JPH10182045A - 乗客コンベアの乗降口滑り防止装置 - Google Patents

乗客コンベアの乗降口滑り防止装置

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Publication number
JPH10182045A
JPH10182045A JP34827796A JP34827796A JPH10182045A JP H10182045 A JPH10182045 A JP H10182045A JP 34827796 A JP34827796 A JP 34827796A JP 34827796 A JP34827796 A JP 34827796A JP H10182045 A JPH10182045 A JP H10182045A
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JP
Japan
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mat
comb
comb plate
plate
entrance
Prior art date
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Pending
Application number
JP34827796A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Chikara
雅裕 主税
Yoshio Matsuzaki
義夫 松崎
Toshiaki Matsuo
利昭 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Building Systems Co Ltd filed Critical Hitachi Building Systems Co Ltd
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Publication of JPH10182045A publication Critical patent/JPH10182045A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で利用客が踏段から乗降口に降り
る際の安全性を向上できる乗客コンベアの乗降口滑り防
止装置の提供。 【解決手段】 循環移動可能な踏段1の乗降口に、コー
ムプレート4の表面を覆うマット7を配置するととも
に、このマット7の先端部の裏面に、コームプレート4
およびコーム体5により挟持される突起12を形成し、
これにより、コームプレート4上のマット7により利用
客が滑って転倒することを防止できるとともに、マット
7の先端部がめくれ上がらない状態に保持することによ
り、このマット7の先端部に靴を引っかけて転倒するこ
とも防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エスカレータや電
動道路などの乗客コンベアの乗降口滑り防止装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に乗客コンベアは、無端状に形成さ
れ、循環移動可能な複数の踏段を有し、この踏段の乗降
口に、先端部が前記の踏段表面のクリート溝と係合する
コーム体と、このコーム体が先端上面に取付けられ、機
械室を覆うコームプレートとを備えている。このコーム
プレートは、乗客コンベアの利用客が乗り降りする際の
摩耗を抑えるためステンレス等の鋼板が用いられている
が、このコームプレート上で前記の利用客が滑る危険が
ある。従来、このような利用者の滑り事故を防ぐため、
コームプレート用鋼坂の表面にエッチング処理を施して
凹凸模様を形成したり、例えば特開昭55−18236
号公報に示されているように、コームプレート用鋼板に
プレス処理を施して凹凸部を形成するものがあった。
【0003】しかしながら上記のようにコームプレート
用鋼板に腐食法によるエッチング処理を施して凹凸模様
を形成する場合、このエッチング処理に用いられる腐食
剤などにより二次的な公害の問題が発生することが懸念
されるとともに、腐食により材料が損失するという問題
があった。また、コームプレート用鋼板にプレス処理を
施して凹凸部を形成する場合、高価な専用プレス装置が
必要であるため、大きなコストを要するという問題があ
った。
【0004】そこで、このような従来の問題を解決する
一手段として、例えば実開平2−40061号公報およ
び実開平3−13508号公報に示されているように、
コームプレート上に滑り防止マットを設置する乗客コン
ベアの乗降口滑り防止装置が提案されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の乗降口滑り防止装置では、コームプレート上に滑り
防止マットを設置した場合、コームプレートに凹凸部や
孔を形成してマットの間での滑りを防止するようになっ
ているが、特に、このマットを降り口に配置した場合、
移動している踏段上から利用客が静止している前記のマ
ット上に踏み出すとき、前記のマットの先端部に靴を引
っかけてしまい、このマットの先端部がめくり上がる結
果、利用客が転倒する危険性があった。また万一、利用
客がマット上に転倒したり荷物を落した場合、このマッ
トが十分な緩衝材として利用客や荷物を保護することが
できないという懸念もあった。
【0006】本発明はこのような従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その目的は、簡単な構成で、
利用客が踏段から乗降口に降りる際の安全性を向上させ
ることのできる乗客コンベアの乗降口滑り防止装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、無端状に連結され、循環移動可能な複数
の踏段を有し、この踏段の乗降口に、先端部が前記踏段
の表面のクリート溝と係合するコーム体と、このコーム
体が先端上面に取付けられ、機械室を覆うコームプレー
トとを備えた乗客コンベアの乗降口滑り防止装置におい
て、前記乗降口に、前記コームプレートの表面を覆うマ
ットを配置するとともに、このマットの先端部を前記コ
ームプレートおよびコーム体により挟持するようにした
構成にしてある。
【0008】このように構成した本発明では、踏段の乗
降口に設けられるコームプレートの表面をマットで覆う
ことにより、この乗降口で利用客が滑りにくくなるとと
もに、前記のマットの先端部をコームプレートおよびコ
ーム体により挟持することにより、前記のマットの先端
部がめくれ上がらない状態に保持される。これによっ
て、利用客が前記のコームプレート上で滑って転倒した
り、またマットの先端部に靴を引っかけて転倒すること
を防止できるため、簡単な構成で利用客が踏段から乗降
口に降りる際の安全性を向上させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の乗客コンベアの乗
降口滑り防止装置の実施の形態を図に基づいて説明す
る。図1は本発明の第1の実施形態に係る乗客コンベア
の乗降口滑り防止装置の要部を示す縦断面図、図2は本
実施形態の乗降口滑り防止装置の平面図である。なお、
図1は図2のX−X線に沿う縦断面図である。
【0010】一般に乗客コンベアは、図2に示すよう
に、無端状に連結され、循環移動可能な複数の踏段1
と、この踏段1の両側に形成される一対のデッキ2と、
それぞれのデッキ2上に設けられ、踏段1と連動する左
右一対の移動手摺り3とを備えている。踏段1の乗降口
には、コームプレート4が図示しない機械室を覆うよう
に配置され、このコームプレート4の先端(すなわち図
2の左端)の上面にコーム体5が取付けられている。ま
た、コームプレート4は、一対のデッキ2間に配置され
る突出部4aと、この突出部4aより外側(すなわち図
2の右側)に配置され、一端側が一対のデッキ2の端部
に隣接する本体4bとから一体的になり、これらの突出
部4aおよび本体4bはそれぞれ上方から見て長方形に
形成されている。また、踏段1の表面には、複数本のク
リート溝1aが形成されており、図1に示すように、コ
ーム体5は、前記のクリート溝1aと係合する歯先5a
を先端に有し、このコーム体5はねじ6を介してコーム
プレート4に締結されている。
【0011】そして本実施形態の乗降口滑り防止装置
は、同図1に示すように、コームプレート4の表面を覆
い、踏段1およびコーム体5とは異なる色彩を有するマ
ット7を備えている。このマット7は、コームプレート
4上に配置されるマット素地8と、このマット素地8上
に設けられる被覆体9とからなっている。
【0012】上述したマット素地8は、コームプレート
4と対応する形状に形成され、すなわち一対のデッキ2
間に配置される突出部8aと、この突出部8aより外側
(すなわち図2の右側)に配置され、一端側が一対のデ
ッキ2の端部に隣接する本体8bとから一体的になり、
これらの突出部8aおよび本体8bはそれぞれ上方から
見て長方形に形成されている。
【0013】このマット素地8の端部には、それぞれ上
方に突出する枠部10が設けられ、この枠部10より内
側に凹部11が形成されている。枠部10の外側の面
は、図1に示すように、コームプレート4の表面に対し
てテーパ状に形成され、一方、枠部10の内側の面は垂
直に形成されている。また、突出部8aの先端の下面に
は、コームプレート4およびコーム体5により挟持され
る突起12が形成されている。
【0014】上述した被覆体9は、図1に示すように、
表面側に滑り止め加工が施され、マット素地8の凹部1
1にはめ込まれている。
【0015】この第1の実施形態にあっては、コームプ
レート4の先端上面にコーム体5を取付ける際、コーム
プレート4上にマット7を設けるとともに、このマット
7の先端の突起12を前記のコームプレート4およびコ
ーム体5間の隙間に挿入した状態で、ねじ6を介してコ
ームプレート4の先端にコーム体5を締結する。これに
より、前記のマット7の先端の突起12が挟持されるの
で、このマット7の先端部がめくれ上がらない状態に保
持される。
【0016】このように構成した第1の実施形態では、
踏段1の乗降口に設けられるコームプレート4の表面が
マット7により覆われているため、上記の乗降口で利用
客が滑って転倒する事故を防止できるとともに、マット
7の先端部に靴を引っかけて転倒することを防止でき
る。これによって、簡単な構成で利用客が踏段1から乗
降口に降りる際の安全性を向上させることができる。
【0017】また、本実施形態では、マット7は踏段1
およびコーム体5とは異なる色彩を有するため、このマ
ット7を容易に識別でき、視覚的にも利用客が乗降口に
降りる際の安全性を向上させることができる。
【0018】図3は本発明の第2の実施形態に係る乗客
コンベアの乗降口滑り防止装置の要部を示す縦断面図で
ある。なお、図3において前述した図1、図2に示され
るものと同等のものには同一符号が付されている。
【0019】そして本実施形態の乗降口滑り防止装置で
は、前述した図1、図2に示す第1の実施形態と比べ
て、マット素地8の突出部8aの先端下面に前記の突起
12を設ける代わりに、突出部8aの先端下面を平坦状
に形成して、この先端下面に、一端がコームプレート4
およびコーム体5により挟持されるL字体13を接着し
たことが異なっており、その他の構成は同様である。
【0020】この第2の実施形態にあっても、前述した
図1、図2に示す第1の実施形態と同様の効果が得られ
る。
【0021】図4は本発明の第3の実施形態に係る乗客
コンベアの乗降口滑り防止装置の要部を示す縦断面図で
ある。なお、図4は図2のY−Y線に沿う縦断面図であ
り、この図4において前述した図1〜図3に示されるも
のと同等のものには同一符号が付されている。
【0022】そして本実施形態の乗降口滑り防止装置で
は、前述した図1、図2に示す第1の実施形態と比べ
て、マット7のマット素地8の裏面とコームプレート4
の上面との間に弾性板からなる緩衝材14を設けたこと
が異なっており、その他の構成は同様である。
【0023】この第3の実施形態にあっては、万一、マ
ット7上に利用者が転倒したり、あるいは荷物を落した
場合、マット7とコームプレート4との間の緩衝材14
により、このコームプレート4に突き当たる際の衝撃が
緩衝される。
【0024】このように構成した第3の実施形態でも、
前述した図1、図2に示す第1の実施形態と同様の効果
が得られる。さらに、本実施形態にあっては、マット7
上に利用者が転倒したり荷物を落した場合、これらの利
用客や荷物を緩衝材14により十分に保護することがで
きる。
【0025】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、踏
段の乗降口に設けられるコームプレート上のマットによ
り利用客が滑って転倒することを防止できるとともに、
前記のマットの先端部がめくれ上がらない状態に保持す
ることによって、マットの先端部に靴を引っかけて転倒
することも防止でき、したがって、簡単な構成で利用客
が踏段から乗降口に降りる際の安全性を向上させること
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る乗客コンベアの
乗降口滑り防止装置の要部を示す縦断面図である。
【図2】本実施形態の乗降口滑り防止装置の平面図であ
る。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る乗客コンベアの
乗降口滑り防止装置の要部を示す縦断面図である。
【図4】本発明の第3の実施形態に係る乗客コンベアの
乗降口滑り防止装置の要部を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 踏段 4 コームプレート 5 コーム体 7 マット 8 マット素地 9 被覆体 10 枠部 12 突起 13 L字体 14 緩衝材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無端状に連結され、循環移動可能な複数
    の踏段を有し、この踏段の乗降口に、先端部が前記踏段
    の表面のクリート溝と係合するコーム体と、このコーム
    体が先端上面に取付けられ、機械室を覆うコームプレー
    トとを備えた乗客コンベアの乗降口滑り防止装置におい
    て、 前記乗降口に、前記コームプレートの表面を覆うマット
    を配置するとともに、このマットの先端部を前記コーム
    プレートおよびコーム体により挟持するようにしたこと
    を特徴とする乗客コンベアの乗降口滑り防止装置。
  2. 【請求項2】 前記マットの先端部の裏面に、前記コー
    ムプレートおよびコーム体により挟持される突起を形成
    したことを特徴とする請求項1記載の乗客コンベアの乗
    降口滑り防止装置。
  3. 【請求項3】 前記マットの先端部の裏面に、一端が前
    記コームプレートおよびコーム体により挟持されるL字
    体を接着したことを特徴とする請求項1記載の乗客コン
    ベアの乗降口滑り防止装置。
  4. 【請求項4】 前記マットの裏面とコームプレートの上
    面との間に緩衝材を設けたことを特徴とする乗客コンベ
    アの乗降口滑り防止装置。
JP34827796A 1996-12-26 1996-12-26 乗客コンベアの乗降口滑り防止装置 Pending JPH10182045A (ja)

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