JPH0767400A - 誘導電動機の定数推定装置 - Google Patents

誘導電動機の定数推定装置

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JPH0767400A
JPH0767400A JP5215527A JP21552793A JPH0767400A JP H0767400 A JPH0767400 A JP H0767400A JP 5215527 A JP5215527 A JP 5215527A JP 21552793 A JP21552793 A JP 21552793A JP H0767400 A JPH0767400 A JP H0767400A
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temperature
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conductor
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JP5215527A
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Kazunari Narasaki
和成 楢崎
Sadahiro Matsuura
貞裕 松浦
Isamu Inoue
勇 井上
Shigeru Sato
繁 佐藤
Yoshiaki Igarashi
祥晃 五十嵐
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 導体の抵抗値を精度良く演算推定することを
可能とする誘導電動機の定数推定装置に関し、この抵抗
値を用いベクトル制御を高精度に行う。 【構成】 温度推定手段112はベクトル制御演算手段
102から出力される周波数指令の現在値と前歴値と電
流成分出力手段108から出力される電流成分値の現在
値と前歴値を用いて現在と過去の銅損と鉄損による損失
を演算する。そして各々の損失に関して最終温度上昇を
演算し、熱時定数による時間遅れを考慮して各々の温度
上昇分を重ね合わせ現在の温度を演算する。温度推定手
段112から出力される抵抗の温度を用いて抵抗値推定
手段114は温度と抵抗との対応マップに基づき抵抗値
を出力する。そして抵抗値推定手段114から出力され
た抵抗値をベクトル制御演算手段102に入力し正確な
すべり周波数等を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は誘導電動機のベクトル制
御を行うに際し、誘導電動機の導体の温度変化による抵
抗値変化を補償するための誘導電動機の定数推定装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開昭57ー80284号公報には、電
動機の現在の回転数検出値とトルク指令値から2次導体
の損失を演算し、2次導体での損失と2次磁束成分基準
とトルク成分基準とに基づいて、1次導体の損失と2次
導体の損失との間との相対的な大きさ関係を用いて現在
の1次導体の温度検出値とから2次導体の温度を演算す
る方式が示されている。
【0003】また、特開平1ー117683号公報に
は、誘導電動機の現在のトルク指令値、回転数及び1次
導体の温度検出値を用いて2次導体の抵抗値の値を予め
実験によって調べ、この結果を3次元マップとして記憶
する。ベクトル制御を行う場合にマップから引きだした
2次導体の抵抗値を用いる方法が示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来の方
法によれば、現在の温度や回転数を用いて固定子から回
転子の温度を推定しているため、温度が上昇するまでの
遅れを表す温度上昇の熱時定数や発熱状態を知るための
回転履歴や電流履歴を考慮にいれていないため正確な温
度検出が難しいという問題点がある。さらに速度センサ
レス誘導機電動機においては回転数を検出する事が不可
能であるという問題点がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の誘導電動機の定数推定装置は、ベクトル制
御演算によって求められた励磁周波数あるいは回転周波
数の現在値あるいは前歴値の少なくとも一つを出力する
ベクトル制御演算手段と、トルク分や励磁分電流の現在
値あるいは前歴値の少なくとも一つを出力する電流成分
出力手段と、予め設定された熱時定数などの熱定数を出
力する熱定数出力手段と、ベクトル制御演算手段と電流
成分出力手段と熱定数出力手段の出力値を用いて導体の
温度を推定する温度推定手段と、前記導体温度から前記
導体の抵抗値を推定する抵抗値推定手段とを備えたもの
である。
【0006】さらに、固定子の温度あるいは外気温の少
なくとも一つの温度を出力する温度出力手段とを備えた
ものである。
【0007】
【作用】本発明は上記した構成によって、ベクトル制御
演算手段から出力される回転履歴や電流成分出力手段か
ら出力される電流値履歴を考慮し、さらに温度推定手段
が導体が銅損や鉄損から発熱した熱が伝達される場合の
熱時定数の影響を考慮して導体の温度を演算する事によ
って、導体の抵抗値を精度良く演算できる誘導電動機の
定数推定装置を提供する事ができ、高精度なベクトル制
御が可能となる。
【0008】さらに、上記の構成に温度センサを加える
事によって、外気温度等により変化する伝達熱量をリア
ルタイムで変更でき、さらに精度良く導体の抵抗値を演
算できる誘導電動機の定数推定装置を提供できることと
なる。
【0009】また、これらは、ベクトル制御演算手段に
よって求められた励磁周波数あるいは回転周波数を用い
ているため、速度センサを用いる必要がない。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例の誘導電動機の定数推
定装置について、図面を参照しながら説明する。
【0011】図1は本発明の第1の実施例における誘導
電動機の定数推定装置の構成を示す全体図である。
【0012】図1において、100は誘導電動機、10
2はベクトル制御演算手段、104は電源変換手段、1
06は電流検出手段、108は電流成分出力手段、11
0は熱定数出力手段、112は温度推定手段、114は
抵抗値推定手段である。
【0013】以上のように構成された誘導電動機の定数
推定装置についてその動作を説明する。
【0014】誘導電動機の応答性を向上させるためのベ
クトル演算の内容については、学会等で多く発表されて
いる。そこで、ベクトル制御の内容については簡単に説
明する。
【0015】誘導電動機100に実際に印加される三相
の電流値(iU、iV、iW)を、電流検出手段102に
より各々検出する。そして電流成分出力手段108は、
回転座標系を示すd−q軸で表された励磁電流成分i
d、トルク電流iqを以下の式を用いて求める。
【0016】
【数1】
【0017】ここで、ω1は固定子の励磁周波数(指令
周波数)である。これらはベクトル制御演算手段102
にも入力され、一例として電気学会論文集D、107巻2
号、昭62に示される方法により1次導体の抵抗値等の
誘導機定数を用いてd−q軸の1次指令電圧(vd *、v
q *)が演算され電源変換手段104に出力される。
【0018】次に、電源変換手段104は次式の演算を
行い一次電圧の大きさ、位相を求める。
【0019】
【数2】
【0020】さらに、ベクトル制御演算手段102は周
波数指令ω1を以下の過程により求める。
【0021】まず、すべり周波数の推定値ωs'を次式に
よって演算する。
【0022】
【数3】
【0023】次に速度推定値ωr'をωr'=ω1 *ーωs'に
より演算出力し速度指令値ωrと比較し速度偏差erを求
める。
【0024】そして速度偏差erを用いて演算されたト
ルク電流指令値iq *と電流成分出力手段108から、出
力されるトルク電流検出値iqの偏差をP−I制御し、
周波数指令ω1を求める。そして周波数指令ω1は電源変
換手段104へ出力される。
【0025】電源変換手段104はさらに次の動作を行
う。まずd−q軸の1次指令電圧(vd *、vq *)を静止
座標系の値に変換する。そして静止座標値と先に求めた
位相や周波数指令ω1の積分値を用い、さらに二相−三
相変換を行い、三相の電圧指令値(vU *、vV *、vW *
を演算し出力する(公知のため図は省略)。そして、P
WMインバータにより各電圧指令と搬送波信号比較して
得られるパルス幅変調信号に従い各相出力電圧が制御さ
れて出力され誘導電動機100のベクトル制御が行われ
る。
【0026】以上のようにベクトル制御を行う場合に、
本発明のポイントである導体の抵抗値を推定する方式に
ついて説明する。ここで、温度変動により導体の抵抗値
に設定誤差が生じると(数3)で明かなように速度の推
定誤差や様々な演算誤差を発生させる事となりベクトル
制御が高精度に行われなくなる。しかし、電動機の電気
系の状態方程式だけに基づいて2次抵抗を補償する事は
ほとんど不可能である。
【0027】ここでまず、温度上昇を生じさせる原因に
ついて考える。1次導体及び2次導体の温度上昇はヒス
テリシス損Pthやうず電流損Pleからなる鉄損や銅損P
laにより発生する。
【0028】以下の式に示すように鉄損は交番磁界周波
数の大きさに比例し、銅損は導体を流れる電流値の2乗
に比例する。
【0029】
【数4】
【0030】ここで、fは交番磁界周波数であり1次側
は周波数指令ω1、2次側はすべり周波数ωsに相当す
る。また、Baは平均磁束密度、ε、σは珪素鋼板の種
類や厚さにより決まる定数、k0は発熱定数である。
【0031】ここで、回転子導体(2次側の導体)その
ものの温度上昇は2次銅損が主原因であり、固定子の鉄
損や銅損の影響は2次側には放射熱として影響する。2
次鉄損は固定子と回転子の相対速度であるすべり周波数
を用いて演算されるが、1次の周波数指令に対し数%で
あるので2次鉄損は無視しても影響がない。
【0032】次に、上記の損失により発生する導体の温
度は次式により得られる。
【0033】
【数5】
【0034】ここで、Cは物体の熱容量[J/de
g]、Aは物体の放熱面積[m2]、hは物体表面の放
熱係数[W/deg・m2]、Qは損失[W]、Tは物体
の温度[deg]、T0は温度の初期値[deg]、t
は時間[s]である。QOUTは外部への伝達熱量であ
り、一般的には発熱体温度と雰囲気温度との温度差や発
熱体周囲の空気の流量によって決まる。
【0035】ここで、最終温度上昇Tmは1次側では周
波数指令と励磁電流値、2次側ではトルク電流値によっ
てきまり、(数5)で示すように熱時定数をもって温度
は上昇して行くと考える事ができる。
【0036】即ち、温度推定手段112は、ベクトル制
御演算手段102から出力される周波数指令の現在値
と、電流成分出力手段108から出力される電流成分値
の現在値を用いて(数4)から損失を求める。ここで、
ε、σ、k0などは前もって測定し与えておく。
【0037】次に、温度推定手段112は、熱定数出力
手段110から出力される熱係数である物体の熱容量
C、物体表面の放熱係数h、物体の放熱面積A、外部へ
の伝達熱量QOUTを用いて、(数5)の第2式により1
次側、2次側それぞれの最終温度上昇Tmを求める。こ
こで、C、h、Aは予め実験等で一定値を求め設定して
おく。
【0038】またQOUTも発熱体温度の関数として予め
設定しておく。QOUTは、導体の温度演算値が室温程度
である場合はQOUT=0とし、導体の温度演算値が高く
なるとQOUTは大きくなるような温度の関数である。
【0039】そして、例えば熱時定数τの1/100
[sec]の間、即ちt=0〜0.01τのみ損失により
発熱した場合を考える。0.01τ経過後の温度上昇分
T(t+1)は、(数5)の初期値T0を削除した式に値を代
入する事により、容易にT(t+1)=0.01Tmと求ま
る。さらに0.01τ経過毎の温度上昇分T(T+2)、T
(T+3)は、(数6)に値を代入する事により容易に求ま
る。ここで、(数6)の時間tは損失が発生した時点を
t=0とする。
【0040】この場合1次及び2次導体の温度を各々個
別に求める。
【0041】
【数6】
【0042】(数6)はTtを求める温度、Tt-1を前回
求めた温度とするとTt=0.99Tt-1で容易に求まる。
【0043】即ち、時間の経過とともに温度T(t+1)、
T(t+2)、T(T+3)は以下のようになる。
【0044】
【数7】
【0045】そして、現在、前回、前々回の損失計算を
基に各々計算された最終温度値Tm1、Tm2、Tm3を用い
て現在の温度を求める場合は以下の式により求められ
る。
【0046】
【数8】
【0047】ここで、初期値T0は一般的な室内温度を
与えておく。このように温度推定手段112は、ベクト
ル制御演算手段102から出力される周波数指令の現在
値と、電流成分出力手段108から出力される電流成分
値の現在値を用いて、現在の銅損と鉄損による損失を演
算する。
【0048】そして各々の時刻で演算された損失に関し
て最終温度上昇を演算し、熱時定数による時間遅れを考
慮して各々の温度上昇分を重ね合わせ現在の温度を演算
する。
【0049】この事は言い替えれば、周波数指令の現在
値と前歴値及び電流成分値の現在値と前歴値を用いて、
現在の温度を演算していると考える事もできる。
【0050】次に温度推定手段112から出力される温
度を用いて抵抗値推定手段114は予め実験等により求
めた温度と抵抗との対応マップに基づき抵抗値を出力す
る。
【0051】そして抵抗値推定手段114から出力され
た抵抗値をベクトル制御演算手段102に入力し(数
3)を用いて正確なすべり周波数等を求める事が可能と
なり、誘導電動機を高精度にベクトル制御する事が可能
となる。
【0052】尚、1次導体の抵抗値変動は無視して2次
導体の抵抗値変動のみを簡易に演算したい場合には電流
成分出力手段108から出力されるトルク成分電流値の
みを用いて2次銅損のみを用いて演算しても良い。
【0053】さらに、電流検出手段106と電流成分出
力手段108の間に積分回路やLPFを挿入し、加工し
た電流値を用いて電流成分出力手段108が電流成分を
演算しても同様の効果を得る事ができる事は言うまでも
ない。
【0054】また、2次側は導体部だけ演算しているが
導体部の周りの珪素鋼板の部分の損失を演算し、熱伝導
を考慮する事によって2次側の温度演算の精度は上がり
同様の効果がある事は明かである。
【0055】電流値は実際に誘導電動機に印加された電
流値を用いているが、電流指令値を用いる事によっても
精度が落ちるがほぼ同様の効果がある。
【0056】次に、本発明の第2の実施例として、温度
センサを用いてさらに精度よく抵抗を推定する誘導電動
機の定数推定装置について、図面を参照しながら説明す
る。
【0057】図2は本発明の第2の実施例における誘導
電動機の定数推定装置の構成を示す全体図である。図2
は図1において外気温出力手段を付加したものある。温
度推定手段212と熱変数出力手段210を除く手段は
第1の実施例で述べたものと同様である。そこで同様の
動作を行うものについては説明を省略する。
【0058】図2において、200は外気温出力手段、
210は熱変数出力手段、212は温度推定手段であ
る。
【0059】以上のように構成された誘導電動機の定数
推定装置について、その動作を説明する。
【0060】まず、外気温出力手段200である温度セ
ンサにより検出された外気温度は、熱変数出力手段21
0に出力される。
【0061】熱変数出力手段210は、外気温と発熱体
温度に基づき、外部への伝達熱量Q OUTを変更する。外
気温と発熱体温度と外部への伝達熱量QOUTとの関係は
予め実験等により求めておく。
【0062】ここで、上記の第1の実施例では外気温を
検出していないため、QOUTは発熱体温度の関数として
設定しており、本実施例とは異なる事に注意する。即
ち、Q OUTは発熱体と外気温との温度差によって変化す
るため、本実施例では発熱体温度が一定であっても、外
気温が低いと外部への伝達熱量QOUTは大きく、外気温
が高いとQOUTは小さい値をとる。
【0063】次に、外気温出力手段200から出力され
た外気温は温度推定手段212に出力される。
【0064】(数5)から明かなように、誘導電動機の
運転開始時などにさらに正確に温度Tを求めるために
は、温度の初期値を入力する必要がある。
【0065】そこで、温度推定手段212は、外気温出
力手段200から出力された外気温を温度初期値T0と
して用い、さらに熱変数出力手段210から出力される
先に述べたQOUT等を用いて、(数5)により導体の温
度を演算する。
【0066】後の動作は上記の第1の実施例と同様であ
り説明を省略する。以上のように、外気温出力手段20
0より検出された外気温度は、熱変数出力手段210の
変数をリアルタイムに変更する事により、さらに正確な
導体の温度を演算できる事となり、高精度なベクトル制
御が可能となる。
【0067】尚、外気温の代わりに固定子の温度を測定
する場合は、固定子側の抵抗値は容易に求まる。さらに
固定子側の測定温度と、1次側の損失から求められた演
算による固定子側の温度を比較し、測定値と演算値が等
しくなるように主として外部への伝達熱量QOUTを補正
する。そして補正した外部への伝達熱量QOUTなどを用
いて回転子側の温度を演算推定する事で、更に高精度な
抵抗を求める事が出来る。
【0068】尚、上記の場合は外部への伝達熱量QOUT
ではなく放熱係数など様々な修正パラメータが考えら
れ、適用時に実状にあった修正パラメータを選ぶ事が可
能である。
【0069】
【発明の効果】以上のように本発明は、温度推定手段1
12が、ベクトル制御演算手段102から出力される周
波数指令の現在値と、前歴値と電流成分出力手段108
から出力される電流成分値の現在値と前歴値を用いて、
現在と過去の銅損と鉄損による損失を演算する。そして
各々の損失に関して最終温度上昇を演算し、熱時定数に
よる時間遅れを考慮して各々の温度上昇分を重ね合わせ
現在の温度を演算する事で、正確な抵抗を求める事が可
能となり、誘導電動機を高精度にベクトル制御を実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における誘導電動機の定
数推定装置の構成を示す全体図
【図2】本発明の第2の実施例における誘導電動機の定
数推定装置の構成を示す全体図
【符号の説明】
100 誘導電動機 102 ベクトル制御演算手段 104 電源変換手段 106 電流検出手段 108 電流成分出力手段 110 熱定数出力手段 112 温度推定手段 114 抵抗値推定手段 200 外気温出力手段 210 熱変数出力手段 212 温度推定手段
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 繁 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 五十嵐 祥晃 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】誘導電動機の導体の抵抗値を用いて入力指
    令値を演算し前記誘導電動機をベクトル制御するものに
    おいて、ベクトル制御演算によって求められた励磁周波
    数あるいは回転周波数の現在値あるいは前歴値の少なく
    とも一つを出力するベクトル制御演算手段と、トルク分
    や励磁分電流の現在値あるいは前歴値の少なくとも一つ
    を出力する電流成分出力手段と、予め設定された熱時定
    数などの熱定数を出力する熱定数出力手段と、前記ベク
    トル制御演算手段と前記電流成分出力手段と前記熱定数
    出力手段の出力値を用いて導体の温度を推定する温度推
    定手段と、前記導体温度から前記導体の抵抗値を推定す
    る抵抗値推定手段とを備えたことを特徴とする誘導電動
    機の定数推定装置。
  2. 【請求項2】誘導電動機の導体の抵抗値を用いて入力指
    令値を演算し前記誘導電動機をベクトル制御するものに
    おいて、固定子の温度あるいは外気温の少なくとも一つ
    の温度を出力する温度出力手段と、ベクトル制御演算に
    よって求められた励磁周波数あるいは回転周波数の現在
    値あるいは前歴値の少なくとも一つを出力するベクトル
    制御演算手段と、トルク分や励磁分電流の現在値あるい
    は前歴値の少なくとも一つを出力する電流成分出力手段
    と、熱時定数などの熱変数を出力する熱変数出力手段
    と、前記温度出力手段と前記ベクトル制御演算手段と前
    記電流成分出力手段と前記熱変数出力手段の出力値を用
    いて導体の温度を推定する温度推定手段と、前記導体温
    度から前記導体の抵抗値を推定する抵抗値推定手段とを
    備えたことを特徴とする誘導電動機の定数推定装置。
  3. 【請求項3】温度出力手段が固定子の温度を出力する場
    合に、抵抗値推定手段が前記温度出力手段とベクトル制
    御演算手段と電流成分出力手段と熱変数出力手段の出力
    値を用い固定子の温度を推定し前記固定子温度の推定値
    と前記固定子の検出温度を比較し熱変数出力手段から出
    力される変数値を補正し2次導体の温度を推定すること
    を特徴とする請求項2記載の誘導電動機の定数推定装
    置。
JP5215527A 1993-08-31 1993-08-31 誘導電動機の定数推定装置 Pending JPH0767400A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0903845A3 (en) * 1997-09-22 2001-07-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Washing machine
US6879130B2 (en) 2002-11-20 2005-04-12 Fanuc Ltd Controller for induction motor
JP2011004483A (ja) * 2009-06-17 2011-01-06 Fuji Electric Systems Co Ltd 永久磁石形同期電動機の制御装置
JP2020167779A (ja) * 2019-03-28 2020-10-08 株式会社豊田中央研究所 誘導モータのロータ温度推定器及びロータ温度推定システム

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