JPH10181359A - 自動車用ダッシュボードのための空気ダクト - Google Patents

自動車用ダッシュボードのための空気ダクト

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JPH10181359A
JPH10181359A JP9333061A JP33306197A JPH10181359A JP H10181359 A JPH10181359 A JP H10181359A JP 9333061 A JP9333061 A JP 9333061A JP 33306197 A JP33306197 A JP 33306197A JP H10181359 A JPH10181359 A JP H10181359A
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duct
mold
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air duct
slot
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JP9333061A
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Uwe Dausch
ドーシュ ウーエ
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Valeo Climatisation SA
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Valeo Climatisation SA
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00507Details, e.g. mounting arrangements, desaeration devices
    • B60H1/00557Details of ducts or cables
    • B60H1/00564Details of ducts or cables of air ducts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C33/00Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/24Devices purely for ventilating or where the heating or cooling is irrelevant
    • B60H1/247Disposition of several air-diffusers in a vehicle for ventilation-air circulation in a vehicle cabin
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダッシュボード内に組み込むことができ、製
造が容易で、シーリング状の完全性が改善された空気ダ
クトを提供する。 【解決手段】 ダクト(12)は、開放された環状の断
面を有するように、2つの隣接するエッジ(26)によ
り境界が定められた長手方向のスロット(24)を有す
る。このダクトは、長手方向のスロットの両側に2つの
外側係合面(30)を有し、この係合面により、ダッシ
ュボードの支持面(32)に固定される。このダクト
は、スロット(24)を開けることにより、モールドか
らダクトを剥離できるよう、適当な変形自在な材料内で
成形することにより製造される。スロットは開放後、再
び閉じられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のダッシュ
ボードに取り付けられるようになっている空気ダクト、
またはパイプ、およびかかる空気ダクトを製造する方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用ダッシュボードは、空気
を分配するための少なくとも1つダクトを含み、このダ
クトには、自動車内に設置された暖房兼通気または空調
装置から吸引された処理済み空気流が供給されるように
なっている。この空気ダクトは、車室内の所定の位置で
開口する出口ポートに向けて、この処理された空気を送
る。 この空気出口は、自動車のフロントガラス(サイ
ドウィンドーも含むことが多い)の除氷または霜取りを
するための除氷通気孔を通常含んでいる。この通気孔
は、ダッシュボードのフロント部分に配置され、少なく
とも1つの中心ベンチレータと側方ベンチレータとから
成る通気用空気通気孔、すなわちベンチレータも含んで
いる。
【0003】大部分のダッシュボードは、1組のダクト
を含み、これらダクトは、一般にプラスチック材料で製
造され、暖房兼通気(または空調)装置と、種々の出口
通気孔との間に介在される。除氷または霜取り通気孔に
は、一般にプラスチック材料で製造されたダクトが接続
され、このダクトは、ダッシュボード自体の補強部材の
下に固定され、吹き出し口に接続される。この吹き出し
口(これも通常プラスチック材料で製造される)も、ダ
ッシュボードの補強部材の下に固定され、暖房兼通気ま
たは空調装置の出口に接続されるようになっている。
【0004】同じように、通気用空気通気孔にも、プラ
スチック材料製の別のダクトが一般に接続されており、
このダクトは、機械的に組み立てられ、ダッシュボード
の補強部材の下に固定され、別の吹き出し口に接続され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、公知のタイプ
のかかるダッシュボード内の空気を拡散させるには、暖
房兼通気または空調装置と、種々の空気出口通気孔との
間に介在された多数のダクトと、接続部とを設けなけれ
ばならない。これにより、例えば次のような多数の欠点
が生じる。すなわち、不完全な接続により、リークが生
じ得ること、例えば管壁の振動により、空気ノイズが生
じること、熱損失が生じること、空気力学的損失が生じ
ること、部品が点在すること、ダッシュボード内にかな
りの広さのスペースを設けなければならないこと、取り
付けが複雑となり、時間がかかること、および一般に製
造コストが比較的高くなることが挙げられる。
【0006】ドイツ国特許第3,818,666号明細書によ
り、空気分配ダクトが一体化されたダッシュボードを設
けることも、公知となっている。このダクトは、ダッシ
ュボードに取り付けられる単一部品状に製造される。こ
の公知の構造により、部品数を低減させることは可能と
なるが、他方で、依然として上記欠点のほとんどを有す
る。
【0007】従来、ダッシュボード自体に、1つ以上の
空気ダクトを内蔵するダッシュボードを製造しようとす
るあらゆる試みは、特に形状が複雑な中空部品を成形す
る作業上の問題により成功しなかった。
【0008】本発明の課題は、上記欠点を克服した、自
動車のダッシュボード用空気ダクトを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による、自動車の
ダッシュボード用空気ダクトは、ダクトが開放された環
状の断面を有するよう、2つの隣接するエッジによって
境界が定められた長手方向スロットと、長手方向スロッ
トの両側の外側に形成された2つの係合面を含み、係合
面が、ダッシュボードの支持面に固定されるようになっ
ており、長手方向スロットを開けることにより、ダクト
をモールドから隔離できるよう、変形自在な材料で成形
することによりダクトを形成することを特徴としてい
る。
【0010】従って、本発明の空気ダクトは、所望の形
状に成形し、その後、ダクト内のスロットを開けること
により、モールドから剥離できる変形自在な材料から成
るスロット付き(従って開放された)パイプ状に製造さ
れる。成形作業に使用される材料は、変形および可撓性
の性質を有することに関連し、長手方向のダクトを一時
的に開けるように、適当な力を加えることにより、モー
ルドから成形された部品を剥離し、次にスロットの両エ
ッジを再び接近させ、ダクトをダッシュボードに取り付
けるようにすることが可能である。
【0011】本発明の好ましい特徴によれば、ダクトの
2つのほぼ共通平面のウィングにより、2つの係合面が
構成されており、ウィングは、スロットの両側で延び、
ダクトの断面は、ほぼギリシャ文字のオメガ(Ω)状と
なっている。これら2つのウィングは、延長された接触
面と同じ空気ダクトの適当なシールを保証しながら、空
気ダクトとダッシュボードの支持面とを良好に接続す
る。
【0012】本発明の別の好ましい特徴によれば、ダッ
シュボードにダクトを固定できるように、スロットの両
エッジはほぼ並置されている。このように、スロットの
両エッジを最初の接近した相対位置へ回復することは、
選択された材料が適当な可逆性の弾性特性を有すること
により、自然に得られるか、または成形された部品に適
当な機械的な作用を加えることによって得られる。
【0013】シール効果を改善するには、ダッシュボー
ドにダクトを固定した時に、スロットの両エッジが実際
に互いに接触するようにすることが好ましい。
【0014】本発明の別の好ましい特徴によれば、ダク
トは、ダッシュボードの形状と一致した形状を有する。
これにより、本発明によれば、ダクトをダッシュボード
に固定できるように、ダクトの形状をダッシュボードに
密着する複雑な形状とすることが可能となり、更にダク
トの長手方向に沿って、ダクトの横方向横断面を適当に
変えることができる。
【0015】本発明の更に別の好ましい特徴によれば、
変形可能な材料は、プラスチック材料である。これに関
連し、プラスチック材料は、発泡材料、すなわち変形可
能であって、熱絶縁体の材料であることが好ましい。
【0016】本発明の第2の特徴によれば、所定の外形
および所定の内形を有する本発明の第1の特徴に係わる
空気ダクトを製造する方法が提供される。
【0017】本発明の1つの形態の方法では、この方法
は、実質的に下記の工程を備えている。 (a)雄型部分と雌型部分を備え、これらの部分が、ダ
クトの外形と一致したモールドキャビティを共に構成す
るようになっており、雄型部分が、ダクトの内形と一致
し、長手方向のウェブに取り付けられるモールドコアを
含むモールドを提供する工程と、(b)モールドの雌型
部分と雄型部分との間に成形材料を注入して、モールド
キャビティを満たし、開放環状横断面のダクトを形成
し、ウェブに対応する長手方向スロットを構成する工程
と、(c)モールドの雄型部分と雌型部分を互いに分離
する工程と、(d)モールドコアを抽出するように、ス
ロットを開けることによりモールドからダクトを剥離す
る工程。この方法は、閉じたモールドで実施される射出
成形方法である。
【0018】本発明に係わる別の形態の方法では、この
方法は、実質的に次の工程を備えている。 (a)雄型部分と雌型部分を備え、これらの部分が、ダ
クトの外形と一致したモールドキャビティを共に構成す
るようになっており、雄型部分が、ダクトの内形に一致
し、長手方向のウェブに取り付けられるモールドコアを
含むモールドを提供する工程と、(b)モールドの雄型
部分と雌型部分とを互いに離間した状態にしながら、雌
型部分のチャンネルに成形材料を注入する工程と、
(c)モールドの雌型部分雄型部分とを一致させてモー
ルドを閉じて、成形材料によりモールドキャビティを満
たし、ウェブと対応する長手方向スロットを構成する開
放された環状断面のダクトを形成する工程と、(d)モ
ールドの雄型部分と雌型部分を互いに分離する工程と、
(e)モールドコアを抽出するように、スロットを開け
ることによりモールドからダクトを剥離する工程。
【0019】この変形例の方法は、開放されたモールド
タイプの射出成形方法により実施しうる。
【0020】本発明の方法のいずれの変形例でも、相補
的な雄型部分および雌型部分から成り、雄型部分が、ダ
クトの内形と一致したモールドコアを含むモールドを使
って、所定の外形および内径を有する空気ダクトを製造
できる。
【0021】モールドから製品を剥離する工程では、モ
ールドコアは抽出しない。その理由は、このモールドコ
アは、モールドの雄型部分の固定部品に留まっているか
らである。この剥離工程は、成形材料の変形特性を活用
し、長手方向スロットを開けることにより、ダクトを変
形するような適当な力を加えることによって実行され
る。これに関連し、ダクトをモールドコアから除くこと
ができるように、またはモールドコアをダクトの内部か
ら除くことができるように、十分ダクトを変形すれば十
分である。
【0022】更にこれに関連し、従来の成形方法では、
ダクトの軸方向へのモールドコアの抽出は不可能である
ので、長手方向スロットを有しない同様なダクトを製造
することはできないことが理解できると思う。
【0023】本発明の方法の好ましい実施例では、モー
ルドの雌型部分が、雌型部分の外面内で開いたチャンネ
ルを含み、雄型部分が、雌型部分の外面に接触するよう
になっているカバー本体を備え、ウェブにより、カバー
本体に雄型部分のモールドコアが取り付けられる。
【0024】成形材料は、プラスチック材料であり、好
ましくは発泡プラスチックである。
【0025】本発明の方法は、モールドのモールドコア
および雄型部分のウェブの周り、または雌型部分のチャ
ンネルの周りに、フィルムを置くことから成る中間工程
を、注入工程(b)の前に更に含んでいる。このフィル
ムは、剥離工程後、所定位置に留まり、特に成形材料が
一般的にリークを防止できない発泡プラスチック材料で
ある場合に、シール性を改善しながら、ダクト内部の適
当な表面に重なる。
【0026】本発明の第3の特徴によれば、前記本発明
の第1の特徴による少なくとも1つの空気ダクト、また
は本発明の第2の特徴の方法により製造された空気ダク
トを含み、この空気ダクトは、ダッシュボードの支持面
に固定される。
【0027】空気ダクトは、接着剤による接合によりダ
ッシュボードに固定することが好ましいが、変形例とし
て、例えば超音波溶着により、ダッシュボードに空気ダ
クト固を固定してもよい。これとは異なり、他の適当な
締結手段、特に機械式締結具を使用してもよい。
【0028】添付図面を参照し、単なる非限定的例とし
て示した本発明の好ましい実施例の次の詳細な説明を読
めば、本発明の上記以外の特徴および利点がより明らか
となろう。
【0029】
【発明の実施の形態】まず図1を参照する。図1は、自
動車のダッシュボード10を示し、このダッシュボード
は、通気口14まで至る2つの空気ダクト12、すなわ
ち通気ダクトを含んでいる。各通気口14は、ダッシュ
ボードの両端のそれぞれの一方に配置されている。ダッ
シュボードは、別の2つの空気ダクト16すなわち除氷
ダクトも含み、この除氷ダクトは、自動車のフロントガ
ラス(図示せず)の除氷または霜取りのために2つの対
応する通気口18に接続されている。この2つの通気ダ
クト12および2つの除氷ダクト16には、暖房兼通気
ユニット20からの空気が供給される。暖房兼通気ユニ
ット20は、エンジンルームまたは車室内のいずれかに
おいて、ダッシュボードの下方に配置されている。
【0030】ユニット20は、自動車のユーザーが必要
とするように、処理された空気を通気ダクト12および
除氷ダクト16に送るための制御手段および分配手段を
含んでいる。種々の設計条件、特にダッシュボードの下
方に取り付けられる機器の異なる部品により生じる利用
可能な空間の制限により、ダクトの形状は、多少複雑と
なっている。
【0031】次に図2を参照する。図2は、空気ダク
ト、本例では、特にダッシュボード10の左側に配置さ
れた通気ダクト12の構造を示す。図2に示すダクト1
2は、横方向断面が開放された環状をした壁22を含
む。この壁22は、2つの隣接するエッジ26により境
界が定められた長手方向スロット24により中断されて
おり、2つの隣接するエッジは互いに接近し、互いに接
触できる。更にダクト12は、2つのほぼ共通平面上の
ウィング28を有し、このウィング28は、壁22に接
合し、スロット24の両側で延びている。これら2つの
ウィング28は、ダッシュボード10の支持面32に固
定されるようになっている2つの係合面30を有する。
本例では、この支持面はダッシュボード10の下面とな
っている。
【0032】図1に示すように、通気ダクト12は、湾
曲した形状を有し、空気ダクトにより、通気口14を暖
房および通気ユニット20へ接続することが可能となっ
ている。空気ダクト12の横方向断面は、少なくとも断
面II−IIにおいてほぼ楕円形となっている。このよ
うな断面の形状は、ダッシュボードに取り付けられた種
々の機器、および機器のその他の物品が存在することに
より生じる種々の設計上の条件に従い、ダクトの長手方
向にわたって変えることができる。
【0033】通気ダクト12は、変形可能な材料で成形
され、スロット24を開けたモールドから、ダクトを剥
離することにより形成される。
【0034】ダッシュボード10に通気ダクト12を固
定すると、係合面30は支持面32に密着し、これによ
り、長手方向スロットを通る空気の漏れを防止できる。
この結果、スロットのエッジ26は、互いに接触させる
必要はなくなるが、シール効果を高めるにはかかる接触
をさせることが好ましい。
【0035】次に、本発明の空気ダクト12の製造方法
を説明するために、図3〜図5を参照する。この方法
は、モールドベースとも称される雌型部分34と、カバ
ーとも称される雄型部分36とから成る2部品式モール
ドを使って、成形により実行される。
【0036】雌型部分34には、その外側面40すなわ
ち上面で開口したチャンネル38が形成されている。こ
のチャンネル38は、一部が成形するべきダクト12の
外側形状と対応している。このチャンネルは、ベース4
2を有し、このベースの右側断面は、ほぼ半楕円形をな
している。この丸くされたベース42は、ウィング28
が形成された2つのサイドキャビティ44内に開口して
いる。
【0037】モールドの雄型部分36、すなわちカバー
は、外面48を有するカバー本体46から成り、この外
面48は、ウィング28の係合面30を成形し、これを
形成するための雌型部分34の上面40に当接する。更
にこの雄型部分36は、成形するべきダクトの外側形状
と対応する形状を有するモールドコア50を含んでい
る。このモールドコア50は、長手方向のウェブ52を
介してカバー本体46に取り付けられている。
【0038】成形作業に先立ち、モールドコア50、ウ
ェブ52の両面、およびモールドの雄型部分36の外面
48、またはベース42および2つのサイドキャビティ
44を備える雌型部分内のチャンネル38の表面をコー
ティングするのに、フィルム54を使用できる。次に図
4に示すように、外面40と48とを互いに接触させる
よう、2つのモールド部分34と38を一致させる。こ
のように2つのモールド部分を一致させると、形成すべ
きダクトの形状と一致した形状を有し、チャンネル38
を含むモールドキャビティが生じる。
【0039】次に、このモールドキャビティ内を成形材
料で満たし、射出成形方法により、ダクトを形成する。
この結果得られたダクトは、雄型部分36のウェブ52
が存在することによって構成されたスロットを備える開
放した環状の断面を有する。
【0040】当然ながら、これは閉成形方法であるが、
本発明の別の変形例では、モールドを開けたままにして
おき、チャンネル38に成形材料を注入し、その後、雌
型部分の上に雄型部分36を載せ、モールドを閉じ、よ
ってモールドキャビティを満たしてもよい。
【0041】モールドからのダクトの剥離は、次のよう
に行う。図5に示すように、モールドの雄型部分と雌型
部分を分離する。この分離後、ダクト12は、モールド
の雄型部分36に固定されたままである。しかし、必要
なことは、幅が少なくともモールドコア50の幅に等し
くなるまで、図5に示すように、スロット24を開放す
るようにダクト12を変形することである。このスロッ
トの開放は、使用される材料の変形性およびウィング3
8を使って、モールド12を離間させることが可能であ
るという事実により容易となっている。
【0042】次に、弾性的に変形可能な材料を使用する
場合には、自動的に、または使用する材料が弾性的でな
い場合には、外側から積極的に力を加えることにより、
スロット24の両エッジ26を互いに接近させる。
【0043】成形材料は、好ましくは、独立気泡タイプ
のプラスチック材料の発泡体、例えばポリウレタンの発
泡体であることが好ましい。この材料は、外側表皮また
は内側表皮のいずれかを有利に形成できる。このダクト
は、適当な方法でダッシュボードに固定できる。
【0044】機械的手段を使用することができるが、接
着剤による接合、または超音波溶着のいずれかによっ
て、ダッシュボードにダクトを固定することが好まし
い。他の適当な手段を使用することも可能である。
【0045】本発明の成形方法は、ダクトの断面が一定
形状であるか、または変化しながら真っすぐでない、す
なわち蛇行した空気路を形成できるように、種々の形状
のダクトを形成することが可能である。
【0046】更に、別の空気出口通気口に自然の出口を
提供するように、ダクト内のスロットが部分的に幅広と
なった部分を有するようにすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気ダクトを含む自動車のダッシュボ
ードの頂部平面図である。
【図2】図1におけるII−2線に沿った拡大部分断面
図である。
【図3】2部品式モールド内で成形することにより、本
発明によるダクトを製造する際の最初の段階を示す図で
ある。
【図4】2部品式モールド内で成形することにより、本
発明によるダクトを製造する際の第2番目の段階を示す
図である。
【図5】2部品式モールド内で成形することにより、本
発明によるダクトを製造する際の第3番目の段階を示す
図である。
【符号の説明】
10 ダッシュボード 12 空気ダクト 14 通気口 16 除氷ダクト 18 霜取りダクト 20 暖房兼通気ユニット 22 壁 24 スロット 26 エッジ 28 ウィング 30 係合面 32 支持面 34 雄型部分 36 雌型部分 38 チャンネル 40 上面 42 ベース 44 サイドキャビティ 46 カバー本体 48 外面 50 モールドコア 52 ウェブ 54 フィルム

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダクトが開放された環状の断面を有する
    よう、2つの隣接するエッジ(26)によって境界が定
    められた長手方向スロット(24)と、長手方向スロッ
    ト(24)の両側の外側に形成された2つの係合面(3
    0)とを含み、係合面が、ダッシュボード(10)の支
    持面(32)に固定されるようになっており、長手方向
    スロット(24)を開けることにより、ダクトをモール
    ドから隔離できるよう、変形自在な材料で成形すること
    によりダクト(12)を形成してなることを特徴とす
    る、自動車のダッシュボード用空気ダクト。
  2. 【請求項2】 ダクトの2つのほぼ共通平面のウィング
    (28)により、2つの係合面(30)が構成されてお
    り、ウィング(28)が、スロット(24)の両側で延
    び、ダクトの横方向断面が、ほぼギリシャ文字のオメガ
    (Ω)状となっていることを特徴とする、請求項1また
    は2記載の空気ダクト。
  3. 【請求項3】 ダッシュボード(10)にダクト(1
    2)を固定できるよう、スロット(24)のエッジ(2
    6)がほぼ並置されていることを特徴とする、請求項1
    または2記載の空気ダクト。
  4. 【請求項4】 ダッシュボード(10)の形状と一致し
    た形状を有することを特徴とする、請求項1〜3のいず
    れかに記載の空気ダクト。
  5. 【請求項5】 変形可能な材料が、プラスチック材料で
    あることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載
    の空気ダクト。
  6. 【請求項6】 変形可能な材料が、発泡プラスチック材
    料であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに
    記載の空気ダクト。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の、所定
    の外形と所定の内形を有する空気ダクトを製造する方法
    であって、 (a)雄型部分(36)と雌型部分(34)を備え、こ
    れら部分が、ダクトの外形と一致したモールドキャビテ
    ィを構成するようになっており、雄型部分(36)が、
    ダクト(12)の内形と一致し、長手方向のウェブ(5
    2)に取り付けられるモールドコア(50)を含むモー
    ルドを提供する工程と、 (b)モールドの雌型部分(34)と雄型部分(36)
    との間に成形材料を注入して、よってモールドキャビテ
    ィを満たし、開放環状断面のダクト(12)を形成し、
    ウェブ(52)に対応する長手方向スロット(24)を
    構成する工程と、 (c)モールドの雄型部分(36)と雌型部分(34)
    を互いに分離する工程と、 (d)モールドコア(50)を抽出するように、スロッ
    ト(24)を開けることにより、モールドからダクト
    (12)を剥離する工程とを有する、空気ダクトを製造
    する方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜6のいずれかに記載の、所定
    の外形と所定の内形を有する空気ダクトを製造する方法
    であって、 (a)雄型部分(36)と雌型部分(34)を備え、こ
    れらの部分が、ダクトの外形と一致したモールドキャビ
    ティを構成するようになっており、雄型部分(36)
    が、ダクト(12)の内形と一致し、長手方向のウェブ
    (52)に取り付けられるモールドコア(50)を含む
    モールドを提供する工程と、 (b)モールドの雄型部分(36)と雌型部分(34)
    とを互いに離間させた状態としながら、雌型部分(3
    4)のチャンネル(38)内に成形材料を注入する工程
    と、 (c)モールドの雌型部分(34)と雄型部分(36)
    とを一致させてモールドを閉じ、成形材料によりモール
    ドキャビティを満たし、ウェブ(52)と対応する長手
    方向スロット(24)を構成する開放された環状断面の
    ダクト(12)を形成する工程と、 (d)モールドの雄型部分(36)と雌型部分(34)
    を互いに分離する工程と、 (e)モールドコア(50)を抽出するようにスロット
    (24)を開けることにより、モールドからダクト(1
    2)を剥離する工程とを有する、空気ダクトを製造する
    方法。
  9. 【請求項9】 モールドの雌型部分(34)が、雌型部
    分の外面(40)内で開いたチャンネル(38)を含
    み、雄型部分(36)が、雌型部分の外面に接触するよ
    うになっているカバー本体(46)を備え、ウェブ(5
    2)により、カバー本体(46)に雄型部分(36)の
    モールドコア(50)が取り付けられることを特徴とす
    る、請求項7または8記載の方法。
  10. 【請求項10】 成形材料が、プラスチック材料である
    ことを特徴とする、請求項7〜9のいずれかに記載の方
    法。
  11. 【請求項11】 成形材料が、発泡プラスチックである
    ことを特徴とする、成形7〜9のいずれかに記載の方
    法。
  12. 【請求項12】 モールドのモールドコア(50)、お
    よび雄型部分(36)のウェブ(52)の周りまたは雌
    型部分(34)のチャンネル(38)の周りに、フィル
    ム(54)を置くことから成る中間工程を、注入工程
    (b)の前に含むことを特徴とする、請求項7〜11の
    いずれかに記載の方法。
  13. 【請求項13】 請求項1〜6のいずれかに記載の少な
    くとも1つの空気ダクト(12)(16)または請求項
    7〜12のいずれかに方法により製造された空気ダクト
    を含み、この空気ダクトが、ダッシュボード(10)の
    支持面(32)に固定されていることを特徴とする、自
    動車用ダッシュボード。
  14. 【請求項14】 接着剤による接合により、ダッシュボ
    ード(10)に空気ダクト(12)が固定されているこ
    とを特徴とする、請求項13記載のダッシュボード。
  15. 【請求項15】 超音波溶着により、ダッシュボード
    (10)に空気ダクト(12)が固定されていることを
    特徴とする、請求項13記載のダッシュボード。
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