JP3362246B2 - 部品取り外し順序作成装置及び方法並びに部品取り外し順序プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

部品取り外し順序作成装置及び方法並びに部品取り外し順序プログラムを記録した記録媒体

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JP3362246B2
JP3362246B2 JP34860496A JP34860496A JP3362246B2 JP 3362246 B2 JP3362246 B2 JP 3362246B2 JP 34860496 A JP34860496 A JP 34860496A JP 34860496 A JP34860496 A JP 34860496A JP 3362246 B2 JP3362246 B2 JP 3362246B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、組み立てられた機
械製品から指定した部品を取り外す作業の順序を生成す
る部品取り外し順序作成装置及び方法並びに部品取り外
し順序を生成するためのプログラムを記録した記録媒体
関する。
【0002】
【従来の技術】機械製品を廃棄する場合に、有価物質を
含む部品を取り外して再利用することが多くなった。
【0003】しかし、機械製品を廃棄する作業者は、
の機械製品の設計者及び組み立て作業者とは異なるた
め、有価物質を含む部品を取り外す順序が簡単には分か
らない。したがって、設計段階で指定した部品を取り外
す順序を作成し、そのデータを廃棄作業者に伝達できれ
ば、廃棄作業の効率を高めることができる。なお、有価
物質を含む部品のように、組み立てられた機械製品の中
の取り外す目標となる部品のことを目標部品とよぶ。
【0004】指定した部品を取り外す順序を作成する方
法として、機械製品の組み立て/分解順序を作成する方
法が、「T.C.Woo他,Automatic Disassembly and Total
Ordering in Three Dimensions, Journal of Engineer
ing for Industry, May 19991, Vol.113 pp207-213」に
開示されている。
【0005】この論文に開示された方法では、組み立て
られた状態での部品間の関係を表す結合関係データを入
力し、この結合関係データから分解順序を表す分解順序
データを作成して表示する。分解順序を作成するには、
まず、結合関係データから各部品が分解可能であるか否
かを判定し、分解可能と判定した場合にその部品と相手
部品との結合関係を削除する。この処理を全部品が分解
されるまで繰り返し、分解順序を作成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記論文に開示された
分解順序作成方法は、組み立て順序または部品を変形す
ることなく分解する順序を求める方法である。
【0007】しかし、機械製品中に溶接のように組み立
てた部品を分解不可とする結合関係が存在すると、組み
立ては可能でも、分解は不可能となる。例えば、一番外
側の部品がその内側の部品と溶接により接合され、その
一番外側の部品を取り外さないと内部の部品を取り外せ
ないような場合には、上記論文に開示された分解順序作
成方法では部品取り外し順序を作成することはできな
い。
【0008】本発明の目的は、組み立てた部品を分解不
可とする結合関係が存在していても、目標部品を取り外
せるようにする手段を備えた部品取り外し順序作成装置
及び方法並びに部品取り外し順序プログラムを記録した
記録媒体を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、組み立てた
部品を分解不可とする結合関係が存在する場合には、1
つの部品を切断等により複数の部品に分割してから分解
し、目標部品を取り外す通路を確保することにより達成
される。例えば、上記の場合でも、一番外側で他の部品
を覆っている部品の覆っている部分を分割してから分解
すれば、内部の部品を取り外すことが可能になる。
【0010】本発明による部品取り外し順序作成装置
は、組み立てられた状態での部品間の関係を表す結合関
係データを入力する結合関係入力手段と、分割する部品
と分割面とを表す部品分割データを入力する部品分割入
力手段と、取り外しの目標となる目標部品を表す目標部
品データを入力する目標部品入力手段と、結合関係入力
手段で入力した結合関係データと部品分割入力手段で入
力した部品分割データとから部品分割後の結合関係を表
す分割結合関係データを作成する分割結合関係作成手段
と、分割結合関係作成手段で作成した分割結合関係デー
タと目標部品入力手段で作成した目標部品データとから
部品分割をも含めた少なくとも目標部品が取り外される
までの順序を表す取り外し順序データを作成する取り外
し順序作成手段と、この取り外し順序作成手段で作成し
た取り外し順序データを表示する表示手段とを備えたも
のである。
【0011】本発明によれば、分割結合関係データと目
標部品データとから目標部品の取り外し順序を作成して
表示できるので、製品中に溶接のように組み立てた部品
を分解不可とする結合関係が存在しても、その製品を分
解して目標部品である有価物を取り出すことができる。
【0012】また、組み立てられた状態での部品間の関
係を表す結合関係データを入力する結合関係入力手段
と、取り外しの目標となる目標部品を表す目標部品デー
タを入力する目標部品入力手段と、分解対象となる製品
の各部品の形状を表す形状データを入力する形状入力手
段と、結合関係入力手段で入力した結合関係データと目
標部品入力手段で入力した目標部品データと形状入力手
段で入力した形状データとから目標部品データに記述さ
れた部品を取り外すために必要な部品分割を求めて部品
分割データとして出力する部品分割データ作成手段と、
結合関係入力手段で入力した結合関係データと部品分割
データ作成手段で作成した部品分割データとから部品分
割後の結合関係を表す分割結合関係データを作成する分
割結合関係作成手段と、この分割結合関係作成手段で作
成した分割結合関係データ目標部品入力手段で入力し
た目標部品データとから部品分割を含めた少なくとも目
標部品が取り外されるまでの順序を表す取り外し順序デ
ータを作成する取り外し順序作成手段と、この取り外し
順序作成手段で作成した取り外し順序データを表示する
表示手段とを備えたものである。
【0013】本発明によれば、各部品の形状に応じて目
標部品を取り出す障害となる部品を分割する目標部品の
取り外し順序を表示できるので、製品中に組み立てた部
品を分解不可とする結合関係が存在しても、その製品を
分解して目標部品である有価物を取り出すことができ
る。
【0014】本発明による部品取り外し順序作成方法
は、組み立てられた状態での部品間の関係を表す結合関
係データを入力する結合関係入力ステップと、分割する
部品と分割面とを表す部品分割データを入力する部品分
割ステップと、取り外しの目標となる目標部品を表す
標部品データを入力する目標部品入力ステップと、結合
関係入力ステップで入力した結合関係データと部品分割
入力ステップで入力した部品分割データとから部品分割
後の結合関係を表す分割結合関係データを作成する分割
結合関係作成ステップと、この分割結合関係作成ステッ
プで作成した分割結合関係データと目標部品入力ステッ
プで入力した目標部品データとから部品分割も含めた少
なくとも目標部品が取り外されるまでの順序を表す取り
外し順序データを作成する取り外し順序作成ステップ
と、この取り外し順序作成ステップで作成した取り外し
順序データを表示する表示ステップと備えたものであ
る。
【0015】本発明の方法によれば、製品中に組み立て
た部品を分解不可とする結合関係が存在しても、その製
品を分解して目標部品である有価物を取り出す目標部品
の取り外し順序を作成して表示できる。
【0016】また、組み立てられた状態での部品間の関
係を表す結合関係データを入力する結合関係入力ステッ
プと、取り外しの目標となる目標部品を表す目標部品デ
ータを入力する目標部品入力ステップと、分解対象とな
る製品の各部品の形状を表す形状データを入力する形状
入力ステップと、結合関係入力ステップで入力した結合
関係データと目標部品入力ステップで入力した目標部品
データと形状入力ステップで入力した形状データとから
目標部品データに記述された部品を取り外すために必要
な部品分割を求めて部品分割データとして出力する部品
分割データ作成ステップと、結合関係入力ステップで入
力した結合関係データと部品分割データ作成ステップで
作成した部品分割データとから部品分割後の結合関係を
表す分割結合関係データを作成する分割結合関係作成ス
テップと、この分割結合関係作成ステップで作成した分
割結合関係データと目標部品入力ステップで入力した目
標部品データとから部品分割を含めた少なくとも目標部
品が取り外されるまでの順序を表す取り外し順序データ
を作成する取り外し順序作成ステップと、この取り外し
順序作成ステップで作成した取り外し順序データを表示
する表示ステップとを備えたものである。
【0017】本発明の方法によれば、各部品の形状に応
じて目標部品を取り出す障害となる部品を分割する目標
部品の取り外し順序を表示でき、製品中に組み立てた部
品を分解不可とする結合関係が存在しても、その製品を
分解して目標部品を取り出すことができる。
【0018】本発明による部品取り外し順序プログラム
を記録した記録媒体は、組み立てられた状態での部品間
の関係を表す結合関係データを入力する結合関係入力手
順と、分割する部品と分割面とを表す部品分割データを
入力する部品分割入力手順と、取り外しの目標となる目
標部品を表す目標部品データを入力する目標部品入力手
順と、結合関係入力手順で入力した結合関係データと部
品分割入力手順で入力した部品分割データとから部品分
割後の結合関係を表す分割結合関係データを作成する分
割結合関係作成手順と、分割結合関係作成手順で作成し
た分割結合関係データと目標部品入力手順で作成した目
標部品データとから部品分割をも含めた少なくとも目標
部品が取り外されるまでの順序を表す取り外し順序デー
タを作成する取り外し順序作成手順と、取り外し順序作
成手順で作成した取り外し順序データを表示する表示手
順段とをコンピュータに実行させるプログラムを記録し
たものである。
【0019】この記録媒体をコンピュータで読み取る
と、製品中に組み立てた部品を分解不可とする結合関係
が存在しても、その製品を分解して目標部品を取り出す
ことができる部品取り外し順序をコンピュータ上に表示
できる。
【0020】また、組み立てられた状態での部品間の関
係を表す結合関係データを入力する結合関係入力手順
と、取り外しの目標となる目標部品を表す目標部品デー
タを入力する目標部品入力手順と、分解対象となる製品
の各部品の形状を表す形状データを入力する形状入力手
順と、結合関係入力手順で入力した結合関係データと目
標部品入力手順で入力した目標部品データと形状入力手
順で入力した形状データとから目標部品データに記述さ
れた部品を取り外すために必要な部品分割を求めて部品
分割データとして出力する部品分割データ作成手順と、
結合関係入力手順で入力した結合関係データと部品分割
データ作成手順で作成した部品分割データとから部品分
割後の結合関係を表す分割結合関係データを作成する分
割結合関係作成手順と、この分割結合関係作成手順で作
成した分割結合関係データと目標部品入力手順で入力し
た目標部品データとから部品分割を含めた少なくとも目
標部品が取り外されるまでの順序を表す取り外し順序デ
ータを作成する取り外し順序作成手順と、この取り外し
順序作成手順で作成した取り外し順序データを表示する
表示手順とをコンピュータに実行させるプログラムを記
録したものである。
【0021】この記録媒体をコンピュータで読み取る
と、製品中に組み立てた部品を分解不可とする結合関係
が存在しても、その製品を分解して目標部品を取り出す
ことができる部品取り外し順序をコンピュータ上に表示
できる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を参照しながら説明する。
【0023】図1は、本発明に係る部品取り外し順序作
成装置の第1の実施形態の機能的構成を示す機能ブロッ
ク図である。図において、結合関係入力部101は、キ
ーボード,マウス等の操作装置及びディスプレイ等の表
示装置を用いて、ねじを用いたり平面接触状態で組み立
てられたりした部品間の関係を表す結合関係データを入
力する機能である。部品分割入力部105は、キーボー
ド,マウス等の操作装置及びディスプレイ等の表示装置
を用いて、分割する部品と分割面とを表す部品分割デー
タを入力する機能である。目標部品入力部106は、キ
ーボード,マウス等の操作装置及びディスプレイ等の表
示装置を用いて、取り外しの目標となる目標部品を表す
目標部品データを入力する機能である。
【0024】目標部品データは、例えば、図2に示すよ
うに、目標部品の部品名の文字列(図2の例では「部品
3」)のデータである。目標部品データは、図3に示す
ように、複数の部品(図3の例では「部品3」及び「部
品4」)に関するものであってもよい。
【0025】例えば、取り外す部品名をキーボードで
力し、または、表示装置の画面上で組み立てられた状態
の形状からマウスで目標部品を指示し、目標部品データ
を入力する。図4は、表示装置の画面上に表示された組
み立てられた機械製品の形状の例を示す。ここでは説明
を簡単にするために2次元で表しているが、実際の機械
製品は奥行き方向に厚さを持つ3次元形状をしている。
このような画面上の形状中から目標部品を指示し、目標
部品データを入力する。
【0026】結合関係データは、例えば、図5に示すよ
うに、ある結合関係において注目する部品(「対象部
品」と称する)名を表す文字列データ501と、その対
象部品と結合関係にある相手の部品名を表す文字列デー
タ502と、結合関係の種類を表す文字列データ503
と、結合関係の方向を表す数値データ504と、結合関
係の位置を表す境界の幾何情報データ505とからな
る。結合関係の種類には、ねじ,平面接触の他に溶接,
かしめ,接着等がある。平面接触のように、対象部品と
相手部品との入れ替えが可能な種類の結合関係もある
が、方向を定義する便宜上一方を対象部品とし、他方を
相手部品とする。結合関係の方向は、ねじならば軸方
向,平面接触ならば対象部品の接触面の法線ベクトルと
いうように、結合関係の種類ごとに結合の方向が一意に
決まる方向で表す。結合関係の位置は結合部分の境界の
幾何情報で表す。平面接触ならば接触部分の境界線の幾
何情報である。図5では簡略に示すために「境界の幾何
情報」と表示したが、実際には境界線を構成するそれぞ
れの線の幾何情報が入る。例えば、境界線が直線なら
ば、始点と終点の座標データ及び直線であることを示す
データが入る。
【0027】結合関係データは、対象部品と相手部品と
を指定して結合関係の種類,方向,位置の各データを入
力する。キーボードで部品名を入力し、または、画面上
の組み立てられた形状からマウスで部品を指定して、対
象部品と相手部品とを指定する。結合関係の種類につい
ては、図6のようなメニューとして表示装置の画面上に
表示し、表示された項目中からマウスにより選択して入
力する。形状の要素を指示するか、ベクトル値または座
標軸を入力して、方向を入力する。結合関係の位置につ
いては、表示装置の画面上の形状の要素を指定し入力す
る。
【0028】次に、この結合関係データの入力方法を、
斜線部分で平面接触している図7に示す機械製品を例に
取って説明する。
【0029】まず、対象部品の部品1と相手部品の部品
2との部品名をキーボードから入力し、または、画面上
の形状をマウスで指定し入力する。次に、結合関係の種
類を入力するために、図6のメニューから「平面接触」
を選択する。さらに、結合関係の方向を入力する。この
方向の入力において、方向を示す要素を指定する場合に
は、接触面の法線ベクトルに並行な直線、例えば、線1
を指示する。ただし、線を指定するだけでは方向が分か
らないので、指定した位置に近い方の端点を終点にする
等の取り決めを前もってしておく必要がある。また、ベ
クトル値で入力する場合には、(1,0,0)を入力し、
座標軸で入力する場合には「x」を入力する。最後に結
合関係の位置を入力する。図7の例の場合には、平面接
触の境界線を構成する線2,線3,線4,線5を指示す
る。
【0030】また、結合関係データのうち平面接触と円
筒面接触とは、次のようにして、各部品の形状を表す形
状データと各部品の配置位置を表す配置データとから
出できるので、この方法による検出結果を入力してもよ
い。
【0031】すなわち、図8に示すように、形状デー
タ,配置データ,接触データを格納するメモリ部801
と、接触関係を検出する接触検出部802とを設け、接
触検出部802中に、接触する部品の候補を検出する接
触候補検出部803と、各部品の接触関係を判定する接
触判定部804とを設ける。接触候補検出部803は、
各部品の形状データと配置データとから接触する可能性
のある部品の候補の組合せを検出し、接触候補検出部8
03で検出した部品の組合せから、接触判定部804で
平面接触と円筒面接触とを検出する。
【0032】この接触判定部804の接触判定動作を図
9のPAD図を用いて説明する。
【0033】まず、検出する部品の組合せは部品aと部
品bとの組合せであるとする。最初に、全ての部品aの
平面を対象として(ステップS901)、部品aの平面を
Aとし平面Aの法線ベクトルと法線ベクトルの向きが逆
向きの部品bの面Bを全て求める(ステップS902)。
次に、個々の平面Aと平面Bとが同一平面上にあるか否
かを判定し(ステップS903)、同一平面上にある平面
AとBとについては互いに重なり合う部分が存在するか
否かを判定する(ステップS904)。互いに重なり合う
部分のある平面Aと平面Bとは接触しているものとして
メモリ部801に登録する(ステップS905)。
【0034】次に、部品aの全ての円柱を対象として
(ステップS906)、部品aの円柱の中心線と同一の線
上にある中心線を有する部品bの穴を全て求める(ステ
ップS907)。そして、求めた穴の中に部品aの円柱
の一部でも存在するか否かを判定し(ステップS90
8)、穴の中に円柱の一部でも存在すれば、この円柱と
穴とを接触関係にあるとしてメモリ部801に登録する
(ステップS909)。
【0035】最後に、部品aの全ての穴を対象として
(ステップS910)、部品aの穴の中心線と同一線上に
ある中心線を有する部品bの全ての円柱を求める(ステ
ップS911)。そして、求めた円柱が部品aの穴の中
に一部でも存在するか否かを判定し(ステップS91
2)、穴の中に円柱の一部でも存在すれば、この円柱と
穴とを接触関係にあるとしてメモリ部801に登録する
(ステップS913)。
【0036】接触する可能性のある全ての部品の組合せ
について上記処理を実行すると、全ての平面接触及び円
筒面接触を検出できる。
【0037】部品分割入力部105で入力する部品分割
データは、部品と分割面とを指定し、入力する。例え
ば、部品を平面で分割する場合には、部品分割データ
は、図10に示すように、分割する部品の部品名を表す
文字列データ1001と、分割面の種類を表す文字列デ
ータ1002と、分割面である平面上の任意の一点を表
す位置データ1003と、分割面である平面の法線ベク
トルを表す座標データ1004とにより構成される。こ
のように、分割面が平面である場合には、分割面の幾何
情報としては、分割面上の一点の位置データ1003と
分割面の法線ベクトルの座標データ1004とを用い
る。
【0038】部品分割データは、上記のように部品と分
割面とを指定し、入力する。キーボードで部品名を入力
し、または、表示装置の画面上の組み立てられた機械製
品の形状からマウスにより、部品を指定する。分割面が
一意に決まるように分割面の種類や座標値やベクトルを
入力し、または、表示装置の画面上の面や点を指定し
て、分割面を指定する。例えば、分割面が平面の場合、
分割面上の任意の一点の座標値と法線ベクトルとを入力
し、または、分割面上の同一直線上にない任意の3点の
座標値を入力し、分割面を数値入力する。また、表示装
置の画面上の線分や面などの要素や点をマウスにより
定し、入力する。この場合の指定方法を図11に示した
機械製品を例に取り以下に説明する。図11の図は説明
を簡単にするために2次元で表しているが、実際の機械
製品は奥行き方向に厚さを持つ3次元形状であり、画面
上の線は実際には画面に垂直な面をも表す。
【0039】ここでは、分割を指定する要素として各部
品の形状の面を指定し、分割面を入力する方法を説明す
る。部品1を図11中の破線で表した面で分割する場
合、図中の太線で表した面1は分割面と同一平面上にあ
る。この面1を分割面として指定すると、分割面を一意
決定できる。したがって、面1を指示し、分割面を入
力する。なお、画面上の要素や点を指定し分割面を指定
する他の方法として、画面上の3点を指定する方法、分
割面の法線ベクトルと並行になる線と分割面上の任意の
一点とを指定する方法等がある。
【0040】分割結合関係作成部102は、結合関係入
力部101で入力した結合関係データと、部品分割入力
部105で入力した部品分割データとから部品分割後の
結合関係を表す分割結合関係データを作成する。
【0041】分割結合関係データは、部品を分割してで
きたものそれぞれを一部品として表現する。例えば、
品1を二つに分割した場合、分割した部品のそれぞれを
部品1−1,部品1−2とする。図12は、分割結合関
係データの一例を示す。このデータのファイル形式は結
合関係データのファイル形式と同じで、対象部品名を表
す文字列データ1201と、相手部品名を表す文字列デ
ータ1202と、結合関係の種類を表す文字列データ1
203と、結合関係の方向を表す数値データ1204
と、結合関係の位置を表す幾何情報データ1205とか
ら構成される。
【0042】分割結合関係作成部102は、具体的には
図13に示すような機能ブロック構成とする。図におい
て、名称作成部1301は、部品分割入力部105で入
力した部品分割データから分割部品の分割後のそれぞれ
を一部品として部品名をつける機能ブロックである。分
割部品結合関係追加部1302は、結合関係入力部10
1で入力した結合関係データに名称作成部1301で部
品名を付し、分割によりできた部品間の結合関係を追加
する機能ブロックである。結合関係書き換え部1303
は、結合関係入力部101で入力した結合関係に分割部
品結合関係追加部1302で追加した結合関係と、部品
分割入力部105で入力した部品分割データとから分割
前の部品の結合関係を書き換え、書き換えた結合関係デ
ータを分割結合関係データとして出力する機能ブロック
である。
【0043】次に、この分割結合関係作成部102の動
作を図14に示した部品1を部品1−2と部品1−3と
に分割する例を用いて説明する。図14に示した部品の
形状は、実際は奥行き方向に厚さを有する立体である
が、ここでは説明を簡単にするのために、2次元で表示
する。図14(a)は分割前の部品1を示し、破線で表し
た面で部品1を分割するものとする。図14(b)は分割
後の部品1−1、部品1−2及び部品1−3を示す。
【0044】まず名称作成部1301で部品1を分割し
て、分割後の部品をそれぞれ部品1−1,部品1−2,
部品1−3と命名する。次に、分割部品結合関係追加部
1302で分割後の部品間の結合関係データを追加す
る。図14の場合、図15に示すように、部品1−1と
部品1−2との結合関係データ及び部品1−1と部品1
−3との結合関係データを追加する。
【0045】図16は、結合関係書き換え部1303で
実行される処理を示すPAD図である。まず、全ての結
合関係を対象にして(ステップS1601)、部品分割デ
ータを参照して対象部品または相手部品が分割部品であ
るか否かを判定する(ステップS1602)。対象部品ま
たは相手部品が分割部品である場合には、結合関係の位
置と分割面とを比較する(ステップS1603)。この比
較の結果、結合関係が分割後の1つの部品に含まれると
判定した場合には、この結合関係の部品名を結合関係が
含まれる部品の部品名に書き換える(ステップS160
4)。また、結合関係が分割後の複数の部品に含まれる
と判定した場合には、分割後のそれぞれの結合関係を含
む部品と元の対象部品または相手部品の結合関係を追加
し(ステップS1605)、元の結合関係を削除する(ス
テップS1606)。例えば、図17(a)に示すような
形状で図17(b)に示すような結合関係を持った部品1
を図17(a)に破線で示した面で分割した場合(分割後
の部品名は図17(a)の括弧内に表記)には、分割後の
結合関係は分割後の部品1−1,部品1−3に含まれ
る。したがって、図18に示すような結合関係を追加し
て元の結合関係を削除する。
【0046】取り外し順序作成部103は、分割結合関
係作成部102で作成した分割結合関係データと目標部
品入力部106で入力した目標部品データとから、部品
分割を含めた少なくとも目標部品が取り外されるまで
順序を表す取り外し順序データを作成する。
【0047】図19は、取り外し順序作成部103の具
体的な機能構成を示す機能ブロック図である。図におい
て、分解可否判定部1901は分割結合関係データに基
づいて各部品を分解できるか否かを判定する。目標部品
判定部1902は、目標部品データを参照して分解可否
判定部1901で分解可能と判定した部品が目標部品で
あるか否かを判定する。目標部品判定部1902は目標
部品を判定した後、目標部品が他にも存在するか否かを
判定し、目標部品がもはや存在しない場合には取り外し
順序作成部103の動作を終了させる。分割部品判定部
1903は、分解可能と判定された部品につき、その部
品が分割部品であるか否かをその部品の名前から判定す
る。その部品が分割部品である場合には、取り外し順序
分解可能と判定された部品の前に部品分割の動作を
挿入する。例えば、部品1を分割してできた部品1−1
が分解可能と判定された場合には、部品取り外し順序は
「部品1分割」「部品1−1」の順にする。ただし、
のときに「部品1分割」を取り外し順序に入れたことを
記憶しておき、部品1を分割してできた他の部品がそれ
以降に来ても分割動作を入れる処理はしない。部品1は
既に分割されているからである。結合関係削除部190
4は、分解した部品の結合関係を削除する。分解した部
品の結合関係を残しておくと、取り外し順序作成部10
3の動作が繰り返され、終了しなくなってしまうからで
ある。
【0048】取り外し順序作成部103は、上記各部が
順次動作し、全ての対象部品について分解の可否を判定
し、分解可能な部品について目標部品であるか否かを判
別する。目標部品が分解されるか分解可能な部品がなく
なるまで、分解可能な部品について、分割部品である場
合には、部品分割の動作を取り外し順序中に挿入し、分
解した部品の結合関係を削除するという動作を繰り返
し、取り外し順序を作成する。
【0049】この取り外し順序作成部103の処理を図
20に示した形状,目標部品データを持つ機械製品を例
に更に具体的に説明する。この機械製品は実際は3次元
の形状をしているが、ここでは説明を分かり易くするた
めに、2次元で表示する。なお、図面の奥行き方向には
部品は移動できないものとする。図中破線は分割面を表
す。また、分解可否判定部1901は、部品1−1,部
品1−2,部品1−3,部品2,部品3,…という順
で、部品の分解可否を判定する。目標部品は、部品5で
あるとする。
【0050】まず、部品1−1は、分解可否判定部19
01で分解可能と判定される。次に、目標部品判定部1
902で目標部品ではないと判定される。続いて、分割
部品判定部1903で分割部品であると判定され、部品
取り外し順序の前に「部品1分割」のステップが挿入さ
れる。すなわち、この時点で部品取り外し順序は「部品
1分割」「部品1−1」となる。次に、結合関係削除部
1904で部品1−1の関係する結合関係を削除する。
この例では、部品1−1と部品1−2,部品1−1と部
品1−3,部品1−1と部品2の結合関係を削除する。
次の部品1−2は分解可否判定部1901で分解不可と
判定される。次の部品1−3も分解可否判定部1901
で分解不可と判定される。更に次の部品2も分解可否判
定部1901で分解不可と判定される。次の部品3は分
解可否判定部1901で分解可能と判定される。部品3
は、目標部品判定部1902で目標部品ではないと判定
され、分割部品判定部1903で分割部品ではないと判
定される。そして、結合関係削除部1904で、部品3
と部品1−2,部品3と部品1−3,部品3と部品4,
部品3と部品5の結合関係が削除される。次の部品4は
分解可否判定部1901で分解不可と判定される。次の
部品5は分解可否判定部1901で分解可能と判定さ
れ、目標部品判定部1902で目標部品であると判定さ
れる。この例での目標部品は部品5だけなので目標部品
は残っていないと判定され取り外し順序作成部103の
動作を終了する。部品取り外し順序は、「部品1分割」
「部品1−1」「部品3」「部品5」となる。取り外し
順序データは、分解する部品の部品名の文字列及び分割
の文字列を順番に並べて表現する。図21は、このよう
にして取り外し順序作成部103が図20の機械製品に
ついて作成した取り外し順序データのファイルを示して
いる。
【0051】表示部104は、ディスプレイ等の表示装
置に取り外し順序作成部103で作成した取り外し順序
データを表示する機能ブロックである。表示部104
は、例えば、図22に示すように取り外し順序をリスト
として出力したり、図23に示すように取り外し順序を
アニメーションを用いて表示する。図23は、表示部1
04で表示されるアニメーションの各画面を表す。各画
面は、組み立てられた状態を表す画面(a)、部品1を分
割した状態を表す画面(b)、部品1−1を取り外した状
態を表す画面(c)、部品3を取り外した状態を表す画面
(d)、部品5を取り外した状態を表す画面(e)の順に順
次表示される。
【0052】なお、結合関係入力部101,部品分割入
力部105,目標部品入力部106,表示部104は、
キーボード,マウス等の入力装置及びディスプレイ等の
表示装置を共通のハードウエア資源として利用する。
【0053】図24は、本発明による部品取り外し順序
作成方法の第1の実施形態を示すフローチャートであ
る。
【0054】結合関係入力ステップS2401では、機
械製品が組み立てられた状態でのねじ,平面接触等の部
品間の結合関係を表す結合関係データをCAD装置に入
力する。部品分割入力ステップS2402では、分割す
る部品と分割面を表す部品分割データとを同一のCAD
装置に入力する。目標部品入力ステップS2403で
は、目標部品を表す目標部品データを同一のCAD装置
に入力する。分割結合関係作成ステップS2404で
は、結合関係入力ステップS2401で入力した結合関
係データと、部品分割入力ステップS2402で入力し
た部品分割データとから、部品分割後の結合関係を表す
分割結合関係データを上記CAD装置を用いて作成す
る。取り外し順序作成ステップS2405では、分割結
合関係ステップS2404で作成した分割結合関係デー
タと目標部品入力ステップS2403で作成した目標部
品データとから、部品分割を含めた少なくとも目標部品
が取り外されるまでの順序を表す取り外し順序データを
上記CAD装置を用いて作成する。表示ステップS24
06では、取り外し順序作成ステップS2405で作成
した取り外し順序データを上記CAD装置上に表示す
る。
【0055】分割結合関係作成ステップS2404で
は、具体的には図25のPAD図に示したような処理を
実行する。まず、全ての分割部品を対象に(ステップS
2501)、例えば、図14に示した部品分割の例で
は、ステップS2502で、部品1を分割し、分割後の
部品をそれぞれ部品1−1,部品1−2,部品1−3と
名付ける。次に、分割後の部品間の結合関係データを結
合関係データのメモリに追加する(ステップS250
3)。図14の例の場合、図15のような結合関係デー
タを追加する。
【0056】次に、全ての結合関係を対象に(ステップ
S2504)、ステップS2505で、対象部品または
相手部品が分割部品であるか否かを判定し、分割部品で
ある場合には、ステップS2506で、その分割部品の
結合関係の位置と分割位置とを比較する。結合関係が分
割後の1つの部品に含まれる場合には、ステップS25
07で、結合関係の部品名を結合関係が含まれる部品の
部品名に書き加える。また、結合関係が分割後の複数の
部品に含まれる場合には、ステップS2508で、分割
後のそれぞれの結合関係を含む部品と元の対象部品の結
合関係とを追加し、ステップS2509で元の結合関係
を削除する。例えば、図17(a)に示すような形状で同
図(b)に示すような結合関係を有する部品1を分割した
場合、分割後の結合関係は分割後の部品1−1及び部品
1−3に含まれる。したがって、この場合は図18に示
すような結合関係をメモリに追加して、元の結合関係を
削除する。
【0057】取り外し順序作成ステップS2405で
は、具体的には図26のPAD図に示すような処理を
行する。以下に、この取り外し順序作成ステップS24
05の具体的処理を図26を参照しながら説明する。
【0058】まず、全ての分解可能部品がなくなるまで
(ステップS2601)全ての部品について(ステップS
2602)その部品が分解可能であるか否かを判定する
(ステップS2603)。ある部品につき分解可能と判定
した場合には、その部品が目標部品であるか否かを、ス
テップS2403で入力された目標部品データを参照し
て、判別し(ステップS2604)、その部品が目標部品
である場合には他に目標部品が残っていないかどうかを
目標部品データを参照して判定し(ステップS260
5)、目標部品が残存していなければ、取り外し順序作
成ステップS2405を終了する(ステップS260
6)。
【0059】分解可能と判定した部品が目標部品でない
場合または目標部品が残っている場合には、その部品が
分割部品であるか否かを部品の名称から判定する(ステ
ップS2607)。その部品が分割部品である場合に
は、取り外し順序中の、分解可能と判定された部品の順
序の前に部品分割の動作の順序を挿入する(ステップS
2608)。例えば、部品1を分割してできた部品1−
1が分解可能と判定された場合には、部品取り外し順序
は「部品1分割」「部品1−1」の順とする。そしてス
テップS2609で、分解した部品の結合関係を結合関
係データ中から削除する。
【0060】上記処理を分解可能部品がなくなるまで
行し、分解可能部品がなくなった場合には、取り外し不
可として取り外し順序作成ステップS2405を終了す
る(ステップS2610)。
【0061】なお、本実施形態の部品取り外し順序作成
方法は、CD−ROM,フロッピーディスク等の記録媒
体中にプログラムとして記録可能であり、この場合記録
媒体中に記録するプログラムの第1の実施形態は、図2
4〜図26のフローチャートないしPAD図に開示した
ものである。
【0062】図27は本発明による部品取り外し順序作
成装置の第2の実施形態の機能構成を示す機能ブロック
図である。図において、図1に示した第1の実施形態の
機能ブロックと同一の作用を示す機能ブロックには同一
の番号を付し、その説明を省略する。
【0063】形状入力部2701は、キーボード,マウ
ス等の操作装置及びディスプレイ等の表示装置を用い
て、機械製品の各部品の形状を表す形状データを入力す
る機能ブロックである。図28は、形状入力部2701
で入力した形状データのフォーマットを示す図である。
このフォーマットにおいては、部品1,部品2等の部品
名2801ごとに部品の幾何形状2802が格納されて
いる。幾何形状2802とは、部品形状を構成する線や
面の情報のことであり、例えば、直線の始点と終点の座
標値で表す。
【0064】部品分割データ作成部2702は、結合関
係入力部101で入力した結合関係データと、目標部品
入力部106で入力した目標部品データと、形状入力部
2701で入力した形状データとから、目標部品データ
に記述された目標部品を取り外すために必要な部品分割
を求め、部品分割データとして出力する機能ブロックで
ある。
【0065】分割結合関係作成部2703は、結合関係
入力部101で入力した結合関係データと、部品分割デ
ータ作成部2702で作成した部品分割データとから部
品分割後の結合関係を表す分割結合関係データを作成す
る機能ブロックである。
【0066】次に、本実施形態の処理について説明す
る。
【0067】目標部品入力部106で入力された目標部
品を取り外すには、目標部品に接する平面で他の部品を
分割してもよい。本実施形態において、例えば、図29
に示した機械製品から目標部品である部品5を取り外す
には、平面1で部品1,3,6,7を分割し、または平
面2で部品2,4,6,7を分割し、または平面3で部
品1,2,3,4を分割し、または平面4で部品1,
2,3,4を分割すればよい。このような分割面と分割
する部品のデータを部品分割データ作成部2702で作
成する。
【0068】目標部品の形状または分割面の決め方によ
っては、1つの面で分割しても目標部品を取り外せない
こともある。そのときは、分割作業を複数回実行すれば
よい。図30は複数面の分割により目標部品を取り外す
例を示す図である。図30(a)は分割前の部品と分割
面、図30(b)は分割後の部品を示している。この機械
製品の目標部品1の取り外し順序は、「部品2を平面1
で分割」「部品2−1」「部品2を平面2で分割」「部
品2−3」「部品2−2」「部品2を平面3で分割」
「部品2−5」「部品2−6」「部品1」となる。
【0069】しかし、切断等の部品分割作業では誤差が
生じやすいため、目標部品に接する平面で部品を分割す
ると、目標部品を傷つける恐れがある。したがって、部
品分割データ作成部2702では、目標部品ではなく、
目標部品の取り外しの障害となる部品を結合関係データ
から求め、その部品を取り外し可能とする分割面を求め
るようにしてもよい。図29に示した機械製品の場合
は、部品5の取り外しの障害となるのは部品3と部品4
で、どちらかの部品が分解されれば部品5は取り外し可
能となる。したがって、この場合は、部品3か部品4を
分解できるように分割面を求める。部品3は、図31の
平面1で部品1を分割すると、分解可能となり、部品4
は、図31の平面2で部品2を分割すると、分解可能と
なる。
【0070】図32は、部品分割データ作成部2702
の具体的機能構成を示す機能ブロック図である。図にお
いて、取り外し障害部品検出部3201は、結合関係入
力部101で入力した結合関係データと、目標部品入力
部106で入力した目標部品データとから目標部品の取
り外しの障害となっている部品を検出する機能ブロック
である。取り外し障害部品検出部3201で検出した、
目標部品を取り外す障害となっている部品を以後取り外
し障害部品とよぶ。分割面作成部3202は、取り外し
障害部品検出部3201で検出した取り外し障害部品の
データと、結合関係入力部101で入力した結合関係デ
ータと、形状入力部2701で入力した形状データと、
目標部品入力部106で入力した目標部品データとから
分割面を作成する機能ブロックである。部品分割作成部
3203は、分割面作成部3202で作成した分割面の
データと、形状入力部2701で入力した形状データと
から、部品分割データを作成する。
【0071】図33は、取り外し障害部品検出部320
1の具体的機能構成を示す機能ブロック図である。図に
おいて、対象結合関係抽出部3301は、目標部品入力
部106で入力した目標部品データを参照しながら、結
合関係入力部101で入力した結合関係データの中か
ら、目標部品となる対象部品かその相手部品の結合関係
を抽出する機能ブロックである。仮定分解可否判定部3
302は、対象結合関係抽出部3301で抽出した結合
関係から、目標部品と結合関係を持つ部品が存在しない
と仮定したときに、目標部品が分解可能となるか否かに
つき判定し、目標部品が分解可能と判定した場合にその
ときないと仮定した部品を取り外し障害部品として出力
する機能ブロックである。
【0072】図29に示す機械製品の場合、目標部品で
ある部品5の結合関係は図34に示す6つであり、目標
部品と結合関係を有する部品は部品3と部品4である。
部品3がないと仮定すると部品5は上方向に分解可能と
なる。したがって、部品3を取り外し障害部品と認定す
る。機械製品の形状によっては、複数の部品が存在しな
いと仮定して初めて目標部品が分解可能となることもあ
るが、その場合には取り外し障害部品は複数の部品の組
合せとして認定する。
【0073】図35は、分割面作成部3202の具体的
機能構成を示す機能ブロック図である。図において、分
解方向算出部3501は、目標部品入力部106で入力
した目標部品データと、結合関係入力部101で入力し
た結合関係データと、取り外し障害品検出部3201で
検出した取り外し障害部品のデータとから、取り外し障
害部品を分解する方向を算出する機能ブロックである。
分解する方向は、目標部品と取り外し障害部品との間の
結合関係から取り外し障害部品の分解可能方向を求める
ことにより得られる。分割面算出部3502は、分解方
向算出部3501で算出した分解方向のデータと、形状
入力部2701で入力した形状データと、取り外し障害
部品検出部3201で検出した取り外し障害部品のデー
タから、分割面を算出する機能ブロックである。分割面
は、分解方向に垂直で取り外し障害部品に接する最も分
解方向側の平面を算出することにより得られる。
【0074】図29の機械部品の場合、取り外し障害部
品である部品3は、目標部品である部品5と、法線ベク
トルが下方向,右方向,左方向の各平面で接触している
ので、上方向にしか分解できない。したがって、分解方
向算出部3501は、分解方向を上とする。図29の機
械部品の場合、分解方向と垂直で部品3に接する分解方
向側の面は、図36に示す面1である。したがって、分
割面算出部3502は面1を分割面とする。
【0075】図37は、部品分割作成部3203の具体
的機能構成を示す機能ブロック図である。図において、
分割対象部品検出部3701は、分割面作成部3202
で作成した分割面のデータと、形状入力部2701で入
力した形状データとから、分割面と交わる部品を求める
機能ブロックである。分割面と交わる部品は、各部品を
構成する面が分割面と交わるか否かにより検出される。
分割データ作成部3702は、分割対象部品検出部37
01で検出した、分割面と交わる部品のデータと、分割
面作成部3202で検出した分割面のデータとから、部
品分割データを作成する機能ブロックである。図36に
示す機械製品の場合、分割対象部品検出部3701で検
出する分割部品は部品1であり、分割データ作成部37
02の作成する分割部品データは、分割部品の部品名で
ある”部品1”の文字列と分割面の幾何情報とから構成
される。
【0076】図38は、本発明による部品取り外し順序
作成方法の第2の実施形態を示すフローチャートであ
る。図において、図24に示した第1の実施形態と同一
の処理ステップには同一の番号を付し、その説明を省略
する。
【0077】形状入力ステップS3801は、機械製品
の各部品の形状を表す形状データを入力するステップで
ある。部品分割データ作成ステップS3802は、結合
関係入力ステップS2401で入力した結合関係データ
と、目標部品入力ステップS2403で入力した目標部
品データと、形状入力ステップS3801で入力した形
状データとから、目標部品データに記述された目標部品
を取り外すために必要な部品分割を求め、部品分割デー
タとして出力するステップである。
【0078】図39は、部品分割データ作成ステップS
3802の具体的な処理工程を示すフローチャートであ
る。取り外し障害部品検出ステップS3901は、結合
関係入力ステップS2401で入力した結合関係データ
と、目標部品入力ステップS2403で入力した目標部
品データと、形状入力ステップS3801で入力した形
状データとから、取り外し障害部品を検出するステップ
である。分割面作成ステップS3902は、取り外し障
害部品検出ステップS3901で検出した取り外し障害
部品のデータと、結合関係入力ステップS2401で入
力した結合関係データと、形状入力ステップS3801
で入力した形状データと、目標部品入力ステップS24
03で入力した目標部品データとから、分割面に関する
データを作成するステップである。部品分割作成ステッ
プS3803は、分割面作成ステップS3902で作成
した分割面のデータと、形状入力ステップS3801で
入力した形状データとから、部品分割データを作成する
ステップである。
【0079】図40は、取り外し障害部品検出ステップ
S3901の具体的処理を表すフローチャートである。
対象結合関係抽出ステップS4001は、目標部品入力
ステップS2403で入力した目標部品データを参照し
ながら、結合関係入力ステップS2401で入力した結
合関係データの中から、目標部品である対象部品かその
相手部品の結合関係を抽出するステップである。仮定分
解可否判定ステップS4002は、対象結合関係抽出ス
テップS4001で抽出した結合関係から、目標部品と
結合関係を有する部品が存在しないと仮定した場合に目
標部品が分解可能となるか否かを判定し、目標部品が分
解可能となった場合には、存在しないと仮定した部品を
取り外し障害部品として出力するステップである。
【0080】図41は、分割面作成ステップS3902
の具体的処理を表すフローチャートである。分解方向算
出ステップS4101は、目標部品入力ステップS24
03で入力した目標部品データと、結合関係入力ステッ
プS2401で入力した結合関係データと、取り外し障
害部品検出ステップS3901で検出した取り外し障害
部品のデータとから、取り外し障害部品を分解する方向
を算出するステップである。分割面算出ステップS41
02は、分解方向算出ステップS4101で算出した分
解方向のデータと、形状入力ステップS3801で入力
した形状データと、取り外し障害部品検出ステップS3
901で検出した取り外し障害部品のデータとから、分
割面に関するデータを算出するステップである。
【0081】図42は、部品分割作成ステップS390
3の具体的処理を表すフローチャートである。分割対象
部品検出ステップS4201は、分割面作成ステップS
3902で作成した分割面のデータと、形状入力ステッ
プS3801で入力した形状データとから、分割面と交
わる部品を求めるステップである。分割データ作成ステ
ップS4202は、分割対象部品検出ステップS420
1で検出した分割面と交わる部品のデータと、分割面作
成ステップS3902で検出した分割面のデータとか
ら、部品分割データを作成するステップである。
【0082】本実施形態の部品取り外し順序作成方法に
おいては、目標部品の取り外し障害部品を検出し、その
取り外し障害部品を分解するのに都合が良いように分割
し、取り外し障害部品を分解した後に、目標部品を取り
外す。
【0083】なお、本実施形態の部品取り外し順序作成
方法は、CD−ROM,フロッピーディスク等の記録媒
体中にプログラムとして記録可能であり、この場合記録
媒体中に記録するプログラムの第2の実施形態として、
図38〜図42のフローチャートに開示したプログラム
使用できる。
【0084】なお、本発明の説明において、部品分解の
対象となる製品は、機械製品として説明してきたが、本
発明の対象としては、電気機器や大規模なプラント等の
一部の構成部品が含まれ、固化した化学物質中の一部の
構成要素も含まれる。
【0085】
【発明の効果】本発明の部品取り外し順序作成装置及び
方法並びに部品取り外し順序プログラムを記録した記録
媒体によれば、溶接等により組み立てられ通常の方法で
は分解の不可能な結合関係が存在する機械製品に対して
も、1つの部品を複数の部品に分割すると分解でき、
械製品を効率よく廃棄できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の部品取り外し順序作成装置の第1の実
施形態の機能構成を示すブロック図である。
【図2】目標部品が単数である場合に図1の部品取り外
し順序作成装置で用いる目標部品データの一例を示す図
である。
【図3】目標部品が複数である場合に図1の部品取り外
し順序作成装置で用いる目標部品データの一例を示す図
である。
【図4】図1の部品取り外し順序作成装置で部品取り外
し順序を作成する対象となる機械製品の一例を示す図で
ある。
【図5】図1の部品取り外し順序作成装置で用いる結合
関係データの一例を示す図である。
【図6】図1の部品取り外し順序作成装置で用いる結合
関係の種類を示すメニューの一例を示す図である。
【図7】図1の部品取り外し順序作成装置の結合関係デ
ータの入力を説明するための機械製品を示す斜視図であ
る。
【図8】図1の部品取り外し順序作成装置で結合関係デ
ータの中、平面接触と円筒面接触とを検出する方法の一
例を示す機能ブロック図である。
【図9】図8中の接触判定部の接触判定動作を示すPA
D図である。
【図10】図1の部品取り外し順序作成装置で用いる部
品分割データの一例を示す図である。
【図11】図1の部品取り外し順序作成装置の部品分割
データの入力を説明するための機械製品を示す平面図で
ある。
【図12】図1の部品取り外し順序作成装置で作成する
分割結合データの一例を示す図である。
【図13】図1の部品取り外し順序作成装置の分割結合
関係作成部の具体的機能構成を示す機能ブロック図であ
る。
【図14】図13の分割結合関係作成部の部品分割動作
を説明するための図である。
【図15】図13の分割結合関係作成部中の分割部品結
合関係追加部で追加する結合関係データの一例を示す図
である。
【図16】図13の分割結合関係作成部中の結合関係書
き換え部の動作を示すPAD図である。
【図17】図1の部品取り外し順序作成装置で分割する
対象となる部品とその結合関係データの一例を示す図で
ある。
【図18】図17の部品を分割した後の結合関係データ
を示す図である。
【図19】図1の部品取り外し順序作成装置中の取り外
し順序作成部の具体的機能構成を示す機能ブロック図で
ある。
【図20】図19の取り外し順序作成部で取り外し順序
を作成する対象となる機械製品の一例を示す平面図であ
る。
【図21】図20の機械製品につき図19の取り外し順
序作成部で作成した取り外し順序を示すデータファイル
を示す図である。
【図22】図1の部品取り外し順序作成装置中の表示部
で表示する取り外し順序のリストの一例を示す図であ
る。
【図23】図1の部品取り外し順序作成装置中の表示部
で表示する取り外し順序を示すアニメーションの一例を
示す図である。
【図24】本発明による部品取り外し順序作成方法の第
1の実施形態を示すフローチャートである。
【図25】図24の部品取り外し順序作成方法中の分割
結合関係作成ステップの具体的処理を示すPAD図であ
る。
【図26】図24の部品取り外し順序作成方法中の取り
外し順序作成ステップの具体的処理を示すPAD図であ
る。
【図27】本発明による部品取り外し順序作成装置の第
2の実施形態の機能構成を示す機能ブロック図である。
【図28】図27の部品取り外し順序作成装置の形状入
力部で入力した形状データのフォーマットを示す図であ
る。
【図29】図27の部品取り外し順序作成装置で分割す
る対象となる機械製品の一例を示す平面図である。
【図30】図27の部品取り外し順序作成装置で複数面
の分割により目標部品を取り外す例を示す平面図であ
る。
【図31】図27の部品取り外し順序作成装置で分割面
を算出する原理を説明するための平面図である。
【図32】図27の部品取り外し順序作成装置中の部品
分割データ作成部の具体的機能構成を示す機能ブロック
図である。
【図33】図27の部品取り外し順序作成装置中の取り
外し障害部品検出部の具体的機能構成を示す機能ブロッ
ク図である。
【図34】図29の機械製品の取り外し障害部品と目標
部品間の結合関係データを示す表である。
【図35】図32の部品分割データ作成部中の分割面作
成部の具体的機能構成を示す機能ブロック図である。
【図36】図35の分割面作成部中の分割面算出部が算
出する分割面の例を示す平面図である。
【図37】図32の部品分割データ作成部中の部品分割
作成部の具体的機能構成を示す機能ブロック図である。
【図38】本発明による部品取り外し順序作成方法の第
2の実施形態を示すフローチャートである。
【図39】図38の部品取り外し順序作成方法中の部品
分割データ作成ステップの具体的な処理工程を示すフロ
ーチャートである。
【図40】図39の部品分割データ作成ステップ中の取
り外し障害部品検出ステップの具体的処理を表すフロー
チャートである。
【図41】図39の部品分割データ作成ステップ中の分
割面作成ステップの具体的処理を表すフローチャートで
ある。
【図42】図39の部品分割データ作成ステップ中の部
品分割作成ステップの具体的処理を表すフローチャート
である。
【符号の説明】
101 結合関係入力部 102 分割結合関係作成部 103 取り外し順序作成部 104 表示部 105 部品分割入力部 106 目標部品入力部 1301 名称作成部 1302 分割部品結合関係追加部 1303 結合関係書き換え部 1901 分解可否判定部 1902 目標部品判定部 1903 分割部品判定部 1904 結合関係削除部 2701 形状入力部 2702 部品分割データ作成部 2703 分割結合関係作成部 3201 取り外し障害部品検出部 3202 分割面作成部 3203 部品分割作成部 3301 対象結合関係抽出部 3302 仮定分解可否判定部 3501 分解方向算出部 3502 分割面算出部 3701 分割対象部品検出部 3702 分割データ作成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−218636(JP,A) 特開 平7−132423(JP,A) 特開 平5−143695(JP,A) 特開 平7−311792(JP,A) 特開 平8−297693(JP,A) 特開 平6−164158(JP,A) 特開 平6−168254(JP,A) 特開 平6−168253(JP,A) 特開 平7−239866(JP,A) T.C.Woo,D.Dutta,A utomatic Disassemb ly and Total Order ing in Three Dimen sions,Trans.of the ASME,Journal of E ngineering for Ind ustry,米国,ASME,Vol. 113,p.207−213 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23P 19/00 - 21/00 B09B 5/00 G06F 17/50 G05B 19/418

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 組み立てられた状態での部品間の関係を
    表す結合関係データを入力する結合関係入力手段と、 分割する部品と分割面とを表す部品分割データを入力す
    る部品分割入力手段と、 取り外しの目標となる目標部品を表す目標部品データを
    入力する目標部品入力手段と、 前記結合関係入力手段で入力した結合関係データ前記
    部品分割入力手段で入力した部品分割データとから部品
    分割後の結合関係を表す分割結合関係データを作成する
    分割結合関係作成手段と、 前記分割結合関係作成手段で作成した分割結合関係デー
    前記目標部品入力手段で作成した目標部品データ
    から部品分割をも含めた少なくとも目標部品が取り外さ
    れるまでの順序を表す取り外し順序データを作成する取
    り外し順序作成手段と、 前記取り外し順序作成手段で作成した取り外し順序デー
    タを表示する表示手段とを備えたことを特徴とする部品
    取り外し順序作成装置。
  2. 【請求項2】 組み立てられた状態での部品間の関係を
    表す結合関係データを入力する結合関係入力手段と、 取り外しの目標となる目標部品を表す目標部品データを
    入力する目標部品入力手段と、 分解対象となる製品の各部品の形状を表す形状データを
    入力する形状入力手段と、 前記結合関係入力手段で入力した結合関係データ前記
    目標部品入力手段で入力した目標部品データ前記形状
    入力手段で入力した形状データとから前記目標部品デー
    タに記述された部品を取り外すために必要な部品分割を
    求めて部品分割データとして出力する部品分割データ作
    成手段と、 前記結合関係入力手段で入力した結合関係データ前記
    部品分割データ作成手段で作成した部品分割データとか
    ら部品分割後の結合関係を表す分割結合関係データを作
    成する分割結合関係作成手段と、 前記分割結合関係作成手段で作成した分割結合関係デー
    前記目標部品入力手段で入力した目標部品データと
    から部品分割を含めた少なくとも目標部品が取り外され
    までの順序を表す取り外し順序データを作成する取り
    外し順序作成手段と、 前記取り外し順序作成手段で作成した取り外し順序デー
    タを表示する表示手段とを備えたことを特徴とする部品
    取り外し順序作成装置。
  3. 【請求項3】 組み立てられた状態での部品間の関係を
    表す結合関係データを入力する結合関係入力ステップ
    と、 分割する部品と分割面とを表す部品分割データを入力す
    る部品分割ステップと、 取り外しの目標となる目標部品を表す目標部品データを
    入力する目標部品入力ステップと、 前記結合関係入力ステップで入力した結合関係データ
    前記部品分割入力ステップで入力した部品分割データ
    から部品分割後の結合関係を表す分割結合関係データを
    作成する分割結合関係作成ステップと、 前記分割結合関係作成ステップで作成した分割結合関係
    データ前記目標部品入力ステップで入力した目標部品
    データとから部品分割も含めた少なくとも目標部品が取
    り外されるまでの順序を表す取り外し順序データを作成
    する取り外し順序作成ステップと、 前記取り外し順序作成ステップで作成した取り外し順序
    データを表示する表示ステップと備えたことを特徴と
    する部品取り外し順序作成方法。
  4. 【請求項4】 組み立てられた状態での部品間の関係を
    表す結合関係データを入力する結合関係入力ステップ
    と、 取り外しの目標となる目標部品を表す目標部品データを
    入力する目標部品入力ステップと、 分解対象となる製品の各部品の形状を表す形状データを
    入力する形状入力ステップと、 前記結合関係入力ステップで入力した結合関係データ
    前記目標部品入力ステップで入力した目標部品データ
    前記形状入力ステップで入力した形状データとから前記
    目標部品データに記述された部品を取り外すために必要
    な部品分割を求めて部品分割データとして出力する部品
    分割データ作成ステップと、 前記結合関係入力ステップで入力した結合関係データ
    前記部品分割データ作成ステップで作成した部品分割デ
    ータとから部品分割後の結合関係を表す分割結合関係デ
    ータを作成する分割結合関係作成ステップと、 前記分割結合関係作成ステップで作成した分割結合関係
    データ前記目標部品入力ステップで入力した目標部品
    データとから部品分割を含めた少なくとも目標部品が取
    り外されるまでの順序を表す取り外し順序データを作成
    する取り外し順序作成ステップと、 前記取り外し順序作成ステップで作成した取り外し順序
    データを表示する表示ステップとを備えたことを特徴と
    する部品取り外し順序作成方法。
  5. 【請求項5】 組み立てられた状態での部品間の関係を
    表す結合関係データを入力する結合関係入力手順と、 分割する部品と分割面とを表す部品分割データを入力す
    る部品分割入力手順と、 取り外しの目標となる目標部品を表す目標部品データを
    入力する目標部品入力手順と、 前記結合関係入力手順で入力した結合関係データ前記
    部品分割入力手順で入力した部品分割データとから部品
    分割後の結合関係を表す分割結合関係データを作成する
    分割結合関係作成手順と、 前記分割結合関係作成手順で作成した分割結合関係デー
    前記目標部品入力手順で作成した目標部品データ
    から部品分割をも含めた少なくとも目標部品が取り外さ
    れるまでの順序を表す取り外し順序データを作成する取
    り外し順序作成手順と、 前記取り外し順序作成手順で作成した取り外し順序デー
    タを表示する表示手順段とをコンピュータに実行させる
    プログラムを記録したことを特徴とする前記コンピュー
    タで読み取り可能な部品取り外し順序プログラムを記録
    した記録媒体。
  6. 【請求項6】 組み立てられた状態での部品間の関係を
    表す結合関係データを入力する結合関係入力手順と、 取り外しの目標となる目標部品を表す目標部品データを
    入力する目標部品入力手順と、 分解対象となる製品の各部品の形状を表す形状データを
    入力する形状入力手順と、 前記結合関係入力手順で入力した結合関係データ前記
    目標部品入力手順で入力した目標部品データ前記形状
    入力手順で入力した形状データとから前記目標部品デー
    タに記述された部品を取り外すために必要な部品分割を
    求めて部品分割データとして出力する部品分割データ作
    成手順と、 前記結合関係入力手順で入力した結合関係データ前記
    部品分割データ作成手順で作成した部品分割データとか
    ら部品分割後の結合関係を表す分割結合関係データを作
    成する分割結合関係作成手順と、 前記分割結合関係作成手順で作成した分割結合関係デー
    前記目標部品入力手順で入力した目標部品データと
    から部品分割を含めた少なくとも目標部品が取り外され
    までの順序を表す取り外し順序データを作成する取り
    外し順序作成手順と、 前記取り外し順序作成手順で作成した取り外し順序デー
    タを表示する表示手順とをコンピュータに実行させるプ
    ログラムを記録したことを特徴とする前記コンピュータ
    で読み取り可能な部品取り外し順序プログラムを記録し
    た記録媒体。
JP34860496A 1996-12-26 1996-12-26 部品取り外し順序作成装置及び方法並びに部品取り外し順序プログラムを記録した記録媒体 Expired - Fee Related JP3362246B2 (ja)

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