JPH1018226A - コンクリート橋脚、コンクリート橋脚の補強方法及び緊張材の定着方法 - Google Patents

コンクリート橋脚、コンクリート橋脚の補強方法及び緊張材の定着方法

Info

Publication number
JPH1018226A
JPH1018226A JP8189893A JP18989396A JPH1018226A JP H1018226 A JPH1018226 A JP H1018226A JP 8189893 A JP8189893 A JP 8189893A JP 18989396 A JP18989396 A JP 18989396A JP H1018226 A JPH1018226 A JP H1018226A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
concrete
tension
tendon
pier
tension member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8189893A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3032716B2 (ja
Inventor
Tsuguo Oishi
嗣雄 大石
Nobufumi Wada
宣史 和田
Tetsuji Kawakami
哲治 川上
Shinichiro Kumagai
紳一郎 熊谷
Kazumichi Sasaki
和道 佐々木
Yasuhisa Fujiwara
保久 藤原
Kazukiyo Tamaoki
一清 玉置
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON DORO KODAN
Sumitomo Construction Co Ltd
Original Assignee
NIPPON DORO KODAN
Sumitomo Construction Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON DORO KODAN, Sumitomo Construction Co Ltd filed Critical NIPPON DORO KODAN
Priority to JP8189893A priority Critical patent/JP3032716B2/ja
Publication of JPH1018226A publication Critical patent/JPH1018226A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3032716B2 publication Critical patent/JP3032716B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bridges Or Land Bridges (AREA)
  • Rod-Shaped Construction Members (AREA)
  • Reinforcement Elements For Buildings (AREA)
  • Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 非金属繊維を主材とする緊張材を用いて耐震
補強されたコンクリート橋脚を提供すること、既存の壁
状のコンクリート橋脚であっても有効に耐震性を増大す
ることができるコンクリート橋脚の耐震補強方法、及び
この耐震補強方法での使用に適した緊張材の定着方法を
提供すること。 【解決手段】 コンクリート橋脚の躯体2にほぼ水平方
向の複数の貫通孔を穿設し、これに非金属繊維を主材と
する緊張材5を挿通する。この緊張材の引張力によって
コンクリートの躯体にプレストレスを導入する。この緊
張材の定着は、緊張材に引張力を動入した状態で、貫通
孔内にグラウトを行ない、硬化したグラウト材を介して
コンクリートと付着させて行なう。また、コンクリート
躯体の外周面を囲むように鋼板を巻き立て、緊張材をこ
の鋼板に係止して定着してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐震性に優れたコ
ンクリート橋脚、既存のコンクリート橋脚を補強して耐
震性に優れたものとするコンクリート橋脚の耐震補強方
法、及び上記耐震補強方法での使用に適した緊張材の定
着方法、に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現代社会においては、道路、鉄道等の交
通手段の重要性がますます増大するのにともない、橋梁
等の橋造物の耐震性もより大きなものが要求される。こ
のため、橋脚等の橋造物の設計規準の見直しも行われ、
大きな地震にも耐え得る構造に設計されるようになって
いる。しかし、既存の構造物の中には、その構築当時の
規準により設計されたために充分な耐震性を有しないも
のがある。このような構造物は現在の規準によって照査
すると、大きな地震が生じたときに重大な損傷を受ける
おそれがあり、早急に補強する必要が生じている。
【0003】このような状況において、耐震性が不足す
る橋脚の補強工事が行われており、従来から広く用いら
れている方法として、 橋脚の外周面に鋼板を巻き立てる方法 橋脚の外周面にコンクリートを巻き立て、部材寸法
を増大する方法がある。上記に記載した鋼板を巻き立
てる方法は、図11に示すように、橋脚の柱状部分10
1の周面を囲むように鋼板102を巻き立て、橋脚コン
クリート101aとの間に樹脂103又はモルタル等を
注入して一体化する工法である。このような補強方法で
は鋼板102で周面を拘束するので、コンクリートの剥
落・鉄筋のはらみ出しを防止することができ、破壊まで
の変形量が増大する。また、水平方向の地震動によって
生じるせん断力に対して鋼板自体が抵抗し、せん断耐力
が向上する。
【0004】一方、上記に記載したコンクリートを巻
き立てる方法は、コンクリート橋脚の回りを囲むように
鉄筋コンクリート部材を打ちたし、一体化させて補強す
るものである。この方法では、上記鋼板を巻き立てる方
法と同様に橋脚を周囲から拘束するとともに、部材断面
を増大して地震時に生じる応力度の低減を図ることがで
きる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の技術では次のような問題点がある。コンク
リートの橋脚は、図11に示すような正方形に近い断面
又は円形の断面の支柱を有するものだけではなく、橋梁
の軸線方向の寸法(図12中に示すL1)に対して、軸
線と直角方向の寸法(図12中に示すL2 )が大きい断
面形状の橋脚がある。つまり橋脚の躯体が壁状となって
いるもので、幅員が大きい高速道路の高架橋等で多く用
いられている。このようなコンクリート橋脚では、上記
のように鋼板を巻き立てる方法やコンクリートを巻き立
てる方法で補強を行っても、橋梁の軸線と直角方向の面
でコンクリートの躯体を拘束する効果は小さく、曲げ破
壊に至るまでの変形すなわちエネルギーの吸収量はさほ
ど大きくはならない。また、巻き立てた鋼板、又はコン
クリートのみでは橋梁の軸線方向へのせん断破壊に対し
て抵抗する部材の増加はわずかであり、充分なせん断抵
抗力を得ることは難しい。
【0006】上記問題点のうち、周面の拘束力が不足す
る点に対して、巻き立てる鋼板の厚さを増大したり、リ
ブを付加すること、又は巻き立てるコンクリートの厚さ
を増大することも考えられる。しかし、鋼板厚の増大や
リブの付加によって重量が大きくなり、施工性が著しく
悪くなる。複数のブロックに分割して建て込み、接合す
るとしても、現場での溶接作業が多くなり、コストも多
大となる。また、巻き立てるコンクリートの厚さを大き
くすると重量が増大し、基礎の耐力が不足する場合が生
じる。さらに橋脚断面の増加によって桁下空間の利用に
支障が生じる場合もある。
【0007】一方、巻き立てた鋼板又は鉄筋コンクリー
トによる拘束効果を大きくするために、図13に示すよ
うに、壁状のコンクリート躯体111の厚さ方向(橋梁
の軸線方向)に貫通孔を穿設し、鉄筋を配置するか又は
PC鋼材112を挿通してプレストレスを導入すること
が考えられる。しかし、鉄筋を配置する場合には、この
鉄筋と鋼板とを接合しなければ拘束効果は大きくなら
ず、それぞれの鉄筋を鋼板と接合する作業が必要とな
る。また、鉄筋では強度が小さく充分な補強効果を得る
ために数多くの鉄筋を配置する必要が生じ、削孔のため
にかえってコンクリート躯体を損傷してしまうおそれも
ある。
【0008】PC鋼材を用いてプレストレスを導入する
場合には、PC鋼材112の長さが小さいために鋼材の
伸びが少なく、確実にプレストレスを導入することが難
しいという問題がある。また、コンクリートの乾燥収縮
やクリープによる緊張力の低減量が大きく、プレストレ
スの信頼性が乏しくなる。さらに、PC鋼材の定着具1
13が躯体111の側面に突出し、防錆処理が必要とな
るし、外観も著しく損なわれる。また、定着具が突出す
ることによって桁下空間の利用に支障が生じることもあ
る。
【0009】本発明は上記のような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、大きな部材厚の鋼材や鉄筋
コンクリートを巻き立てることなく、充分な耐震性を備
えたコンクリート橋脚を提供すること、及び既存の壁状
のコンクリート橋脚であっても有効に耐震性を増大する
ことができるコンクリート橋脚の耐震補強方法、及びこ
の耐震補強方法での使用に適した緊張材の定着方法を提
供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本願の請求項1に記載の発明は、 非金属繊維
を主材とする緊張材がコンクリートの躯体をほぼ水平方
向に貫通するように配置され、 該緊張材は、緊張力が
導入された状態で躯体のコンクリートと付着し一体化さ
れていることを特徴とするコンクリート橋脚を提供する
ものである。
【0011】上記非金属繊維には、炭素繊維、ガラス繊
維の他、アラミド繊維、ビニロン繊維等の有機繊維等が
含まれ、鋼材よりも弾性係数の小さい材料の繊維であ
る。そして上記緊張材としては、これらの繊維を束ね、
結合用の樹脂等によってロッド状にしたものや、線状材
にしてより合わせたもの等を用いることができる。ま
た、上記緊張材と橋脚躯体のコンクリートとの付着は、
樹脂やモルタル等のグラウト材又は充填材を介して付着
させ、一体化するのが一般的であるが、緊張材を埋め込
むように未硬化のコンクリートを打設し、このコンクリ
ートの硬化によって緊張材を付着させるものであっても
よい。
【0012】上記のようなコンクリート橋脚では、躯体
をほぼ水平方向に貫通するように緊張材が配置され、プ
レストレスが導入されるので、水平方向の地震動によっ
てコンクリート躯体に作用するせん断力に対し、大きな
抵抗力を有することになる。また、緊張材と外周部のコ
ンクリートとが付着すること、又はコンクリートの躯体
の外周部に建て込まれた鋼板等と緊張材とが接合される
ことによって、コンクリート躯体の拘束効果を生じ、大
きな曲げモーメント作用時のコンクリートの剥落、主筋
のはらみ出しを防止し、曲げ破壊に対する抵抗力も増大
する。
【0013】さらに、水平方向に配置された緊張材は非
金属繊維を主材とするものとなっているので、緊張力を
導入したときの伸び量が大きく、これによってコンクリ
ートの躯体にプレストレスを導入するときに、緊張材が
短くても緊張力の管理が容易となり、確実に所定のプレ
ストレスを導入することができる。また、コンクリート
の乾燥収縮やクリープによる緊張力の低減量が少なく、
長期にわたって確実に所定のプレストレスが維持され
る。
【0014】また、この緊張材は、緊張力が導入された
状態でコンクリートと付着し、一体化されているので、
緊張力は付着力によってコンクリートに伝達されてプレ
ストレスとなる。つまり、いわゆるプレテンション方式
と同様に緊張材がコンクリートに定着されているので緊
張材の端部に鋼プレート、くさび等の定着具を用いる必
要がなく、コンクリート橋脚の側面に突出部分等を生じ
ることなくプレストレスの導入が可能となる。さらに緊
張材として、炭素繊維やアラミド繊維等を主材とするも
のを用いても、定着部が弱点となるのを回避して確実に
定着することが可能となる。
【0015】請求項2に記載の発明は、 請求項1に記
載のコンクリート橋脚において、前記緊張材が、アラミ
ド繊維を主材とするロッドであり、その周面には螺旋状
又は環状の凸部が形成されているものとする。
【0016】上記、アラミド繊維を主材とするロッドは
大きな引張強度を有するとともに、弾性係数がPC鋼材
の1/3〜1/4程度と小さくなっているので、プレス
トレス導入時の緊張材の伸びが大きく、有効かつ確実に
プレストレスを導入することができる。また、このロッ
ドの外周面には環状又はらせん状の凸部が設けられてい
るので、このロッドの周囲にグラウト材又はコンクリー
トが充填されて一体となったときに、ロッドとグラウト
材又はコンクリートとの間に大きな付着力が働くととも
に、凸部が硬化したグラウト材等に係止されるように作
用し、強固に一体化される。したがってロッドの緊張力
は端部から短い範囲でコンクリートに伝達され、コンク
リートの躯体の広い範囲で有効にプレストレスが作用す
ることになる。
【0017】請求項3に記載の発明は、 コンクリート
橋脚の躯体にほぼ水平方向の複数の貫通孔を穿設する工
程と、 非金属繊維を主材とする緊張材を前記貫通孔の
それぞれに挿通し、少なくとも一方の端部から緊張力を
導入して仮定着する工程と、前記貫通孔内にグラウト材
を注入し、これを硬化させて該貫通孔の内面とグラウト
材と、及びグラウト材と前記緊張材とを付着させ、一体
化する工程と、 前記緊張材の仮定着を解放する工程と
を含むことを特徴とするコンクリート橋脚の補強方法を
提供するものである。なお、上記仮定着を解放する工程
は、定着具を除去することによって行ってもよいし、仮
定着部と躯体2のコンクリート面との間で緊張材を切断
することによって行ってもよい。
【0018】この補強方法では、コンクリートの躯体に
穿設したほぼ水平方向の貫通孔に緊張材を挿通し、緊張
力を導入してコンクリート躯体に定着するので、既存の
橋脚の躯体に水平方向のプレストレスを導入することが
できる。このとき、緊張材として、非金属繊維を主材と
するものを用いているので、弾性係数が小さく、伸び量
が大きくなるので、緊張材が短い場合にも、確実にプレ
ストレスを導入することができる。また、コンクリート
の乾燥収縮やクリープによる影響も少ない。したがっ
て、壁状の橋脚であってもせん断耐力を有効に増大させ
ることができる。
【0019】また、この緊張材の張力によってコンクリ
ートの外側へのはらみ出しを抑止することができるの
で、大きな曲げが作用したときにも、破壊までのエネル
ギーの吸収量が増大して耐震性が向上する。さらに、上
記緊張材は周面がグラウト材を介して既存のコンクリー
トと付着されるので橋脚側面に定着具を突出させる必要
がなく、橋脚の外形寸法が大きくなったり、外観を損な
うこと等も回避することができる。
【0020】請求項4に記載の発明は、 コンクリート
橋脚の躯体にほぼ水平方向の複数の貫通孔を穿設する工
程と、 前記貫通孔の位置と対応する開口を備えた鋼板
を、前記コンクリート橋脚の躯体の側面に沿って設置す
る工程と、 非金属繊維を主材とする緊張材を前記貫通
孔のそれぞれに挿通し、一端付近に外側への張り出し部
を有する筒状部材を前記緊張材に外挿するとともに、該
筒状部材を他端から前記貫通孔内に挿入する工程と、
前記緊張材の少なくとも一端から緊張力を導入し、仮定
着する工程と、 前記筒状部材の張り出し部を前記鋼板
の外面に当接した状態で、少なくとも該筒状部材内にグ
ラウト材を充填し、これを硬化させて該筒状部材の内面
とグラウト材と、及びグラウト材と前記緊張材とを付着
させ、一体化する工程と、 前記緊張材の仮定着を解放
する工程とを含むことを特徴とするコンクリート橋脚の
補強方法を提供するものである。
【0021】この補強方法では、コンクリート橋脚の躯
体を貫通するように配置された緊張材は、引張力が導入
され仮定着された状態で、グラウト材を介して筒状部材
と一体化される。そして、仮定着が解放されると引張力
は、筒状部材の張り出し部からこれが当接された鋼板を
介してコンクリートの躯体に伝達され、水平方向のプレ
ストレスが導入される。このとき緊張材と結合された筒
状部材の張り出し部がコンクリート躯体の外側面に建て
込まれた鋼板に係止されているので、この鋼板をコンク
リート面に強く押し付けることになり、コンクリートの
外側面がはらみ出そうとするときに、これを強く拘束す
ることになる。したがってせん断に対する補強効果とと
もに曲げ破壊に対しても大きな補強効果が得られる。な
お、非金属繊維を主材とする緊張材を用いることによっ
て生じる作用及び緊張材周面の付着によって緊張材を定
着することによる作用及び効果は、請求項3に記載の発
明と同じである。
【0022】請求項5に記載の発明は、 コンクリート
部材内に設けられたダクトに緊張材を挿通し、この緊張
材に引張力を導入するとともに、前記ダクトが開口する
コンクリート部材の定着端面付近でこの緊張材をコンク
リート部材に定着する緊張材の定着方法であって、 一
端付近に外側への張り出し部を有する筒状部材を、前記
ダクト内に挿通された緊張材に外挿するとともに、定着
端面における前記ダクトの開口から、該筒状部材の他端
を該ダクト内に挿入する工程と、 前記緊張材に引張力
を導入し、仮定着する工程と、 少なくとも前記筒状部
材内にグラウト材を充填して該筒状部材と前記緊張材と
を一体化する工程と、 前記仮定着を解放する工程とを
含むものである。
【0023】この緊張材の定着方法では、引張力が導入
され仮定着された緊張材とこれに外挿された筒状部材と
はグラウト材によって一体化され、緊張材の仮定着を解
放することによって、筒状部材の張り出し部がコンクリ
ート部材の定着端面に係止される。したがって、緊張材
はこの筒状部材の張り出し部を介してコンクリートに定
着され、プレストレスが導入される。このとき緊張材を
定着するためのくさびやナットを用いないので定着具が
定着端面より大きく突出することがなく、定着具の防錆
処理も不要となる。また、周面の付着によって緊張材を
筒状部材と結合するのでアラミド繊維や炭素繊維を主材
とするロッド等を緊張材として用いたときにも、これら
の緊張材に機械的な損傷を与えることがなく緊張材の定
着部が弱点となることもない。さらに、筒状部材の内面
に複数の凸部又は凹部を設けたり、内面を粗く仕上げる
ことによって緊張材と筒状部材の結合をより強固にし、
確実に緊張材を定着することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本願に係る発明の実施の形
態を図に基づいて説明する。図1は、請求項1、又は請
求項2に記載の発明の一実施形態であるコンクリート橋
脚を示す概略図であり、(a)図は正面図、(b)図は
側面図である。この橋脚は鉄筋コンクリートからなり、
フーチング1と、この上に立ち上げられた躯体2とを有
し、躯体の上端で沓3を介して橋桁4を支持するもので
ある。
【0025】上記躯体2の断面形状は橋梁の軸線方向の
寸法により軸線と直角方向の寸法が著しく大きく、壁状
の構造体となっており、コンクリート内にフーチング1
から連続して立ち上げられた主筋と水平方向の帯筋とが
配置されている。そして、これに加えて、アラミド繊維
を主材とする緊張材5が橋梁の軸線方向に躯体2を貫通
するように配置されている。この緊張材5はアラミド繊
維を樹脂バインダーで固めてロッド状にし、周面にはら
せん状の凸部を設けたものであり、部材厚(橋梁の軸線
方向の寸法)のほぼ1/2より小さいピッチで複数配置
されている。そして、図2に示すように緊張力が導入さ
れた状態で躯体2のコンクリートとグラウト材6を介し
て付着し、一体化されている。このため、緊張材5の張
力は端部付近の領域(図中に符号Bで示す領域)でグラ
ウト材6から躯体2のコンクリートに伝達され、コンク
リートにプレストレスが導入される。このプレストレス
によって、地震時における軸線方向のせん断力に抵抗す
るとともに、緊張材5によってコンクリートを拘束し、
大きな曲げモーメントが作用したときのコンクリートの
剥離及び主筋のはらみ出しを防止するようになってい
る。
【0026】このような橋脚は、既存の壁状の橋脚にプ
レストレスを追加導入することによって、耐震性が増大
するように補強されたものであり、図3に示す方法によ
って得られたものである。なお、この方法は請求項3に
記載の発明の一実施形態である。
【0027】この耐震補強方法では、図3(a)に示す
ように、壁状の躯体2の厚さ方向に貫通孔を穿設し、緊
張材5を挿通する。この緊張材は、図3(b)に示すよ
うに、一端を定着具7で保持し、仮定着用の台座8aを
介して躯体2に反力を取らせるとともに、他端からジャ
ッキ9によって引張力を導入する。そして、台座8bを
介して仮定着する。この状態で、図3(c)に示すよう
に、グラウトポンプ10を用いて貫通孔内にグラウトを
施し、緊張材5と躯体2のコンクリートとを強固に一体
化させる。このとき、グラウト材としては高強度モルタ
ルや無収縮モルタルを用いることができる。また、エポ
キシ樹脂等を用いてもよい。グラウト材6が硬化した
後、図(d)に示すように、仮定着を解放し、緊張材5
を躯体2の側面に合わせて切断して完成する。上記仮定
着の解放は、定着具を除去することによって行ってもよ
いし、仮定着部と躯体2のコンクリート面との間で緊張
材を切断することによって行ってもよい。
【0028】次に、請求項4に記載の発明の一実施形態
であるコンクリート橋脚の耐震補強方法を、図4〜図1
0に基づいて説明する。この耐震補強方法では、図3に
示す実施形態と同様に、橋脚の躯体22に水平方向の貫
通孔22aを穿設した後、図4に示すように躯体22を
囲むように鋼板31を設置する。この鋼板31には、図
5に示すように、穿設した貫通孔22aと対応する位置
に開口が設けられている。この鋼板31と躯体22のコ
ンクリートとの間隙にはモルタル等が注入され、一体化
される。また、躯体22のフーチング21との接合部に
は、鋼板31の周りを囲むようにさらに鉄筋コンクリー
ト部材32が追加打設される。この鉄筋コンクリート部
材32は、フーチング21に穿設された穴に挿入して定
着された鉄筋によってフーチングと一体化されている。
なお、この鉄筋コンクリート部材32を打設する部分の
貫通孔22aは、図6に示すように、あらかじめ型枠内
に設置されたシース等により、この鉄筋コンクリート部
材32をも貫通するように設けられる。
【0029】次に、上記貫通孔22aに緊張材25が挿
通され、さらに図7(a)に示すように、定着治具であ
る筒状部材33が緊張材25に外挿されるとともに、躯
体コンクリートの側面から貫通孔22a内に挿入され
る。この筒状部材33は、図7(b)に示すように、金
属性の円筒33bの一端に外側へ張り出すフランジ33
aを有するものであり、貫通孔内へ他端から挿入された
ときに、このフランジ33aが鋼板31と当接するよう
になっている。
【0030】上記緊張材25は、図3に示す耐震補強方
法と同様に、一端から緊張力が導入されて、仮定着され
る[図8(a)]。これにより、躯体22のコンクリー
トにプレストレスが導入される。さらに、貫通孔内にグ
ラウトポンプ30からグラウト材が注入される。このと
き、貫通孔の全長にわたってグラウトを施すのが望まし
いが、筒状部材33内だけにグラウトを行ってもよい。
上記グラウト材26が硬化した後、図9に示すように、
緊張材25を筒状部材33の端面に合わせて切断し、仮
定着を解放する。また、躯体下端部の鉄筋コンクリート
部材32を追加打設した部分は、図10に示すように、
筒状部材を用いず、グラウト材26によって追加打設し
たコンクリート32と緊張材25とを一体化し、この部
分を介して躯体22のコンクリートにプレストレスを導
入する。
【0031】なお、上記コンクリート橋脚の耐震補強方
法における筒状部材33を用いた緊張材25の定着方法
は、請求項5、請求項6又は請求項7に記載の発明の一
実施形態でもある。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1又は請求
項2に記載の発明に係るコンクリート橋脚では、ほぼ水
平方向に貫通して配置された緊張材に張力を導入し、こ
の状態で躯体のコンクリートと一体化されているので水
平方向にプレストレスが導入され、せん断破壊及び曲げ
破壊に対して充分な耐力を有するものとすることができ
る。また、緊張材は弾性係数が小さいので部材の寸法が
小さい場合にも、確実に有効なプレストレスを導入する
ことができる。請求項3に記載の発明に係るコンクリー
ト橋脚の耐震補強方法では、橋脚が壁状の構造となって
いて部材厚が小さい既存の橋脚に対しても、有効にプレ
ストレスを導入し、せん断破壊及び曲げ破壊に対する耐
力を増大することができる。
【0033】請求項4に記載の発明に係るコンクリート
橋脚の耐震補強方法では、上記請求項3に記載の発明の
効果に加え、橋脚の躯体の周面をより強固に拘束するこ
とができ、コンクリートの剥離や主筋のはらみ出しを有
効に防止して、既存の橋脚の耐震性能を大きく向上させ
ることができる。請求項5、請求項6又は請求項7に記
載の発明に係る緊張材の定着方法では、くさびやナット
を用いることなく緊張材をコンクリート部材に定着する
ことができる。したがって炭素繊維やアラミド繊維等を
主材とする緊張材を用いても、定着部が弱点となること
を回避することができ、さらにプレストレスを定着端面
から導入することができ、プレストレスが有効に作用す
る範囲を大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1又は請求項2に記載の発明の一実施形
態であるコンクリート橋脚を示す概略正面図及び概略側
面図である。
【図2】図1に示すコンクリート橋脚に配設された緊張
材の状態を示す拡大断面図である。
【図3】請求項3に記載の発明の一実施形態であるコン
クリート橋脚の耐震補強方法を示す概略工程図である。
【図4】請求項4に記載の発明の一実施形態であるコン
クリート橋脚の耐震補強方法の一工程を示す図であっ
て、既存の橋脚に削孔及び鋼板の建て込みを行なった状
態を示す図である。
【図5】図4に示すコンクリート橋脚の部分拡大断面図
である。
【図6】図4に示すコンクリート橋脚の部分拡大断面図
である。
【図7】請求項4に記載の発明の一実施形態であるコン
クリート橋脚の耐震補強方法の一工程を示す図であっ
て、緊張材の定着治具である筒状部材を装着した状態を
示す拡大断面図及び上記筒状部材の概略斜視図である。
【図8】請求項4に記載の発明の一実施形態であるコン
クリート橋脚の耐震補強方法の一工程を示す図であっ
て、緊張材への引張力の導入及びグラウトの注入を行な
う工程を示す図である。
【図9】請求項4に記載の発明の一実施形態であるコン
クリート橋脚の耐震補強方法が施された橋脚の部分拡大
断面図である。
【図10】請求項4に記載の発明の一実施形態であるコ
ンクリート橋脚の耐震補強方法が施された橋脚の部分拡
大断面図である。
【図11】従来から知られているコンクリート橋脚の耐
震補強方法を示す概略図及びこの補強が行なわれた橋脚
の平断面図である。
【図12】従来の補強方法では問題点が生じる橋脚の形
状を示す概略図である。
【図13】図12に示す橋脚の平断面図である。
【符号の説明】
1,21 フーチング 2,22 躯体 3,23 沓 4,24 橋桁 5,25 緊張材 6,26 グラウト材 7 定着具 8,28 台座 9,29 ジャッキ 10,30 グラウトポンプ 31 鋼板 32 鉄筋コンクリート部材 33 筒状部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川上 哲治 千葉県船橋市海神6丁目15番15号301 (72)発明者 熊谷 紳一郎 東京都新宿区荒木町13番地の4 住友建設 株式会社内 (72)発明者 佐々木 和道 北海道札幌市中央区大通西10丁目4番16号 住友建設株式会社北海道支店内 (72)発明者 藤原 保久 東京都新宿区荒木町14番地 住友建設株式 会社東京支店内 (72)発明者 玉置 一清 東京都新宿区荒木町13番地の4 住友建設 株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非金属繊維を主材とする緊張材がコン
    クリートの躯体をほぼ水平方向に貫通するように配置さ
    れ、 該緊張材は、緊張力が導入された状態で躯体のコンクリ
    ートと付着し一体化されていることを特徴とするコンク
    リート橋脚。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のコンクリート橋脚に
    おいて、 前記緊張材は、アラミド繊維を主材とするロッドであ
    り、その周面には螺旋状又は環状の凸部が形成されてい
    ることを特徴とするコンクリート橋脚。
  3. 【請求項3】 コンクリート橋脚の躯体にほぼ水平方
    向の複数の貫通孔を穿設する工程と、 非金属繊維を主材とする緊張材を前記貫通孔のそれぞれ
    に挿通し、少なくとも一方の端部から緊張力を導入して
    仮定着する工程と、 前記貫通孔内にグラウト材を注入し、これを硬化させて
    該貫通孔の内面とグラウト材と、及びグラウト材と前記
    緊張材とを付着させ、一体化する工程と、 前記緊張材の仮定着を解放する工程とを含むことを特徴
    とするコンクリート橋脚の補強方法。
  4. 【請求項4】 コンクリート橋脚の躯体にほぼ水平方
    向の複数の貫通孔を穿設する工程と、 前記貫通孔の位置と対応する開口を備えた鋼板を、前記
    コンクリート橋脚の躯体の側面に沿って設置する工程
    と、 非金属繊維を主材とする緊張材を前記貫通孔のそれぞれ
    に挿通し、一端付近に外側への張り出し部を有する筒状
    部材を前記緊張材に外挿するとともに、該筒状部材を他
    端から前記貫通孔内に挿入する工程と、 前記緊張材の少なくとも一端から緊張力を導入し、仮定
    着する工程と、 前記筒状部材の張り出し部を前記鋼板の外面に当接した
    状態で、少なくとも該筒状部材内にグラウト材を充填
    し、これを硬化させて該筒状部材の内面とグラウト材
    と、及びグラウト材と前記緊張材とを付着させ、一体化
    する工程と、 前記緊張材の仮定着を解放する工程とを含むことを特徴
    とするコンクリート橋脚の補強方法。
  5. 【請求項5】 コンクリート部材内に設けられたダク
    トに緊張材を挿通し、この緊張材に引張力を導入すると
    ともに、前記ダクトが開口するコンクリート部材の定着
    端面付近でこの緊張材をコンクリート部材に定着する緊
    張材の定着方法であって、 一端付近に外側への張り出し部を有する筒状部材を、前
    記ダクト内に挿通された緊張材に外挿するとともに、定
    着端面における前記ダクトの開口から、該筒状部材の他
    端を該ダクト内に挿入する工程と、 前記緊張材に引張力を導入し、仮定着する工程と、 少なくとも前記筒状部材内にグラウト材を充填して該筒
    状部材と前記緊張材とを一体化する工程と、 前記仮定着を解放する工程とを含むことを特徴とする緊
    張材の定着方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の緊張材の定着方法に
    おいて、 前記筒状部材は、 内周面に、複数の凸部又は凹部を有するものを用いるこ
    とを特徴とする緊張材の定着方法。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の緊張材の定着方法に
    おいて、 前記筒状部材は、 内周面が、グラウト材との付着力を増大するように粗く
    仕上げられているものを用いることを特徴とする緊張材
    の定着方法。
JP8189893A 1996-07-02 1996-07-02 コンクリート橋脚の補強方法及び緊張材の定着方法 Expired - Fee Related JP3032716B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8189893A JP3032716B2 (ja) 1996-07-02 1996-07-02 コンクリート橋脚の補強方法及び緊張材の定着方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8189893A JP3032716B2 (ja) 1996-07-02 1996-07-02 コンクリート橋脚の補強方法及び緊張材の定着方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1018226A true JPH1018226A (ja) 1998-01-20
JP3032716B2 JP3032716B2 (ja) 2000-04-17

Family

ID=16248956

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8189893A Expired - Fee Related JP3032716B2 (ja) 1996-07-02 1996-07-02 コンクリート橋脚の補強方法及び緊張材の定着方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3032716B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1018608A (ja) * 1996-07-05 1998-01-20 Fujita Corp 既存鉄筋コンクリート造建築物の耐震補強方法
JP2007040038A (ja) * 2005-08-05 2007-02-15 Ps Mitsubishi Construction Co Ltd コンクリート中空床版に対するアンカーボルト設置方法
JP2007284971A (ja) * 2006-04-14 2007-11-01 Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd 組積造構造体の免震化工法
JP5099937B1 (ja) * 2012-02-01 2012-12-19 東北ポール株式会社 コンクリートポールの製造装置、コンクリートポールの製造方法、コンクリートポールおよび連結ポール
JP2018131877A (ja) * 2017-02-17 2018-08-23 鹿島建設株式会社 プレキャスト部材の設置方法、仮押さえ具
JP2019073883A (ja) * 2017-10-16 2019-05-16 東日本旅客鉄道株式会社 構造物の振動変位抑制構造
CN109916617A (zh) * 2019-04-22 2019-06-21 河南工业大学 一种反力墙制作方法及加载孔单元调整装置
CN113172182A (zh) * 2021-04-12 2021-07-27 建华建材(中国)有限公司 一增强型预制桩的钢筋笼生产工艺
KR102521105B1 (ko) * 2022-12-15 2023-04-12 에스비엔지니어링 주식회사 기둥부와 프리캐스트 코핑의 결합 구조체 및 그 시공방법
CN117966969A (zh) * 2024-03-28 2024-05-03 北京建工集团有限责任公司 一种有粘结预应力的钢骨柱墩座体系及施工方法

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5261418B2 (ja) * 2010-03-05 2013-08-14 大成建設株式会社 プレストレストコンクリート部材の製造方法
KR102570443B1 (ko) * 2017-09-26 2023-08-25 코웨이 주식회사 제빙 기능을 구비한 정수기 및 이의 동작 방법
KR102603502B1 (ko) * 2017-12-28 2023-11-17 코웨이 주식회사 제빙 기능을 구비한 정수기
JP2022064034A (ja) * 2020-10-13 2022-04-25 東京製綱株式会社 緊張材の定着構造およびプレストレストコンクリート構造物の製作方法
JP7201867B1 (ja) 2022-09-26 2023-01-10 オリエンタル白石株式会社 緊張力導入方法及びプレストレストコンクリート構造物の製造方法

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1018608A (ja) * 1996-07-05 1998-01-20 Fujita Corp 既存鉄筋コンクリート造建築物の耐震補強方法
JP2007040038A (ja) * 2005-08-05 2007-02-15 Ps Mitsubishi Construction Co Ltd コンクリート中空床版に対するアンカーボルト設置方法
JP4556212B2 (ja) * 2005-08-05 2010-10-06 株式会社ピーエス三菱 コンクリート中空床版に対するアンカーボルト設置方法
JP2007284971A (ja) * 2006-04-14 2007-11-01 Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd 組積造構造体の免震化工法
JP5099937B1 (ja) * 2012-02-01 2012-12-19 東北ポール株式会社 コンクリートポールの製造装置、コンクリートポールの製造方法、コンクリートポールおよび連結ポール
JP2018131877A (ja) * 2017-02-17 2018-08-23 鹿島建設株式会社 プレキャスト部材の設置方法、仮押さえ具
JP2019073883A (ja) * 2017-10-16 2019-05-16 東日本旅客鉄道株式会社 構造物の振動変位抑制構造
CN109916617A (zh) * 2019-04-22 2019-06-21 河南工业大学 一种反力墙制作方法及加载孔单元调整装置
CN113172182A (zh) * 2021-04-12 2021-07-27 建华建材(中国)有限公司 一增强型预制桩的钢筋笼生产工艺
KR102521105B1 (ko) * 2022-12-15 2023-04-12 에스비엔지니어링 주식회사 기둥부와 프리캐스트 코핑의 결합 구조체 및 그 시공방법
CN117966969A (zh) * 2024-03-28 2024-05-03 北京建工集团有限责任公司 一种有粘结预应力的钢骨柱墩座体系及施工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3032716B2 (ja) 2000-04-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3032716B2 (ja) コンクリート橋脚の補強方法及び緊張材の定着方法
KR20070083474A (ko) 전단력 보강 구조 및 전단력 보강부재
JPH09151613A (ja) 既存コンクリート柱状体の補強構造
JP3983599B2 (ja) コンクリート部材の補強方法及びそれに使用される緊張材の緊張装置
US20220112718A1 (en) Tendon anchorage and construction method of a pre-stressed concrete structure
JP2994365B1 (ja) コンクリート部材の補強構造
JP7118880B2 (ja) Pc箱桁橋のせん断補強工法
JP4003211B2 (ja) コンクリート構造体の補強構造及びコンクリート構造体の補強方法
CN100482909C (zh) 钢索螺栓
JP3130216B2 (ja) Pc鋼棒ユニット、及び該pc鋼棒ユニットを用いたセメント硬化物の緊締方法
JP2018193709A (ja) 連続繊維補強材を適用したコンクリート構造物およびコンクリート部材の接合方法
JPH04285247A (ja) プレストレス導入部材およびプレストレス導入方法
CN110747735A (zh) 钢-混凝土组合梁预制混凝土桥面板的锚固连接装置
JP4035075B2 (ja) 既設壁状構造物の補強構造及び方法
JP7222824B2 (ja) 壁高欄の補強方法及び補強構造
JPH05340031A (ja) プレストレストコンクリート桁及びその製造方法
JPH1121816A (ja) 橋梁構造
JP2000096834A (ja) コンクリート部材の補強構造
KR20030070337A (ko) 매입형 정착장치 및 섬유보강쉬트(판)를 이용한 구조물보강공법
JP3948809B2 (ja) コンクリート部材と鋼管部材との接合構造及び接合方法、並びにコンクリート・鋼複合トラス橋
JP3096660B2 (ja) 場所打鋼管コンクリート杭の杭頭部構造及びその施工法
CN117758601B (zh) 一种用于高烈度地区的无承台装配式桥墩及施工方法
JPH10338907A (ja) コンクリート充填橋脚
JP5525884B2 (ja) 補強材の継手構造及びその継手構造の構築方法
JP3513784B2 (ja) 高架橋の脚柱補強方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000125

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100210

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130210

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130210

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160210

Year of fee payment: 16

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees