モル%未満あるいは5モル%以上であ
るのが望ましい。
【0034】また、前式(VI)の構造単位は、アダマン
タンやノルボルナンなどの脂環式骨格を有していて酸発
生剤から生じる酸により脱離する保護基、同じく酸によ
り脱離するけれども通常の保護基(但し、波長193nm
のArFエキシマレーザを用いたリソグラフィを意図し
ているような場合には、保護基中に芳香族環が含まれな
いことが好ましい)、そしてアルカリ可溶なカルボン酸
基を組み合わせて含ませた例である。このようなレジス
ト構造では、脱離が起こらない場合でも、レジストがア
ルカリに溶解可能であるので、露光後の露光部のアルカ
リ現像液への溶け出しがスムーズになるという効果があ
る。
【0035】ところで、前記した式(V)又は(VI)中
の置換基Rは、メチル基、エチル基、それらのハロゲン
化(塩素化、臭素化等)物などであることができる。ま
た、酸により脱離可能な保護基Aは、通常の保護基、例
えば、4級炭素基あるいはβ−オキシケトン基、例えば
t−ブチル基、t−アミル基、3−オキシシクロヘキシ
ル基などであることができる。また、Zにより完成され
る脂環式炭化水素基は、好ましくは、先に一般式で示し
たような、アダマンタン及びその誘導体、ノルボルナン
及びその誘導体、パーヒドロアントラセン及びその誘導
体、パーヒドロナフタレン及びその誘導体、トリシクロ
〔5.2.1.02,6 〕デカン及びその誘導体、ビシク
ロヘキサン及びその誘導体、スピロ〔4,4〕ノナン及
びその誘導体、スピロ〔4,5〕デカン及びその誘導体
などである。
【0036】本発明方法を適用して調製することが好ま
しい酸感応性重合体又は共重合体を特にアルカリ可溶性
基がカルボン酸である場合を参照してさらに具体的に説
明すると、次の通りである。酸感応性重合体は、好まし
くは、次式(VII )により表されるメタ(アクリレー
ト)重合体である。
【0037】
【化12】
【0038】上式において、RI は、プロトン(水
素)、ハロゲン、置換もしくは非置換のアルキル基、例
えばメチル基あるいはエチル基、メチロール基などを表
し、Aは、前式(I)の部分に相当し、例えば、保護
基、好ましくはエステル結合位置が環の一部で、かつア
ルキル基で置換された脂環式炭化水素基、好ましくはア
ダマンチル、ノルボルニル、シクロヘキシル、トリシク
ロ〔5.2.1.0〕デカンなどを含む基を表し、そし
てnは任意の正の整数を表す。
【0039】また、酸感応性共重合体は、好ましくは、
次式(VIII)及び(IX)により表されるメタ(アクリレ
ート)共重合体である。なお、メタ(アクリレート)三
成分共重合体もこれに準じて構成することができる。
【0040】
【化13】
【0041】
【化14】
【0042】上式において、RI 、A及びnは、それぞ
れ、前記定義に同じであり、Yは、任意の置換基、好ま
しくは、例えば、アルキル基、例えばt−ブチル基な
ど、エーテル基、例えばフェノキシ基など、脂環式基、
例えばアダマンチル、ノルボルニル、シクロヘキシル、
トリシクロ〔5.2.1.0〕デカンなど、あるいは次
式の基:
【0043】
【化15】
【0044】などを表し、式中、R1、R2及びR3は、それ
ぞれ、水素、置換もしくは非置換のアルキル基又はアル
キレン基、例えばメチル基、エチル基、メチレン基な
ど、その他を表し、そしてBは、任意の置換基、好まし
くは、例えば、カルボキシル基、あるいは次式の基:
【0045】
【化16】
【0046】などを表し、式中、置換基D中のR4は、水
素又は置換もしくは非置換のアルキル基、例えばメチル
基あるいはエチル基であり、そしてm及びnは、それぞ
れ、任意の正の整数を表す。前記した酸感応性重合体又
は共重合体は、必要に応じて、アルカリ可溶性の重合体
又は共重合体、例えば、ノボラック樹脂、フェノール樹
脂、イミド樹脂、カルボン酸含有樹脂、その他を追加的
に含有していてもよい。
【0047】本発明方法において、第3級アルコールエ
ステルの重合は、先に説明したように、第3級アルコー
ルエステル及び必要に応じてその他の選ばれた単量体を
適当な重合開始剤の存在において重合せしめることによ
って行うことができる。ここで、使用する重合条件及び
重合開始剤は、常用されている広い範囲のもののなかか
ら任意に選択して使用することができる。例えば、適当
な重合開始剤の一例として、次のようなものを挙げるこ
とができる。AIBN(アゾイソブチロニトリル):
【0048】
【化17】
【0049】MAIB(ジメチル−2,2−アゾイソビ
スブチラート):
【0050】
【化18】
【0051】酸感応性重合体又は共重合体を調製した
後、その重合体又は共重合体の溶液に酸発生剤を添加し
てレジスト溶液とする。ここで、酸感応性重合体又は共
重合体と組み合わせて用いられる酸発生剤は、レジスト
の化学において一般的に用いられている酸発生剤、すな
わち、紫外線、遠紫外線、真空紫外線、電子線、X線、
レーザ光などの放射線の照射によりプロトン酸を生じる
物質であることができる。本発明方法の実施において適
当な酸発生剤は、以下に列挙するものに限定されないけ
れども、次のようなものを包含する。(1)次式により
表されるジアゾニウム塩: Ar−N2 + - (上式において、Arは、置換もしくは非置換の芳香族
基、例えばフェニル基など、又は脂環式基を表し、そし
てXは、ハロゲン、例えばCl、Br、IあるいはF、
BF4 、BF6 、PF6、AsF6 、SbF6 、CF3
SO3 、ClO4 又は有機スルホン酸アニオンなどを表
す)。 (2)次式により表されるヨードニウム塩:
【0052】
【化19】
【0053】(上式において、Ar及びXは、前記定義
に同じである)。 (3)次式により表されるスルホニウム塩:
【0054】
【化20】
【0055】
【化21】
【0056】
【化22】
【0057】
【化23】
【0058】
【化24】
【0059】
【化25】
【0060】(上式において、R、R1、R2、R3、Ar及
びXは、それぞれ、前記定義に同じであり、例えば、R
はメチル基などであり、R1、R2及びR3はフェニル基など
であり、そしてtBuは、t−ブチル基である)。 (4)次式により表されるスルホン酸エステル:
【0061】
【化26】
【0062】(上式において、Ar及びRは、前記定義
に同じである)。 (5)次式により表されるオキサアゾール誘導体:
【0063】
【化27】
【0064】(上式において、Xは前記定義に同じであ
り、但し、−CX3 基の1つは置換もしくは非置換のア
リール基又はアルケニル基であってもよい)。 (6)次式により表されるs−トリアジン誘導体:
【0065】
【化28】
【0066】(上式において、Xは前記定義に同じであ
り、但し、−CX3 基の1つは置換もしくは非置換のア
リール基又はアルケニル基であってもよい)。 (7)次式により表されるジスルホン誘導体: Ar−SO2 −SO2 −Ar (上式において、Arは前記定義に同じである)。 (8)次式により表されるイミド化合物:
【0067】
【化29】
【0068】(上式において、Xは前記定義に同じであ
る)。 (9)その他、例えばオキシムスルホネート、ジアゾナ
フトキノン、ベンゾイントシレートなど。上記したよう
な酸発生剤は、それをレジスト材料に含ませる時、広い
濃度範囲にわたって変更することができ、一般には約1
〜30重量%の濃度範囲、好ましくは約1〜15重量%
の濃度範囲である。
【0069】また、そのようなレジスト材料の溶液の調
製に用いる溶媒は、レジストの種類、塗布条件、その他
のファクタに応じていろいろに変更し得るというもの
の、好ましくは、例えばシクロヘキサノン、プロピレン
グリコールモノメチルエーテルアセテート(PGME
A)、乳酸エチルなどの有機溶媒である。本発明方法に
より調製されたレジスト材料を使用して、任意のいろい
ろな工程を経てレジストパターンを形成することができ
る。レジストパターンの形成は、好ましくは、次のよう
にして実施することができる。
【0070】最初に、上記のようにして調製した化学増
幅型レジストの溶液を被処理基板上に塗布する。ここで
使用する被処理基板は、半導体装置及びその他の装置に
おいて通常用いられているいかなる基板であってもよ
い。これらの基板は、場合によっては、レジストとの密
着性を向上させるために、例えばヘキサメチルジシラザ
ン(HMDS)などのような密着促進剤で前処理してお
くことが好ましい。
【0071】レジスト溶液の塗布は、スピンコータ、デ
ィップコータ、ローラコータなどのような常用の塗布装
置を使用して行うことができる。形成されるレジスト膜
の膜厚は、そのレジスト膜の使途などのファクターに応
じて広く変更し得るというものの、通常約0.3〜2.
0μmの範囲である。次いで、好ましくは、放射線を選
択的に露光する前に、上記工程で形成されたレジスト膜
を約60〜150℃、好ましくは約60〜100℃の温
度で約60〜180秒間にわたってプリベークする。こ
のプリベークには、例えばホットプレートのような加熱
手段を用いることができる。
【0072】レジスト膜の形成及びプリベーク後、その
レジスト膜を常用の露光装置で放射線に選択露光する。
適当な露光装置は、市販の紫外線(遠紫外線・真空紫外
線)露光装置、X線露光装置、電子ビーム露光装置、エ
キシマステッパ、その他である。露光条件は、その都
度、適当な条件を選択することができる。この選択露光
の結果、レジスト膜に含まれる酸発生剤から酸が発生せ
しめられる。
【0073】次いで、露光後のレジスト膜を露光後ベー
ク(PEB)することによって、酸を触媒とした保護基
の脱離反応を生じさせる。この露光後ベークは、先のプ
リベークと同様にして行うことができる。例えば、ベー
ク温度は約60〜150℃、好ましくは約100〜15
0℃である。露光後ベークを完了した後、露光後のレジ
スト膜を常法に従って液体現像する。ここで使用する現
像液は、この技術分野で一般的に用いられている現像液
のなかから、適当なものを任意に選択することができ
る。とりわけ好ましい現像液は、テトラメチルアンモニ
ウムハイドロキシド(TMAH)、テトラエチルアンモ
ニウムハイドロキシド(TEAH)、テトラプロピルア
ンモニウムハイドロキジド(TPAH)、テトラブチル
アンモニウムハイドロキシド(TBAH)などのアンモ
ニウム化合物、モルフォリン化合物又はその混合物の水
溶液又はアルコール溶液を含む現像液である。
【0074】これらの現像剤を水に溶解するかもしく
は、例えばメタノール、エタノール、イソプロピルアル
コール等のアルコールに溶解して現像液となす。溶解す
る現像剤の濃度は、広く変更することができるけれど
も、一般的に約0.1〜15重量%の範囲、好ましくは
約0.1〜10重量%の範囲である。現像時間は、これ
も特に限定されるわけではないけれども、一般的に約1
〜5分間の範囲、好ましくは約1〜3分間の範囲であ
る。現像の結果、レジスト膜の露光域が溶解除去せしめ
られて、所望とするレジストパターンを得ることができ
る。最後に、得られたレジストパターンも常法に従って
純水でリンスし、そして乾燥する。
【0075】上記のようにして形成されたレジストパタ
ーンは、本発明において、半導体装置の製造において有
利に使用することができる。
【0076】
【実施例】次いで、本発明をそのいくつかの実施例を参
照して説明する。なお、下記の実施例はほんの一例であ
って、これによって本発明が限定されるものではないこ
とを理解されたい。
【0077】例1 2−アダマンタノンからの2−メチル−2−アダマンチ
ルメタクリレートの調製(メチルリチウム法) 5.0g(0.033モル)の2−アダマンタノン及び
50mlのテトラヒドロフラン(THF)を3口フラスコ
に入れ、アルゴン雰囲気下、2−アダマンタノンが完全
に溶解するまで攪拌した。攪拌の完了後、フラスコの内
容物をドライアイス−アセトンにて−40℃以下まで冷
却した。次いで、フラスコの内容物を−20〜−40℃
で保ちながら、28.3ml(2−アダマンタノンに対し
て1.2当量)のメチルリチウムのヘキサン溶液をゆっ
くりと滴下した。滴下の完了後、さらに30分間にわた
って攪拌を継続し、その後、4.2ml(2−アダマンタ
ノンに対して1.3当量)のメタクリル酸クロリドをゆ
っくりと滴下した。−20℃で2時間、そして室温で1
時間、さらに反応を継続した。反応の完了後、得られた
混合物に対して水冷下に少量の氷片を添加し、過剰のメ
チルリチウムを不活性化した。続いて、50mlの飽和食
塩水/ヘキサン混合物を添加し、十分に攪拌した。得ら
れた混合物から有機層を分離し、その有機層を飽和炭酸
水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、そ
して無水硫酸マグネシウムで乾燥した。得られた生成物
を濃縮したところ、8.4g(収率107.7%)の粗
生成物が得られた。さらに続けて、この粗生成物をシリ
カゲルカラムで精製したところ、7.3g(収率95.
0%)の純粋な生成物が得られた。この生成物は、分析
から、目的とする2−メチル−2−アダマンチルメタク
リレートであることが確認された。
【0078】例2 2−アダマンタノンからの2−メチル−2−アダマンチ
ルメタクリレートの調製(メチルマグネシウムブロミド
法) 5.0g(0.033モル)の2−アダマンタノン及び
50mlのTHFを3口フラスコに入れ、アルゴン雰囲気
下、2−アダマンタノンが完全に溶解するまで攪拌し
た。攪拌の完了後、42.9ml(2−アダマンタノンに
対して1.2当量)のメチルマグネシウムブロミドのヘ
キサノン溶液を滴下した。滴下の完了後、1時間にわた
って放置し、その後、4.2ml(2−アダマンタノンに
対して1.2当量)のメタクリロイルクロライドをゆっ
くりと滴下した。−20℃で2時間、そして室温で1時
間、さらに反応を継続した。反応の完了後、得られた混
合物に対して水冷下に少量の氷片を添加し、過剰のメチ
ルマグネシウムブロミドを不活性化した。続いて、50
mlの飽和食塩水/ヘキサン混合物を添加し、十分に攪拌
した。得られた混合物から有機層を分離し、その有機層
を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順次
洗浄し、そして無水硫酸マグネシウムで乾燥した。得ら
れた生成物を濃縮したところ、9.4gの粗生成物が得
られた。さらに続けて、この粗生成物をシリカゲルカラ
ムで精製したところ、6.5g(収率85.0%)の純
粋な生成物が得られた。この生成物は、分析から、目的
とする2−メチル−2−アダマンチルメタクリレートで
あることが確認された。
【0079】比較例1 2−メチル−2−アダマンタノールからの2−メチル−
2−アダマンチルメタクリレートの調製(トリエチルア
ミン法) 150g(0.9モル)の2−メチル−2−アダマンタ
ノール、900mlのTHF及び132mlのメタクリル酸
クロリドを3口フラスコに入れ、攪拌した。フラスコの
内容物を氷浴で冷却し、10℃以下に保った。得られた
反応混合物に対して226gのトリエチルアミンをゆっ
くりと滴下した。常温で一晩反応させた後、氷水を少し
ずつ添加した。−20℃で2時間、そして室温で1時
間、さらに反応を継続した。得られた混合物から有機層
を分離し、その有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液
及び飽和食塩水で順次洗浄し、そして無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。得られた生成物を濃縮したところ、約
180gの粗生成物が得られた。さらに続けて、この粗
生成物をシリカゲルカラムで精製したところ、161.
4g(収率76.5%)の純粋な生成物が得られた。こ
の生成物は、分析から、目的とする2−メチル−2−ア
ダマンチルメタクリレートであることが確認された。
【0080】比較例2 2−メチル−2−アダマンタノールからの2−メチル−
2−アダマンチルメタクリレートの調製(ピリジン法) 前記比較例1に記載の手法を繰り返した。ただし、本例
では、22.6g(0.136モル)の2−メチル−2
−アダマンタノール、130mlのTHF及び26.6g
のメタクリル酸クロライドの混合物に対して、冷却下、
24mlのピリジンをゆっくりと滴下した。粗生成物をシ
リカゲルカラムで精製したところ、12.1g(収率3
9.0%)の目的生成物、2−メチル−2−アダマンチ
ルメタクリレートが得られた。この生成物には、多量の
不純物が含まれていた。
【0081】例3 2−アダマンタノンからの2−ブチル−2−アダマンチ
ルメタクリレートの調製(ブチルリチウム法) 27.2g(0.181モル)の2−アダマンタノン及
び300mlのTHFを3口フラスコに入れ、アルゴン雰
囲気下、2−アダマンタノンが完全に溶解するまで攪拌
した。攪拌の完了後、フラスコの内容物をドライアイス
−アセトンにて−40℃以下まで冷却した。次いで、フ
ラスコの内容物を−20〜−40℃で保ちながら、13
6ml(2−アダマンタノンに対して1.2当量)のブチ
ルリチウムのヘキサノン溶液をゆっくりと滴下した(約
50分間)。そのまま反応を1時間継続した後、22ml
(2−アダマンタノンに対して1.3当量)のメタクリ
ル酸クロリドをゆっくりと滴下した(約35分間)。滴
下の完了後、−40℃で約1時間反応を継続した。反応
の完了後、得られた混合物に対して水冷下に少量の氷片
を添加し、過剰のブチルリチウムを不活性化した。続い
て、50mlの飽和食塩水/ヘキサン混合物を添加し、十
分に攪拌した。得られた混合物から有機層を分離し、そ
の有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩
水で順次洗浄し、そして無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。得られた生成物を濃縮したところ、56.8g(収
率107.4%)の粗生成物が得られた。さらに続け
て、この粗生成物をシリカゲルカラムで精製したとこ
ろ、50.2g(収率95.0%)の純粋な生成物が得
られた。この生成物は、分析から、目的とする2−ブチ
ル−2−アダマンチルメタクリレートであることが確認
された。
【0082】比較例3 2−ブチル−2−アダマンタノールからの2−ブチル−
2−アダマンチルメタクリレートの調製(トリエチルア
ミン法) 5g(0.02モル)の2−ブチル−2−アダマンタノ
ール、50mlのTHF及び47ml(2−ブチル−2−ア
ダマンタノールに対して2当量)のメタクリル酸クロリ
ドを3口フラスコに入れ、攪拌した。フラスコの内容物
を氷浴で冷却し、10℃以下に保った。得られた反応混
合物に対して7.7ml(2−ブチル−2−アダマンタノ
ールに対して2.3当量)のトリエチルアミンを少しず
つ滴下した。常温で一晩反応させた後、常法により処理
し、濃縮及び乾燥した。その結果、出発原料の2−ブチ
ル−2−アダマンタノールが定量的に回収された。目的
とする2−ブチル−2−アダマンチルメタクリレートは
回収されなかった。
【0083】比較例4 2−ブチル−2−アダマンタノールからの2−ブチル−
2−アダマンチルメタクリレートの調製(金属マグネシ
ウム法) 1g(0.005モル)の2−ブチル−2−アダマンタ
ノール、10mlのTHF及び0.9モル(2−ブチル−
2−アダマンタノールに対して2当量)のメタクリル酸
クロリドを3口フラスコに入れ、攪拌した。次いで、得
られた反応混合物に対して0.35g(2−ブチル−2
−アダマンタノールに対して3当量)の金属マグネシウ
ムを添加した。室温で一晩反応させた後、常法により処
理し、濃縮及び乾燥した。その結果、出発原料の2−ブ
チル−2−アダマンタノールが回収された。目的とする
2−ブチル−2−アダマンチルメタクリレートは回収さ
れなかった。
【0084】比較例5 2−ブチル−2−アダマンタノールからの2−ブチル−
2−アダマンチルメタクリレートの調製(水素化ナトリ
ウム法) アルゴン雰囲気下、0.2g(1.1当量)の水素化ナ
トリウム及び10mlのTHFの混合物に対して1.7g
(0.007モル)の2−ブチル−2−アダマンタノー
ルを添加した。得られた混合物を攪拌下に3時間にわた
って加温還流した。約10℃まで冷却した後、得られた
反応混合物に対して0.9g(2−ブチル−2−アダマ
ンタノールに対して2当量)のメタクリル酸クロリドを
徐々に添加した。そのまま常温で一晩反応させた後、常
法により処理し、濃縮及び乾燥した。その結果、出発原
料の2−ブチル−2−アダマンタノールが回収された。
目的とする2−ブチル−2−アダマンチルメタクリレー
トは回収されなかった。
【0085】例4 2−ブチル−2−アダマンチルメタクリレート−メバロ
ニックラクトンメタクリレート共重合体の調製 2−ブチル−2−アダマンチルメタクリレートとメバロ
ニックラクトンメタクリレートを1:1の割合で重合容
器に仕込み、3モル/Lの1,4−ジオキサン溶液とし
た。この1,4−ジオキサン溶液に重合開始剤、AIB
N(アゾイソブチロニトリル)を15モル%の量で添加
し、80℃で約9時間にわたって反応させた。反応の完
了後、メタノールを沈殿剤として精製を行った。この結
果、次式により表される2−ブチル−2−アダマンチル
メタクリレート−メバロニックラクトンメタクリレート
共重合体が得られた。
【0086】
【化30】
【0087】得られた共重合体は、組成比(m:n)が
54:46、重量平均分子量(Mw)が7540、そし
て分散度(Mw/Mn)が1.8であった。参考例1 レジストパターンの形成 前記参考例1において調製した2−ブチル−2−アダマ
ンチルメタクリレート−メバロニックラクトンメタクリ
レート共重合体に酸発生剤としてのトリフェニルスルホ
ニウムトリフレート(TPSSO3 CF3 )を共重合体
の2重量%の量で添加し、さらにシクロヘキサノンに溶
解した。共重合体の含有量が14重量%であるレジスト
溶液が得られた。得られたレジスト溶液を、ヘキサメチ
ルジシラザン(HMDS)で前処理したシリコン基板上
にスピンコートし、100℃のホットプレート上で60
秒間プリベークした。膜厚0.4μm のレジスト膜が得
られた。
【0088】次いで、得られたレジスト膜をArFエキ
シマレーザ露光装置(ニコン社製、NA=0.55)で
波長193nmのArFレーザ光のパターンに選択露光し
た。露光の完了後、レジスト膜を100℃のホットプレ
ート上で60秒間ポストベーク(PEB)した。その
後、レジスト膜を0.27Nのテトラメチルアンモニウ
ムハイドロキシド(TMAH)水溶液からなる現像液、
東京応化製のNMD−3、で60秒間現像し、さらに純
水で30秒間リンスした。露光に用いたレーザ光パター
ンに相当する所望のレジストパターンが得られた。な
お、本例での露光エネルギーの閾値Ethは3mJ/cm2
であり、0.17μmのL&S(ライン・アンド・スペ
ース)パターンが解像できた。
【0089】
【発明の効果】本発明によれば、ケトン化合物及び酸ハ
ライド化合物を前式(I)により表される化合物の存在
において反応させることにより、立体障害の大きい第3
級アルコールエステルを容易にかつ安定に高収率で製造
することのできるようになる。また、本発明では、得ら
れた第3級アルコールエステルを1単量体として使用し
て酸感応性重合体を調製し、さらにこの重合体を基材樹
脂として使用することにより、高性能なレジスト材料を
簡略化された工程で容易に調製することのできるように
なる。実際、得られたレジスト材料を使用してパターン
形成を行うと、高感度、高解像度、そして優れた耐ドラ
イエッチング性などを有する、特に半導体装置の製造に
適した微細なレジストパターンを形成することができ
る。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第3級アルコールエステルを調製するに
    当たって、ケトン化合物及び酸ハライド化合物を次式
    (I)、(II)及び(III )のいずれかにより表される
    化合物: 【化1】 (上式において、Rは炭化水素基を表し、そしてXはハ
    ロゲンを表す)の存在において1段階で反応させること
    を特徴とする、第3級アルコールエステルの調製方法。
  2. 【請求項2】 前記ケトン化合物がその分子中に脂環式
    炭化水素基を含むことを特徴とする、請求項1に記載の
    調製方法。
  3. 【請求項3】 前記ケトン化合物において、そのカルボ
    ニル基の炭素原子が前記脂環式炭化水素基の環構造の1
    員を構成していることを特徴とする、請求項2に記載の
    調製方法。
  4. 【請求項4】 前記ケトン化合物が、次式(IV)により
    表される脂環式炭化水素基含有部分: 【化2】 (上式において、R1 は、水素を表すかもしくはアルキ
    ル基を表し、そしてZは、記載の炭素原子とともに脂環
    式炭化水素基を完成する複数個の原子を表す)を有する
    ことを特徴とする、請求項2又は3に記載の調製方法。
  5. 【請求項5】 前記脂環式炭化水素基が、下記の群: (1)アダマンタン及びその誘導体 (2)ノルボルナン及びその誘導体 (3)パーヒドロアントラセン及びその誘導体 (4)パーヒドロナフタレン及びその誘導体 (5)トリシクロ〔5.2.1.02,6 〕デカン及びそ
    の誘導体 (6)ビシクロヘキサン及びその誘導体 (7)スピロ〔4,4〕ノナン及びその誘導体 (8)スピロ〔4,5〕デカン及びその誘導体 から選ばれた1員であることを特徴とする、請求項2〜
    4のいずれか1項に記載の調製方法。
  6. 【請求項6】 前記ケトン化合物が2−アダマンタノン
    であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項
    に記載の調製方法。
  7. 【請求項7】 前記酸ハライド化合物がカルボン酸ハラ
    イドであることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか
    1項に記載の調製方法。
  8. 【請求項8】 前記カルボン酸ハライドがアクリル酸ハ
    ライドあるいはそのα−置換体であることを特徴とす
    る、請求項7に記載の調製方法。
  9. 【請求項9】 アルカリに不溶な重合体であって、保護
    されたアルカリ可溶性基を有しかつそのアルカリ可溶性
    基が酸により脱離して当該重合体をアルカリ可溶性とな
    らしめる繰り返し単位を有する酸感応性重合体を含むレ
    ジスト材料を調製する方法であって、下記の工程:前記
    重合体の繰り返し単位を完成し、それぞれがその繰り返
    し単位の一部に対応する構造を有するケトン化合物及び
    酸ハライド化合物を次式(I)、(II)及び(III )の
    いずれかにより表される化合物: 【化3】 (上式において、Rは炭化水素基を表し、そしてXはハ
    ロゲンを表す)の存在において1段階で反応させ、 得られた第3級アルコールエステルを重合開始剤の存在
    において自体重合させるかもしくはその他の単量体と重
    合させ、そして得られた酸感応性重合体を、放射線露光
    により酸を発生する酸発生剤と混合すること、 を含むことを特徴とするレジスト材料の調製方法。
  10. 【請求項10】 前記ケトン化合物がその分子中に脂環
    式炭化水素基を含むことを特徴とする、請求項9に記載
    の調製方法。
  11. 【請求項11】 半導体装置を製造する方法であって、
    下記の工程:ケトン化合物及び酸ハライド化合物を次式
    (I)、(II) 及び(III)のいずれかにより表される化
    合物: 【化4】 (上式において、Rは炭化水素基を表し、そしてXはハ
    ロゲンを表す)の存在において1段階で反応させ、 得られた第3級アルコールエステルを重合開始剤の存在
    において自体重合させるかもしくはその他の単量体と重
    合させ、 得られた酸感応性重合体を、放射線露光により酸を発生
    する酸発生剤と混合してレジストを調製し、 前記レジストを半導体基板上に塗布し、そして前記半導
    体基板上のレジストを露光及び現像してレジストパター
    ンを形成すること、を含むことを特徴とする半導体装置
    の製造方法。
JP35076596A 1996-12-27 1996-12-27 第3級アルコールエステルの調製方法 Expired - Lifetime JP3506575B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35076596A JP3506575B2 (ja) 1996-12-27 1996-12-27 第3級アルコールエステルの調製方法
US08/996,158 US6248920B1 (en) 1996-12-27 1997-12-22 Preparation process for esters and resist materials

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35076596A JP3506575B2 (ja) 1996-12-27 1996-12-27 第3級アルコールエステルの調製方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003345906A Division JP3904542B2 (ja) 2003-10-03 2003-10-03 レジスト材料の調製方法及び半導体装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10182552A true JPH10182552A (ja) 1998-07-07
JP3506575B2 JP3506575B2 (ja) 2004-03-15

Family

ID=18412719

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35076596A Expired - Lifetime JP3506575B2 (ja) 1996-12-27 1996-12-27 第3級アルコールエステルの調製方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6248920B1 (ja)
JP (1) JP3506575B2 (ja)

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6239231B1 (en) 1998-08-26 2001-05-29 Sumitomo Chemical, Company Limited Chemical amplifying type positive resist composition
WO2001083419A1 (fr) * 2000-04-28 2001-11-08 Tokuyama Corporation Procede de preparation de cetones alicycliques et d'esters alicycliques substitues par alkyle
WO2001087817A1 (fr) * 2000-05-16 2001-11-22 Tokuyama Corporation Procede de production d'ester de 2-alkyl-2-adamantyle
US6344582B1 (en) 1999-02-22 2002-02-05 Sumitomo Chemical Company, Limited Process for producing a 2-adamantyl (meth>acrylate
WO2002010112A1 (fr) * 2000-07-27 2002-02-07 Tokuyama Corporation Procedes de preparation d'esters 2-alkyl-2-adamantyle
WO2002042252A1 (fr) * 2000-11-24 2002-05-30 Daicel Chemical Industries, Ltd. Procede de preparation d'esters d'alcool tertiaire
JP2002173466A (ja) * 2000-12-04 2002-06-21 Daicel Chem Ind Ltd 第3級アルコールエステルの製造方法
JP2002193884A (ja) * 2000-12-21 2002-07-10 Daicel Chem Ind Ltd (メタ)アクリル酸エステルの製造法
JP2002193883A (ja) * 2000-12-21 2002-07-10 Daicel Chem Ind Ltd 2−アルキル−2−アダマンチル(メタ)アクリレート類の製造法
WO2002059073A1 (fr) * 2001-01-26 2002-08-01 Tokuyama Corporation Procede servant a preparer des esters et des compositions d'alkyladamantyle
JP2002251009A (ja) * 2001-02-23 2002-09-06 Daicel Chem Ind Ltd フォトレジスト用重合性不飽和化合物
JP2003012579A (ja) * 2001-06-28 2003-01-15 Chemical Soft R & D Inc リチウムアルコキシド類の製造法並びにこれを用いたアルコール類及びエステル類の製造方法
JP2005112824A (ja) * 2003-10-10 2005-04-28 Daicel Chem Ind Ltd フッ素原子含有重合性アダマンタン誘導体とその製造法、及び高分子化合物
US7071352B2 (en) 2000-07-27 2006-07-04 Tokuyama Corporation Processes for preparation of 2-alkyl-2-adamantyl esters
JP2006265106A (ja) * 2005-03-22 2006-10-05 Tokuyama Corp アルコラート化合物の製造方法
JP2007022918A (ja) * 2005-07-12 2007-02-01 Mitsubishi Gas Chem Co Inc 2−アルキル−2−アダマンチルアクリレート類の製造方法
JP2008303218A (ja) * 2000-07-28 2008-12-18 Mitsubishi Chemicals Corp (メタ)アクリル酸エステルの製造方法
TWI594069B (zh) * 2011-09-21 2017-08-01 Hoya Corp Method of manufacturing a transfer mask

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6627391B1 (en) * 2000-08-16 2003-09-30 International Business Machines Corporation Resist compositions containing lactone additives
US8791288B2 (en) * 2009-05-26 2014-07-29 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Acid-labile ester monomer having spirocyclic structure, polymer, resist composition, and patterning process

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3843719A (en) * 1969-05-14 1974-10-22 Phillips Petroleum Co Synthesis of esters
US3686286A (en) * 1970-03-23 1972-08-22 Gulf Research Development Co Esterification of organic halides with reduced olefin production
US4068082A (en) * 1971-03-02 1978-01-10 Lee Pharmaceuticals Process for preparing esters
US4076853A (en) * 1977-02-04 1978-02-28 International Flavors & Fragrances Inc. Flavoring with substituted norbornane derivatives
DE3018071C2 (de) * 1979-05-17 1985-06-05 Asahi Kasei Kogyo K.K., Osaka Verfahren zur Herstellung von Carbonsäureestern
US4581471A (en) * 1983-04-12 1986-04-08 The British Petroleum Company P.L.C. Process for the production of unsaturated carboxylic acids and/or esters
JP2881969B2 (ja) 1990-06-05 1999-04-12 富士通株式会社 放射線感光レジストとパターン形成方法
AU655698B2 (en) * 1991-12-06 1995-01-05 Shionogi Seiyaku Kabushiki Kaisha Process for producing optically active norborneol

Cited By (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6239231B1 (en) 1998-08-26 2001-05-29 Sumitomo Chemical, Company Limited Chemical amplifying type positive resist composition
US6344582B1 (en) 1999-02-22 2002-02-05 Sumitomo Chemical Company, Limited Process for producing a 2-adamantyl (meth>acrylate
KR100677838B1 (ko) * 2000-04-28 2007-02-05 가부시끼가이샤 도꾸야마 지환식 케톤 및 알킬치환 지환식 에스테르의 제조 방법
WO2001083419A1 (fr) * 2000-04-28 2001-11-08 Tokuyama Corporation Procede de preparation de cetones alicycliques et d'esters alicycliques substitues par alkyle
US6781016B2 (en) 2000-04-28 2004-08-24 Tokuyama Corporation Process for the preparation of alicyclic ketones and an alkyl-substituted alicyclic esters
WO2001087817A1 (fr) * 2000-05-16 2001-11-22 Tokuyama Corporation Procede de production d'ester de 2-alkyl-2-adamantyle
US6770777B2 (en) 2000-05-16 2004-08-03 Tokuyama Corporation Process for producing 2-alkyl-2-adamantyl ester
KR100738302B1 (ko) * 2000-05-16 2007-07-12 가부시끼가이샤 도꾸야마 2-알킬-2-아다만틸에스테르의 제조 방법
KR100754554B1 (ko) 2000-07-27 2007-09-05 가부시끼가이샤 도꾸야마 2-알킬-2-아다만틸에스테르의 제조 방법
US7071352B2 (en) 2000-07-27 2006-07-04 Tokuyama Corporation Processes for preparation of 2-alkyl-2-adamantyl esters
WO2002010112A1 (fr) * 2000-07-27 2002-02-07 Tokuyama Corporation Procedes de preparation d'esters 2-alkyl-2-adamantyle
JP2008303218A (ja) * 2000-07-28 2008-12-18 Mitsubishi Chemicals Corp (メタ)アクリル酸エステルの製造方法
JP2002161070A (ja) * 2000-11-24 2002-06-04 Daicel Chem Ind Ltd 第3級アルコールエステルの製造法
WO2002042252A1 (fr) * 2000-11-24 2002-05-30 Daicel Chemical Industries, Ltd. Procede de preparation d'esters d'alcool tertiaire
JP2002173466A (ja) * 2000-12-04 2002-06-21 Daicel Chem Ind Ltd 第3級アルコールエステルの製造方法
JP4667593B2 (ja) * 2000-12-21 2011-04-13 ダイセル化学工業株式会社 2−アルキル−2−アダマンチル(メタ)アクリレート類の製造法
JP2002193883A (ja) * 2000-12-21 2002-07-10 Daicel Chem Ind Ltd 2−アルキル−2−アダマンチル(メタ)アクリレート類の製造法
JP2002193884A (ja) * 2000-12-21 2002-07-10 Daicel Chem Ind Ltd (メタ)アクリル酸エステルの製造法
US7026504B2 (en) 2001-01-26 2006-04-11 Tokuyama Corporation Process for preparing alkyladamantyl esters and compositions
WO2002059073A1 (fr) * 2001-01-26 2002-08-01 Tokuyama Corporation Procede servant a preparer des esters et des compositions d'alkyladamantyle
JP2002251009A (ja) * 2001-02-23 2002-09-06 Daicel Chem Ind Ltd フォトレジスト用重合性不飽和化合物
JP2003012579A (ja) * 2001-06-28 2003-01-15 Chemical Soft R & D Inc リチウムアルコキシド類の製造法並びにこれを用いたアルコール類及びエステル類の製造方法
JP2005112824A (ja) * 2003-10-10 2005-04-28 Daicel Chem Ind Ltd フッ素原子含有重合性アダマンタン誘導体とその製造法、及び高分子化合物
JP2006265106A (ja) * 2005-03-22 2006-10-05 Tokuyama Corp アルコラート化合物の製造方法
JP2007022918A (ja) * 2005-07-12 2007-02-01 Mitsubishi Gas Chem Co Inc 2−アルキル−2−アダマンチルアクリレート類の製造方法
TWI594069B (zh) * 2011-09-21 2017-08-01 Hoya Corp Method of manufacturing a transfer mask

Also Published As

Publication number Publication date
JP3506575B2 (ja) 2004-03-15
US6248920B1 (en) 2001-06-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3506575B2 (ja) 第3級アルコールエステルの調製方法
KR100252374B1 (ko) 레지스트 패턴 형성방법
JP3751065B2 (ja) レジスト材料及びレジストパターンの形成方法
JP4481005B2 (ja) 5−メチレン−1,3−ジオキソラン−4−オン誘導体、その製造方法、上記誘導体を重合して得られる重合体、レジスト組成物、および、パターン形成方法
JP3675133B2 (ja) 化学増幅型レジスト組成物
JP3676918B2 (ja) レジスト材料及びレジストパターンの形成方法
JP3380128B2 (ja) レジスト材料及びレジストパターンの形成方法
JP3847315B2 (ja) 感光性重合体、溶解抑制剤及びこれらを含む化学増幅型フォトレジスト組成物
JP5663153B2 (ja) ポジ型レジスト組成物及びレジストパターン形成方法
KR20190135420A (ko) 레지스트 조성물 및 레지스트 패턴 형성 방법
TWI394741B (zh) 化合物、酸產生劑、光阻組成物及光阻圖型之形成方法
JP4315756B2 (ja) (共)重合体、レジスト組成物、およびパターン形成方法
JP4057225B2 (ja) 感光性重合体
KR102248768B1 (ko) 중합성 단량체, 고분자 화합물, 레지스트 재료, 및 패턴 형성 방법
JP2008250157A (ja) ポジ型レジスト組成物およびレジストパターン形成方法
JP3979726B2 (ja) レジスト材料及びレジストパターンの形成方法
JP2001106738A (ja) フォトレジスト単量体とその製造方法、フォトレジスト用共重合体とその製造方法、フォトレジスト組成物、フォトレジストパターン形成方法、及び半導体素子
JP3724890B2 (ja) 化学増幅型レジスト組成物及びレジストパターンの形成方法
JP3815844B2 (ja) レジスト材料及びレジストパターンの形成方法
JP3904542B2 (ja) レジスト材料の調製方法及び半導体装置の製造方法
TW200925783A (en) Positive resist composition, method of forming resist pattern, polymeric compound, and compound
JP3919806B2 (ja) レジスト材料及びレジストパターンの形成方法
JP5501164B2 (ja) ポジ型レジスト組成物及びレジストパターン形成方法
JP4270959B2 (ja) 重合体、レジスト組成物、およびパターン形成方法
JP5436201B2 (ja) ポジ型レジスト組成物及びレジストパターン形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030805

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20031118

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20031216

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071226

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081226

Year of fee payment: 5

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081226

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091226

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091226

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101226

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111226

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111226

Year of fee payment: 8

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111226

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111226

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121226

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121226

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131226

Year of fee payment: 10

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term