JPH10180495A - 感応式プレス起動装置及びその方法 - Google Patents

感応式プレス起動装置及びその方法

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JPH10180495A
JPH10180495A JP8354145A JP35414596A JPH10180495A JP H10180495 A JPH10180495 A JP H10180495A JP 8354145 A JP8354145 A JP 8354145A JP 35414596 A JP35414596 A JP 35414596A JP H10180495 A JPH10180495 A JP H10180495A
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JP
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light
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JP8354145A
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English (en)
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Iwashige Takahashi
岩重 高橋
Yukio Hata
幸男 畑
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/28Arrangements for preventing distortion of, or damage to, presses or parts thereof
    • B30B15/285Arrangements for preventing distortion of, or damage to, presses or parts thereof preventing a full press stroke if there is an obstruction in the working area

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
  • Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
  • Control Of Presses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 遮光による起動条件を作業者やワーク種別毎
に設定可能とする。 【解決手段】 光線式安全装置4の遮光及び通光のブレ
ークの回数に基づいてスライド4を自動起動させる感応
式プレス起動装置において、ブレーク信号によりスライ
ド2を自動起動させるための、少なくとも外乱遮光時
間、非定常操作遮光時間、セットアップ時間又はタクト
タイム許容値のいずれか一つの起動条件データを設定す
るブレークパターン設定手段22と、設定起動条件デー
タを記憶するIDデータ記憶手段24と、遮光/通光信
号を入力する安全装置信号入力手段28と、ブレーク回
数が所定値に達したかを判定するPSDIブレーク判定
手段29と、この回数が所定値に達したら、算出した遮
光データが前記起動条件を満足している場合に起動指令
を出力するブレークパターン比較手段31と、起動指令
を受けてスライド2を起動させるPSDI運転開始手段
33とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレス機械の光線
式安全装置を用いて自動起動させる感応式プレス起動装
置及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プレス機械の動作中にスライド動
作領域内に作業者の身体の一部(例えば、手等)が侵入
したときの事故を防止するために、外部からのスライド
動作領域への入口に光線式安全装置を設置している。そ
して、特定のプレス機械においては、この光線式安全装
置を自動起動装置のために使用しているものがある。す
なわち、光線式安全装置によって検出した遮光検知信号
によってプレス機械を自動起動させるものであり、通
常、これを感応式プレス起動装置(以後、PSDIと言
う)と呼んでいる。図9はこのような光線式安全装置を
備えたプレス機械の一例を表す斜視図であり、以下に図
9に基づいて上記PSDIを説明する。
【0003】プレス機械1の中央部には、下面に金型が
取着されたスライド2が上下動自在に設けられており、
このスライド2が上下動する作業領域3を危険領域とし
ている。そして、作業者が作業する作業面(通常は、プ
レス機械1の前面)を除いた他の面(側面等)は外部か
ら素材等が侵入しないようにガード等によって囲まれて
いる。作業面の入口左右には光線式安全装置4が配設さ
れており、この光線式安全装置4は互いに対向する投光
器4aと受光器4bとからなっている。
【0004】図10に示すように、通常の投光器4aに
は発光素子(例えば、発光ダイオード等)が上下方向に
所定間隔Pで配設されており、また、受光器4bには受
光素子(例えば、フォトダイオード等)が上下方向に上
記と同じ所定間隔Pで配設されている。そして、投光器
4aから発光された光線が受光器4bに受光された状態
で、前記作業面の入口に光線のカーテンを形成してい
る。この光線カーテンを外部からの侵入物(例えば、作
業者の手や素材等)が遮光することによって、危険領域
への侵入が検知されるようになっている。図示しない制
御器は、光線式安全装置4からこの検知信号を入力した
とき、スライド2が動作中であれば、スライド2を非常
停止させて事故を防止している。
【0005】一方、上記のような光線式安全装置4を使
用するPSDIにおいては、手等を上記光線カーテンに
挿入して一旦遮光した後この遮光を回復した状態(以
後、これをブレークと言う)を検知し、このブレークの
回数に基づいて起動信号を生成してプレス機械1を自動
起動させるようにしている。通常、1回のブレークで自
動起動する「1ブレークモード」と、2回のブレークで
自動起動する「2ブレークモード」とがあり、例えばキ
ー付き切換スイッチ等によって選択可能となっている。
【0006】この1ブレークモードは、例えば作業者が
手で素材を持って金型に設置した後にこの手をプレス機
械1の外部に引っ込めた場合等に相当し、また、2ブレ
ークモードは、例えばプレス加工されたワークを一方の
手で取って外部に取り出した後に他方の手で次の素材を
持って金型に設置し、この手を外部に引っ込めた場合等
に相当する。そして、PSDIは、この選択されたブレ
ークモードに基づいてブレーク回数を比較し、この回数
が設定モードのブレーク回数と一致したときプレス機械
1を自動起動するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
PSDIによる自動起動においては、作業者の手や素材
以外による遮光でもこれをブレークと認識してしまうの
で、例えば昆虫等の飛来による遮光で自動起動してしま
う可能性がある。このために、作業者が意図しない時に
自動起動する場合が発生するので、予期しないプレス機
械の突然の起動に対して非常な危険を感じ、作業者の精
神的な疲労やストレスが大きくなる。したがって、作業
者の操作による遮光以外は自動起動できないように区別
するための起動条件を設けてこれを監視し、安全性を向
上する必要がある。
【0008】また、PSDIによる自動起動でプレス作
業を継続して行っていると、作業者が作業に熱中し、そ
してブレーク操作に慣れて来るので徐々に自動起動毎の
サイクルタイム(タクトタイムと言う)が速くなって来
る。したがって、作業者は意識せずに高速のタクトタイ
ムで作業することになるので、疲労度が高くなり作業者
の負荷が大きくなるという問題が生じている。そして、
この作業時の最適なタクトタイムは作業者の熟練度や体
格等の個人差、ワーク及び金型の大きさ、形状等によっ
て異なっているので、このような作業時の時間管理デー
タを個人、ワーク及び金型種別等毎に管理する必要があ
る。
【0009】本発明は、上記の問題点に着目してなされ
たものであり、遮光による起動条件を作業者やワーク種
別毎に設定できる感応式プレス起動装置及びその方法を
提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目
的を達成するために、請求項1に記載の発明は、光線式
安全装置4の遮光及びその後の通光のブレークの回数に
基づいてプレス機械のスライド2を自動起動させる感応
式プレス起動装置において、前記ブレーク信号により前
記自動起動させるための、外乱遮光時間及び非定常操作
遮光時間の起動条件データを設定するブレークパターン
設定手段22と、前記設定された起動条件データを記憶
するIDデータ記憶手段24と、前記光線式安全装置4
の遮光及び通光信号を入力する安全装置信号入力手段2
8と、ブレーク回数が所定値に達したかを判定するPS
DIブレーク判定手段29と、PSDIブレーク判定手
段29により前記ブレーク回数が所定値に達したと判定
されたとき、前記遮光及び通光信号に基づいて算出した
遮光時間と、前記IDデータ記憶手段24に記憶された
起動条件データとを比較し、前記遮光時間が外乱遮光時
間と非定常操作遮光時間の間にある場合には起動指令を
出力するブレークパターン比較手段31と、前記起動指
令を受けてスライド2を起動させるPSDI運転開始手
段33とを備えた構成としている。
【0011】請求項1に記載の発明によると、ブレーク
信号による自動起動が可能な起動条件、すなわち外乱遮
光時間T1L及び非定常操作遮光時間T1Hを作業者種別及
び/又はワーク種別等に対応して設定し、これを記憶す
るとともに、プレス作業時は実際の遮光及び通光信号が
起動可能なブレーク信号か否か判定し、起動可能なブレ
ーク信号の場合に、これに基づいて算出した遮光時間と
前記記憶された起動条件データとを比較し、前記遮光デ
ータが外乱遮光時間と非定常操作遮光時間の間にある場
合にスライド2を起動させている。したがって、作業者
以外の昆虫等の飛来物による遮光と区別でき、また、金
型や素材をハンドリングし直す等の非定常時の操作を検
出してプレスを停止させることができるので安全性が向
上する。さらに、作業者毎の熟練度や体格等の個人差、
又はワーク及び金型の種別に適した起動条件で自動起動
されるので、作業者の疲労度やストレス等が減少し、作
業性及び安全性を向上できる。
【0012】請求項2に記載の発明は、光線式安全装置
4の遮光及びその後の通光のブレークの回数に基づいて
プレス機械のスライド2を自動起動させる感応式プレス
起動装置において、前記ブレーク信号により前記自動起
動させるための、少なくともセットアップ時間又はタク
トタイム許容値のいずれか一つの起動条件データを設定
するブレークパターン設定手段22と、前記設定された
起動条件データを記憶するIDデータ記憶手段24と、
前記光線式安全装置4の遮光及び通光信号を入力する安
全装置信号入力手段28と、ブレーク回数が所定値に達
したかを判定するPSDIブレーク判定手段29と、P
SDIブレーク判定手段(29)により前記ブレーク回数が
所定値に達したと判定されたとき、前記遮光及び通光信
号に基づいて算出した遮光データと、前記IDデータ記
憶手段24に記憶された起動条件データとを比較し、前
記遮光データがこの起動条件データに基づく起動条件を
満足している場合には起動指令を出力するブレークパタ
ーン比較手段31と、前記起動指令を受けてスライド2
を起動させるPSDI運転開始手段33とを備えた構成
としている。
【0013】請求項2に記載の発明によると、ブレーク
信号による自動起動が可能な起動条件(すなわち、セッ
トアップ時間T2 及びタクトタイム許容値T3 等)を作
業者種別及び/又はワーク種別等に対応して設定し、こ
れを記憶するとともに、プレス作業時は実際の遮光及び
通光信号が起動可能なブレーク信号か否か判定し、起動
可能なブレーク信号の場合に、これに基づいて算出した
遮光データと前記記憶された起動条件データとを比較
し、前記遮光データがこの起動条件を満足している場合
にスライド2を起動させている。したがって、作業者毎
の熟練度や体格等の個人差、又はワーク及び金型の種別
に適した起動条件で自動起動されるので、作業者の疲労
度やストレス等が減少し、作業性及び安全性を向上でき
る。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の感応式プレス起動装置において、前記ブレーク
パターン設定手段22が、PSDI教示モードのとき
に、前記安全装置信号入力手段28からの遮光及び通光
信号を入力し、これらの信号に基づいて算出した少なく
とも外乱遮光時間及び非定常操作遮光時間を含む遮光デ
ータを起動条件データとして設定し、前記IDデータ記
憶手段24に記憶させるパターン教示手段22bを備え
た構成としている。
【0015】請求項3に記載の発明によると、実際に作
業者が遮光操作したときの遮光及び通光信号に基づいて
算出された遮光データを、起動条件データとして記憶す
る、つまり教示することができる。これによって、作業
者の実際の操作に合った起動条件を設定できるので、作
業者の疲労度が軽減され、作業性が向上する。
【0016】請求項4に記載の発明は、請求項1、2又
は3に記載の感応式プレス起動装置において、前記ブレ
ークパターン設定手段22によって設定された前記起動
条件データが前記自動起動を可能とする許容範囲内か否
かを判定し、許容範囲内のときのみ、この起動条件デー
タを前記IDデータ記憶手段24に記憶させる設定値判
定手段23を付設した構成としている。
【0017】請求項4に記載の発明によると、起動条件
データは安全上又はプレス作業の種別によって設定値の
許容範囲が設けられている。すなわち、外乱遮光時間T
1Lに対しては、作業者の手操作による遮光と他の飛来物
(昆虫等)による遮光とを区別するための最小遮光時間
許容範囲及び最大遮光時間許容範囲(例えば、0.1秒
<T1L<5秒)が設けられ、非定常操作遮光時間T1Hに
対しては、作業者が素材のハンドリングをやり直す際に
許容される最大遮光時間許容範囲(例えば、T1H<10
秒)が設けられる。また、セットアップ時間T2 は起動
準備完了時点から起動するまでの時間の最大許容値、及
びタクトタイム許容値T3 は2回目の起動以降の起動時
間間隔の最小許容値を表しており、これらに対しては起
動継続の意志の有無を判定するための最大許容時間が設
けられている。そして、各データの設定値がこの許容範
囲内にあるときのみ、この設定値を起動条件データとし
て記憶するようにしている。したがって、この起動条件
データとの比較によって、プレス作業時の遮光操作によ
る自動起動が可能かが判断されるので、確実に作業者の
疲労度やストレス等を減少でき、作業性及び安全性を向
上できる。
【0018】請求項5に記載の発明は、光線式安全装置
4の遮光及びその後の通光のブレークの回数に基づいて
プレス機械のスライド2を自動起動させる感応式プレス
起動装置において、作業者に対応して、前記ブレーク信
号により前記自動起動させるための少なくとも外乱遮光
時間、非定常操作遮光時間、セットアップ時間又はタク
トタイム許容値のいずれか一つの起動条件データを入力
するIDデータ入力手段36と、前記光線式安全装置4
の遮光及び通光信号を入力する安全装置信号入力手段2
8と、ブレーク回数が所定値に達したかを判定するPS
DIブレーク判定手段29と、PSDIブレーク判定手
段29により前記ブレーク回数が所定値に達したと判定
されたとき、前記遮光及び通光信号に基づいて算出した
遮光データと、前記IDデータ入力手段36により入力
された起動条件データとを比較し、前記遮光データがこ
の起動条件を満足している場合には起動指令を出力する
ブレークパターン比較手段31と、この起動指令を受け
てスライド2を起動させるPSDI運転開始手段33と
を備えた構成としている。
【0019】請求項5に記載の発明によると、作業者に
対応した外乱遮光時間、非定常操作遮光時間、セットア
ップ時間又はタクトタイム許容値のいずれか一つの起動
条件データを設定しておき、実際のプレス作業時の遮光
及び通光信号に基づいて算出した遮光時間、セットアッ
プ時間及びタクトタイム等の遮光データと、前記起動条
件データとを比較し、起動条件を満足しているときのみ
前記遮光による自動起動可能と判定している。したがっ
て、作業者別の最適な起動条件を設定できるので疲労度
やストレス等を減少でき、作業性及び安全性を向上でき
る。
【0020】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の感応式プレス起動装置において、前記IDデータ入力
手段36は、作業者に対応して予め付けられたIDコー
ドを入力して認識するID認識手段21と、各IDコー
ドに対応して前記起動条件データを記憶しておき、前記
ID認識手段21により認識されたIDコードに対応す
る起動条件データを出力するIDデータ記憶手段24と
を備えるとともに、ブレークパターン比較手段31は、
前記PSDIブレーク判定手段29により前記ブレーク
回数が所定値に達したと判定されたとき、前記遮光及び
通光信号に基づいて算出した遮光データと、前記認識さ
れたIDコードに対応する起動条件データとを比較し、
前記遮光データがこの起動条件を満足している場合に起
動指令を前記PSDI運転開始手段33に出力するよう
にしている。
【0021】請求項6に記載の発明によると、作業者毎
に予め付けられたIDコードに対応して起動条件データ
を記憶しておき、実際のプレス作業時には作業者のID
コードを入力してこのIDコードに対応する起動条件デ
ータを読み出す。そして、遮光及び通光信号に基づいて
算出した遮光時間、セットアップ時間及びタクトタイム
値等の遮光データと、前記起動条件データとを比較し、
起動条件を満足しているときのみ前記遮光による自動起
動可能と判定している。したがって、確実に作業者の疲
労度やストレス等を減少でき、作業性及び安全性を向上
できる。
【0022】請求項7に記載の発明は、請求項5に記載
の感応式プレス起動装置において、前記IDデータ入力
手段36は、作業者に対応して書き込まれた起動条件デ
ータを読み込むID認識手段21を備えた構成としてい
る。
【0023】請求項7に記載の発明によると、例えばI
Dカードやバーコード等の作業者特定手段から、作業者
に対応した起動条件データを読み出す。そして、プレス
作業時の遮光データとこの起動条件データとを比較して
起動可能か否かを判定する。したがって、確実に作業者
の疲労度やストレス等を減少でき、作業性及び安全性を
向上できる。
【0024】請求項8に記載の発明は、請求項5に記載
の感応式プレス起動装置において、前記IDデータ入力
手段36は、非接触式のデータ読込器で構成される。
【0025】請求項8に記載の発明によると、作業者に
対応した起動条件データ又はIDコードを入力する手段
を、例えばバーコード読み取り装置や、作業者の身に装
着されたデータ発信器等の非接触式データ読込器で構成
することにより、容易に一括でデータを入力でき、デー
タ設定時の作業者の手間がかからない。この結果、作業
者の負荷が小さくなり、操作性及び作業性が良い感応式
プレス起動装置が得られる。
【0026】請求項9に記載の発明は、光線式安全装置
4の遮光及びその後の通光のブレークの回数に基づいて
プレス機械のスライド2を自動起動させる感応式プレス
起動装置の起動方法において、前記ブレーク信号による
前記自動起動を可能とするための起動条件データを予め
設定するとともに、ブレーク回数が所定値に達したと
き、この遮光及び通光信号に基づいて算出した遮光デー
タと、前記設定された起動条件データとを比較し、前記
遮光データがこの起動条件を満足している場合にはスラ
イド2を起動させる方法としている。
【0027】請求項9に記載の発明によると、ブレーク
信号による自動起動が可能な起動条件データ(例えば、
外乱遮光時間T1L、非定常操作遮光時間T1H、セットア
ップ時間T2 及びタクトタイム許容値T3 等)を作業者
種別及び/又はワーク種別等に対応して設定し、これを
記憶するとともに、プレス作業時は実際の遮光及び通光
信号が起動可能なブレーク信号のときに、これに基づい
て算出した遮光データと前記記憶された起動条件データ
とを比較し、前記遮光データがこの起動条件を満足して
いる場合にスライド2を起動させている。したがって、
作業者毎の熟練度や体格等の個人差、又はワーク及び金
型の種別に適した起動条件で自動起動されるので、作業
者の疲労度やストレス等が減少し、作業性及び安全性を
向上できる。
【0028】請求項10に記載の発明は、光線式安全装
置4の遮光及びその後の通光のブレークの回数に基づい
てプレス機械のスライド2を自動起動させる感応式プレ
ス起動装置の起動方法において、前記ブレーク信号によ
る前記自動起動を可能とするための起動条件データを作
業者毎に対応して予め設定するとともに、ブレーク回数
が所定値に達したとき、この遮光及び通光信号に基づい
て算出した遮光データと、作業者に対応した前記起動条
件データとを比較し、前記遮光データがこの起動条件を
満足している場合にスライド2を起動させる方法として
いる。
【0029】請求項10に記載の発明によると、作業者
毎に対応した起動条件データを設定しておき、実際のプ
レス作業時には作業者に対応したこの起動条件データを
読み出し、遮光及び通光信号に基づいて算出した遮光時
間、セットアップ時間及びタクトタイム値等の遮光デー
タと、前記読み出した起動条件データとを比較し、起動
条件を満足しているときのみ前記遮光による自動起動可
能と判定している。したがって、確実に作業者の疲労度
やストレス等を減少でき、作業性及び安全性を向上でき
る。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係わる感応式プ
レス起動装置及びその方法について、図面を参照して説
明する。
【0031】まず、図1〜図3に基づいて、第1実施形
態を説明する。図1は、本発明に係わる感応式プレス起
動装置のハード構成ブロック図を示している。同図にお
いて、光線式安全装置4は投光器4aと受光器4bと安
全装置アンプ4cとからなっている。安全装置アンプ4
cは投光器4aに投光指令を出力し、この光線に対する
受光器4bからの遮光及び通光信号を入力し、これらの
信号を入力回路6を経由してコンピュータ(以後、CP
Uと言う)7に出力する。また、プレス操作スイッチ5
はプレス運転モードを選択して各選択信号を入力回路6
を経由してCPU7に出力しており、少なくとも、PS
DIによる自動起動を可能とするPSDIモードを選択
できる。
【0032】ID認識装置11は、プレス作業時に実際
の作業者を特定するIDコード(識別番号)を入力する
ための装置である。ID認識装置11は例えば、IDコ
ードを入力するためのIDコード入力スイッチ、又はI
Dコードが書き込まれたIDカード(メモリカード等)
から入力するIDカード読み取り装置等で構成できる。
あるいは、IDコードを表すバーコードを入力するバー
コード読み取り装置、又は、作業者が所持する(例え
ば、手首等に巻かれたブレスレット型の)発信器によっ
て発信されたIDコードを受信する受信器等の非接触式
のデータ読込器で構成してもよい。この読み込まれたI
Dコードは、入力回路6を経由してCPU7に出力され
る。
【0033】また、設定スイッチ12は作業者毎に対応
して起動条件を設定するスイッチであり、起動条件とし
ての外乱遮光時間T1L、非定常操作遮光時間T1H、セッ
トアップ時間T2 及びタクトタイム許容値T3 等を設定
するデータ設定スイッチからなっている。ここで、遮光
時間は光線式安全装置4の遮光信号が継続して入力され
ている時間によって表される。そして、外乱遮光時間T
1Lは作業者以外の侵入物(昆虫、他の飛散物等)による
遮光と作業者の素材搬入又は搬出操作による遮光との相
違を判別するための最小許容時間であり、遮光時間が外
乱遮光時間T1L以下のときは外乱(昆虫、他の飛散物
等)とみなしている。また、非定常操作遮光時間T1Hは
型、素材等のハンドリングのやり直し操作時にかかる許
容最大時間であり、遮光時間がこの非定常操作遮光時間
T1H以上になったとき非定常操作とみなして非常停止と
している。
【0034】また、セットアップ時間T2 は、PSDI
による運転モードでの起動準備完了をセットアップ(通
常は、例えばPSDI運転モードで図示しない急停止リ
セットスイッチ等を操作して非常停止を解除し、起動可
能状態とする)してから初回目の起動がかかるまでの経
過時間の最大許容値を表しており、作業時の実際のセッ
トアップ時間が許容値より長い場合には作業者の起動意
志が無いものとみなせるような時間が設定される。さら
に、タクトタイム許容値T3 はPSDIによる2回目以
降の起動時点から次回起動時点までの経過時間を表すタ
クトタイムの最大許容値を表しており、同様にこの許容
値より長い場合には作業者の起動意志が無いものとみな
せるような時間が設定される。なお、このタクトタイム
許容値T3 は作業者の熟練度や体格、及びワークや金型
の種類等に合わせて作業者に適したタクトタイム許容値
が設定される。
【0035】これらの入力されたIDコードや各データ
は入力回路6を経由してCPU7に入力される。入力回
路6は前記安全装置アンプ4c、プレス操作スイッチ
5、ID認識装置11及び設定スイッチ12からの信号
の入力インタフェース回路であり、これらの信号をCP
U7が入力可能なように変換している。また、出力回路
9はCPU7の出力信号を外部回路(例えば、プレス制
御回路14等)に伝達可能に変換する出力インターフェ
ース回路である。
【0036】CPU7は例えばマイクロコンピュータ等
で構成される一般的なコンピュータであり、読み書き可
能なメモリ8(いわゆる、RAM)を備えている。この
メモリ8は、例えば半導体メモリ、ハードディスク、フ
ロッピーディスク又はメモリカード等で構成することが
できる。そして、CPU7は、前記各入力信号に基づい
て所定の処理(後述を参照)を行い、チェック回路13
にセルフチェック信号を出力して本感応式プレス起動装
置のハード回路に関するセルフチェックを行うととも
に、プレス起動指令又は停止指令をプレス制御回路14
に出力する。
【0037】また、チェック回路13は、前記セルフチ
ェック信号を入力したら、安全装置アンプ4cに所定タ
イミングで回路チェック用の疑似指令を出力する。この
疑似指令によって、各回路がハード的に正常か否かのチ
ェックが行われる。さらに、プレス制御回路14は前記
プレス起動指令又は停止指令に基づいてスライド2を起
動又は停止させるようにスライド駆動手段を制御する。
ここで、スライド駆動手段は例えば、機械式プレスの場
合には駆動モータ(図示せず)の動力をスライド2に伝
達するクラッチ/ブレーキ装置を駆動するクラッチ/ブ
レーキバルブ(図示せず)で構成され、油圧式プレス等
の場合にはスライド2を上下動させる油圧シリンダを駆
動する電磁切換弁(図示せず)等で構成される。
【0038】図2に本発明の第1実施形態に係わる機能
構成ブロック図を示しており、同図に基づいて機能構成
を説明する。ID認識手段21はID認識装置11によ
りプレス作業時に作業者のIDコードを認識し、このI
DコードをIDデータ記憶手段24に出力する。また、
ブレークパターン設定手段22は作業者毎に適した起動
条件を設定し、この設定された起動条件データを設定値
判定手段23に出力する。なお、本実施形態では、ブレ
ークパターン設定手段22は前記設定スイッチ12によ
って構成されている。設定値判定手段23は、前記設定
された起動条件データが設定許容範囲に入っているかを
判定し、設定許容範囲内であるときはこの起動条件デー
タをIDデータ記憶手段24に出力する。
【0039】ここで、上記の設定許容範囲とは、起動条
件データとして許容されるための制限値を表している。
前述の3つの遮光データに対してそれぞれ所定の許容範
囲が規定されており、作業者別に対応して予め設定して
おく上記起動条件データ、及び、プレス作業時に実際に
遮光操作によって検出される遮光データは、共にこの許
容範囲内に入っていることが必要である。例えば、外乱
遮光時間T1L及び非定常操作遮光時間T1Hは、所定の遮
光時間許容範囲H1 (例えば、0.1秒<T1L<5秒)
内になければならず、また、セットアップ時間T2 は、
初回目の起動時に作業者の有意志起動とみなせるような
所定のセットアップ許容時間H2 より小さくなければな
らない。さらに、タクトタイム許容値T3 は、2回目以
降の起動時に作業者の有意志起動とみなせるような所定
のタクトタイム時間許容値H3 より小さくなければなら
ない。そして、これらの3つの起動条件を全て満足して
いる場合のみ、遮光及び通光信号をブレーク信号とみな
して自動起動するようにしている。
【0040】なお、前記遮光時間、セットアップ時間及
びタクトタイム等は、CPU7によって、例えばソフト
タイマーで計測してもよいし、あるいは、遮光や起動等
の事象が発生した時刻間の差から算出することができ
る。
【0041】IDデータ記憶手段24は、起動条件設定
時は、前記入力した起動条件データを前記ID認識手段
21から入力したIDコードに対応したメモリ8内の所
定エリアに記憶する。さらに、IDデータ記憶手段24
は、プレス作業時は、入力した前記IDコードに対応す
る起動条件データを読み出してブレークパターン比較手
段31に出力する。
【0042】また、プレス操作モード選択手段26は操
作モードを選択し、この操作モード信号をPSDI運転
モード判定手段27に出力しており、少なくともPSD
I運転モード、すなわちPSDIによる自動起動運転が
可能なモードが選択可能となっている。そして、PSD
I運転モード判定手段27はこの入力した操作モード信
号がPSDI運転モードを示しているか否かを判定し、
PSDI運転モードであるときはこのモード信号をPS
DIブレーク判定手段29に出力する。また、安全装置
信号入力手段28は光線式安全装置4からの遮光信号又
は通光信号を入力してPSDIブレーク判定手段29に
出力する。そして、PSDIブレーク判定手段29は、
操作モードがPSDI運転モードのとき、入力した前記
遮光信号及び通光信号に基づいて遮光時間、セットアッ
プ時間(初回起動時)又はタクトタイム値(2回目以降
の起動時)の遮光データ、及びブレーク回数を算出し、
ブレーク回数が予め設定された所定回数に達したときは
前記遮光信号及び通光信号をブレーク信号とみなして、
前記遮光データを実際のPSDI起動時の遮光データと
してブレークパターン比較手段31に出力する。
【0043】このブレークパターン比較手段31は、こ
の入力したPSDI起動時の遮光データと、前記許容範
囲データ及び前記入力した起動条件データとを比較す
る。そして、この遮光データが前記許容範囲内にあると
き、かつ、前記3つの起動条件を全て満足していると
き、つまり数式「外乱遮光時間T1L≦遮光時間≦非定常
操作遮光時間T1H」、数式「セットアップ時間≦セット
アップ時間T2 」、及び数式「タクトタイム≦タクトタ
イム許容値T3 」を満足しているときは、PSDIセル
フチェック手段32にチェック指令を出力する。また、
遮光データが許容範囲及び起動条件の内いずれかを満足
してないときは、プレス非常停止手段34に非常停止指
令を出力する。
【0044】さらに、PSDIセルフチェック手段32
は前記チェック指令に基づいて前記ハード回路のセルフ
チェックを行い、このチェックで異常を検出したときは
プレス非常停止手段34に非常停止指令を出力し、正常
であるときはPSDI運転開始手段33に起動指令を出
力する。そして、プレス非常停止手段34はプレス制御
回路14に停止信号を出力してスライド2を非常停止さ
せ、PSDI運転開始手段33はプレス制御回路14に
起動信号を出力してスライド2を起動する。
【0045】つぎに、図3及び図4に基づいて、本発明
に係わる感応式プレス起動装置の制御方法について説明
する。ここでは、各ステップ番号をSを付して表してい
る。まず、図3に示すフローチャート例を参照して、起
動条件登録時の処理について説明する。S1で(ID認
識手段21)、ID認識装置11によって登録すべき作
業者のIDコードを入力し、次にS2で(ブレークパタ
ーン設定手段22)、この作業者に対応する各起動条件
データをデータ設定スイッチにより設定する。ここで、
起動条件データは、前述の外乱遮光時間T1L、非定常操
作遮光時間T1H、セットアップ時間T2 及びタクトタイ
ム許容値T3 を表している。そして、S3で(設定値判
定手段23)、CPU7はこの設定された各起動条件デ
ータが前記許容範囲内に入っているかを否かを判定し、
許容範囲内に入ってないときはS2に戻って再度データ
を設定し直し、入っているときは、S4で(IDデータ
記憶手段24)、設定された起動条件データを前記ID
コードに対応するメモリ8の所定エリアに記憶する。こ
れによって、各作業者別に対応した起動条件の登録が完
了する。
【0046】また、図4はプレス作業時の起動条件選択
の処理フローチャートを示しており、以下に同図を参照
して説明する。まず、S11で(ID認識手段21)、
CPU7はID認識装置11によってIDコードを入力
し、S12で、このIDコードが予めメモリ8内に記憶
されている登録起動条件データのIDコードと一致して
いるか否かを判定する。一致していないときは、S11
に戻ってIDコードを認識できるまで以上の処理を繰り
返し、一致したときはIDコードの認識OKと判断し、
S13で(ブレークパターン比較手段31)、メモリ8
内のIDコードに対応する所定エリアからIDデータ、
つまり起動条件データ(外乱遮光時間T1L、非定常操作
遮光時間T1H、セットアップ時間T2 及びタクトタイム
許容値T3 )を読み出す。この後CPU7は、S14で
(プレス操作モード選択手段26)プレス操作モードス
イッチ5のモード信号を入力し、S15で(PSDI運
転モード判定手段27)、モードがPSDI運転モード
か否かを判定する。PSDI運転モードでないときはS
14に戻って処理を繰り返し、PSDI運転モードのと
きはS16に移行する。
【0047】S16で(安全装置信号入力手段28)遮
光信号及び通光信号を入力した後、S17で(PSDI
ブレーク判定手段29)この遮光信号及び通光信号に基
づいて、各遮光データ(遮光時間、セットアップ時間及
びタクトタイム)を算出する。そしてS18で、ブレー
ク信号として認識したか、すなわち、ブレーク回数が予
め設定された所定回数と等しいか否かを判断する。な
お、S18でブレーク回数が所定回数に達してないとき
は、等しくなるまで待つ。そして、所定回数に等しいと
きはブレーク信号と認識して、S19で(ブレークパタ
ーン比較手段31)前記S17で算出した各遮光データ
と、前記S13で読み込んだ起動条件データとを比較
し、遮光データがこの起動条件データに基づく3つの起
動条件を満足しているときは、S20で(PSDIセル
フチェック手段32)ハード回路のセルフチェックを開
始する。次にS21で、セルフチェック結果がOK(正
常)か否かを判断し、OKのときは、S22で(PSD
I運転開始手段33)PSDIによる起動可能と判断し
てスライド2を起動させる。この後、S14に戻って以
上の処理を繰り返す。
【0048】また、S18でブレーク回数が所定回数以
上のとき、あるいは、S19で前記遮光データが前記起
動条件を満足してないとき、あるいは、S21でセルフ
チェック結果が異常のときは、S23に移行し、(プレ
ス非常停止手段34)スライド2を非常停止させて本処
理フローを終了する。
【0049】上記説明したように、作業者やワーク及び
金型種別に対応して起動条件データを設定している。例
えば、作業内容や作用者の個人差に合った外乱遮光時間
T1L及び非定常操作遮光時間T1Hを設定することによ
り、他の侵入物による遮光と区別したり、非定常操作時
の遮光と区別することができる。これにより、安全性が
向上する。また、セットアップ時間及びタクトタイム値
を作業者等に適した時間に設定することにより、作業者
の有意志による起動をかけられるとともに、最適な作業
条件でPSDIによる起動をかけられるので、作業者の
疲労度を軽減し、作業性を向上することができる。
【0050】なお、上記の例では、起動データ設定時に
設定データが前記許容範囲内か否かを判定し、さらに、
プレス作業時に実際の遮光データが前記許容範囲内かを
判定しているが、この判定を行うタイミングはこれに限
定されない。すなわち、この両方のタイミングの内の少
なくともいずれか一方において、起動可能許容範囲内か
否かの判定を行えばよい。
【0051】また、本実施形態では、作業者毎に起動条
件データを記憶しておき、プレス加工時に作業者のID
コードに対応した上記データを読み出してこれに基づい
て、遮光データと比較しているが、データの設定方法は
これに限定されない。例えば、作業者が交代する毎に、
毎回起動条件データを入力するようにしてもよい。この
時、ブレークパターン設定手段22によって、作業者毎
に及び/又はワーク種別等毎に毎回起動条件データを入
力することができる。
【0052】次に、図5に基づいて、第2実施形態を説
明する。本実施形態は、各作業者に対応したブレークパ
ターン(つまり、起動条件データ)を予めティーチング
によって設定する例を示しており、したがって、ハード
構成としては図1と略同様であるが、設定スイッチ12
の代わりにティーチングにより設定可能な他のブレーク
パターン設定手段22を設けている。図5は、本実施形
態の機能構成ブロック図を示している。ここでは、第1
実施形態と異なる機能構成、すなわち、ブレークパター
ン設定手段22の構成及びこれに関係する各入力手段と
の関連について説明する。
【0053】ブレークパターン設定手段22は、PSD
I教示モード判定手段22aと、パターン教示手段22
bとからなっている。PSDI教示モード判定手段22
aは現在のプレス操作モードがPSDI教示モードのと
きにPSDI教示モード信号をパターン教示手段22b
に送る。ここで、PSDI教示モードとは、作業者が実
際に遮光操作を行って教示した遮光データをその作業者
に対応する起動条件データとして教示するモードであ
る。そして、パターン教示手段22bは、PSDI教示
モード信号を入力しているとき、安全装置信号入力手段
28からの遮光信号及び遮光信号に基づいて、作業者が
遮光操作した遮光データ(遮光時間、セットアップ時間
及びタクトタイム)を算出する。
【0054】ここで、算出された遮光データに対して所
定の許容幅を設け、当該作業者に対応する起動条件デー
タを生成する。例えば、算出した遮光時間に対して、所
定幅の下限値及び上限値を設け、これを外乱遮光時間T
1L及び非定常操作遮光時間T1Hとする。また、算出した
セットアップ時間及びタクトタイムに対して、所定の許
容誤差を考慮した許容最大値を設け、これをセットアッ
プ時間T2 及びタクトタイム許容値T3 とする。なお、
上記遮光データは、所定回数の遮光操作を行い、このと
き算出したデータの平均値に基づいて上記のように各起
動条件データを生成することもできるし、あるいは、こ
のときの最小値に基づいて外乱遮光時間T1L、及び最大
値に基づいて非定常操作遮光時間T1H、セットアップ時
間T2 、タクトタイム等を生成することができる。この
ようにして生成した起動条件データは、設定値判定手段
23によって許容範囲内かチェックされた後、IDデー
タ記憶手段24によって前記指定されたIDコードに対
応するメモリ8の所定エリアに記憶される。
【0055】このような構成において、起動条件の登録
は、図6に示すフローチャート例にしたがって処理され
る。以下、同図を参照して説明する。まず、S31で
(PSDI教示モード判定手段22a)、プレス操作モ
ード信号を入力してPSDI教示モードが選択されたか
否かを判定し、選択されるまでS31を繰り返す。そし
て、PSDI教示モードが選択されたときは、S32で
(ID認識手段21)、ID認識装置11によって登録
すべき作業者のIDコードを入力し、次にS33で、作
業者は実際に遮光操作する。そして、S34で(パター
ン教示手段22b)、このときの遮光信号及び通光信号
に基づいて、前記遮光データを算出する。そして、S3
5で(設定値判定手段23)、CPU7はこの算出され
た各遮光データが前記許容範囲内に入っているかを否か
を判定し、許容範囲内に入ってないときはS33に戻っ
て再度遮光操作を繰り返して教示しなおす。また、許容
範囲内に入っているときは、S36で(IDデータ記憶
手段24)、算出された遮光データを前記IDコードに
対応するメモリ8の所定エリアに記憶する。これによっ
て、各作業者別に対応した起動条件の登録が完了する。
【0056】そして、プレス作業時の起動条件選択の処
理は前記図4に示した処理フローチャートと同様とな
る。したがって、本実施形態のおいても、作業者毎に適
した起動条件によってPSDIモードの自動起動が行わ
れるので、作業者に合ったタクトタイムでプレス作業が
行われ、疲労度を軽減できる。また、作業者以外の遮光
物(飛来する昆虫等)による遮光をブレークとは判断し
ないので、作業者の意図に反する自動起動が防止され、
確実に有意志起動が行える。よって、PSDIによる起
動時の安全性を向上することできる。
【0057】次に、第3実施形態について説明する。本
実施形態においては、プレス作業時に、作業者に対応し
て書き込まれた起動条件データをIDデータ入力手段に
よって入力する例を示している。したがって、この場合
のハード構成は図1に示したものと略同様となるが、設
定スイッチ12が不要となっている。ここでは、ID認
識装置11はIDデータ入力手段として用いられ、作業
者に対応した起動条件データが直接読み込まれる。な
お、ID認識装置11は、前実施形態と同様に、IDカ
ードや、バーコード読み取り装置又はデータ発信器/受
信器等の非接触式のデータ読込器により構成される。
【0058】以下に、図7に示した機能構成ブロック図
に基づいて、本実施形態の機能構成を説明する。同図に
おいて、図2と同じ機能構成には同一符号を付してい
る。IDデータ入力手段36は、作業者に対応する前述
の起動条件データ(つまり、IDデータ)をIDデータ
記憶手段24に読み込む。ブレークパターン比較手段3
1は、PSDIブレーク判定手段29から入力した遮光
操作による遮光データと、IDデータ記憶手段24から
入力した前記起動条件データとを比較し、遮光データが
許容範囲及び起動条件を全て満足しているときは、PS
DIセルフチェック手段32にチェック指令を出力す
る。また、遮光データが許容範囲及び起動条件の内いず
れかを満足してないときは、プレス非常停止手段34に
非常停止指令を出力する。そして、PSDIセルフチェ
ック手段32のセルフチェック後正常なとき、PSDI
運転開始手段33によってスライド2が起動される。
【0059】このような構成におけるプレス作業時の起
動条件選択の処理フローチャートを図8に基づいて説明
する。図8において図4のフローチャートと同じ処理を
行うステップには同一のステップ番号を付しており、こ
こでは、異なる手順のみを説明する。まず、S41で
(IDデータ入力手段36)、CPU7はID認識装置
11によってIDデータ、すなわち、作業者に対応する
起動条件データ(例えば、外乱遮光時間T1L、非定常操
作遮光時間T1H、セットアップ時間T2 及びタクトタイ
ム許容値T3 )をIDデータ記憶手段24(メモリ8)
に読み込む。この後CPU7は、前記S14以降と同様
の処理を行う。すなわち、プレス操作モードがPSDI
運転モードとき、入力した遮光信号及び通光信号に基づ
いてこのときの各遮光データ(遮光時間、セットアップ
時間及びタクトタイム)を算出し、この算出した各遮光
データが前記許容範囲内か否かを判断し、許容範囲内の
ときは、前記算出した各遮光データと、前記読み込んだ
起動条件データとを比較し、遮光データがこの起動条件
を全て満足しているときは、セルフチェックOK後にス
ライド2を起動させる。この後、S14に戻って以上の
処理を繰り返す。
【0060】このようにして、作業者及び/又はワー
ク、金型種別等に適した起動条件データを、直接ICカ
ードやバーコード、あるいは、作業者が所有するデータ
発信器等のIDデータ入力手段36から読み込む。この
起動条件に基づいてPSDIによる自動起動が可能か否
かを判定するので、安全性が向上し、また、作業者の疲
労度が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる感応式プレス起動装置のハード
構成ブロック図を示す。
【図2】本発明に係わる第1実施形態の機能構成ブロッ
ク図を示す。
【図3】本発明に係わる第1実施形態の起動条件登録時
の処理フローチャート例を示す。
【図4】本発明に係わる第1実施形態のプレス作業時の
起動条件選択の処理フローチャート例を示す。
【図5】本発明に係わる第2実施形態の機能構成ブロッ
ク図を示す。
【図6】本発明に係わる第2実施形態の起動条件登録時
の処理フローチャート例を示す。
【図7】本発明に係わる第3実施形態の機能構成ブロッ
ク図を示す。
【図8】本発明に係わる第3実施形態のプレス作業時の
起動条件選択の処理フローチャート例を示す。
【図9】従来技術に係わるPSDIを説明する光線式安
全装置を備えたプレス機械の外観斜視図である。
【図10】光線式安全装置の光線カーテンの説明図であ
る。
【符号の説明】
1 プレス機械 2 スライド 3 作業領域 4 光線式安全装置 4a 投光器 4b 受光器 4c 安全装置アンプ 5 プレス操作スイッチ 6 入力回路 7 CPU 8 メモリ 9 出力回路 11 ID認識装置 12 設定スイッチ 13 チェック回路 14 プレス制御回路 21 ID認識手段 22 ブレークパターン設定手段 22a PSDI教示モード判定手段 22b パターン教示手段 23 設定値判定手段 24 IDデータ記憶手段 26 プレス操作モード選択手段 27 PSDI運転モード判定手段 28 安全装置信号入力手段 29 PSDIブレーク判定手段 31 ブレークパターン比較手段 32 PSDIセルフチェック手段 33 PSDI運転開始手段 34 プレス非常停止手段 36 IDデータ入力手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F16P 3/14 F16P 3/14

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光線式安全装置(4) の遮光及びその後の
    通光のブレークの回数に基づいてプレス機械のスライド
    (2) を自動起動させる感応式プレス起動装置において、 前記ブレーク信号により前記自動起動させるための、外
    乱遮光時間及び非定常操作遮光時間の起動条件データを
    設定するブレークパターン設定手段(22)と、 前記設定された起動条件データを記憶するIDデータ記
    憶手段(24)と、 前記光線式安全装置(4) の遮光及び通光信号を入力する
    安全装置信号入力手段(28)と、 ブレーク回数が所定値に達したかを判定するPSDIブ
    レーク判定手段(29)と、 PSDIブレーク判定手段(29)により前記ブレーク回数
    が所定値に達したと判定されたとき、前記遮光及び通光
    信号に基づいて算出した遮光時間と、前記IDデータ記
    憶手段(24)に記憶された起動条件データとを比較し、前
    記遮光時間が外乱遮光時間と非定常操作遮光時間の間に
    ある場合には起動指令を出力するブレークパターン比較
    手段(31)と、 前記起動指令を受けてスライド(2) を起動させるPSD
    I運転開始手段(33)とを備えたことを特徴とする感応式
    プレス起動装置。
  2. 【請求項2】 光線式安全装置(4) の遮光及びその後の
    通光のブレークの回数に基づいてプレス機械のスライド
    (2) を自動起動させる感応式プレス起動装置において、 前記ブレーク信号により前記自動起動させるための、少
    なくともセットアップ時間又はタクトタイム許容値のい
    ずれか一つの起動条件データを設定するブレークパター
    ン設定手段(22)と、 前記設定された起動条件データを記憶するIDデータ記
    憶手段(24)と、 前記光線式安全装置(4) の遮光及び通光信号を入力する
    安全装置信号入力手段(28)と、 ブレーク回数が所定値に達したかを判定するPSDIブ
    レーク判定手段(29)と、 PSDIブレーク判定手段(29)により前記ブレーク回数
    が所定値に達したと判定されたとき、前記遮光及び通光
    信号に基づいて算出した遮光データと、前記IDデータ
    記憶手段(24)に記憶された起動条件データとを比較し、
    前記遮光データがこの起動条件データに基づく起動条件
    を満足している場合には起動指令を出力するブレークパ
    ターン比較手段(31)と、 前記起動指令を受けてスライド(2) を起動させるPSD
    I運転開始手段(33)とを備えたことを特徴とする感応式
    プレス起動装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の感応式プレス起
    動装置において、 前記ブレークパターン設定手段(22)が、 PSDI教示モードのときに、前記安全装置信号入力手
    段(28)からの遮光及び通光信号を入力し、これらの信号
    に基づいて算出した少なくとも外乱遮光時間及び非定常
    操作遮光時間を含む遮光データを起動条件データとして
    設定し、前記IDデータ記憶手段(24)に記憶させるパタ
    ーン教示手段(22b) を備えたことを特徴とする感応式プ
    レス起動装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3に記載の感応式プレ
    ス起動装置において、 前記ブレークパターン設定手段(22)によって設定された
    前記起動条件データが前記自動起動を可能とする許容範
    囲内か否かを判定し、許容範囲内のときのみ、この起動
    条件データを前記IDデータ記憶手段(24)に記憶させる
    設定値判定手段(23)を付設したことを特徴とする感応式
    プレス起動装置。
  5. 【請求項5】 光線式安全装置(4) の遮光及びその後の
    通光のブレークの回数に基づいてプレス機械のスライド
    (2) を自動起動させる感応式プレス起動装置において、 作業者に対応して、前記ブレーク信号により前記自動起
    動させるための少なくとも外乱遮光時間、非定常操作遮
    光時間、セットアップ時間又はタクトタイム許容値のい
    ずれか一つの起動条件データを入力するIDデータ入力
    手段(36)と、 前記光線式安全装置(4) の遮光及び通光信号を入力する
    安全装置信号入力手段(28)と、 入力された前記遮光及び通光信号に基づいて算出された
    ブレーク回数が所定値に達したかを判定するPSDIブ
    レーク判定手段(29)と、 PSDIブレーク判定手段(29)により前記ブレーク回数
    が所定値に達したと判定されたとき、前記遮光及び通光
    信号に基づいて算出した遮光データと、前記IDデータ
    入力手段(36)により入力された起動条件データとを比較
    し、前記遮光データがこの起動条件を満足している場合
    には起動指令を出力するブレークパターン比較手段(31)
    と、 この起動指令を受けてスライド(2) を起動させるPSD
    I運転開始手段(33)とを備えたことを特徴とする感応式
    プレス起動装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の感応式プレス起動装置
    において、 前記IDデータ入力手段(36)は、 作業者に対応して予め付けられたIDコードを入力して
    認識するID認識手段(21)と、 各IDコードに対応して前記起動条件データを記憶して
    おき、前記ID認識手段(21)により認識されたIDコー
    ドに対応する起動条件データを出力するIDデータ記憶
    手段(24)とを備えるとともに、 ブレークパターン比較手段(31)は、前記PSDIブレー
    ク判定手段(29)により前記ブレーク回数が所定値に達し
    たと判定されたとき、前記遮光及び通光信号に基づいて
    算出した遮光データと、前記認識されたIDコードに対
    応する起動条件データとを比較し、前記遮光データがこ
    の起動条件を満足している場合に起動指令を前記PSD
    I運転開始手段(33)に出力するを備えたことを特徴とす
    る感応式プレス起動装置。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の感応式プレス起動装置
    において、 前記IDデータ入力手段(36)は、 作業者に対応して書き込まれた起動条件データを読み込
    むID認識手段(21)を備えたことを特徴とする感応式プ
    レス起動装置。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載の感応式プレス起動装置
    において、 前記IDデータ入力手段(36)は、非接触式のデータ読込
    器で構成されたことを特徴とする感応式プレス起動装
    置。
  9. 【請求項9】 光線式安全装置(4) の遮光及びその後の
    通光のブレークの回数に基づいてプレス機械のスライド
    (2) を自動起動させる感応式プレス起動装置の起動方法
    において、 前記ブレーク信号による前記自動起動を可能とするため
    の起動条件データを予め設定するとともに、ブレーク回
    数が所定値に達したとき、この遮光及び通光信号に基づ
    いて算出した遮光データと、前記設定された起動条件デ
    ータとを比較し、前記遮光データがこの起動条件を満足
    している場合にはスライド(2) を起動させることを特徴
    とする感応式プレス起動装置の起動方法。
  10. 【請求項10】 光線式安全装置(4) の遮光及びその後
    の通光のブレークの回数に基づいてプレス機械のスライ
    ド(2) を自動起動させる感応式プレス起動装置の起動方
    法において、 前記ブレーク信号による前記自動起動を可能とするため
    の起動条件データを作業者毎に対応して予め設定すると
    ともに、ブレーク回数が所定値に達したとき、この遮光
    及び通光信号に基づいて算出した遮光データと、作業者
    に対応した前記起動条件データとを比較し、前記遮光デ
    ータがこの起動条件を満足している場合にスライド(2)
    を起動させることを特徴とする感応式プレス起動装置の
    起動方法。
JP8354145A 1996-12-18 1996-12-18 感応式プレス起動装置及びその方法 Pending JPH10180495A (ja)

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