JPH10178799A - 定数測定設定機能付きインバータ - Google Patents
定数測定設定機能付きインバータInfo
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- JPH10178799A JPH10178799A JP3116497A JP3116497A JPH10178799A JP H10178799 A JPH10178799 A JP H10178799A JP 3116497 A JP3116497 A JP 3116497A JP 3116497 A JP3116497 A JP 3116497A JP H10178799 A JPH10178799 A JP H10178799A
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- induction motor
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ベクトル制御インバータは、誘導電動機の電気
的定数の計測が重要である。誘導電動機を実システムに
組み込んだ後で、電気的定数の変動が生じても、電気的
定数の再計測、再設定を、従来技術のように誘導電動機
を単体、高速空転させるといった面倒な作業をしない
で、容易に再測定、再設定できるようにすることにあ
る。 【解決手段】従来の定数測定手段に対して、無負荷試
験、直流試験、及び単相試験を独立させ、漏れインダク
タンスと２次抵抗を単独で測定できる単相試験手段、あ
るいは、１次抵抗を単独で測定できる直流試験手段を、
選択できるようにしたことを特徴とする定数測定設定機
能付きインバータを構成する。
的定数の計測が重要である。誘導電動機を実システムに
組み込んだ後で、電気的定数の変動が生じても、電気的
定数の再計測、再設定を、従来技術のように誘導電動機
を単体、高速空転させるといった面倒な作業をしない
で、容易に再測定、再設定できるようにすることにあ
る。 【解決手段】従来の定数測定手段に対して、無負荷試
験、直流試験、及び単相試験を独立させ、漏れインダク
タンスと２次抵抗を単独で測定できる単相試験手段、あ
るいは、１次抵抗を単独で測定できる直流試験手段を、
選択できるようにしたことを特徴とする定数測定設定機
能付きインバータを構成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、インバータにより
誘導電動機を駆動する装置、特に誘導電動機の電気的定
数設定誤差による制御誤差を改善する定数測定設定機能
付きインバータに関するものである。
誘導電動機を駆動する装置、特に誘導電動機の電気的定
数設定誤差による制御誤差を改善する定数測定設定機能
付きインバータに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、誘導電動機を高精度に速度、トル
クを制御するには、誘動電動機の電気的定数である１次
抵抗、２次抵抗、漏れインダクンス、相互インダクタン
ス、コンダクタンスの正確な値が必要である。これらの
電気的定数をすべて測定設定し、測定した定数を用いて
誘導電動機の速度、トルクを制御する従来技術の一例を
図２に示し、以下図２に従って従来技術を説明する。
クを制御するには、誘動電動機の電気的定数である１次
抵抗、２次抵抗、漏れインダクンス、相互インダクタン
ス、コンダクタンスの正確な値が必要である。これらの
電気的定数をすべて測定設定し、測定した定数を用いて
誘導電動機の速度、トルクを制御する従来技術の一例を
図２に示し、以下図２に従って従来技術を説明する。
【０００３】図２はその一例を示すブロック図であり、
図２において、インバータ１の出力は電流検出器３や電
圧検出器４を介して誘導電動機２に接続されている。イ
ンバータ１は、選択器７の出力の電圧指令を入力し、そ
の電圧指令に応じて、誘導電動機２に電圧を印加する。
図２において、インバータ１の出力は電流検出器３や電
圧検出器４を介して誘導電動機２に接続されている。イ
ンバータ１は、選択器７の出力の電圧指令を入力し、そ
の電圧指令に応じて、誘導電動機２に電圧を印加する。
【０００４】初めに誘導電動機２の電気的定数の測定方
法について述べる。まず誘導電動機２を単体にして、選
択器７が定数測定手段６の出力電圧指令を選択してイン
バータ１に出力する。定数測定手段６は次の試験により
誘導電動機２の電気的定数を求める。
法について述べる。まず誘導電動機２を単体にして、選
択器７が定数測定手段６の出力電圧指令を選択してイン
バータ１に出力する。定数測定手段６は次の試験により
誘導電動機２の電気的定数を求める。
【０００５】誘導電動機２は、高速回転し、無負荷試験
により一次自己インダクタンスとコンダクタンスを求め
る。次に誘導電動機２は停止した状態で直流電圧が印加
され、直流試験により１次抵抗を求める。最後に誘導電
動機２は停止した状態で単相交流電圧が印加され、単相
試験により１次漏れインダクタンスと２次漏れインダク
タンスの和と、１次抵抗と２次抵抗の和を求める。上記
試験により、１次抵抗、２次抵抗、１次漏れインダクタ
ンス、２次漏れインダクタンス、相互インダクタンス、
コンダクタンスを求め、設定記憶手段９に出力する。設
定記憶手段９では、入力した電気的定数をメモリに設定
記憶する。
により一次自己インダクタンスとコンダクタンスを求め
る。次に誘導電動機２は停止した状態で直流電圧が印加
され、直流試験により１次抵抗を求める。最後に誘導電
動機２は停止した状態で単相交流電圧が印加され、単相
試験により１次漏れインダクタンスと２次漏れインダク
タンスの和と、１次抵抗と２次抵抗の和を求める。上記
試験により、１次抵抗、２次抵抗、１次漏れインダクタ
ンス、２次漏れインダクタンス、相互インダクタンス、
コンダクタンスを求め、設定記憶手段９に出力する。設
定記憶手段９では、入力した電気的定数をメモリに設定
記憶する。
【０００６】次に、測定設定された電気的定数を用いて
誘導電動機２の速度、トルクを制御する方法について述
べる。選択器７が制御器５の出力電圧指令を選択する。
制御器５では、設定記憶された電気的定数を活用してベ
クトル演算を行い誘導電動機２の速度とトルクを制御す
る電圧指令を選択器７を介してインバータ１に出力す
る。
誘導電動機２の速度、トルクを制御する方法について述
べる。選択器７が制御器５の出力電圧指令を選択する。
制御器５では、設定記憶された電気的定数を活用してベ
クトル演算を行い誘導電動機２の速度とトルクを制御す
る電圧指令を選択器７を介してインバータ１に出力す
る。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た装置においては、誘導電動機の電気的定数、特に漏れ
インダクタンス、１次抵抗、２次抵抗が下記のような原
因により設定値が実際値からずれ、再計測、再設定が必
要となる場合がある。 （イ）定数測定手段によって測定される１次抵抗は、配
線も含めた定数なので、現地調整時にインバータ１と誘
導電動機２間の配線の長さや太さによって配線抵抗が変
化すると１次抵抗が変化する。 （ロ）温度変動により１次抵抗、２次抵抗が変化する。 （ハ）同一容量、同一型式であっても個々の誘導電動機
の電気的定数にばらつきがある。
た装置においては、誘導電動機の電気的定数、特に漏れ
インダクタンス、１次抵抗、２次抵抗が下記のような原
因により設定値が実際値からずれ、再計測、再設定が必
要となる場合がある。 （イ）定数測定手段によって測定される１次抵抗は、配
線も含めた定数なので、現地調整時にインバータ１と誘
導電動機２間の配線の長さや太さによって配線抵抗が変
化すると１次抵抗が変化する。 （ロ）温度変動により１次抵抗、２次抵抗が変化する。 （ハ）同一容量、同一型式であっても個々の誘導電動機
の電気的定数にばらつきがある。
【０００８】設定された漏れインダクタンス、１次抵
抗、２次抵抗が実際値からずれていると、速度、トルク
制御に誤差が生じ、さらには制御の安定性が損なわれる
ことがある。そこで、漏れインダクタンス、１次抵抗、
２次抵抗を正しい値に修正すればよいが、従来技術には
次の問題点があった。 誘導電動機を単体とし、高速回
転運転しなければならないので、システムに組み込まれ
てからの定数測定が非常に困難である。本発明は、これ
らの問題点を解決するためになされたものである。
抗、２次抵抗が実際値からずれていると、速度、トルク
制御に誤差が生じ、さらには制御の安定性が損なわれる
ことがある。そこで、漏れインダクタンス、１次抵抗、
２次抵抗を正しい値に修正すればよいが、従来技術には
次の問題点があった。 誘導電動機を単体とし、高速回
転運転しなければならないので、システムに組み込まれ
てからの定数測定が非常に困難である。本発明は、これ
らの問題点を解決するためになされたものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】つまり、その目的を達成
するための手段は、 （１）請求項１について、誘導電動機の入力電流を検出
する電流検出器と、該誘導電動機への供給電圧を検出ま
たは推定する電圧検出器と、前記電流検出器出力の検出
電流と前記電圧検出器出力の検出電圧を入力として単相
試験、直流試験、無負荷試験などにより前記誘導電動機
の電気的定数を測定する定数測定手段と、この定数測定
手段より得た前記誘導電動機の電気的定数をメモリに記
憶する設定記憶手段と、この設定記憶手段の前記誘導電
動機の電気的定数を活用してベクトル演算により誘導電
動機の速度、トルクを制御する制御器と、前記定数測定
手段と前記制御器の電圧指令を選択する選択器からなる
ベクトル制御インバータにおいて、定数測定手段中の無
負荷試験、直流試験、及び単相試験を独立させ、単相試
験手段、直流試験手段、無負試験手段の各電圧指令を選
択する電圧指令選択器を具備することにある。 （２）請求項２において、直流試験手段のみを選択でき
るようにした請求項１記載のものである。 （３）請求項３において、直流試験手段により前記誘導
電動機の１次抵抗を計測し、前記定数測定手段より得た
１次抵抗と直流試験手段より得た１次抵抗とを入れ替
え、前記設定記憶手段に記憶する請求項１又は２記載の
ものである。 （４）請求項４において、単相試験手段のみを選択でき
るようにした請求項１記載のものである。 （５）請求項５において、単相試験手段により前記誘導
電動機の漏れインダクタンスと２次抵抗を計測し、前記
定数測定手段より得た漏れインダクタンス、２次抵抗と
単相試験手段より得た漏れインダクタンス、２次抵抗と
を入れ替え、前記設定記憶手段に記憶する請求項１又は
４記載のものである。以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて詳述する。
するための手段は、 （１）請求項１について、誘導電動機の入力電流を検出
する電流検出器と、該誘導電動機への供給電圧を検出ま
たは推定する電圧検出器と、前記電流検出器出力の検出
電流と前記電圧検出器出力の検出電圧を入力として単相
試験、直流試験、無負荷試験などにより前記誘導電動機
の電気的定数を測定する定数測定手段と、この定数測定
手段より得た前記誘導電動機の電気的定数をメモリに記
憶する設定記憶手段と、この設定記憶手段の前記誘導電
動機の電気的定数を活用してベクトル演算により誘導電
動機の速度、トルクを制御する制御器と、前記定数測定
手段と前記制御器の電圧指令を選択する選択器からなる
ベクトル制御インバータにおいて、定数測定手段中の無
負荷試験、直流試験、及び単相試験を独立させ、単相試
験手段、直流試験手段、無負試験手段の各電圧指令を選
択する電圧指令選択器を具備することにある。 （２）請求項２において、直流試験手段のみを選択でき
るようにした請求項１記載のものである。 （３）請求項３において、直流試験手段により前記誘導
電動機の１次抵抗を計測し、前記定数測定手段より得た
１次抵抗と直流試験手段より得た１次抵抗とを入れ替
え、前記設定記憶手段に記憶する請求項１又は２記載の
ものである。 （４）請求項４において、単相試験手段のみを選択でき
るようにした請求項１記載のものである。 （５）請求項５において、単相試験手段により前記誘導
電動機の漏れインダクタンスと２次抵抗を計測し、前記
定数測定手段より得た漏れインダクタンス、２次抵抗と
単相試験手段より得た漏れインダクタンス、２次抵抗と
を入れ替え、前記設定記憶手段に記憶する請求項１又は
４記載のものである。以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて詳述する。
【００１０】
【発明の実施の形態】図１は本発明の一実施例を示すブ
ロック図であり、図中、図２と同符号のものは同じ構
成，機能を有する部分である。 １）請求項１〜３について説明する。図１において、従
来の定数測定手段６中の無負荷試験、直流試験、及び単
相試験を独立させ、直流試験手段６Ａ、無負荷試験手段
６Ｂ、単相試験手段６Ｃ、制御器５の各電圧指令を選択
する電圧指令選択器８を具備するものである。また、直
流試験手段６Ａのみを選択できるようにすることもあ
る。更に、直流試験手段６Ａにより誘導電動機２の１次
抵抗を計測し、従来の定数測定手段６より得た１次抵抗
と直流試験手段６Ａより得た１次抵抗とを入れ替え、設
定記憶手段９に記憶することもある。
ロック図であり、図中、図２と同符号のものは同じ構
成，機能を有する部分である。 １）請求項１〜３について説明する。図１において、従
来の定数測定手段６中の無負荷試験、直流試験、及び単
相試験を独立させ、直流試験手段６Ａ、無負荷試験手段
６Ｂ、単相試験手段６Ｃ、制御器５の各電圧指令を選択
する電圧指令選択器８を具備するものである。また、直
流試験手段６Ａのみを選択できるようにすることもあ
る。更に、直流試験手段６Ａにより誘導電動機２の１次
抵抗を計測し、従来の定数測定手段６より得た１次抵抗
と直流試験手段６Ａより得た１次抵抗とを入れ替え、設
定記憶手段９に記憶することもある。
【００１１】以上のごとく構成されたインバータにおい
て、１次抵抗のみを正しく測定したい場合、電圧指令選
択器８は直流試験手段６Ａの出力電圧指令を選択してイ
ンバータ１に出力する。誘導電動機２は、停止した状態
で直流電圧が印加される。直流試験手段６Ａは、電流検
出器３と電圧検出器４より検出電圧と検出電流を入力と
して、それらの比より１次抵抗を求めて設定記憶手段９
に出力し、設定記憶手段９では１次抵抗値をメモリに記
憶あるいは、再記憶する。電圧指令選択器８は、選択器
７の代わりに直流試験手段６Ａ、無負荷試験６Ｂ、単相
試験手段６Ｃ、制御器５の各電圧指令を選択する。これ
により、正しい１次抵抗の測定設定が可能となった。 ２）請求項４について説明する。図１において、漏れイ
ンダクタンス、２次抵抗のみを正しく測定したい場合、
電圧指令選択器８は単相試験手段６Ｃの出力電圧指令を
選択してインバータ１に出力する。
て、１次抵抗のみを正しく測定したい場合、電圧指令選
択器８は直流試験手段６Ａの出力電圧指令を選択してイ
ンバータ１に出力する。誘導電動機２は、停止した状態
で直流電圧が印加される。直流試験手段６Ａは、電流検
出器３と電圧検出器４より検出電圧と検出電流を入力と
して、それらの比より１次抵抗を求めて設定記憶手段９
に出力し、設定記憶手段９では１次抵抗値をメモリに記
憶あるいは、再記憶する。電圧指令選択器８は、選択器
７の代わりに直流試験手段６Ａ、無負荷試験６Ｂ、単相
試験手段６Ｃ、制御器５の各電圧指令を選択する。これ
により、正しい１次抵抗の測定設定が可能となった。 ２）請求項４について説明する。図１において、漏れイ
ンダクタンス、２次抵抗のみを正しく測定したい場合、
電圧指令選択器８は単相試験手段６Ｃの出力電圧指令を
選択してインバータ１に出力する。
【００１２】３）請求項５について説明する。図１にお
いて、漏れインダクタンス、２次抵抗のみを正しく測定
したい場合、電圧指令選択器８は単相試験手段６Ｃの出
力電圧指令を選択してインバータ１に出力する。誘導電
動機２は、停止した状態で単相交流電圧が印加される。
単相試験６Ｃは、電流検出器３と電圧検出器４より検出
電圧と検出電流を入力し、電流，電圧の基本波の大きさ
と位相を求め、それらの関係から漏れインダクタンス、
２次抵抗を演算して、設定記憶手段９に出力する。電圧
指令選択器８は、選択器７の代わりに直流試験手段６
Ａ、無負荷試験手段６Ｂ，単相試験手段６Ｃ，制御器５
の各電圧指令を選択する。これにより、正しい漏れイン
ダクタンス、２次抵抗、１次抵抗の測定設定が可能とな
った。
いて、漏れインダクタンス、２次抵抗のみを正しく測定
したい場合、電圧指令選択器８は単相試験手段６Ｃの出
力電圧指令を選択してインバータ１に出力する。誘導電
動機２は、停止した状態で単相交流電圧が印加される。
単相試験６Ｃは、電流検出器３と電圧検出器４より検出
電圧と検出電流を入力し、電流，電圧の基本波の大きさ
と位相を求め、それらの関係から漏れインダクタンス、
２次抵抗を演算して、設定記憶手段９に出力する。電圧
指令選択器８は、選択器７の代わりに直流試験手段６
Ａ、無負荷試験手段６Ｂ，単相試験手段６Ｃ，制御器５
の各電圧指令を選択する。これにより、正しい漏れイン
ダクタンス、２次抵抗、１次抵抗の測定設定が可能とな
った。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、誘
導電動機を実システムに組み込んだ後で、配線変動によ
る影響を一番多く受ける１次抵抗に変動が生じたり、温
度変動により１次、２次抵抗に変動が生じたり、また個
々の誘導電動機の電気的定数のばらつきがあっても、従
来技術のように誘導電動機を単体、高速空転させるとい
った面倒な作業をしないで、容易に再測定、設定でき
る。よって漏れインダクタンス、２次抵抗、１次抵抗の
変動及び誤差による制御誤差の改善がはかられ、誘導電
動機の高精度な速度、トルク制御が可能となり、実用
上、極めて有用性の高いものである。
導電動機を実システムに組み込んだ後で、配線変動によ
る影響を一番多く受ける１次抵抗に変動が生じたり、温
度変動により１次、２次抵抗に変動が生じたり、また個
々の誘導電動機の電気的定数のばらつきがあっても、従
来技術のように誘導電動機を単体、高速空転させるとい
った面倒な作業をしないで、容易に再測定、設定でき
る。よって漏れインダクタンス、２次抵抗、１次抵抗の
変動及び誤差による制御誤差の改善がはかられ、誘導電
動機の高精度な速度、トルク制御が可能となり、実用
上、極めて有用性の高いものである。
【図１】本発明による請求項１〜５記載の一実施例を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図２】従来の一例を示すブロック図である。
１ インバータ ２ 誘導電動機 ３ 電流検出器 ４ 電圧検出器 ５ 制御器 ６ 定数測定手段 ６Ａ 直流試験手段 ６Ｂ 無負荷試験手段 ６Ｃ 単相試験手段 ７ 選択器 ８ 電圧指令選択器 ９ 設定記憶手段
Claims (5)
- 【請求項１】 誘導電動機の入力電流を検出する電流検
出器と、該誘導電動機への供給電圧を検出または推定す
る電圧検出器と、前記電流検出器出力の検出電流と前記
電圧検出器出力の検出電圧を入力として単相試験、直流
試験、無負荷試験などにより前記誘導電動機の電気的定
数を測定する定数測定手段と、この定数測定手段より得
た前記誘導電動機の電気的定数をメモリに記憶する設定
記憶手段と、この設定記憶手段の前記誘導電動機の電気
的定数を活用してベクトル演算により誘導電動機の速
度、トルクを制御する制御器と、前記定数測定手段と前
記制御器の電圧指令を選択する選択器からなるベクトル
制御インバータにおいて、前記定数測定手段中の無負荷
試験、直流試験、及び単相試験を独立させ、単相試験手
段、直流試験手段、無負試験手段の各電圧指令を選択す
る電圧指令選択器を具備することを特徴とする定数測定
設定機能付きインバータ。 - 【請求項２】 前記直流試験手段のみを選択できるよう
にした請求項１記載の定数測定設定機能付きインバー
タ。 - 【請求項３】 前記直流試験手段により前記誘導電動機
の１次抵抗を計測し、前記定数測定手段より得た１次抵
抗と直流試験手段より得た１次抵抗とを入れ替え、前記
設定記憶手段に記憶する請求項１又は２記載の定数測定
設定機能付きインバータ。 - 【請求項４】 前記単相試験手段のみを選択できるよう
にした請求項１記載の定数測定設定機能付きインバー
タ。 - 【請求項５】 前記単相試験手段により前記誘導電動機
の漏れインダクタンスと２次抵抗を計測し、前記定数測
定手段より得た漏れインダクタンス、２次抵抗と単相試
験手段より得た漏れインダクタンス、２次抵抗とを入れ
替え、前記設定記憶手段に記憶する請求項１又は４記載
の定数測定設定機能付きインバータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3116497A JPH10178799A (ja) | 1996-10-14 | 1997-01-30 | 定数測定設定機能付きインバータ |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8-291069 | 1996-10-14 | ||
| JP29106996 | 1996-10-14 | ||
| JP3116497A JPH10178799A (ja) | 1996-10-14 | 1997-01-30 | 定数測定設定機能付きインバータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10178799A true JPH10178799A (ja) | 1998-06-30 |
Family
ID=26369616
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3116497A Pending JPH10178799A (ja) | 1996-10-14 | 1997-01-30 | 定数測定設定機能付きインバータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10178799A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102402223A (zh) * | 2011-11-16 | 2012-04-04 | 奇瑞汽车股份有限公司 | 一种电机控制器的下线测试系统及测试方法 |
-
1997
- 1997-01-30 JP JP3116497A patent/JPH10178799A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102402223A (zh) * | 2011-11-16 | 2012-04-04 | 奇瑞汽车股份有限公司 | 一种电机控制器的下线测试系统及测试方法 |
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