JPH10181281A - 筆記具 - Google Patents

筆記具

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Publication number
JPH10181281A
JPH10181281A JP8350293A JP35029396A JPH10181281A JP H10181281 A JPH10181281 A JP H10181281A JP 8350293 A JP8350293 A JP 8350293A JP 35029396 A JP35029396 A JP 35029396A JP H10181281 A JPH10181281 A JP H10181281A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
barrel
cam
screw
writing
sleeve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8350293A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuhei Kageyama
秀平 陰山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kotobuki and Co Ltd
Original Assignee
Kotobuki and Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kotobuki and Co Ltd filed Critical Kotobuki and Co Ltd
Priority to JP8350293A priority Critical patent/JPH10181281A/ja
Priority to TW086200723U priority patent/TW362581U/zh
Publication of JPH10181281A publication Critical patent/JPH10181281A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価に製造でき、しかも高級感を与えること
ができる筆記具を提供する。 【解決手段】 軸筒10は合成樹脂製からなり、その軸
筒10の後端部には雄ネジ部10aが形成され、該軸筒
10の後端部には該雄ネジ部10aに螺合する雌ネジ部
20aが形成された合成樹脂製の天ビス20が螺着され
ており、軸筒10と天ビス20のそれぞれの外周面に形
成された段差部10b、20cの間には金属製の軸筒ス
リーブ24が介挿されて、軸筒スリーブ24が軸筒10
の一部と天ビス20の一部の外周を覆っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筆記具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の筆記具、例えば、回転カム式ボー
ルペンを例にとると、例えば実開平4−5992号に記
載されたものがある。かかる回転カム式ボールペンで
は、軸筒の内面に設けられたカム本体と、このカム本体
に噛合する回転カムと、この回転カムに噛合するカムバ
ーとより筆記媒体送り出し機構を構成し、弾性体で後方
に付勢された筆記媒体であるレフィールの後部が回転カ
ムに嵌入されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の筆記具では、通常、軸筒が合成樹脂製からなって
おり、軸筒の内面に一体にカム本体を形成することがで
きるため、安価に製造できる利点を有するものの、消費
者に高級的な印象を与えるのは困難であるという問題が
ある。高級的な印象を与えるために軸筒を金属製とする
と、原料費、加工費が高くなり、またカム本体を一体に
形成することが困難であり別部品としなければならない
ため製造コストがかかるという問題がある。
【0004】本願発明は、かかる問題点に鑑みなされた
もので、安価に製造でき、しかも高級感を与えることが
できる筆記具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のうち請求項1記載の発明は、筆記媒体及び筆
記媒体送り出し機構を内蔵した軸筒を備えた筆記具にお
いて、前記軸筒は合成樹脂製であり、その軸筒の後端部
には雄ネジ部が形成され、該軸筒の後端部には該雄ネジ
部に螺合する雌ネジ部が形成された合成樹脂製の天ビス
が螺着されており、前記軸筒と前記天ビスのそれぞれの
外周面に形成された段差部の間には金属製の軸筒スリー
ブが介挿されて、該軸筒スリーブが前記軸筒の一部と天
ビスの一部の外周を覆うことを特徴とする。
【0006】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のものにおいて、前記天ビスの雌ネジ部には軸線方向
に伸びるスリットが形成されており、前記軸筒スリーブ
は、天ビスのスリットを覆うように設けられることを特
徴とする。また、請求項3記載の発明は、請求項1また
は2記載のものにおいて、前記筆記媒体送り出し機構
は、軸筒の内面に軸筒と一体に設けられたカム本体と、
このカム本体に噛合する回転カムと、この回転カムを前
方へ押出可能なカムバーとから構成され、前記回転カム
に弾性体で後方に付勢された筆記媒体の後部を嵌入する
ことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。図1は本発明の筆記具の実施の形態
を表す全体図、図2はその縦断面図である。図におい
て、10は合成樹脂製の軸筒であり、その先端には先具
12が着脱可能に螺着されている。
【0008】軸筒10の後部内面には、軸筒10と一体
にカム本体14が設けられている。カム本体14は、軸
線方向に伸びる複数の浅い溝14aと深い溝14bとが
交互に山を挟んで円周方向に並設され、浅い溝14a及
び山の前端が鋸歯状のカム面14cとなっている。この
カム本体14には、カム本体14のカム面14cへの係
止と深い溝14bへの挿入とを交互に行う突起16aを
備えカム面14cに沿って軸筒10内で回転する回転カ
ム16が噛合される。さらに、カム本体14の浅い溝1
4a及び深い溝14bに挿入する複数の突起18aを備
えて回転カム16を適宜前方へ押し出すカムバー18が
設けられている。
【0009】これらのカム本体14、回転カム16及び
カムバー18によって筆記媒体送り出し機構が構成され
る。また、カムバー18の突起18aが形成された部分
に近接した部分には開口18bが形成されており、カム
バー18の突起18aが内径方向に撓むことができるよ
うになっており、また、カムバー18の後部には、ノッ
クキャップ19が圧入等により被着されて、ノックキャ
ップ19は軸筒10の後端部より突出している。
【0010】軸筒10の後端部には、合成樹脂製の天ビ
ス20が螺着される。即ち、軸筒10の後端部の外周に
は雄ネジ部10aが形成されており、図3に示したよう
に、この雄ネジ部10aに螺合する雌ネジ部20aが天
ビス20の前端内面に形成されており、この雌ネジ部2
0aに重複して天ビス20の前端部から軸線方向に伸び
るスリット20bが形成されている。さらに雌ネジ部2
0aより後方部の外周には段差部20cが形成されてお
り、段差部20cより後方は雌ネジ部20aの外径より
も大きくなっており、天ビス20の後端部にはクリップ
22がかしめ等の手段により取り付けられている。
【0011】一方、軸筒10の軸線方向中程の外周には
段差部10bが形成されており、段差部10bと前記天
ビス20の段差部20cとの間には金属製の薄肉パイプ
状のの軸筒スリーブ24が介挿されている。また、軸筒
10内には筆記媒体であるレフィール26が収納されて
その後部が回転カム16に嵌入しており、レフィール2
6に設けられたバネ受け26aと先具12との間には、
弾性体であるバネ28が介挿されている。
【0012】以上のように構成される筆記具を組み付け
る際には、レフィール26の後部を回転カム16に嵌入
した状態にし、且つレフィールの前部にバネ28を嵌装
した状態で、レフィール26を軸筒10の前端側より挿
入し、回転カム16をカム本体14に噛合させ、先具1
2を軸筒10に螺着することにより、回転カム16、レ
フィール26、バネ28及び先具12を組み付けること
ができる。しかる後、軸筒10の後端側よりカムバー1
8を押し込むと、カムバー18には開口18bが形成さ
れていることから、突起18aが内径方向に撓みながら
カム本体14の深い溝14b及び浅い溝14aに達し、
これらの溝に挿入される。突起18aは溝に挿入した後
は、自然状態に復帰するため、再び軸筒10の後端側か
ら取り外されることはない。しかる後に、軸筒スリーブ
24を軸筒10の後端側から段差部10bに当接するま
で挿入し、天ビス20の雌ネジ部20aを軸筒10の雄
ネジ部10aに螺着して、組付けが完成する。
【0013】また、軸筒10及び天ビス20はそれぞれ
プラスチック成形され、軸筒10の雄ネジ部10aは割
型によって成形される一方、天ビス20の雌ネジ部20
aは雄ネジが型どられたコアピンによって成形される
が、このコアピンを型から抜く際にスリット20bが形
成されているために、コアピンを雌ネジに沿って回転さ
せることなく直線的に無理矢理抜いても、スリット20
bが広がることにより抜けるので雌ネジ部20aが損傷
を受けることがない。従って、製造時間を短縮すること
ができ結果的に安価に製造することができる。
【0014】また、軸筒スリーブ24がスリット20b
の外周を覆うことになるので、スリット20bが外部か
ら見えることなく見栄えを損なうこともない。以上のよ
うに構成される筆記具は、レフィール26のペン先が軸
筒10内に引っ込んでいるときには、回転カム16の突
起16aがカム本体14の深い溝14bに挿入した状態
にあり、筆記を行う際には、公知の回転カム式ボールペ
ンと同様に、ノックキャップ19を前方へ向けてノック
すると、カムバー18がバネ28に抗して回転カム16
を前方へ押して、回転カム16の突起16aを深い溝か
ら押し出す。しかる後、回転カム16はカム面14cに
沿って所定角度回転して、突起16aが浅い溝14aの
前端のカム面14cに係止されるので、レフィール26
のペン先が先具12より突出した状態に維持され筆記す
ることができる。
【0015】また、レフィール26のペン先を先具12
より引っ込める際には、ノックキャップ19を再び前方
へ向けてノックすると、カムバー18がバネ28に抗し
て回転カム16を前方へ押して、回転カム16のカム面
との係止を解除する。しかる後、回転カム16はカム面
14cに沿って所定角度回転して、突起16aが深い溝
内に挿入されるので、バネ28によりレフィール26が
後方へ押し出されて、レフィール26のペン先が先具1
2より引っ込むことになる。
【0016】本実施の形態では、軸筒スリーブを金属製
とすることにより、筆記具の外観上はその一部が金属部
分となり高級的な印象を与えることができると共に、軸
筒スリーブは薄肉の押出パイプを切りとることにより製
造することができるため、加工費や原料費を低く抑える
ことができる。また、軸筒10の段差部10bと天ビス
20の段差部20cとで挟むだけで取り付けられるの
で、簡単に組み立てることができる。
【0017】先具12やノックキャップ19を、軸筒ス
リーブ24と同じ金属製で構成しても良く、かかる構成
でも金属部分が一部分であるため、金属部分12、2
4、19と合成樹脂部分10、20が外観上交互に並ん
だ、新規なデザインの筆記具とすることもできる。尚、
本実施の形態では、回転カム式ボールペンについて説明
したが、これに限ることなく、サイドスライド式ボール
ペンや、シャープペンシルにも適用することができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、軸筒は合成樹脂製であり、その軸筒の後端
部には雄ネジ部が形成され、該軸筒の後端部には該雄ネ
ジ部に螺合する雌ネジ部が形成された合成樹脂製の天ビ
スが螺着されており、前記軸筒と前記天ビスのそれぞれ
の外周面に形成された段差部の間には金属製の軸筒スリ
ーブが介挿されて、該軸筒スリーブが前記軸筒の一部と
天ビスの一部の外周を覆うことから、外観の一部を金属
製とすることができて、原料費が高騰することなく安価
に製造でき且つ高級感を与えることができる。また、軸
筒スリーブは、軸筒と前記天ビスのそれぞれの外周面に
形成された段差部の間に介挿されるだけなので、その組
付けも簡単に行うことができる。
【0019】請求項2記載の発明によれば、前記天ビス
の雌ネジ部には軸線方向に伸びるスリットが形成されて
おり、前記軸筒スリーブは、天ビスのスリットを覆うよ
うに設けられることから、合成樹脂製の天ビスの雌ネジ
部を形成する際に、雌ネジが型どられたコアピンによっ
て成形されるが、そのコアピンを型から抜く際にスリッ
トが形成されているために、コアピンをネジに沿って回
転させることなく直線的に無理矢理抜いても、スリット
が広がることにより抜けるので雌ネジ部が損傷を受ける
ことがない。従って、製造時間を短縮でき結果的に安価
に製造することができる。
【0020】また、軸筒スリーブがスリットの外周を覆
うことになるので、スリットが見えることなく見栄えを
損なうこともない。また、請求項3記載の発明によれ
ば、カム本体は、軸筒と一体にプラスチック成形により
形成するので、さらに安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の筆記具の実施の形態を表す側面図であ
る。
【図2】図1の縦断面図である。
【図3】天ビスの拡大斜視図である。
【符号の説明】
10 軸筒 10a 雄ネジ部 10b 段差部 14 カム本体 16 回転カム 18 カムバー 20 天ビス 20a 雌ネジ部 20b スリット 20c 段差部 24 軸筒スリーブ 26 レフィール(筆記媒体) 28 バネ(弾性体)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筆記媒体及び筆記媒体送り出し機構を内
    蔵した軸筒を備えた筆記具において、前記軸筒は合成樹
    脂製であり、その軸筒の後端部には雄ネジ部が形成さ
    れ、該軸筒の後端部には該雄ネジ部に螺合する雌ネジ部
    が形成された合成樹脂製の天ビスが螺着されており、前
    記軸筒と前記天ビスのそれぞれの外周面に形成された段
    差部の間には金属製の軸筒スリーブが介挿されて、該軸
    筒スリーブが前記軸筒の一部と天ビスの一部の外周を覆
    うことを特徴とする筆記具。
  2. 【請求項2】 前記天ビスの雌ネジ部には軸線方向に伸
    びるスリットが形成されており、前記軸筒スリーブは、
    天ビスのスリットを覆うように設けられることを特徴と
    する請求項1記載の筆記具。
  3. 【請求項3】 前記筆記媒体送り出し機構は、軸筒の内
    面に軸筒と一体に設けられたカム本体と、このカム本体
    に噛合する回転カムと、この回転カムを前方へ押出可能
    なカムバーとから構成され、前記回転カムに弾性体で後
    方に付勢された筆記媒体の後部を嵌入することを特徴と
    する請求項1または2記載の筆記具。
JP8350293A 1996-12-27 1996-12-27 筆記具 Pending JPH10181281A (ja)

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JP8350293A JPH10181281A (ja) 1996-12-27 1996-12-27 筆記具
TW086200723U TW362581U (en) 1996-12-27 1997-01-16 Writing implement

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JP8350293A JPH10181281A (ja) 1996-12-27 1996-12-27 筆記具

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ID=18409521

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JP8350293A Pending JPH10181281A (ja) 1996-12-27 1996-12-27 筆記具

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TW (1) TW362581U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002316496A (ja) * 2001-04-20 2002-10-29 Kotobuki:Kk 樹脂製軸体
JP2012250455A (ja) * 2011-06-03 2012-12-20 Mitsubishi Pencil Co Ltd 樹脂成形品およびこれを用いた筆記具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002316496A (ja) * 2001-04-20 2002-10-29 Kotobuki:Kk 樹脂製軸体
JP2012250455A (ja) * 2011-06-03 2012-12-20 Mitsubishi Pencil Co Ltd 樹脂成形品およびこれを用いた筆記具

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TW362581U (en) 1999-06-21

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