JP2905602B2 - 走査ヘッドの支持板 - Google Patents

走査ヘッドの支持板

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリントヘッドや密着
型イメージセンサ等の、プラテンに押圧されて使用され
る走査ヘッドの支持板に関する。
【0002】
【従来の技術】プラテンに押圧された状態で使用される
走査ヘッドとしては、印字のためのものとしてサーマル
プリントヘッド、読み取りのためのものとして密着型イ
メージセンサ等が知られている。この内、サーマルプリ
ントヘッドを例に挙げて説明すると、サーマルプリント
ヘッド自体は、セラミック基板上に、印字素子としての
発熱抵抗体を走査方向に配したものである。従来、この
サーマルプリントヘッド自体(以下、サーマルプリント
ヘッド基板という)に直接押圧力を加えてプラテンに押
圧するのではなく、放熱板をも兼ねた支持板上にサーマ
ルプリントヘッド基板を取り付けて、この支持板をプラ
テンに押圧する構成を取っている。
【0003】図6は、従来の支持板52を示している。
この支持板52はアルミニウム合金製でかなりの板厚を
有し、それ自体高い剛性を有している。この支持板52
上に、サーマルプリントヘッド基板53が接着等の手段
で取り付けられており、実際には感熱記録紙(図示せ
ず)を挟んでプラテン54に押圧されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記アルミニウム合金
製の支持板52は、引抜材等を加工して製作するために
コストがかかるという問題がある。そこで、図7に示す
ように、薄い鋼板を曲げ加工又はしぼり加工等の板金加
工により製作し、剛性を持たせた支持板52’を本願発
明者らは試作した。この支持板52’は、プレス加工等
により製作することができるから、コストの低減を図る
ことができる。
【0005】ところが、支持板52’は、高い剛性を有
し殆ど変形しない。このため、もし支持板52’が上に
凹になるように反っている場合、たとえ支持板52’の
中央部で押圧力を加えたとしても、支持板52’がプラ
テン54に沿うように変形せず、サーマルプリントヘッ
ド基板53がプラテン54に十分に密着しない。従っ
て、支持板52’の平面度を高くしなければならない
が、板金加工では平面度を厳しく確保することが困難で
ある問題点があった。
【0006】この問題点を解決するために、支持板の剛
性を低下させ、プラテンに沿うように変形させる構成が
考えられる。図8は、このような構成を説明しており、
薄い鋼板52”上にサーマルプリントヘッド基板53が
取り付けられている。鋼板52”をプラテンに沿うよう
に変形させるため、走査方向に沿って多数の点で押圧力
Fを加える必要がある。ところが、ファクシミリやプリ
ンタ等では製品価格を下げるため、より簡易な構造が要
求されており、多数の点で押圧するという複雑な構造は
好ましくない。
【0007】従って、本発明の目的は、上記に鑑み、平
面度の要求を緩和した状態においても、プラテンと走査
ヘッドとの密着が確保できる走査ヘッドの支持板を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載の走査ヘッドの支持板は、走
査方向に延在する湾曲スカート部を設け、この湾曲スカ
ート部は、中央部が狭幅の低強度部で、両端部が広幅の
高強度部で構成され、両端の高強度部がプラテンに押圧
されることを特徴とする。又、請求項2記載の走査ヘッ
ドの支持板は、走査方向に適切な間隔を置いて貫通孔を
形成し、貫通孔間の部分を高強度部とし、貫通孔を形成
した部分を低強度部とし、高強度部がプラテンに押圧さ
れることを特徴とする。これら走査ヘッドの支持板で
は、いずれも高強度部がプラテンに押圧されることで、
即ち支持板の剛性や強度を支持板に加えられる押圧荷重
点に応じて制御することで、押圧荷重が支持板全体に均
一に作用し、走査ヘッドとプラテンとの密着性が改善さ
れる。
【0009】本発明において、支持板に設ける湾曲スカ
ート部又は貫通孔の形態は、走査ヘッドとプラテンとの
密着性が十分に確保される限り特定されず、支持板への
押圧荷重位置に応じて適宜変更することができる。例え
ば、貫通孔の場合、図1に示すようにスリット状のもの
を一定間隔を置いて3ヵ所に形成してもよいし、図示の
ものよりも小さいスリット状の貫通孔を3ヵ所以上に形
成してもよい。或いは、円形の小孔を一列に配したり、
一列以上の列に並列させても構わない。又、湾曲スカー
ト部の場合、図5に示す如くなだらかな凹状(支持板の
中央付近が最も狭幅)であったり、スカート部の端縁が
一様な円弧ではなく、波形でも差し支えない。このよう
に、貫通孔の形状や数、スカート部の形態を適宜変更す
ることで、押圧荷重点に従って支持板の剛性や強度を自
由に設定することが可能である。
【0010】
【実施例】以下、本発明の走査ヘッドの支持板を実施例
に基づいて説明する。図1及び図2に示す支持板はサー
マルプリントヘッドに適用したものであり、図1は同サ
ーマルプリントヘッドの分解斜視図、図2は図1のサー
マルプリントヘッドを別の方向から見た外観斜視図であ
る。
【0011】支持板2は、鋼板をプレス加工して成形し
たものであり、縁部2a、2bが下方に折り曲げられ、
縁部2aには、図2に示すように、支持板2の位置決め
金具3が一体に成形されている。又、縁部2bにも、図
1に示すように、位置決め金具4が一体に成形されてい
る。更に、支持板2には、その走査方向において3つの
スリット状貫通孔6が一定間隔を置いて形成されてい
る。支持板2の貫通孔6、6間の部分が高強度部A、A
を構成し、貫通孔6を形成した部分が低強度部B、
B’、Bを構成している。高強度部Aは支持板2をプリ
ンタ等の機器に組み込んだ時に下方より押圧荷重が加え
られる領域となる。又、中央の低強度部B’には、孔
8、7、7、8が形成されている。
【0012】支持板端部2c、2cには、プラテンの回
転軸26aを受ける切欠きを有する突片10、10が一
体に成形されている。突片10、10の基端部を補強す
るための溝状の凹部11、11がしぼり加工により形成
されている。サーマルプリントヘッド基板12は、セラ
ミック基板上に電極パターン(図示せず)、発熱抵抗体
13を形成し、駆動用IC(図示せず)を搭載したもの
である。これら駆動用ICは樹脂14にて被覆・保護さ
れている。このサーマルプリントヘッド基板12は、支
持板2上に接着されるが、接着剤は中央部分にのみ付け
られ、両端は固定されない状態となっている。これはサ
ーマルプリントヘッド基板12と支持板2との熱膨張率
が異なるためである。
【0013】補強基板16の上面には更にフレキシブル
基板17が重ねられている。フレキシブル基板17の前
縁部は、補強基板16より突出して、サーマルプリント
ヘッド基板12の接続端子部15上に重なる。この補強
基板16にも、孔19、18、18、19が設けられて
いる。又、補強基板16の下面には、外部接続用のコネ
クタ20、20が取り付けられている。
【0014】フレキシブル基板17上には、更に押さえ
部材21が取り付けられる。押さえ部材21の下面に
は、走査方向に延伸するゴム22が設けられ、孔24、
23、23、24が開設されている。この実施例では、
2本のビス25、25を、それぞれ孔23、23、1
8、18に挿通させ、孔7、7に螺入して、押さえ部材
21、フレキシブル基板17等を固定している。この
時、ゴム22がフレキシブル基板17の前縁部を接続端
子部15に圧接し、フレキシブル基板17とサーマルプ
リントヘッド基板12との電気的導通がとられる。
【0015】図3、4は当該実施例の支持板2の作用を
説明するためのものである。なお、図3、4では、支持
板2は簡略化して示している。仮に図3に示すように支
持板2が反っていたとする。この状態では、プラテン2
6とサーマルプリントヘッド基板12は完全に密着して
いない。ところが、図4においてプリンタやファクシミ
リ等の機器に組み込まれた状態では、支持板2の下方よ
り高強度部A、Aにコイルバネ又は板バネなど(図示せ
ず)により押圧荷重Fが付与され、支持板2がプラテン
26に押圧される。なお、図4には詳細に示していない
が、コイルバネ等は高強度部A、Aに下方から接してい
る。
【0016】コイルバネ等の押圧力Fにより、支持板2
が高強度部A、Aでプラテン26に沿うように変形し、
各低強度部B、B’、Bの平坦度が確保されていれば、
サーマルプリントヘッド基板12がプラテン26に完全
に密着する。しかして、各低強度部B、B’、Bは貫通
孔6を有し、高強度部A、Aよりも剛性が小さくて或る
程度の可撓性を持つから、高強度部A、Aを押し上げれ
ばそれに伴って低強度部B、B’、Bもプラテン26に
沿うように変形し、各低強度部B、B’、Bとプラテン
26との密着が良好になる。そのため、各低強度部B、
B’、Bに形成する貫通孔6は、通常の打抜加工でも十
分に平面度が確保できる。従って、支持板2の平面度
を、供給上問題のない水準まで緩和しても、プラテン2
6とサーマルプリントヘッド基板12との完全な密着を
得ることができる。
【0017】上記実施例は貫通孔に関するものである
が、次に湾曲スカート部についての実施例を図5に示
す。但し、図5の支持板32はスカート部以外の部分に
関しては先の実施例と同一であるため、図5では相違点
のみを示し、それ以外の構成は省略してある。支持板3
2の両側には、走査方向に延在する凹状のスカート部3
3、34が一体成形されている。図からも分るように、
スカート部33、34は、その端縁33a、34aが一
定の曲率半径を持つ円弧状を呈するものである。このス
カート部33、34の形状からして、支持板32は、幅
広のスカート部を有する両端部が高強度部A、Aで、狭
幅のスカート部を有する中央部が低強度部Bで構成さ
れ、しかも先の実施例のように高強度部と低強度部の境
界が明瞭ではなく、高強度部A、Aと低強度部Bが連続
的に変化する。
【0018】この支持板32においても、仮に両端部か
ら押圧荷重を加えた場合、スカート部33、34が湾曲
しているため、荷重は走査方向のどの位置においても均
一に作用し、高強度部A、Aのプラテン26方向への変
位に伴って低強度部Bも同方向に変位する。その結果、
当該支持板32上に取り付けたサーマルプリントヘッド
基板12とプラテン26との密着も完全になる。
【0019】なお、上記実施例はいずれもサーマルプリ
ントヘッドについて説明しているが、プラテンに押圧さ
れて使用される走査ヘッド、例えば密着型イメージセン
サの支持板についても、本発明は適用可能である。
【0020】
【発明の効果】本発明の請求項1,2記載の走査ヘッド
の支持板は、以上説明したように湾曲スカート部や貫通
孔を有し、それにより高強度部と低強度部を構成し、高
強度部がプラテンに押圧されることで、押圧荷重が走査
方向のどの位置においても均一になり、支持板に要求さ
れる平面度を或る程度緩和した状態においても、走査ヘ
ッドをプラテンに完全に密着させることができ、印字品
質等が向上する利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る支持板を適用したサー
マルプリントヘッドの分解斜視図である。
【図2】図1に示すサーマルプリントヘッドを別の方向
から見た外観斜視図である。
【図3】図1及び図2に示すサーマルプリントヘッドの
作用を説明する図である。
【図4】図1及び図2に示すサーマルプリントヘッドの
作用を説明する図である。
【図5】本発明の別実施例に係る支持板を示す概略外観
斜視図である。
【図6】従来の支持板を説明する斜視図である。
【図7】本願発明者らの試作に係る支持板を説明する斜
視図である。
【図8】本願発明者らの更に別の試作に係る支持板を説
明する斜視図である。
【符号の説明】
2・32 支持板 6 貫通孔 12 サーマルプリントヘッド基板 26 プラテン 33・34 湾曲スカート部 A 高強度部 B 低強度部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/32 B41J 2/335 B41J 25/34 H04N 1/028

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走査ヘッド本体が取り付けられ、プラテン
    に押圧される走査ヘッドの支持板において、 その走査方向に延在する湾曲スカート部を設け、この湾
    曲スカート部は、中央部が狭幅の低強度部で、両端部が
    広幅の高強度部で構成され、両端の高強度部がプラテン
    に押圧されることを特徴とする走査ヘッドの支持板。
  2. 【請求項2】走査ヘッド本体が取り付けられ、プラテン
    に押圧される走査ヘッドの支持板において、 その走査方向に適切な間隔を置いて貫通孔を形成し、貫
    通孔間の部分を高強度部とし、貫通孔を形成した部分を
    低強度部とし、高強度部がプラテンに押圧されることを
    特徴とする走査ヘッドの支持板。
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JP4881096B2 (ja) * 2006-07-31 2012-02-22 キヤノン株式会社 記録装置
CN102320194B (zh) * 2011-08-18 2013-09-11 深圳市理邦精密仪器股份有限公司 对打印机的打印头施加压力的压力传导装置及打印机

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