JPH10179063A - 米飯及びその他の食品生地の定量分離方法および装置 - Google Patents
米飯及びその他の食品生地の定量分離方法および装置Info
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- JPH10179063A JPH10179063A JP9322229A JP32222997A JPH10179063A JP H10179063 A JPH10179063 A JP H10179063A JP 9322229 A JP9322229 A JP 9322229A JP 32222997 A JP32222997 A JP 32222997A JP H10179063 A JPH10179063 A JP H10179063A
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- separating
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- dough
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 にぎり飯、おはぎ等の製造に関し、米飯等を
飯粒を潰さずに棒状排出分離成形すること。 【解決手段】 回転して連続的に排出される棒状生地
に、円周方向から窪みをつけて区切りとし、この区切り
を境に上下の回転数を異なるようにして分離する。
飯粒を潰さずに棒状排出分離成形すること。 【解決手段】 回転して連続的に排出される棒状生地
に、円周方向から窪みをつけて区切りとし、この区切り
を境に上下の回転数を異なるようにして分離する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、にぎり飯、おはぎ
等の製造に関し、米飯あるいはその他の食品生地を定量
分離して連続供給する手段に関する。
等の製造に関し、米飯あるいはその他の食品生地を定量
分離して連続供給する手段に関する。
【０００２】
【従来の技術】本発明に類似する従来例としては、本発
明者が出願した特公昭和３９−１２２７６号のように、
数本の同型の円錐形ローラーを、大径部を下にして、軸
線の方向を垂直に輪形に配置し、ローラーの内側の漏斗
状の囲みを素材の加工通路とし、これら円錐形ローラー
を同方向に回転させて、素材を漏斗状囲みの上方開口部
より供給する練成物の連続小出し装置が提案されてい
る。
明者が出願した特公昭和３９−１２２７６号のように、
数本の同型の円錐形ローラーを、大径部を下にして、軸
線の方向を垂直に輪形に配置し、ローラーの内側の漏斗
状の囲みを素材の加工通路とし、これら円錐形ローラー
を同方向に回転させて、素材を漏斗状囲みの上方開口部
より供給する練成物の連続小出し装置が提案されてい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は例えば米飯の
定量分離供給にあたり、米飯の表面を適度な連結状態に
成形して供給するとともに、米飯を押し潰すことなく定
量分離して、供給し得る方法および装置を提供するもの
である。
定量分離供給にあたり、米飯の表面を適度な連結状態に
成形して供給するとともに、米飯を押し潰すことなく定
量分離して、供給し得る方法および装置を提供するもの
である。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１に記載の発明にあっては、回転して連続的
に排出される棒状生地に、円周方向から窪みをつけて区
切りとし、この区切り部を境として上下の回転数が異な
るようにして区切りの位置で分離することを特徴とす
る。
に、請求項１に記載の発明にあっては、回転して連続的
に排出される棒状生地に、円周方向から窪みをつけて区
切りとし、この区切り部を境として上下の回転数が異な
るようにして区切りの位置で分離することを特徴とす
る。
【０００５】請求項２に記載の発明にあっては、上側の
囲繞領域が広く下側の囲繞領域が狭くなるように配置し
た複数のローラーによって囲繞された収容領域内に食品
生地を収容し、上記複数のローラーによって前記食品生
地を回転すると共に、前記収容領域の下方向への出口付
近に配置した分離装置に備えた複数の分離部材を、互い
に接近するように移動せしめて前記出口から吐出した食
品生地に径が小径となるように区切り部を形成し、この
区切り部に捩りを与えて食品生地の分離を行うことを特
徴とする。
囲繞領域が広く下側の囲繞領域が狭くなるように配置し
た複数のローラーによって囲繞された収容領域内に食品
生地を収容し、上記複数のローラーによって前記食品生
地を回転すると共に、前記収容領域の下方向への出口付
近に配置した分離装置に備えた複数の分離部材を、互い
に接近するように移動せしめて前記出口から吐出した食
品生地に径が小径となるように区切り部を形成し、この
区切り部に捩りを与えて食品生地の分離を行うことを特
徴とする。
【０００６】請求項３に記載の発明にあっては、上側の
囲繞領域が広く下側の囲繞領域が狭くなるように配置し
た複数のローラーを回転自在に設け、上記複数のローラ
ーによって囲繞された食品生地の収容領域の下部に食品
生地の出口を設け、この出口から吐出された食品生地に
区切り部を与えるための複数の分離部材を互いに接近離
反自在に備えた分離装置を、前記出口に近接した位置に
配置してなることを特徴とする。
囲繞領域が広く下側の囲繞領域が狭くなるように配置し
た複数のローラーを回転自在に設け、上記複数のローラ
ーによって囲繞された食品生地の収容領域の下部に食品
生地の出口を設け、この出口から吐出された食品生地に
区切り部を与えるための複数の分離部材を互いに接近離
反自在に備えた分離装置を、前記出口に近接した位置に
配置してなることを特徴とする。
【０００７】請求項４に記載の発明にあっては、請求項
３に記載の発明において、複数のローラーにおける上端
部又は下端部の少なくとも一方を、複数のローラーの配
置方向である円周方向へ変位可能に構成してなることを
特徴とする。
３に記載の発明において、複数のローラーにおける上端
部又は下端部の少なくとも一方を、複数のローラーの配
置方向である円周方向へ変位可能に構成してなることを
特徴とする。
【０００８】請求項５に記載の発明にあっては、請求項
３又は４に記載の発明において、前記ローラーの周面に
長 手方向に沿った複数の溝を形成してなることを特徴
とする。
３又は４に記載の発明において、前記ローラーの周面に
長 手方向に沿った複数の溝を形成してなることを特徴
とする。
【０００９】請求項６に記載の発明にあっては、請求項
３、４又は５に記載の発明において、分離装置に備えた
複数の分離部材は板状をなし、かつ同一平面内に配置し
てあって、同期して互いに接近離反する方向へ移動可能
に構成してあることを特徴とする。
３、４又は５に記載の発明において、分離装置に備えた
複数の分離部材は板状をなし、かつ同一平面内に配置し
てあって、同期して互いに接近離反する方向へ移動可能
に構成してあることを特徴とする。
【００１０】請求項７に記載の発明にあっては、請求項
３、４、５又は６に記載の発明において、分離装置に備
えた複数の分離部材は３つ以上の角形片よりなり、各角
形片の摺動面を互いに摺接して各角形片に囲繞された通
路を形成し、上記通路を拡大縮小可能に構成してなるこ
とを特徴とする。
３、４、５又は６に記載の発明において、分離装置に備
えた複数の分離部材は３つ以上の角形片よりなり、各角
形片の摺動面を互いに摺接して各角形片に囲繞された通
路を形成し、上記通路を拡大縮小可能に構成してなるこ
とを特徴とする。
【００１１】食品生地の吐出作用については、このロー
ラーの囲繞領域に供給された食品生地はローラーの外周
速度によって回転せしめられるが、囲繞領域は漏斗状の
形状をしているので、素材は逆円錐形状に成形されなが
ら、徐々に素材の径が縮小するように絞られて連続の棒
状に成形される。この際に、ローラーの回転速度を加減
して生地を下方に誘導して移送し下方出口から排出する
ようにし、ローラーの回転で素材の表面の連結を高める
ことができる。
ラーの囲繞領域に供給された食品生地はローラーの外周
速度によって回転せしめられるが、囲繞領域は漏斗状の
形状をしているので、素材は逆円錐形状に成形されなが
ら、徐々に素材の径が縮小するように絞られて連続の棒
状に成形される。この際に、ローラーの回転速度を加減
して生地を下方に誘導して移送し下方出口から排出する
ようにし、ローラーの回転で素材の表面の連結を高める
ことができる。
【００１２】食品生地の定量分離の作用については、こ
の囲繞領域の下方出口に設けた分離装置に備えた分離部
材で、囲繞領域の食品生地の通路が拡大縮小するように
なっているので、棒状に成形吐出された生地をその外周
から径が小さくなるように括れ部をつくり、さらにこの
括れ部の上下において棒状生地の周速度とは異なる回転
を与えて、捩りを発生させるものである。このように棒
状素材に括れ部をつくり、捩りを与えてここに応力を集
中させて飯粒を押し潰すこと無く分離落下させることが
出来るものである。この括れ部は分離部材の移動量によ
ってその量を変えることができる。さらに食品生地の粘
着度や弾性の違いに応じて生地の分離状態が異なるか
ら、分離部材の移動量は食品生地に接触して括れが形成
される位置から最大（囲繞通路の閉塞）に至る範囲で選
択して行うことができる。
の囲繞領域の下方出口に設けた分離装置に備えた分離部
材で、囲繞領域の食品生地の通路が拡大縮小するように
なっているので、棒状に成形吐出された生地をその外周
から径が小さくなるように括れ部をつくり、さらにこの
括れ部の上下において棒状生地の周速度とは異なる回転
を与えて、捩りを発生させるものである。このように棒
状素材に括れ部をつくり、捩りを与えてここに応力を集
中させて飯粒を押し潰すこと無く分離落下させることが
出来るものである。この括れ部は分離部材の移動量によ
ってその量を変えることができる。さらに食品生地の粘
着度や弾性の違いに応じて生地の分離状態が異なるか
ら、分離部材の移動量は食品生地に接触して括れが形成
される位置から最大（囲繞通路の閉塞）に至る範囲で選
択して行うことができる。
【００１３】食品生地の吐出は、食品生地を収容領域の
ローラーの軸の傾きや回転速度を加減して、生地の下方
吐出速度を調節することができる。
ローラーの軸の傾きや回転速度を加減して、生地の下方
吐出速度を調節することができる。
【００１４】さらに、ローラーで構成される円環状の内
側の囲繞領域は上方を広く下方を狭くして形成される漏
斗状の形状が好ましい。
側の囲繞領域は上方を広く下方を狭くして形成される漏
斗状の形状が好ましい。
【００１５】また、ローラーは形状は小径部を上方に位
置する円錐形状のローラーとすることができる。
置する円錐形状のローラーとすることができる。
【００１６】またローラーの形状は小径部を下方に位置
する円錐形状のローラーとすることができる。
する円錐形状のローラーとすることができる。
【００１７】
【発明の実施の形態】本発明を実施するための一実施例
について説明すると、図１において、ローラー11を回転
駆動軸を平行にし、複数対向して等間隔に立設してい
る。この円錐状のローラー11の下方にはそれぞれ分離部
材12を複数対向して同一平面内に配置して分離装置を設
けている。ローラー11および分離部材12の回転はそれぞ
れ駆動モーター（図示せず）によって行う。分離部材12
の下部には分割される食品生地３の受け皿４を設けてい
る。
について説明すると、図１において、ローラー11を回転
駆動軸を平行にし、複数対向して等間隔に立設してい
る。この円錐状のローラー11の下方にはそれぞれ分離部
材12を複数対向して同一平面内に配置して分離装置を設
けている。ローラー11および分離部材12の回転はそれぞ
れ駆動モーター（図示せず）によって行う。分離部材12
の下部には分割される食品生地３の受け皿４を設けてい
る。
【００１８】ローラー11によって形成される囲繞領域51
は漏斗状の形状をしており、この囲繞領域５１の上方入
口からここに食品生地３としての米飯が投入される。ロ
ーラー11はモーターによって連続的に回転し、分離部材
12はモーターの駆動によって独立して回転する。図１で
は米飯等の食品生地３がローラー11の漏斗状の囲繞領域
51に投入されて、ローラー11の連続的回転で囲繞領域の
下方向へ排出される状態を示している。ローラー11のよ
うに円錐の小径部を上方に位置する場合は、その外周速
度は下方に行くほど速くなるため、食品生地３には下方
への排出を高める作用が働く。
は漏斗状の形状をしており、この囲繞領域５１の上方入
口からここに食品生地３としての米飯が投入される。ロ
ーラー11はモーターによって連続的に回転し、分離部材
12はモーターの駆動によって独立して回転する。図１で
は米飯等の食品生地３がローラー11の漏斗状の囲繞領域
51に投入されて、ローラー11の連続的回転で囲繞領域の
下方向へ排出される状態を示している。ローラー11のよ
うに円錐の小径部を上方に位置する場合は、その外周速
度は下方に行くほど速くなるため、食品生地３には下方
への排出を高める作用が働く。
【００１９】円錐のローラー11によって下方に送られる
際、図４に示すようにローラーで囲まれる囲繞領域51
で、食品生地３は横断面円の棒状体に成形された後、図
５の如く分離部材の移動で開口部54の縮小によって棒状
体の外周から所定の深さだけ押圧を受け括れが発生する
ものである。回転する食品生地３は括れ部において、上
下の食品生地の回転速度差の捩じれによって分離するよ
うになるものである。この分離部材は複数の非円形の板
をそれぞれ垂直の回転軸に対向して設け、それらの半径
が徐々に変化するような形状として、それぞれの同一半
径位置が対向するように同調回転するように配置するも
のである。本実施例においては、最大半径部が対向する
内側にあるときに、その中央部に間隔を残すようにして
いる（図５参照）が、特にこれに限定されるものではな
く、開口部54が閉鎖するものも含まれる。
際、図４に示すようにローラーで囲まれる囲繞領域51
で、食品生地３は横断面円の棒状体に成形された後、図
５の如く分離部材の移動で開口部54の縮小によって棒状
体の外周から所定の深さだけ押圧を受け括れが発生する
ものである。回転する食品生地３は括れ部において、上
下の食品生地の回転速度差の捩じれによって分離するよ
うになるものである。この分離部材は複数の非円形の板
をそれぞれ垂直の回転軸に対向して設け、それらの半径
が徐々に変化するような形状として、それぞれの同一半
径位置が対向するように同調回転するように配置するも
のである。本実施例においては、最大半径部が対向する
内側にあるときに、その中央部に間隔を残すようにして
いる（図５参照）が、特にこれに限定されるものではな
く、開口部54が閉鎖するものも含まれる。
【００２０】図２に第２実施例を示すものであり、太さ
の一定な円筒状のローラー21を複数本その回転軸を傾け
て設けている。ローラー21の下方に隣接して分離部材22
を平行に同一平面内に複数対向して配置し、ローラー21
と分離部材22はそれぞれ独立して回転するようにしてい
る。このローラー21で形成される囲繞領域52も第１実施
例と同様に上側が広く下側が狭い漏斗状の形状をしてい
る。その他第１実施例と同様の部分は同じ符号を付して
説明を省略する。
の一定な円筒状のローラー21を複数本その回転軸を傾け
て設けている。ローラー21の下方に隣接して分離部材22
を平行に同一平面内に複数対向して配置し、ローラー21
と分離部材22はそれぞれ独立して回転するようにしてい
る。このローラー21で形成される囲繞領域52も第１実施
例と同様に上側が広く下側が狭い漏斗状の形状をしてい
る。その他第１実施例と同様の部分は同じ符号を付して
説明を省略する。
【００２１】図２の場合はローラー21を囲繞領域の中心
垂直線に向かって前後に傾けて漏斗状とすることに加え
て、さらにローラー21を下端あるいは上端を左右（円周
方向）に傾倒調節可能としている。
垂直線に向かって前後に傾けて漏斗状とすることに加え
て、さらにローラー21を下端あるいは上端を左右（円周
方向）に傾倒調節可能としている。
【００２２】図３に示す第３実施例はローラーの形状が
第１、第２とは異なり上部が太く、下部が細い。ローラ
ー31を下端を中心に円周方向に変位させるためには、ベ
ースリング61を円周方向に所定量角度を回転するように
して、ローラー31の下端と係合しているピン62の位置を
変位させ、ローラーの下端を円周方向へ変位可能にし固
定されたローラーの上端との傾きを調整できるようにし
ている。（図７、図８参照）。このようにすると、ロー
ラー31の回転方向を食品生地の排出方向に対して調節す
ることができるので、食品生地の排出力を調節すること
ができる。
第１、第２とは異なり上部が太く、下部が細い。ローラ
ー31を下端を中心に円周方向に変位させるためには、ベ
ースリング61を円周方向に所定量角度を回転するように
して、ローラー31の下端と係合しているピン62の位置を
変位させ、ローラーの下端を円周方向へ変位可能にし固
定されたローラーの上端との傾きを調整できるようにし
ている。（図７、図８参照）。このようにすると、ロー
ラー31の回転方向を食品生地の排出方向に対して調節す
ることができるので、食品生地の排出力を調節すること
ができる。
【００２３】図３は、フレーム６に円錐状のローラー31
を等間隔に複数立設している。ローラー31の下方には前
実施例と同様にそれぞれ分離部材32を複数平行に設けて
いる。またローラー31をモーター（図示せず）によって
駆動伝達させ、分離部材32をモーター７によって駆動伝
達させるスプロケット８を軸着して設けている。
を等間隔に複数立設している。ローラー31の下方には前
実施例と同様にそれぞれ分離部材32を複数平行に設けて
いる。またローラー31をモーター（図示せず）によって
駆動伝達させ、分離部材32をモーター７によって駆動伝
達させるスプロケット８を軸着して設けている。
【００２４】ローラー31の形状を、小径部を下方に位置
するように構成した実施例を示すものであり、ローラー
の周面に長手方向に沿って複数の溝33を形成している。
ローラー31の回転駆動は省略するが、例えばローラー内
に駆動モーターが内蔵されたものでローラーを回転させ
ると小型化が計れる。
するように構成した実施例を示すものであり、ローラー
の周面に長手方向に沿って複数の溝33を形成している。
ローラー31の回転駆動は省略するが、例えばローラー内
に駆動モーターが内蔵されたものでローラーを回転させ
ると小型化が計れる。
【００２５】図３においても、ローラー31で構成される
囲繞領域53は漏斗状の形状をするようにしている。
囲繞領域53は漏斗状の形状をするようにしている。
【００２６】食品生地３を受け取るコンベア９を上下動
する構成とし、吐出される棒状の食品生地３に分離部材
32によって括れが作られる時、コンベア９が上昇して生
地を受け止めているので、回転して吐出される生地と括
れ部下部との生地の回転周速度差が効果的にはたらき、
括れに捩れが集中して分離切断できるものである。
する構成とし、吐出される棒状の食品生地３に分離部材
32によって括れが作られる時、コンベア９が上昇して生
地を受け止めているので、回転して吐出される生地と括
れ部下部との生地の回転周速度差が効果的にはたらき、
括れに捩れが集中して分離切断できるものである。
【００２７】ローラー31の場合はローラーが回転した場
合にその周速度は下方が上方より遅くなっているので、
図１の実施例に比べ、下方への排出力を弱くして、食品
生地の排出位置での密度を高めることができる。
合にその周速度は下方が上方より遅くなっているので、
図１の実施例に比べ、下方への排出力を弱くして、食品
生地の排出位置での密度を高めることができる。
【００２８】またローラー31の軸の下端をローラー31の
配置方向である円周方向（囲繞領域の円周方向）へ変位
可能とし、生地の下方への排出力を加減し、吐出速度を
調節することが出来る。
配置方向である円周方向（囲繞領域の円周方向）へ変位
可能とし、生地の下方への排出力を加減し、吐出速度を
調節することが出来る。
【００２９】図１のような円錐状ローラーを使用するか
あるいは図３のような円錐状ローラーをとするか、更に
は円錐ではなく同径の円筒状のローラーを使用するか
は、その都度、食品生地の性状によって選択することが
でき、食品生地の吐出効果や飯粒の締まりや連結状態を
調整できるものである。
あるいは図３のような円錐状ローラーをとするか、更に
は円錐ではなく同径の円筒状のローラーを使用するか
は、その都度、食品生地の性状によって選択することが
でき、食品生地の吐出効果や飯粒の締まりや連結状態を
調整できるものである。
【００３０】生地の分離タイミングは、分離部材12、2
2、32の駆動タイミングによって、分離される素材の長
さを任意に決定することができる。更に、ローラー11、
21、31の回転は、分離部材12、22、32が回転して食品生
地を押圧するときにローラーの回転速度を加減すること
によって、食品生地の捩り量を変化させ、米飯素材の最
適な分離独立状態を選択することもできる。このように
ローラーの回転駆動を変速可能な駆動源を使用すれば、
回転速度を自由に設定することができる。
2、32の駆動タイミングによって、分離される素材の長
さを任意に決定することができる。更に、ローラー11、
21、31の回転は、分離部材12、22、32が回転して食品生
地を押圧するときにローラーの回転速度を加減すること
によって、食品生地の捩り量を変化させ、米飯素材の最
適な分離独立状態を選択することもできる。このように
ローラーの回転駆動を変速可能な駆動源を使用すれば、
回転速度を自由に設定することができる。
【００３１】本実施例における板材による分離部材以外
の分離装置としては、隣合う二つの辺を摺動面とする角
形片を組み合わせて枠体を構成し、その中央に出来る囲
みを食品生地の通路とし、この角形片をスライドさせて
前記囲みを拡大縮小させたスライド式のシャッターよっ
て行うことができるが、この場合にはこのシャッター機
構の閉鎖状態を棒状食品生地の性状に応じて調節でき
る。
の分離装置としては、隣合う二つの辺を摺動面とする角
形片を組み合わせて枠体を構成し、その中央に出来る囲
みを食品生地の通路とし、この角形片をスライドさせて
前記囲みを拡大縮小させたスライド式のシャッターよっ
て行うことができるが、この場合にはこのシャッター機
構の閉鎖状態を棒状食品生地の性状に応じて調節でき
る。
【００３２】この具体的構成を図６に基づいて説明する
と、本出願人が出願した特許出願公開平成４−１２１１
３８号公報に示す食品材料切断装置とほぼ同様の構成で
実施することができる。即ち分離装置50として互いに摺
接して組み立てられた３つ以上の角形片56と３つ以上の
角形片56の中央に形成された囲繞通路55とを備え、この
囲みを拡縮させることにより吐出される食品生地を分離
することができる。本実施例においての角形片56は単一
素材の食品生地を切断する機能だけを持たせるものであ
るから、内包材を外皮材で包むような所謂包あん機能を
持たせるために所定の厚みを必要とせず、薄い板材の角
形片でその切断目的は果たすことができる。
と、本出願人が出願した特許出願公開平成４−１２１１
３８号公報に示す食品材料切断装置とほぼ同様の構成で
実施することができる。即ち分離装置50として互いに摺
接して組み立てられた３つ以上の角形片56と３つ以上の
角形片56の中央に形成された囲繞通路55とを備え、この
囲みを拡縮させることにより吐出される食品生地を分離
することができる。本実施例においての角形片56は単一
素材の食品生地を切断する機能だけを持たせるものであ
るから、内包材を外皮材で包むような所謂包あん機能を
持たせるために所定の厚みを必要とせず、薄い板材の角
形片でその切断目的は果たすことができる。
【００３３】ローラー41は駆動モーター42がローラー筒
内に内蔵されており、これらのモーター内蔵ローラーを
複数用意したものであり、ローラー外部駆動装置を省略
することができる。分離装置50の下方には上下動自在な
受け皿機能を有するコンベア43が配置されており、分離
装置50によって分離された食品生地を受取、下流に搬送
するようにするものである。
内に内蔵されており、これらのモーター内蔵ローラーを
複数用意したものであり、ローラー外部駆動装置を省略
することができる。分離装置50の下方には上下動自在な
受け皿機能を有するコンベア43が配置されており、分離
装置50によって分離された食品生地を受取、下流に搬送
するようにするものである。
【００３４】
【発明の効果】請求項１に記載の発明によれば、回転し
て連続的に排出される棒状生地に、円周方向から窪みを
つけて区切りとし、この区切り部を境として上下の回転
数が異なるようにして区切りの位置で分離するものであ
るから、成形された棒状素材に括れ部を成形して、適度
を捩れを与えることにより、これを米飯をつぶすことな
く、最適な状態での定量分離して、下流工程に連続供給
することができる。
て連続的に排出される棒状生地に、円周方向から窪みを
つけて区切りとし、この区切り部を境として上下の回転
数が異なるようにして区切りの位置で分離するものであ
るから、成形された棒状素材に括れ部を成形して、適度
を捩れを与えることにより、これを米飯をつぶすことな
く、最適な状態での定量分離して、下流工程に連続供給
することができる。
【００３５】請求項２に記載の発明によれば、上側の囲
繞領域が広く下側の囲繞領域が狭くなるように配置した
複数のローラーによって囲繞された収容領域内に食品生
地を収容し、上記複数のローラーによって前記食品生地
を回転すると共に、前記収容領域の下方向への出口付近
に配置した分離装置に備えた複数の分離部材を、互いに
接近するように移動せしめて前記出口から吐出した食品
生地に径が小径となるように区切り部を形成し、この区
切り部に捩りを与えて食品生地の分離を行うものである
から、米飯の表面を適度な連結状態に成形して供給する
ことができるとともに、成形された棒状素材に括れ部を
成形して、適度を捩れを与えることにより、米飯をつぶ
すことなく、最適な状態での定量分離して、下流工程に
連続供給することができる。
繞領域が広く下側の囲繞領域が狭くなるように配置した
複数のローラーによって囲繞された収容領域内に食品生
地を収容し、上記複数のローラーによって前記食品生地
を回転すると共に、前記収容領域の下方向への出口付近
に配置した分離装置に備えた複数の分離部材を、互いに
接近するように移動せしめて前記出口から吐出した食品
生地に径が小径となるように区切り部を形成し、この区
切り部に捩りを与えて食品生地の分離を行うものである
から、米飯の表面を適度な連結状態に成形して供給する
ことができるとともに、成形された棒状素材に括れ部を
成形して、適度を捩れを与えることにより、米飯をつぶ
すことなく、最適な状態での定量分離して、下流工程に
連続供給することができる。
【００３６】請求項３に記載の発明によれば、上側の囲
繞領域が広く下側の囲繞領域が狭くなるように配置した
複数のローラーを回転自在に設け、上記複数のローラー
によって囲繞された食品生地の収容領域の下部に食品生
地の出口を設け、この出口から吐出された食品生地に区
切り部を与えるための複数の分離部材を互いに接近離反
自在に備えた分離装置を、前記出口に近接した位置に配
置してなるものであるから、漏斗状に設けた囲繞領域の
中で、投入された食品生地の飯粒が回転するローラーの
絞り効果によって下方に移送され、米飯を適度に圧縮す
ることができるとともに、分離装置によって分離された
後の米飯の表面は強くしまり、崩れにくくすることがで
きる。
繞領域が広く下側の囲繞領域が狭くなるように配置した
複数のローラーを回転自在に設け、上記複数のローラー
によって囲繞された食品生地の収容領域の下部に食品生
地の出口を設け、この出口から吐出された食品生地に区
切り部を与えるための複数の分離部材を互いに接近離反
自在に備えた分離装置を、前記出口に近接した位置に配
置してなるものであるから、漏斗状に設けた囲繞領域の
中で、投入された食品生地の飯粒が回転するローラーの
絞り効果によって下方に移送され、米飯を適度に圧縮す
ることができるとともに、分離装置によって分離された
後の米飯の表面は強くしまり、崩れにくくすることがで
きる。
【００３７】請求項４に記載の発明によれば、請求項３
に記載の発明において、複数のローラーにおける上端部
又は下端部の少なくとも一方を、複数のローラーの配置
方向である円周方向へ変位可能に構成してなるものであ
るから、食品生地の下方への移送力を調整することがで
き、所望の圧縮状態を得ることができる。
に記載の発明において、複数のローラーにおける上端部
又は下端部の少なくとも一方を、複数のローラーの配置
方向である円周方向へ変位可能に構成してなるものであ
るから、食品生地の下方への移送力を調整することがで
き、所望の圧縮状態を得ることができる。
【００３８】請求項５に記載の発明によれば、請求項
３、又は４に記載の発明において、前記ローラーの周面
に長手方向に沿った複数の溝を形成してなるものである
から、食品生地を確実に回転させて、下方に吐出ことが
できる。
３、又は４に記載の発明において、前記ローラーの周面
に長手方向に沿った複数の溝を形成してなるものである
から、食品生地を確実に回転させて、下方に吐出ことが
できる。
【００３９】請求項６記載の発明によれば、請求項３、
４、又は５に記載の発明において、分離装置に備えた複
数の分離部材は板状をなし、かつ同一平面内に配置した
ものであって、同期して互いに接近離反する方向へ移動
可能に構成してあるから、食品生地を潰さずに分離する
ことができる。
４、又は５に記載の発明において、分離装置に備えた複
数の分離部材は板状をなし、かつ同一平面内に配置した
ものであって、同期して互いに接近離反する方向へ移動
可能に構成してあるから、食品生地を潰さずに分離する
ことができる。
【００４０】請求項７に記載の発明によれば、請求項
３、４、５又は６に記載の発明において、分離装置に備
えた複数の分離部材は３つ以上の角形片よりなり、各角
形片の摺動面を互いに摺接して各角形片に囲繞された通
路を形成し、上記通路を拡大縮小可能に構成してなるも
のであるから、簡便な構成によって、食品生地を定量分
離することが可能である。さらに米飯の表面を適度な連
結状態に成形して供給するとともに、成形された棒状素
材に括れ部を成形して、適度な捩れを与えることによ
り、米飯をつぶすことなく、最適な状態での定量分離し
て、下流工程に連続供給し得る方法を提供することがで
きる。さらに米飯以外の食品生地においても食品生地の
組成を変化させずに分離することが可能である。
３、４、５又は６に記載の発明において、分離装置に備
えた複数の分離部材は３つ以上の角形片よりなり、各角
形片の摺動面を互いに摺接して各角形片に囲繞された通
路を形成し、上記通路を拡大縮小可能に構成してなるも
のであるから、簡便な構成によって、食品生地を定量分
離することが可能である。さらに米飯の表面を適度な連
結状態に成形して供給するとともに、成形された棒状素
材に括れ部を成形して、適度な捩れを与えることによ
り、米飯をつぶすことなく、最適な状態での定量分離し
て、下流工程に連続供給し得る方法を提供することがで
きる。さらに米飯以外の食品生地においても食品生地の
組成を変化させずに分離することが可能である。
【００４１】本発明は漏斗状に設けた囲みの中で、投入
された食品生地の飯粒が回転するローラーの絞り効果に
よって下方に移送し、米飯を適度に圧縮することがで
き、分割された後の米飯の表面は強くしまり、崩れにく
くすることができる。
された食品生地の飯粒が回転するローラーの絞り効果に
よって下方に移送し、米飯を適度に圧縮することがで
き、分割された後の米飯の表面は強くしまり、崩れにく
くすることができる。
【００４２】この圧縮調整は円錐ローラーの形状を変更
することで、素材の下方への移送力を調整することがで
き、所望の状態を得ることができる。
することで、素材の下方への移送力を調整することがで
き、所望の状態を得ることができる。
【００４３】また、ローラーの形状の変更や回転速度の
変更は、ローラーによる食品生地表面の圧着を高めるこ
とができる。
変更は、ローラーによる食品生地表面の圧着を高めるこ
とができる。
【図１】本発明方法を実施するための一態様の側面図
【図２】本発明方法を実施するための一態様の側面図
【図３】本発明方法を実施するための一態様の側面図
【図４】本発明方法を実施するための一態様の説明図
【図５】本発明方法を実施するための分離部材の説明図
【図６】本発明方法を実施するための一態様の側面図
【図７】本発明実施例の一部側面図
【図８】本発明実施例の一部平面図
11、21、31、41 ローラー 12、22、32 分離部材 ３ 食品生地 ４ 受け皿 50 分離装置 51、52、53 囲繞領域 ６ フレーム ７ モーター ８ スプロケット ９ コンベア
Claims (7)
- 【請求項１】回転して連続的に排出される棒状生地に、
円周方向から窪みをつけて区切りとし、この区切り部を
境として上下の回転数が異なるようにして区切りの位置
で分離することを特徴とする米飯及びその他の食品生地
の定量分離方法。 - 【請求項２】上側の囲繞領域が広く下側の囲繞領域が狭
くなるように配置した複数のローラーによって囲繞され
た収容領域内に食品生地を収容し、上記複数のローラー
によって前記食品生地を回転すると共に、前記収容領域
の下方向への出口付近に配置した分離装置に備えた複数
の分離部材を、互いに接近するように移動せしめて前記
出口から吐出した食品生地に径が小径となるように区切
り部を形成し、この区切り部に捩りを与えて食品生地の
分離を行うことを特徴とする米飯及びその他の食品生地
の定量分離方法。 - 【請求項３】上側の囲繞領域が広く下側の囲繞領域が狭
くなるように配置した複数のローラーを回転自在に設
け、上記複数のローラーによって囲繞された食品生地の
収容領域の下部に食品生地の出口を設け、この出口から
吐出された食品生地に区切り部を与えるための複数の分
離部材を互いに接近離反自在に備えた分離装置を、前記
出口に近接した位置に配置してなることを特徴とする米
飯及びその他の食品生地の定量分離装置。 - 【請求項４】請求項３に記載の発明において、複数のロ
ーラーにおける上端部又は下端部の少なくとも一方を、
複数のローラーの配置方向である円周方向へ変位可能に
構成してなることを特徴とする米飯及びその他の食品生
地の定量分離装置。 - 【請求項５】請求項３又は４に記載の発明において、前
記ローラーの周面に長手方向に沿った複数の溝を形成し
てなることを特徴とする米飯及びその他の食品生地の定
量分離装置。 - 【請求項６】請求項３、４又は５に記載の発明におい
て、分離装置に備えた複数の分離部材は板状をなし、か
つ同一平面内に配置してあって、同期して互いに接近離
反する方向へ移動可能に構成してあることを特徴とする
米飯及びその他の食品生地の定量分離装置。 - 【請求項７】請求項３、４、５又は６に記載の発明にお
いて、分離装置に備えた複数の分離部材は３つ以上の角
形片よりなり、各角形片の摺動面を互いに摺接して各角
形片に囲繞された通路を形成し、上記通路を拡大縮小可
能に構成してなることを特徴とする米飯及びその他の食
品生地の定量分離装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09322229A JP3117945B2 (ja) | 1996-11-09 | 1997-11-08 | 米飯の定量分離方法および装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8-312790 | 1996-11-09 | ||
| JP31279096 | 1996-11-09 | ||
| JP09322229A JP3117945B2 (ja) | 1996-11-09 | 1997-11-08 | 米飯の定量分離方法および装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10179063A true JPH10179063A (ja) | 1998-07-07 |
| JP3117945B2 JP3117945B2 (ja) | 2000-12-18 |
Family
ID=26567325
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09322229A Expired - Fee Related JP3117945B2 (ja) | 1996-11-09 | 1997-11-08 | 米飯の定量分離方法および装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3117945B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009261352A (ja) * | 2008-04-28 | 2009-11-12 | Fuji Seiki Co Ltd | 米飯成型機におけるシャッター装置 |
| CN104522107A (zh) * | 2015-02-01 | 2015-04-22 | 周廉凤 | 用于油条切割的装置 |
| CN104585268A (zh) * | 2015-02-01 | 2015-05-06 | 周廉凤 | 油条切割设备 |
| JP2022135457A (ja) * | 2021-03-05 | 2022-09-15 | レオン自動機株式会社 | 捩り製品の成形方法 |
-
1997
- 1997-11-08 JP JP09322229A patent/JP3117945B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009261352A (ja) * | 2008-04-28 | 2009-11-12 | Fuji Seiki Co Ltd | 米飯成型機におけるシャッター装置 |
| CN104522107A (zh) * | 2015-02-01 | 2015-04-22 | 周廉凤 | 用于油条切割的装置 |
| CN104585268A (zh) * | 2015-02-01 | 2015-05-06 | 周廉凤 | 油条切割设备 |
| JP2022135457A (ja) * | 2021-03-05 | 2022-09-15 | レオン自動機株式会社 | 捩り製品の成形方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3117945B2 (ja) | 2000-12-18 |
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