JPH10182376A - スルホ−含有、水分散性、着色ポリマーを含有するケラチン質繊維を着色するための組成物 - Google Patents

スルホ−含有、水分散性、着色ポリマーを含有するケラチン質繊維を着色するための組成物

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JPH10182376A
JPH10182376A JP9335176A JP33517697A JPH10182376A JP H10182376 A JPH10182376 A JP H10182376A JP 9335176 A JP9335176 A JP 9335176A JP 33517697 A JP33517697 A JP 33517697A JP H10182376 A JPH10182376 A JP H10182376A
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アイ ガーシア マリオ
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ジェイ クルタック ジェームス
C Brown Kenneth
シー ブラウン ケイス
J Ruthstrom Dane
ジェイ ルトストローム ダンテ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケラチン質繊維、特にヒトの毛髪を非パーマ
ネント的に着色する組成物および方法を提供する。 【解決手段】 カルボニルオキシ結合基を有するスルホ
−含有、水分散性ポリマーおよびポリマー主鎖に反応さ
れた着色剤を包含するケラチン質繊維着色用組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はケラチン質繊維、特
にヒトの毛髪を非パーマネント的に着色する組成物およ
び方法に関し、これらの組成物および方法は、着色剤部
分がポリマーのカルボニルオキシおよび(または)カル
ボニルアミド主鎖中または上に組み入れられているスル
ホ−含有、水分散性、着色ポリマーの使用を包含する。
組成物は好ましくはさらに非イオン性疎水的に修飾され
た会合性の増粘剤を包含する。着色ポリマーは、毛髪に
化粧料として望ましい色被覆を提供するべく、熱水に容
易に分散し得るよう、さらに室温で水での再分散にすぐ
れた抵抗性を提供するよう独特なデザインをされてい
て、ポリマーで着色する間に毛髪が湿潤するときはブリ
ードを防止する。適用中に分散液がしたたりまたは流れ
るのを防止するために、これらの分散液を増粘するのが
さらに望ましいこともある。加えて、いくつかの適用例
では、濃厚なローションおよびゲルは毛髪に着色ポリマ
ー分散液を適用するのに有利に使用することができる。
本発明者等は、非イオン性、疎水的に修飾された会合性
増粘剤が、着色ポリマーの性能を著しく損なうことなく
生成物の粘度を増大させるのに都合よく使用し得ること
を見い出した。
【0002】
【従来の技術】染髪剤の使用者に毛髪の着色の選択肢を
着色処理の効果が通例の市販シャンプー製品の使用によ
って容易に除去または転換され得るような方法で提供す
るのが極めて望ましい。好ましい色を選択することにつ
いての不確実さおよび懸念、異なった毛髪色調を容易に
験したいとする希望およびファッションおよびライフス
タイルの変化する要件、いずれもが非パーマネント(n
on−permanent)染髪製品の望ましい点に寄
与している。加えて、先行技術によるパーマネントな着
色処理で生じた着色を調整または調節する必要が多いこ
とである。これは最もパーマネントな染髪製品をも使用
した後に常に観察される色の段階的な退色を埋め合わせ
るために特に望ましい。
【0003】毛髪を容易にかつ可逆的に着色し得る染髪
材料の別の適用は、これらの材料を多用されるヘア・ケ
ア製品例えばコンディショナー、ムースおよびセットロ
ーションに組み入れることからなる。これにより、使用
者は別個の着色方法を必要とせず毛髪の色のハイライト
を都合よく色調を与えるかまたは導入することが可能と
なる。通例、毛髪はケラチン質繊維を浸透する低分子量
化合物を用いて着色される。このアプローチは毛髪に対
してパーマネント(permanent)およびセミパ
ーマネント着色効果を生じるのに成功をおさめている。
しかし、これは着色剤の発色団担有分子と繊維との間に
ある程度の親和性を必要とし、そして結果として毛髪中
に浸透した着色剤を除去することはシャンプーをくりか
えした後でも極めて難しいものとなる。さらに、これら
のパーマネントおよびセミパーマネント処理は異なった
個人間での毛髪の品質の変化に対して極めて感受性が
あ。毛髪繊維に浸透しないが、着色材料を毛髪繊維表面
にのみ付着させることにより毛髪を着色する処理はかか
る変化に対して事実上感受性がなく、容易に除去するこ
とができ、それ故非パーマネント、すなわち全く可逆性
の毛髪着色のために提案し、使用されている。
【0004】米国特許第4,559,057号には不溶
性顔料の使用が記載されている。毛髪表面に対する接着
性が乏しいために、これらの顔料は、摩擦色落ちを低減
させ、かつ毛髪に許容し得る着色被覆を生じさせるため
に、重合体性結合剤と一緒に使用しなければならない。
米国特許第4,804,719号には、水可溶性スルホ
ネート基および着色剤を有し、カルボニルオキシおよび
カルボニアミド結合を含有し、重合体主鎖に共重合され
た重合体組成物、特にポリエステルおよびポリエステル
アミドが開示されている。この特許には、これらの重合
体は接着剤、被覆材料、フィルムおよび包装材料に有用
である旨指摘されている。この特許には、またこれらの
材料の水性分散液はインク、塗料およびその他の工業被
覆物として用途を有し、これらはすべて性質上パーマネ
ントであることを企図している。ケラチン質繊維を非パ
ーマネントもしくはその他の方法で染色する特定の技術
については何ら記載されていない。
【0005】スルホポリエステルポリマーに混入するこ
とにより着色ポリマーを製造するのに有用である熱安定
性のある工業用着色剤の種々の例は次の米国特許に記載
されている:米国特許番号2,571,319;3,0
34,920;3,104,233;3,372,13
8;3,417,048;3,489,713;3,2
78,486;3,359,230;3,401,19
2;3,417,048;3,424,708;4,0
49,376;4,080,355;4,088,65
0;4,116,923;4,141,881;4,2
02,814;4,231,918;4,267,30
6;4,279,802;4,292,232;4,3
44,767;4,359,570;4,403,09
2;4,477,635;4,594,400;4,6
17,373;4,617,374;4,740,58
1;4,745,173;4,808,677;4,8
92,922;4,892,923;4,958,04
3;4,999,418;5,030,708;5,0
32,670;5,075,491;5,086,16
1;5,102,980;5,106,942;5,1
51,516;5,179,207;5,194,57
1;5,274,072;5,281,658および
5,384,377。上述した文献のいずれにもヒトの
毛髪に対する工業用着色剤の適用は何れも示唆されてい
ない。
【0006】米国特許第4,300,580号および第
5,158,762号には、無色のスルホ含有、水分散
性ポリエステルからなるヘアスプレー組成物が開示さ
れ、これらの組成物は毛髪にある一定の時間の間毛髪を
所望の配列に保持するために強固なテキスチャーを付与
するのに有用である。これらのポリマーは、文献が着色
分子を教示または示唆していない点で、本発明のポリマ
ーと基本的に相違している。本質的には、これらの特許
は重合体主鎖に着色分子の組み入れをも示唆していな
い。
【0007】着色ポリマーを非パーマネント染髪に有用
なものとするために、これらのポリマーはヘアスプレー
樹脂に必要なものとは全く別異の多くの要件を充足しな
ければならない。特に、これらのものは毛髪表面に強固
に接着するフィルムを形成しなければならない。このよ
うなフィルムはまた繊維の破砕、分離を生じることな
く、毛髪の曲げに対して抵抗性を有するように異なった
温度および相対湿度条件下に十分な柔軟性を保持してい
なければならない。しかし、これらは身体の部分、布な
どに対する摩擦がされたときに、色の転移を防止するの
に十分な硬度を有していなければならない。これらのも
のはシャンプーによって容易かつ完全に除去可能でなけ
ればならず、さらには、ブリードを防止するために、室
温で水と接触することにより容易に再分散または再溶解
されてはならない。これらのものはまた安全であり、皮
膚を刺激または汚染してはならない。対照的に、ヘアス
プレーおよびその他のヘアスタイリング無色ポリマーは
実際のところ裸眼で目にみえないものである。結果とし
て、その他の表面への摩擦色落ち、破砕フィルム粒子の
適度のフレーキング、不完全なシャンプー除去可能性、
および水に曝したときの「ブリード」(breed)は
認められない。
【0008】上述した無色ポリマーとは異なって、本発
明で開示されたポリマーの強力な着色により、該ポリマ
ーが極小量であっても極めて明白となり、毛髪、その他
の表面および溶液中で容易に認め得るものとなる。それ
故、ヘアスプレーまたはヘアスタイリング無色ポリマー
に対する要件が非パーマネント染髪製品に使用するため
の着色ポリマーよりも本質的にはるかにより厳格なもの
でなくなることが容易に理解できる。それで、毛髪色留
め剤に有用なある種の無色ポリマーをその性質を変化さ
せることすらなく着色させることができるとしても、非
パーマネント染髪に有利に使用し得ることは全く予測で
きない。さらに、ポリマー化学および性質に詳しい者に
とって、ポリマーの性質を実質的に変化させることなく
ポリマー主鎖に新しいコモノマーを組み入れることが極
めて難しいことが周知である。
【0009】BASFに付与された米国特許第3,25
1,743号およびL’Orealに付与された米国特
許第3,535,255号;第3,567,678号;
第3,597,468号;第3,617,165号;第
3,619,101号;第3,720,653号;第
3,763,086号;および第3,915,635号
には、毛髪を着色するための着色ポリマーおよび染髪組
成物が開示されている。これらのポリマーは、可溶性ス
ルホネート基を有してなく、炭化水素主鎖を有している
点で、本発明のものとは構造上異なっている。これらの
ポリマーは代わって水溶性にするために有機または無機
塩基で場合によっては中和しなければならないカルボキ
シ基を基としている。あるいはまた、これらのポリマー
はアルコールまたはアルコール水溶液に溶解することも
できる。
【0010】米国特許第4,182,612号には、発
色団と選択されたポリマー主鎖との着色剤反応によって
製造された染髪に有用な水溶性陽イオン着色ポリマーの
新しい組が記載されている。米国特許第4,228,2
59号にも、種々のアミン基を有し、該アミン基がアリ
ールまたは芳脂肪族発色団のポリマー鎖の一部または該
鎖に連結する助けである水溶性陽イオン着色ポリマーの
製造およびその染髪のための使用が記載されている。こ
れらの両特許でのポリマーは、水可溶性スルホネート基
を有してなく、かつ主鎖の構造が非常に異なっている点
で本発明のものとは異なっている。さらに、また計画的
に、これらの陽イオン性により、毛髪に対して極めて強
力な親和性をポリマーに付与し、高度のシャンプー耐性
とし、それで一時、すなわち容易に除去可能な染髪処理
に適しないものとなる。
【0011】Dynapolに付与された米国特許第
4,051,138号;第4,144,252号および
第4,169,203号には、水溶性着色陰イオン性ポ
リマーの組成物が記載されている。これらのポリマーは
様々な重要な点で本発明のものとは異なっている。ポリ
マー主鎖は単純な炭化水素鎖であり、これに対して本発
明で開示されたポリマーは主鎖中にカルボニルオキシお
よび(または)カルボニルアミド部分を含有している。
これらの3件の特許でのポリマーは同様に水可溶性スル
ホネート基を有しているが、これらのポリマーは主とし
て食品および飲料での水溶性着色剤として使用すること
が企図されていたものであり、そして毛髪の着色に使用
すると過度のブリードを示すほど容易にまた迅速に水溶
性である。さらに、これらは良好なフィルム形成性ポリ
マーではなく、これらの特性のために実質的な染髪料と
して有用ではない。対照的に、本発明のスルホ含有ポリ
マーは水に易溶性でなく、ブリードもより少なく観察さ
れる。それで、これらはDynapol化合物による大
きな改善である。
【0012】要するに、本発明で使用される着色ポリマ
ーは先行技術での染髪剤として提案された着色ポリマー
とは異なった化学構造を有している。水溶性スルホネー
ト基、着色モノマーおよび三種または四種の追加のモノ
マーを包含していてもよいポリマー主鎖の構造の組み合
わせが独特である。意外なことには、このタイプの構造
により、周囲の温度の水での分散に対して高度に抵抗性
である着色ポリマーを生成する。結果として、これらの
ポリマーが乾燥フィルムとして毛髪の表面に存在すると
きは、周囲の温度の水に曝すとブリードはささいなもの
である。
【0013】毛髪化粧料製品の粘度は、適用の性能およ
び容易さを助長するために、通常調節されることが周知
である。かかる製品は頭皮に使用することが企図されて
いるときは、それらの粘度は十分に低いものでなければ
ならず、その結果、これらのものは比較的大きい毛髪の
塊中に容易にかつ均一に分布させることができるが、製
品が使用者の顔、首などにしたたったり、流れたりする
ほど低いものであってはならない。その他の事例では、
種々のタイプの顔面の毛髪を処理する場合のように、よ
り高い粘度が望ましいこともある。これらの条件は染髪
製品にとって殊に重要であり、通常染色が生じるために
比較的長い時間毛髪上に留まっていなければならない。
天然および合成双方の粘度向上剤(増粘剤)が種々毛髪
製品そして特に染髪製品に使用するために商業上入手可
能である。
【0014】米国特許第3,811,830号には、毛
髪のセミパーマネント染色のための組成物が開示され、
またこの適用に適した一連の増粘剤が記述されている。
これらのものには、ヒドロキシブチルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロース、メチルセルロース、カルボキ
シメチルセルロースナトリウム、アルギン酸ナトリウム
およびケイ酸アルミニウムマグネシウムが包含される。
セミパーマネント染髪組成物は、比較的少ない数のシャ
ンプーが可能とするのみの着色効果を生じるが、発色さ
せるのに酸化剤の使用を必要とない。パーマネント酸化
性染髪組成物により、毛髪に付与された着色はくりかえ
しのシャンプーに対して比較的鈍感である。中間体およ
び発色剤からなる酸化性染髪製品は通常二部分系の使用
を包含している。この製品の多くのもののレオロジーは
通常低粘度染料ローションの使用によって調節し、この
ローションは中間体および発色剤に加えて高いレベルで
界面活性剤および有機溶媒を含有し、また酸化剤の高水
溶液との混合物を基にして所望のゲル様コンシステンシ
ーを有する染料混合物を形成している。米国特許第3,
388,627号;第4,563,188号;第5,5
03,640号;第5,500,021号には、酸化性
染髪組成物が開示され、このアプローチを例示してい
る。これらの特許には、このタイプの生成物の粘度をさ
らに調節するのに使用し得る様々の増粘剤も記述されて
いて、アルギン酸ナトリウム、アラビアゴム、セルロー
ス誘導体例えばメチルセルロース、ヒドロキシセルロー
ス、カルボキシメチルセルロースナトリウム、アクリル
酸ポリマー例えばポリアクリル酸のナトリウム塩および
無機増粘剤例えばベントナイトが包含される。
【0015】三番目のカテゴリーの染髪製品はヒトの毛
髪の一時着色を基にするものである。これらの製品によ
って生じる着色効果は毛髪を一度シャンプーすることに
よって容易に除去することができる。セミパーマネント
およびパーマネント染髪製品双方とも処理完了後普通毛
髪からすすぎ洗いされてしまうのに対して、一時染髪製
品は適用後毛髪上に留まることを好都合に可能としてい
る。製品を適用に次いですすぎ洗いすると、増粘剤はこ
の段階を超えて性能を発揮すべきではない。一方、本発
明の事例のような非すすぎ洗い、非−パーマネント染髪
製品により、増粘剤およびその他の製品の全成分は製品
適用後毛髪表面に残る。この場合、これらの成分のいず
れかが処理した毛髪の触感、外観および性質に対し、ま
た繊維表面に残っている着色付着物の物理的性質に対し
効果を有している。結果として、残留製品について製品
付加物の選択が独特の技術的困難を提供し得る。増粘剤
の場合、材料は適用中効能を発揮しなければならないだ
けではなく、製品の全ての後処理性能を否定的に阻害し
てはならない。
【0016】上述した米国特許番号3,215,74
3;3,535,255;3,567,678;3,5
97,468;3,617,165;3,619,10
1;3,720,653;3,763,086;3,7
97,994;3,915,635;および4,18
2,612には、着色ポリマー組成物および毛髪の一時
着色方法が開示され、そして組成物は染色系および(ま
たは)このような化粧料で通常用いられるその他の添加
物の物理的性質を調節する追加の無色ポリマーを含有し
ていてもよい旨記述されているが、これらの発明の実施
化に有利に使用し得る特定のタイプの増粘剤については
何も記載されていない。米国特許第4,228,259
号には、「水溶性陽イオン性ポリマー染料化合物および
それらの製造方法」が開示され、セルロース誘導体例え
ばカルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメ
チルセルロースおよびヒドロキシエチルセルロースであ
ってよい増粘剤が記述されている。
【0017】上述した特許に記載したものと異なる増粘
剤は疎水的に修飾された会合性増粘剤である。「疎水的
に修飾された会合性増粘剤」(hydrophobic
ally modified associative
thickness)とは、ポリマーをより水溶性で
なくし粘度向上剤として作用するようにするために、十
分な量の疎水性置換分を主鎖にまたは側鎖基として組み
入れることによって修飾したイオン性または非イオン
性、無色、親水性、水溶性ポリマーを意味する。疎水性
置換の程度は、修飾ポリマーを水不溶性としないよう
に、小さく保持する。これらのポリマーの水溶液は、隣
り合っている疎水性基の分子内会合から生じると考えら
れる異常な流動学的特性を有している。これらの会合は
可逆的三次元網状構造の形成を生じる。分子内疎水性会
合の領域もまた界面活性剤相互作用のための高い親和性
の領域である。低濃度では、界面活性剤は主としてポリ
マーの疎水性セグメントと相互作用して網状構造を強化
し、そして系の粘度増大を生じる。より高い濃度では、
ポリマーの疎水性セグメントは界面活性剤ミセル内部で
可溶化され、網状構造が不安定化し、そして粘度が低減
する。〔「HUER会合性ポリマーとの界面活性剤の相
互作用」およびその中の参考文献参照:Kewei Z
hang,Bai Xu,Mitchell A.Wi
nnikおよびPeter M.MacDonald,
The Journal of Physical C
hemistry,1996,100,9834−98
41頁〕。
【0018】米国特許第4,155,892号、Roh
m and Haas Company、(「水性組成
物のためのポリウレタン増粘剤」)には、少なくとも三
個の低分子量の疎水性基を有する非イオン性ポリウレタ
ンの組み入れにより増粘される水性系が開示されてい
る。疎水性基は一緒になって少なくとも合計20個の炭
素原子を含有し、そして少なくとも約1500の分子量
のポリエーテルセグメントを含有する親水性(水溶性)
基を経て結合している。これらのポリウレタンの分子量
は約10,000〜200,000の程度である。この
特許においては、これらのポリマーおよび「化粧料とし
て活性な材料」からなる組成物が特許請求されている。
このタイプの化合物の一例であるAculyn(R) 44
についてのRohm and Haas市販文献では、
ヘアコンディショナー、水性制汗剤、シリコン乳剤、毛
髪染料を含む酸化剤および陽イオン性および日焼け止め
ローションを包含する様々の化粧料組成物でのこれらの
材料の使用が勧められている。
【0019】米国特許第5,478,562号、L’O
real、(アルキルポリグリコシドおよび(または)
ポリグリセロール化タイプの界面活性剤少なくとも1種
およびポリウレタン少なくとも1種を含有する化粧料組
成物)には、Rohm and Haas特許に開示さ
れたタイプの疎水性修飾会合ポリウレタン増粘剤および
上述の界面活性剤を含む化粧料組成物が開示されてい
る。毛髪および皮膚の洗滌および処理のための組成物お
よび方法はO’Lreal特許の特許請求の範囲内にあ
る。本発明の組成物はアルキルポリグリコシドまたはポ
リグリセタール化タイプの界面活性剤を包含していな
い。
【0020】二番目のタイプの疎水的に修飾された会合
性増粘剤はある種の非イオン性修飾セルロースエーテル
からなる。Hercules Incorporate
dに譲渡された米国特許第4,228,277号に開示
されているこれらの材料は比較的低い分子量を有してい
るが、実用濃度で極めて粘張性の水溶液を生成し得る。
これらの材料はメチル、ヒドロキシエチルおよびヒドロ
キシプロピルからなる群から選択される非イオン性置換
の水溶性とするのに十分な程度を有し、そしてさらに約
0.2重量%とセルロースエーテルを水での1重量%よ
り低く可溶性とする量との間の量で約10〜24個の原
子を有する炭化水素残基で置換されている。この特許
は、シャンプー処方物でのこれらの材料の使用を教示し
ている。AQUALON Companyからの技術文
献では、これらの材料をハンドおよびボディローショ
ン、シャンプーおよび液状石けんで使用することが教示
されている。米国特許第4,683,004号、Uni
on Carbide Corporationに譲
渡、(「発泡性組成物およびその使用方法」)には、毛
髪および皮膚に対して化粧料適用のための組成物に上記
材料の使用が開示され、組成物は、AQUALON増粘
剤に加えて、界面活性剤、水混和性アルコール、発泡性
組成物の水に乳化した油、および水溶性加湿剤の一種ま
たは二種以上からなる。本発明の組成物は乳化された油
または水溶性加湿剤を包含していない。
【0021】米国特許第5,100,657号(The
Procter & Gamble Co.)には、
ヘアコンディショニング組成物が特許請求されていて、
該組成物の最も関連のある部分が:(a)米国特許第
4,228,277号(HMCAT−’277)に開示
されたタイプの疎水的に修飾されたセルロース性会合性
増粘剤、水不溶性界面活性剤、相容性溶媒、シリコンコ
ンディショニング剤、および脂肪アルコール、および
(b)(HMCAT−’277)、水添牛脂アミドDE
A、キレート剤、水、揮発性シリコン液体とシリコンゴ
ムの組み合わせ、ジ水添牛脂ジメチルアンモニウムクロ
ライドおよび脂肪アルコールからなる。この特許はまた
毛髪を上記組成物で処理することからなる毛髪に対して
コンディショニングする方法を特許請求している。本発
明の組成物は、この特許で特許請求されている組成物に
包含される成分のほとんど含んでいない。
【0022】米国特許第5,100,658号(The
Procter & Gamble Co.)には、
毛髪化粧料組成物が特許請求され、組成物の最も関連の
ある部分は:(a)疎水的に修飾された非イオン性水溶
性ポリマー(而してこのポリマーは水溶性主鎖およびC
8 −C12アルキル、アリールアルキルおよびアルキルア
リール基およびこれらの混合物からなる群から選択され
る疎水性基からなり、ポリマーの親水性部分対疎水性部
分の比が約10:1〜約1000:1である)、水溶性
重合体性増粘剤、相容性を有する溶媒およびコンディシ
ョニング剤、抗ふけ補助剤、毛髪生育促進補助剤、香
料、染料、顔料、日焼け止め剤、毛髪保持性ポリマーお
よびこれらの混合物;および(b)(a)と同じ、但し
疎水的に修飾されたポリマーがHMCAT−’277で
ある。本発明の組成物はこの特許では特許請求されてい
る組成物に包含される成分のほとんどを包含していな
い。
【0023】米国特許第5,104,646号(The
Procter & Gamble Co.)には、
毛髪化粧料組成物が特許請求され、組成物の最も関連の
ある部分は:(a)疎水的に修飾された非イオン性水溶
性ポリマー(而してこのポリマーは水溶性主鎖およびC
8 −C12アルキル、アリールアルキルおよびアルキルア
リール基およびこれらの混合物からなる群から選択され
る疎水性基からなり、ポリマーの親水性部分対疎水性部
分の比が約10:1〜約1000:1である)、水溶性
重合体性増粘剤、相容性を有する溶媒およびコンディシ
ョニング剤、抗ふけ補助剤、毛髪生育促進補助剤、香
料、染料、顔料、日焼け止め剤、毛髪保持性ポリマーお
よびこれらの混合物;および(b)(a)と同じ、但し
疎水的に修飾されたポリマーがHMCAT−’277で
ある;(c)HMCAT−’277、水不溶性界面活性
剤、キレート化剤、キサンタンゴムおよびデキストラン
からなる群から選択される分散補助剤、相容性を有する
溶媒および活性ヘアケア成分;(d)HMCAT−’2
77、水不溶性界面活性剤、相容性溶媒およびシリコン
コンディショニング剤および脂肪アルコールからなるヘ
アケア成分;および(e)HMCAT−’277、水添
牛脂アミドDEA、キレート化剤、活性ヘアケア成分、
シリコンコンディショニング剤、脱水素牛脂ジメチルア
ンモニウムクロライドおよび脂肪アルコールである。本
発明の組成物はこの特許で特許請求されている組成物に
包含されている成分のほとんどを含有していない。
【0024】米国特許第5,106,609号(The
Procter & Gamble Co.)には、
毛髪化粧料組成物が特許請求され、組成物の最も関連の
ある部分は次のものからなる:(a)疎水的に修飾され
た非イオン性水溶性ポリマー(而してこのポリマーは水
溶性主鎖およびC8 −C12アルキル、アリールアルキル
およびアルキルアリール基およびこれらの混合物からな
る群から選択される疎水性基からなり、ポリマーの親水
性部分対疎水性部分の比が約10:1〜約1000:1
である)、水溶性重合体性増粘剤、相容性を有する溶媒
およびコンディショニング剤、抗ふけ補助剤、毛髪生育
促進補助剤、香料、染料、顔料、日焼け止め剤、毛髪保
持性ポリマーおよびこれらの混合物;および(b)
(a)と同じ、但し疎水的に修飾されたポリマーがHM
CAT−’277である;(c)(b)と同じ(但し、
約20,000より大きな分子量を有する水溶性ポリマ
ー材料をさらに包含している);(d)(b)と同じ
(但し、キレート化剤をさらに包含している);(f)
(b)と同じ、前記活性化粧料成分は活性ヘアケア成分
を包含する;(g)(e)と同じ、活性ヘアケア成分は
コンディショニング剤、抗ふけ補助剤、毛髪生育促進
剤、香料、染料、顔料、毛髪保持性ポリマーおよびこれ
らの混合物からなる群から選択される;(h)(f)と
同じ、ヘアケア成分が種々のタイプのシリコン材料であ
る;および(i)関係する組み合わせを包含するその他
の組成物である。本発明の組成物はこの特許で特許請求
されている組成物に包含される成分のほとんどを包含し
ていない。
【0025】三番目のタイプの疎水的に修飾された会合
性増粘剤は疎水的に修飾された商業上入手し得る例は、
Rohm and Haas Company市販文献
に酸カルボキシル(陰イオン性)官能基を含有する疎水
的に修飾された会合性アクリル系ポリマー増粘剤として
記載されているAculyn(R) である。同じ文献で
は、ヘアスタイリングゲル、発泡化粧クリーナー、特殊
シャンプー、カール活性化剤、および脱毛剤にAcul
yn(R) の使用を勧めている。BF Goodrich
から入手されるCarbopol(R) ETD2020は
商業上入手し得る疎水的に修飾されたポリアクリル酸増
粘剤の別の例である。米国特許第5,376,146号
には、アルカリ性染料ローションを混合するに当たりp
H変化を基としている酸化性染料系の粘度を、酸化剤溶
液に不溶であるが、アルカリ性染料ローションと混合す
るときに溶解してゲルを形成するAculyn 22
(R) を包含する低pH酸化剤溶液で調整するシステムが
開示されている。
【0026】Union Carbide Chemi
cals and Plastics Co.Inc.
から入手されるアルキル修飾ヒドロキシエチルセルロー
ス第四級塩Quatrisoft Polymer L
M200のような疎水的に修飾された陽イオン性増粘剤
が商業上入手し得る。それらの陽イオン性状のために、
これらの材料は本発明に記載の陰イオン性着色ポリマー
と相容性ではない。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、本発明
に記載の着色ポリマーの室温水中での再分散に対する抵
抗性を多くのポリマー増粘剤が著しく低減させるにもか
かわらず、意外なことには、非イオン性、疎水的に修飾
された会合性増粘剤はそれら自体でまたはある種の界面
活性剤と組み合わせて、毛髪の一時着色に使用すると、
該ポリマーのブリード抵抗性およびその他の重要な性能
特性を損なうことなく製品の粘度を増大させるのに都合
良く使用し得ることを見い出した。本発明者等は、疎水
的に修飾された増粘剤が特許文献に十分に記載されてい
るにもかかわらず、本発明に開示された着色ポリマー、
特に非イオン性疎水的に修飾された会合性増粘剤と組み
合わせると、からなる組成物の独特な、予測されない特
性を予測している先行技術がないことを見い出した。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、非パー
マネントに毛髪を着色するための迅速かつ簡便な方法お
よび染髪組成物を提供するにある。染髪組成物は、カル
ボニルオキシおよび(または)カルボニルアミド結合を
有する着色、スルホ含有、水分散性ポリマーからなり、
そして共有結合によりポリマーの主鎖に組み入れられて
いる着色剤部分を有している。その他の水分散性または
水溶性ポリマー、特に非イオン性、疎水的に修飾された
会合性増粘剤が存在していてもよい。着色ポリマーは通
常のタイプのヘアケアシステム例えばムース、ゲル、ス
プレーおよびローションに処方してもよい。
【0029】さらに本発明の目的は、十分な範囲の色相
を有する非パーマネント的に毛髪を着色し、また簡単な
シャンプーによって容易かつ完全に除去し得る迅速、簡
便な組成物および方法を提供するにある。本発明の他の
目的は、着色された毛髪が周囲の温度の水に曝しても最
小のブリード、事実上摩擦色落ちを示さず、くしけずり
およびブラッシング中にフレーキングに対してすぐれた
抵抗性を示す非パーマネントに毛髪を着色する組成物お
よび方法を提供することにある。また、本発明の目的
は、洗滌剤、有機共溶媒または有機もしくは無機塩基の
助けなしに、熱(例えば、約80℃以上)水に容易に分
散され使用者への暴露および環境に対する汚染効果を排
除する着色ポリマーの使用を包含する非パーマネントに
染髪する組成物および方法を提供するにある。本発明の
さらに他の目的は、皮膚を汚染せず、安全であり、そし
て低分子量着色化合物が使用者に暴露されるのを最小限
とする非パーマネントに迅速に染髪する組成物および方
法を提供するにある。
【0030】本発明の他の目的は、単なるシャンプーに
より容易に除去することができるが、所望ならば、着色
された毛髪を無機塩例えば二価および三価イオン(例え
ば、Fe++、Al++、Mg++、Ca++)の水溶液で次に
すすぎ洗いすることにより、数回(例えば6〜8)のシ
ャンプーを通じて永続するようさらにパーマネントとす
ることができる非パーマネント染髪組成物を提供するに
ある。本発明のさらにその他の目的は、さらにパーマネ
ントな着色処理後にみられる段階的な退色を補償するカ
ラーリフレッシャー(color refreshe
r)として好都合に使用することができる組成物を提供
するにある。本発明の他の目的は、色がより淡いように
みえるようにする方法で非パーマネントに染髪するのに
容易に使用し得る組成物を提供するにある。最後に、本
発明のさらにもう一つの目的は、非パーマネントに染髪
し、そして同時に一度の単独処理でその他の利点例えば
ヘアセット、スタイリングおよびヘヤコンディショニン
グを提供する多目的組成物および方法を提供するにあ
る。
【0031】
【発明の実施の形態】産業上の利用について従来の技術
に記載したのと同様な着色ポリマーがケラチン質繊維特
にヒトの毛髪の一時表面着色に有利に使用し得ることが
意外にも見い出された。この結果は、ケラチン質繊維の
表面とセルロースベースの紙、容器およびその他のイン
クおよび塗料が通常適用されている人造基質の表面との
間の化学組成および特性の重要な差異から、意外なこと
である。後者の表面上での適切な湿潤接着およびフィル
ム形成はヒトの毛髪の表面での性能を予言するものでは
ない。さらに、その他の特性例えばシャンプーによる毛
髪からの容易な除去、ブラッシング抵抗性およびふけ汚
れの不存在はインク、塗料または被膜としての工業上の
適用からは予測することができなかった。特にかかる適
用はパーマネントであることを企図し、またそのとおり
である。
【0032】室温水に接触したときの本発明のポリマー
のブリードに対する抵抗性はシャンプーによる除去可能
性の容易さと注意深く釣り合っている。上述の如く、こ
れにより非パーマネント着色に特に適したものとなる。
この微細に調和された性質により、乾燥フィルムの特性
を他の化合物の存在に対して極めて鋭敏なものとし、特
にこれらの化合物が水と強く相互作用するときはそのよ
うである。ほとんどの水溶性の重合体増粘剤は水分子と
広大な会合する能力を有している。それで、ヘア製品で
普通に使用されている水溶性重合体増粘剤の大部分は併
用すると本発明に記載の着色ポリマーの固有ブリード抵
抗性を低減させることは意外なことではない。しかし、
非イオン性、疎水的に修飾された会合性増粘剤も水溶性
であり、そして本発明の着色ポリマーと組み合わせて使
用するときの良好なブリード抵抗性は意外で、予測し得
ないものである。また、粘度をさらに増大させるため
に、組成物に添加することができる界面活性剤のあるも
ののブリード抵抗性に対する微小な効果も予測し得ない
ものである。
【0033】色ブリードに対する抵抗性は正しく残留染
髪製品の良好な性能と組み合わされた臨界的パラメータ
ーの一つであることを強調しなければならない。その他
の同等に重要な属性は、シャンプー除去可能性、ささい
な摩擦色落ち、着色した毛髪の良い触感、外観および性
質である。本発明での組成物に包含される非イオン性、
疎水的に修飾された会合性増粘剤はそれ自体で用いたと
き、上述の属性に関して本発明の着色ポリマーが示すす
ぐれた特性を著しく損なうものではない。実際のとこ
ろ、製品の流れ特性、適用の容易さおよび触感はその粘
度によって完全に定められるものではないことも注目す
べきである。本願で開示される組成物の範囲は、本発明
で開示された着色ポリマーと共に染髪製品を処方するの
に十分な適応性を提供するガイドラインを意味する。
【0034】毛髪の非パーマネント着色は本発明の組成
物によって都合よく、迅速にかつ安全に提供され、本発
明の組成物は、最も広義には、着色剤部分が重合体主鎖
に反応している、カルボニルオキシ結合基を有する着
色、スルホ−含有、水分散性重合体材料の着色に有効な
量からなる。結合基はさらにカルボニルアミド結合基を
包含していてよい。但し、結合基の少なくとも約20モ
ル%はカルボニルオキシ結合基である。好ましくは、ポ
リマーは水溶性スルホネート基を含有し、そして着色剤
は当初少なくとも一個の縮合可能な基を有する熱安定な
有機化合物の一種または二種以上を包含し、着色剤(c
olorant)はすべてのヒドロキシ、カルボキシお
よびアミノ均等物の合計を基にして約1〜約40モル%
の量で存在している。これらの均等物はその様々な縮合
可能な誘導体を包括し、カルブアルコキシ、カルブアリ
ールオキシ、N−アルキルカルバモイルオキシ、アシル
オキシ、クロロカルボニル、カルバミルオキシ、N−
(アルキル)2 カルバミルオキシ、アルキルアミノ、N
−フェニルカバミルオキシ、シクロヘキサイルオキシお
よびカルボシクロヘキシルオキシが包含される。「熱安
定」なる用語は少なくとも約270℃まで安定であるこ
とを意味する。
【0035】さらに好ましい態様では、本発明で有用な
ポリマーは、線状分子構造中に約20〜約100モル%
カルボニルオキシ結合基および0〜約80モル%カルボ
ニルアミド結合基を含有し、該ポリマーは約5,000
〜約50,000、さらに好ましくは約10,000〜
約25,000の重量平均分子量および溶媒100ml
中ポリマー0.10gの濃度および25℃でフェノール
/テトラクロロエタン60/40重量部溶液中で測定し
て約0.10〜約0.50の固有粘度を有し、該ポリマ
ーはヒドロキシおよびアミノ均等物(100モル%)に
対する酸均等物(100モル%)を実質的に等モル割合
を含有し、該ポリマーは次の反応剤(a),(b),
(c),(d)および(e)およびそれらのエステル形
成およびエステルアミド形成誘導体の反応残基からな
る: (a)少なくとも一種のジカルボン酸; (b)芳香族または脂環核に結合した少なくとも一個の
スルホネート基を含有し、官能基がヒドロキシ、カルボ
キシまたはアミノである少なくとも一種の二官能性スル
ホモノマーを、全ての酸、ヒドロキシおよびアミノ均等
物の合計が約200モル%に等しいことを基にして、約
4〜約25モル%; (c)グリコールまたはグリコールと二個の−NHR基
を有するジアミンとの混合物から選択される少なくとも
一種の二官能性反応剤、而して二個の−CH2 OH基を
含有するグリコールが(1)ヒドロキシまたはヒドロキ
シおよびアミン均等物の総モル%を基にして少なくとも
約10モル%が構造式 H(OCH2 CH2 n OH (式中、nは約2〜約20の整数である)を有するポリ
(エチレングリコール)であるか、または、(2)ヒド
ロキシまたはヒドロキシおよびアミン均等物の総モル%
を基にして約0.1〜約15モル%が構造式 H(OCH2 CH2 n OH (式中、nは約2〜約500の整数である)を有するポ
リ(エチレングリコール)であり、但し、前記ポリ(エ
チレングリコール)の前記範囲内のモル%が前記範囲内
のnの数と反比率している; (d)場合によっては、ヒドロキシカルボン酸、一個の
−NHR基を有するアミノカルボン酸および一個の(C
R)2 OH基および一個の−NHR基を有するアミノア
ルコールから選択される少なくとも一種の二官能性反応
剤;または前記二官能性反応剤の混合物;ここで(c)
または(d)反応剤中の各々のRは水素原子または1〜
4個の炭素原子を有するアルキル基である;および (e)重合体鎖と反応されているヒドロキシ、カルボキ
シおよびアミノ均等物およびその縮合可能な誘導体から
選択される官能基少なくとも一個を有する熱安定着色剤
の一種または二種以上の、全ての酸、ヒドロキシおよび
アミノ均等物の合計を約200モル%に等しいことを基
として、約5モル%〜約40モル%。
【0036】さらに好ましい態様では、カルボニルオキ
シ結合基がポリエステルであり、そして、存在するとき
は、カルボニルアミド結合基はポリエステルアミドであ
る。最も好ましい態様では、スルホ含有ポリエステル
は、全ての反応剤を基にして、反応剤(d)約10モル
%以下;全ての反応剤を基にして反応剤(e)約5〜約
30モル%を含有し;および全てのヒドロキシ均等物の
少なくとも70モル%がグリコール中に存在している。
ポリマーについての上記の記載での用語「酸」の使用
は、参考として本文に挿入した特許に開示した製造で使
用されているような酸反応剤の種々のエステル形成また
は縮合可能な誘導体例えば酸ハロゲン化物およびメチル
エステルを包含している。好ましいスルホモノマーのう
ちには、スルホネート基が芳香核例えばベンゼン、ナフ
タレン、ジフェニル等々に結合されているものがあげら
れる。
【0037】適当な熱安定着色剤は、前述の先行技術文
献、例えば米国特許第4,804,719号に記載さ
れ、この記載を参考とて本文に挿入し、そして好ましく
は次のクラスから選択される:メチン;ビス−メチン;
アントラキノン;3H−ジベンズ〔f,ij〕イソキノ
リン−2,7−ジオン(アントラピリドン);5,12
−ジヒドロキノオキサリノ〔2,3−b〕フェナジン
(フルオリンジン);フタロイルピロコリン;2H−1
−ベンゾピラン−2−オン(クマリン);3H−ナフト
〔2,1−b〕ピラン−2−オン(ベンゾクマリン);
4−アミノ−1,8−ナフタルイミド;チオキサンテン
−9−オン;2,5(3)−アリールアミノテレフタル
酸(またはエステル);ベンゾ〔f〕ピリド〔1,2−
a〕インドール−6,11−ジオン;キノフタロン;7
H−ベンズ(デ)アントラセン−7−オン(ベンズアン
トロン);7H−ベンゾ〔e〕ペリミジン−7−オン
(アントラピリジン);6,15−ジヒドロ−5,9,
14,18−アントラジンテトロン(インダントロ
ン);7H−ジベンズ〔f,ij〕イソキノリン−7−
オン(アントラピリジン);6H,18H−ピリド
〔1,2−a:3,4−b’〕ジインドール−6,13
−ジオン;ジインドロ〔3,2,1−de:3’,
2’,1’−ij〕〔1,5〕ナフトピリジン−6,1
3−ジオン;ナフト〔1’,2’,3’:4,5〕キノ
〔2,1−b〕キナゾリン−5,10−ジオン;ベンゾ
〔f〕ピリド〔1,2−a〕インドール−6,11−ジ
オン;7H−ベンズイミダゾ〔2,1−a〕〔de〕イ
ソキノリン−7−オン;5H−ベンゾール〔a〕フェノ
キサジン−5−オン;5H−ベンゾ〔a〕フェノチアジ
ン−5−オン;ベンゾ〔f〕ピリド〔1,2−a〕イン
ドール−6,11−ジオン;3,6−ジアミノピロメリ
ット酸ジイミド;ナフタレン〔1:4:5:8〕テトラ
カルボン酸ビスイミド;3−アリール−2,5−ジオキ
シピロリン;ペリノン;ペリレン;フタロシアニン;ア
ントライソチアゾール;キナクリドン;アントラピリミ
ドン;フタロイルアクリドン;フタロイルフェノチアジ
ンおよびフタロイルフェノチアジン−S,S−ジオキサ
イド。特に好ましい組の着色はメチン、ビス−メチン、
アントラピリドン、アントラキノンおよびフタロシアニ
ンである。
【0038】上記の着色剤化合物は次の式で表わすこと
ができる: X−Col−X (式中、Colは上述したタイプの着色剤の一つの残基
であり、そしてXは縮合可能なカルボニルオキシ−反応
性またはカルボニルアミド−反応性置換分、すなわち、
スルホ含有ポリエステルを製造するモノマーの少なくと
も一種と反応性を有する基である)。Xが表わすことの
できる反応性基の例には、ヒドロキシ、カルボキシ、ア
ミノ、アルキルアミノ、エステル基、アミノ基等が包含
される。エステル基は次の式を有するいずれかの基であ
ってよい:
【0039】
【化5】
【0040】(式中、R1 は未置換または置換C1 −C
5 アルキル、C5 −C7 シクロアルキル、フェニルまた
は置換フェニルである)。R1 は好ましくは置換されて
いない約4個までの炭素原子を有するアルキル、例えば
メチルおよびエチルである。R 2 は水素またはR1 につ
いて列挙した基である。R1 およびR2 で表わされるア
ルキル基の典型的な置換分には、ヒドロキシ、C1 −C
4 アルコキシおよびハロゲン、フェニル、シクロヘキシ
ル、2−フリル、シアノおよびハロゲンである。R1
よびR2 で表わされるフェニル基の典型的な置換分には
1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシおよびハロ
ゲンが包含される。反応性基Xは好ましくはヒドロキ
シ、カルボキシ、カルボアルコキシ、または約4個まで
の炭素原子を有するアルカノイルオキシ、例えばカルボ
メトキシまたはアセトキシである。Xは二種の異なった
反応性基を表わしていてもよく、例えば一方のX基がヒ
ドロキシを表わし、またその他のX基はカルボキシであ
ってよいことを理解すべきである。
【0041】上述した着色ポリエステルおよびポリアミ
ド材料は、米国特許第3,546,008号;第3,7
34,874号;第3,779,993号;第4,23
3,196号;第4,335,220号;および特に第
4,804,719号(これらの記載を参考として本文
中に挿入する)に記載の如くスルホ−含有ポリマーを製
造する技術に従って製造される。
【0042】本発明はまたケラチン質繊維を着色するた
めの組成物(I)に関し、その組成物は: (1)着色剤部分がポリマーの主鎖に反応されているカ
ルボニルオキシ結合基約20モル%〜約100モル%お
よびカルボニルアミド結合基0%〜約80モル%を有す
る着色、スルホ−含有、水分散性ポリマー約0.05〜
約40重量%;および (2)水または水/アルコールからなるビヒクル約50
〜約99.95重量%(但し、アルコールがC2 −C3
アルコールであり、そしてアルコール含量が染髪組成物
の総重量の約55重量%を超えない)ものからなる。
【0043】場合によっては、乳化剤約0.1〜約10
重量%が組成物中に存在していてもよい。本発明はまた
ケラチン質繊維を着色するための染髪組成物(II)に関
し、この組成物は: (1)カルボニルオキシ結合基約20モル%〜約100
%およびカルボニルアミド結合基0%〜約80モル%を
有し、着色剤部分がポリマーの主鎖と反応している着
色、スルホ−含有、水分散性ポリマー約0.05〜約4
0モル%; (2)米国特許第4,155,892号および第4,2
28,277号に記載の該ポリマーおよびこれらの混合
物の群から選択される非イオン性、疎水的に修飾された
会合性増粘剤約0.05〜約10重量%。米国特許第
4,155,892号に記載のタイプのポリマーの好適
な市販品の例はRohm and HaasCompa
nyからのAculyn 44(R) であり、このものは
同社の技術文献に疎水的に修飾されたポリウレタン化学
を基にした非イオン性レオロジー変性剤として記載され
ている。米国特許第4,228,277号に記載のタイ
プのポリマーの好適な市販品の例はAqualon C
ompanyからのNatrosol(R) Plus C
S,Grade 330であり、このものは同社技術文
献に非イオン性、水溶性、修飾ヒドロキシエチルセルロ
ース会合性増粘剤として記載されている;そして (3)水または水/アルコールからなるビヒクル約50
〜約99.90重量%、但し、アルコールがC2 −C3
アルコールであり、そしてアルコール含量が染髪組成物
の総重量の約55重量%を超えないからなる。
【0044】本発明はまた次のものからなる染髪組成物
(III )に関する: (1)カルボニルオキシ結合基約20モル%〜約100
%およびカルボニルアミド結合基0%〜約80モル%を
有し、着色剤部分がポリマーの主鎖と反応している着
色、スルホ−含有、水分散性ポリマー約0.05〜約4
0モル%; (2)米国特許第4,155,892号および第4,2
28,277号に記載の該ポリマーおよびこれらの混合
物の群から選択される非イオン性、疎水的に修飾された
会合性増粘剤約0.05〜約10重量%。米国特許第
4,155,892号に記載のタイプのポリマーの好適
な市販品の例はRohm and HaasCompa
nyからのAculyn 44(R) であり、このものは
同社の技術文献に疎水的に修飾されたポリウレタン化学
を基にした非イオン性レオロジー変性剤として記載され
ている。米国特許第4,228,277号に記載のタイ
プのポリマーの好適な市販品の例はAqualon C
ompanyからのNatrosol(R) Plus C
S,Grade 330であり、このものは同社技術文
献に非イオン性、水溶性、修飾ヒドロキシエチルセルロ
ース会合性増粘剤として記載されている; (3)水溶性、両性、双性イオン性、非イオン性または
陰イオン性界面活性剤約0.01〜約10重量%;およ
び (4)水または水/アルコールからなるビヒクル約50
〜約99.90重量%、但し、アルコールがC2 −C3
アルコールであり、そしてアルコール含量が染髪組成物
の総重量の約55重量%を超えない。
【0045】組成物(III )の好ましい態様では、着色
ポリマーの濃度は0.1〜約15重量%の範囲にあり、
非イオン性、疎水的に修飾された会合性増粘剤の濃度は
0.05〜約5重量%の範囲にあり、そして水溶性界面
活性剤の濃度は0〜約3重量%の範囲にある。上記組成
物(I)−(III )の好ましい態様では、カルボニルオ
キシ結合基がポリエステルであり、そして、存在してい
るときは、カルボニルアミド結合基はポリアミドであ
る。
【0046】上記染髪組成物(I)−(III )のまた別
の態様では、上記の(1)に記載されたポリエステルが
次のものからなるポリマーの配合物であってよい: (a)カルボニルオキシ約20モル%〜約100%およ
びカルボニルアミド0%〜約80モル%からなる結合基
を有する着色、水分散性重合体材料の重合体材料の配合
物を基にして約5〜約100重量%、前記重合体材料が
水溶性スルホネート基を含有し、そして当初縮合可能な
基の少なくとも一個を有する熱安定有機化合物の一種ま
たは二種以上包含する着色剤の約1〜約40モル%(全
ての反応性ヒドロキシ、カルボキシおよびアミノ均等物
およびその縮合可能な誘導体の合計を基にして)をポリ
マー主鎖に反応させている;および (b)次のものからなる未着色、水分散性重合体材料の
0〜約95重量%(重合体材料の配合物を基にして);
(i)カルボニルオキシ約20モル%〜約100%およ
びカルボニルアミド0%〜約80モル%からなる結合基
を有する水分散性重合体材料約5〜約100重量%
((b)の合計を基として)、前記重合体材料は水可溶
性スルホネート基を含有している;および(ii)式
(I)を有するビニルラクタムモノマーの残基を少なく
とも約50モル%を含有する水溶性ビニルポリマーまた
はコポリマー0〜約50重量%((b)の合計を基にし
て):
【0047】
【化6】
【0048】(式中nは3または4である);但し、前
記着色、水分散性重合体材料は染髪組成物の着色有効
量、好ましくは染髪組成物の約0.05〜約40重量%
を包含している。上述した染髪組成物に有用な無色、ス
ルホ含有、水分散性ポリエステルおよびポリアミドは米
国特許第3,546,008号;第3,734,874
号;第3,779,993号および第4,335,22
0号に詳記され、またいくつかの組成物はEastma
n Chemical CompanyからEastm
an AQ29D,29S,38D,38S,48D,
55Dおよび55Sとして市販されている。
【0049】式(I)のビニルラクタムを共重合させて
水溶性ビニルコポリマーを製造するのに有用なモノマー
は次の式(II)、(III )および(IV)のモノマーを包
含している:
【0050】
【化7】
【0051】〔式中、R3 はC1 −C10アルキル基から
選択され;R4 は水素またはメチルであり;R5 はC1
−C10アルキルまたはC1 −C10アルキレン−N
(R7 )R8(ここでR7 およびR8 は独立して水素、
1 −C2 アルキルおよびヒドロキシC1 −C4 アルキ
ルである)であり;そしてR6 は水素またはC1 −C6
アルキルである〕。酢酸ビニル、スチレン、アクリル酸
エステルおよびメタクリル酸エステルが、本発明の実施
化に適した水溶性ビニルコポリマーとする典型的なコモ
ノマーである。
【0052】その他の添加剤例えば保存剤、芳香剤、p
H調節剤、ヘアコンディショナー、消泡剤、帯電防止
剤、可塑化剤等を染髪処方物に全組成物の通常約0.5
重量%までの所望の量で加えてもよい。言うまでもな
く、エアゾル噴射剤を加えてムース、スプレー、フォー
ム等としてもよい。好ましいエアゾル噴射剤はジエチル
エーテルまたはC1 −C4 直鎖または有枝鎖炭化水素例
えばメタン、エタン、プロパン、n−ブタン、イソブタ
ン等またはこれらの混合物からなる脂肪族炭化水素成分
である。
【0053】本文に記載の染髪組成物は意外なことに毛
髪の望ましい非パーマネント着色を提供するものであ
り、これらの着色は湯で容易かつ完全に除去可能であ
り、あるいは例えばシャンプーのときのように界面活性
剤の存在下に容易かつ完全に除去可能であり、さらに周
囲の温度の水での再分散に対してすぐれた抵抗性および
くしけずりおよびブラッシング中のフレーキングに対し
てすぐれた抵抗性を示す。加えて、意外に釣合いのとれ
た実質的な特性は事実上摩擦色落ちを生じない。それ
で、すぐれた非パーマネント染髪方法および組成物が提
供される。次に実施例をあげて本発明の実施化をさらに
説明する。なお、実施例において、mまたはMはモルを
意味する。
【0054】
【実施例】
実施例1 (a) 80.3g(0.414m) ジメチルイソフタレート (b) 26.9g(0.091m) ジメチル−5−ソジオスルホイソフタ レート (c) 54.1g(0.51m) ジエチレングリコール (d) 37.4g(0.26m) 1,4−シクロヘキサンジメタノール (e) 0.75g(.0091m) 無水酢酸ナトリウム (f) 100ppm チタンテトライソプロポキシドとして のTi触媒 (g) 15.0g(.0181m) 次の式を有するシアン着色剤 CuPc[SO2 NHCH2 C(CH3 2 CH2 OH]2.5 Pc=フタロシアニン核
【0055】からなる成分(a)−(g)を攪拌機、縮
合物取出装置および窒素導入ヘッドを装着した500m
L丸底フラスコに加えた。フラスコおよび内容物をベル
モント(Belmont)金属浴に浸し、エステル交換
が起こりながら2時間200°〜220℃に加熱した。
重縮合反応を実施するために、温度を約250℃に上
げ、フラスコを約20分間≦0.5mmHgの真空下に
保持した。得られた重合体は濃青色であり、約10%
(w/w)のシアン着色剤を含有していた。重合体をウ
イレイ(Wiley)ミル中で粉砕して顆粒とした。こ
のものは12,027の重量平均分子量およびゲル透過
相クロマトグラフィー(GPC)により4,393の数
平均分子量および2.73の多分散性を有している。
【0056】実施例2 実施例1のスルホ含有重合体性着色剤の一部(60.0
g)を水(180g)に少量ずつ加え、そして混合物を
約10分間沸騰、攪拌して水の若干を蒸発させて濃色の
シアン溶液を得た。総重量は約200gであり、これに
より水中の30重量%着色剤溶液が得られた。
【0057】実施例3 成分(g)を置き換えるのにマゼンタ着色剤
【0058】
【化8】
【0059】15.0g(0.02m)を用いて実施例
1をくりかえして実施し濃赤色重合体を製造した。この
重合体はマゼンタ着色剤約10重量%を含有し、また
0.24のI.V.、60.1℃のTg、13,979
の重量平均分子量、5,222の数平均分子量および
2.67の多分散値を有する。
【0060】実施例4 実施例3のスルホ含有ポリエステル着色剤の一部(6
0.0g)を水(180g)に少量ずつ加えて実施例2
の方法で記載の如く着色剤の約30重量%マゼンタ水溶
液を製造した。
【0061】実施例5 成分(g)を置換するのに黄色着色剤15.0g(0.
045m)を用いて実施例1を繰り返して実施し濃黄色
重合体を製造した。
【0062】
【化9】
【0063】この重合体は黄色着色剤約10重量%を含
有し、0.23のI.V.、56.1℃のTg、12,
476の重量平均分子量、4,224の数平均分子量お
よび2.95の多分散性を有する。
【0064】実施例6 実施例5のスルホ含有ポリエステル着色剤の一部(6
0.0g)を水に加えて実施例2の方法に記載の如く3
0重量%黄色水溶液を調製した。
【0065】実施例7 成分(g)を置換するのに赤色着色料15.0g(0.
037m)を用いて実施例1を繰り返して実施し濃赤色
重合体を製造した。
【0066】
【化10】
【0067】この重合体は赤色着色料約10重量%を含
有し、0.235のI.V.、57.71℃のTg、1
2,728の重量平均分子量、5.035の数平均分子
量および2.53の多分散性値を有する。
【0068】実施例8 実施例7のスルホ含有ポリエステル着色料の一部(6
0.0g)を水に加えて実施例2の方法に記載の如くし
て30重量%赤色水溶液を調製した。
【0069】実施例9 次のものを用いて実施例1の操作を繰り返して実施して
スルホ含有ポリエステル赤色着色料を製造した。 (a) 67.1g(0.35m) ジメチルイソフタレート (b) 20.3g(0.07m) ジメチル−5−ソジオスルホイソフタ レート (c) 31.4g(0.30m) ジエチレングリコール (d) 28.0g(0.19m) 1,4−シクロヘキサンジメタノール (e) 0.75g(0.009m) 無水酢酸ナトリウム (f) 28.0g(0.068m) 実施例7で用いた着色剤
【0070】このものは赤色アントラキノン着色料約2
0重量%を含有し、0.30のI.V.、70.2℃の
Tg、13,889の重量平均分子量、7,110の数
平均分子量および1.95の多分散性を有する。
【0071】実施例10 次のものを用いて実施例1の操作を繰り返して実施し
て、スルホ含有ポリエステル赤色着色料を製造した。 (a) 59.4g(0.81m) ジメチルイソフタレート (b) 18.0g(0.06m) ジメチル−5−ソジオスルホイソフタ レート (c) 25.7g(0.24m) ジエチレングリコール (d) 24.8g(0.17m) 1,4−シクロヘキサンジメタノール (e) 0.75g(0.009m) 無水酢酸ナトリウム (f) 42.0g(0.10m) 実施例7で用いた着色剤
【0072】このものは赤色アントラキノン着色料約3
0重量%を含有し、0.22のI.V.、83.3℃の
Tg、12,436の重量平均分子量、6,270の数
平均分子量および2.0の多分散性を有している。
【0073】実施例11 次のものを用いて実施例1の操作を繰り返して実施し
て、スルホ含有ポリエステル赤色着色料を製造した。 (a) 51.5g(0.27m) ジメチルイソフタレート (b) 15.6g(0.50m) ジメチル−5−ソジオスルホイソフタ レート (c) 20.5g(0.19m) ジエチレングリコール (d) 21.5g(0.15m) 1,4−シクロヘキサンジメタノール (e) 0.75g(0.009m) 無水酢酸ナトリウム (f) 56.0g(0.136m) 実施例7で用いた着色剤
【0074】このものは赤色アントラキノン着色料約4
0重量%を含有し、0.25のI.V.、94.9℃の
Tg、10,635の重量平均分子量、5,846の数
平均分子量および2.0の多分散性を有している。
【0075】実施例12 次のものを用いて実施例1の操作を繰り返して実施し
て、スルホ含有ポリエステル赤色着色料を製造した。 (a) 40.5g(0.22m) ジメチルイソフタレート (b) 13.2g(0.04m) ジメチル−5−ソジオスルホイソフタ レート (c) 15.7g(0.15m) ジエチレングリコール (d) 18.1g(0.13m) 1,4−シクロヘキサンジメタノール (e) 0.75g(0.009m) 無水酢酸ナトリウム (f) 70.0g(0.170m) 実施例7で用いた着色剤
【0076】このものは赤色アントラキノン着色料約5
0重量%を含有し、0.155のI.V.、108℃の
Tg、8,032の重量平均分子量、4,442の数平
均分子量および1.81の多分散性を有している。
【0077】実施例13 成分(g)を置換するのに次の青色着色料15.0g
(0.0187m)を用いて実施例1を繰り返して実施
して濃青色のポリマーを製造した。
【0078】
【化11】
【0079】このものは青色アントラキノン着色料約1
0重量%を含有し、0.30のI.V.、64.4℃の
Tg、15,850の重量平均分子量、5,163の数
平均分子量および3.07の多分散性を有する。
【0080】実施例14 実施例13のスルホ含有ポリエステルの一部(60.0
g)を水に加え、実施例2の方法に記載の如くして30
重量%青色水溶液を調製した。
【0081】実施例15 成分(g)を置換するのに次の赤色着色料15.0g
(0.031m)を用いて実施例1を繰り返して実施し
て濃赤色のポリマーを製造した。
【0082】
【化12】
【0083】このものは赤色アントラキノン着色料約1
0重量%を含有し、0.207のI.V.、56.9℃
のTg、12,724の重量平均分子量、4,189の
数平均分子量および3.07の多分散性を有する。
【0084】実施例16 実施例15のスルホ含有ポリエステルの一部(60.0
g)を水に加え、実施例2の方法に記載の如くして30
重量%マゼンタ水溶液を調製した。
【0085】実施例17 成分(g)を置換するのに次の赤色着色料15.0g
(0.028m)を用いて実施例1を繰り返して実施し
て濃赤色のポリマーを製造した。
【0086】
【化13】
【0087】このものは赤色アントラキノン着色料約1
0重量%を含有し、0.22のI.V.、61.9℃の
Tg、11,621の重量平均分子量、4,021の数
平均分子量および2.89の多分散性を有する。
【0088】実施例18 実施例17のスルホ含有ポリエステルの一部(60.0
g)を水に加え、実施例2の方法に記載の如くして30
重量%赤色水溶液を調製した。
【0089】実施例19 実施例10のスルホ含有ポリエステル着色料の一部(1
10g)を沸騰水(275mL)に少量ずつ加えた。若
干熱を低下させ、攪拌を続けて溶液を完成した。総重量
を366gに調整すると、ポリマーの30重量%水溶液
とした。一夜放置した後、容器の底にゲル様固体が形成
した。このものを攪拌しながら希釈して総重量671g
とし、これにより16重量%の着色ポリエステル水溶液
とした。
【0090】実施例20 (a) 87.4g(0.45m) ジメチルイソフタレート (b) 14.9g(0.05m) ジメチル−5−ソジオスルホイソフタ レート (c) 82.1g(0.77m) ジエチレングリコール (d) 0.41g(0.005m) 無水酢酸ナトリウム (e) 100ppm チタンテトライソプロポキシドとして のTi触媒 (f) 14.0g(0.0186m) 実施例3で用いたマゼンタ着色剤
【0091】からなる成分(a)−(f)を、攪拌機、
縮合物取出装置および窒素導入ヘッドを装着した500
mL丸底フラスコに加えた。フラスコおよび内容物をベ
ルモント金属浴に浸し、200℃で1時間加熱した。温
度を230℃に上げ、エステル交換が起こっている間9
0分維持した。重縮合を実施するために温度を270℃
に上げ、15分間維持した。圧力を10分間かけて約≦
0.5mmHgに低下させ、該温度に約30分間維持し
た。得られたポリマーは濃赤色であり、マゼンタ着色料
約10%(w/w)を含有していた。ポリマーをウイレ
イミルで粉砕して顆粒とした。このものは0.36の
I.V.、36.4℃のTg、22,995の重量平均
分子量、10,107の数平均分子量および2.28の
多分散性値を有している。
【0092】実施例21 実施例20のスルホ含有重合体性着色料の30重量%溶
液を、着色ポリマー100gを水(275mL)に溶解
し、沸騰して溶液となるのを容易にし、次に水の所要量
を調節して調製した。
【0093】実施例22 (a) 84.5g(0.44m) ジメチルイソフタレート (b) 14.4g(0.05m) ジメチルソジオスルホイソフタレート (c) 62.4g(0.59m) ジエチレングリコール (d) 15.5g(0.11m) 1,4−シクロヘキサンジメタノール (e) 6.40g(0.0049m) 無水酢酸ナトリウム (f) 100ppm チタンテトライソプロポキシドとして のTi触媒 (g) 14.0g(0.0186m) 実施例3で用いたマゼンタ着色料
【0094】からなる成分(a)−(g)を実施例20
に記載の如く正確に反応させてマゼンタ着色剤約10%
(w/w)を含有するスルホ−ポリエステルポリマーを
得た。このポリマーは0.38のI.V.、45.2℃
のTg、24,477の重量平均分子量、10,612
の数平均分子量および2.5の多分散性値を有してい
る。
【0095】実施例23 実施例22のスルホ含有ポリエステルの一部(100
g)を、沸点に加熱、攪拌し、次に水の量を調整して水
(250mL)に溶解して、28重量%のポリマー水溶
液とした。
【0096】実施例24 実施例2(4.0g)、実施例4(2.0g)、実施例
6(2.0g)および実施例8(0.80g)で製造し
た溶液を一緒に攪拌して合することによって、スルホ含
有ポリエステル着色剤の配合物を調製した。
【0097】実施例25 Eastman Chemical Companyか
ら入手したEastman AQ55S、スルホ含有、
水分散性ポリマー8gを80〜85℃で攪拌しながら水
に加え、そして混合物を重合体が完全に分散するまで攪
拌した。冷後、十分な量の保存剤を加えた。Eastm
an Chemical Companyが提供してい
る乳化剤、MYVATEX Texture Lite
(5.5g)を、通気を避けるよう留意しながら、高速
攪拌しながら加えた。混合物が均一になったとき、MY
VATEX 60(0.8g)、Eastman Ch
emical Companyから入手した乳剤および
MONAMID 150ADD(1.0g)、Mona
から入手した気泡安定剤を加えた。所望量の芳香剤を加
え、そして処方物のpHをクエン酸を加えて6.5〜
7.0に調節した。
【0098】実施例26 実施例25の塩基性ムース処方物の一部(20.0g)
を混合により実施例24のスルホ含有ポリエステル着色
剤の混合物と合し、そして混合物をA46噴射剤、Ae
ropressから入手したジメチルエーテルエアゾル
噴射剤5.0gと合した。
【0099】実施例27 実施例26のエアゾル染髪処方物を室温で噴霧すること
により未染色毛髪房に適用した。二、三分後、房のいく
つかを冷い水道水の流水下に保持してすすぎ洗いした。
その他の房は一夜乾燥させ、熱水道水下に保持してすず
き洗いした。試料はいずれも良好な付着量および多大な
着色を示した。温水道水で着色した毛髪の房をシャンプ
ーおよび次にリンスして着色の大部分を除去した。これ
により、シャンプーによって容易に除去される一時染髪
方法が提供される。
【0100】実施例28 カラーリフレッシャー ポリマー溶液及び 最終組成物中の その他の成分の重量 ポリマーの重量% 黄色メチン (30重量%着色ポリマー水溶液) 5.0g 1.5 (実施例6) 赤色アントラピリドン (30重量%着色ポリマー水溶液) 1.6g 0.48 (実施例18) 青色アントラキノン (30重量%着色ポリマー水溶液) .5g 0.15 (実施例14) Triton X−100 非イオン界面活性剤 0.2g Dow Corning 脱イオン水 92.7g
【0101】着色ポリマー溶液を室温で攪拌することに
より界面活性剤および脱イオン水と合した。組成物を繊
維を湿らせ、タオルで過剰の組成物を除き、ブロー乾燥
することにより自然のブロンドの毛髪の房に適用した。
これは黄金色の赤味を帯びた色合いを生じた。毛髪はブ
ラッシングしたときにフレーキングを示さず、白い布に
対して摩擦色落ちを示さず、また水道水で些細なブリー
ドを示した。蒸留水または脱イオン水よりも水道水でブ
リードが一層少ないことを観察した。従って、脱イオン
水でのブリードはブリードに対する抵抗性についてのさ
らに厳しい試験である(実施例36、37および48−
56を参照)。毛髪の色は市販のシャンプーでの起泡に
より完全に除去可能であった。組成物は、先にパーマネ
ント酸化染料生成物で着色しておいた毛髪の退色を調整
するカラーリフレッシャーとして特に有用であった。
【0102】実施例29 カラーリフレッシャー ポリマー溶液及び 最終組成物中の その他の成分の重量 ポリマーの重量% 黄色メチン (30重量%着色ポリマー水溶液) 3.0g 0.9 (実施例6) 赤色アントラピリドン (30重量%着色ポリマー水溶液) 2.4g 0.72 (実施例18) 青色アントラキノン (30重量%着色ポリマー水溶液) 0.12g 0.036 (実施例14) Triton X−100 非イオン界面活性剤 0.2g Dow Corning 脱イオン水 94.28g
【0103】着色ポリマー溶液を室温で攪拌することに
より界面活性剤および脱イオン水と合した。組成物を実
施例28に記載の如くして自然のブロンド毛髪の房に適
用すると赤味を帯びた橙色の色合いを生じた。実施例2
8のもとでのその他の説明を同じように適用する。
【0104】実施例30 カラーリフレッシャー ポリマー溶液及び 最終組成物中の その他の成分の重量 ポリマーの重量% シアンCuPc (30重量%着色ポリマー水溶液) 4.0g 1.2 (実施例2) マゼンタ アントラキノン (30重量%着色ポリマー水溶液) 9.0g 2.61 (実施例4) Triton X−100 非イオン界面活性剤 .2g Dow Corning 脱イオン水 86.8g
【0105】着色ポリマー溶液を室温で攪拌することに
より界面活性剤および脱イオン水と合した。組成物を実
施例28に記載の如くして自然のブロンド毛髪の房に適
用するとくすんだ灰色の色合いを生じた。実施例28の
もとでのその他の説明を同じように適用する。
【0106】実施例31 カラーリフレッシャー ポリマー溶液及び 最終組成物中の その他の成分の重量 ポリマーの重量% 黄色メチン (30重量%着色ポリマー水溶液) 0.5g 0.15 (実施例6) 赤色アントラピリドン (30重量%着色ポリマー水溶液) 1.6g 0.48 (実施例18) 青色アントラキノン (30重量%着色ポリマー水溶液) 0.2g 0.06 (実施例14) Triton X−100 非イオン界面活性剤 0.2g Dow Corning 脱イオン水 86.8g
【0107】着色ポリマー溶液を室温で攪拌することに
より界面活性剤および脱イオン水と合した。組成物を実
施例28に記載の如くして自然のブロンド毛髪の房に適
用すると赤味を帯びた橙色の色合いを生じた。実施例2
8のもとでのその他の説明を同じように適用する。
【0108】実施例32 毛髪固化特性を有するカラーリフレッシャー ポリマー溶液及び 最終組成物中の その他の成分の重量 ポリマーの重量% シアンCuPc (30重量%着色ポリマー水溶液) 1.0g 0.3 (実施例2) マゼンタ アントラキノン (30重量%着色ポリマー水溶液) 2.25g 0.675 (実施例4) 青色アントラキノン (30重量%着色ポリマー水溶液) .33g 0.099 (実施例14) Triton X−100 非イオン界面活性剤 .2g Dow Corning Eastman AQ55S スルホ含有水分散性 10.0g 10.0 固体ポリエステルポリマー (Eastman Chem.Co.) 脱イオン水 86.22g
【0109】初めの工程で、Eastman AQ55
Sポリマー10gを攪拌しながら80〜85℃で水8
6.22gに加え、そして混合物をポリマーが水に完全
に分散するまで攪拌した。冷後、この溶液を着色ポリマ
ー溶液および界面活性剤に加え、室温で攪拌して混合し
た。組成物を自然のブロンドの毛髪の房に指で拡げて適
用した。次に、房を0.5インチの直径のローラーに巻
きつけ、ブロー乾燥した。ローラーから取り外した後、
毛髪の房を65%R.H.で10時間カールした配置を
保持した。組成物は明るい灰色を毛髪に付与した。毛髪
はブラッシングしてもフレーキングがほとんどなく、白
い布に対する摩擦色落ちがなく、水道水でのブリードも
些細なものであった。毛髪の着色は市販のシャンプーで
の起泡により完全に除去可能であった。組成物は毛髪固
化作用を有するカラーリフレッシャーとして有利に使用
することができる。
【0110】実施例33 ソフトで自然な触感を有するカラーリフレッシャー ポリマー溶液及び 最終組成物中の その他の成分の重量 ポリマーの重量% 黄色メチン (30重量%着色ポリマー水溶液) 0.1g 0.03 (実施例6) 赤色アントラキノン (16重量%着色ポリマー水溶液) 1.0g .16 (実施例19) 青色アントラキノン (30重量%着色ポリマー水溶液) 0.1g 0.03 (実施例14) Triton X−100 非イオン界面活性剤 0.2g Dow Corning 脱イオン水 98.6g
【0111】着色ポリマー溶液を室温で攪拌して界面活
性剤および脱イオン水と合した。組成物を実施例28に
記載の如く自然のブロンドの毛髪の房に適用すると淡い
赤味を帯びた色合いを生じた。組成物を、予めパーマネ
ント酸化染料生成物で着色した毛髪の退色を調節するた
めのカラーリフレッシャーとして、使用することができ
る。さらに、毛髪の自然の触感は事実上影響を受けなか
った。その理由は、赤色アントラキノン、主要成分がそ
の主鎖に極めて高いレベルの発色団(30重量%)を含
有し、有用な色合いを生じるのに大して必要でないから
である。実施例24〜32で用いたポリマーは主鎖に発
色団を僅か10重量%有しているだけである。
【0112】実施例34 ソフトな自然の触感を有するカラーリフレッシャー ポリマー溶液及び 最終組成物中の その他の成分の重量 ポリマーの重量% 黄色メチン (30重量%着色ポリマー水溶液) 0.2g 0.06 (実施例6) 赤色アントラキノン (16重量%着色ポリマー水溶液) 1.5g 0.24 (実施例19) 青色アントラキノン (30重量%着色ポリマー水溶液) 0.2g 0.06 (実施例14) Triton X−100 非イオン界面活性剤 0.2g Dow Corning 脱イオン水 97.9g
【0113】着色ポリマー溶液を室温で攪拌して界面活
性剤および脱イオン水と合した。組成物を実施例28に
記載の如く自然のブロンドの毛髪の房に適用すると赤味
を帯びた色合いを生じた。組成物を、予めパーマネント
酸化染料生成物で着色した毛髪の退色を調節するための
カラーリフレッシャーとして、使用することができる。
実施例3の如く、所望により、赤色アントラキノンは毛
髪の元々の触感に対して無視してよい効果を有するカラ
ーリフレッシャーの処方が可能となる。
【0114】実施例35 コンディショニング特性を有するカラーリフレッシャー ポリマー溶液及び 最終組成物中の その他の成分の重量 ポリマーの重量% シアンCuPc (30重量%着色ポリマー水溶液) 2.0g 0.6 (実施例2) マゼンタ アントラキノン (30重量%着色ポリマー水溶液) 4.5g 1.35 (実施例4) Q2−7224 シリコン乳剤 Dow Corning 2.0g Triton X−100 非イオン界面活性剤 0.2g Dow Corning 脱イオン水 91.3g
【0115】着色ポリマー溶液を室温で攪拌することに
より他の成分と合した。組成物を実施例28に記載の如
くして自然のブロンドの毛髪の房に適用した。これは紫
色の色合いを生じた。毛髪はブラッシングしたときにフ
レーキングを示さず、白い布に対して摩擦色落ちを示さ
ず、また水道水で些細なブリードを示した。組成物はカ
ラーリフレッシャーとして使用することができる。組成
物にシリコン乳剤を組み入れると、製品の適用中および
適用後に毛髪をくしけずるのを極めて容易なものとす
る。これはまた処理毛髪に柔らかい、すべすべした触感
を付与する。
【0116】実施例36 ブリードに対するすぐれた抵抗性を有するカラーリフレッシャー ポリマー溶液及び 最終組成物中の その他の成分の重量 ポリマーの重量% 黄色メチン (30重量%着色ポリマー水溶液) 0.5g 0.15 (実施例6) マゼンタ アントラキノン (30重量%着色ポリマー水溶液) 1.5g 0.45 (実施例21) Triton X−100 非イオン界面活性剤 0.2g Dow Corning 脱イオン水 97.8g
【0117】着色ポリマー溶液を室温で攪拌して界面活
性剤および脱イオン水と合した。組成物を実施例28に
記載の如く自然のブロンドの毛髪の房に適用すると黄金
色のブロンドの色合いを生じた。低いガラス転移温度
(36.4℃)を有するマゼンタアントラキノンの使用
により、この組成物はマイナスの性能効果を導くことな
く極めて純粋な脱イオン水中でさえもブリードに対して
極めて抵抗性となる。実施例24〜35で用いた着色ポ
リマーは55℃より高いガラス転移温度を有する。
【0118】実施例37 ブリードに対してすぐれた抵抗性を有するカラーリフレッシャー ポリマー溶液及び 最終組成物中の その他の成分の重量 ポリマーの重量% 黄色メチン (30重量%着色ポリマー水溶液) 1.0g 0.30 (実施例6) マゼンタ アントラキノン (28重量%着色ポリマー水溶液) 5.0g 1.5 (実施例23) Triton X−100 非イオン界面活性剤 .2g Dow Corning 脱イオン水 93.8g
【0119】着色ポリマー溶液を室温で攪拌することに
より界面活性剤および脱イオン水と合した。組成物を実
施例28に記載の如く自然のブロンド毛髪の房に適用す
ると赤味を帯びた黄金色の色合いが生じた。実施例36
の如く、低いガラス転移温度(45.2℃)をも有する
マゼンタアントラキノンの使用によって、極めて純粋な
脱イオン水中でも、マイナスの性能効果を誘起すること
なく、すぐれたブリード抵抗性を生じた。
【0120】実施例38 一時染髪剤 ポリマー溶液及び 最終組成物中の その他の成分の重量 ポリマーの重量% 黄色メチン (30重量%着色ポリマー水溶液) 10.0g 3.0 (実施例6) シアンCuPc (30重量%着色ポリマー水溶液) 20.0g 6.0 (実施例2) 赤色アントラキノン (30重量%着色ポリマー水溶液) 55.0g 16.5 (実施例16) Triton X−100 非イオン界面活性剤 0.2g Dow Corning 脱イオン水 14.8g
【0121】着色ポリマー溶液を室温で攪拌することに
より界面活性剤および脱イオン水と合した。組成物を繊
維を湿らせ、タオルで過剰の組成物を除き、ブロー乾燥
することにより自然のブロンド毛髪の房に適用した。こ
れは毛髪に中程度の黒色を生じた。毛髪はブラッシング
したときにフレーキングを示さず、白い布に対して摩擦
色落ちを示さず、また水道水で些細なブリードを示し
た。毛髪の上の着色は市販のシャンプーで起泡すること
により完全に除去された。組成物は毛髪の元々の色を極
めて顕著に変える一時染髪処理に使用することができ
る。組成物中の着色ポリマーの高レベルのために、処理
は毛髪のすぐれたセット剤である。
【0122】実施例39 一時染髪剤 ポリマー溶液及び 最終組成物中の その他の成分の重量 ポリマーの重量% 黄色メチン (30重量%着色ポリマー水溶液) 15.0g 4.5 (実施例6) 赤色アントラキノン (30重量%着色ポリマー水溶液) 5.0g 1.5 (実施例16) 青色アントラキノン (30重量%着色ポリマー水溶液) 2.6g 0.78 (実施例14) Triton X−100 非イオン界面活性剤 0.2g Dow Corning 脱イオン水 77.2g
【0123】着色ポリマー溶液を室温で攪拌することに
より界面活性剤および脱イオン水と合した。組成物を実
施例38に記載の如くして自然のブロンド毛髪の房に適
用すると中程度の黄金色の褐色の色合いを生じた。実施
例38のもとでのその他の説明を同じように適用する。
【0124】実施例40 一時染髪剤 ポリマー溶液及び 最終組成物中の その他の成分の重量 ポリマーの重量% 黄色メチン (30重量%着色ポリマー水溶液) 15.0g 4.5 (実施例6) 赤色アントラキノン (30重量%着色ポリマー水溶液) 8.0g 2.4 (実施例16) 青色アントラキノン (30重量%着色ポリマー水溶液) 1.5g 0.45 (実施例14) Triton X−100 非イオン界面活性剤 0.2g Dow Corning 脱イオン水 75.3g
【0125】着色ポリマー溶液を室温で攪拌することに
より界面活性剤および脱イオン水と合した。組成物を実
施例38に記載の如くして自然の灰色の毛髪に適用する
と赤味を帯びた褐色の色合いを生じた。実施例38のも
とでのその他の説明を同じように適用する。
【0126】実施例41 一時染髪剤 ポリマー溶液及び 最終組成物中の その他の成分の重量 ポリマーの重量% 黄色メチン (30重量%着色ポリマー水溶液) 15.0g 4.5 (実施例6) 赤色アントラキノン (30重量%着色ポリマー水溶液) 12.0g 3.6 (実施例16) 青色アントラキノン (30重量%着色ポリマー水溶液) 0.6g 0.18 (実施例14) Triton X−100 非イオン界面活性剤 0.2g Dow Corning 脱イオン水 72.2g
【0127】着色ポリマー溶液を室温で攪拌することに
より界面活性剤および脱イオン水と合した。組成物を実
施例38に記載の如くして自然の灰色の毛髪に適用する
と金褐色の色合いを生じた。実施例38のもとでのその
他の説明を同じように適用する。
【0128】実施例42 後処理により耐久性とした一時染髪剤 ポリマー溶液及び 最終組成物中の その他の成分の重量 ポリマーの重量% 黄色メチン (30重量%着色ポリマー水溶液) 15.0g 4.5 (実施例6) 赤色アントラキノン (30重量%着色ポリマー水溶液) 8.0g 2.32 (実施例16) 青色アントラキノン (30重量%着色ポリマー水溶液) 1.0g 0.3 (実施例14) Triton X−100 非イオン界面活性剤 0.2g Dow Corning 脱イオン水 75.8g
【0129】着色ポリマー溶液を室温で攪拌することに
より界面活性剤および脱イオン水と合した。組成物を実
施例28に記載の如くして自然のブロンドの毛髪の房に
適用した。このものは赤味を帯びた褐色を生じた。毛髪
は、ブラッシングしたとき極めて小さいレベルのフレー
キング、白い布に対する摩擦色落ちが少なく、そして水
道水でのブリードが僅かであった。先の実施例の如く、
この段階で房をシャンプーすると、市販のシャンプーに
よる1回もしくは多くとも2回の起泡により毛髪から色
が全て除去することができる。一方、着色された毛髪の
房を塩化第二鉄(FeCl3 ・6H2 O)の3.0%水
溶液中に急速浸漬することによって処理し、乾燥する
と、市販のシャンプーによる6回の起泡後に、相当量の
色がなお毛髪に残っていることが観察される。さらに6
回の起泡後でも(合計12回)、元々の赤味の帯びた褐
色は、毛髪上でさらに弱くなったとしても、なお感知で
きる。重要な結果は、元々の色合いが色調で除去される
ことである。すなわち、組成物中の個々の着色ポリマー
の各々は同じような速度で繰り返してシャンプーするこ
とによって除去されていることである。無機塩によるこ
の後処理を有利に用いて本発明での着色ポリマーによる
処理をさらに耐久性のあるものとすることができる。
【0130】実施例43 毛髪コンディショニング作用を有する非パーマネント染髪剤 ポリマー溶液及び 最終組成物中の その他の成分の重量 ポリマーの重量% 黄色メチン (30重量%着色ポリマー水溶液) 15.0g 4.5 (実施例6) 赤色アントラキノン (30重量%着色ポリマー水溶液) 8.0g 2.3 (実施例16) 青色アントラキノン (30重量%着色ポリマー水溶液) 1.0g 0.3 (実施例14) Q2−7224 シリコン乳剤 Dow Corning 6.0 Triton X−100 非イオン界面活性剤 .2g Dow Corning 脱イオン水 75.8g
【0131】成分のすべてを室温での攪拌によって合し
た。組成物を実施例28に記載の如く自然のブロンド毛
髪の房に適用した。これは橙黄金色を生じた。毛髪は、
ブラッシングしてもフレーキングを示さず、白布に対す
る摩擦色落ちのレベルが低く、また水道水でのブリード
も僅かであった。色はシャンプーにより完全に除去可能
であった。組成物にシリコン乳剤の混入により、毛髪は
生成物適用中および適用後に極めて容易にくしけずるこ
とが可能となる。このものはまた着色毛髪にソフトな触
感を与える。
【0132】実施例44 次のものを用いて実施例1を繰り返して実施した。 (a) 51.6g(0.27m) ジメチルイソフタレート (b) 24.9g(0.084m) ジメチル−5−ソデイオスルホイソフ タレート (c) 58.3g(0.55m) ジエチレングリコール (d) 11.4g(0.079m) 1,4−シクロヘキサンジメタノール (e) 0.75g(0.009m) 無水酢酸ナトリウム (f) 14.0g(0.0273m) 次の式を有する黄色アントラキノン着 色剤
【0133】
【化14】
【0134】これで、スルホ含有ポリエステル黄色着色
剤が製造され、このものは黄色アントラキノンの約14
重量%を含有し、そして0.22のI.V.、52.3
℃のTg、12,817の重量平均分子量、4,234
の数平均分子量および3.0の多分散性を有する。
【0135】実施例45 実施例44のスルホ含有ポリエステルの一部(90g)
を水に加えて実施例2の方法に記載の如くして30重量
%の黄色水溶液を調製した。
【0136】実施例46 毛髪淡色化効果を有する非パーマネント染髪剤 ポリマー溶液及び 最終組成物中の その他の成分の重量 ポリマーの重量% 黄色アントラキノン (30重量%着色ポリマー水溶液) 10.0g 3.0 (実施例45) Triton X−100 非イオン界面活性剤 0.2g Dow Corning 脱イオン水 89.8g
【0137】着色ポリマー溶液を室温で攪拌することに
より界面活性剤および脱イオン水と合した。組成物を実
施例38に記載の如く自然の淡褐色の毛髪の房に適用し
た。処理した房を未処理のコントロールと比較すると、
処理した房は明らかにより淡い色であった。毛髪はブラ
ッシングしたときフレーキングを示さず、また白布に対
する摩擦色落ちのレベルは低いものであった。この組成
物は黄色着色ポリマーを毛髪がより淡くみえるように如
何に使用することができるかを例示している。
【0138】実施例47 比較例 Dynapol Corporationから入手した
PolyTは、Dynapolに譲渡されている米国特
許第4,051,138号;同第4,144,252号
および同第4,169,203号に記載の如く黄色アゾ
発色団と利用可能なアミン部位の90%以上が反応して
いるポリ(ビニルアミン)主鎖(すなわち、炭化水素
鎖)を有する着色、スルホ含有、水分散性ポリマーであ
る。灰色、漂白毛髪見本をPolyTの1%水溶液に浸
漬し、くしけずり、そして周囲の条件で乾燥した。着色
された房を、水ブリードの評価のために、5分間周囲の
温度の水道水に浸漬した。この時間後、着色の95%が
灰色の毛髪房から失なわれ、そして事実上漂白された毛
髪房からすべての着色が失なわれたものと評価した。
【0139】実施例48 一時染髪剤 ポリマー溶液及び 最終組成物中の その他の成分の重量 ポリマーの重量% 黄色アントラキノン (30重量%着色ポリマー水溶液) 15.0g 4.5 (実施例45) 赤色アントラキノン (30重量%着色ポリマー水溶液) 5.0g 1.5 (実施例8) 青色アントラキノン (30重量%着色ポリマー水溶液) 2.6g 0.78 (実施例14) Natrosol(R) Plus CS Grade330 1.5g (Aqualon) 脱イオン水 75.9g
【0140】Natrosol(R) Plus CSの溶
液は、非イオン性、疎水性修飾した会合性増粘剤1.5
gを脱イオン水75.9gと合し、室温で2時間攪拌し
て水和物とすることによって製造した。次に、着色ポリ
マー溶液を室温で攪拌して増粘剤溶液と合した。組成物
は100rpmでBrookfield RVDV−II
I で測定して532cPの粘度を有していた。Natr
osol(R) PlusCSの不存在下に、上述の組成物
の粘度は同一条件下で測定して3cPであった。組成物
を実施例38に記載の如くして自然のブロンド毛髪に適
用した。このものは中程度の赤味を帯びた褐色の色合い
を生じた。適用中に、溶液は適用容易であり、毛髪に密
着し、したたることがなかった。毛髪はブラッシングす
ると極めて小さいレベルのフレーキングを示すのみであ
り、また白布に対する摩擦ではごく僅かの摩擦色落ちを
示した。染色した毛髪を10分間室温で脱イオン水に浸
漬すると僅かな量のブリードが観察された。毛髪上の着
色は市販のシャンプーによる起泡によって完全に除去さ
れた。
【0141】実施例49 一時染髪剤 ポリマー溶液及び 最終組成物中の その他の成分の重量 ポリマーの重量% 黄色アントラキノン (30重量%着色ポリマー水溶液) 15.0g 4.5 (実施例45) 赤色アントラキノン (30重量%着色ポリマー水溶液) 5.0g 1.5 (実施例8) 青色アントラキノン (30重量%着色ポリマー水溶液) 2.6g 0.78 (実施例14) Natrosol(R) Plus CS Grade330 1.5g (Aqualon) ラウリル硫酸ナトリウム 0.2g 脱イオン水 75.7g
【0142】Natrosol(R) Plus CSの溶
液は、非イオン性、疎水性修飾した会合性増粘剤1.5
gを脱イオン水75.7gと合し、室温で2時間攪拌し
て水和物とすることによって製造した。次に、着色ポリ
マー溶液を室温で攪拌して増粘剤溶液と合した。組成物
は100rpmでBrookfield RVDV−II
I で測定して1750cPの粘度を有していた。Nat
rosol(R) Plus CSおよびラウリル硫酸ナト
リウムの不存在下に、上述の組成物の粘度は同一条件下
で測定して3cPであった。組成物を実施例38に記載
の如くして自然のブロンド毛髪に適用した。このものは
中程度の赤味を帯びた褐色の色合いを生じた。実施例4
8のもとでのその他の説明を同じように適用する。
【0143】実施例50 一時染髪剤 ポリマー溶液及び 最終組成物中の その他の成分の重量 ポリマーの重量% 黄色アントラキノン (30重量%着色ポリマー水溶液) 15.0g 4.5 (実施例45) 赤色アントラキノン (30重量%着色ポリマー水溶液) 5.0g 1.5 (実施例8) 青色アントラキノン (30重量%着色ポリマー水溶液) 2.6g 0.78 (実施例14) Natrosol(R) Plus CS Grade330 1.5g (Aqualon) Triton X−100 非イオン界面活性剤 0.1g Rohm and Hass 脱イオン水 75.8g
【0144】Natrosol(R) Plus CSの溶
液は、非イオン性、疎水性修飾した会合性増粘剤1.5
gを脱イオン水75.8gと合し、室温で2時間攪拌し
て水和物とすることによって製造した。次に、Trit
on X−100および着色ポリマー溶液を室温で攪拌
して増粘剤溶液と合した。組成物は100rpmでBr
ookfield RVDV−III で測定して2320
cPの粘度を有していた。Natrosol(R) Plu
s CSおよびTriton X−100の不存在下
に、上述の組成物の粘度は同一条件下で測定して3cP
であった。組成物を実施例38に記載の如くして自然の
ブロンド毛髪に適用した。このものは中程度の赤味を帯
びた褐色の色合いを生じた。実施例48のもとでのその
他の説明を同じように適用する。
【0145】実施例51 一時染髪剤 ポリマー溶液及び 最終組成物中の その他の成分の重量 ポリマーの重量% 黄色アントラキノン (30重量%着色ポリマー水溶液) 22.0g 6.6 (実施例45) 赤色アントラキノン (30重量%着色ポリマー水溶液) 8.0g 2.4 (実施例8) 青色アントラキノン (30重量%着色ポリマー水溶液) 10.0g 3.0 (実施例14) Natrosol(R) Plus CS Grade330 3.0g (Aqualon) 脱イオン水 57.0g
【0146】Natrosol(R) Plus CSの溶
液は、非イオン性、疎水性修飾した会合性増粘剤3.0
gを脱イオン水57gと合し、室温で2時間攪拌して水
和物とすることによって製造した。次に、着色ポリマー
溶液を室温で攪拌して増粘剤溶液と合した。組成物は1
00rpmでBrookfield RVDV−IIIで
測定して11,700cPの粘度を有していた。Nat
rosol(R) Plus CSの不存在下に、上述の組
成物の粘度は同一条件下で測定して4cPであった。組
成物を実施例38に記載の如くして自然の灰色の毛髪に
適用した。このものは中程度の黒色の色合いを生じた。
この組成物の高粘度により、製品を頭皮の他の部分への
拡散が所望されない場合、ヘアラインの周囲に適用する
のに特に有用なものとなる。毛髪はブラッシングすると
極めて小さいレベルのフレーキングを示すのみであり、
また白布に対する摩擦ではごく僅かの摩擦色落ちを示し
た。染色した毛髪を10分間室温で脱イオン水に浸漬す
ると僅かな量のブリードが観察された。毛髪上の着色は
市販のシャンプーによる起泡によって完全に除去され
た。
【0147】実施例52 一時染髪剤 ポリマー溶液及び 最終組成物中の その他の成分の重量 ポリマーの重量% 黄色アントラキノン (30重量%着色ポリマー水溶液) 15.0g 4.5 (実施例45) 赤色アントラキノン (30重量%着色ポリマー水溶液) 5.0g 1.5 (実施例8) 青色アントラキノン (30重量%着色ポリマー水溶液) 2.6g 0.78 (実施例14) Aculyn(R) 44 (35重量%、プロピレングリコール 3.0g 1.05 60%−水40%溶液) Rohm and Hass 脱イオン水 74.4g
【0148】Aculyn(R) 44の溶液は、非イオン
性、疎水性修飾した会合性増粘剤3.0gを脱イオン水
74.4gと合し、室温で2時間攪拌して水和物とする
ことによって製造した。次に、着色ポリマー溶液を室温
で攪拌して増粘剤溶液と合した。組成物は100rpm
でBrookfield RVDV−III で測定して4
00cPの粘度を有していた。Aculyn(R) 44の
不存在下に、上述の組成物の粘度は同一条件下で測定し
て3cPであった。組成物を実施例38に記載の如くし
て自然のブロンド毛髪に適用した。このものは中程度の
赤味を帯びた褐色の色合いを生じた。実施例48のもと
でのその他の説明を同じように適用する。
【0149】実施例53 比較例 ポリマー溶液及び 最終組成物中の その他の成分の重量 ポリマーの重量% 黄色アントラキノン (30重量%着色ポリマー水溶液) 15.0g 4.5 (実施例45) 赤色アントラキノン (30重量%着色ポリマー水溶液) 5.0g 1.5 (実施例16) 青色アントラキノン (30重量%着色ポリマー水溶液) 2.6g 0.78 (実施例14) Aculyn(R) 22 (30%、水溶液) 1.66g 0.5 Rohm and Hass Triton X−100 非イオン界面活性剤 0.1g Rohm and Hass トリイソプロパノールアミン .55g 脱イオン水 75.73g
【0150】Aculyn(R) 22の溶液は、陰イオン
性、疎水性修飾した会合性増粘剤1.66g脱イオン水
75.73gと合し、レオロジー特性を活性化するため
にトリイソプパノールアミンでpHを8.5に調節する
ことによって製造した。次に、着色ポリマー溶液を室温
で攪拌して増粘剤溶液およびTriton X−100
と合した。組成物は100rpmでBrookfiel
d RVDV−III で測定して400cPの粘度を有し
ていた。Aculyn(R) 22およびTriton X
−100の不存在下に、上述の組成物の粘度は同一条件
下で測定して3cPであった。組成物を実施例38に記
載の如くして自然のブロンド毛髪に適用した。このもの
は中程度の赤味を帯びた褐色の色合いを生じた。室温で
脱イオン水に浸漬すると、着色の大部分が約2分で毛髪
からブリードした。
【0151】実施例54 比較例 ポリマー溶液及び 最終組成物中の その他の成分の重量 ポリマーの重量% 黄色アントラキノン (30重量%着色ポリマー水溶液) 15.0g 4.5 (実施例45) 赤色アントラキノン (30重量%着色ポリマー水溶液) 5.0g 1.5 (実施例16) 青色アントラキノン (30重量%着色ポリマー水溶液) 2.6g 0.78 (実施例14) Carbopol Ultrez−10, 0.3g BF Goodrich トリイソプロパノールアミン 0.7g 脱イオン水 75.4g
【0152】Carbopol Ultrez−10の
溶液を、この架橋結合ポリアクリレート(疎水性修飾し
た会合性増粘剤ではない)0.3gを脱イオン水76.
4gと合し、水和物とし、そしてその流動学的性質を活
性化させるためにトリイソプロパノールアミン0.7g
でpHを6に調節することによって調製した。次に、着
色ポリマー溶液を室温で攪拌することにより増粘剤溶液
と合した。組成物はpH5.6および100rpmでB
rookfield RVDV−III で測定して887
cPの粘度を有していた。この増粘剤の不存在下に、上
述した組成物の粘度は同一条件下で測定したとき3cP
であった。組成物を実施例38に記載の如くして自然の
ブロンド毛髪に適用した。このものは中程度の黄金褐色
色合いを生じた。毛髪はブラッシングしたとき極めて小
さいレベルのフレーキングおよび白布に対して摩擦した
とき若干の摩擦色落ちを示し、着色房を脱イオン水に浸
漬すると、毛髪上の沈着した色の約60%(分光光度計
で測定)が10分間で水中にブリードした。
【0153】実施例55 比較例 ポリマー溶液及び 最終組成物中の その他の成分の重量 ポリマーの重量% 黄色アントラキノン (30重量%着色ポリマー水溶液) 15.0g 4.5 (実施例45) 赤色アントラキノン (30重量%着色ポリマー水溶液) 5.0g 1.5 (実施例16) 青色アントラキノン (30重量%着色ポリマー水溶液) 2.6g 0.78 (実施例14) ヒドロキシエチルセルロース (Cellosize QP−4400 1.5g Amerchol, Union Carbide) 脱イオン水 75.9g
【0154】ヒドロキシエチルセルロースの溶液を、こ
の増粘剤(疎水性修飾した会合性増粘剤ではない)1.
5gを脱イオン水75.9gと合し、そして室温で攪拌
することによって調製した。次に、着色ポリマー溶液を
室温で攪拌することにより増粘剤溶液と合した。組成物
は100rpmでBrookfield RVDV−II
I で測定して1384cPの粘度を有していた。この増
粘剤の不存在下に、上述した組成物の粘度は同一条件下
で測定したとき3cPであった。組成物を実施例38に
記載の如くして自然のブロンド毛髪に適用した。このも
のは中程度の黄金色の褐色の色合いを生じた。毛髪はブ
ラッシングしたとき極めて小さいレベルのフレーキング
および白布に対して摩擦したとき若干の摩擦色落ちを示
し、着色房を脱イオン水に浸漬すると、毛髪上の沈着し
た色の約50%(分光光度計で測定)が10分間で水中
にブリードした。
【0155】実施例56 比較例 ポリマー溶液及び 最終組成物中の その他の成分の重量 ポリマーの重量% 黄色アントラキノン (30重量%着色ポリマー水溶液) 15.0g 4.5 (実施例45) 赤色アントラキノン (30重量%着色ポリマー水溶液) 5.0g 1.5 (実施例16) 青色アントラキノン (30重量%着色ポリマー水溶液) 2.6g 0.78 (実施例14) アルギン酸カリウム 1.5g Kelmar,Kelco 脱イオン水 75.9g
【0156】アルギン酸カリウムの溶液を、この増粘剤
(疎水性修飾した会合性増粘剤ではない)1.5gを脱
イオン水75.9gと合し、そして50℃で20分間攪
拌することによって調製した。次に、着色ポリマー溶液
を室温で攪拌することにより増粘剤溶液と合した。組成
物は100rpmでBrookfield RVDV−
III で測定して452cPの粘度を有していた。この増
粘剤の不存在下に、上述した組成物の粘度は同一条件下
で測定したとき3cPであった。組成物を実施例38に
記載の如くして自然のブロンド毛髪に適用した。このも
のは中程度の黄金色褐色の色合いを生じた。毛髪はブラ
ッシングしたとき極めて小さいレベルのフレーキングお
よび白布に対して摩擦したとき若干の摩擦色落ちを示
し、着色房を脱イオン水に浸漬すると、毛髪上の沈着し
た色の約75%(分光光度計で測定)が10分間で水中
にブリードした。本発明をそのある種の態様に特別に関
連して記述してきたが、変化および変形を当該技術の範
囲内でなし得ることが明白である。本発明は本文の特許
請求の範囲によってのみ制限されるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェームス ジェイ クルタック アメリカ合衆国テネシー州 37663 キン グスポート ブース コート 6305 (72)発明者 ケイス シー ブラウン アメリカ合衆国コネチカット州 06840 ニュー キャナン ダグラス ロード 59 (72)発明者 ダンテ ジェイ ルトストローム アメリカ合衆国テネシー州 37663 キン グスポート ペッパートリー ドライブ 148

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)着色剤部分がポリマーの主鎖に反
    応されているカルボニルオキシ結合基約20モル%〜約
    100モル%およびカルボニルアミド結合基0%〜約8
    0モル%を有する着色、スルホ−含有、水分散性ポリマ
    ー約0.05〜約40重量%;および(2)水または水
    /アルコールからなるビヒクル約50〜約99.95重
    量%(但し、アルコールがC2 −C3 アルコールであ
    り、そしてアルコール含量が染髪組成物の総重量の約5
    5重量%を超えない)からなるケラチン質繊維を着色す
    るための組成物。
  2. 【請求項2】 着色剤が少なくとも一個の縮合可能な基
    を有する熱安定有機化合物の一種または二種以上を包含
    し、そして着色剤が、すべての反応剤ヒドロキシ、カル
    ボキシおよびアミノ均等物およびその縮合可能な誘導体
    の合計を基にして、約1〜約40モル%の量で存在して
    いる請求項1の組成物。
  3. 【請求項3】 酸均等物対ヒドロキシおよびアミノ均等
    物の実質的に等モル量を含有するポリマーが、次の反応
    剤およびそのエステル形成またはエステルアミド形成誘
    導体の反応残基を含有する請求項2の組成物: (a)少なくとも一種のジカルボン酸; (b)芳香族または脂環核に結合した少なくとも一個の
    スルホネート基を含有し、官能基がヒドロキシ、カルボ
    キシまたはアミノである少なくとも一種の二官能性スル
    ホモノマーを、全ての酸、ヒドロキシおよびアミノ均等
    物の合計が約200モル%に等しいことを基にして、約
    4〜約25モル%; (c)グリコールまたはグリコールと二個の−NHR基
    を有するジアミンとの混合物から選択される少なくとも
    一種の二官能性反応剤、而して二個の−CH2 OH基を
    含有するグリコールが(1)ヒドロキシまたはヒドロキ
    シおよびアミン均等物の総モル%を基にして少なくとも
    約10モル%が構造式 H(OCH2 CH2 n OH (式中、nは約2〜約20の整数である)を有するポリ
    (エチレングリコール)であるか、または、(2)ヒド
    ロキシまたはヒドロキシおよびアミン均等物の総モル%
    を基にして約0.1〜約15モル%が構造式 H(OCH2 CH2 n OH (式中、nは約2〜約500の整数である)を有するポ
    リ(エチレングリコール)であり、但し、前記ポリ(エ
    チレングリコール)の前記範囲内のモル%が前記範囲内
    のnの数と反比率している; (d)場合によっては、ヒドロキシカルボン酸、一個の
    −NHR基を有するアミノカルボン酸および一個の(C
    R)2 OH基および一個の−NHR基を有するアミノア
    ルコールから選択される少なくとも一種の二官能性反応
    剤;または前記二官能性反応剤の混合物;ここで(c)
    または(d)反応剤中の各々のRは水素原子または1〜
    4個の炭素原子を有するアルキル基である;および (e)すべての酸、ヒドロキシおよびアミノ均等物の合
    計が約200モル%に等しいことを基として、前記着色
    剤の約5〜約40モル%、而して前記着色剤はヒドロキ
    シ、カルボキシおよびアミノ均等物およびその縮合可能
    な誘導体から選択される官能基少なくとも一個を有す
    る。
  4. 【請求項4】 カルボニルオキシ結合基がポリエステル
    であり、そしてカルボニルアミド結合基がポリアミドで
    ある請求項3の組成物。
  5. 【請求項5】 乳化剤約0.1〜約10重量%をさらに
    包含する請求項4の組成物。
  6. 【請求項6】 組成物が溶液、ローション、ムース、ス
    プレー、フォームまたはゲルである請求項5の組成物。
  7. 【請求項7】 (1)次のものからなるポリマーの一種
    または二種以上の着色に有効な量: (a)カルボニルオキシ約20モル%〜約100モル%
    およびカルボニルアミド0%〜約80モル%からなる結
    合基を有する着色、水分散性重合体材料の重合体材料の
    配合物を基にして約5〜約100重量%、前記重合体材
    料が水溶性スルホネート基を含有し、そして当初縮合可
    能な基の少なくとも一個を有する熱安定有機化合物の一
    種または二種以上包含する着色剤の約1〜約40モル%
    (全ての反応体ヒドロキシ、カルボキシおよびアミノ均
    等物およびその縮合可能な誘導体の合計を基にして)を
    ポリマー主鎖に反応させている;および (b)次のものからなる未着色、水分散性重合体材料の
    0〜約95重量%(成分(1)の合計を基にして);
    (i)カルボニルオキシ約20モル%〜約100モル%
    およびカルボニルアミド0%〜約80モル%からなる結
    合基を有する水分散性重合体材料約50〜約100重量
    %(サブ成分(b)の合計を基として)、而して前記重
    合体材料は水可溶性スルホネート基を含有している;お
    よび(ii)式(I)を有するビニルラクタムモノマーの
    残基を少なくとも約50モル%を含有する水溶性ビニル
    ポリマーまたはコポリマー0〜約50重量%(サブ成分
    (b)の合計を基にして): 【化1】 (式中nは3または4である);および (2)水または水/アルコールからなるビヒクルの約5
    0〜約99.95重量%、但し、アルコールがC2 −C
    3 アルコールであり、かつアルコール含量が該組成物の
    約55重量%を超えない;を包含するケラチン質繊維着
    色組成物。
  8. 【請求項8】 前記着色、水分散性重合体材料が前記組
    成物の約0.05〜約40重量%を構成している請求項
    7の組成物。
  9. 【請求項9】 式(I)のビニルラクタムおよび次のも
    のからなる群から選択されるビニルモノマーのコポリマ
    ーを含有する請求項8の組成物: 【化2】 〔式中、R3 はC1 −C10アルキル基から選択され;R
    4 は水素またはメチルであり;R5 はC1 −C10アルキ
    ルまたはC1 −C10アルキレン−N(R7 )R8(ここ
    でR7 およびR8 は独立して水素、C1 −C2 アルキル
    およびヒドロキシC1 −C4 アルキルである)であり;
    そしてR6 は水素またはC1 −C6 アルキルである〕。
  10. 【請求項10】 カルボニルオキシ結合基がポリエステ
    ルであり、そしてカルボニルアミド結合基がポリアミド
    である請求項7の組成物。
  11. 【請求項11】 乳化剤約0.1〜約10重量%をさら
    に包含する請求項10の組成物。
  12. 【請求項12】 次のものを含有する染髪用組成物: (1)カルボニルオキシ結合基約20モル%〜約100
    %およびカルボニルアミド結合基0%〜約80モル%を
    有し、着色剤部分がポリマーの主鎖と反応している着
    色、スルホ−含有、水分散性ポリマー約0.05〜約4
    0モル%; (2)非イオン性、疎水的に修飾された増粘剤約0.0
    5〜約10重量%;および (3)水または水/アルコールからなるビヒクル約50
    〜約99.90重量%、但し、アルコールがC2 −C3
    アルコールであり、そしてアルコール含量が染髪組成物
    の総重量の約55重量%を超えない。
  13. 【請求項13】 着色剤が少なくとも一個の縮合可能な
    基を有する熱安定有機化合物の一種または二種以上を包
    含し、そして着色剤が、すべての反応体ヒドロキシ、カ
    ルボキシおよびアミノ均等物およびその縮合可能な誘導
    体の合計を基にして、約1〜約40モル%の量で存在し
    ている請求項12の組成物。
  14. 【請求項14】 酸均等物対ヒドロキシおよびアミノ均
    等物の実質的に等モル比を含有するポリマーが、次の反
    応剤およびそのエステル形成またはエステルアミド形成
    誘導体の反応残基を含有する請求項13の組成物: (a)少なくとも一種のジカルボン酸; (b)芳香族または脂環核に結合した少なくとも一個の
    スルホネート基を含有し、官能基がヒドロキシ、カルボ
    キシまたはアミノである少なくとも一種の二官能性スル
    ホモノマーを、全ての酸、ヒドロキシおよびアミノ均等
    物の合計が約200モル%に等しいことを基にして、約
    4〜約25モル%; (c)グリコールまたはグリコールと二個の−NHR基
    を有するジアミンとの混合物から選択される少なくとも
    一種の二官能性反応剤、而して二個の−CH2 OH基を
    含有するグリコールが(1)ヒドロキシまたはヒドロキ
    シおよびアミン均等物の総モル%を基にして少なくとも
    約10モル%が構造式 H(OCH2 CH2 n OH (式中、nは約2〜約20の整数である)を有するポリ
    (エチレングリコール)であるか、または、(2)ヒド
    ロキシまたはヒドロキシおよびアミン均等物の総モル%
    を基にして約0.1〜約15モル%が構造式 H(OCH2 CH2 n OH (式中、nは約2〜約500の整数である)を有するポ
    リ(エチレングリコール)であり、但し、前記ポリ(エ
    チレングリコール)の前記範囲内のモル%が前記範囲内
    のnの数と反比率している; (d)場合によっては、ヒドロキシカルボン酸、一個の
    −NHR基を有するアミノカルボン酸および一個の(C
    R)2 OH基および一個の−NHR基を有するアミノア
    ルコールから選択される少なくとも一種の二官能性反応
    剤;または前記二官能性反応剤の混合物;ここで(c)
    または(d)反応剤中の各々のRは水素原子または1〜
    4個の炭素原子を有するアルキル基である;および (e)すべての酸、ヒドロキシおよびアミノ均等物の合
    計が約200モル%に等しいことを基として、前記着色
    剤の約5〜約40モル%、而して前記着色剤はヒドロキ
    シ、カルボキシおよびアミノ均等物およびその縮合可能
    な誘導体から選択される官能基少なくとも一個を有す
    る。
  15. 【請求項15】 カルボニルオキシ結合基がポリエステ
    ルであり、そしてカルボニルアミド結合基がポリアミド
    である請求項14の組成物。
  16. 【請求項16】 非イオン性増粘剤がポリカルバミルポ
    リグリコールエステル、ヒドロキシエチルセルロースお
    よびこれらの混合物からなる群から選択される請求項1
    2の組成物。
  17. 【請求項17】 水溶性非イオン性または陰イオン性界
    面活性剤約0.01〜約10重量%をさらに含有する請
    求項12の組成物。
  18. 【請求項18】 (1)次のものからなるポリマーの一
    種または二種以上の着色に有効な量: (a)カルボニルオキシ約20モル%〜約100モル%
    およびカルボニルアミド0%〜約80モル%からなる結
    合基を有する着色、水分散性重合体材料の約5〜約10
    0重量%成分(1)の合計を基にして、前記重合体材料
    が水溶性スルホネート基を含有し、そして当初縮合可能
    な基の少なくとも一個を有する熱安定有機化合物の一種
    または二種以上包含する着色剤の約1〜約40モル%
    (全ての反応体ヒドロキシ、カルボキシおよびアミノ均
    等物およびその縮合可能な誘導体の合計を基にして)を
    ポリマー主鎖に反応させている;および (b)次のものからなる未着色、水分散性重合体材料の
    0〜約95重量%(成分(1)の合計を基にして);
    (i)カルボニルオキシ約20モル%〜約100モル%
    およびカルボニルアミド0%〜約80モル%からなる結
    合基を有する水分散性重合体材料約5〜約100重量%
    (サブ成分(b)の合計を基として)、而して前記重合
    体材料は水可溶性スルホネート基を含有している;およ
    び(ii)式(I)を有するビニルラクタムモノマーの残
    基を少なくとも約50モル%を含有する水溶性ビニルポ
    リマーまたはコポリマー0〜約50重量%(サブ成分
    (b)の合計を基にして): 【化3】 (式中nは3または4である);および (2)非イオン性、疎水的に修飾された増粘剤約0.0
    5〜約10重量%;および (3)水または水/アルコールからなるビヒクルの約4
    0〜約99.90重量%、但し、アルコールがC2 −C
    3 アルコールであり、かつアルコール含量が該組成物の
    約55重量%を超えない;を包含する染髪組成物。
  19. 【請求項19】 前記着色、水分散性重合体材料が前記
    組成物の約0.05〜約40重量%を構成している請求
    項18の組成物。
  20. 【請求項20】 式(I)のビニルラクタムおよび次の
    ものからなる群から選択されるビニルモノマーのコポリ
    マーを含有する請求項19の組成物: 【化4】 〔式中、R3 はC1 −C10アルキル基から選択され;R
    4 は水素またはメチルであり;R5 はC1 −C10アルキ
    ルまたはC1 −C10アルキレン−N(R7 )R8(ここ
    でR7 およびR8 は独立して水素、C1 −C2 アルキル
    およびヒドロキシC1 −C4 アルキルである)であり;
    そしてR6 は水素またはC1 −C6 アルキルである〕。
  21. 【請求項21】 カルボニルオキシ結合基がポリエステ
    ルであり、そしてカルボニルアミド結合基がポリアミド
    である請求項20の組成物。
  22. 【請求項22】 非イオン性増粘剤がポリカルバミルポ
    リグリコールエステル、ヒドロキシエチルセルロースお
    よびこれらの混合物からなる群から選択される請求項1
    8の組成物。
  23. 【請求項23】 水溶性非イオン性または陰イオン性界
    面活性剤約0.01〜約10重量%をさらに含有する請
    求項18の組成物。
JP9335176A 1996-12-06 1997-12-05 スルホ−含有、水分散性、着色ポリマーを含有するケラチン質繊維を着色するための組成物 Pending JPH10182376A (ja)

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