JPH10180581A - ツールマガジン用ツール抜き - Google Patents
ツールマガジン用ツール抜きInfo
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- JPH10180581A JPH10180581A JP35029696A JP35029696A JPH10180581A JP H10180581 A JPH10180581 A JP H10180581A JP 35029696 A JP35029696 A JP 35029696A JP 35029696 A JP35029696 A JP 35029696A JP H10180581 A JPH10180581 A JP H10180581A
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- tool
- point
- guide
- gripping means
- grip member
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Abstract
作業を可能とする簡単構造のツール抜きを提供する。 【解決手段】 ツールを把持するグリップ部材17と、
当該グリップ部材を前後方向に送る第1案内部材14
と、当該グリップ部材を上下方向に送る第2案内部材1
6と、グリップ部材と係合して当該部材の前後及び上下
方向の移動を規定する案内路19を有する固定部材20
と、グリップ部材を動かすための移動部材10,12;
25を備える。
Description
れるツールマガジンからツールホルダーを抜き出し、ま
た当該ホルダーをツールマガジンに挿入するのに用いる
ツール抜きに関するものである。
行う場合、例えば工作機械のスピンドル先端にツール
(工具)を取り付けて、当該ツールを工作物に接触さ
せ、回転運動と送り運動の組み合わせによって当該工作
物に所定な形状、寸法又は表面状態を与えるようになっ
ている。
に応じて、各種のツールをその都度、スピンドルに取り
付ける必要がある。そのために工作機械には、数本から
100本を越えるツールを収納するツールマガジンが備
えられている。
は、収納数に相当する数のツールポットを有していて、
各ツールポットにはツールを備えたツールホルダーを保
持するための把持手段、例えば把持スプリングが組み込
まれている。したがって、ツールマガジン内に収納され
るツールホルダーは、そのバネ力によって落ちないよう
にツールポットに保持されているものである。
ように、ツール1を装着したツールホルダー2のプルス
タッド3と、ツールポット4の把持スプリング5とが係
合することによって、ツールホルダー2がツールポット
4に保持されている。NC工作機械のように工具交換ま
でを自動で行う場合を除いて、このような構成のツール
マガジンからツールホルダーを抜き取る場合には、レバ
ー6を用いてプルスタッド3を押し、ツールホルダー2
と把持スプリング5の係合を解いて、ツールホルダー2
をマガジンから引き出す。あるいは図5に示されるよう
に、専用の抜き取り工具7をツールホルダー2とツール
ポット4の間に差し込み、てこ作用を用いて把持スプリ
ング5との係合からツールホルダー2を解放すること
で、マガジンから引き出している。
る場合には、作業者が直接手で押し入れている。この場
合、ツールホルダーには鋭利なツールが備えられてい
て、そのために装着作業の際に作業者が手を負傷するこ
とがある。特に最近ではツール保持を確実にするために
把持スプリングのバネ力が強めになっており、ツールホ
ルダー装着時に大きな力を必要とし、そのために負傷す
る危険が一層高まっている。
容易にツールの着脱作業を可能とする簡単構造のツール
抜きを提供することを課題とする。
に、本発明にしたがうツール抜きは、ツールを把持する
手段と、当該把持手段を前後方向に送る第1案内部材
と、当該把持手段を上下方向に送る第2案内部材と、把
持手段と係合して当該手段の前後及び上下方向の移動を
規定する案内路を有する固定部材と、把持手段を動かす
ための移動手段を備えてなっている。
手段の前後及び上下方向の移動をもたらす直線路と漸次
曲率が変化する円弧路の組み合わせからなる案内路並び
にレバー部を有し且つ上記第1案内部材に回動自在に支
持されていれば、手動によりツールを安全にツールマガ
ジンから着脱することが可能である。また上記移動手段
が、把持手段と係合して当該手段の前後及び上下方向の
移動をもたらす伸縮自在のシリンダ部材であれば、この
シリンダ部材を必要に応じて伸縮させることで自動式ツ
ール抜きとすることができる。これら手動式又は自動式
のツール抜きにあっては、上記固定部材に把持手段と係
合するL字状の案内路が形成されていれば、把持手段の
前後及び上下方向の移動が確実で安定したものとなる。
の形態に基づいて、説明する。なお当然ながら、以下の
実施形態は、本発明を具体化した一例であり、本発明の
技術的範囲はこれに制約されるものではない。
直交するスライド面を2面有し、それら面上の摺動によ
ってツールホルダーのためのグリップ部が抜き取りの際
には前進と上昇を行い、装着の際には下降と後退を行う
ようになっている。図1において、手動タイプのツール
抜きは、手動操作のためのレバー10と、これと一体的
に形成されカム溝11を備えた作動プレート12と、上
面に第1スライド面13を有したベース部材14と、第
1スライド面13と係合摺動し垂直面に第2スライド面
15を有したL型案内部材16と、第2スライド面15
に係合摺動しツールホルダー2を把持するグリップ部材
17と、当該グリップ部材17の側面に取り付けられた
ガイドローラ18が嵌挿するL字溝19を備えた固定プ
レート20とを備えてなっている。グリップ部材17の
ガイドローラ18とは反対側にも従動ローラ21が備え
られ、この従動ローラ21は作動プレート12のカム溝
11が嵌挿している。このカム溝は、図2(各部材の位
置関係を理解しやすいように、グリップ部材17の把持
部の取付位置を上方へずらしている)から明らかなよう
に、直線路ABと円弧路BCの組み合わせで構成されて
いる。円弧BCは回転支点22からの距離が僅かずつ変
化している。即ち、当該円弧路の漸次曲率が変化してい
る。回転支点22は、レバー10の支点でもある。
ールホルダーをツールマガジンから抜き出す場合、L型
案内部材16は始めベース部材14上の後方側に位置し
ていて、グリップ部材17はL型案内部材16の下端位
置にある。従動ローラ21はカム溝11の最下端Aに位
置していて、ガイドローラ18はL字溝19の最後端X
に位置している。レバー10を引き上げると支点22回
りに作動プレート12が下降し、従動ローラ21はカム
溝11内をB点へ移動する。このB点への移動に従い、
グリップ部材17と係合関係にあるL型案内部材16
は、ベース部材14上を第1スライド面13に沿ってツ
ールホルダー2に向かって前進する。その前進運動の最
後でグリップ部材17がツールホルダー2を把持する。
この際、ガイドローラ18は固定プレート20のL字溝
19のY点へ移動する。即ち、距離ABはX,Yの間隔
でもある。
ラ21はカム溝11のB点からC点へ移動する。既述の
ようにB点とC点の回転支点22からの各距離にはそれ
ぞれの点での曲率半径の差に相当する長さの違いがあ
り、それらの点の間を従動ローラ21が移動することで
グリップ部材17には更に前進力が作用するが、一方で
ガイドローラ18がL字溝のY点に達していて前進が阻
まれ、Z点へ向かって上方へ移動し、それにつれてグリ
ップ部材17はL型案内部材16の第2ガイド面15に
沿って上昇する。その結果、グリップ部材17がツール
ホルダー2をツールマガジンから抜き出すこととなる。
円弧路BCは直線路ABより長いが、これらAB、BC
の間における従動ローラ21の相対移動の間に、ガイド
ローラ18が同程度の距離であるXY間、YZ間を相対
移動するので、グリップ部材17は前進が早めで上昇が
遅めとなり、ツールホルダー2の引出力を大きくとるこ
とが可能となる。
る場合には、グリップ部材17が上昇した位置におい
て、当該グリップ部材にツールホルダー2を装着する。
そしてレバー10を押し下げることにより、従動ローラ
21はカム溝11内をC点からB点を介してA点へ移動
し、それにつれて上記抜き出しの場合とは逆に、ガイド
ローラ18はL字溝19内をZ点からY点を介してX点
へ移動する。ガイドローラ18のZ点からY点への移動
に従い、グリップ部材17はL型案内部材16の第2ガ
イド面15に沿って下降し、ツールホルダー2をツール
マガジンに装着する。しかる後にガイドローラ18のY
点からX点への移動に従い、L型案内部材16がベース
部材14上を第1スライド面13に沿ってグリップ部材
17と共に後退して、作業を完了する。
す。手動タイプのものと同様に、上面に第1スライド面
を有したベース部材14と、第1スライド面と係合摺動
し垂直面に第2スライド面を有したL型案内部材16
と、第2スライド面に係合摺動しツールホルダー2を把
持するグリップ部材17と、当該グリップ部材17の側
面に取り付けられたガイドローラが嵌挿するL字溝19
を備えた固定プレート20とを備えている。更に自動伸
縮するシリンダ部材25を備え、その固定端はベース部
材14の側壁に固着され、往復動する側の端部は、グリ
ップ部材17の従動ローラ21に回動自在に取り付けら
れている。
L型案内部材16はベース部材14上の後方側に位置
し、グリップ部材17はL型案内部材16の下端位置に
ある。グリップ部材17のガイドローラ18はL字溝1
9の最後端に位置している。シリンダ部材25が伸びる
ことで、L型案内部材16は、グリップ部材17ととも
に、ツールホルダー2に向かって前進し、ガイドローラ
18もL字溝19内を前方へ移動する。ガイドローラ1
8がL字溝19の角部(図1でのY点)まで達すると、
グリップ部材17がツールホルダー2を把持する。更に
シリンダ部材25が伸びると、グリップ部材17がL型
案内部材16の第2ガイド面に沿って上昇し、ガイドロ
ーラ18がL字溝19内を上昇して、ツールホルダー2
をツールマガジンから抜き出す。
る場合には、抜き出しの場合と逆の動きとなる。既述の
ように、グリップ部材17が上昇した位置において、当
該グリップ部材にツールホルダー2を装着し、シリンダ
部材25の収縮によって、グリップ部材17が下降し、
次いで後退して、作業を完了する。
と、当該把持手段を前後方向に送る第1案内部材と、当
該把持手段を上下方向に送る第2案内部材と、把持手段
と係合して当該手段の前後及び上下方向の移動を制限す
る案内路を有する固定部材と、把持手段を動かすための
移動手段、例えば把持手段と係合して当該手段の前後及
び上下方向の移動をもたらす直線と楕円的曲線の組み合
わせの案内路並びにレバー部を有し、上記第1案内部材
に回動自在に支持された操作部材か、把持手段と係合し
て当該手段の前後及び上下方向の移動をもたらす伸縮自
在のシリンダ部材を備えてツール抜きが構成されている
ので、シンプルな構造でありながら、操作の際にはワン
アクション(レバー部を引く乃至押す、あるいはシリン
ダ部材の伸縮)によって把持手段が前進と上昇、あるい
は下降と後退を行い、安全に且つ楽にツールのツールマ
ガジンに対する抜き取り乃至装着の作業を行うことがで
きるようになった。
略斜視図である。
するための概略側面図である。
す概略斜視図である。
しを説明する概念図である。
ダーの抜き出しを説明する概念図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 ツールを把持する手段と、当該把持手段
を前後方向に送る第1案内部材と、当該把持手段を上下
方向に送る第2案内部材と、把持手段と係合して当該手
段の前後及び上下方向の移動を規定する案内路を有する
固定部材と、把持手段を動かすための移動手段を備えて
なるツール抜き。 - 【請求項2】 前記移動手段が、把持手段と係合して当
該手段の前後及び上下方向の移動をもたらす直線路と漸
次曲率が変化する円弧路の組み合わせからなる案内路並
びにレバー部を有し且つ上記第1案内部材に回動自在に
支持されていることを特徴とする請求項1に記載のツー
ル抜き。 - 【請求項3】 前記移動手段が、把持手段と係合して当
該手段の前後及び上下方向の移動をもたらす伸縮自在の
シリンダ部材であることを特徴とする請求項1に記載の
ツール抜き。 - 【請求項4】 前記固定部材が把持手段と係合するL字
状の案内路を有することを特徴とする請求項1〜3のい
ずれか一項に記載のツール抜き。
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JPH10180581A true JPH10180581A (ja) | 1998-07-07 |
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1996
- 1996-12-27 JP JP35029696A patent/JP3877822B2/ja not_active Expired - Fee Related
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