JPH10180336A - ３ローラーガイド - Google Patents
３ローラーガイドInfo
- Publication number
- JPH10180336A JPH10180336A JP35542296A JP35542296A JPH10180336A JP H10180336 A JPH10180336 A JP H10180336A JP 35542296 A JP35542296 A JP 35542296A JP 35542296 A JP35542296 A JP 35542296A JP H10180336 A JPH10180336 A JP H10180336A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guide
- roller
- screw
- center adjustment
- pinion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ガイドローラーの間隔を短時間に調整する共
に、圧延サイズ変更に伴なって行われるガイドローラー
の間隔を短時間に正確に調整可能にし、ガイドローラー
の間隔を微調整可能にする。 【解決手段】 外周に雄ねじ１ａを設けてあるガイドボ
ックス１に後端部側を支点ピン３で揺動可能に取付けた
３個のローラーホルダー２の相互の間隔調整は、芯間調
整ナットと、プレッシャスクリュー６および引張軸７と
によって同時に行われるものであり、芯間調整ナットは
その外周のウォームギア９ｂを介してピニオン１０と噛
合し、内周の雌ねじ９ａでガイドボックスの雄ねじと噛
合しており、プレッシャスクリュー６は芯間調整ナット
の側面に当接しており、引張軸７はこの軸に取付けてあ
る引張バネ８によってローラーホルダーを通じてプレッ
シャスクリュー６が上記側面に当接するようなバネ力を
付勢している。
に、圧延サイズ変更に伴なって行われるガイドローラー
の間隔を短時間に正確に調整可能にし、ガイドローラー
の間隔を微調整可能にする。 【解決手段】 外周に雄ねじ１ａを設けてあるガイドボ
ックス１に後端部側を支点ピン３で揺動可能に取付けた
３個のローラーホルダー２の相互の間隔調整は、芯間調
整ナットと、プレッシャスクリュー６および引張軸７と
によって同時に行われるものであり、芯間調整ナットは
その外周のウォームギア９ｂを介してピニオン１０と噛
合し、内周の雌ねじ９ａでガイドボックスの雄ねじと噛
合しており、プレッシャスクリュー６は芯間調整ナット
の側面に当接しており、引張軸７はこの軸に取付けてあ
る引張バネ８によってローラーホルダーを通じてプレッ
シャスクリュー６が上記側面に当接するようなバネ力を
付勢している。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガイドローラーの
間隔調整を圧延サイズの変更に合わせて容易に行える３
ローラーガイドに関する。
間隔調整を圧延サイズの変更に合わせて容易に行える３
ローラーガイドに関する。
【０００２】
【従来の技術】３ロール圧延機の入口又は出口に設けて
ある３ローラーガイドについて、例えば実開平５−７０
７０７号公報には、揺動可能なローラーホルダー（腕部
材）に片持ち支持されているガイドローラーの間隔を２
本の調整ネジで調整する技術が開示されている。
ある３ローラーガイドについて、例えば実開平５−７０
７０７号公報には、揺動可能なローラーホルダー（腕部
材）に片持ち支持されているガイドローラーの間隔を２
本の調整ネジで調整する技術が開示されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来例によれば、ロー
ラーホルダーに軸支してあるガイドローラーの間隔を２
本の間隔調整ネジで各々単独に間隔調整することができ
るものの、単独にガイドローラーの間隔を調整して合計
３個のガイドローラーの間隔をパスラインに対して等間
隔に位置合わせすることは非常に難しいために、調整に
長時間を要する問題点があった。一方、近年では多品種
少量生産を効率よく行うために、圧延サイズ変更に伴う
圧延ロールの隙間調整と同時に、ローラーガイドの間隔
調整も行う必要があることは周知の通りであり、この従
来例では圧延サイズ変更に伴う僅かな時間に３個のガイ
ドローラーの間隔を正確に新たな寸法に合わせて調整す
るのが困難な問題点があった。また、大きな圧延サイズ
の変更は、圧延ロール列単位で３ロール圧延機と３ロー
ラーガイドを同時に交換して対応するため大きな範囲で
間隔調整する必要がなく、精密圧延を行うためにも３ロ
ーラーガイドのガイドローラーの間隔調整範囲は小さな
範囲内で精密に間隔調整可能なことが要求されている。
本発明の目的は、ガイドローラーの間隔を短時間に調整
すると共に、圧延サイズ変更に伴なって行われるガイド
ローラーの間隔調整を短時間に正確に調整可能にし、ガ
イドローラーの間隔を微調整可能にすることである。
ラーホルダーに軸支してあるガイドローラーの間隔を２
本の間隔調整ネジで各々単独に間隔調整することができ
るものの、単独にガイドローラーの間隔を調整して合計
３個のガイドローラーの間隔をパスラインに対して等間
隔に位置合わせすることは非常に難しいために、調整に
長時間を要する問題点があった。一方、近年では多品種
少量生産を効率よく行うために、圧延サイズ変更に伴う
圧延ロールの隙間調整と同時に、ローラーガイドの間隔
調整も行う必要があることは周知の通りであり、この従
来例では圧延サイズ変更に伴う僅かな時間に３個のガイ
ドローラーの間隔を正確に新たな寸法に合わせて調整す
るのが困難な問題点があった。また、大きな圧延サイズ
の変更は、圧延ロール列単位で３ロール圧延機と３ロー
ラーガイドを同時に交換して対応するため大きな範囲で
間隔調整する必要がなく、精密圧延を行うためにも３ロ
ーラーガイドのガイドローラーの間隔調整範囲は小さな
範囲内で精密に間隔調整可能なことが要求されている。
本発明の目的は、ガイドローラーの間隔を短時間に調整
すると共に、圧延サイズ変更に伴なって行われるガイド
ローラーの間隔調整を短時間に正確に調整可能にし、ガ
イドローラーの間隔を微調整可能にすることである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明では、３ローラー
ガイドのガイドローラーの間隔を３個同時に調整可能と
しており、そして圧延サイズの僅かな変更に対応可能な
ように、３個のガイドローラーの間隔を中心振分で微調
整可能にしているものである。すなわち、本発明の３ロ
ーラーガイドは、ガイドボックスに支点ピンで揺動可能
に設けてある３個のローラーホルダーの先端部側にガイ
ドローラーをローラーピンで回転自在に軸支してあり、
上記ローラーホルダーの後端部側にはプレッシャスクリ
ューが設けられている。上記ローラーホルダーの支点ピ
ンとローラーピンとの間には、引張軸の先端部を上記ロ
ーラーホルダーに取付けてあり、軸後端部は引張バネを
介して上記ガイドボックスに支持されている。ガイドボ
ックスに設けてある雄ねじには芯間調整ナットが雌ねじ
で結合されており、芯間調整ナットのガイドローラー側
の側面には上記ローラーホルダーに設けてあるプレッシ
ャスクリューが上記引張バネを介して常に当接してい
る。芯間調整ナットの外周にはウォームギアが設けられ
ており、このウォームギアに上記ガイドボックスに回転
可能に軸支してある芯間調整用のピニオンが噛合してい
る。ガイドボックスには圧延材をガイドローラーに補助
誘導するためのエントリーガイドがガイドボックスに着
脱可能に固定されている。ピニオンには、回転量を検出
可能な検出器を備えた駆動機を備えることによって、圧
延ロールの隙間調整量に応じてガイドローラーの間隔を
遠隔調整可能となる。
ガイドのガイドローラーの間隔を３個同時に調整可能と
しており、そして圧延サイズの僅かな変更に対応可能な
ように、３個のガイドローラーの間隔を中心振分で微調
整可能にしているものである。すなわち、本発明の３ロ
ーラーガイドは、ガイドボックスに支点ピンで揺動可能
に設けてある３個のローラーホルダーの先端部側にガイ
ドローラーをローラーピンで回転自在に軸支してあり、
上記ローラーホルダーの後端部側にはプレッシャスクリ
ューが設けられている。上記ローラーホルダーの支点ピ
ンとローラーピンとの間には、引張軸の先端部を上記ロ
ーラーホルダーに取付けてあり、軸後端部は引張バネを
介して上記ガイドボックスに支持されている。ガイドボ
ックスに設けてある雄ねじには芯間調整ナットが雌ねじ
で結合されており、芯間調整ナットのガイドローラー側
の側面には上記ローラーホルダーに設けてあるプレッシ
ャスクリューが上記引張バネを介して常に当接してい
る。芯間調整ナットの外周にはウォームギアが設けられ
ており、このウォームギアに上記ガイドボックスに回転
可能に軸支してある芯間調整用のピニオンが噛合してい
る。ガイドボックスには圧延材をガイドローラーに補助
誘導するためのエントリーガイドがガイドボックスに着
脱可能に固定されている。ピニオンには、回転量を検出
可能な検出器を備えた駆動機を備えることによって、圧
延ロールの隙間調整量に応じてガイドローラーの間隔を
遠隔調整可能となる。
【０００５】
【作用】この発明では、圧延サイズ換えに伴ってガイド
ローラーの間隔を調整する場合に、芯間調整用のピニオ
ンを回転させる。ピニオンとウォームのギア比（減速
比）は大きいので、ピニオン１回転当たりの芯間調整ナ
ットをピニオンで回転させると、ピニオンの回転方向に
応じて芯間調整ナットが前後方向（圧延材の進行方向）
に微少量移動する。このピニオンとウォームのギア比
（減速比）は大きいので、ピニオン１回転当たりの芯間
調整ナットの移動量はごく微少量となる。芯間調整ナッ
トが微少量移動すると、芯間調整ナットに当接している
３個のローラーホルダーに設けてあるプレッシャスクリ
ューが３個同時に移動するから支点ピンを介してローラ
ーホルダーの先端側に軸支してある３個のガイドローラ
ーの間隔が同時に微少量間隔調整される。ピニオン１回
転当たりのガイドローラー間隔の移動量は一定であるか
ら、ピニオンに駆動機を結合してある場合には、遠隔操
作でこの駆動機を所要量駆動すると、移動量の調整の遠
隔制御が出来る。
ローラーの間隔を調整する場合に、芯間調整用のピニオ
ンを回転させる。ピニオンとウォームのギア比（減速
比）は大きいので、ピニオン１回転当たりの芯間調整ナ
ットをピニオンで回転させると、ピニオンの回転方向に
応じて芯間調整ナットが前後方向（圧延材の進行方向）
に微少量移動する。このピニオンとウォームのギア比
（減速比）は大きいので、ピニオン１回転当たりの芯間
調整ナットの移動量はごく微少量となる。芯間調整ナッ
トが微少量移動すると、芯間調整ナットに当接している
３個のローラーホルダーに設けてあるプレッシャスクリ
ューが３個同時に移動するから支点ピンを介してローラ
ーホルダーの先端側に軸支してある３個のガイドローラ
ーの間隔が同時に微少量間隔調整される。ピニオン１回
転当たりのガイドローラー間隔の移動量は一定であるか
ら、ピニオンに駆動機を結合してある場合には、遠隔操
作でこの駆動機を所要量駆動すると、移動量の調整の遠
隔制御が出来る。
【０００６】
【発明の実施の形態】３ロール圧延機のハウジング（図
示せず）にはガイドボックス１を着脱可能に設けてあ
る。ガイドボックス１の後端側（図１左側）の外周に雄
ねじ１ａを設けてある。そしてガイドボックス１にはロ
ーラーホルダー２をその後端部側の支点ピン３で揺動可
能に軸支してある。ローラーホルダー２の先端部側（図
１右側）にガイドローラー４をローラーピン５で回転自
在に軸支してある。ローラホルダー２の後端部側にはプ
レッシャスクリュー６をネジで固定してある。ローラー
ホルダー２の支点ピン３とガイドローラー４のローラー
ピン５との間には引張軸７を配置してあり、この引張軸
の軸先端部がローラーホルダーにネジ結合されており、
軸後端部は引張バネ８を介してガイドボックス１に移動
可能に支持されている。ローラーホルダー２は、引張バ
ネ８により常にガイドローラー４の間隔が広がる方向に
引張されているため、ローラーホルダーは後端部側に設
けてあるプレッシャスクリュー６を介して常に芯間調整
ナット９の側面に当接されている。芯間調整ナット９
は、ガイドボックス１の雄ねじ１ａに雌ねじ９ａで噛合
して回転可能に設けられている。この芯間調整ナットの
外周部にウォームギア９ｂを設けてあり、このウォーム
ギアにガイドボックス１に回転可能に軸支してある芯間
調整用のピニオン１０が噛合している。ガイドボックス
１の内部には圧延材をガイドローラー４に補助誘導する
ためのエントリーガイド１３が挿入されている。図１鎖
線で示す３ロール圧延機の圧延ロールＲは、ガイドロー
ラー４を近接して配置されている。
示せず）にはガイドボックス１を着脱可能に設けてあ
る。ガイドボックス１の後端側（図１左側）の外周に雄
ねじ１ａを設けてある。そしてガイドボックス１にはロ
ーラーホルダー２をその後端部側の支点ピン３で揺動可
能に軸支してある。ローラーホルダー２の先端部側（図
１右側）にガイドローラー４をローラーピン５で回転自
在に軸支してある。ローラホルダー２の後端部側にはプ
レッシャスクリュー６をネジで固定してある。ローラー
ホルダー２の支点ピン３とガイドローラー４のローラー
ピン５との間には引張軸７を配置してあり、この引張軸
の軸先端部がローラーホルダーにネジ結合されており、
軸後端部は引張バネ８を介してガイドボックス１に移動
可能に支持されている。ローラーホルダー２は、引張バ
ネ８により常にガイドローラー４の間隔が広がる方向に
引張されているため、ローラーホルダーは後端部側に設
けてあるプレッシャスクリュー６を介して常に芯間調整
ナット９の側面に当接されている。芯間調整ナット９
は、ガイドボックス１の雄ねじ１ａに雌ねじ９ａで噛合
して回転可能に設けられている。この芯間調整ナットの
外周部にウォームギア９ｂを設けてあり、このウォーム
ギアにガイドボックス１に回転可能に軸支してある芯間
調整用のピニオン１０が噛合している。ガイドボックス
１の内部には圧延材をガイドローラー４に補助誘導する
ためのエントリーガイド１３が挿入されている。図１鎖
線で示す３ロール圧延機の圧延ロールＲは、ガイドロー
ラー４を近接して配置されている。
【０００７】次に、ガイドローラーの間隔調整方法につ
いて説明する。圧延サイズの変更に伴いガイドローラー
４の間隔を調整するには、ピニオン１０を回転させれば
良く、ピニオンの回転方向に応じて芯間調整ナット９が
左右（図２の右回り、左回り）に回転しながらガイドボ
ックス１の雄ねじ１ａに雌ねじ９ａで噛合しながら前後
（図１の左右方向）に移動する。３個のローラーホルダ
ー２はプレッシャスクリュー６を介して芯間調整ナット
９に常に当接しているので、芯間調整ナットが前方向
（図１の左側から右側）に移動すると、ローラーホルダ
ーはガイドローラー４の間隔が狭まる方向に調整され、
逆に芯間調整ナットが後方向（図１の右側から左側）に
移動すると、ローラーホルダーはガイドローラーの間隔
が広がる方向に調整される。この調整時において、３個
のガイドローラー４の相互の間隔の調整が同時に行われ
る。芯間調整ナット９の移動量に応じて微調整が可能と
なる。
いて説明する。圧延サイズの変更に伴いガイドローラー
４の間隔を調整するには、ピニオン１０を回転させれば
良く、ピニオンの回転方向に応じて芯間調整ナット９が
左右（図２の右回り、左回り）に回転しながらガイドボ
ックス１の雄ねじ１ａに雌ねじ９ａで噛合しながら前後
（図１の左右方向）に移動する。３個のローラーホルダ
ー２はプレッシャスクリュー６を介して芯間調整ナット
９に常に当接しているので、芯間調整ナットが前方向
（図１の左側から右側）に移動すると、ローラーホルダ
ーはガイドローラー４の間隔が狭まる方向に調整され、
逆に芯間調整ナットが後方向（図１の右側から左側）に
移動すると、ローラーホルダーはガイドローラーの間隔
が広がる方向に調整される。この調整時において、３個
のガイドローラー４の相互の間隔の調整が同時に行われ
る。芯間調整ナット９の移動量に応じて微調整が可能と
なる。
【０００８】
【実施例】本発明の３ローラーガイドは、図１に示すよ
うに３ロール圧延機の入口に設けられており、圧延機ハ
ウジングにガイドボックス１をボルトで固定するための
３個の取付ボルト穴を備えている。芯間調整用のピニオ
ン１０と、芯間調整ナット９のウォームギア９ｂのギア
比は「１：１００」であり、プレッシャスクリュー６か
ら支点ピン３間の距離と支点ピンからローラーピン５間
の距離の比は約１：４、ガイドボックス１の雄ねじ１ａ
と芯間調整ナット９の雌ねじ９ａのネジピッチは２ｍｍ
となっているので、ピニオン１０の１回転当たりのガイ
ドローラー４の移動量は０．１６ｍｍとなっている。ま
た、図１に示すように３ロール圧延機のガイド取付スペ
ースは狭いから、圧延サイズ換えに伴ってガイドローラ
ー４の間隔をオンラインで調整することは大変難しいた
めに、本発明ではピニオン１０を遠隔制御可能な駆動機
１２で駆動して圧延ロールのロール隙変更に対応する位
置に３個のガイドローラーの間隔を同時に調整してお
り、例えばガイドローラー４の間隔を０．４ｍｍ狭める
場合には１個のガイドローラーの間隔を０．２ｍｍ狭め
ると、対向する３個のガイドローラーの間隔が０．４ｍ
ｍ狭められるので、ピニオン１０を４分の１回転させて
芯間調整ナット９を前進（図１右側に移動）させればよ
い。この実施例において、ピニオン１０を回転させる回
転量を検出可能な検出器を備えた駆動機１２はこのピニ
オンに設けた延長軸１１にＡＣサーボモータを設けて、
ガイドローラー４の間隔調整を行っているが、油圧モー
ターに回転量を検出するためのエンコーダーを組み合わ
せて位置調整を行ってもよい。
うに３ロール圧延機の入口に設けられており、圧延機ハ
ウジングにガイドボックス１をボルトで固定するための
３個の取付ボルト穴を備えている。芯間調整用のピニオ
ン１０と、芯間調整ナット９のウォームギア９ｂのギア
比は「１：１００」であり、プレッシャスクリュー６か
ら支点ピン３間の距離と支点ピンからローラーピン５間
の距離の比は約１：４、ガイドボックス１の雄ねじ１ａ
と芯間調整ナット９の雌ねじ９ａのネジピッチは２ｍｍ
となっているので、ピニオン１０の１回転当たりのガイ
ドローラー４の移動量は０．１６ｍｍとなっている。ま
た、図１に示すように３ロール圧延機のガイド取付スペ
ースは狭いから、圧延サイズ換えに伴ってガイドローラ
ー４の間隔をオンラインで調整することは大変難しいた
めに、本発明ではピニオン１０を遠隔制御可能な駆動機
１２で駆動して圧延ロールのロール隙変更に対応する位
置に３個のガイドローラーの間隔を同時に調整してお
り、例えばガイドローラー４の間隔を０．４ｍｍ狭める
場合には１個のガイドローラーの間隔を０．２ｍｍ狭め
ると、対向する３個のガイドローラーの間隔が０．４ｍ
ｍ狭められるので、ピニオン１０を４分の１回転させて
芯間調整ナット９を前進（図１右側に移動）させればよ
い。この実施例において、ピニオン１０を回転させる回
転量を検出可能な検出器を備えた駆動機１２はこのピニ
オンに設けた延長軸１１にＡＣサーボモータを設けて、
ガイドローラー４の間隔調整を行っているが、油圧モー
ターに回転量を検出するためのエンコーダーを組み合わ
せて位置調整を行ってもよい。
【０００９】
【発明の効果】本発明によれば、３個のガイドローラー
の間隔を同時に調整できるから圧延サイズ変更による圧
延ロール隙間の調整と同時にガイドローラーの間隔を短
時間に調整して多品種少量生産を可能にする効果と、ガ
イドローラーの間隔を正確に極微少量位置調整すること
により寸法制度の高い成品を圧延可能にする効果を得る
ことが出来る。
の間隔を同時に調整できるから圧延サイズ変更による圧
延ロール隙間の調整と同時にガイドローラーの間隔を短
時間に調整して多品種少量生産を可能にする効果と、ガ
イドローラーの間隔を正確に極微少量位置調整すること
により寸法制度の高い成品を圧延可能にする効果を得る
ことが出来る。
【図１】図１は、本発明の実施の形態を示す縦断面であ
る。
る。
【図２】図２は、図１の左側面図。
【符号の説明】 １ ガイドボックス １ａ 雄ねじ ２ ローラーホルダー ３ 支点ピン ４ ガイドローラー ５ ローラーピン ６ プレッシャスクリュー ７ 引張軸 ８ 引張バネ ９ 芯間調整ナット ９ａ 雌ねじ ９ｂ ウォームギア １０ 芯間調整用のピニオン １１ 延長軸 １２ 駆動機 １３ エントリーガイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 章徳 福岡県北九州市小倉北区許斐町１番地 住 友金属工業株式会社小倉製鉄所内 (72)発明者 川上 浩一郎 福岡県北九州市小倉北区許斐町１番地 住 友金属工業株式会社小倉製鉄所内 (72)発明者 田代 竜次 福岡県北九州市小倉北区許斐町１番地 住 友金属工業株式会社小倉製鉄所内 (72)発明者 林 昭久 福岡県北九州市小倉北区許斐町１番地 住 友金属工業株式会社小倉製鉄所内
Claims (2)
- 【請求項１】 ３ロール圧延機の入口又は出口に設けて
圧延材を案内するローラーガイドにおいて、 雄ねじを設けてあるガイドボックスと、 このガイドボックスに後端部側を支点ピンで揺動可能に
設けてある３個のローラーホルダーと、 上記ローラーホルダーの先端部側にローラーピンで回転
自在に軸支してあるガイドローラーと、 上記ローラーホルダーの後端部側に設けてあるプレッシ
ャスクリューと、 外周にウォームギアを設けてあり、上記ガイドボックス
の雄ねじに雌ねじで噛合しておりかつ上記プレッシャス
クリューに当接する芯間調整ナットと、 上記ガイドボックスに回転可能に軸支してあり、上記芯
間調整ナットのウォームギアに噛合している芯間調整用
のピニオンと、 軸先端部を上記支点ピンと上記ローラーピンとの間で上
記ローラーホルダーに取付けてあり、軸後端部を上記ガ
イドボックスにバネを介して移動可能に保持してあり、
上記バネのバネ力によって上記プレッシャスクリューを
芯間調整ナットに当接させるための引張軸と、 上記ガイドボックスの内部に着脱可能に固定してあるエ
ントリーガイドとを具備していることを特徴とする３ロ
ーラーガイド。 - 【請求項２】 芯間調整用のピニオンは、回転量を検出
可能の検出器を備えた遠隔操作可能である駆動機に連動
しており、この駆動機でピニオンを介して芯間調整ナッ
トを回動させることにより、この芯間調整ナットに当接
している３個のプレッシャスクリューを同時に移動さ
せ、プレッシャスクリューを保持しているローラーホル
ダーの先端部側に軸支してある３個のガイドローラーの
間隔を同時に調整することを特徴とする請求項１記載の
３ローラーガイド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35542296A JP3357257B2 (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | ３ローラーガイド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35542296A JP3357257B2 (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | ３ローラーガイド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10180336A true JPH10180336A (ja) | 1998-07-07 |
| JP3357257B2 JP3357257B2 (ja) | 2002-12-16 |
Family
ID=18443863
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35542296A Expired - Fee Related JP3357257B2 (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | ３ローラーガイド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3357257B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| USRE38095E1 (en) | 1998-10-19 | 2003-04-29 | Mario Fabris | Sizing roll stand for a steel mill |
| CN101786108A (zh) * | 2010-03-24 | 2010-07-28 | 合肥市百胜科技发展股份有限公司 | 定芯式夹送辊导卫 |
| CN103245442A (zh) * | 2013-04-22 | 2013-08-14 | 东北大学 | 一种基于差动结构的机械式力测量与力加载装置 |
| CN109226361A (zh) * | 2018-09-29 | 2019-01-18 | 江苏祥龙成套设备制造有限公司 | 棒材三辊精整总成 |
| CN109500102A (zh) * | 2018-11-13 | 2019-03-22 | 四川易尚天交实业有限公司 | 一种轧机可调滚动导卫装置 |
-
1996
- 1996-12-24 JP JP35542296A patent/JP3357257B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| USRE38095E1 (en) | 1998-10-19 | 2003-04-29 | Mario Fabris | Sizing roll stand for a steel mill |
| CN101786108A (zh) * | 2010-03-24 | 2010-07-28 | 合肥市百胜科技发展股份有限公司 | 定芯式夹送辊导卫 |
| CN103245442A (zh) * | 2013-04-22 | 2013-08-14 | 东北大学 | 一种基于差动结构的机械式力测量与力加载装置 |
| CN109226361A (zh) * | 2018-09-29 | 2019-01-18 | 江苏祥龙成套设备制造有限公司 | 棒材三辊精整总成 |
| CN109500102A (zh) * | 2018-11-13 | 2019-03-22 | 四川易尚天交实业有限公司 | 一种轧机可调滚动导卫装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3357257B2 (ja) | 2002-12-16 |
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