JPH10178868A - 高刈り制御を備えたコンバイン - Google Patents
高刈り制御を備えたコンバインInfo
- Publication number
- JPH10178868A JPH10178868A JP34946596A JP34946596A JPH10178868A JP H10178868 A JPH10178868 A JP H10178868A JP 34946596 A JP34946596 A JP 34946596A JP 34946596 A JP34946596 A JP 34946596A JP H10178868 A JPH10178868 A JP H10178868A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting
- control
- detecting
- threshing
- culm
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Harvester Elements (AREA)
Abstract
て扱深さの面でも対応できる高刈り制御を可能とする。 【解決手段】 刈取前処理装置には、それぞれ制御調節
用のアクチュエ−タM1、M2に連結した扱深さ調節装置
と供給調節装置とを設け、更に、前記刈取前処理装置に
は、高さ位置を検出する位置検出手段S1と、穀稈の搬
送経路における搬送穀稈の有無を検出する有無検出手段
S2と、更に、穀稈丈を検出する稈長検出手段S3、
S4、S5とを設け、これら各検出手段S1〜S5からの検
出情報に基づいて自動停止手段及び制御調節用のアクチ
ュエ−タM1、M2を作動させる制御手段7を設けた伝動
自動停止装置及び扱深さ制御装置を構成した。
Description
たコンバインに関し、農業機械の技術分野に属するもの
である。
応するために扱深さの自動制御装置が備えられ、脱穀装
置のフィ−ドチエン始端部に、稈身方向に受渡し位置を
変更調節しながら、扱胴と穀稈穂部との扱ぎ位置を脱穀
効率の高い位置に合わせる構成となっていた。そして、
コンバインの刈取前処理装置は、安全確保のために、走
行車体に対して上方に回動して非作業位置に達すると、
脱穀装置のフィ−ドチエンと共に伝動が自動的に中断す
る伝動自動停止装置を設けた構成になっていた。
(枕地)における刈取脱穀作業を行うことは難しく、ほ
とんどの場合、作業者の手刈り作業に依存していた。
に装備されている扱深さ調節チエンは、刈り取られて搬
送されてきた穀稈丈を扱深さセンサ−で検出して、その
検出結果に基づいて扱深さ制御が行われている。この構
成は、通常の作業状態には充分に対応でき、調節範囲
(調節距離)も穀稈丈に対応できて正確な受継搬送によ
り刈取脱穀作業が行われている。
一つの扱深さ調節チエンを穀稈丈に応じて制御調節しな
がら作業を行う構成であるから、必然的に調節範囲(調
節距離)が限定され、例えば、コンバインが畦際に達し
て枕地の刈取に移ると、適確な扱深さ制御ができない問
題がある。すなわち、コンバインは、畦際に達して枕地
の刈取に移ると、刈取前処理装置を順次上昇させて圃場
面より高く盛り上がっている畦に分草杆を衝突させない
ために、高刈りに移行するため必然的に穀稈丈が極端に
短くなる。
稈を高刈りして刈取穀稈丈が極端に短稈になると、調節
距離が不足して対応できない課題があった。また、刈取
前処理装置は、所定高さに達すると安全確保のために、
伝動が自動的に停止する制御装置を組み込んでいるか
ら、上述した畦際の刈取にあたって上昇しても伝動が停
止しないように伝動自動停止の制御を、予め、OFFに
して枕地の高刈り作業を行なわねばならない課題も併せ
て問題点となっていた。
を解決するために次の如き技術手段を講ずるものであ
る。すなわち、脱穀装置1が搭載された走行車体2の前
部に、刈取前処理装置3が上下昇降自由に設けられ、前
記刈取前処理装置3は、低部の通常作業位置aから上昇
作動によって上部の非作業位置bに達すると、少なくと
も前記刈取前処理装置3の伝動が中断される自動停止手
段4が組み込まれ、前記刈取前処理装置3には、扱深さ
調節装置5と供給調節装置6とが備えられてそれぞれ制
御調節用のアクチュエ−タM1、M2に接続させて設けら
れ、前記刈取前処理装置3には、高さ位置を検出する位
置検出手段S1と、穀稈の搬送経路における搬送穀稈の
有無を検出する有無検出手段S2と、更に、穀稈丈を検
出する稈長検出手段S3、S4、S5とが備えられ、前記
各検出手段S1〜S5からの検出情報に基づいて前記自動
停止手段4及び制御調節用のアクチュエ−タM1、M2を
作動させる制御手段7が設けられたコンバインの伝動自
動停止装置及び扱深さ制御装置であって、前記低部の通
常作業位置aから上部の非作業位置bに達する間の高刈
り位置cにおいて、刈取作業とそれに伴う供給調節とを
可能にしている高刈り制御を備えたコンバインとしたも
のである。
実施の形態を具体的に説明する。まず、その構成につい
て述べる。走行車体2は、ゴム材を素材として成型した
クロ−ラ8を駆動スプロケット9と複数の遊動転輪10
とに巻回し、乾田はもちろんのこと、湿田においても沈
下しないで走行できる構成としている。そして、脱穀装
置1は、フィ−ドチエン11を有し、上側に扱胴12を
軸架した扱室13を配置し下側に選別室を設け、供給さ
れた刈取穀稈を脱穀選別する構成として走行車体2上に
搭載している。
エン11の内側に沿わせて設け、始端部をフィ−ドチエ
ン11から伝動される伝動スプロケット15に巻回し終
端部を扱室13への供給口の近くまで延長して設け、後
述する供給調節装置6から受け継いだ穀稈をフィ−ドチ
エン11と共同して、又は、単独で扱室13へ供給する
構成としている。
ように、走行車体2の前部に設けた支持台16に、前方
下方へ延長した刈取フレ−ム17の後部を上下に回動自
由に枢着して、この刈取フレ−ム17に刈取装置18や
後述の各穀稈搬送装置を装着して構成している。すなわ
ち、刈取前処理装置3は、前端下部に分草杆19を、そ
の背後に傾斜状にした穀稈引起し装置20を、その後方
低部には刈取装置18を、更に、その刈取装置18と前
述のフィ−ドチエン11及び補助搬送装置14の始端部
との間に、掻込搬送装置21と、前部搬送装置22と、
扱深さ調節装置5と、供給調節装置6とを順次穀稈の受
継搬送ができるように配置して前述の刈取フレ−ム17
に取り付けて伝動可能に構成している。
に示すように、下部の掻込輪体21aと上部の掻込無端
帯21bとからなり、各刈取穀稈条列ごとに前記刈取装
置18の上方に設け、穀稈を後方へ掻込搬送する構成と
している。前部搬送装置22は、株元搬送チエン22a
と穂先搬送ラグ22bとからなり、その始端部を前記掻
込搬送装置21の終端部に受継可能に臨ませ、多条の刈
取穀稈を後方上方へ搬送して終端部分において左右の搬
送穀稈を合流する構成としている。
bは、進行方向に向かって前部の右側からフィ−ドチエ
ン11の始端部側に平面視において傾斜して設けた一方
側を刈取前処理装置3の後部まで延長して設け、連続状
態で穀稈穂部を搬送する構成としている。つぎに、扱深
さ調節装置5は、図4及び図6に示すように、従来から
公知のように搬送チエンと挾持杆とからなり、始端部を
前記前部搬送装置22の終端部に搬送穀稈の株元を受継
可能に臨ませて設け、後方上方に延長して終端部を後述
する供給調節装置6の始端部に臨ませて設けている。そ
して、扱深さ調節装置5は、始端部を刈取フレ−ム17
に枢着して終端側が搬送穀稈の稈身方向に沿って上下に
揺動する構成としている。扱深さ制御モ−タ−M1(ア
クチュエ−タM1に相当する。以下同じ)は、実施例に
あっては前記扱深さ調節装置5の近傍位置で上側に装備
しており、連杆23を介してその扱深さ調節装置5に連
動可能に連結して設け、後述するコントロ−ラ7(制御
手段7に相当する。以下同じ)から出力される操作信号
に基づいて駆動され、扱深さ制御を行う構成としてい
る。
に示すように、供給チエン24と挾持杆25とによって
穀稈を挾持して搬送するように設け、扱深さ調節装置5
の終端部から受け継いだ穀稈を補助搬送装置14(フィ
−ドチエン11)の始端部に受け渡して供給調節を行う
構成としている。具体的に説明すると、供給調節装置6
は、図5に示すように、前述の刈取フレ−ム17の基部
から補助搬送装置14(フィ−ドチエン11)側へ位置
している一体の伝動ボックス26の上面に軸架した駆動
スプロケット27と、供給チエン24の搬送側を内面か
ら案内する可動チエンレ−ル28に軸架した転輪29
と、それらより前側に位置してテンション機能を持つテ
ンションロ−ラ30とに供給チエン24を巻回して構成
している。
とおり供給チエン24の搬送側を内面から案内するもの
で、前記伝動ボックス26から斜め前方側に突出して延
長した固定の支持ア−ム31の前部に回動自由に支持し
て設け、先端部の前記転輪29側が、補助搬送装置14
の始端部に対して遠近移動できる構成としている。更
に、テンションロ−ラ30は、前記支持ア−ム31の中
間部に固着した固定機枠32から延長したテンションア
−ム33に軸着して設け、テンションスプリング34に
よって外側(チエン24を張る方向)に張圧して構成し
ている。
エ−タM2に相当する。以下同じ)は、供給チエン24
の下方において、一方側を刈取フレ−ム17側に固着
し、他方側を前記した固定機枠32に取り付けて装備
し、ロット35を介して前記可動チエンレ−ル28に連
結して設け、コントロ−ラ7(制御手段7に相当する。
以下同じ)から出力される操作信号に基づいて駆動さ
れ、供給調節制御を行う構成としている。
図5乃至図7に示すように、前述の扱深さ制御モ−タ−
M1と接近した位置に配置され、図6で明らかなよう
に、その上方には後方まで延長されている穂先搬送ラグ
22bのケ−スが位置した関係になっている。そして、
挾持杆25は、図5に示すように、供給調節が行われる
供給チエン24の穀稈搬送面に常時沿って張圧状態で搬
送穀稈を挾持できるように、前後2つの張圧ばね36
a、張圧ばね36bとによって張圧させて構成してい
る。そして、後側の張圧ばね36bは、前側の張圧ばね
36aより張圧ストロ−クを長くして挾持杆25の調節
距離が長く取れるようにして、チエン24後部の移動に
充分追従できる構成としている。
は、油圧装置によって伸縮する刈取昇降シリンダ−37
によって、図10に示すように、下部の通常の作業位置
aと上部の非作業位置bとの間を昇降する構成とし、中
間位置を高刈り位置cとしている。そして、刈取前処理
装置3は、図3の概略図のように、走行ミッション装置
38の刈取動力取出プ−リ−39から刈取クラッチ装置
40を介して伝動される構成としている。41は刈取ク
ラッチレバ−である。
タ−M3によって後述するコントロ−ラ7から出力され
る操作信号に基づいて、前記刈取クラッチ装置40を切
にする構成としている。つぎに各検出手段と、マイクロ
コンピュ−タ−を利用したコントロ−ラ7(制御手段
7)について、主として図1及び図4に基づいて説明す
る。
段、以下同じ)は、ポテンショメ−タ−を利用して刈取
フレ−ム17の回動角度を検出して刈取前処理装置3の
高さ位置を計測できるように刈取フレ−ム17の基部に
設けている。前部穀稈センサS 2−と後部穀稈センサ
s2−(穀稈の有無検出手段、以下同じ)は、穀稈引
起し装置20の裏側の低位置と、後方まで延長させた穂
先搬送ラグ22bのカバ−下側位置とにそれぞれ設け、
搬送経路の始端部分と終端部分とにおいて、搬送穀稈の
有無を検出する構成としている。
段、以下同じ)は、前記穀稈引起し装置20の裏側の比
較的高い位置に設け、搬送穀稈の稈長を検出できる構成
としている。そして、穂先センサS4と株元センサS
5(稈長検出手段、以下同じ)は、前述した後方まで延
長させた穂先搬送ラグ22bのカバ−上方に位置する連
結機枠42から穀稈の搬送通路に垂下して設け、搬送中
の穀稈丈を検出する構成としている。
ピュ−タ−を利用した制御手段であって、基本的には入
力側に各センサ類を接続して検出情報を入力し、予め設
定記憶させている情報と各センサからの入力情報に基づ
いて、出力側に接続している各モ−タ−M1、M2、M3
の作動を制御しながら、伝動自動停止制御、扱深さ制
御、高刈り制御を行う構成となっている。
置検出センサS1、前部穀稈センサS2−と後部穀稈セ
ンサs2、稈長検出センサS3、穂先センサS4と株元
センサS5、刈取クラッチセンサS6、脱穀クラッチセン
サS7、車速センサS8をそれぞれ接続している。そし
て、コントロ−ラ7は、出力側に扱深さ制御モ−タ−M
1、供給制御モ−タ−M2、自動停止モ−タ−M3を接続
している。
検出センサS3、穂先センサS4と株元センサS5の検出
情報に基づいて制御され、基本的には穀稈穂部の先端が
穂先センサS4と株元センサS5との間を通過する位置を
ニュ−トラルゾ−ンとして最適の扱深さ位置と判断する
構成としている。そして、供給制御モ−タ−M2は、前
部穀稈センサS2−1と稈長検出センサS 3との検出情報
に基づいて制御され、前部穀稈センサS2−1が検出状
態にあって稈長検出センサ−S3が非検出状態になる
と、制御作動して供給調節装置6を深扱ぎ側に調節する
構成としている。
−とに基づいて作用の項で述べる。つぎにその作用につ
いて説明する。まず、エンジンを始動して、刈取クラッ
チ装置40や脱穀クラッチ装置を入り操作して機体の回
転各部を伝動しながら、走行車体2を前進走行に操作す
ると、コントロ−ラ7は、刈取クラッチセンサS6、脱
穀クラッチセンサS7、車速センサS8からそれぞれ作業
開始の信号が入力されて立ち上がり、制御作動を開始す
る。
を開始すると、圃場の穀稈は、前端下部にある分草杆1
9によって分草作用を受け、次いで穀稈引起し装置20
の引起し作用によって倒伏状態から直立状態に引き起こ
され、株元が刈取装置18に達して刈り取られ、掻込輪
体21aと掻込無端帯21bとの作用を受けて掻込まれ
前部搬送装置22に受け継がれて順次連続状態で後部上
方に搬送される。
左右の前部搬送装置22によって搬送されて後部で合流
し、扱深さ調節装置5から供給調節装置6に順次連続状
態で受け継がれ、フィ−ドチエン11の始端部に達して
脱穀装置1に供給される。そして、穀稈は、株元がフィ
−ドチエン11に挾持された状態で搬送されながら、穂
先部分が扱室13内に挿入されて通過する過程で、回転
されている扱胴12によって脱穀される。そして、脱穀
処理物は、下方の選別室に達して選別風と揺動選別装置
の作用を受けて選別処理されるものである。
取脱穀作業を行い、脱穀選別した穀粒を収穫してグレン
タンクに収集貯留する。さて、上述のように、連続的に
刈取脱穀作業が行われているとき、刈取前処理装置3
は、下部の通常作業位置aの高さに保持されており、そ
の位置が位置検出センサS1からコントロ−ラ7に入力
されている。そして、前部穀稈センサS2−及び後部
穀稈センサS2−からそれぞれ搬送穀稈が検出されて
入力されている。また、稈長検出センサS3は、穀稈丈
を検出して入力している。
S4と株元センサS5からの検出情報がコントロ−ラ24
に入力され、それに基づいてコントロ−ラ7から出力さ
れる操作信号によって扱深さ制御モ−タ−M1が制御作
動され、連杆23を介して自動的に扱深さが調節されて
いる。この場合、コントロ−ラ7は、搬送穀稈の穂先位
置が穂先センサS4と株元センサM5との間を通過する位
置が最も適する扱深さの位置と判断し、その位置に扱深
さ調節装置5の調節位置を合わせるように調節制御して
いる。
て枕地の刈取移ると、分草杆19の先端を、圃場の端に
隆起している畦に衝突させないために、刈取昇降シリン
ダ−37を伸長して刈取前処理装置3を、図10に示す
ように、上昇しながら穀稈の高刈作業に移る。以下、高
刈り制御について、図2のフロ−チャ−トを参照しなが
ら説明する。
ッチセンサS7及び車速センサS8がそれぞれONの状態
(作業中)で、刈取前処理装置3を上昇して高刈り位置
cにして枕地の刈取に移る。このとき、コントロ−ラ7
は、位置検出センサS1と、前部穀稈センサS2−から
刈取前処理装置3の位置(高刈り位置c)と穀稈が送り
込まれた検出情報が入力されている。
サS3が送り込まれてきた穀稈を検出して検出情報を入
力すると、基準値(60cm)より長い穀稈丈と判断し
て扱深さ調節装置5のみの制御となり、非検出情報を入
力すると、基準値(60cm)より短い穀稈丈と判断し
て扱深さ調節装置5と供給調節装置6との両装置による
制御を同時に行う。
S3から検出情報が入力されると、実施例においては、
出力1、5/sec扱深さ制御モ−タ−M1を深扱ぎ側へ
制御して扱深さ調節装置5を約15cm深扱ぎ側に調節
して作業を行う。以上の制御作動によって高い刈取作業
を行い、後部穀稈センサS2−が穀稈がなくなったこ
とを検出して終了する。その後、扱深さ調節装置5は、
オフディレ−が働き所定時間遅れで約12cm浅扱ぎ側
へ戻してリタ−ンとなる。
出センサS3に届かない状態で非検出情報をコントロ−
ラ7に入力すると、コントロ−ラ7は、扱深さ調節装置
5と供給調節装置6とを最も深扱ぎ位置に調節する信号
をそれぞれ扱深さ制御モ−タ−M1と供給制御モ−タ−
M2に出力して制御する。したがって、扱深さ調節装置
5と供給調節装置6とは、最も深扱ぎの位置に制御され
極端に短い穀稈を脱穀装置1に供給する。
は、扱深さ調節装置5の終端部から大幅に深扱ぎ側に調
節されている極く短い穀稈を受け継いで、更に、深扱ぎ
側に調節して補助搬送装置14に供給するが、このと
き、株元がフィ−ドチエン11の挾持位置に届かない短
い穀稈は、補助搬送装置14によって搬送され、そのま
ま供給側から扱室13に全稈が投入される。
ロ−チャ−トのように、高刈り位置cより更に上昇して
非作業位置bに達し、位置検出センサS1の信号に基づ
いてコントロ−ラ7から自動停止手段4を作動させて伝
動を中断したときには若干の下降操作によって停止状態
を解除して、再度やり直しを行う。以上のようにして刈
取脱穀作業の一工程が終了すると、コントロ−ラ7は、
後部穀稈センサS2−が穀稈がなくなったことを検出
することにより終了と判断し、一定の時間遅れのもと
に、扱深さ調節装置5と供給調節装置6とを浅扱ぎ位置
に復帰させる。この場合、扱深さ調節装置5は、調節前
の扱ぎ位置に復帰するのを原則とするが、再スタ−トは
一般的には若干深扱ぎ位置から行い得るよう深い側に戻
しておく。供給調節装置6は、正規の待機位置に復帰さ
せる。
は、制御作動後の元に戻す場合の復帰タイミングや復帰
位置は、予め設定し基準情報としてコントロ−ラ7に入
力しておくもととする。上述した実施例における説明中
に記載した数値は、一実施例を示すものであって、権利
範囲を限定するものではない。
体の前部に、刈取前処理装置が上下昇降自由に設けら
れ、前記刈取前処理装置は、下部の通常作業位置から上
昇作動によって上部の非作業位置に達すると、伝動が中
断される自動停止手段が組み込まれ、前記刈取前処理装
置には、扱深さ調節装置と供給調節装置とが備えられて
それぞれ制御調節用のアクチュエ−タに接続させて設け
られ、前記刈取前処理装置には、高さ位置を検出する位
置検出手段と、穀稈の搬送経路における搬送穀稈の有無
を検出する有無検出手段と、更に、穀稈丈を検出する稈
長検出手段とが備えられ、前記各検出手段からの検出情
報に基づいて前記自動停止手段及び制御調節用のアクチ
ュエ−タを作動させる制御手段が設けられたコンバイン
の伝動自動停止装置及び扱深さ制御装置であって、前記
下部の通常作業位置から上部の非作業位置に達する間の
高さ位置において、刈取作業とそれに伴う供給調節とを
可能にしたものであるから、刈取前処理装置は、所定高
さ以上に上昇すると、脱穀装置の一部と刈取前処理装置
との伝動を自動停止して、安全を確保できる構成であり
ながら、畦際における枕地の刈取に際しては、刈取前処
理装置を上昇して穀稈の高刈りを行うことができ、その
とき刈取穀稈丈が極端に短稈になっても、脱穀装置への
供給調節距離を充分に確保できて扱深さの面でも対応で
きる高刈り制御を可能にした特徴を有するものである。
図である。
ャ−トである。
図である。
ある。
刈取前処理装置 4 自動停止手段 5 扱深さ調節装置 6
供給調節装置 7 制御手段 a 通常作業位置 b
非作業位置 c 高刈り位置 M1、M2 アクチュエ−タ S1 位置検出手段 S2 有無検出手段(搬送穀
稈) S3、S4、S5 稈長検出手段。
Claims (1)
- 【請求項1】 脱穀装置が搭載された走行車体の前部
に、刈取前処理装置が上下昇降自由に設けられ、前記刈
取前処理装置は、下部の通常作業位置から上昇作動によ
って上部の非作業位置に達すると、少なくとも前記刈取
前処理装置の伝動が中断される自動停止手段が組み込ま
れ、前記刈取前処理装置には、扱深さ調節装置と供給調
節装置とが備えられて、それぞれ制御調節用のアクチュ
エ−タに接続させて設けられ、前記刈取前処理装置に
は、高さ位置を検出する位置検出手段と、搬送経路にお
ける搬送穀稈の有無を検出する有無検出手段と、更に、
穀稈丈を検出する稈長検出手段とが備えられ、前記各検
出手段からの検出情報に基づいて前記自動停止手段及び
制御調節用のアクチュエ−タを作動させる制御手段が設
けられたコンバインの伝動自動停止装置及び扱深さ制御
装置であって、前記下部の通常作業位置から上部の非作
業位置に達する間の高さ位置において、刈取作業とそれ
に伴う供給調節とを可能にしている高刈り制御を備えた
コンバイン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34946596A JP3845926B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 高刈り制御を備えたコンバイン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34946596A JP3845926B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 高刈り制御を備えたコンバイン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10178868A true JPH10178868A (ja) | 1998-07-07 |
JP3845926B2 JP3845926B2 (ja) | 2006-11-15 |
Family
ID=18403936
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34946596A Expired - Fee Related JP3845926B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 高刈り制御を備えたコンバイン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3845926B2 (ja) |
-
1996
- 1996-12-27 JP JP34946596A patent/JP3845926B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3845926B2 (ja) | 2006-11-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH10178868A (ja) | 高刈り制御を備えたコンバイン | |
JP4438913B2 (ja) | コンバイン | |
JP3674237B2 (ja) | コンバインの畦際制御装置 | |
JP3744110B2 (ja) | コンバイン | |
JP2002176826A (ja) | 収穫機 | |
JP3707193B2 (ja) | コンバイン | |
JPH10313644A (ja) | コンバイン用脱穀装置の穀稈搬送装置 | |
JPH11225549A (ja) | コンバイン | |
JPH11187746A (ja) | コンバインの穀稈供給制御装置 | |
JPH11289846A (ja) | コンバインの穀稈供給制御装置 | |
JPH11225550A (ja) | コンバイン | |
JP4438911B2 (ja) | コンバイン | |
JPH1133A (ja) | コンバイン用脱穀装置の穀稈搬送装置 | |
JPH0516905Y2 (ja) | ||
JPH11253033A (ja) | 作業機 | |
JP2010075109A (ja) | コンバイン | |
JP3744093B2 (ja) | コンバイン | |
JP3867384B2 (ja) | コンバイン | |
JP3356953B2 (ja) | コンバインの前処理部構造 | |
JP2011182708A (ja) | コンバイン | |
JPH114618A (ja) | 高刈り制御を備えたコンバイン | |
JP2001025316A (ja) | コンバイン | |
JP2000312522A (ja) | コンバイン | |
JPH10290618A (ja) | コンバインの畦際制御装置 | |
JPH10150831A (ja) | コンバインの扱深さ自動制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041210 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050125 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050328 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050705 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20050905 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060411 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060612 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060801 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Effective date: 20060814 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |