JPH10181052A - サーマルヘッド - Google Patents
サーマルヘッドInfo
- Publication number
- JPH10181052A JPH10181052A JP35513796A JP35513796A JPH10181052A JP H10181052 A JPH10181052 A JP H10181052A JP 35513796 A JP35513796 A JP 35513796A JP 35513796 A JP35513796 A JP 35513796A JP H10181052 A JPH10181052 A JP H10181052A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- head board
- head
- heating
- recording paper
- heating element
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
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- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims abstract description 9
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims abstract description 9
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- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 2
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- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 2
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- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】
【目的】サーマルヘッドの発熱素子列と記録紙との当た
りを良好にする。 【構成】ヘッド基板を金属薄板をコアとするホーロー基
板により構成し、一側に発熱素子列を形成するとともに
他側を支持部材により支持される構造として、該一側の
発熱素子列が記録紙に当接した際、該ヘッド基板がたわ
むことにより均一な接触を達成する。
りを良好にする。 【構成】ヘッド基板を金属薄板をコアとするホーロー基
板により構成し、一側に発熱素子列を形成するとともに
他側を支持部材により支持される構造として、該一側の
発熱素子列が記録紙に当接した際、該ヘッド基板がたわ
むことにより均一な接触を達成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はサーマルヘッドに関す
るもので、特にサーマルヘッドと記録紙との良好な当た
りを容易に達成するサーマルヘッドに関する。
るもので、特にサーマルヘッドと記録紙との良好な当た
りを容易に達成するサーマルヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のサーマルヘッドの一般的構成は、
アルミナ等のセラミックス基板上に複数の発熱素子を形
成する発熱抵抗体や複数の発熱素子に信号に応じて電力
を供給する導体パターンを形成している。そして、この
セラミックス基板の背面側をアルミ材等の放熱板に接触
させた状態で固定していた。
アルミナ等のセラミックス基板上に複数の発熱素子を形
成する発熱抵抗体や複数の発熱素子に信号に応じて電力
を供給する導体パターンを形成している。そして、この
セラミックス基板の背面側をアルミ材等の放熱板に接触
させた状態で固定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、従来のサ
ーマルヘッドは剛性がきわめて高いものとなっていた。
このため、記録紙とこのサーマルヘッドとを所定の圧力
で接触させる際、いずれの部位においても均一な接触を
達成するためには高度な機械的精度が要求されていた。
特に記録幅が大きい長尺のサーマルヘッドの場合には、
このサーマルヘッドの支持装置や記録紙の移送装置など
に相当な機械的精度を保持しなければならなかった。こ
のような機械的精度の高精度な保持は、装置を堅牢に構
成することが必要となるとともに装置コストが上昇する
不都合があった。この発明は、この点を改善するために
なされたものである。
ーマルヘッドは剛性がきわめて高いものとなっていた。
このため、記録紙とこのサーマルヘッドとを所定の圧力
で接触させる際、いずれの部位においても均一な接触を
達成するためには高度な機械的精度が要求されていた。
特に記録幅が大きい長尺のサーマルヘッドの場合には、
このサーマルヘッドの支持装置や記録紙の移送装置など
に相当な機械的精度を保持しなければならなかった。こ
のような機械的精度の高精度な保持は、装置を堅牢に構
成することが必要となるとともに装置コストが上昇する
不都合があった。この発明は、この点を改善するために
なされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため、この発明で
は、表面に絶縁膜が形成された長方形状の金属薄板、こ
の金属薄板の表面の一方の長辺に近接して該長辺に沿っ
て形成された複数の発熱素子からなる発熱素子列、上記
金属薄板の表面に形成され上記発熱素子列の各発熱素子
に信号に応じて電力を供給する導体パターンを有したヘ
ッド基板、このヘッド基板の他方の長辺に近接した位置
でこのヘッド基板を支持する支持部材、このヘッド支持
部材により支持されたヘッド基板の発熱素子列を相対的
に記録紙に押し付ける圧力付与手段、とからサーマルヘ
ッドを構成した。
は、表面に絶縁膜が形成された長方形状の金属薄板、こ
の金属薄板の表面の一方の長辺に近接して該長辺に沿っ
て形成された複数の発熱素子からなる発熱素子列、上記
金属薄板の表面に形成され上記発熱素子列の各発熱素子
に信号に応じて電力を供給する導体パターンを有したヘ
ッド基板、このヘッド基板の他方の長辺に近接した位置
でこのヘッド基板を支持する支持部材、このヘッド支持
部材により支持されたヘッド基板の発熱素子列を相対的
に記録紙に押し付ける圧力付与手段、とからサーマルヘ
ッドを構成した。
【0005】
【作用】ヘッド基板として、金属薄板の一面を絶縁膜で
覆ったものを使用することで、このヘッド基板に柔軟性
を持たせることができる。この柔軟構造のヘッド基板の
一側に発熱素子列を形成し、他側を支持部材に支持させ
る。発熱素子列部分は、記録紙に接触した際、ヘッド基
板のたわみにより良好な当たりを達成することができ
る。
覆ったものを使用することで、このヘッド基板に柔軟性
を持たせることができる。この柔軟構造のヘッド基板の
一側に発熱素子列を形成し、他側を支持部材に支持させ
る。発熱素子列部分は、記録紙に接触した際、ヘッド基
板のたわみにより良好な当たりを達成することができ
る。
【0006】
【実施例】以下、この発明について図面の実施例を参照
して説明する。図において、図1は本発明の第1実施例
を示す側面図、図2は本発明の第2実施例を示す側面
図、図3はヘッド基板の構造を示す側面図である。
して説明する。図において、図1は本発明の第1実施例
を示す側面図、図2は本発明の第2実施例を示す側面
図、図3はヘッド基板の構造を示す側面図である。
【0007】まず、図3を参照してこの発明に係るヘッ
ド基板10の構造について説明する。ここでは、コア1
01として、厚さ1mmの長方形状のステンレス薄板を
使用している。このステンレス薄板の全面に絶縁膜10
2としてガラス膜を形成している。そして、このヘッド
基板10の一方の長辺に近接した位置に該長辺に沿って
複数の発熱素子列を形成するために発熱抵抗体11と導
体パターン103を形成している。
ド基板10の構造について説明する。ここでは、コア1
01として、厚さ1mmの長方形状のステンレス薄板を
使用している。このステンレス薄板の全面に絶縁膜10
2としてガラス膜を形成している。そして、このヘッド
基板10の一方の長辺に近接した位置に該長辺に沿って
複数の発熱素子列を形成するために発熱抵抗体11と導
体パターン103を形成している。
【0008】さて、このようにして形成されたヘッド基
板10は、図1に示すように、発熱抵抗体11が形成さ
れる側と反対側の部分で支持部材14に取り付けられて
いる。この支持部材14は、この実施例装置ではアルミ
材で形成されており放熱板としても作用している。ここ
で、12はヘッド基板10上に形成された駆動ICであ
り、複数の発熱素子の制御を行うものである。また、1
3はカバーである。
板10は、図1に示すように、発熱抵抗体11が形成さ
れる側と反対側の部分で支持部材14に取り付けられて
いる。この支持部材14は、この実施例装置ではアルミ
材で形成されており放熱板としても作用している。ここ
で、12はヘッド基板10上に形成された駆動ICであ
り、複数の発熱素子の制御を行うものである。また、1
3はカバーである。
【0009】支持部材14は、ハウジングに回動可能に
支持された支持軸141に取り付けられ、また図示しな
いスプリングによりこの支持軸141を支点として時計
回りの付勢力が付与されている。したがって、プラテン
20上の記録紙30に対してこのヘッド基板10の発熱
抵抗体11を当接させる際、ヘッド基板10がたわみ発
熱抵抗体11と記録紙30との接触が全域にわたって均
一となる。
支持された支持軸141に取り付けられ、また図示しな
いスプリングによりこの支持軸141を支点として時計
回りの付勢力が付与されている。したがって、プラテン
20上の記録紙30に対してこのヘッド基板10の発熱
抵抗体11を当接させる際、ヘッド基板10がたわみ発
熱抵抗体11と記録紙30との接触が全域にわたって均
一となる。
【0010】図2は、この発明の第2実施例を示す側面
図である。この第2実施例に係るサーマルヘッドは、ヘ
ッド基板10の柔軟構造を利用して、発熱抵抗体11の
形成部分をあらかじめ折り曲げておいたものである。
図である。この第2実施例に係るサーマルヘッドは、ヘ
ッド基板10の柔軟構造を利用して、発熱抵抗体11の
形成部分をあらかじめ折り曲げておいたものである。
【0011】まず、ステンレス薄板を所定の形状に折り
曲げた後、絶縁膜102を形成する。次いで、折り曲げ
た部分に複数の発熱素子を形成するよう発熱抵抗体11
と導体パターン103を形成する。そして、図1と同様
な方法により装置の所定の位置に取り付ける。このよう
に構成することにより、平板プラテン上のあるいは枠に
張られた記録紙30に対しても良好な当たりを達成する
ことができる。
曲げた後、絶縁膜102を形成する。次いで、折り曲げ
た部分に複数の発熱素子を形成するよう発熱抵抗体11
と導体パターン103を形成する。そして、図1と同様
な方法により装置の所定の位置に取り付ける。このよう
に構成することにより、平板プラテン上のあるいは枠に
張られた記録紙30に対しても良好な当たりを達成する
ことができる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
サーマルヘッドを柔軟構造にすることができ、この柔軟
性を利用して該サーマルヘッドにたわみを起こさせるこ
とで、発熱素子列と記録紙との良好な接触を達成するこ
とができる。さらに、同様な理由でサーマルヘッドの発
熱素子部分を折り曲げること等可能となり平面上の記録
紙に対しても良好な当たりを達成できる。
サーマルヘッドを柔軟構造にすることができ、この柔軟
性を利用して該サーマルヘッドにたわみを起こさせるこ
とで、発熱素子列と記録紙との良好な接触を達成するこ
とができる。さらに、同様な理由でサーマルヘッドの発
熱素子部分を折り曲げること等可能となり平面上の記録
紙に対しても良好な当たりを達成できる。
【図1】本発明の第1実施例に係るサーマルヘッドを示
す側面構成図である。
す側面構成図である。
【図2】本発明の第2実施例に係るサーマルヘッドを示
す側面構成図である。
す側面構成図である。
【図3】本発明のヘッド基板の構造を示す側面図であ
る。
る。
10:ヘッド基板 11:発熱抵抗体 101:ステン
レス薄板(コア) 103:導体パターン 14:支持部材 30:記録紙
レス薄板(コア) 103:導体パターン 14:支持部材 30:記録紙
Claims (1)
- 【請求項1】表面に絶縁膜が形成された長方形状の金属
薄板、この金属薄板の表面の一方の長辺に近接して該長
辺に沿って形成された複数の発熱素子からなる発熱素子
列、上記金属薄板の表面に形成され上記発熱素子列の各
発熱素子に信号に応じて電力を供給する導体パターンを
有したヘッド基板、 このヘッド基板の他方の長辺に近接した位置でこのヘッ
ド基板を支持する支持部材、 このヘッド支持部材により支持されたヘッド基板の発熱
素子列を相対的に記録紙に押し付ける圧力付与手段、 とを有したサーマルヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35513796A JPH10181052A (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | サーマルヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35513796A JPH10181052A (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | サーマルヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10181052A true JPH10181052A (ja) | 1998-07-07 |
Family
ID=18442161
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35513796A Pending JPH10181052A (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | サーマルヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10181052A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107639941A (zh) * | 2016-07-21 | 2018-01-30 | 迪斯全球 | 照片打印机 |
-
1996
- 1996-12-20 JP JP35513796A patent/JPH10181052A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107639941A (zh) * | 2016-07-21 | 2018-01-30 | 迪斯全球 | 照片打印机 |
CN107639942A (zh) * | 2016-07-21 | 2018-01-30 | 迪斯全球 | 照片打印机 |
KR20180010932A (ko) * | 2016-07-21 | 2018-01-31 | 디에스글로벌 (주) | 포토 프린터 |
KR20180010931A (ko) * | 2016-07-21 | 2018-01-31 | 디에스글로벌 (주) | 포토 프린터 |
KR20180010930A (ko) * | 2016-07-21 | 2018-01-31 | 디에스글로벌 (주) | 포토 프린터 |
KR20180010929A (ko) * | 2016-07-21 | 2018-01-31 | 디에스글로벌 (주) | 포토 프린터 |
CN107639942B (zh) * | 2016-07-21 | 2019-10-25 | 迪斯全球 | 照片打印机 |
CN107639941B (zh) * | 2016-07-21 | 2020-01-17 | 迪斯全球 | 照片打印机 |
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