JPH10177699A - 画像情報を利用した車両用音声案内装置 - Google Patents
画像情報を利用した車両用音声案内装置Info
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- JPH10177699A JPH10177699A JP33603396A JP33603396A JPH10177699A JP H10177699 A JPH10177699 A JP H10177699A JP 33603396 A JP33603396 A JP 33603396A JP 33603396 A JP33603396 A JP 33603396A JP H10177699 A JPH10177699 A JP H10177699A
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Abstract
案内を行う。 【解決手段】 カメラ20a,20bで得た撮像結果か
ら認識部24が信号機などの特徴物を認識する。そし
て、ナビ制御部10は、分岐点に来たときに、特徴物を
用いて分かりやすい音声案内を音声合成部16を利用し
て出力する。
Description
て抽出した特徴物を利用して分岐点を特定し案内を行う
画像情報を利用した車両用音声案内装置に関する。
として、ナビゲーション装置が知られており、広く普及
されるようになってきている。このナビゲーション装置
は、通常ディスプレイを有し、ここに現在地表示を含む
地図を表示することを基本とする。そして、目的地を設
定した場合には、記憶している地図情報に基づいて、目
的地までの最適経路を探索する。そして、目的地までの
経路が設定された走行においては、経路を常に表示し
て、経路案内を行う。
することが必要であり、ディスプレイを注視することは
できない。そこで、音声により、右左折などを案内する
ことも行われている。すなわち、案内が必要な案内交差
点(分岐点)の手前で「○○m先××交差点を左方向で
す。」等という案内音声をスピーカから出力し、経路を
案内する。これによって、ドライバーは前方を注視した
まま耳から案内を得ることができる。
が用いられるが、必ずしも分かりやすくない。そこで、
特開平4−1520号公報や特開平4−324312号
公報には、交差点に存在するビル名等の特徴物を案内に
利用することが提案されている。このような特徴物を利
用することによって、ドライバーに分岐点を分かりやす
く説明でき、より好適な経路案内が行える。
特徴物を利用するものは、二次元地図データ中の特徴物
の存在に基づいて、案内文を構成する。従って、道路の
起伏などにより、案内が出力されたときに、この案内に
利用されている特徴物が見えない可能性もある。また、
工事などにより、特徴物が見えなくなっていたり、前方
にトラックやバスなどが存在するために特徴物が見えな
い場合もある。このような場合、特徴物を利用した案内
は、非常に分かりにくいものになってしまう。
題としてなされたものであり、実際に見える特徴物を利
用して、案内が行える画像情報を利用した車両用音声案
内装置を提供することを目的とする。
において、前方に存在する分岐点を認識する分岐点認識
手段と、前方を撮像する車載カメラと、分岐点手前にお
ける車載カメラの撮像結果から音声案内に用いる特徴物
を抽出する特徴物抽出手段と、を備え、抽出手段におい
て抽出された特徴物の情報を音声案内に含めることを特
徴とする。
り得られた撮像結果から特徴物を抽出する。従って、現
実に見える特徴物のみが案内に利用され、工事中や、他
の車両により見えないものなどを利用した案内が行われ
ることを確実に防止できる。
との位置関係を測定する位置関係測定手段と、分岐点の
位置情報を記憶した地図データベースと、上記位置関係
と分岐点の位置情報から分岐点付近に存在する特徴物で
あることを判定する判定手段と、をさらに備えることを
特徴とする。
車と特徴物の位置関係を測定することで、画像中に存在
する特徴物が案内すべき分岐点に存在するものかを確認
することができ、誤った特徴物を利用して案内すること
を効果的に防止できる。
は、複数の車載カメラのステレオ測距にて検出した自車
と特徴物との距離を測定するものであることを特徴とす
る。ステレオ測距により、特徴物までの距離を認識する
ことができ、特徴物が案内すべき分岐点に存在するもの
か否かを確実に判定することができる。
ることを特徴とする。信号機は、多くの交差点に設置さ
れており、分岐点を特定するのに非常に有用である。
部分を抽出した後、エッジ検出により特定の色部分の形
状を特定して検出することを特徴とする。このように、
色を特定することで、容易に信号機を認識することがで
きる。
機における色情報を加味することを特徴とする。信号機
のその時の色を利用して案内を行うことができ、非常に
分かりやすい案内が行える。
ることを特徴とする。行先案内標識には、進路について
の情報が含まれており、これを利用して分かりやすい案
内が行える。
(以下、実施形態という)について、図面に基づいて説
明する。
すブロック図である。ナビ制御部10は、経路案内のた
めの各種のデータ処理を行う。このナビ制御部10に
は、自車位置検出部12が接続されており、ナビ制御部
10はここからの情報により、常時自車位置(現在位
置)を認識する。この自車位置検出部12は、例えばG
PS(グローバル・ポジショニング・システム)を利用
したものであり、FM多重放送により提供される誤差情
報を加味したD−GPS装置なども利用できる。さら
に、光ビーコンや電波ビーコンから供給される位置情報
や、マップマッチングによる補正や、進行方向および走
行距離から位置を検出する自律航法などを組み合わせる
ことも好適である。
ース14が接続されている。この地図データベース14
は、全国の二次元地図情報を記憶しているが、三次元情
報を記憶したものでもよい。すなわち、立体交差等の道
路の三次元形状データや、交差点周辺のビルの形状等を
含む三次元情報を記憶しておくことも好適である。特に
案内交差点において、その交差点の形状を三次元で表示
する情報を記憶しておくことが好ましい。
6がI/Oインタフェース10aを介し接続されてい
る。この音声合成部16は、ナビ制御部10からの信号
に基づき、案内文の音声を合成し、スピーカ(図示せ
ず)から出力する。なお、入力操作部18は、目的地の
入力などを行うためのものである。
2つのカメラ20a、20bを有している。このカメラ
20a、20bは、車両の前方を撮影するCCDカメラ
であって、車幅方向に所定距離離して配置されている。
このカメラ20a、20bには、それぞれ画像処理部2
2a、22bが接続されており、カメラ20a、20b
により得られた撮像結果である画像信号が画像処理部2
2a、22bに供給される。画像処理部22a、22b
は画像信号に基づき、デジタルの画像データを得る。画
像処理部22a、22bは、認識部24に接続されてお
り、この認識部24は、画像データに基づき、特徴物を
抽出、認識する。そして、認識部24の認識結果はナビ
制御部10に供給される。また、認識部24は、ナビ制
御部10に接続されており、特徴物についての認識結果
は、位置関係測定部26にも供給される。この位置関係
測定部26は、カメラ20a、20bのそれぞれの撮影
結果から別個に認識された同一の特徴物の画像中の位置
と、カメラ20a、20bの設置位置から、特徴物まで
の距離をステレオ測距する。そして、位置関係測定部2
6もナビ制御部10に接続されており、測定された特徴
物までの距離及び方向についてのデータもナビ制御部1
0に供給される。
ローチャートに基づいて説明する。まず、経路案内を介
する場合には、まず目的地を設定すると共に、現在地を
検出する(S11)。この目的地の設定は、住所等の入
力により行う。なお、入力操作部18には、タッチパネ
ル等が利用される。また、現在地は、自車位置検出部1
2の出力を取り込むことで得られる。
には、ナビ制御部10は、地図データベースに記憶され
ている地図データを基に、現在地から目的地までの最適
経路を探索する(S12)。この経路探索は、ダイクス
トラ法などを用いた通常の方法で行う。
地に向けての走行が開始された場合には、まず自車位置
を検出する(S13)。次に、分岐点(案内が必要な分
岐する交差点)に近づいているかを判定する(S1
4)。すなわち、目的地までの設定されている経路上で
分岐点は予め分かる。そこで、現在地がこの分岐地点に
近づいたかを判定する。この判定結果から分岐点に接近
したか否かを判定する。分岐点に接近していなかった場
合には、S13に戻り、現在地を更新し、分岐点に接近
したかの判定を繰り返す。
いていることを分岐方向と共に案内する(S15)。例
えば、「500m先交差点を左方向です。」等通常の案
内を行う。
画像を認識部24で認識し、その結果に基づき特徴物の
存在の有無を検出し、特徴物が存在するかを判定する
(S16)。特徴物としては、信号機等が考えられる。
信号機の場合、青、赤、黄色を色フィルタにより、別々
に取り出し、輝度の高い部分のエッジを検出する。そし
て、エッジの形状が○であることから信号機と判定す
る。また、どのフィルタで○が検出されたかにより、ど
の信号がついているかも判定できる。
データベース14より自車から見た分岐点の方向や距離
が特定でき、案内すべき分岐点付近の画像上での範囲が
推定できる。そこで、画像処理をその部分に限定して行
うことにより、処理量が減り、処理速度を向上させるこ
とができる。また、カメラ20a、20bにステア機構
を持たせることで、対象となる分岐点付近を画像の中心
付近で捉えることができる。そこで、ズームアップし
て、対象を捉え、分解能を向上させ、特徴物の検出をよ
り容易にすることもできる。
ングの際には、分岐点と自車の位置関係が分かってい
る。そこで、この位置関係を利用して、特徴物の見え方
を予測し、これに対応したテンプレートを利用してパタ
ーンマッチングを行うことで、より効率的な画像処理を
行うことができる。なお、テンプレートを各方向や距離
に応じて複数設けてもよいが、位置関係に応じてテンプ
レートの形状を変形させてもよい。
合には、位置関係測定部26により、2つのカメラ20
a、20bからの画像に基づいて、特徴物までの距離及
び方向を測定し、測定された距離及び方向に基づき該当
交差点(分岐点)に存在する特徴物かを判定する(S1
7)。すなわち、現在地と分岐点の関係と、現在地と特
徴物の関係とから、特徴物と分岐点の関係を求め、特徴
物が分岐点上のものかを判定する。ここで、特徴物によ
っては、大きさが一定のものもある。例えば、信号機は
同一の大きさのものが多い。この場合、画像面上での大
きさにより、距離を測定できるため、2つのカメラによ
るステレオ測距が不要となる。
の特徴物であれば、その特徴物を用いて案内が行える。
そこで、検出された特徴物を候補として記憶する(S1
8)。一方、S17において、特徴物が該当分岐点上の
特徴物でなかった場合には、分岐点手前にある行先案内
標識かを判定する(S19)。そして、行先案内標識で
あれば、その段階で行先案内標識を用いて、案内を行う
(S20)。すなわち、行先案内標識は、通常交差点の
手前にある。そこで、行先案内標識の表示内容を画像も
しくは地図データベース14などから取得し、これに従
って「行先案内標識に従って○○方面です。」等の案内
を行先案内標識を認識した段階で行う。
S20の案内が行われた場合、S16において特徴物が
存在しなかった場合、S19において行先案内標識でな
かった場合には、分岐動作を行うまで十分な余裕がある
かを判定する(S21)。この判定は、例えば分岐点ま
で100mの地点にあるかを判定することで行う。しか
し、多数の車線がある道路では、分岐前に車線変更など
を行わなければならず、一車線の道路とは、分岐に要す
る時間が異なると考えられる。そこで、これらの条件に
応じて十分に余裕があるか否かの判定を変更することが
好適である。また、走行スピードや、その他の走行環境
に応じて、余裕があるかの判定を変更するとよい。
16に戻り特徴物検出の処理を繰り返す。一方、分岐点
に近づき、S21において、余裕がないと判定されたと
きには、記憶されている特徴物の候補の中から最適なも
のを選択し、これを用いて案内を行う。案内に用いる特
徴物を一つに絞らなくてもよい。例えば、「前方車両に
続いて次の信号を右折です」のような表現も可能である
(S22)。例えば、「次の青信号を右折です。」等と
いう案内を行う。一方、S16において特徴物がなかっ
た場合およびS19において行先案内標識でなかった場
合には、結局特徴物を見いだせなかったことになる。こ
のため、自車位置情報を基に距離で案内を行う。例え
ば、「50m先、右折です。」という案内を行う。
には、経路から逸脱しているか否かを判定し(S2
3)、逸脱していた場合には、S12に戻り経路探索か
らやり直す。一方、逸脱していなかった場合には、目的
地への到達したかを判定し(S24)、目的地に到達し
た場合に、処理を終了する。なお、S24において、目
的地に到達していなかった場合には、S13に戻る。
ラ20a、20bにより得られた画像から特徴物を抽出
する。従って、現実に見える特徴物のみが案内に利用さ
れ、工事中や、他の車両により見えないものなどを利用
した案内が行われることを確実に防止できる。さらに、
特徴物までの距離及び方向を計測することで、画像中に
存在する特徴物が分岐点に存在するものかを確認するこ
とができ、誤った案内をすることを効果的に防止でき
る。
て、採用した。信号機は、多くの交差点に設置されてお
り、分岐点を特定するのに非常に有用である。また、信
号が近接して配置されている場合には、画像処理によっ
て、複数の信号機が認識できる場合もある。この場合、
位置関係測定部26により測定した距離及び方向に基づ
き、案内すべき交差点の手前に他の交差点があることな
どを認識し、「2つ目の青信号を右折です。」等という
案内を行うことも好適である。さらに、特徴物が存在し
ない場合には、距離を利用した通常の案内が行われるた
め、特徴物が存在しない場合も特別な問題は生じない。
いる特徴物として、信号機、行先案内標識を取り上げ
た。しかし、特徴物は、これに限らず各種のものが採用
可能である。例えば、レーンの分岐情報(レーン内の矢
印)や、各種交通標識、歩道橋、前方車両など採用可能
である。特に、Y字分岐などでは、レーンを認識しての
案内が好適である。「この車線のまま右方向です。」等
という案内が可能である。なお、レーン位置について
は、自車位置検出部12の検出結果も併せて検出すると
よい。
利用できる。しかし、特徴物の認識は基本的にパターン
マッチングにより行う。すなわち、予めテンプレートと
して持っている形状と、画像処理で得られた形状の比較
に基づいて、特徴物の認識を行う。従って、特徴物は、
予め形状が分かっているいくつかのものに限定しておく
ことが好ましい。さらに、信号機の例においても説明し
たが、色が予め分かっている特徴物もある。例えば、行
先案内標識は、青色を取り出し、青色部分のエッジ検出
により、形状を特定できる。
内だけで十分な経路案内が行える。そこで、経路表示の
ためのディスプレイを省略することができる。これによ
って、スペースをとらず、低コスト化を図ることができ
る。
行うこともできる。センターは、車両の現在位置および
目的地から、最適経路の探索を行い、経路案内に必要な
データを車両側に供給する。これによって、車両側の装
置の大幅に簡略化することができる。なお、通信に路側
ビーコンを用いる場合などは、現在地の送信は不要であ
る。
データベース、16音声合成部、18 入力操作部、2
0a,20b カメラ、22a,22b 画像処理部、
24 認識部、26 位置関係測定部。
Claims (7)
- 【請求項1】 分岐点の手前において、前方に存在する
分岐点を認識する分岐点認識手段と、 前方を撮像する車載カメラと、 分岐点手前における車載カメラの撮像結果から音声案内
に用いる特徴物を抽出する特徴物抽出手段と、 を備え、 抽出手段において抽出された特徴物の情報を音声案内に
含めることを特徴とする画像情報を利用した車両用音声
案内装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の装置において、 さらに、 抽出された特徴物と自車との位置関係を測定する位置関
係測定手段と、 分岐点の位置情報を記憶した地図データベースと、 上記位置関係と分岐点の位置情報から分岐点付近に存在
する特徴物であることを判定する判定手段と、 を備えることを特徴とする画像情報を利用した車両用音
声案内装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載の装置において、 上記位置関係測定手段は、複数の車載カメラのステレオ
測距にて検出した自車と特徴物との距離を測定するもの
であることを特徴とする画像情報を利用した車両用音声
案内装置。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1つに記載の装
置において、 上記特徴物は信号機であることを特徴とする画像情報を
利用した車両用音声案内装置。 - 【請求項5】 請求項4に記載の装置において、 上記信号機は特定の色の部分を抽出した後、エッジ検出
により特定の色部分の形状を特定して検出することを特
徴とする画像情報を利用した車両用音声案内装置。 - 【請求項6】 請求項4または5に記載の装置におい
て、 上記音声案内には、信号機における色情報を加味するこ
とを特徴とする画像情報を利用した車両用音声案内装
置。 - 【請求項7】 請求項1〜3のいずれか1つに記載の装
置において、 上記特徴物は行先案内標識であることを特徴とする画像
情報を利用した車両用音声案内装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33603396A JP3811238B2 (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | 画像情報を利用した車両用音声案内装置 |
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JP33603396A JP3811238B2 (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | 画像情報を利用した車両用音声案内装置 |
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JPH10177699A true JPH10177699A (ja) | 1998-06-30 |
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Family
ID=18295017
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---|---|---|---|
JP33603396A Expired - Lifetime JP3811238B2 (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | 画像情報を利用した車両用音声案内装置 |
Country Status (1)
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JP3811238B2 (ja) | 2006-08-16 |
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