JPH1017794A - 粉体塗料用ポリエステル樹脂組成物 - Google Patents

粉体塗料用ポリエステル樹脂組成物

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JPH1017794A
JPH1017794A JP19553096A JP19553096A JPH1017794A JP H1017794 A JPH1017794 A JP H1017794A JP 19553096 A JP19553096 A JP 19553096A JP 19553096 A JP19553096 A JP 19553096A JP H1017794 A JPH1017794 A JP H1017794A
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JP
Japan
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polyester
curing agent
polyester resin
polyesters
based curing
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Application number
JP19553096A
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English (en)
Inventor
Katsuya Fujimoto
勝也 藤本
Makiko Sakai
満喜子 坂井
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Nippon Ester Co Ltd
Original Assignee
Nippon Ester Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐ブロッキング性が良好で、焼き付け時に炉
の汚染や重量減少が少なく、かつ、平滑性、強度に優れ
た半艶消しないし艶消しの塗膜を与える粉体塗料用ポリ
エステル樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 酸価が40 mgKOH/g以上のポリエステルA
と水酸基価が10〜60 mgKOH/gのポリエステルBとからな
り、ポリエステルAとBとのゲル化時間の差(絶対値)
が3分以上であり、ポリエステルAとBとの割合が重量
比で70:30〜10:90である組成物に、ポリエステルAと
反応するヒドロキシルアルキルアミド系硬化剤及びポリ
エステルBと反応するイソシアネート系硬化剤を配合し
た粉体塗料用ポリエステル樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半艶消しないし艶
消し塗膜を与える粉体塗料用ポリエステル樹脂組成物に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】粉体塗料としては、エポキシ樹脂系、ア
クリル樹脂系、ポリエステル樹脂系のものが主に知られ
ているが、その中でもポリエステル樹脂系粉体塗料は、
バランスのとれた塗膜性能を有する塗料として知られて
いる。
【0003】粉体塗料は、家電、自動車、建材をはじめ
とする多くの分野で使用されているが、塗膜には、美的
観点から有光沢(60度鏡面光沢度で90〜100 %程度)、
半艶消し(同じく30〜70%程度)及び艶消し(同じく30
%程度以下)が要求される場合とがある。
【0004】従来、このような半艶消し又は艶消し粉体
塗料を調製する方法としては、粒子の粗い顔料を多量に
添加する方法や、ポリエステル樹脂系粉体塗料とアクリ
ル樹脂系粉体塗料とをドライブレンドする方法(特公昭
61-19668号公報)等が知られている。
【0005】しかしながら、粗粒子の顔料を多量に添加
する場合には、塗膜の平滑性や強度が低下するという問
題がある。また、二種類の粉体塗料をドライブレンドす
る方法は、一段階の塗料化で半艶消し又は艶消し塗料を
得ることができず、塗料製造コストが高くなるととも
に、ブレンドの不均一性や回収使用時のブレンド率の変
化等の問題がある。
【0006】このような問題を解決するものとして、特
開昭64−1770号公報には、水酸基価が1200geq/106g以上
のポリエステル、水酸基価が 200〜1000geq/106gのポリ
エステル及びブロックドイソシアネート系硬化剤とから
なり、かつ両ポリエステルのゲル化時間の差が3分以上
である粉体塗料用樹脂組成物が提案されている。
【0007】しかし、この樹脂組成物では、2〜3官能
のブロックドイソシアネート系硬化剤を使用しているた
め、硬化剤を多量に配合しなければならず、コスト的に
不利であった。また、ポリエステル樹脂とブロックドイ
ソシアネート系硬化剤との反応時にブロック剤が飛散し
て焼付け炉を汚染させたり、10%程度の重量減少が起こ
るという問題があった。
【0008】この問題を解決するものとして、例えば、
特開平5−186711号公報には、上記のブロックドイソシ
アネート系硬化剤の代わりに、テトラメトキシメチルグ
リコールウリル系硬化剤等の多官能の硬化剤を用いたも
のが提案されている。しかし、このポリエステル樹脂組
成物は、耐ブロッキング性等に問題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題を解決し、耐ブロッキング性が良好で、焼き付け時
に炉の汚染や重量減少が少なく、かつ、平滑性、強度に
優れた半艶消しないし艶消し塗膜を与える粉体塗料用ポ
リエステル樹脂組成物を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために研究を重ねた結果、特定の酸価を有す
るポリエステルと特定の水酸基価を有するポリエステル
とを組み合わせ、それぞれのポリエステルと反応する特
定の硬化剤を配合することにより、この目的が達成され
ることを見出し、本発明に到達した。
【0011】すなわち、本発明は、酸価が40 mgKOH/g以
上のポリエステルAと水酸基価が10〜60 mgKOH/gのポリ
エステルBとからなり、ポリエステルAとBとのゲル化
時間の差(絶対値)が3分以上であり、ポリエステルA
とBとの割合が重量比で70:30〜10:90である組成物
に、ポリエステルAと反応するヒドロキシルアルキルア
ミド系硬化剤及びポリエステルBと反応するイソシアネ
ート系硬化剤を配合したことを特徴とする粉体塗料用ポ
リエステル樹脂組成物を要旨とするものである。
【0012】本発明において、酸価、水酸基価及びゲル
化時間は、次の方法で求められる値である。 (1) 酸価 ジオキサン45ml及び蒸留水5mlからなる溶液にポリエス
テル樹脂 0.5gを加熱溶解し、0.1 規定の水酸化カリウ
ムメタノール溶液で滴定して求める。 (2) 水酸基価 ピリジン50mlにポリエステル樹脂3g及び無水酢酸 0.6
mlを加えてアセチル化した後、0.5 規定の水酸化カリウ
ムメタノール溶液で滴定して求める。 (3) ゲル化時間 ポリエステル樹脂と硬化剤を官能基が 1.0倍当量になる
量及びルチル型二酸化チタン粉末を33重量%混合し、試
料量90g、温度 190℃でブラベンダー・プラスチコーダ
ー(ブラベンダー社製)で硬化曲線を求め、その変曲点
までの時間をゲル化時間とする。ここで、硬化剤として
は、ポリエステルAに対しては、ヒドロキシルアルキル
アミド系硬化剤:EMS-Chemie社製「Primid XL-552 」、
ポリエステルBに対しては、イソシアネート基が自己ブ
ロックしたイソホロンジイソシアネート系硬化剤:ヒュ
ルス社製「ベスタゴン B 1540 」を用いる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。
【0014】本発明におけるポリエステルA及びBを構
成する酸成分としては、主としてテレフタル酸、イソフ
タル酸、無水フタル酸、フタル酸、ナフタレンジカルボ
ン酸等の芳香族ジカルボン酸が用いられる。また、必要
に応じてアジピン酸、コハク酸等の脂肪族ジカルボン
酸、トリメリット酸、ピロメリット酸、トリメシン酸等
の三価以上のカルボン酸を併用することもできる。
【0015】一方、ポリエステルA及びBを構成するア
ルコール成分としては、主としてネオペンチルグリコー
ル、エチレングリコールが用いられるが、必要に応じ
て、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、
1,4−ブタンジオール、トリメチロールプロパン、 1,6
−ヘキサンジオール、 1,4−シクロヘキサンジメタノー
ル、 1,4−シクロヘキサンジオール、ビスフェノールA
やビスフェノールSのエチレンオキサイド付加体、ペン
タエリスリトール、グリセリン等を併用することもでき
る。
【0016】また、4−ヒドロキシ安息香酸等のヒドロ
キシカルボン酸成分を共重合成分として併用してもよ
い。
【0017】本発明のポリエステル樹脂組成物におい
て、ポリエステルAの酸価は40 mgKOH/g以上、ポリエス
テルBの水酸基価は10〜60 mgKOH/gであることが必要で
ある。
【0018】ポリエステルAの酸価が40 mgKOH/g未満で
は、ポリエステルBとのゲル化時間の差が小さくなるた
め、良好な艶消し効果が得にくい。なお、ポリエステル
Aの酸価をあまり大きくすると軟化点が低下し、耐ブロ
ッキング性が低下するので、ポリエステルAの酸価は30
0mgKOH/g以下とすることが望ましく、特に80〜200mgKOH
/gとすることが好ましい。
【0019】また、ポリエステルBの水酸基価を10 mgK
OH/gに未満にするには、非常に高重合度のものとするこ
とが必要であり、溶融粘性が高くなりすぎるため、塗膜
の表面に大きな凸凹が生じ、平滑性が低下したり、架橋
点が少なくなり、硬化反応も遅くなることから強度が低
下する傾向がある。一方、ポリエステルBの水酸基価が
60 mgKOH/gを超えるとポリエステルAとのゲル化時間の
差が小さくなるために艶消し効果が不十分となる。ポリ
エステルBの水酸基価の好ましい範囲は20〜40mgKOH/g
である。
【0020】また、ポリエステルAとポリエステルBの
割合は、重量比で70:30〜10:90、好ましくは40:60〜
20:80とすることが必要である。この範囲を外れる配合
比では艶消し効果が不十分となる。
【0021】さらに、ポリエステルAとポリエステルB
のゲル化時間の差(絶対値)を3分以上とすることが必
要であり、この差が3分未満では艶消し効果が得られな
い。高度の艶消し塗膜(60度鏡面光沢度で20%以下)と
するには5〜15分とするのが好ましい。
【0022】本発明においては、ポリエステルAの酸
価、ポリエステルBの水酸基価、ポリエステルAとBの
配合比ならびにゲル化時間の差によって艶消し程度をコ
ントロールすることが可能である。例えば、ポリエステ
ルAの酸価が100mgKOH/g、ポリエステルBの水酸基価が
25 mgKOH/gで、ポリエステルAとBの配合比が30:70の
場合、ゲル化時間の差を3〜4分とする60度鏡面光沢度
が50〜60%の半艶消し塗膜を得ることができ、同じく5
分程度とすると60度鏡面光沢度が20%程度の艶消し、同
じく6分以上とすると60度鏡面光沢度が10%以下の完全
艶消しの塗膜を得ることが可能である。
【0023】なお、ポリエステルA及びBは、実質的に
ゲル化していないポリエステルである。実質的にゲル化
していないポリエステルとは、一般的な粉砕機で粉砕可
能であり、溶融時に流動可能なポリエステルを意味す
る。ゲル化したポリエステルでは、塗料化が困難であ
り、また、均一な塗膜が形成できない。
【0024】また、ポリエステルA及びBは、極限粘度
が0.15〜0.40、軟化点が50〜150 ℃の範囲のものが好ま
しい。極限粘度が0.15未満の場合、結果としてポリエス
テル樹脂の軟化点が低くなることから耐ブロッキング性
が低下する傾向がある。一方、極限粘度が0.40を超える
場合、ポリエステル樹脂の溶融粘度が高くなることから
塗膜の平滑性が低下する傾向がある。また、軟化点が50
℃未満の場合、粉体化したポリエステル樹脂が凝集して
固化しやすく、耐ブロッキング性が劣る傾向がある。一
方、軟化点が 150℃を超える場合、溶融混練の温度を高
くすることが必要になり、塗料化時に硬化剤との反応が
進行し、結果として塗膜の平滑性や強度が低下する傾向
がある。
【0025】本発明におけるポリエステルAは、前記の
カルボン酸成分(エステル形成性誘導体を含む)及びア
ルコール成分を原料として、常法により温度 200〜280
℃でエステル化反応(又はエステル交換反応)を行った
後、5hPa 以下の減圧下、温度 200〜300 ℃、好ましく
は 230〜290 ℃で重縮合反応を行って高重合度のポリマ
ーとした後、少量のカルボン酸成分で解重合を行う方法
で調製することができる。
【0026】一方、ポリエステルBは、ポリエステルA
の場合と同様にして高重合度のポリマーを得た後、少量
のアルコール成分で解重合を行う方法で調製することが
できる。
【0027】エステル化反応、エステル交換反応及び重
縮合反応において、公知の反応触媒を用いることができ
る。
【0028】本発明においては、ポリエステルAと反応
する硬化剤として、ヒドロキシルアルキルアミド系硬化
剤、ポリエステルBと反応する硬化剤として、イソシア
ネート系硬化剤を配合する。
【0029】ヒドロキシルアルキルアミド系硬化剤とし
ては、次の一般式で表わされるものが挙げられ、EMS-Ch
emie社から「Primid XL-552 」の商品名で市販されてい
るものがある。
【化1】 ここで、R1 は水素又はアルキル基、R2 はアルキレン
基を示す。
【0030】また、イソシアネート系硬化剤としては、
ブロックドイソホロンジイソシアネート系硬化剤が好ま
しく用いられる。具体的には、イソシアネート基が自己
ブロックしたイソホロンジイソシアネート系硬化剤であ
るヒュルス社製「ベスタゴンBF 1540」(商品名)やε
−カプロラクタムでブロックしたイソホロンジイソシア
ネート系硬化剤であるヒュルス社製「ベスタゴン B 153
0 」(商品名)などがある。
【0031】硬化剤の配合量は、ポリエステルの官能基
(カルボキシル基又は水酸基)量に対して 0.6〜1.2 倍
当量の範囲とすることが好ましく、より好ましくは 1.0
倍当量である。
【0032】本発明の粉体塗料用ポリエステル樹脂組成
物は、前記のようなポリエステルA及びBと2種の硬化
剤、さらに、必要に応じてレベリング剤、その他の添加
剤、例えば、二酸化チタン、カーボンブラックなどの顔
料を配合して、ニーダー又はロールを用いて70〜150 ℃
で混練することにより調製できる。
【0033】
【実施例】次に実施例及び比較例によって本発明を具体
的に説明する。なお、特性値は次に示す方法で測定し
た。 (a) 酸価 前述の方法で求めた。 (b) 水酸基価 前述の方法で求めた。 (c) 極限粘度 フェノールと四塩化エタンとの等重量混合物を溶媒と
し、20℃で測定した。 (d) 軟化点 ホットベンチで加熱し、目視により求めた。 (e) ゲル化時間 前述の方法で求めた。 (f) 耐ブロッキング性 直径3cm、高さ7cmの有底ガラス管に粉体塗料を4cmの
高さまで充填し、40℃の恒温槽中に1週間放置した後、
ガラス管を逆さにして粉体塗料を取り出し、塗料の状態
で判定した。 ○:塊状になっていない、 ×:塊状になっている (g) 重量減少率 粉体塗料をリン酸亜鉛処理鋼板上に膜厚が50〜60μm に
なるように静電塗装して 190℃で20分間焼付けを行い、
焼付け前後の重量差の焼付け前の重量に対する割合を求
めた。 (h) 平滑性 塗膜の平滑性を目視により評価した。 ○:良好、 △:やや劣る、 ×:劣る (i) 60度鏡面光沢度 JIS K 5400に準じて求めた。 (j) 耐衝撃性 JIS K 5400に準じ、直径1.27cm、500gの球を垂直に落下
させて、塗膜の破壊する高さを求めた。 (10cm以上であ
れば合格である。)
【0034】実施例1〜7及び比較例1〜6 〔ポリエステルの調製〕表1に示した原料化合物を表1
に示した量(モル部)でエステル化反応槽に仕込み、圧
力を 0.25 MPaGに加圧し、反応温度を 100℃から徐々に
昇温し、 250℃で4時間エステル化反応を行った。得ら
れたエステル化物を重縮合反応槽に移送した後、触媒と
して三酸化アンチモンを2×10-4モル/酸成分モルの量
で添加し、0.4hPa以下に減圧し、 280℃で4時間重縮合
反応を行い、極限粘度0.45のポリエステルを得た。次い
で、このポリエステルに表1に示した解重合剤を表1に
示した量(モル部)で添加し、不活性ガス雰囲気中で常
圧下、 250℃で2時間(ポリエステルA1〜A3 の場
合)又は 270℃で1時間(ポリエステルB1 〜B5 の場
合) 解重合反応を行い、表1に示す特性値を有するポリ
エステルA1 〜A3 及びポリエステルB1 〜B5 を得
た。各ポリエステル樹脂の特性値を表1に示す。
【0035】
【表1】
【0036】〔粉体塗料の調製と試験〕ポリエステル樹
脂、硬化剤:「Primid XL-552 」及び「ベスタゴン BF
1540」、ブチルポリアクリレート系レベリング剤:BASF
社製アクロナール4F、ベンゾイン及びルチル型二酸化チ
タン:石原産業社製CR-90 を表2及び表3に示す量(重
量部)で採り、FM 10B型ヘンシェルミキサー(三井三池
製作所製)でドライブレンドした後、PR-46 型コ・ニー
ダー(ブッス社製)を用い、 110℃で溶融混練し、冷
却、粉砕後、目開き 106μm の金網で分離して粉体塗料
を得た。得られた粉体塗料をリン酸亜鉛処理鋼板上に膜
厚が50〜60μm になるように静電塗装して 190℃で20分
間焼付けを行った。塗料性能を評価した結果を表2及び
表3に示す。
【0037】
【表2】
【0038】
【表3】
【0039】実施例1〜7で得られた粉体塗料は、耐ブ
ロッキング性が良好であり、焼き付け時の重量減少が少
なく、塗膜は、艶消し効果、平滑性、強度(耐衝撃性)
に優れていた。
【0040】これに対して、ポリエステルAの割合が適
当でない比較例1〜2、ポリエステルBの水酸基価が大
きい比較例4、ポリエステルAとBのゲル化時間の差が
小さい比較例5、ポリエステルAの酸価が小さい比較例
6では、いずれも艶消し塗膜が得られなかった。また、
ポリエステルBの水酸基価が小さい比較例3では、良好
な平滑性と強度(耐衝撃性)を有する塗膜が得られなか
った。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、耐ブロッキング性が良
好で、焼き付け時に炉の汚染や重量減少が少なく、か
つ、平滑性、強度に優れた半艶消しないし艶消しの塗膜
を与える粉体塗料用ポリエステル樹脂組成物が提供され
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸価が40 mgKOH/g以上のポリエステルA
    と水酸基価が10〜60mgKOH/gのポリエステルBとからな
    り、ポリエステルAとBとのゲル化時間の差(絶対値)
    が3分以上であり、ポリエステルAとBとの割合が重量
    比で70:30〜10:90である組成物に、ポリエステルAと
    反応するヒドロキシルアルキルアミド系硬化剤及びポリ
    エステルBと反応するイソシアネート系硬化剤を配合し
    たことを特徴とする粉体塗料用ポリエステル樹脂組成
    物。
JP19553096A 1996-07-04 1996-07-04 粉体塗料用ポリエステル樹脂組成物 Pending JPH1017794A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004083326A1 (en) * 2003-03-20 2004-09-30 Surface Specialties, S.A. Thermosetting powder compositions for coatings
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