JPH10180567A - 部品取り外し順序作成装置及び方法並びに部品取り外し順序プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

部品取り外し順序作成装置及び方法並びに部品取り外し順序プログラムを記録した記録媒体

Info

Publication number
JPH10180567A
JPH10180567A JP34860496A JP34860496A JPH10180567A JP H10180567 A JPH10180567 A JP H10180567A JP 34860496 A JP34860496 A JP 34860496A JP 34860496 A JP34860496 A JP 34860496A JP H10180567 A JPH10180567 A JP H10180567A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
component
input
target
division
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP34860496A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3362246B2 (ja
Inventor
Koji Shiroyama
孝二 城山
Tomotoshi Ishida
智利 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP34860496A priority Critical patent/JP3362246B2/ja
Priority to US08/998,555 priority patent/US6163731A/en
Publication of JPH10180567A publication Critical patent/JPH10180567A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3362246B2 publication Critical patent/JP3362246B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/418Total factory control, i.e. centrally controlling a plurality of machines, e.g. direct or distributed numerical control [DNC], flexible manufacturing systems [FMS], integrated manufacturing systems [IMS] or computer integrated manufacturing [CIM]
    • G05B19/41805Total factory control, i.e. centrally controlling a plurality of machines, e.g. direct or distributed numerical control [DNC], flexible manufacturing systems [FMS], integrated manufacturing systems [IMS] or computer integrated manufacturing [CIM] characterised by assembly
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/31From computer integrated manufacturing till monitoring
    • G05B2219/31066Virtual assembly disassembly planning
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/36Nc in input of data, input key till input tape
    • G05B2219/36296Order, select, determine, change machining sequence, order
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Automatic Assembly (AREA)
  • Numerical Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶接等によって結合され分解しにくい構造中
にある有価物を傷つけないようにして取り出すための部
品取り外し順序を作成できる装置及び方法並びにそのた
めのプログラムを記録した記録媒体を提供する。 【解決手段】 分割結合作成部(102)で作成した分
割結合関係データを用いて、取り外し順序作成部(10
3)で取り外し順序データを作成することにより、部品
分割も含めた部品取り外し順序を作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、組み立てられた機
械製品から指定した部品を取り外す作業の順序を生成す
る部品取り外し順序作成装置及び方法並びに部品取り外
し順序を生成するためのプログラムを記録した記録媒体
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】機械製品を廃棄する場合に、有価物質を
含む部品を取り外して再利用することが行われている。
しかし、機械製品の廃棄を行う作業者はその機械製品の
設計者及び組み立て作業者とは異なるため、有価物質を
含む部品を取り外す順序が簡単には分からない。したが
って、設計段階で指定した部品を取り外す順序を作成
し、そのデータを廃棄作業者に伝えることができれば、
廃棄作業の効率を向上させることができる。なお、有価
物質を含む部品のように、組み立てられた機械製品の中
の取り外す目標となる部品のことを目標部品と呼ぶ。
【0003】指定した部品を取り外す順序を作成する方
法として、組み立てられた機械製品の組み立て、分解順
序を作成する方法が、「T.C.Woo他,Autom
atic Disassembly and Tota
l Ordering inThree Dimens
ions, Journal of Engineer
ing for Industry, May 199
1, Vol. 113 pp207−213」に開示
されている。
【0004】この論文に開示された方法では、組み立て
られた状態での部品間の関係を表す結合関係データを入
力し、この結合関係データから分解順序を表す分解順序
データを作成して表示する。分解順序を作成するには、
まず、結合関係データから各部品が分解可能であるか否
かを判定し、分解可能と判定した場合にその部品と相手
部品との結合関係を削除する。この処理を全部品が分解
されるまで繰り返すことにより分解順序を作成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記論文に開示された
分解順序作成方法は、組立順序あるいは部品を変形する
ことなく分解する順序を求める方法である。しかし、機
械製品中に溶接のように組み立てた部品を分解不可とす
る結合関係が存在すると、組み立ては可能でも分解は不
可能となる。例えば、一番外側の部品がその内側の部品
と溶接により接合され、その一番外側の部品を取り外さ
ないと内部の部品を取り外せないような場合には、上記
論文に開示された分解順序作成方法では部品取り外し順
序を作成することはできない。
【0006】本発明はこのような従来の分解順序作成方
法の問題点を解消するためになされたものであり、この
ように、組み立てた部品を分解することを不可能とする
結合関係が存在する場合には、単一の部品を切断等によ
り複数の部品に分解する作業を行うことによって、目標
部品を取り外すことができるようにすることができる。
例えば上述の場合でも、一番外側で他の部品を覆ってい
る部品のその覆っている部分を分割することによって内
部の部品を取り外すことが可能となる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による部品取り外
し順序作成装置は、組み立てられた状態での部品間の関
係を表す結合関係データを入力する結合関係入力手段
と、分割する部品と分割面とを表す部品分割データを入
力する部品分割入力手段と、取り外しの目標となる目標
部品を表す目標部品データを入力する目標部品入力手段
と、結合関係入力手段で入力した結合関係データと部品
分割入力手段で入力した部品分割データとから部品分割
後の結合関係を表す分割結合関係データを作成する分割
結合関係作成手段と、分割結合関係作成手段で作成した
分割結合関係データと目標部品入力手段で作成した目標
部品データとから部品分割をも含めた少なくとも目標部
品が取り外される迄の順序を表す取り外し順序データを
作成する取り外し順序作成手段と、この取り外し順序作
成手段で作成した取り外し順序データを表示する表示手
段とを備えたものである。これにより、分割結合関係デ
ータと目標部品データとから目標部品の取り外し順序を
作成して表示することができるので、製品中に溶接のよ
うに組み立てた部品を分解不可とする結合関係が存在し
ても、その製品を分解して目標部品である有価物を取り
出すことができる。
【0008】また、組み立てられた状態での部品間の関
係を表す結合関係データを入力する結合関係入力手段
と、取り外しの目標となる目標部品を表す目標部品デー
タを入力する目標部品入力手段と、分解対象となる製品
の各部品の形状を表す形状データを入力する形状入力手
段と、結合関係入力手段で入力した結合関係データと目
標部品入力手段で入力した目標部品データと形状入力手
段で入力した形状データとから目標部品データに記述さ
れた部品を取り外すために必要な部品分割を求めて部品
分割データとして出力する部品分割データ作成手段と、
結合関係入力手段で入力した結合関係データと部品分割
データ作成手段で作成した部品分割データとから部品分
割後の結合関係を表す分割結合関係データを作成する分
割結合関係作成手段と、この分割結合関係作成手段で作
成した分割結合関係データと、目標部品入力手段で入力
した目標部品データとから部品分割を含めた少なくとも
目標部品が取り外される迄の順序を表す取り外し順序デ
ータを作成する取り外し順序作成手段と、この取り外し
順序作成手段で作成した取り外し順序データを表示する
表示手段とを備えたものである。これにより、各部品の
形状に応じて目標部品を取り出す障害となる部品を分割
する目標部品の取り外し順序を表示することができるの
で、製品中に組み立てた部品を分解不可とする結合関係
が存在しても、その製品を分解して目標部品である有価
物を取り出すことができる。
【0009】本発明による部品取り外し順序作成方法
は、組み立てられた状態での部品間の関係を表す結合関
係データを入力する結合関係入力ステップと、分割する
部品と分割面とを表す部品分割データを入力する部品分
割ステップと、取り外しの目標となる目標部品を表す目
標部品入力ステップと、結合関係入力ステップで入力し
た結合関係データと部品分割入力ステップで入力した部
品分割データとから部品分割後の結合関係を表す分割結
合関係データを作成する分割結合関係作成ステップと、
この分割結合関係作成ステップで作成した分割結合関係
データと目標部品入力ステップで入力した目標部品デー
タとから部品分割も含めた少なくとも目標部品が取り外
される迄の順序を表す取り外し順序データを作成する取
り外し順序作成ステップと、この取り外し順序作成ステ
ップで作成した取り外し順序データを表示する表示ステ
ップと備えたものである。これにより、製品中に組み立
てた部品を分解不可とする結合関係が存在しても、その
製品を分解して目標部品である有価物を取り出す目標部
品の取り外し順序を作成して表示することができる。
【0010】また、組み立てられた状態での部品間の関
係を表す結合関係データを入力する結合関係入力ステッ
プと、取り外しの目標となる目標部品を表す目標部品デ
ータを入力する目標部品入力ステップと、分解対象とな
る製品の各部品の形状を表す形状データを入力する形状
入力ステップと、結合関係入力ステップで入力した結合
関係データと目標部品入力ステップで入力した目標部品
データと形状入力ステップで入力した形状データとから
目標部品データに記述された部品を取り外すために必要
な部品分割を求めて部品分割データとして出力する部品
分割データ作成ステップと、結合関係入力ステップで入
力した結合関係データと部品分割データ作成ステップで
作成した部品分割データとから部品分割後の結合関係を
表す分割結合関係データを作成する分割結合関係作成ス
テップと、この分割結合関係作成ステップで作成した分
割結合関係データと目標部品入力ステップで入力した目
標部品データとから部品分割を含めた少なくとも目標部
品が取り外される迄の順序を表す取り外し順序データを
作成する取り外し順序作成ステップと、この取り外し順
序作成ステップで作成した取り外し順序データを表示す
る表示ステップとを備えたものである。これにより、各
部品の形状に応じて目標部品を取り出す障害となる部品
を分割する目標部品の取り外し順序を表示することがで
き、製品中に組み立てた部品を分解不可とする結合関係
が存在しても、その製品を分解して目標部品を取り出す
ことができる。
【0011】本発明による部品取り外し順序プログラム
を記録した記録媒体は、組み立てられた状態での部品間
の関係を表す結合関係データを入力する結合関係入力手
順と、分割する部品と分割面とを表す部品分割データを
入力する部品分割入力手順と、取り外しの目標となる目
標部品を表す目標部品データを入力する目標部品入力手
順と、結合関係入力手順で入力した結合関係データと部
品分割入力手順で入力した部品分割データとから部品分
割後の結合関係を表す分割結合関係データを作成する分
割結合関係作成手順と、分割結合関係作成手順で作成し
た分割結合関係データと目標部品入力手順で作成した目
標部品データとから部品分割をも含めた少なくとも目標
部品が取り外される迄の順序を表す取り外し順序データ
を作成する取り外し順序作成手順と、取り外し順序作成
手順で作成した取り外し順序データを表示する表示手順
段とをコンピュータに実行させるプログラムを記録した
ものである。この記録媒体をコンピュータで読み取るこ
とにより、製品中に組み立てた部品を分解不可とする結
合関係が存在しても、その製品を分解して目標部品を取
り出すことができる部品取り外し順序をコンピュータ上
に表示することができる。
【0012】また、組み立てられた状態での部品間の関
係を表す結合関係データを入力する結合関係入力手順
と、取り外しの目標となる目標部品を表す目標部品デー
タを入力する目標部品入力手順と、分解対象となる製品
の各部品の形状を表す形状データを入力する形状入力手
順と、結合関係入力手順で入力した結合関係データと目
標部品入力手順で入力した目標部品データと形状入力手
順で入力した形状データとから目標部品データに記述さ
れた部品を取り外すために必要な部品分割を求めて部品
分割データとして出力する部品分割データ作成手順と、
結合関係入力手順で入力した結合関係データと部品分割
データ作成手順で作成した部品分割データとから部品分
割後の結合関係を表す分割結合関係データを作成する分
割結合関係作成手順と、この分割結合関係作成手順で作
成した分割結合関係データと目標部品入力手順で入力し
た目標部品データとから部品分割を含めた少なくとも目
標部品が取り外される迄の順序を表す取り外し順序デー
タを作成する取り外し順序作成手順と、この取り外し順
序作成手順で作成した取り外し順序データを表示する表
示手順とをコンピュータに実行させるプログラムを記録
したものである。この記録媒体をコンピュータで読み取
ることにより、製品中に組み立てた部品を分解不可とす
る結合関係が存在しても、その製品を分解して目標部品
を取り出すことができる部品取り外し順序をコンピュー
タ上に表示することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る部品
取り外し順序作成装置の第1の実施の形態の機能的構成
を示す機能ブロック図である。図において、結合関係入
力部101は、キーボード,マウス等の操作装置及びデ
ィスプレイ等の表示装置を用いて、ねじを用いたり平面
接触状態で組み立てられたりした部品間の関係を表す結
合関係データを入力する機能である。部品分割入力部1
05は、キーボード,マウス等の操作装置及びディスプ
レイ等の表示装置を用いて、分割する部品と分割面とを
表す部品分割データを入力する機能である。目標部品入
力部106は、キーボード,マウス等の操作装置及びデ
ィスプレイ等の表示装置を用いて、取り外しの目標とな
る目標部品を表す目標部品データを入力する機能であ
る。
【0014】目標部品データは、例えば図2に示すよう
に、目標部品の部品名の文字列(図2の例では「部品
3」)のデータである。目標部品データは、図3に示す
ように、複数の部品(図3の例では「部品3」及び「部
品4」)に関するものであってもよい。
【0015】目標部品データの入力は、例えば取り外す
部品名をキーボードで入力する、表示装置の画面上で組
み立てられた状態の形状からマウスで目標部品を指示す
るといった方法で行う。図4は、表示装置の画面上に表
示された組み立てられた機械製品の形状の例を示す。こ
こでは説明を簡単にするために2次元で表しているが、
実際の機械製品は奥行方向に厚さを持つ3次元形状をし
ている。このような画面上の形状中から目標部品を指示
することにより、目標部品データを入力する。
【0016】結合関係データは、例えば図5に示すよう
に、ある結合関係において注目する部品(「対象部品」
と称する)名を表す文字列データ501と、その対象部
品と結合関係にある相手の部品名を表す文字列データ5
02と、結合関係の種類を表す文字列データ503と、
結合関係の方向を表す数値データ504と、結合関係の
位置を表す境界の幾何情報データ505とからなる。結
合関係の種類には、ねじ,平面接触の他に溶接,かし
め,接着等がある。平面接触のように、対象部品と相手
部品との入れ替えが可能な種類の結合関係もあるが、方
向を定義する便宜上一方を対象部品とし、他方を相手部
品とする。結合関係の方向は、ねじならば軸方向、平面
接触ならば対象部品の接触面の法線ベクトルというよう
に、結合関係の種類ごとに結合の方向が一意に決まる方
向で表す。結合関係の位置は結合部分の境界の幾何情報
で表す。平面接触ならば接触部分の境界線の幾何情報で
ある。図5では簡略に示すために「境界の幾何情報」と
表示したが、実際には境界線を構成するそれぞれの線の
幾何情報が入る。例えば、境界線が直線ならば、始点と
終点の座標データ及び直線であることを示すデータが入
る。
【0017】結合関係データは、対象部品と相手部品と
を指定して結合関係の種類,方向,位置の各データを入
力する。対象部品と相手部品の指定は、キーボードで部
品名を入力するか、画面上の組み立てられた形状からマ
ウスで部品を指定することにより行う。結合関係の種類
の入力は、例えば結合関係の種類を図6のようなメニュ
ーとして表示装置の画面上に表示して、表示された項目
中からマウスを用いて選択することにより入力するよう
にする。方向は、形状の要素を指示するか、ベクトル値
あるいは座標軸を入力することにより入力する。結合関
係の位置は、例えば表示装置の画面上の形状の要素を指
定することにより入力する。
【0018】次に、この結合関係データの入力方法を、
斜線部分で平面接触している図7に示す機械製品を例に
取って説明する。まず、対象部品の部品1と相手部品の
部品2との部品名をキーボードにより入力するか、画面
上の形状をマウスで指定することにより入力する。次
に、結合関係の種類を入力するために、図6のメニュー
から「平面接触」を選択する。さらに、結合関係の方向
の入力を行う。この方向の入力において、方向を示す要
素を指定する場合には、接触面の法線ベクトルに並行な
直線、例えば線1を指示する。但し、線を指定するだけ
では方向が分からないので、指定した位置に近い方の端
点を終点にする等の取り決めを前もってしておく必要が
ある。また、ベクトル値で入力する場合には、(1,
0,0)を入力し、座標軸で入力する場合には「x」を
入力する。最後に結合関係の位置を入力する。図7の例
の場合には、平面接触の境界線を構成する線2,線3,
線4,線5を指示する。
【0019】また、結合関係データのうち平面接触と円
筒面接触とは、次のようにして、各部品の形状を表す形
状データと各部品の配置位置を表す配置データとから検
出することができるので、この方法による検出結果を入
力してもよい。
【0020】すなわち、図8に示すように、形状デー
タ,配置データ,接触データを格納するメモリ部801
と、接触関係を検出する接触検出部802とを設け、接
触検出部802中に、接触する部品の候補を検出する接
触候補検出部803と、各部品の接触関係を判定する接
触判定部804とを設ける。接触候補検出部803は、
各部品の形状データと配置データとから接触する可能性
のある部品の候補の組み合わせを検出し、接触候補検出
部803で検出した部品の組み合わせから、接触判定部
804で平面接触と円筒面接触とを検出する。
【0021】この接触判定部804の接触判定動作を図
9のPAD図を用いて説明する。まず、検出する部品の
組み合わせは部品aと部品bとの組み合わせであるとす
る。最初に、全ての部品aの平面を対象として(ステッ
プS901)、部品aの平面をAとし平面Aの法線ベク
トルと法線ベクトルの向きが逆向きの部品bの面Bを全
て求める(ステップS902)。次に、個々の平面Aと
平面Bとが同一平面上にあるか否かを判定し(ステップ
S903)、同一平面上にある平面AとBとについては
互いに重なり合う部分が存在するか否かを判定する(ス
テップS904)。互いに重なり合う部分のある平面A
と平面Bとは接触しているものとしてメモリ部801に
登録する(ステップS905)。
【0022】次に、部品aの全ての円柱を対象として
(ステップS906)、部品aの円柱の中心線と同一の
線上にある中心線を有する部品bの穴を全て求める(ス
テップS907)。そして、求めた穴の中に部品aの円
柱の一部でも存在するか否かを判定し(ステップS90
8)、穴の中に円柱の一部でも存在すれば、この円柱と
穴とを接触関係にあるとしてメモリ部801に登録する
(ステップS909)。
【0023】最後に、部品aの全ての穴を対象として
(ステップS910)、部品aの穴の中心線と同一線上
にある中心線を有する部品bの全ての円柱を求める(ス
テップS911)。そして、求めた円柱が部品aの穴の
中に一部でも存在するか否かを判定し(ステップS91
2)、穴の中に円柱の一部でも存在すれば、この円柱と
穴とを接触関係にあるとしてメモリ部801に登録する
(ステップS913)。
【0024】以上の処理を、接触する可能性のある全て
の部品の組み合わせについて行うことにより、全ての平
面接触及び円筒面接触を検出することができる。
【0025】部品分割入力部105で入力する部品分割
データは、部品と分割面とを指定することにより入力す
る。例えば部品を平面で分割する場合には、部品分割デ
ータは、図10に示すように、分割する部品の部品名を
表す文字列データ1001と、分割面の種類を表す文字
列データ1002と、分割面である平面上の任意の一点
を表す位置データ1003と、分割面である平面の法線
ベクトルを表す座標データ1004とにより構成され
る。このように、分割面が平面である場合には、分割面
の幾何情報としては、分割面上の一点の位置データ10
03と分割面の法線ベクトルの座標データ1004とを
用いる。
【0026】部品分割データは、上述のように部品と分
割面とを指定することにより入力するが、部品の指定
は、キーボードで部品名を入力するか、表示装置の画面
上の組み立てられた機械製品の形状からマウスにより部
品を指定することにより行う。分割面の指定は、分割面
が一意に決まるように分割面の種類や座標値やベクトル
を入力して行う。あるいは、表示装置の画面上の面や点
を指定することによって分割面の指定を行う。例えば分
割面が平面の場合、数値入力により分割面を入力する場
合には、分割面上の任意の一点の座標値と法線ベクトル
とを入力し、あるいは分割面上の同一直線上にない任意
の3点の座標値を入力することによって行う。また、表
示装置の画面上の線分や面などの要素や点をマウスによ
り指定することにより行う。この場合の指定方法を図1
1に示した機械製品を例に取り以下に説明する。図11
の図は説明を簡単にするために2次元で表しているが、
実際の機械製品は奥行き方向に厚さを持つ3次元形状で
あり、画面上の線は実際には画面に垂直な面をも表す。
【0027】ここでは、分割を指定する要素として各部
品の形状の面を指定することにより分割面を入力する方
法を説明する。部品1を図11中の破線で表した面で分
割する場合、図中の太線で表した面1は分割面と同一平
面上にある。この面1を分割面として指定することによ
り、分割面を一意に決めることができる。よって、面1
を指示することにより分割面を入力する。なお、画面上
の要素や点を指定することにより分割面の指定を行う他
の方法として、画面上の3点を指定する方法、分割面の
法線ベクトルと並行になる線と分割面上の任意の1点と
を指定する方法等がある。
【0028】分割結合関係作成部102は、結合関係入
力部101で入力した結合関係データと、部品分割入力
部105で入力した部品分割データとから部品分割後の
結合関係を表す分割結合関係データを作成する。
【0029】分割結合関係データは、部品を分割してで
きたものそれぞれを一部品として表現する。例えば部品
1を二つに分割した場合、分割した部品のそれぞれを部
品1−1,部品1−2とする。図12は、分割結合関係
データの一例を示す。このデータのファイル形式は結合
関係データのファイル形式と同じで、対称部品名を表す
文字列データ1201と、相手部品名を表す文字列デー
タ1202と、結合関係の種類を表す文字列データ12
03と、結合関係の方向を表す数値データ1204と、
結合関係の位置を表す幾何情報データ1205とから構
成される。
【0030】分割結合関係作成部102は、具体的には
図13に示すような機能ブロック構成とする。図におい
て、名称作成部1301は、部品分割入力部105で入
力した部品分割データから分割部品の分割後のそれぞれ
を一部品として部品名を付ける機能ブロックである。分
割部品結合関係追加部1302は、結合関係入力部10
1で入力した結合関係データに名称作成部1301で部
品名を付した、分割によりできた部品間の結合関係を追
加する機能ブロックである。結合関係書き換え部130
3は、結合関係入力部101で入力した結合関係に分割
部品結合関係追加部1302で追加した結合関係と、部
品分割入力部105で入力した部品分割データとから分
割前の部品の結合関係を書き換えることにより結合関係
の書き換えを行い、この書き換えによって作成した結合
関係データを分割結合関係データとして出力する機能ブ
ロックである。
【0031】次に、この分割結合関係作成部102の動
作を図14に示した部品1を部品1−2と部品1−3と
に分割する例を用いて説明する。図14に示した部品の
形状は、実際は奥行き方向に厚さを有する立体である
が、ここでは説明を簡単にするのために2次元で表示す
る。図14(a)は分割前の部品1を示し、破線で表し
た面で部品1を分割するものとする。図14(b)は分
割後の部品1−1、部品1−2及び部品1−3を示す。
【0032】まず名称作成部1301で部品1を分割し
て、分割後の部品をそれぞれ部品1−1,部品1−2,
部品1−3と命名する。次に、分割部品結合関係追加部
1302で分割後の部品間の結合関係データを追加す
る。図14の場合、図15に示すように、部品1−1と
部品1−2との結合関係データ及び部品1−1と部品1
−3との結合関係データを追加する。結合関係書き換え
部1303では、図16のPAD図を用いて以下に説明
するような処理を行う。
【0033】すなわち、まず、全ての結合関係を対象に
して(ステップS1601)、部品分割データを参照し
て対象部品又は相手部品が分割部品であるか否かを判定
する(ステップS1602)。対象部品又は相手部品が
分割部品である場合には、結合関係の位置と分割面とを
比較する(ステップS1603)。この比較の結果、結
合関係が分割後の1つの部品に含まれると判定した場合
には、この結合関係の部品名を結合関係が含まれる部品
の部品名に書き換える(ステップS1604)。また、
結合関係が分割後の複数の部品に含まれると判定した場
合には、分割後のそれぞれの結合関係を含む部品と元の
対象部品又は相手部品の結合関係を追加し(ステップS
1605)、元の結合関係を削除する(ステップS16
06)。例えば、図17(a)に示すような形状で図1
7(b)に示すような結合関係を持った部品1を図17
(a)に破線で示した面で分割した場合(分割後の部品
名は図17(a)の括弧内に表記)には、分割後の結合
関係は分割後の部品1−1,部品1−3に含まれる。従
って、図18に示すような結合関係を追加して元の結合
関係を削除する。
【0034】取り外し順序作成部103は、分割結合関
係作成部102で作成した分割結合関係データと目標部
品入力部106で入力した目標部品データとから、部品
分割を含めた少なくとも目標部品が取り外される迄の順
序を表す取り外し順序データを作成する。
【0035】図19は、取り外し順序作成部103の具
体的な機能構成を示す機能ブロック図である。図におい
て、分解可否判定部1901は分割結合関係データに基
づいて各部品を分解することができるか否かを判定す
る。目標部品判定部1902は、目標部品データを参照
して分解可否判定部1901で分解可能と判定した部品
が目標部品であるか否かを判定する。目標部品判定部1
902は目標部品の判定を行なった後、目標部品が他に
も存在するか否かの判定を行い、目標部品がもはや存在
しない場合には取り外し順序作成部103の動作を終了
させる。分割部品判定部1903は、分解可能と判定さ
れた部品につき、その部品が分割部品であるか否かをそ
の部品の名前から判定する。その部品が分割部品である
場合には、取り外し順序中の、分解可能と判定された部
品の前に部品分割の動作を挿入する。例えば、部品1を
分割してできた部品1−1が分解可能と判定された場合
には、部品取り外し順序は「部品1分割」「部品1−
1」の順にする。但し、このときに「部品1分割」を取
り外し順序に入れたことを記憶しておき、部品1を分割
してできた他の部品がそれ以降に来ても分割動作を入れ
る処理は行わない。部品1は既に分割されているからで
ある。結合関係削除部1904は、分解した部品の結合
関係を削除する。分解した部品の結合関係を残しておく
と取り外し順序作成部103の動作が繰返し行われてし
まい終了しなくなってしまうからである。
【0036】取り外し順序作成部103は、上述した各
部が順次動作し、全ての対象部品について分解の可否を
判定し、分解可能な部品について目標部品であるか否か
の判別を行い、分解可能な部品について分割部品である
場合には部品分割の動作を取り外し順序中に挿入して分
解した部品の結合関係を削除するという動作を目標部品
が分解されるか分解可能な部品がなくなるまで行い、取
り外し順序を作成する。
【0037】この取り外し順序作成部103の処理を図
20に示した形状,目標部品データを持つ機械製品を例
に更に具体的に説明する。この機械製品は実際は3次元
の形状をしているが、ここでは説明を分かり易くするた
めに、2次元で表示する。なお、図面の奥行き方向には
部品は移動できないものとする。図中破線は分割面を表
す。また、分解可否判定部1901は、部品の分解可否
の判定を、部品1−1,部品1−2,部品1−3,部品
2,部品3,・・・という順で行うものとする。目標部
品は部品5であるものとする。
【0038】まず、部品1−1は、分解可否判定部19
01で分解可能と判定される。次に、目標部品判定部1
902で目標部品ではないと判定される。続いて、分割
部品判定部1903で分割部品であると判定され、部品
取り外し順序の前に「部品1分割」のステップが挿入さ
れる。すなわち、この時点で部品取外し順序は「部品1
分割」「部品1−1」となる。次に、結合関係削除部1
904で部品1−1の関係する結合関係を削除する。こ
の例では、部品1−1と部品1−2,部品1−1と部品
1−3,部品1−1と部品2の結合関係を削除する。次
の部品1−2は分解可否判定部1901で分解不可と判
定される。次の部品1−3も分解可否判定部1901で
分解不可と判定される。更に次の部品2も分解可否判定
部1901で分解不可と判定される。次の部品3は分解
可否判定部1901で分解可能と判定される。部品3
は、目標部品判定部1902で目標部品ではないと判定
され、分割部品判定部1903で分割部品ではないと判
定される。そして、結合関係削除部1904で、部品3
と部品1−2,部品3と部品1−3,部品3と部品4,
部品3と部品5の結合関係が削除される。次の部品4は
分解可否判定部1901で分解不可と判定される。次の
部品5は分解可否判定部1901で分解可能と判定さ
れ、目標部品判定部1902で目標部品であると判定さ
れる。この例での目標部品は部品5だけなので目標部品
は残っていないと判定され取り外し順序作成部103の
動作を終了する。部品取り外し順序は、「部品1分割」
「部品1−1」「部品3」「部品5」となる。取り外し
順序データは、分解する部品の部品名の文字列及び分割
の文字列を順番に並べることにより表す。図21にこの
ようにして取外し順序作成部103が図20の機械製品
について作成した取り外し順序データのファイルを示
す。
【0039】表示部104は、ディスプレイ等の表示装
置に取り外し順序作成部103で作成した取り外し順序
データを表示する機能ブロックである。表示部104の
行なう表示は、例えば図22に示すように取り外し順序
をリストとして出力したり、図23に示すように取り外
し順序をアニメーションを用いて表示することによって
行なう。図23は、表示部104で表示されるアニメー
ションの各画面を表す。各画面は、組み立てられた状態
を表す画面(a)、部品1を分割した状態を表す画面
(b)、部品1−1を取り外した状態を表す画面
(c)、部品3を取り外した状態を表す画面(d)、部
品5を取り外した状態を表す画面(e)の順に順次表示
される。
【0040】なお、結合関係入力部101,部品分割入
力部105,目標部品入力部106,表示部104は、
キーボード,マウス等の入力装置及びディスプレイ等の
表示装置を共通のハードウエア資源として利用する。
【0041】図24は、本発明による部品取り外し順序
作成方法の第1の実施の形態を示すフローチャートであ
る。結合関係入力ステップS2401では、機械製品が
組み立てられた状態でのねじ,平面接触等の部品間の結
合関係を表す結合関係データをCAD装置に入力する。
部品分割入力ステップS2402では、分割する部品と
分割面を表す部品分割データとを同一のCAD装置に入
力する。目標部品入力ステップS2403では、目標部
品を表す目標部品データを同一のCAD装置に入力す
る。分割結合関係作成ステップS2404では、結合関
係入力ステップS2401で入力した結合関係データ
と、部品分割入力ステップS242で入力した部品分割
データとから、部品分割後の結合関係を表す分割結合関
係データを上記CAD装置を用いて作成する。取り外し
順序作成ステップS2405では、分割結合関係ステッ
プS2404で作成した分割結合関係データと目標部品
入力ステップS2403で作成した目標部品データとか
ら、部品分割を含めた少なくとも目標部品が取り外され
る迄の順序を表す取り外し順序データを上記CAD装置
を用いて作成する。表示ステップS2406では、取り
外し順序作成ステップS2405で作成した取り外し順
序データを上記CAD装置上に表示する。
【0042】分割結合関係作成ステップS2404で
は、具体的には図25のPAD図に示したような処理を
行なう。まず、全ての分割部品を対象に(ステップS2
501)、例えば図14に示した部品分割の例では、ス
テップS2502で、部品1を分割し、分割後の部品を
それぞれ部品1−1,部品1−2,部品1−3と名付け
る。次に、分割後の部品間の結合関係データを結合関係
データのメモリに追加する(ステップS2503)。図
14の例の場合、図15のような結合関係データを追加
する。
【0043】次に、全ての結合関係を対象に(ステップ
S2504)、ステップS2505で、対象部品又は相
手部品が分割部品であるか否かを判定し、分割部品であ
る場合には、ステップS2506で、その分割部品の結
合関係の位置と分割位置とを比較する。結合関係が分割
後の1つの部品に含まれる場合には、ステップS250
7で、結合関係の部品名を結合関係が含まれる部品の部
品名に書き加える。また、結合関係が分割後の複数の部
品に含まれる場合には、ステップS2508で、分割後
のそれぞれの結合関係を含む部品と元の対象部品の結合
関係とを追加し、ステップS2509で元の結合関係を
削除する。例えば、図17(a)に示すような形状で同
図(b)に示すような結合関係を有する部品1を分割し
た場合、分割後の結合関係は分割後の部品1−1及び部
品1−3に含まれる。従って、この場合は図18に示す
ような結合関係をメモリに追加して、元の結合関係を削
除する。
【0044】取り外し順序作成ステップS2405で
は、具体的には図26のPAD図に示すような処理を行
なう。以下に、この取り外し順序作成ステップS240
5の具体的処理を図26を参照しながら説明する。
【0045】まず、全ての分解可能部品がなくなるまで
(ステップS2601)全ての部品について(ステップ
S2602)その部品が分解可能であるか否かを判定す
る(ステップS2603)。ある部品につき分解可能と
判定した場合には、その部品が目標部品であるか否か
を、ステップS2403で入力された目標部品データを
参照して、判別し(ステップS2604)、その部品が
目標部品である場合には他に目標部品が残っていないか
どうかを目標部品データを参照して判定し(ステップS
2605)、目標部品が残存していなければ、取り外し
順序作成ステップS2405を終了する(ステップS2
606)。
【0046】分解可能と判定した部品が目標部品でない
場合又は目標部品が残っている場合には、その部品が分
割部品であるか否かを部品の名称から判定する(ステッ
プS2607)。その部品が分割部品である場合には、
取り外し順序中の、分解可能と判定された部品の順序の
前に部品分割の動作の順序を挿入する(ステップS26
08)。例えば部品1を分割してできた部品1−1が分
解可能と判定された場合には、部品取り外し順序は「部
品1分割」「部品1−1」の順とする。そしてステップ
S2609で、分解した部品の結合関係を結合関係デー
タ中から削除する。
【0047】上述した処理を分解可能部品がなくなるま
で行ない、分解可能部品がなくなった場合には、取り外
し不可として取り外し順序作成ステップS2405を終
了する(ステップS2610)。
【0048】なお、本実施の形態の部品取り外し順序作
成方法は、CD−ROM,フロッピーディスク等の記録
媒体中にプログラムとして記録することが可能であり、
この場合記録媒体中に記録するプログラムの第1の実施
の形態は、図24〜図26のフローチャートないしPA
D図に開示したものである。
【0049】図27は本発明による部品取り外し順序作
成装置の第2の実施の形態の機能構成を示す機能ブロッ
ク図である。図において、図1に示した第1の実施の形
態の機能ブロックと同一の作用を示す機能ブロックには
同一の番号を付し、その説明を省略する。
【0050】形状入力部2701は、キーボード,マウ
ス等の操作装置及びディスプレイ等の表示装置を用い
て、機械製品の各部品の形状を表す形状データを入力す
る機能ブロックである。図28は、形状入力部2701
で入力した形状データのフォーマットを示す図である。
このフォーマットにおいては、部品1,部品2等の部品
名2801ごとに部品の幾何形状2802が格納されて
いる。幾何形状2802とは、部品形状を構成する線や
面の情報のことであり、例えば直線の始点と終点の座標
値で表す。
【0051】部品分割データ作成部2702は、結合関
係入力部101で入力した結合関係データと、目標部品
入力部106で入力した目標部品データと、形状入力部
2701で入力した形状データとから、目標部品データ
に記述された目標部品を取り外すために必要な部品分割
を求め、部品分割データとして出力する機能ブロックで
ある。
【0052】分割結合関係作成部2703は、結合関係
入力部101で入力した結合関係データと、部品分割デ
ータ作成部2702で作成した部品分割データとから部
品分割後の結合関係を表す分割結合関係データを作成す
る機能ブロックである。
【0053】次に、本実施の形態の処理について説明す
る。目標部品入力部106で入力された目標部品を取り
外すには、目標部品に接する平面で他の部品を分割して
もよい。本実施の形態は、このような処理を行うもので
ある。例えば図29に示した機械製品から目標部品であ
る部品5を取り外すには、平面1で部品1,3,6,7
を分割し、あるいは平面2で部品2,4,6,7を分割
し、あるいは平面3で部品1,2,3,4を分割し、あ
るいは平面4で部品1,2,3,4を分割すればよい。
このような分割面と分割する部品のデータを部品分割デ
ータ作成部2702で作成する。
【0054】目標部品の形状あるいは分割面の決め方に
よっては、1つの面で分割しても目標部品を取り外せな
いこともあるが、その時は分割作業を複数回行えばよ
い。図30は複数面の分割により目標部品を取り外す例
を示す図である。図30(a)は分割前の部品と分割
面、図30(b)は分割後の部品を示している。この機
械製品の目標部品1の取外し順序は、「部品2を平面1
で分割」「部品2−1」「部品2を平面2で分割」「部
品2−3」「部品2−2」「部品2を平面3で分割」
「部品2−5」「部品2−6」「部品1」となる。
【0055】しかし、切断等の部品分割作業では誤差が
生じやすいため、目標部品に接する平面で部品を分割す
ると、目標部品を傷つける恐れがある。従って、部品分
割データ作成部2702では、目標部品ではなく、目標
部品の取り外しの障害となる部品を結合関係データから
求め、その部品を取り外し可能とする分割面を求めるよ
うにしてもよい。図29に示した機械製品の場合は、部
品5の取り外しの障害となるのは部品3と部品4で、ど
ちらかの部品が分解されれば部品5は取り外し可能とな
る。従って、この場合は、部品3か部品4を分解できる
ように分割面を求める。部品3は、図31の平面1で部
品1を分割することによって分解することが可能とな
り、部品4は、図31の平面2で部品2を分割すること
によって分解することが可能となる。
【0056】図32は、部品分割データ作成部2702
の具体的機能構成を示す機能ブロック図である。図にお
いて、取り外し障害部品検出部3201は、結合関係入
力部101で入力した結合関係データと、目標部品入力
部106で入力した目標部品データとから目標部品の取
り外しの障害となっている部品を検出する機能ブロック
である。取り外し障害部品検出部3201で検出した、
目標部品を取り外す障害となっている部品を以後取り外
し障害部品とよぶ。分割面作成部3202は、取り外し
障害部品検出部3201で検出した取り外し障害部品の
データと、結合関係入力部101で入力した結合関係デ
ータと、形状入力部2701で入力した形状データと、
目標部品入力部106で入力した目標部品データとから
分割面を作成する機能ブロックである。部品分割作成部
3203は、分割面作成部3202で作成した分割面の
データと、形状入力部2701で入力した形状データと
から、部品分割データを作成する。
【0057】図33は、取り外し障害部品検出部320
1の具体的機能構成を示す機能ブロック図である。図に
おいて、対象結合関係抽出部3301は、目標部品入力
部106で入力した目標部品データを参照しながら、結
合関係入力部101で入力した結合関係データの中か
ら、目標部品となる対象部品かその相手部品の結合関係
を抽出する機能ブロックである。仮定分解可否判定部3
302は、対象結合関係抽出部3301で抽出した結合
関係から、目標部品と結合関係をもつ部品が存在しない
と仮定したときに、目標部品が分解可能となるか否かに
つき判定し、目標部品が分解可能と判定した場合にその
ときないと仮定した部品を取り外し障害部品として出力
する機能ブロックである。
【0058】図29に示す機械製品の場合、目標部品で
ある部品5の結合関係は図34に示す6つであり、目標
部品と結合関係を有する部品は部品3と部品4である。
部品3がないと仮定すると部品5は上方向に分解可能と
なる。従って、部品3を取り外し障害部品と認定する。
機械製品の形状によっては、複数の部品が存在しないと
仮定して初めて目標部品が分解可能となることもある
が、その場合には取り外し障害部品は複数の部品の組合
せとして認定する。
【0059】図35は、分割面作成部3202の具体的
機能構成を示す機能ブロック図である。図において、分
解方向算出部3501は、目標部品入力部106で入力
した目標部品データと、結合関係入力部101で入力し
た結合関係データと、取り外し障害品検出部3201で
検出した取り外し障害部品のデータとから、取り外し障
害部品を分解する方向を算出する機能ブロックである。
分解する方向は、目標部品と取り外し障害部品との間の
結合関係から取り外し障害部品の分解可能方向を求める
ことにより得られる。分割面算出部3502は、分解方
向算出部3501で算出した分解方向のデータと、形状
入力部2701で入力した形状データと、取り外し障害
部品検出部3201で検出した取り外し障害部品のデー
タから、分割面を算出する機能ブロックである。分割面
は、分解方向に垂直で取り外し障害部品に接する最も分
解方向側の平面を算出することにより得る。
【0060】図29の機械部品の場合、取り外し障害部
品である部品3は、目標部品である部品5と、法線ベク
トルが下方向,右方向,左方向の各平面で接触している
ので、上方向にしか分解できない。従って、分解方向算
出部3501は、分解方向を上とする。図29の機械部
品の場合、分解方向と垂直で部品3に接する分解方向側
の面は、図36に示す面1である。従って、分割面算出
部3502は面1を分割面とする。
【0061】図37は、部品分割作成部3203の具体
的機能構成を示す機能ブロック図である。図において、
分割対象部品検出部3701は、分割面作成部3202
で作成した分割面のデータと、形状入力部2701で入
力した形状データとから、分割面と交わる部品を求める
機能ブロックである。分割面と交わる部品は、各部品を
構成する面が分割面と交わるか否かにより検出される。
分割データ作成部3702は、分割対象部品検出部37
01で検出した、分割面と交わる部品のデータと、分割
面作成部3202で検出した分割面のデータとから、部
品分割データを作成する機能ブロックである。図36に
示す機械製品の場合、分割対象部品検出部3701で検
出する分割部品は部品1であり、分割データ作成部37
02の作成する分割部品データは、分割部品の部品名で
ある”部品1”の文字列と分割面の幾何情報とから構成
される。
【0062】図38は、本発明による部品取り外し順序
作成方法の第2の実施の形態を示すフローチャートであ
る。図において、図24に示した第1の実施の形態と同
一の処理を行うステップには同一の番号を付し、その説
明を省略する。
【0063】形状入力ステップS3801は、機械製品
の各部品の形状を表す形状データを入力するステップで
ある。部品分割データ作成ステップS3802は、結合
関係入力ステップS2401で入力した結合関係データ
と、目標部品入力ステップS2403で入力した目標部
品データと、形状入力ステップS3801で入力した形
状データとから、目標部品データに記述された目標部品
を取り外すために必要な部品分割を求め、部品分割デー
タとして出力するステップである。
【0064】図39は、部品分割データ作成ステップS
3802の具体的な処理工程を示すフローチャートであ
る。取り外し障害部品検出ステップS3901は、結合
関係入力ステップS2401で入力した結合関係データ
と、目標部品入力ステップS2403で入力した目標部
品データと、形状入力ステップS3801で入力した形
状データとから、取り外し障害部品を検出するステップ
である。分割面作成ステップS3902は、取り外し障
害部品検出ステップS3901で検出した取り外し障害
部品のデータと、結合関係入力ステップS2401で入
力した結合関係データと、形状入力ステップS3801
で入力した形状データと、目標部品入力ステップS24
03で入力した目標部品データとから、分割面に関する
データを作成するステップである。部品分割作成ステッ
プS3803は、分割面作成ステップS3902で作成
した分割面のデータと、形状入力ステップS3801で
入力した形状データとから、部品分割データを作成する
ステップである。
【0065】図40は、取り外し障害部品検出ステップ
S3901の具体的処理を表すフローチャートである。
対象結合関係抽出ステップS4001は、目標部品入力
ステップS2403で入力した目標部品データを参照し
ながら、結合関係入力ステップS2401で入力した結
合関係データの中から、目標部品である対象部品かその
相手部品の結合関係を抽出するステップである。仮定分
解可否判定ステップS4002は、対象結合関係抽出ス
テップS4001で抽出した結合関係から、目標部品と
結合関係を有する部品が存在しないと仮定した場合に目
標部品が分解可能となるか否かを判定し、目標部品が分
解可能となった場合には、存在しないと仮定した部品を
取り外し障害部品として出力するステップである。
【0066】図41は、分割面作成ステップS3902
の具体的処理を表すフローチャートである。分解方向算
出ステップS4101は、目標部品入力ステップS24
03で入力した目標部品データと、結合関係入力ステッ
プS2401で入力した結合関係データと、取り外し障
害部品検出ステップS3901で検出した取り外し障害
部品のデータとから、取り外し障害部品を分解する方向
を算出するステップである。分割面算出ステップS41
02は、分解方向算出ステップS4101で算出した分
解方向のデータと、形状入力ステップS3801で入力
した形状データと、取り外し障害部品検出ステップS3
901で検出した取り外し障害部品のデータとから、分
割面に関するデータを算出するステップである。
【0067】図42は、部品分割作成ステップS390
3の具体的処理を表すフローチャートである。分割対象
部品検出ステップS4201は、分割面作成ステップS
3902で作成した分割面のデータと、形状入力ステッ
プS3801で入力した形状データとから、分割面と交
わる部品を求めるステップである。分割データ作成ステ
ップS4202は、分割対象部品検出ステップS420
1で検出した分割面と交わる部品のデータと、分割面作
成ステップS3902で検出した分割面のデータとか
ら、部品分割データを作成するステップである。
【0068】本実施の形態の部品取外し順序作成方法に
おいては、目標部品の取り外し障害部品を検出し、その
取り外し障害部品を分解するのに都合のよい分割を行っ
て、取り外し障害部品を分解した後に、目標部品を取り
外す。
【0069】なお、本実施の形態の部品取り外し順序作
成方法は、CD−ROM,フロッピーディスク等の記録
媒体中にプログラムとして記録することが可能であり、
この場合記録媒体中に記録するプログラムの第2の実施
の形態として、図38〜図42のフローチャートに開示
したプログラムを用いることができる。
【0070】なお、本発明の説明において部品分解の対
象となる製品は「機械製品」として説明してきたが、本
発明の対象としては、電気を用いた電気機器や大規模な
プラント等の一部の構成部品を分解することが含まれる
ことは勿論、固化した化学物質中から一部の構成要素を
取り出すこと等も含まれる。
【0071】
【発明の効果】本発明の部品取り外し順序作成装置及び
方法並びに部品取り外し順序プログラムを記録した記録
媒体によれば、溶接等により組み立てられ、通常の方法
では分解の不可能な結合関係が存在する機械製品に対し
ても、単独の部品を複数の部品に分割することにより分
解することができ、機械製品の廃棄作業を効率よく行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の部品取り外し順序作成装置の第1の実
施の形態の機能構成を示すブロック図である。
【図2】目標部品が単数である場合に図1の部品取り外
し順序作成装置で用いる目標部品データの一例を示す図
である。
【図3】目標部品が複数である場合に図1の部品取り外
し順序作成装置で用いる目標部品データの一例を示す図
である。
【図4】図1の部品取り外し順序作成装置で部品取り外
し順序を作成する対象となる機械製品の一例を示す図で
ある。
【図5】図1の部品取り外し順序作成装置で用いる結合
関係データの一例を示す図である。
【図6】図1の部品取り外し順序作成装置で用いる結合
関係の種類を示すメニューの一例を示す図である。
【図7】図1の部品取り外し順序作成装置の結合関係デ
ータの入力を説明するための機械製品を示す斜視図であ
る。
【図8】図1の部品取り外し順序作成装置で結合関係デ
ータの中、平面接触と円筒面接触とを検出する方法の一
例を示す機能ブロック図である。
【図9】図8中の接触判定部の接触判定動作を示すPA
D図である。
【図10】図1の部品取り外し順序作成装置で用いる部
品分割データの一例を示す図である。
【図11】図1の部品取り外し順序作成装置の部品分割
データの入力を説明するための機械製品を示す平面図で
ある。
【図12】図1の部品取り外し順序作成装置で作成する
分割結合データの一例を示す図である。
【図13】図1の部品取り外し順序作成装置の分割結合
関係作成部の具体的機能構成を示す機能ブロック図であ
る。
【図14】図13の分割結合関係作成部の部品分割動作
を説明するための図である。
【図15】図13の分割結合関係作成部中の分割部品結
合関係追加部で追加する結合関係データの一例を示す図
である。
【図16】図13の分割結合関係作成部中の結合関係書
き換え部の動作を示すPAD図である。
【図17】図1の部品取り外し順序作成装置で分割する
対象となる部品とその結合関係データの一例を示す図で
ある。
【図18】図17の部品を分割した後の結合関係データ
を示す図である。
【図19】図1の部品取り外し順序作成装置中の取り外
し順序作成部の具体的機能構成を示す機能ブロック図で
ある。
【図20】図19の取り外し順序作成部で取り外し順序
を作成する対象となる機械製品の一例を示す平面図であ
る。
【図21】図20の機械製品につき図19の取り外し順
序作成部で作成した取り外し順序を示すデータファイル
を示す図である。
【図22】図1の部品取り外し順序作成装置中の表示部
で表示する取外し順序のリストの一例を示す図である。
【図23】図1の部品取り外し順序作成装置中の表示部
で表示する取外し順序を示すアニメーションの一例を示
す図である。
【図24】本発明による部品取り外し順序作成方法の第
1の実施の形態を示すフローチャートである。
【図25】図24の部品取り外し順序作成方法中の分割
結合関係作成ステップの具体的処理を示すPAD図であ
る。
【図26】図24の部品取り外し順序作成方法中の取り
外し順序作成ステップの具体的処理を示すPAD図であ
る。
【図27】本発明による部品取り外し順序作成装置の第
2の実施の形態の機能構成を示す機能ブロック図であ
る。
【図28】図27の部品取り外し順序作成装置の形状入
力部で入力した形状データのフォーマットを示す図であ
る。
【図29】図27の部品取り外し順序作成装置で分割す
る対象となる機械製品の一例を示す平面図である。
【図30】図27の部品取り外し順序作成装置で複数面
の分割により目標部品を取り外す例を示す平面図であ
る。
【図31】図27の部品取り外し順序作成装置で分割面
を算出する原理を説明するための平面図である。
【図32】図27の部品取り外し順序作成装置中の部品
分割データ作成部の具体的機能構成を示す機能ブロック
図である。
【図33】図27の部品取り外し順序作成装置中の取り
外し障害部品検出部の具体的機能構成を示す機能ブロッ
ク図である。
【図34】図29の機械製品の取り外し障害部品と目標
部品間の結合関係データを示す表である。
【図35】図32の部品分割データ作成部中の分割面作
成部の具体的機能構成を示す機能ブロック図である。
【図36】図35の分割面作成部中の分割面算出部が算
出する分割面の例を示す平面図である。
【図37】図32の部品分割データ作成部中の部品分割
作成部の具体的機能構成を示す機能ブロック図である。
【図38】本発明による部品取り外し順序作成方法の第
2の実施の形態を示すフローチャートである。
【図39】図38の部品取り外し順序作成方法中の部品
分割データ作成ステップの具体的な処理工程を示すフロ
ーチャートである。
【図40】図39の部品分割データ作成ステップ中の取
り外し障害部品検出ステップの具体的処理を表すフロー
チャートである。
【図41】図39の部品分割データ作成ステップ中の分
割面作成ステップの具体的処理を表すフローチャートで
ある。
【図42】図39の部品分割データ作成ステップ中の部
品分割作成ステップの具体的処理を表すフローチャート
である。
【符号の説明】
101 結合関係入力部 102 分割結合関係作成部 103 取り外し順序作成部 104 表示部 105 部品分割入力部 106 目標部品入力部 1301 名称作成部 1302 分割部品結合関係追加部 1303 結合関係書き換え部 1901 分解可否判定部 1902 目標部品判定部 1903 分割部品判定部 1904 結合関係削除部 2701 形状入力部 2702 部品分割データ作成部 2703 分割結合関係作成部 3201 取り外し障害部品検出部 3202 分割面作成部 3203 部品分割作成部 3301 対象結合関係抽出部 3302 仮定分解可否判定部 3501 分解方向算出部 3502 分割面算出部 3701 分割対象部品検出部 3702 分割データ作成部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 組み立てられた状態での部品間の関係を
    表す結合関係データを入力する結合関係入力手段と、 分割する部品と分割面とを表す部品分割データを入力す
    る部品分割入力手段と、 取り外しの目標となる目標部品を表す目標部品データを
    入力する目標部品入力手段と、 前記結合関係入力手段で入力した結合関係データと、前
    記部品分割入力手段で入力した部品分割データとから、
    部品分割後の結合関係を表す分割結合関係データを作成
    する分割結合関係作成手段と、 前記分割結合関係作成手段で作成した分割結合関係デー
    タと、前記目標部品入力手段で作成した目標部品データ
    とから、部品分割をも含めた少なくとも目標部品が取り
    外される迄の順序を表す取り外し順序データを作成する
    取り外し順序作成手段と、 前記取り外し順序作成手段で作成した取り外し順序デー
    タを表示する表示手段とを備えたことを特徴とする部品
    取り外し順序作成装置。
  2. 【請求項2】 組み立てられた状態での部品間の関係を
    表す結合関係データを入力する結合関係入力手段と、 取り外しの目標となる目標部品を表す目標部品データを
    入力する目標部品入力手段と、 分解対象となる製品の各部品の形状を表す形状データを
    入力する形状入力手段と、 前記結合関係入力手段で入力した結合関係データと、前
    記目標部品入力手段で入力した目標部品データと、前記
    形状入力手段で入力した形状データとから、前記目標部
    品データに記述された部品を取り外すために必要な部品
    分割を求めて部品分割データとして出力する部品分割デ
    ータ作成手段と、 前記結合関係入力手段で入力した結合関係データと、前
    記部品分割データ作成手段で作成した部品分割データと
    から部品分割後の結合関係を表す分割結合関係データを
    作成する分割結合関係作成手段と、 前記分割結合関係作成手段で作成した分割結合関係デー
    タと、前記目標部品入力手段で入力した目標部品データ
    とから部品分割を含めた少なくとも目標部品が取り外さ
    れる迄の順序を表す取り外し順序データを作成する取り
    外し順序作成手段と、 前記取り外し順序作成手段で作成した取り外し順序デー
    タを表示する表示手段とを備えたことを特徴とする部品
    取り外し順序作成装置。
  3. 【請求項3】 組み立てられた状態での部品間の関係を
    表す結合関係データを入力する結合関係入力ステップ
    と、 分割する部品と分割面とを表す部品分割データを入力す
    る部品分割ステップと、 取り外しの目標となる目標部品を表す目標部品入力ステ
    ップと、 前記結合関係入力ステップで入力した結合関係データ
    と、前記部品分割入力ステップで入力した部品分割デー
    タとから、部品分割後の結合関係を表す分割結合関係デ
    ータを作成する分割結合関係作成ステップと、 前記分割結合関係作成ステップで作成した分割結合関係
    データと、前記目標部品入力ステップで入力した目標部
    品データとから、部品分割も含めた少なくとも目標部品
    が取り外される迄の順序を表す取り外し順序データを作
    成する取り外し順序作成ステップと、 前記取り外し順序作成ステップで作成した取り外し順序
    データを表示する表示ステップと備えたことを特徴とす
    る部品取り外し順序作成方法。
  4. 【請求項4】 組み立てられた状態での部品間の関係を
    表す結合関係データを入力する結合関係入力ステップ
    と、 取り外しの目標となる目標部品を表す目標部品データを
    入力する目標部品入力ステップと、 分解対象となる製品の各部品の形状を表す形状データを
    入力する形状入力ステップと、 前記結合関係入力ステップで入力した結合関係データ
    と、前記目標部品入力ステップで入力した目標部品デー
    タと、前記形状入力ステップで入力した形状データとか
    ら、前記目標部品データに記述された部品を取り外すた
    めに必要な部品分割を求めて部品分割データとして出力
    する部品分割データ作成ステップと、 前記結合関係入力ステップで入力した結合関係データ
    と、前記部品分割データ作成ステップで作成した部品分
    割データとから部品分割後の結合関係を表す分割結合関
    係データを作成する分割結合関係作成ステップと、 前記分割結合関係作成ステップで作成した分割結合関係
    データと、前記目標部品入力ステップで入力した目標部
    品データとから部品分割を含めた少なくとも目標部品が
    取り外される迄の順序を表す取り外し順序データを作成
    する取り外し順序作成ステップと、 前記取り外し順序作成ステップで作成した取り外し順序
    データを表示する表示ステップとを備えたことを特徴と
    する部品取り外し順序作成方法。
  5. 【請求項5】 組み立てられた状態での部品間の関係を
    表す結合関係データを入力する結合関係入力手順と、 分割する部品と分割面とを表す部品分割データを入力す
    る部品分割入力手順と、 取り外しの目標となる目標部品を表す目標部品データを
    入力する目標部品入力手順と、 前記結合関係入力手順で入力した結合関係データと、前
    記部品分割入力手順で入力した部品分割データとから、
    部品分割後の結合関係を表す分割結合関係データを作成
    する分割結合関係作成手順と、 前記分割結合関係作成手順で作成した分割結合関係デー
    タと、前記目標部品入力手順で作成した目標部品データ
    とから、部品分割をも含めた少なくとも目標部品が取り
    外される迄の順序を表す取り外し順序データを作成する
    取り外し順序作成手順と、 前記取り外し順序作成手順で作成した取り外し順序デー
    タを表示する表示手順段とをコンピュータに実行させる
    プログラムを記録したことを特徴とする前記コンピュー
    タで読み取り可能な部品取り外し順序プログラムを記録
    した記録媒体。
  6. 【請求項6】 組み立てられた状態での部品間の関係を
    表す結合関係データを入力する結合関係入力手順と、 取り外しの目標となる目標部品を表す目標部品データを
    入力する目標部品入力手順と、 分解対象となる製品の各部品の形状を表す形状データを
    入力する形状入力手順と、 前記結合関係入力手順で入力した結合関係データと、前
    記目標部品入力手順で入力した目標部品データと、前記
    形状入力手順で入力した形状データとから、前記目標部
    品データに記述された部品を取り外すために必要な部品
    分割を求めて部品分割データとして出力する部品分割デ
    ータ作成手順と、 前記結合関係入力手順で入力した結合関係データと、前
    記部品分割データ作成手順で作成した部品分割データと
    から部品分割後の結合関係を表す分割結合関係データを
    作成する分割結合関係作成手順と、 前記分割結合関係作成手順で作成した分割結合関係デー
    タと、前記目標部品入力手順で入力した目標部品データ
    とから部品分割を含めた少なくとも目標部品が取り外さ
    れる迄の順序を表す取り外し順序データを作成する取り
    外し順序作成手順と、 前記取り外し順序作成手順で作成した取り外し順序デー
    タを表示する表示手順とをコンピュータに実行させるプ
    ログラムを記録したことを特徴とする前記コンピュータ
    で読み取り可能な部品取り外し順序プログラムを記録し
    た記録媒体。
JP34860496A 1996-12-26 1996-12-26 部品取り外し順序作成装置及び方法並びに部品取り外し順序プログラムを記録した記録媒体 Expired - Fee Related JP3362246B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34860496A JP3362246B2 (ja) 1996-12-26 1996-12-26 部品取り外し順序作成装置及び方法並びに部品取り外し順序プログラムを記録した記録媒体
US08/998,555 US6163731A (en) 1996-12-26 1997-12-24 Apparatus and method for creating parts removal order and recording medium recording parts removal order program

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34860496A JP3362246B2 (ja) 1996-12-26 1996-12-26 部品取り外し順序作成装置及び方法並びに部品取り外し順序プログラムを記録した記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10180567A true JPH10180567A (ja) 1998-07-07
JP3362246B2 JP3362246B2 (ja) 2003-01-07

Family

ID=18398131

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34860496A Expired - Fee Related JP3362246B2 (ja) 1996-12-26 1996-12-26 部品取り外し順序作成装置及び方法並びに部品取り外し順序プログラムを記録した記録媒体

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6163731A (ja)
JP (1) JP3362246B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009531756A (ja) * 2006-03-31 2009-09-03 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト 機械モデルを組み込まれた制御装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7787696B2 (en) * 2000-08-28 2010-08-31 University Of North Carolina At Charlotte Systems and methods for adaptive sampling and estimating a systematic relationship between a plurality of points
FI20135034L (fi) * 2013-01-11 2014-07-12 Tekla Corp Piirustukset ja tietokoneavusteinen mallintaminen

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05143695A (ja) * 1991-11-22 1993-06-11 Toshiba Corp 組立順序設計装置
JPH06164158A (ja) * 1992-11-19 1994-06-10 Hitachi Ltd 装置の分解手順表示方法及び複数の分解単位部品からなる装置
JPH06168254A (ja) * 1992-11-30 1994-06-14 Hitachi Ltd 製品解体管理システム
JPH06168253A (ja) * 1992-11-30 1994-06-14 Hitachi Ltd 製品解体管理方法およびシステム
JPH06218636A (ja) * 1993-01-26 1994-08-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 分離・分解ダイヤグラムを用いた製品解体方法
JPH07132423A (ja) * 1993-11-04 1995-05-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 分解手順を記載した組立体
JPH07239866A (ja) * 1994-02-28 1995-09-12 Hitachi Ltd 分解組立図作成装置および方法
JPH07311792A (ja) * 1994-05-18 1995-11-28 Nec Corp 製品の環境評価装置
JPH08297693A (ja) * 1995-02-28 1996-11-12 Hitachi Ltd 組立順序作成装置および組立順序作成方法

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4604718A (en) * 1983-04-25 1986-08-05 Simulated Designs, Ltd. Computer simulation system
US5307282A (en) * 1989-09-22 1994-04-26 Hewlett-Packard Company Method of computer-aided prediction of collisions between objects including fabrication tools and parts to be fabricated
US5586022A (en) * 1990-02-14 1996-12-17 Hitachi, Ltd. Method of evaluating easiness of works and processings performed on articles and evaluation apparatus
US5469361A (en) * 1991-08-08 1995-11-21 The Board Of Regents Acting For And On Behalf Of The University Of Michigan Generic cell controlling method and apparatus for computer integrated manufacturing system
US5490097A (en) * 1993-03-22 1996-02-06 Fujitsu Limited System and method for modeling, analyzing and executing work process plans
US5586039A (en) * 1993-03-29 1996-12-17 Texas Instruments Incorporated Computer-aided manufacturing support method and system for specifying relationships and dependencies between process type components
US5586052A (en) * 1993-04-27 1996-12-17 Applied Computer Solutions, Inc. Rule based apparatus and method for evaluating an engineering design for correctness and completeness
JPH0773244A (ja) * 1993-06-29 1995-03-17 Hitachi Ltd 生産ラインへの加工対象製品の投入順序決定方法および装置、並びに生産ラインへの人員配置決定方法および装置
JP3201156B2 (ja) * 1993-08-30 2001-08-20 トヨタ自動車株式会社 設計を支援する方法と装置
US5523960A (en) * 1994-08-10 1996-06-04 Samsung Electronics Co., Ltd. Evaluation method of assembly sequences
US5504687A (en) * 1994-11-22 1996-04-02 Vescor Corporation Apparatus for automated machinery component selection

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05143695A (ja) * 1991-11-22 1993-06-11 Toshiba Corp 組立順序設計装置
JPH06164158A (ja) * 1992-11-19 1994-06-10 Hitachi Ltd 装置の分解手順表示方法及び複数の分解単位部品からなる装置
JPH06168254A (ja) * 1992-11-30 1994-06-14 Hitachi Ltd 製品解体管理システム
JPH06168253A (ja) * 1992-11-30 1994-06-14 Hitachi Ltd 製品解体管理方法およびシステム
JPH06218636A (ja) * 1993-01-26 1994-08-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 分離・分解ダイヤグラムを用いた製品解体方法
JPH07132423A (ja) * 1993-11-04 1995-05-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 分解手順を記載した組立体
JPH07239866A (ja) * 1994-02-28 1995-09-12 Hitachi Ltd 分解組立図作成装置および方法
JPH07311792A (ja) * 1994-05-18 1995-11-28 Nec Corp 製品の環境評価装置
JPH08297693A (ja) * 1995-02-28 1996-11-12 Hitachi Ltd 組立順序作成装置および組立順序作成方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009531756A (ja) * 2006-03-31 2009-09-03 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト 機械モデルを組み込まれた制御装置
US8295956B2 (en) 2006-03-31 2012-10-23 Siemens Aktiengesellschaft Control device having an integrated machine model

Also Published As

Publication number Publication date
US6163731A (en) 2000-12-19
JP3362246B2 (ja) 2003-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101527608B1 (ko) 입력 프로덕트를 정의하기 위한 컴퓨터 구현 방법
JP2010113425A (ja) 製造情報管理方法及び製造情報管理システム
WO2014010071A1 (ja) データ分析支援方法及びシステム
JP2010211434A (ja) 設計支援装置
Lee et al. Surface mesh generation for dirty geometries by the Cartesian shrink-wrapping technique
CN109936479A (zh) 基于差分检测的控制平面故障诊断系统及其实现方法
WO2011078049A1 (ja) 構造物の建設データ管理方法、建設データ管理装置および建設データ管理システム
JPH10180567A (ja) 部品取り外し順序作成装置及び方法並びに部品取り外し順序プログラムを記録した記録媒体
JP4069701B2 (ja) 作業支援装置
JP2005242904A (ja) 文書群分析装置、文書群分析方法、文書群分析システム、プログラムおよび記録媒体
JPH11197993A (ja) 3次元形状データから特徴形状を抽出する方法
JP2004220081A (ja) 形状モデル簡略化装置
JP4332394B2 (ja) 解析モデル作成支援装置
US11803170B2 (en) Graph display device, graph display method, and recording medium
US20210200177A1 (en) Graph display device, graph display method, and recording medium
JP2008003722A (ja) 解析結果データ処理装置および解析結果データ処理方法およびプログラムおよび記録媒体
JP3085922B2 (ja) 3次元cadによる組立品群の図面生成装置
JP3352864B2 (ja) 解析モデル生成装置
US11640154B2 (en) Graph display device, graph display method, and recording medium for associating and ascertaining dependency relations among device variables
JPH1186036A (ja) 数値解析装置、数値解析方法および数値解析を行うコンピュータプログラムを格納した記録媒体
JPS6284337A (ja) 仕様書情報解析方式
JP2007334393A (ja) 部品表データ管理方法およびシステム
JPH08235236A (ja) 組立順序作成装置および組立順序作成方法
Kambe et al. A Method for Analyzing and Visualizing Intermodule Relations to Support the Reuse‐Based Embedded Software Development
JPH0778185A (ja) 階層化データ検索装置及び保守部品検索装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071025

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081025

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091025

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091025

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101025

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees