JPH10179860A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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Publication number
JPH10179860A
JPH10179860A JP8357317A JP35731796A JPH10179860A JP H10179860 A JPH10179860 A JP H10179860A JP 8357317 A JP8357317 A JP 8357317A JP 35731796 A JP35731796 A JP 35731796A JP H10179860 A JPH10179860 A JP H10179860A
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JP
Japan
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probability
symbol
continuation
counter
special
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Withdrawn
Application number
JP8357317A
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English (en)
Inventor
Shoji Sato
昭治 佐藤
Masayuki Kawachi
昌幸 河地
Yukiteru Hirowatari
幸輝 廣渡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAIYO ELECTRIC CO
Taiyo Elecs Co Ltd
Original Assignee
TAIYO ELECTRIC CO
Taiyo Elecs Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by TAIYO ELECTRIC CO, Taiyo Elecs Co Ltd filed Critical TAIYO ELECTRIC CO
Priority to JP8357317A priority Critical patent/JPH10179860A/ja
Publication of JPH10179860A publication Critical patent/JPH10179860A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】確率変動期間の延長を抑制しつつ、しかも興趣
を保ちながらスリルに富んだゲーム性を提供すること。 【解決手段】確率変動における高確率の継続制限条件
(いわゆるリミッター)としては、最初の大当りの確率
変動図柄の種類(1,3,5,7,9のゾロ目)に応じ
て、大当り回数や大入賞口の開放回数等をそれぞれ変化
をつけて設定する。例えば、大当り回数(特別遊技回
数)であれば、数値を昇順とする。また、こうした高確
率の継続中に前記の通常確率設定が実行されなくとも、
前記の継続制限条件が満たされた場合に、高確率を通常
確率に強制的に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆる確率変動
機能を持った弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、確率変動を生じさせる弾球遊技機
においては、いわゆるリミッターと呼ばれる機能が付け
られて、確率変動状態が継続し過ぎることを抑制してい
る。例えば、従来のCR機は予めリミッターの内容が所
定大当り回数(例えば、5回、9回、11回など)に基
づいて決められており、確率変動期間中に大当りが連続
すると、リミッターが作動して、以降の確率が強制的に
通常確率とされ、確率変動期間の延長が抑制されるよう
に構成されている。
【0003】具体的には特開平8−802号に記載の従
来技術に示す通り、確率変動期間中に可変表示装置の表
示態様が確率向上の起因となる確変図柄を表示したとき
には、確率が向上された回数の合計値をカウントする確
率変動制限カウンタが所定値に達すると、確率変動カウ
ンタをリセットしたり、確変図柄の出現を禁止又は抑制
するので、それ以上の確率変動期間の延長が抑制される
こととなり、遊技場に多大の損害を与えることがないと
いうものである。
【0004】ところが、上記の確率変動制限において、
確率向上回数の合計値による制限は、画一的に過ぎ、遊
技者が飽きてしまい、興趣に欠けるという問題点があ
る。また一方、確率図柄の出現を禁止又は抑制するので
は、確率変動の期待感が低められるという欠点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、請求項1ない
し3記載の発明は、確率変動期間の延長を抑制しつつ、
しかも興趣を保ちながらスリルに富んだゲーム性を提供
できる弾球遊技機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記諸課題に鑑み、請求
項1記載の発明はなされたものであり、図柄を可変表示
する可変表示手段と、該可変表示手段の表示態様が予め
定められた特定表示態様となったことに起因して、遊技
者に有利な特別遊技を実施する機会を付与する弾球遊技
機において、判定確率に基づいて前記特定表示態様とす
るか否かを決定する判定手段と、前記特定表示態様のう
ち予め定められた特別表示態様であったことに起因し
て、前記判定確率を通常確率よりも高確率となるように
設定する高確率設定手段と、通常確率復帰条件が成立す
ると、前記高確率設定手段によって高確率に設定された
前記判定確率を前記通常確率に設定する通常確率設定手
段と、前記高確率設定手段における高確率の継続制限条
件を、前記高確率の起因となる最初の特別表示態様の種
類に応じて設定する継続制限条件設定手段と、前記高確
率が継続中に前記通常確率設定手段が実行されなくと
も、前記継続制限条件が成立すると、前記高確率に設定
された判定確率を前記通常確率に設定する強制確率設定
手段と、を備えたことを特徴とする弾球遊技機である。
上記のように請求項1記載の発明は、高確率の継続制限
条件を、前記高確率の起因となる最初の特別表示態様の
種類に応じて設定しているので、興趣を保ちながらしか
もスリルに富んだゲーム性となり、従来機における欠点
を解消できるのである。なお、特定表示態様としては、
具体的には222のゾロ目の図柄等が挙げられ、特別表
示態様としては、具体的には777のゾロ目のいわゆる
確率変動の起因となる図柄等が挙げられ、通常確率復帰
条件としては、具体的には確率変動カウンタCの値が特
定値である場合、継続制限条件としては、具体的には大
当り継続回数カウンタCHが特定値を超えた場合等が挙
げられるが、当然、これらに限定されるものではない。
【0007】請求項2記載の発明は、前記継続制限条件
は、前記特別遊技が実行される回数であることを特徴と
した請求項1に記載の弾球遊技機である。具体的には、
これは大当りの回数であり、3〜5回が好ましいが、こ
れに限定されるものではない。
【0008】請求項3記載の発明は、前記特別遊技は、
可変入賞装置の入賞口を開放することにより実行され、
前記継続制限条件は、前記入賞口の開放回数であること
を特徴とする請求項1または請求項2に記載の弾球遊技
機である。具体的には、開放回数の上限は80ラウンド
程度が好ましいが、これに限定されるものではない。
【0009】
【発明の実施の形態】つぎに本発明を一層明確にするた
めに好適な実施形態を説明する。実施形態の構成とし
て、3桁の特別図柄を可変表示装置に変動及び停止さ
せ、この内の停止図柄のうち、大当り図柄(特定表示態
様)が「111」〜「999」の9種類であり、それ以
外の特別図柄は外れである。このうち、確率変動図柄の
起因となる特別図柄(特別表示態様)が1,3,5,
7,9のゾロ目であったことに起因して、可変表示装置
が当り外れを表示する判定確率Pを通常確率(1/25
0)よりも10倍の高確率(1/25)とする。一方、
高確率中に上述の確率変動図柄以外で大当りした場合に
は、判定確率Pを通常確率(1/250)に戻す。ま
た、高確率の継続制限条件(いわゆるリミッター)とし
ては、最初の大当りの確率変動図柄の種類(1,3,
5,7,9のゾロ目)に応じて、大当り回数や大入賞口
の開放回数等をそれぞれ変化をつけて(例えば、大当り
回数(特別遊技回数)であれば、数値を昇順とする)設
定する。また、こうした高確率の継続中に前記の通常確
率設定が実行されなくとも、前記の継続制限条件が満た
された場合に、高確率(1/25)を通常確率(1/2
50)に強制的に設定することを特徴としている。これ
らは大当り継続回数カウンタCH、大当り回数制限カウ
ンタMH、ラウンド継続回数カウンタCR、ラウンド回
数制限カウンタMRにより実行されている。なお、当然
のことながら、確率変動における最初の大当りで高確率
の継続制限条件が設定されたとしても、その後の大当り
で確率変動図柄以外が表示されれば、その時点で確率変
動は終了する。したがって、確率変動の継続制限条件の
内容が最初の大当り図柄によって設定されるので、大当
りの制限が為されているにも拘らず、スリルに富んだゲ
ーム性を提供することができる。
【0010】また、上記の確率変動の継続制限条件の内
容としては、代表的には、請求項2に記載の発明に対応
させて、大当り回数としたり、あるいは、請求項3に対
応させて、大入賞口の総開放回数(合計ラウンド回数)
等とすることが挙げられる。これらの詳細については具
体例1〜4で説明する。
【0011】さらに、確率変動継続回数1回(いわゆる
1回ループ式)のタイプに適用可能とされるものとし
て、例えば、確率変動図柄で最初の大当りをすれば、そ
の対応する図柄の種類に応じて、32R(ラウンド)〜
80R(ラウンド)の間で合計ラウンド数を継続制限条
件として決定することも可能であり、例えば、42Rで
あれば、1回目の特別遊技は16R、2回目の特別遊技
は16R、3回目の特別遊技は10Rで確率変動の継続
制限条件を強制的に動作させる。このタイプのものは、
後で具体例1〜4(図1参照)で説明する。また、特に
具体例を挙げては説明しないが、確率変動継続回数2回
(いわゆる2回ループ式)のタイプでは確率変動で最初
の大当り後、前述より若干増加させて、48R〜80R
の間で合計ラウンド数を決定することも当業者には可能
である。なお、確率変動継続回数1回と確率変動継続回
数2回のものを混在させるタイプ(前述の特開平8−8
02号)等の他のタイプにも適用が可能であることは、
当業者には明白なことである。
【0012】さらに、確率変動の継続制限条件の内容の
残数の表示を表示部にさせることも可能であり、例え
ば、減算方式つまり「高確率終了まであと10ラウン
ド」等の表示が挙げられる。
【0013】
【具体例1】以下、本実施形態の具体例1の弾球遊技機
について詳細に説明する。具体例1は図1(a)に示す
通り、継続制限条件を大当り(特別遊技)の回数とした
ものであり(ラウンド数は全て16回)、確率変動図柄
3なら3回、5なら4回、7なら5回とするものであ
る。まず、弾球遊技機の電子制御装置1は、図2に示す
通り、可変表示装置2を備え、これは、画像処理装置3
と、液晶表示画面4とからなっている。画像処理装置3
は、画像データを格納する画像データROM(図示せ
ず)と、画像データROMから画像データを読みだし、
後述のCPU10の指示に基づいて画像演算処理を行い
画像データを発生する画像データプロセッサ(図示せ
ず)と、画像データを一時的に格納する画像データRA
M(図示せず)とからなるものである。液晶表示画面4
は、画像処理装置3からのデータを受け可変表示を行う
ダイナミック駆動方式のものであり、画像処理装置3
は、CPU10からの指令があると、必要な画像データ
を選択し、そのデータ処理を行い、特別図柄表示装置と
しての液晶表示画面4の可変表示部5〜7(図3参照)
に図柄を変動及び停止させるようになっている。さらに
液晶表示画面4には、確率変動期間中かどうかを表示す
る確率変動表示部8、確率変動の制限条件を表示する確
率変動制限表示部9が設けられている(図3参照)。こ
れについては詳しくは後述する。
【0014】図2の電子制御装置1は、前述したCPU
10を中心として、ROM11,RAM12,入力イン
タフェース13,出力インタフェース14、カウンタ1
5等をバス16により相互に接続したものである。入力
インタフェース13には、遊技球検出スイッチ13a,
発射停止ボタン13b,タッチスイッチ13c,上受け
皿詰まりスイッチ13d,満杯スイッチ13e,始動入
賞球検出器34,普通図柄作動ゲート30a,30b等
が接続されており、CPU10は、それらから入力イン
タフェース13を介して遊技球検出信号、発射停止信
号、タッチ信号、上受け皿詰まり信号、満杯信号、始動
入賞信号、普通図柄作動信号等の種々の入力信号を受
け、CPU10が初期設定や所定の演算等を行うように
している。出力インタフェース14には、遊技球を発射
する遊技球発射装置22,音声を出力するスピーカ2
3,各種LED29a〜29c、及び普通図柄表示部3
8等が接続されており、それらに対してCPU10が出
力インタフェース14を介して出力信号を供給してい
る。なお、前述の遊技球検出スイッチ13a,発射停止
ボタン13b,タッチスイッチ13b,上受け皿詰まりス
イッチ13d,満杯スイッチ13e 等の構成は周知であ
るので説明を割愛する。カウンタ15には、特別図柄当
否決定カウンタA、当り図柄決定カウンタB、外れ図柄
決定カウンタD〜F、確率変動カウンタC、大当り継続
回数カウンタCH、大当り回数制限カウンタMH、ラウ
ンド継続回数カウンタCR、ラウンド回数制限カウンタ
MRが設けられているが、詳しくは後述する。
【0015】つぎに、特別図柄表示装置としての液晶表
示画面4について詳細に説明する。この液晶表示画面4
は、3桁(可変表示部5〜7)の特別図柄の変動及び停
止を行うものである(図3参照)。そして、3桁の特別
図柄が意味する数値が等しいと判定された場合(特定表
示態様)、後述の大入賞口36を遊技者に有利な状態に
変化させる(特別遊技)ように構成されている。例え
ば、可変表示部5〜7は、それぞれ、「0」〜「9」,「A」
〜「C」からなる13種類の数字から構成される図柄配列
からなり、その内の当り図柄は3桁同一値(ゾロ目)で
ある「000」〜「999」及び「AAA」〜「CCC」の
13種類のいずれかとなる場合に成立するのであり、そ
れ以外は外れ図柄となる。そのうち、後述の確率変動の
起因となる確率変動図柄は、「333」、「555」、「7
77」の3種類である。
【0016】こうした特別図柄の当否の決定は、特別図
柄当否決定乱数によってランダムに決定されるようにな
っている。乱数発生器としての特別図柄当否決定カウン
タAは、電源投入後、初期値が「0」とされ、0〜24
9の250種類の数値を、リセット割込み(2mS)毎
に昇順にかつ繰り返しカウントアップするものである。
このうち大当り図柄に対応するものは「7」であり、し
たがって、当り外れの決定は、判定確率Pは1/250
(通常確率)に基づいて実行される。後述するように、
このような確率の変更が行われたときには、前記数値の
うち「7〜16」のいずれかの値であるときに、大当り
と判断されるようになっている。してがって、通常確率
時における大当りとなる判定確率Pは、1/250であ
るのに対し、高確率時における大当りとなる確率は、1
/25となって10倍に変更されたこととなる。なお、
通常確率、高確率時ともに遊技店側が予め定められた多
段階確率設定スイッチ(図示せず)等によって予め定め
ておくことができるようにしても良いし、また、任意の
値に変更調整できるようにしても良い。大当り図柄(特
定表示態様)の内の確率変動図柄「333」,「55
5」,「777」のいずれかで大当りをすれば(特別表
示態様)、最初の大当り動作が終了すると通常確率(判
定確率P=1/250)から高確率(判定確率P=1/
25)に確率変動をするように設定し、それより以後、
最低1回は高確率が確保される。そして、確率変動図柄
以外の大当り図柄が出ると(通常確率復帰条件が成
立)、判定確率Pが通常確率に戻るように構成されてい
る。これが確変1回継続タイプとも呼ばれるものであ
る。なお、最初の大当り図柄が確率変動図柄以外では、
確率変動は生じないように設定されている。これらにつ
いてはフローチャートとともに後で詳しく説明する。
【0017】つぎに特別図柄の大当り図柄の決定は、当
り図柄決定乱数によってランダムに決定されるようにな
っている。乱数発生器としての当り図柄決定カウンタB
は、電源投入後、初期値が「0」とされ、0〜12の1
3種類の数値を、リセット割込み(0.01mSから2m
Sの間)毎に昇順にかつ繰り返しカウントアップするも
のである。当り図柄決定乱数値0〜12に対応して、大
当り図柄配列は、「000」〜「999」「AAA」〜
「CCC」までのいずれか1つが選択される。
【0018】また、外れ図柄の決定は、外れ図柄決定乱
数によってランダムに決定されるようになっている。乱
数発生器としての3個の外れ図柄決定カウンタD〜F
は、電源投入後、初期値が「0」とされ、0〜12の1
3種類の数値を、リセット割込み(2mSの間)毎に、
外れ図柄決定カウンタD〜Fを順番に連鎖的にカウント
アップするものである。なお、当りでもないのに、決定
された特別図柄が偶然的に当り図柄になった場合には、
いずれかの1つの特別図柄の示す数値を1つずらして、
強制的に外れに是正している。
【0019】さらに、CPU10は、これら乱数発生器
としての上記カウンタA,B,D〜Fのカウント値をラ
ンダムに読み込み、RAM12に記憶させることとして
いる。また、これらの各カウント値に対応して、所定の
データがROM11の所定のエリアに格納されている。
【0020】上記で説明した電子制御装置1を備えた、
図3に示す弾球遊技機17について説明する。弾球遊技
機17は、外枠17aに開閉自在に取り付けられた前面
枠17bに対して周知の遊技盤18が着脱自在に装着さ
れているものである。弾球遊技機17の前面枠17bの
下方には、上受け皿20及び下受け皿21が一体的に設
けられたプラスチック製の皿部材19が配置されてい
る。上受け皿20及び下受け皿21には、それぞれに弾
球遊技機17内部から遊技球を排出するための上受け皿
排出口20a及び下受け皿排出口21aが開口してい
る。皿部材19には複数の小孔からなるスピーカ面23
aが設けられており、その裏側には遊技状態に応じた効
果音を発生するスピーカ23が装着されている。さらに
皿部材19には、上受け皿20から供給される遊技球を
遊技領域24に発射するための発射装置(図示せず)を
操作する発射ハンドル25が設けられている。発射ハン
ドル25には遊技者がタッチしていることを検出する導
電性のタッチスイッチ13cが内蔵されている。また、
発射ハンドル25の直上付近には遊技球の発射を一時的
に停止するための発射停止ボタン13bが設置されてい
る。
【0021】図3の遊技盤18の表面には、発射された
打球を誘導するための誘導レール27がほぼ円弧状に植
立され、誘導レール27で区画された領域が遊技領域2
4を構成している。遊技領域24の上部には天入賞口2
8が設けられ、その下部には液晶表示画面4が配置され
ている。液晶表示画面4の上部と左右にはそれぞれ表示
枠上飾りLED29a,表示枠左右飾りLED29bが
配置されている。表示枠上飾りLED29aの下側には
特別図柄変動記憶LED29cが配置されており、特別
図柄変動記憶LED29cは第1種始動口32又は33
に入賞した打球数であって、表示枠上飾りLED29a
の下側に設けた液晶表示画面4を可変表示させる権利の
留保数を点灯表示するものである。液晶表示画面4で
は、第1種始動口32又は33に打球が入賞したことに
基づいて特別図柄を変動表示させそれらが一定時間(例
えば、5.9秒)経過すると左、中、右図柄の順序で停
止させるようにしている。
【0022】そして特別図柄の停止時の識別情報の組合
わせが所定の大当り図柄(例えば7のゾロ目の特定表示
態様)となったとき、特別遊技状態となって、スピーカ
23から大当り音を発生させるとともに、大入賞口36
を28.7秒(あるいは10個の入賞玉が発生すると2
8.7秒以内であってもそのときまで)開放するように
設定され、その開放している間、遊技領域24を落下す
る打球を大入賞口36内の特定領域37内に受け入れ可
能になっている。その受け入れられた打球が特定領域通
過検出器(図示せず)をオンさせると、継続権が成立し
て再度上記した開放状態を継続して16回繰り返すこと
ができるように設定されている。液晶表示画面4の左右
には普通図柄作動ゲート30a,30bが配置され、打
球の通過を検出できるようにしている。遊技領域24の
左右下部には入賞口31a,31bが設けられている。
【0023】液晶表示画面4の下方には、遊技領域を落
下する打球を単に受け入れる第1種始動口32と、第1
種始動口32の下方でソレノイド(図示せず)により開
閉駆動される第1種始動口33とが形成されている。大
入賞口36の下方には、普通図柄表示部38と普通図柄
変動記憶LED39が設けられている。普通図柄表示部
38は、普通図柄作動ゲート30a,30bに打球が通
過したことに応答して可変表示を開始し、通常確率時に
は27.998秒後、高確率時には5.001秒後に停
止し、その出現時の表示態様が「7」となったときに当り
と判断されるものである。その場合には普通電動役物で
ある第1種始動口33を通常確率時には0.590秒、
高確率時には1.704秒経過するまで、又は3個の入
賞球が発生するまで開放駆動するようにしている。な
お、第1種始動口32又は33のいずれかに入賞した入
賞球は、遊技盤18の裏面に導かれ、始動入賞球検出器
34によって検出できるようになっている。
【0024】なお、普通図柄変動記憶LED39は普通
図柄作動ゲート30a,30bを通過した打球数であっ
て普通図柄表示部38を可変表示させる権利の留保数を
表示するものであり、最高4個迄記憶できるようにして
いる。
【0025】また、大入賞口36の左右には下入賞口4
0a,40bが設けられており、遊技領域24の上部左
右にランプ風車41a,41bが設けられている。その
他、遊技領域24には袖ランプ(図示せず)、サイドラ
ンプ(図示せず),飾りランプ・飾りLED(図示せ
ず)等が設けられ、表示枠上飾りLED29a,表示枠
左右飾りLED29bとともに、始動入賞時あるいは特
別遊技状態時に点灯あるいは点滅してその旨を遊技者に
報知するようにしている。さらに、遊技領域24の最下
方には、上記したいずれの入賞領域にも入賞しなかった
打球が遊技盤18の後方に導かれるアウト口42が設け
られている。
【0026】さらに、図3の遊技盤18の裏面の構成は
周知の通りであり、図示及び細部についての説明は割愛
するが、各種検出センサ、役物、ランプ等に接続された
リード線等周知の部材が配置されており、電子制御装置
1を格納した制御盤(図示せず)も設けられており、第
1種始動口32,33、下入賞口40a,40bに入賞
した入賞球は入賞経路に集合させられて、相対的に少な
い景品玉数(7個)を払い出すようになっており、その
他の入賞口や入賞領域に入賞した玉は、別の入賞経路に
集合させられて、相対的に多い景品玉数(15個)を払
い出すようになっている。
【0027】つぎに本実施形態の動作を図4のフローチ
ャートに示す特別判定処理ルーチンに基づいて説明す
る。弾球遊技機17が電源に接続され、電源部(図示せ
ず)から各回路に電源が供給されると、CPU10はフ
ラグやカウンタ等の一連の初期設定(初期値は「0」と
する)を行い、図示せぬメインルーチンを実行しつつ、
割り込みにより、この特別判定処理ルーチンを起動す
る。まず処理が開始されると、始動入賞球検出器34の
入球信号を待ち(S10)、入球信号がないと判断され
たときには、サブルーチンを終了する。一方、第1種始
動口32又は33に打球が入賞すると、始動入賞球検出
器34が入球信号を発生するので、肯定判断され、この
とき、特別図柄の当否決定カウンタA、当り図柄決定カ
ウンタB、外れ図柄決定カウンタD〜Fの各カウント値
のいずれか1つを各々取り出して、RAM12に格納す
る。なお、当りのときには特別図柄の当り図柄決定カウ
ンタBのカウント値、外れのときには外れ図柄決定カウ
ンタD〜Fのカウント値を択一的に格納する。
【0028】そして液晶表示画面4における可変表示部
5〜7の変動開始から微小時間が経過してから、RAM
12に格納された特別図柄当否決定カウンタAのカウン
ト値を取り出し、その数値が当り乱数値「7」に該当す
るかどうか判断し、該当する場合には、大当り、非該当
の場合には外れを判断する(S20)。
【0029】つぎに大当りの場合には、RAM12に格
納された当り図柄決定カウンタBのカウント値をRAM
12から読み出し、この数値に応じて対応する1つの大
当り図柄を決定する(S30)。
【0030】一方、当り乱数でない場合、S20で否定
判断されて、外れ図柄決定カウンタD〜Fのカウント値
をRAM12から読み出し、このカウント値に対応する
1つの外れ図柄を決定する(S40)。
【0031】前述のS30,S40により決定された当
り図柄又は外れ図柄を示す特別図柄を可変表示部5〜7
に停止表示させる(S50)。
【0032】前述した可変表示部5〜7に表示された特
別図柄が当り図柄かどうか判定し(S60)、否定判断
されるとサブルーチンを終了し、一方、肯定判断される
と前述した特別遊技を実行する(S70)。即ち、スピ
ーカ23からの大当り音の出力、各種LED29a,2
9bのオン等を指示するとともに、大入賞口36を開放
し、その間、遊技領域24を落下する打球を特定領域3
7内に受け入れる等の処理を行う。続いて、大当り処理
が終了したかどうかを判断し(S80)、否定判断され
た場合には、ステップS70に戻り処理を繰り返す。一
方、肯定判断された場合には、処理はサブルーチンを終
了する。
【0033】つぎに確率変動処理、即ち確率変動カウン
タCの更新処理について図5を参照して説明する。これ
は図4のS30の決定がなされる毎に実行されるもので
ある。まず、S100で大当りか否かが判別され、大当
りでなければ、サブルーチンを終了し、大当りであれ
ば、 S120でその大当り図柄が確率変動図柄である
かどうか判別され、肯定判断されるとS130で確率変
動カウンタCの値を「1」にして、サブルーチンを終了
する。ここで、この確率変動カウンタCが「1」であれ
ば、確率変動期間を示し、この確率変動カウンタCが
「0」であれば、確率変動期間でないことを示してい
る。一方、S120で大当りが確率変動図柄以外の図柄
であれば、S140で確率変動カウンタCの値を「0」
にして、サブルーチンを終了する。図5の処理の一例を
図6に示す。すなわち、確率変動図柄で最初の大当りす
ると、S100でYES、S120でYESと判断され
た後、上記したS130で確率変動カウンタCの値が
「1」に設定され、確率変動図柄で最初の大当りの後、
二回目に確率変動図柄以外で大当りする場合、 S10
0でYES、S120でNOと判断された後、S140
で確率変動カウンタCの値が「0」とされることから、
通常確率となり、高確率が1回だけ出現せしめられるの
で、結果的に2回の大当り遊技状態が比較的短い時間間
隔で出現することとなる。なお、 S100とS120
の間にS110を設けて判定確率Pに通常確率を設定し
ているが、S110の処理は、必ずしも行う必要はない
ので、図5への図示は省略している。なお、通常確率に
おける最初の大当り図柄が確率変動図柄以外の大当り図
柄であれば、S100→S120→S140と処理さ
れ、確率変動カウンタCが「0」であるので、最初の大
当り処理が終了しても、通常確率のままであり、確率変
動は生じない。
【0034】このように、大当りが発生し、その大当り
が確率を向上せしめる確率変動図柄(特別表示態様)で
あるときには、確率変動カウンタCの値が常時「1」に
セットされるようになっているため、確率変動期間中に
確率変動図柄が連続して表示される限りは、確率変動期
間が無制限に延長される現象も生じる。このような無制
限の延長をなくすために図7のフローチャートに示す確
率変動制限処理(前述の通りリミッターとも呼ばれる)
がなされる。
【0035】そこで、図7について説明すると、これ
は、図4のS80が実行される毎に起動されるものであ
り、まず、S200で大当りが終了したか否かが判別さ
れ、大当りが終了していないときには、サブルーチンを
終了し、大当りが終了したときには、S210で確率変
動カウンタCの値が「1」であるか否かが判別され、
「1」でない(即ち、「0」)と判別されたときには、
S220で大当り継続回数カウンタCHを「0」にセッ
トしてからサブルーチンを終了し、「1」であると判別
されたときには、高確率を維持すべく以下の処理を実行
する。
【0036】まず、S230で大当り継続回数カウンタ
CHの値を「1」カウントアップし、その後、S240
で大当り継続回数カウンタCHの値が大当り回数制限カ
ウンタMH以上であるか否かを判別する。大当り継続回
数カウンタCHの値が大当り回数制限カウンタMH以上
ではないと判別されたときには、未だ許容された合計の
範囲内であるとして、S250で高確率に設定してサブ
ルーチンを終了する。一方、大当り継続回数カウンタC
Hの値が大当り回数制限カウンタMH以上であると判別
されたときには、許容された合計の範囲を超したとし
て、S260で確率変動カウンタCの値を「0」にリセ
ットする。このS260で確率変動カウンタCの値が
「0」にされると、以後の処理において高確率に変更さ
れないで通常確率のままであり、確率変動期間が延長さ
れることはない。引き続いてS270で大当り継続回数
カウンタCHの値も「0」にリセットし、S280で通
常確率にセットして、サブルーチンを終了する。
【0037】つぎに前述した大当り回数制限カウンタM
Hの設定について図8により説明する。これは具体例1
の特徴的な処理をなすものであり図1(a)に示す通り
設定するが、ラウンド数は16回で固定される。まず、
S300で、通常確率における最初の確率変動図柄によ
る大当りか否かを判定する。すなわち、確率変動カウン
タCが「0」、かつ、大当り継続回数カウンタCHが
「1」であるかどうかを判定する。最初の確率変動図柄
ではないと判定されたときには、そのままリターンに抜
け、最初の確率確率図柄であると判定されたときには、
S310でその図柄が3であるか否か判定する。3であ
ると判別されたときには、S320で大当り回数制限カ
ウンタMHを「3」にセットし、3ではないと判別され
たときには、S330でその図柄が5である否か判定す
る。5であると判別されたときには、S340で大当り
回数制限カウンタMHを「4」にセットし、5ではない
と判別されたときには、S350でその図柄が7である
否か判定する。7であると判別されたときには、S36
0で大当り回数制限カウンタMHに「5」をセットし、
7ではないと判別されたとき、またはS320、S34
0、S360で設定を終了した場合には、サブルーチン
を終了する。
【0038】上記した図4、図5、図7、図8が実行さ
れた場合の結果の一例を図9を示す。これは、大当りが
確率変動図柄で連続発生した場合(連チャンとも呼ばれ
る)のタイムチャートであり、このように確率変動図柄
である「3」が連続的に発生した場合には、確率変動カ
ウンタCの値が常時「1」にセットされて、高確率期間
が長期的に亘って延長されることとなるが、これがいか
にして抑制されるのかを説明する。
【0039】まず通常確率状態において最初に確率変動
図柄「333」で大当りして特別遊技が開始されると
(図9参照)、図5のS100でYESと判定され、
S110(図5に図示せず)で通常確率にセットされ、
S120でYESと判定され、確率変動カウンタCが
「1」にセットされる。それとともに図8のS300で
YESと判定され、S310でYESと判定され、S3
20で大当り回数制限カウンタMHが3にセットされ
る。そして、特別遊技が終了すると、図7のS200で
YESと判定され、S210でYESと判定され、S2
30で大当り継続回数カウンタCHが「0」から「1」
カウントアップされ、S240でNOと判定され(大当
り回数制限カウンタMHが「3」であるゆえ)、S25
0で判定確率Pを高確率にセットする。
【0040】そうして二回目も確率変動図柄「333」
で大当りをしたので(図9参照)、特別遊技の開始に
伴い、図4、図5及び図7の処理が実行されて、判定確
率Pが通常確率にセットされるとともに(S110)、
確率変動カウンタC及び大当り継続回数カウンタCHが
「1」に維持される。また、特別遊技の終了に伴い、大
当り継続回数カウンタCHが「2」にカウントアップさ
れる(図7のS230)とともに、判定確率Pが高確率
にセットされる(図7のS250:図9参照)。
【0041】つぎに三回目で確率変動図柄「333」で
大当りがでて(図9参照)、特別遊技の開始に伴い前
記と同様の処理が行われ、判定確率Pが通常確率にセッ
トされるとともに(S110)、確率変動カウンタCが
「1」、大当り継続回数カウンタCHが「2」に維持さ
れる。こうして特別遊技の終了に伴い、今度はいままで
の説明とは異なり、図7のS240で肯定判断されて確
率変動カウンタCが「0」、大当り継続回数カウンタC
Hが「0」にリセットされ、判定確率Pは通常確率にセ
ットされる。以上の通り、確率変動の強制的な終了態様
を示した。
【0042】なお、図9においては、確率変動カウンタ
Cと大当り継続回数カウンタCHの値が「0」にリセッ
トされた後の最初の大当りでも、偶然的にも、確率変動
図柄「333」で特別遊技が発生した場合を示したが、
この場合には、新たに大当り継続回数カウンタCHがカ
ウントアップを開始する。また一方、図示しないが確率
変動図柄で大当りが連続中に、その途中で、大当りが確
率変動図柄以外の特別図柄で大当りした場合には、図5
のS120でNOと判定され、S140で確率変動カウ
ンタCが「0」にリセットされるので、図7のS200
でYESと判定され、S210でNOと判定され、S2
10で大当り継続回数カウンタCHが「0」にリセット
される。上述で述べたものは、通常の場合の確率変動の
終了態様である。なお、確率変動カウンタCが「0」の
ときは、確率変動表示部8に何ら表示されず、「1」の
ときは、「確率変動中」又は該当図柄が表示されるよう
になっている。
【0043】さらに、大当り継続回数カウンタCHが
「0」のときは、確率変動制限表示部9に何ら表示され
ず、「1」のときは、「あと2回」又は該当図柄が表示
され、「2」のときは、「あと1回」又は該当図柄が表
示される。
【0044】
【具体例2】つぎに本実施形態の具体例2の弾球遊技機
について詳細に説明する。この具体例2は、具体例1と
ほぼ共通するが、大当り継続回数カウンタCHをラウン
ド継続回数カウンタCRに、大当り回数制限カウンタM
Hをラウンド回数制限カウンタMRに変更し、図7〜図
9を図10〜図13に変更したものであり、したがっ
て、内容が共通する図2〜図6の説明は割愛する。つま
り、具体例2は高確率の継続制限条件を大当り回数に代
えて大入賞口36の開放回数に変更したものである。す
なわち、図1(b)に示す通り、確率変動図柄を3,
5,7とし、3は45ラウンド、5は60ラウンド、7
は75ラウンドとする。この場合、3で当たれば、45
ラウンドとなり、1回目の特別遊技は16ラウンド、2
回目も16ラウンド、3回目は13ラウンドの合計45
ラウンドとなる。
【0045】図10は図7に対応しており、図7のS2
30を削除し、S220、S240、S270の大当り
継続回数カウンタCHをラウンド継続回数カウンタCR
に、大当り回数制限カウンタMHをラウンド回数制限カ
ウンタMRに変更したものである。これは当業者には明
らかであるから、詳しい説明は割愛する。
【0046】図11は図8に対応しており、図8のS3
20、340、360の大当り回数制限カウンタMHを
ラウンド回数制限カウンタMRに変更したものである。
これは当業者には明らかであるから、詳しい説明は割愛
する。
【0047】図12は、大当り継続回数カウンタCHを
ラウンド継続回数カウンタCRに変更したことに伴い、
大入賞口36の開放回数をアウトアップするためのもの
である。すなわち、S600で大入賞口36が開放され
たかどうかを判定し、大入賞口36が開放されていない
場合はサブルーチンを終了し、一方、大入賞口36が開
放されている場合には、S610でラウンド継続回数カ
ウンタCRをカウントアップして、サブルーチンを終了
する。
【0048】上記した具体例2の動作の一例として図1
3を示す。この図13は、図9に対応するものであり、
共通する事項は図9に準拠して割愛し、異なる点のみを
説明する。すなわち、ラウンド継続回数カウンタCR
は、具体例1の大当り継続回数カウンタCHと異なり、
第一に、特別遊技期間中にはカウントアップされるが、
それ以外の期間においてはカウントアップは実行されて
いないことである。第二に、三回目の特別遊技において
16ラウンドを完全に消化しないうちに、強制的に特別
遊技を打ち切っていることである。これは具体例2が特
別遊技の回数とは関係なく、ラウンド継続回数カウンタ
CRとラウンド回数制限カウンタMRによって高確率の
継続制限条件を定めているからである。
【0049】なお、ラウンド継続回数カウンタCRに対
応させて、確率変動制限表示部9には「あと○○ラウン
ド」又は該当図柄が表示されるようになっている。例え
ば、ラウンド継続回数カウンタCRが26である場合
は、ラウンド回数制限カウンタMRが45であるから、
確率変動制限表示部9に「あと19ラウンド」と表示さ
れる。
【0050】
【具体例3】つぎに本実施形態の具体例3の弾球遊技機
について説明する。これは、図1(c)から明らかなよ
うに、継続制限条件として、特別遊技数と、特別遊技の
1回当りのラウンド数をともに確率変動図柄3,5,7
に応じて変更したものである。例えば、確率変動図柄が
3であれば、特別遊技回数を3回とし、特別遊技の1回
当りのラウンド数を14とする。確率変動図柄が5であ
れば、特別遊技回数を4回とし、特別遊技の1回当りの
ラウンド数を15とする。確率変動図柄が7であれば、
特別遊技回数を5回とし、特別遊技の1回当りのラウン
ド数を16とする。これらは具体例1及び2を参照すれ
ば当業者が容易に実施できるので、詳しい説明は省略す
る。
【0051】つぎに本実施形態の具体例4の弾球遊技機
について説明する。これは、図1(d)から明らかなよ
うに、継続制限条件として、特別遊技の回数はすべて5
回と定めておき、ラウンド数は5で割り切れる数とする
ものである。例えば、確率変動図柄3は合計45ラウン
ド(特別遊技1回につき9ラウンド)、5は合計60ラ
ウンド(特別遊技1回につき12ラウンド)、7は合計
80ラウンド(特別遊技1回につき16ラウンド)とす
るものである。なお、これらは具体例1〜3を参照すれ
ば当業者が容易に実施できるので、詳しい説明は省略す
る。
【0052】つぎに本実施形態の具体例5の弾球遊技機
について説明する。これは、確率変動図柄にランダムを
示すランダム図柄を付加し、当該ランダム図柄で確率変
動に突入すれば、当該ランダム図柄に起因して所定のカ
ウンタに基づいて抽選を行い、確率変動制限表示部9に
特別遊技回数3〜5又はラウンド数32〜80をスクロ
ール表示させ、抽選でランダムに選択した数字で停止さ
せる。これにより継続制限条件を決定するというもので
ある。つまり、具体例1〜4と異なり、継続制限条件を
予め設定しておくのではなく、ランダムに設定が行われ
るというものである。これにより、よりスリルのあるゲ
ームが楽しめる。なお、これらは具体例1〜4を参照す
れば当業者が容易に実施できるので、詳しい説明は省略
する。
【0053】なお、上記した具体例の制御動作において
は、更新の態様として大当り継続回数カウンタCHの値
を加算しているが、所定の数値から「1」カウントダウ
ンして行く態様でも良い。また、確率変動カウンタCの
値や大当り継続回数カウンタCHの値を専用の表示器で
表示又は他に使用される表示器(例えば、数値表示器や
飾り図柄や、あるいは普通図柄部38等)で兼用表示し
ても良い。兼用表示の場合には、表示される領域を分け
て本来の表示情報と確率変動カウンタC,大当り継続回
数カウンタCH等の値を同時表示しても良いし、あるい
は所定時間毎に交互に表示しても良い。また、上記具体
例では、所定条件の成立として、大当り図柄の組合せの
うち確変図柄の組合せが成立したときとしたが、通常の
大当り図柄が特別に定めた当りライン上に揃った場合、
通常の大当り図柄が複数の当りライン上で同時に揃った
場合、特別大当り図柄が特別に定めた当りライン上に揃
った場合、及び大当り後に変動する変動表示手段(可変
表示器や類似テレビゲーム)の表示態様が予め定めた表
示態様となった場合、等を特別表示態様としても良い。
更に、上記した具体例では、普通図柄と特別図柄とが同
じ条件の成立によって同時に確率変動されるものを示し
たが、それぞれ異なる条件で、あるいはいずれか一方だ
けが確率変動されるものでも良い。
【0054】また、上記した具体例では、可変表示装置
としては他に回転ドラムを備えた機械的な可変表示装置
でも良いし、他の電気的な可変表示装置(例えば、CR
T、ドットマトリックスLED)や他の機械的な可変表
示装置(例えば、ベルト式や回転円盤式)であっても良
い。
【0055】以上、本実施形態を説明したが、本発明の
技術的思想を逸脱しない範囲において本発明の構成を適
宜改変できることは当然であり、このような改変も、本
発明の技術的範囲に属するものである。例えば、本発明
はいわゆる権利物と呼ばれている機種、アレンジボール
遊技機、一般電役等他の種類の弾球遊技機にも適用が可
能である。
【0056】
【発明の効果】請求項1〜3記載の発明によれば、確率
変動機能を備えた弾球遊技機において確率変動期間の継
続を抑制しつつ、しかも興趣を保ちながらスリルに富ん
だゲーム性を実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は具体例1の継続制限条件図表、(b)
は具体例2の継続制限条件図表、(c)は具体例3の継
続制限条件図表、(d)は具体例4の継続制限条件図表
である。
【図2】具体例1の弾球遊技機の電子制御装置のブロッ
ク図である。
【図3】同弾球遊技機の正面図である。
【図4】同弾球遊技機の電子制御装置により行われる特
別判定処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図5】同変動カウンタ更新処理ルーチンを示すフロー
チャートである。
【図6】同変動カウンタ更新処理ルーチンによる処理の
一例を示すタイムチャートである。
【図7】同変動制限処理ルーチンを示すフローチャート
である。
【図8】同最大継続回数決定処理ルーチンを示すフロー
チャートである。
【図9】具体例1の処理の一例を示すタイムチャートで
ある。
【図10】具体例2の変動規制処理ルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図11】具体例2の最大継続回数処理ルーチンを示す
フローチャートである。
【図12】具体例2のラウンド回数カウントアップ処理
ルーチンを示すフローチャートである。
【図13】具体例2の処理の一例を示すタイムチャート
である。
【符号の説明】
1・・・電子制御装置(判定手段、高確率設定手段、通
常確率設定手段、継続制限条件設定手段、強制確率設定
手段) 2・・・可変表示装置(可変表示手段) 3・・・画像処理装置 4・・・液晶表示画面 5〜7・・・可変表示部 10・・・CPU 11・・・ROM 12・・・RAM

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】図柄を可変表示する可変表示手段と、 該可変表示手段の表示態様が予め定められた特定表示態
    様となったことに起因して、遊技者に有利な特別遊技を
    実施する機会を付与する弾球遊技機において、 判定確率に基づいて前記特定表示態様とするか否かを決
    定する判定手段と、 前記特定表示態様のうち予め定められた特別表示態様で
    あったことに起因して、前記判定確率を通常確率よりも
    高確率となるように設定する高確率設定手段と、 通常確率復帰条件が成立すると、前記高確率設定手段に
    よって高確率に設定された前記判定確率を前記通常確率
    に設定する通常確率設定手段と、 前記高確率設定手段における高確率の継続制限条件を、
    前記高確率の起因となる最初の特別表示態様の種類に応
    じて設定する継続制限条件設定手段と、 前記高確率が継続中に前記通常確率設定手段が実行され
    なくとも、前記継続制限条件が成立すると、前記高確率
    に設定された判定確率を前記通常確率に設定する強制確
    率設定手段と、 を備えたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 前記継続制限条件は、前記特別遊技が実
    行される回数であることを特徴とした請求項1に記載の
    弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記特別遊技は、可変入賞装置の入賞口
    を開放することにより実行され、 前記継続制限条件は、前記入賞口の開放回数であること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の弾球遊技
    機。
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