JPH10179806A - ソリッドゴルフボール - Google Patents
ソリッドゴルフボールInfo
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- JPH10179806A JPH10179806A JP8341091A JP34109196A JPH10179806A JP H10179806 A JPH10179806 A JP H10179806A JP 8341091 A JP8341091 A JP 8341091A JP 34109196 A JP34109196 A JP 34109196A JP H10179806 A JPH10179806 A JP H10179806A
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- golf ball
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Abstract
優れた飛行性能および耐久性、および打撃時の良好なフ
ィーリングを有するソリッドゴルフボールを提供する。 【解決手段】 本発明は、コアと該コア上に形成された
カバーから成るソリッドゴルフボールであって、該コア
がα,β-不飽和カルボン酸の金属塩、遊離開始剤および
以下の構造式: 【化1】 を有する2-メルカプトチアゾリンを含有するゴム組成物
から成ることを特徴とするソリッドゴルフボールに関す
る。
Description
ール、特に優れた飛行性能および耐久性、および打撃時
の良好なフィーリングを有するソリッドゴルフボールに
関する。
コアをカバー材で被覆したツーピースゴルフボールをは
じめとし、コアもしくはカバーが2重構造から成るスリ
ーピースゴルフボールが市販されている。
ポリブタジエンを基材ゴムとするゴム組成物を加硫成形
して成るものが用いられている。また、コアのベースと
なるゴム組成物には通常、コアの反発係数および耐衝撃
性を向上させるために、共架橋剤としてα、β-不飽和
カルボン酸の金属塩等の不飽和結合を有するモノマー
を、共架橋開始剤として過酸化物を配合したものが知ら
れている。このような配合系による加硫成形物は三次元
構造を形成するため、コアが適度な硬さと耐久性を有す
ることが知られており、ソリッドゴルフボールのコアの
ゴム組成物配合では、一般的に用いられている。
は、1982年にツーピースゴルフボールが市販されたが、
その優れた飛行性能と耐久性により、特にアベレージク
ラスのゴルファーに好まれてきた。しかしながら、ツー
ピースゴルフボールは打撃時のフィーリングが従来の糸
巻きゴルフボールに比べて著しく硬いという欠点を有し
ている。この欠点は、一部非力な年輩者や女性等の特定
ユーザーには敬遠されることがあり、改良が望まれてい
る。そこで打撃時のフィーリングを改良する試みとし
て、コアの硬度を低くし、軟らかくすることが行われて
きた。しかしながら、上記の配合系におけるこのような
試みは、打撃時のフィーリングは改良されるが、反発性
能が低下するため、ゴルフボールとして十分な飛距離が
得られていない。
らず、ツーピースソリッドゴルフボールの有する優れた
飛行性能、ボール個々のばらつきの少ないこと等からプ
ロゴルファー、トップアマにおいても使用されている。
プロゴルファー、トップアマにおいては、打撃時のフィ
ーリングだけでなく、好適なスピン性能が要求される。
しかし、通常ツーピースソリッドゴルフボールのカバー
材に用いられているアイオノマー樹脂では、飛行性能お
よび耐久性を満足させるために剛性が高く、硬度も高い
樹脂が用いられており、所望のスピン性能が得られな
い。
して、剛性が低く硬度の低い樹脂を用いたゴルフボール
が提案されてきた。しかしながら、カバーの剛性および
硬度を低下するとスピン性能は向上するが、カバー自体
の反発性能が低下して、ゴルフボールとして満足される
飛行性能が得られていないという問題があった。
ポリブタジエンゴム、コアの反発係数および耐衝撃性を
向上するために共架橋剤としてのα,β-不飽和カルボン
酸の金属塩等の不飽和結合を有するモノマー、ジクミル
パーオキサイド等の遊離基開始剤および重量調整剤とし
ての硫酸バリウム等から成るゴム組成物を加熱加圧成形
することによって得られる。この組成物において、α,
β-不飽和カルボン酸の金属塩は遊離基開始剤によって
ポリブタジエン主鎖にグラフトされ、共架橋剤として働
く。
な従来のソリッドゴルフボールの有する問題点を解決
し、打撃時のフィーリングの重要な要因であるコアの硬
度を変化させることなく、優れた飛行性能を有するソリ
ッドゴルフボールを提供することを目的とする。
達成すべく鋭意検討を行った結果、ポリブタジエン等の
基材ゴムに共架橋剤としてのα,β-不飽和カルボン酸の
金属塩を配合したゴム組成物に2-メルカプトチアゾリン
をゴム成分の0.05〜1.0重量%の量で用いることによ
り、コアの硬度を損なうことなく、優れた反撥性能およ
び飛行性能を有するゴルフボールが得られることを見い
出し、本発明を完成するに至った。
たカバーから成るソリッドゴルフボールであって、該コ
アがゴム成分、α,β-不飽和カルボン酸の金属塩、遊離
開始剤および以下の構造式:
を加硫して得られることを特徴とするソリッドゴルフボ
ールに関する。
発明のソリッドゴルフボールに用いられるコアは、基材
ゴム、α,β-不飽和カルボン酸の金属塩、遊離開始剤、
酸価亜鉛および2-メルカプトチアゾリン、必要に応じて
充填材等を含有するゴム組成物を、通常のロール等の適
宜の混練機を用いて混練し、所定の金型にて140〜170
℃、90〜120kgf/cm2で10〜40分間加熱加圧成形すること
により得られる。
フボールに用いられている天然ゴムおよび/または合成
ゴムが用いられ、特にシス-1,4-結合少なくとも40%以
上、好ましくは80%以上を有するいわゆるハイシスポリ
ブタジエンゴムが好ましく、所望により、天然ゴム、ポ
リイソプレンゴム、スチレンポリブタジエンゴム、EP
DM等を配合してもよい。
ボン酸の金属塩の例としては、アクリル酸またはメタク
リル酸等のような炭素数3〜8個のα,β-不飽和カルボ
ン酸の、亜鉛、マグネシウム塩等の一価または二価の金
属塩が挙げられるが、高い反発性を付与するアクリル酸
亜鉛が好適である。配合量は基材ゴム100重量部に対し
て、15〜45重量部、好ましくは20〜35重量部である。45
重量部より多いと硬くなり過ぎて打撃時フィーリングが
悪くなり、15重量部未満では、適当な硬さにするために
遊離開始剤の量を増加しなければならず反発が悪くなり
飛距離が低下する。
機過酸化物、例えばジクミルパーオキサイド、1,1-ビス
(t-ブチルパーオキシ)-3,5-トリメチルシクロヘキサ
ン、2,5-ジメチル-2,5-ジ(t-ブチルパーオキシ)ヘキサ
ン、t-ブチルパーオキサイド等が挙げられ、ジクミルパ
ーオキサイドが好適である。配合量は基材ゴム100重量
部に対して0.2〜5重量部、好ましくは0.5〜4重量部で
ある。0.2重量部未満では軟らかくなり過ぎて反発が悪
くなり飛距離が低下する。5重量部を越えると適切な硬
さにするためにα,β-不飽和カルボン酸の金属塩の量を
減少しなければならず反発が悪くなり飛距離が低下す
る。
いられるゴム組成物には、上記のものに加えて2-メルカ
プトチアゾリンを配合する。配合量は、基材ゴム100重
量部に対して0.05〜1.0重量部、好ましくは0.1〜0.8重
量部である。0.05重量部未満では加硫時における反応が
過少となり、物性に影響を与えず、1.0重量部を越える
と軟らかくなり過ぎて、反発性能が低下し、飛距離も低
下する。
されるものであればよく、例えば無機塩(具体的には、
酸化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸カルシウム)、高比重金
属粉末(例えば、タングステン粉末、モリブデン粉末
等)およびそれらの混合物が挙げられる。配合量は、基
材ゴム100重量部に対して1〜30重量部であることが好
ましい。1重量部未満では高反発が得られず、30重量部
を越えるとゴムの重量分率が低下し、高反発が得られな
い。
化防止剤またはしゃく解剤、その他ソリッドゴルフボー
ルのコアの製造に通常使用し得る成分を適宜配合しても
よい。
mmである。37mmより小さいと反発性能が低下して、飛距
離が低下し、41mmより大きいと耐久性が低下する。
ノマー樹脂のみであってもよいが、アイオノマー樹脂と
官能基変性熱可塑性エラストマーとの加熱混合物、例え
ばアイオノマー樹脂とエポキシ基変性熱可塑性エラスト
マーとの加熱混合物、アイオノマー樹脂と無水マレイン
酸変性熱可塑性エラストマーとグリシジル基変性熱可塑
性エラストマーとの加熱混合物、アイオノマー樹脂とエ
チレン-不飽和カルボン酸エステル-不飽和カルボン酸と
から成る三元共重合体との加熱混合物、または、アイオ
ノマー樹脂と、無水マレイン酸変性熱可塑性エラストマ
ーまたは末端-OH基を有する熱可塑性エラストマー
と、エポキシ基変性熱可塑性エラストマーとの加熱混合
物であってもよい。上記記述において、「変性」という
語は特定の基を「導入した」ことを意味する。従って、
「エポキシ基変性」熱可塑性エラストマーはエポキシ基
を導入した熱可塑性エラストマーの意である。
(メタ)アクリル酸との共重合体中のカルボキシル基の少
なくとも一部を金属イオンで中和したもの、またはエチ
レンと(メタ)アクリル酸とα,β不飽和カルボン酸エス
テルの三元共重合体中のカルボキシル基の少なくとも一
部を金属イオンで中和したものである。また、アイオノ
マー樹脂はカルボキシル基の5〜80%を金属イオンを中
和したものである。
ラストマー分子中にエポキシ基を有するもので、例えば
ダイセル化学工業(株)から市販のエポキシ基を含有する
ポリブタジエンブロックを有するスチレン-ブタジエン-
スチレンブロック共重合体が挙げられる。
しては、例えば住友化学工業(株)から商品名「ボンドフ
ァースト」で市販されているエチレン-グリシジルメタ
クリレート共重合体、エチレン-グリシジルメタクリレ
ート-メチルアクリレート三元共重合体、エチレン-グリ
シジルメタクリレート-酢酸ビニル三元共重合体、ま
た、旭化成工業(株)から商品名「タフテックZ514」、
「タフテックZ513」で市販のスチレン-ブタジエン-スチ
レン(SBS)ブロック共重合体水素添加物のグリシジ
ルメタクリレート付加物、または米国デュポン社から商
品名「エルバロイ(Elvaloy)-AS」で市販されているエチ
レン-アクリル酸エステル-グリシジルメタクリレートの
三元共重合体付加物が挙げられる。尚、グリシジル基は
広義にはエポキシ基に包含されるが、ここではグリシジ
ル基であることを明確にするため、エポキシ基の用語は
用いていない。
としては、例えば旭化成工業(株)から商品名「タフテッ
クMシリーズ」で、水素添加したスチレン-ブタジエン-
スチレンブロック共重合体の無水マレイン酸付加物が種
々のグレードで市販されており、また、住友化学工業
(株)から商品名「ボンダイン」で、エチレン-エチルア
クリレート-無水マレイン酸三元共重合体が種々のグレ
ードで市販され、三井デュポンポリケミカル(株)から商
品名「ARシリーズ」でエチレン-エチルアクリレート共
重合体の無水マレイン酸によるグラフト変性物が市販さ
れており、これらは本発明において好適に使用される。
ルと不飽和カルボン酸とから成る三元共重合体として
は、例えば三井デュポンポリケミカル(株)から商品名
「ニュークレルAN4212C」、「ニュークレルN0805J」で
市販されているエチレン-イソブチルアクリレート-メタ
クリル酸三元共重合体等が挙げられる。
ーは、エラストマー分子の末端にOHを有するもので、
例えば(株)クラレから市販の水素添加スチレン-イソプ
レン-スチレンブロック共重合体等が挙げられる。
のカバー配合により所望の硬度を達成するには、アイオ
ノマー樹脂とそれ以外の樹脂(官能基変性熱可塑性エラ
ストマー)との比は、95:5〜20:80が望ましい。
物には、主成分としての上記樹脂の他に必要に応じて、
硫酸バリウム等の充填材や二酸化チタン等の着色剤や、
その他の添加剤、例えば分散剤、老化防止剤、紫外線吸
収剤、光安定剤並びに蛍光材料または蛍光増白剤等を、
ゴルフボールカバーによる所望の特性が損なわれない範
囲で含有していてもよいが、通常、着色剤の配合量は0.
1〜0.5重量部が好ましい。
ーの形成に使用されている一般に公知の方法を用いて行
うことができ、特に限定されるものではない。カバー用
組成物を予め半球殻状のハーフシェルに成形し、それを
2枚用いてコアを包み、130〜170℃で1〜15分間加圧成
形するか、または上記カバー用組成物を直接コア上に射
出成形してコアを包み込む方法を用いてもよい。カバー
の厚さは0.5〜3.0mm、好ましくは1.0〜2.6mmである。0.
5mmより小さいとボール全体の硬度が小さくなって反発
係数が小さくなり、3.0mmより大きいとボール全体の硬
度が大きくなってコントロール性と打撃時フィーリング
が悪くなる。本発明のカバーには、曲げ剛性率400〜4,0
00kgf/cm2を有する樹脂が用いられる。曲げ剛性率400kg
f/cm2未満では軟らかくなり過ぎて飛距離が低下し、4,0
00kgf/cm2を越えると硬くなり過ぎて打撃時フィーリン
グが悪くなる。
度が40〜60の場合、コアは初荷重10kgをかけた状態から
終荷重130kgをかけたときまでの変形量(コンプレッショ
ン)が2.5〜4.0mm、好ましくは2.7〜3.5mmである。2.5mm
より小さいと硬過ぎて打撃時フィーリングが悪くなり、
4.0mmより大きいと軟らか過ぎて高反発が得られない。
場合、コアは初荷重10kgをかけた状態から終荷重130kg
をかけたときまでの変形量(コンプレッション)が3.0〜
4.5mm、好ましくは3.2〜4.2mmである。3.0mmより小さい
と硬過ぎて打撃時フィーリングが悪くなり、4.5mmより
大きいと軟らか過ぎて高反発が得られない。尚、カバー
のショアーD硬度は上記2つの範囲共に、下限値より小
さいと反発係数が小さくなり、上限値より大きいとコン
トロール性と打撃時フィーリングが悪くなる。
と呼ばれるくぼみを多数表面上に形成する。本発明のゴ
ルフボールは美観を高め、商品価値を上げるために、通
常ペイント仕上げ、マーキングスタンプ等を施されて市
場に投入される。
く、反発性能および飛行性能に優れ、打撃時フィーリン
グの良好なゴルフボールを提供し得る。
るが、これら実施例に限定されるものではない。
金型内で加硫成形することにより直径39.0mmの球状コア
を得た。加硫条件として、コア配合aおよびcは140℃
で20分間加硫した後、165℃で8分間加硫した。コア配
合bおよびdは、160℃で35分間加硫した。またコア配
合eは、aおよびcと同一条件で加硫した。得られたコ
アの重量、コンプレッションおよび反発係数を測定し、
その結果を表3に示した。試験方法は後記の通り行っ
た。
の表2に示すカバー用配合物を二軸混練型押出機により
ミキシングして、ペレット状のカバー用組成物を調製し
た。押出条件は、スクリュー径45mm、スクリュー回転数
200rpm、スクリューL/D=35であり、配合物は押出機
のダイ位置で220〜260℃に加熱された。得られたコア用
組成物の曲げ剛性率およびショアーD硬度を測定し、表
2に示した。次いで、上記の得られたコア上に、このカ
バー用組成物を射出成形してカバー層を形成し、表面に
ペイントを塗装して、外径42.7mmを有するゴルフボール
を得た。得られたゴルフボールの重量、コンプレッショ
ン、ボール初速、飛距離(キャリー)および耐久性を評価
し、その結果を以下の表3に示した。試験方法は後記の
通り行った。
ナトリウムイオン中和エチレン-メタクリル酸共重合体
系アイオノマー樹脂、曲げ剛性率=3800kgf/cm2、ショ
アーD硬度=67 (注4)三井デュポンポリケミカル(株)製の亜鉛イオン中
和エチレン-メタクリル酸共重合体系アイオノマー樹
脂、曲げ剛性率=3400kgf/cm2、ショアーD硬度=66 (注5)三井デュポンポリケミカル(株)製の亜鉛イオン中
和エチレン-メタクリル酸-アクリル酸エステル三元共重
合体系アイオノマー樹脂、曲げ剛性率=900kgf/cm2、シ
ョアーD硬度=56 (注6)三井デュポンポリケミカル(株)製のナトリウムイ
オン中和エチレン-メタクリル酸系アイオノマー樹脂、
曲げ剛性率=2600kgf/cm2、ショアーD硬度=62 (注7)デュポン社製の亜鉛イオン中和エチレン-メタクリ
ル酸共重合体系アイオノマー樹脂、曲げ剛性率=2500kg
f/cm2、ショアーD硬度=60 (注8)デュポン社製のナトリウムイオン中和エチレン-メ
タクリル酸共重合体系アイオノマー樹脂、曲げ剛性率=
3100kgf/cm2、ショアーD硬度=62 (注9)ダイセル化学工業(株)製のエポキシ基を含有する
ポリブタジエンブロックを有するスチレン-ブタジエン-
スチレンブロック共重合体、JIS-A硬度=67、スチレン/
ブタジエン=40/60(重量比)、エポキシ含量約1.5〜1.7
重量% (注10)(株)クラレ製の末端に-OH基が付加した水素添
加スチレン-イソプレン-スチレンブロック共重合体、JI
S-A硬度=80、スチレン含量40重量%
突前後の円筒物およびボールの速度を測定し、それぞれ
の速度および重量から算出した。 コアコンプレッション コアに初期荷重10kgfを負荷した時の変形量を基準とし
て、終荷重130kgfを負荷した時の圧縮変形量を測定し
た。 曲げ剛性率 各カバー用組成物から約2mm厚さの熱プレス成形シート
を作製し、23℃で2週間保存後、ASTM D-747に準じて測
定した。 ショアーD硬度 各カバー用組成物から約2mm厚さの熱プレス成形シート
を作製し、23℃で2週間保存後、ASTM D-2240に準じて
測定した。 ボールコンプレッション R&A方式により測定した。 ボール初速 R&A初速測定法により測定した。 飛距離 ツルーテンパー社製スイングロボットにウッド1番クラ
ブ(ドライバー)を取付け、ゴルフボールをヘッドスピ
ード45m/sで打撃し、キャリー(落下点までの飛距離)
を測定した。
を用いた本発明の実施例1〜2のゴルフボールは、2-メ
ルカプトチアゾリンを用いない比較例1〜2と比べて、
ボール初速、飛距離および耐久性で優れた結果となっ
た。また、実施例3のゴルフボールは、比較例3のゴル
フボールに比べて、ボール初速、飛距離および耐久性で
優れた結果となった。
に共架橋剤としてのα,β-不飽和カルボン酸の金属塩を
配合したゴム組成物に2-メルカプトチアゾリンを用いる
ことにより、コアの硬度を損なうことなく、優れた反発
性能および飛行性能を有し、打撃時フィーリングを向上
させ得たものである。
Claims (4)
- 【請求項1】 コアと該コア上に形成されたカバーから
成るソリッドゴルフボールであって、該コアが基材ゴ
ム、α,β-不飽和カルボン酸の金属塩、遊離開始剤およ
び以下の構造式: 【化1】 を有する2-メルカプトチアゾリンを含有するゴム組成物
を加硫して得られることを特徴とするソリッドゴルフボ
ール。 - 【請求項2】 前記2-メルカプトチアゾリンが基材ゴム
の0.05〜1.0重量%の量で含まれる請求項1記載のソリ
ッドゴルフボール。 - 【請求項3】 前記カバーが、アイオノマー樹脂および
/または官能基変性熱可塑性エラストマーとの加熱混合
物から成り、該加熱混合物がショアーD硬度40〜60を有
する請求項1記載のソリッドゴルフボール。 - 【請求項4】 前記カバーが、アイオノマー樹脂および
/または官能基変性熱可塑性エラストマーとの加熱混合
物から成り、該加熱混合物がショアーD硬度60〜80を有
し、かつ前記コアが初期荷重10kgから終荷重130kgまで
の変形量3.0〜4.5mmを有する請求項1記載のソリッドゴ
ルフボール。
Priority Applications (3)
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---|---|---|---|
JP34109196A JP3695559B2 (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | ソリッドゴルフボール |
AU46905/97A AU724254B2 (en) | 1996-12-05 | 1997-12-05 | Solid golf ball |
US08/985,546 US5929171A (en) | 1996-12-05 | 1997-12-05 | Solid golf ball |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publications (2)
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---|---|
JPH10179806A true JPH10179806A (ja) | 1998-07-07 |
JP3695559B2 JP3695559B2 (ja) | 2005-09-14 |
Family
ID=18343181
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34109196A Expired - Lifetime JP3695559B2 (ja) | 1996-12-05 | 1996-12-20 | ソリッドゴルフボール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3695559B2 (ja) |
-
1996
- 1996-12-20 JP JP34109196A patent/JP3695559B2/ja not_active Expired - Lifetime
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---|---|
JP3695559B2 (ja) | 2005-09-14 |
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