JPH10176891A - 収集器熱伝達体構成ユニット及び空調装置 - Google Patents
収集器熱伝達体構成ユニット及び空調装置Info
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- JPH10176891A JPH10176891A JP9231424A JP23142497A JPH10176891A JP H10176891 A JPH10176891 A JP H10176891A JP 9231424 A JP9231424 A JP 9231424A JP 23142497 A JP23142497 A JP 23142497A JP H10176891 A JPH10176891 A JP H10176891A
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F9/00—Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
- F28F9/26—Arrangements for connecting different sections of heat-exchange elements, e.g. of radiators
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B40/00—Subcoolers, desuperheaters or superheaters
-
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- F25B43/00—Arrangements for separating or purifying gases or liquids; Arrangements for vaporising the residuum of liquid refrigerant, e.g. by heat
- F25B43/006—Accumulators
-
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- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
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- F28D7/04—Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits being spirally coiled
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 場所を取らない新規の収集器熱伝達体構成ユ
ニット並びにそれを搭載した、低圧側に配置された収集
器と内部の熱伝達体と有する空調装置を提供する。 【解決手段】 収集器熱伝達体構成ユニット３におい
て、熱伝達体ユニット６は収集器７のハウジング７ａの
内部に、熱伝達体ユニットを通して案内される流体が、
収集器内に一時貯蔵されかつそこから取り出される冷却
剤と熱接触するように配置されており、その場合に熱伝
達体ユニットに接続する流体接続導管１３ａ、１３ｂが
収集器ハウジングを通して案内されている。この収集器
熱伝達体構成ユニットを、たとえば内部の熱伝達体を備
えた空調装置に搭載することができる。
ニット並びにそれを搭載した、低圧側に配置された収集
器と内部の熱伝達体と有する空調装置を提供する。 【解決手段】 収集器熱伝達体構成ユニット３におい
て、熱伝達体ユニット６は収集器７のハウジング７ａの
内部に、熱伝達体ユニットを通して案内される流体が、
収集器内に一時貯蔵されかつそこから取り出される冷却
剤と熱接触するように配置されており、その場合に熱伝
達体ユニットに接続する流体接続導管１３ａ、１３ｂが
収集器ハウジングを通して案内されている。この収集器
熱伝達体構成ユニットを、たとえば内部の熱伝達体を備
えた空調装置に搭載することができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、請求項１の前提部
分に記載の収集器熱伝達体構成ユニット並びに請求項４
の前提部分に記載の空調装置に関するものである。熱伝
達体と、以下で収集器と称する冷却剤収集容器は、たと
えば車両に使用されるような冷却剤循環を有する空調装
置の公知の要素である。
分に記載の収集器熱伝達体構成ユニット並びに請求項４
の前提部分に記載の空調装置に関するものである。熱伝
達体と、以下で収集器と称する冷却剤収集容器は、たと
えば車両に使用されるような冷却剤循環を有する空調装
置の公知の要素である。
【０００２】
【従来の技術】ドイツ公開公報ＤＥ４３１９２９３Ａ１
とＤＥ４４１０９８６Ａ１には、車両空調装置用の収集
器・凝縮器・構成ユニットの形の収集器熱伝達体構成ユ
ニットが記載されており、それらにおいてはパイプ形状
に形成された収集器が、パイプ・フィンブロック構造内
に組み込まれた凝縮器の側方に配置されており、その場
合に隣接している凝縮器収集パイプと流体接続されてい
る。この公知の収集器・凝縮器・構成ユニットは空調装
置に使用するように想定されており、そこでは収集器は
冷却剤循環内で高圧側において凝縮器の後方に位置決め
されている。
とＤＥ４４１０９８６Ａ１には、車両空調装置用の収集
器・凝縮器・構成ユニットの形の収集器熱伝達体構成ユ
ニットが記載されており、それらにおいてはパイプ形状
に形成された収集器が、パイプ・フィンブロック構造内
に組み込まれた凝縮器の側方に配置されており、その場
合に隣接している凝縮器収集パイプと流体接続されてい
る。この公知の収集器・凝縮器・構成ユニットは空調装
置に使用するように想定されており、そこでは収集器は
冷却剤循環内で高圧側において凝縮器の後方に位置決め
されている。
【０００３】また、上述の種類の空調装置がすでに知ら
れており、そこにおいては収集器は冷却剤循環内で低圧
側において蒸発器の後方に配置されており、付加的な構
成ユニットとしていわゆる内部の熱伝達体が設けられて
おり、それを介して空冷される凝縮器と膨張機構との間
の冷却剤循環の高圧側が収集器とコンプレッサーとの間
の低圧側と熱接触している。
れており、そこにおいては収集器は冷却剤循環内で低圧
側において蒸発器の後方に配置されており、付加的な構
成ユニットとしていわゆる内部の熱伝達体が設けられて
おり、それを介して空冷される凝縮器と膨張機構との間
の冷却剤循環の高圧側が収集器とコンプレッサーとの間
の低圧側と熱接触している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の技術的な課題
は、場所を取らない新規の収集器熱伝達体構成ユニット
並びにそれを搭載した、低圧側に配置された収集器と内
部の熱伝達体と有する空調装置を提供することである。
は、場所を取らない新規の収集器熱伝達体構成ユニット
並びにそれを搭載した、低圧側に配置された収集器と内
部の熱伝達体と有する空調装置を提供することである。
【０００５】本発明はこの問題を、請求項１の特徴を有
する収集器熱伝達体構成ユニット並びに請求項４の特徴
を有する空調装置を提供することによって解決する。
する収集器熱伝達体構成ユニット並びに請求項４の特徴
を有する空調装置を提供することによって解決する。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明に基づく収集器熱
伝達体構成ユニットにおいては、流体を案内する熱伝達
体ユニットが収集器、すなわち冷却剤収集容器の内部に
配置されており、その場合にその熱伝達体ユニットは熱
伝達体ユニットを通して案内される流体が、収集容器内
に一時貯蔵されかつそれから取り出される冷却剤と熱接
触するように、構成されかつ位置決めされている。熱伝
達体ユニットを通して案内される流体を供給並びに搬出
するために、それに応じた接続導管が収集容器を通して
案内されている。このようにしてこの構成ユニットを、
収集器内に一時貯蔵された後にさらに案内される冷却剤
と熱伝達体ユニットを通して案内される流体との間で熱
伝達を行おうとする、空調装置に使用することが可能に
なり、その流体は特に冷却剤循環の他の部分における同
じ冷却剤とすることができるが、必ずしもそうである必
要はない。
伝達体構成ユニットにおいては、流体を案内する熱伝達
体ユニットが収集器、すなわち冷却剤収集容器の内部に
配置されており、その場合にその熱伝達体ユニットは熱
伝達体ユニットを通して案内される流体が、収集容器内
に一時貯蔵されかつそれから取り出される冷却剤と熱接
触するように、構成されかつ位置決めされている。熱伝
達体ユニットを通して案内される流体を供給並びに搬出
するために、それに応じた接続導管が収集容器を通して
案内されている。このようにしてこの構成ユニットを、
収集器内に一時貯蔵された後にさらに案内される冷却剤
と熱伝達体ユニットを通して案内される流体との間で熱
伝達を行おうとする、空調装置に使用することが可能に
なり、その流体は特に冷却剤循環の他の部分における同
じ冷却剤とすることができるが、必ずしもそうである必
要はない。
【０００７】請求項２に基づいて形成された他の収集器
熱伝達体構成ユニットの場合には、熱伝達体ユニットは
互いに離れた巻き部分を備えた少なくとも１つのフラッ
トパイプスパイラルを有するパイプ構造によって実現さ
れている。フラットパイプスパイラルは、離されたフラ
ットパイプ巻き部分によって形成されるスパイラル間隙
が収集器から取り出された冷却剤用の螺旋形状の流れ通
路を形成するように、収集器ハウジング内に挿入され
て、軸方向に覆われている。このようにして引き出され
た冷却剤は螺旋巻きルートに沿って熱伝達体ユニットの
フラットパイプの内部で案内される流体と熱接触する。
熱伝達体構成ユニットの場合には、熱伝達体ユニットは
互いに離れた巻き部分を備えた少なくとも１つのフラッ
トパイプスパイラルを有するパイプ構造によって実現さ
れている。フラットパイプスパイラルは、離されたフラ
ットパイプ巻き部分によって形成されるスパイラル間隙
が収集器から取り出された冷却剤用の螺旋形状の流れ通
路を形成するように、収集器ハウジング内に挿入され
て、軸方向に覆われている。このようにして引き出され
た冷却剤は螺旋巻きルートに沿って熱伝達体ユニットの
フラットパイプの内部で案内される流体と熱接触する。
【０００８】請求項３に記載の他の実施形態において
は、収集器熱伝達体構成ユニットの熱伝達体ユニットは
２つのフラットパイプスパイラルを有し、それらは中間
底によって分離されて軸方向に並べて配置されており、
その場合にフラットパイプスパイラルの２つの半径方向
外側または２つの半径方向内側のスパイラル端部が、中
間底を通して案内されている接続パイプを介して互いに
流体接続している。それぞれ接続部の選択に従ってフラ
ットパイプスパイラルを流れ技術的に直列または並列に
接続することができる。同様に２つの付属の螺旋形状の
流れ通路も互いに対応する半径方向の端部領域におい
て、中間底に形成された接続開口部を介して互いに接続
されており、その場合にそれぞれシステム設計に応じて
流れ技術的に直列または並列に接続されている。
は、収集器熱伝達体構成ユニットの熱伝達体ユニットは
２つのフラットパイプスパイラルを有し、それらは中間
底によって分離されて軸方向に並べて配置されており、
その場合にフラットパイプスパイラルの２つの半径方向
外側または２つの半径方向内側のスパイラル端部が、中
間底を通して案内されている接続パイプを介して互いに
流体接続している。それぞれ接続部の選択に従ってフラ
ットパイプスパイラルを流れ技術的に直列または並列に
接続することができる。同様に２つの付属の螺旋形状の
流れ通路も互いに対応する半径方向の端部領域におい
て、中間底に形成された接続開口部を介して互いに接続
されており、その場合にそれぞれシステム設計に応じて
流れ技術的に直列または並列に接続されている。
【０００９】請求項４に記載の本発明による空調装置
は、本発明による収集器熱伝達体構成ユニットを搭載し
ており、その場合にその収集器は冷却剤循環の低圧側に
おいて蒸発器の後方に配置されており、熱伝達体ユニッ
トは冷却剤循環の高圧側と低圧側との間の熱伝達に用い
られる、いわゆる内部の熱伝達体ユニットとして機能す
る。それによって空調装置の、特に収集器と内部の熱伝
達体に関する装置部分のコンパクトな構造が得られる。
さらに、内部の熱伝達体の構成ユニットが収集器から分
離されているこの種の従来の装置に比較して、そこで必
要とされる、収集器と内部の熱伝達体との間の接続箇所
を含む接続導線が省かれる。
は、本発明による収集器熱伝達体構成ユニットを搭載し
ており、その場合にその収集器は冷却剤循環の低圧側に
おいて蒸発器の後方に配置されており、熱伝達体ユニッ
トは冷却剤循環の高圧側と低圧側との間の熱伝達に用い
られる、いわゆる内部の熱伝達体ユニットとして機能す
る。それによって空調装置の、特に収集器と内部の熱伝
達体に関する装置部分のコンパクトな構造が得られる。
さらに、内部の熱伝達体の構成ユニットが収集器から分
離されているこの種の従来の装置に比較して、そこで必
要とされる、収集器と内部の熱伝達体との間の接続箇所
を含む接続導線が省かれる。
【００１０】低圧側におけるコンプレッサーによって吸
引された冷却剤の過熱と結び付いた、高圧側における凝
縮器の後方の冷却剤のさらなる冷却をもたらす、この種
の内部の熱伝達体を使用することによって、所定の空調
装置と冷却剤について冷却出力と冷却成績係数の改良が
可能であることが、明らかにされている。車両空気調節
に使用される空調装置においては、内部の熱伝達体がさ
らにコンプレッサーを、液体で吸引される冷却剤による
損傷から保護する。
引された冷却剤の過熱と結び付いた、高圧側における凝
縮器の後方の冷却剤のさらなる冷却をもたらす、この種
の内部の熱伝達体を使用することによって、所定の空調
装置と冷却剤について冷却出力と冷却成績係数の改良が
可能であることが、明らかにされている。車両空気調節
に使用される空調装置においては、内部の熱伝達体がさ
らにコンプレッサーを、液体で吸引される冷却剤による
損傷から保護する。
【００１１】さらに請求項５に従って形成されている空
調装置においては、内部の熱伝達体は低圧側において収
集器の流出側の流れルート内に配置されており、それに
よってたとえば収集室から引き出される冷却剤の過熱を
もたらすことが可能になる。
調装置においては、内部の熱伝達体は低圧側において収
集器の流出側の流れルート内に配置されており、それに
よってたとえば収集室から引き出される冷却剤の過熱を
もたらすことが可能になる。
【００１２】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施形態を図面
に示し、以下で詳細に説明する。
に示し、以下で詳細に説明する。
【００１３】図１にブロック図で図示されている、車両
の空気調節に使用可能な空調装置は、適当な冷却剤を有
する冷却剤循環を備えている。冷却剤は高圧側でコンプ
レッサー１から凝縮器２へ達し、その中において周囲空
気流によって冷却される。その後冷却剤は、後述する収
集器熱伝達体構成ユニット３の一部である内部の熱伝達
体へ達する。この構成ユニット３の内部の熱伝達体の出
口側から冷却剤は膨張弁４へ供給される。膨張された冷
却剤は蒸発器５を通して案内され、蒸発器の外側に空気
が流れ付き、その空気がそれによって冷却されて、車両
室内空気調節に用いられる。蒸発器５から冷却剤は低圧
側で収集器熱伝達体構成ユニットの収集器部分へ供給さ
れ、この収集器部分は冷却剤を一時貯蔵する機能を有す
る。というのは、異なる駆動条件において装置の高圧側
ないしは低圧側で異なる冷却剤量が存在し、冷却剤のそ
れぞれの差分量を収集器に貯蔵し、ないしはそこから取
り出すことができるからである。その後コンプレッサー
１がそれぞれ必要とされる量の冷却剤を収集器から引き
出す。
の空気調節に使用可能な空調装置は、適当な冷却剤を有
する冷却剤循環を備えている。冷却剤は高圧側でコンプ
レッサー１から凝縮器２へ達し、その中において周囲空
気流によって冷却される。その後冷却剤は、後述する収
集器熱伝達体構成ユニット３の一部である内部の熱伝達
体へ達する。この構成ユニット３の内部の熱伝達体の出
口側から冷却剤は膨張弁４へ供給される。膨張された冷
却剤は蒸発器５を通して案内され、蒸発器の外側に空気
が流れ付き、その空気がそれによって冷却されて、車両
室内空気調節に用いられる。蒸発器５から冷却剤は低圧
側で収集器熱伝達体構成ユニットの収集器部分へ供給さ
れ、この収集器部分は冷却剤を一時貯蔵する機能を有す
る。というのは、異なる駆動条件において装置の高圧側
ないしは低圧側で異なる冷却剤量が存在し、冷却剤のそ
れぞれの差分量を収集器に貯蔵し、ないしはそこから取
り出すことができるからである。その後コンプレッサー
１がそれぞれ必要とされる量の冷却剤を収集器から引き
出す。
【００１４】収集器熱伝達体構成ユニット３の内部の熱
伝達体を介して、該当する高圧導管部分が該当する低圧
導管部分と熱接触しており、それによってまず流れ方向
において凝縮器２の後方の高圧側において冷却剤がさら
に冷却され、そしてまたコンプレッサー１によって収集
器から吸引された冷却剤の過熱がもたらされる。ある種
の装置において内部の熱伝達体を使用することによっ
て、冷却能力と冷却成績係数の改良が可能であること
が、示されている。さらに、このようにしてコンプレッ
サーは場合によっては液体として吸引される冷却剤によ
る損傷から保護される。
伝達体を介して、該当する高圧導管部分が該当する低圧
導管部分と熱接触しており、それによってまず流れ方向
において凝縮器２の後方の高圧側において冷却剤がさら
に冷却され、そしてまたコンプレッサー１によって収集
器から吸引された冷却剤の過熱がもたらされる。ある種
の装置において内部の熱伝達体を使用することによっ
て、冷却能力と冷却成績係数の改良が可能であること
が、示されている。さらに、このようにしてコンプレッ
サーは場合によっては液体として吸引される冷却剤によ
る損傷から保護される。
【００１５】収集器熱伝達体構成ユニット３は別にし
て、図１の装置は従来のものであって、詳しい説明を必
要としない。従って以下においては特に、従来分離され
ていた２つの空調装置要素、すなわち収集器と熱伝達体
を特別な方法で共通の構成ユニットに一体化している、
収集器熱伝達体構成ユニット３の本発明に基づく構造に
ついて詳細に説明する。
て、図１の装置は従来のものであって、詳しい説明を必
要としない。従って以下においては特に、従来分離され
ていた２つの空調装置要素、すなわち収集器と熱伝達体
を特別な方法で共通の構成ユニットに一体化している、
収集器熱伝達体構成ユニット３の本発明に基づく構造に
ついて詳細に説明する。
【００１６】本発明による収集器熱伝達体構成ユニット
３の可能な実現方法が、図２と４に図示されている。こ
の構成ユニット３においては、内部の熱伝達体として図
１の装置に使用できる熱伝達体ユニット６が収集器７内
へ次のようにして、すなわち熱伝達ユニットが円筒状の
収集器ハウジング７ａ内でハウジング底７ｂに接して配
置されていることによって、組み込まれており、その場
合にハウジング７ａの反対の側は、溶接されている湾曲
されたカバー７ｃによって閉鎖されている。熱伝達体ユ
ニット６は熱伝達作用する部材として２つの同種のフラ
ットパイプスパイラル６ａ、６ｂを有し、それらはそれ
ぞれ押出し形成されたフラットパイプを螺旋状に巻くこ
とによって形成されている。フラットパイプスパイラル
６ａ、６ｂは互いに離れた螺旋巻きによって形成されて
いるので、各フラットパイプスパイラル６ａ、６ｂのフ
ラットパイプ外側面はそれぞれそれに応じた螺旋状の外
側空間８ａ、８ｂを画成する。２つのフラットパイプス
パイラル６ａ、６ｂはそれぞれ円筒状の収集器ハウジン
グ７ａの円筒軸に対して平行な螺旋軸が軸方向に並ぶよ
うに、収集器ハウジング７ａ内へ組み込まれており、そ
の場合にそれらは中間底９によって互いに分離されてい
る。一方のフラットパイプスパイラル６ａは収集器ハウ
ジング７ａの底７ｂに接しており、カバープレート２０
が熱伝達体ユニット６の反対側の端面を冷却剤収集室１
０に対して閉鎖している。２つのフラットパイプスパイ
ラル６ａ、６ｂはまず中間底９と、そしてさらに収集器
ハウジング７ａの底７ｂと、ないしはカバープレート２
０とはんだ付けによって堅固に結合されている。
３の可能な実現方法が、図２と４に図示されている。こ
の構成ユニット３においては、内部の熱伝達体として図
１の装置に使用できる熱伝達体ユニット６が収集器７内
へ次のようにして、すなわち熱伝達ユニットが円筒状の
収集器ハウジング７ａ内でハウジング底７ｂに接して配
置されていることによって、組み込まれており、その場
合にハウジング７ａの反対の側は、溶接されている湾曲
されたカバー７ｃによって閉鎖されている。熱伝達体ユ
ニット６は熱伝達作用する部材として２つの同種のフラ
ットパイプスパイラル６ａ、６ｂを有し、それらはそれ
ぞれ押出し形成されたフラットパイプを螺旋状に巻くこ
とによって形成されている。フラットパイプスパイラル
６ａ、６ｂは互いに離れた螺旋巻きによって形成されて
いるので、各フラットパイプスパイラル６ａ、６ｂのフ
ラットパイプ外側面はそれぞれそれに応じた螺旋状の外
側空間８ａ、８ｂを画成する。２つのフラットパイプス
パイラル６ａ、６ｂはそれぞれ円筒状の収集器ハウジン
グ７ａの円筒軸に対して平行な螺旋軸が軸方向に並ぶよ
うに、収集器ハウジング７ａ内へ組み込まれており、そ
の場合にそれらは中間底９によって互いに分離されてい
る。一方のフラットパイプスパイラル６ａは収集器ハウ
ジング７ａの底７ｂに接しており、カバープレート２０
が熱伝達体ユニット６の反対側の端面を冷却剤収集室１
０に対して閉鎖している。２つのフラットパイプスパイ
ラル６ａ、６ｂはまず中間底９と、そしてさらに収集器
ハウジング７ａの底７ｂと、ないしはカバープレート２
０とはんだ付けによって堅固に結合されている。
【００１７】２つのフラットパイプスパイラル６ａ、６
ｂは接続パイプ１１を介して流れ技術的に直列に接続さ
れており、その接続パイプは中間底９に形成された該当
する通過開口部１２を通して案内されており、かつ２つ
の長手スリットを有し、その中に２つのフラットパイプ
スパイラル６ａ、６ｂの外側の端部が差し込まれて、密
封はんだ付けされている。さらに位置を安定化させるた
めに、接続パイプ１１は収集器ハウジング７ａの内側に
はんだ付けされている。従って熱伝達体ユニット６内で
の流体の案内は一方のフラットパイプスパイラルの半径
方向内側の端部からその半径方向外側の端部へ、そこか
ら接続パイプ１１を介して他方のフラットパイプスパイ
ラルの半径方向外側の端部へそしてそのフラットパイプ
スパイラル内を内側へその半径方向内側の端部へと行わ
れる。フラットパイプスパイラル６ａ、６ｂの半径方向
内側の端部へ、接続パイプ１３ａ、１３ｂが収集器ハウ
ジング７ａに形成された該当する孔を通して案内され、
かつ収集器ハウジングに溶接されている。２つの接続パ
イプ１３ａ、１３ｂは中間底９によって分離されて一本
の線になっており、従って互いに向き合った端部が中間
底９の切欠き内へ挿入されている。それに連続するパイ
プ部分にそれぞれ軸スリットが形成されており、その中
に対応するフラットパイプスパイラル６ａ、６ｂの半径
方向内側の端部が差し込まれて、密封はんだ付けされて
いる。
ｂは接続パイプ１１を介して流れ技術的に直列に接続さ
れており、その接続パイプは中間底９に形成された該当
する通過開口部１２を通して案内されており、かつ２つ
の長手スリットを有し、その中に２つのフラットパイプ
スパイラル６ａ、６ｂの外側の端部が差し込まれて、密
封はんだ付けされている。さらに位置を安定化させるた
めに、接続パイプ１１は収集器ハウジング７ａの内側に
はんだ付けされている。従って熱伝達体ユニット６内で
の流体の案内は一方のフラットパイプスパイラルの半径
方向内側の端部からその半径方向外側の端部へ、そこか
ら接続パイプ１１を介して他方のフラットパイプスパイ
ラルの半径方向外側の端部へそしてそのフラットパイプ
スパイラル内を内側へその半径方向内側の端部へと行わ
れる。フラットパイプスパイラル６ａ、６ｂの半径方向
内側の端部へ、接続パイプ１３ａ、１３ｂが収集器ハウ
ジング７ａに形成された該当する孔を通して案内され、
かつ収集器ハウジングに溶接されている。２つの接続パ
イプ１３ａ、１３ｂは中間底９によって分離されて一本
の線になっており、従って互いに向き合った端部が中間
底９の切欠き内へ挿入されている。それに連続するパイ
プ部分にそれぞれ軸スリットが形成されており、その中
に対応するフラットパイプスパイラル６ａ、６ｂの半径
方向内側の端部が差し込まれて、密封はんだ付けされて
いる。
【００１８】上述したように、収集器熱伝達体構成ユニ
ット３の収集器機能は、冷却剤一時貯蔵のために用いら
れる。図４においては、円筒長手軸が水平に配置されて
いる収集器熱伝達体構成ユニット３の代表的な冷却剤液
面１４が示されている。冷却剤収集室１０用の接続部と
しては、まず収集器ハウジング７ａのカバー７ｃを通し
て案内され、このカバーに溶接された接続パイプ１５が
用いられ、図１に示す空調装置に使用する場合には蒸発
器５から来る冷却剤がこの接続パイプを介して供給され
る。さらに、引出しパイプ１７が設けられており、この
引出しパイプの一方の端部は収集器ハウジング７ａの円
筒縦軸に対して横方向に配置されたＵ字状のアーチ部１
７ａとなり、そのアーチ部の１つまたは複数の流入開口
部を有する湾曲した中央部分が冷却剤収集室１０の下方
領域へ延びており、かつ開放された端部部分１７ｃは収
集室１０の上方の領域で終了している。Ｕ字状のパイプ
アーチ部１７ａはまた軸方向のパイプ部分１７ｃへ移行
しており、そのパイプ部分の前端部がカバープレート２
０に溶接されており、カバープレート自体はそこに通過
孔１８を有し、その通過孔を介して引出しパイプ１７が
隣接している螺旋間隙空間８ｂの半径方向内側の領域と
流体接続されている。
ット３の収集器機能は、冷却剤一時貯蔵のために用いら
れる。図４においては、円筒長手軸が水平に配置されて
いる収集器熱伝達体構成ユニット３の代表的な冷却剤液
面１４が示されている。冷却剤収集室１０用の接続部と
しては、まず収集器ハウジング７ａのカバー７ｃを通し
て案内され、このカバーに溶接された接続パイプ１５が
用いられ、図１に示す空調装置に使用する場合には蒸発
器５から来る冷却剤がこの接続パイプを介して供給され
る。さらに、引出しパイプ１７が設けられており、この
引出しパイプの一方の端部は収集器ハウジング７ａの円
筒縦軸に対して横方向に配置されたＵ字状のアーチ部１
７ａとなり、そのアーチ部の１つまたは複数の流入開口
部を有する湾曲した中央部分が冷却剤収集室１０の下方
領域へ延びており、かつ開放された端部部分１７ｃは収
集室１０の上方の領域で終了している。Ｕ字状のパイプ
アーチ部１７ａはまた軸方向のパイプ部分１７ｃへ移行
しており、そのパイプ部分の前端部がカバープレート２
０に溶接されており、カバープレート自体はそこに通過
孔１８を有し、その通過孔を介して引出しパイプ１７が
隣接している螺旋間隙空間８ｂの半径方向内側の領域と
流体接続されている。
【００１９】さらに、２つのスパイラル間隙空間８ａ、
８ｂは中間底９の孔１９を介し、その半径方向外側の終
端部分を介して互いに流体接続されている。収集器ハウ
ジング７ａの底７ｂの接続開口部１６を介して、隣接す
るスパイラル間隙空間８ａの半径方向内側の終端部分が
外側への接続を有する。このようにして、それぞれのフ
ラットパイプスパイラル６ａ、６ｂによって形成され、
軸方向においてまず中間底９によって、そしてさらにハ
ウジング底７ｂないしはカバープレート２０によって上
述の接続開口部まで閉鎖されている２つのスパイラル間
隙空間８ａ、８ｂは、収集器熱伝達体構成ユニット３を
通して案内されそこで一時貯蔵される冷却剤のための、
２つの直列に互いに前後して配置された流れ通路を形成
している。その場合に冷却剤は螺旋状の流れ通路空間８
ａ、８ｂを通る流れルートに沿って、フラットパイプス
パイラル６ａ、６ｂの内部を通して案内される流体と熱
接触しており、そのためにフラットパイプは熱伝導性の
高い材料からなる。
８ｂは中間底９の孔１９を介し、その半径方向外側の終
端部分を介して互いに流体接続されている。収集器ハウ
ジング７ａの底７ｂの接続開口部１６を介して、隣接す
るスパイラル間隙空間８ａの半径方向内側の終端部分が
外側への接続を有する。このようにして、それぞれのフ
ラットパイプスパイラル６ａ、６ｂによって形成され、
軸方向においてまず中間底９によって、そしてさらにハ
ウジング底７ｂないしはカバープレート２０によって上
述の接続開口部まで閉鎖されている２つのスパイラル間
隙空間８ａ、８ｂは、収集器熱伝達体構成ユニット３を
通して案内されそこで一時貯蔵される冷却剤のための、
２つの直列に互いに前後して配置された流れ通路を形成
している。その場合に冷却剤は螺旋状の流れ通路空間８
ａ、８ｂを通る流れルートに沿って、フラットパイプス
パイラル６ａ、６ｂの内部を通して案内される流体と熱
接触しており、そのためにフラットパイプは熱伝導性の
高い材料からなる。
【００２０】従って図示の収集器熱伝達体構成ユニット
３を使用することによって、フラットパイプスパイラル
６ａ、６ｂを通して案内される流体と、収集後にまた引
き出される冷却剤との間の熱伝達が可能になる。その場
合にそれぞれ収集器熱伝達体構成ユニット３の隣接の空
調装置要素への接続に従って向流または並流の熱伝達が
得られる。図１に示す装置の好ましい使用においては、
高圧側の冷却剤は収集器熱伝達体構成ユニット３の内部
の熱伝達体として機能する熱伝達体ユニット６のフラッ
トパイプスパイラル６ａ、６ｂを通って流れ、先行して
行われた一時貯蔵の後にコンプレッサー１によって収集
器熱伝達体構成ユニット３から引き出される冷却剤はそ
れに対して向流で互いに前後して接続された流れ通路空
間８ａ、８ｂを通して案内される。そのために収集器熱
伝達体構成ユニット３の図２および図４中左の熱伝達体
接続パイプ１３ａが凝縮器２から出ている冷却剤高圧導
管に接続され、図２および図４中右の熱伝達体接続パイ
プ１３ｂは膨張弁４へ通じる冷却剤高圧導管に接続され
ている。蒸発器５から来る低圧導管は収集器熱伝達体構
成ユニット３のカバー側の接続パイプ１５へ案内されて
おり、コンプレッサー１へ通じる引出しパイプはハウジ
ング底側の接続開口部１６に接続される。それによって
次のような流れ特性が得られる。
３を使用することによって、フラットパイプスパイラル
６ａ、６ｂを通して案内される流体と、収集後にまた引
き出される冷却剤との間の熱伝達が可能になる。その場
合にそれぞれ収集器熱伝達体構成ユニット３の隣接の空
調装置要素への接続に従って向流または並流の熱伝達が
得られる。図１に示す装置の好ましい使用においては、
高圧側の冷却剤は収集器熱伝達体構成ユニット３の内部
の熱伝達体として機能する熱伝達体ユニット６のフラッ
トパイプスパイラル６ａ、６ｂを通って流れ、先行して
行われた一時貯蔵の後にコンプレッサー１によって収集
器熱伝達体構成ユニット３から引き出される冷却剤はそ
れに対して向流で互いに前後して接続された流れ通路空
間８ａ、８ｂを通して案内される。そのために収集器熱
伝達体構成ユニット３の図２および図４中左の熱伝達体
接続パイプ１３ａが凝縮器２から出ている冷却剤高圧導
管に接続され、図２および図４中右の熱伝達体接続パイ
プ１３ｂは膨張弁４へ通じる冷却剤高圧導管に接続され
ている。蒸発器５から来る低圧導管は収集器熱伝達体構
成ユニット３のカバー側の接続パイプ１５へ案内されて
おり、コンプレッサー１へ通じる引出しパイプはハウジ
ング底側の接続開口部１６に接続される。それによって
次のような流れ特性が得られる。
【００２１】冷却剤は高圧側では凝縮器２から、たとえ
ば約３０°Ｃと８０°Ｃの間の温度並びに使用される冷
却剤の熱力学的特性に相当する圧力で流入パイプ１３ａ
を介して第１のフラットパイプスパイラル６ａの半径方
向内側の端部へ流入し、その後このスパイラル６ａを螺
旋状に通ってその半径方向外側の端部まで螺旋状に外側
へ流れて、そこで接続パイプ１１を介して第２のフラッ
トパイプスパイラル６ｂの半径方向外側の端部へ移動す
る。そこから冷却剤は第２のフラットパイプスパイラル
６ｂの半径方向内側の端部まで半径方向内側へ流れて、
その後流出パイプ１３ｂを介して冷却されて再び収集器
熱伝達体構成ユニット３から出て行く。
ば約３０°Ｃと８０°Ｃの間の温度並びに使用される冷
却剤の熱力学的特性に相当する圧力で流入パイプ１３ａ
を介して第１のフラットパイプスパイラル６ａの半径方
向内側の端部へ流入し、その後このスパイラル６ａを螺
旋状に通ってその半径方向外側の端部まで螺旋状に外側
へ流れて、そこで接続パイプ１１を介して第２のフラッ
トパイプスパイラル６ｂの半径方向外側の端部へ移動す
る。そこから冷却剤は第２のフラットパイプスパイラル
６ｂの半径方向内側の端部まで半径方向内側へ流れて、
その後流出パイプ１３ｂを介して冷却されて再び収集器
熱伝達体構成ユニット３から出て行く。
【００２２】低圧側では冷却剤はたとえば約−１０°Ｃ
と＋２０°Ｃとの間の温度並びに使用される冷却剤の熱
力学的特性に相当する圧力で蒸発器５から流入パイプ１
５を介して収集室１０へ流入し、その中には装置が決ま
り通りに充填されている場合には、一般に液体の冷却剤
も気体の冷却剤も、そして場合によっては冷却機械オイ
ルも設けられている。引出しパイプ１７のＵ字状アーチ
部１７ａの１つまたは多数の孔を介してコンプレッサー
１の吸引効果によって決められた質量流量の液状の冷却
剤が、開放しているパイプ端部１７ｃを介して気体状で
流入する冷却剤と共に吸引される。冷却剤はその後大体
において２相でカバープレート２０の孔１８を介して、
隣接している螺旋状の流れ通路空間８ｂの半径方向内側
の領域へ、すなわちフラットパイプ６ａ、６ｂの内部の
高圧側の冷却剤の流れ用の流出領域の近傍に、流入す
る。コンプレッサー１によって吸引された低圧側の冷却
剤はその後、高圧側の冷却剤の流れに対して向流でこの
流れ通路空間８ｂ内で半径方向外側へ流れ、その半径方
向外側部分において中間底９の接続孔１９を介して他方
の流れ通路空間８ａの半径方向外側領域へ達して、そこ
で冷却剤はさらに高圧側の冷却剤の流れに対して向流で
半径方向内側へ螺旋状に流れて、半径方向内側の領域に
おいてハウジング底７ｂの接続開口部１６を介して収集
器熱伝達体構成ユニット３を出て行く。
と＋２０°Ｃとの間の温度並びに使用される冷却剤の熱
力学的特性に相当する圧力で蒸発器５から流入パイプ１
５を介して収集室１０へ流入し、その中には装置が決ま
り通りに充填されている場合には、一般に液体の冷却剤
も気体の冷却剤も、そして場合によっては冷却機械オイ
ルも設けられている。引出しパイプ１７のＵ字状アーチ
部１７ａの１つまたは多数の孔を介してコンプレッサー
１の吸引効果によって決められた質量流量の液状の冷却
剤が、開放しているパイプ端部１７ｃを介して気体状で
流入する冷却剤と共に吸引される。冷却剤はその後大体
において２相でカバープレート２０の孔１８を介して、
隣接している螺旋状の流れ通路空間８ｂの半径方向内側
の領域へ、すなわちフラットパイプ６ａ、６ｂの内部の
高圧側の冷却剤の流れ用の流出領域の近傍に、流入す
る。コンプレッサー１によって吸引された低圧側の冷却
剤はその後、高圧側の冷却剤の流れに対して向流でこの
流れ通路空間８ｂ内で半径方向外側へ流れ、その半径方
向外側部分において中間底９の接続孔１９を介して他方
の流れ通路空間８ａの半径方向外側領域へ達して、そこ
で冷却剤はさらに高圧側の冷却剤の流れに対して向流で
半径方向内側へ螺旋状に流れて、半径方向内側の領域に
おいてハウジング底７ｂの接続開口部１６を介して収集
器熱伝達体構成ユニット３を出て行く。
【００２３】中間底９の接続孔１９を介して直列に接続
されている流れ通路空間８ａ、８ｂを通過する間に、コ
ンプレッサーによって吸引された冷却剤が、直列に互い
に前後して接続されているフラットパイプスパイラル６
ａ、６ｂの内部を通して案内される冷却剤高圧流と熱接
触しており、その場合に加熱されるので、冷却剤が収集
器熱伝達体構成ユニット３を出て行く前に、その冷却剤
は一般に過熱されて、場合によっては液体の冷却剤がほ
ぼ蒸発される。
されている流れ通路空間８ａ、８ｂを通過する間に、コ
ンプレッサーによって吸引された冷却剤が、直列に互い
に前後して接続されているフラットパイプスパイラル６
ａ、６ｂの内部を通して案内される冷却剤高圧流と熱接
触しており、その場合に加熱されるので、冷却剤が収集
器熱伝達体構成ユニット３を出て行く前に、その冷却剤
は一般に過熱されて、場合によっては液体の冷却剤がほ
ぼ蒸発される。
【００２４】上述したように、ここで収集器熱伝達体構
成ユニットにより冷却剤収集容器内に一体化されている
内部の熱伝達体ユニット６が、図１の空調装置の冷却出
力を、高圧側における付加的な冷却剤冷却と低圧側にお
ける冷却剤の吸引ガス過熱によって改良する。なお、内
部の熱伝達体ユニット６における熱伝達を、上述したよ
うに向流で行う代わりに並流で行うことも可能であるこ
とは言うまでもなく、そのためには高圧側の接続パイプ
１３ａ、１３ｂを交替して接続するだけでよい。さらに
もちろん、収集器熱伝達体構成ユニット３の構造を修正
することが可能であって、たとえば必要な場合にはフラ
ットパイプスパイラル６ａ、６ｂの巻き部分間の、すな
わち流れ通路空間８ａ、８ｂにおける熱伝達をさらに改
良するために、伝熱フィンを設けることができる。他の
変形例として、２つのフラットパイプスパイラルを接続
を然るべく修正することによって流れ技術的に並列に接
続することができ、かつ／またはその半径方向内側の端
部を互いに結合することができ、その際に後者の場合に
は接続はその半径方向外側の端部へ導かれる。同様な修
正が流れ通路空間８ａ、８ｂについても可能である。
成ユニットにより冷却剤収集容器内に一体化されている
内部の熱伝達体ユニット６が、図１の空調装置の冷却出
力を、高圧側における付加的な冷却剤冷却と低圧側にお
ける冷却剤の吸引ガス過熱によって改良する。なお、内
部の熱伝達体ユニット６における熱伝達を、上述したよ
うに向流で行う代わりに並流で行うことも可能であるこ
とは言うまでもなく、そのためには高圧側の接続パイプ
１３ａ、１３ｂを交替して接続するだけでよい。さらに
もちろん、収集器熱伝達体構成ユニット３の構造を修正
することが可能であって、たとえば必要な場合にはフラ
ットパイプスパイラル６ａ、６ｂの巻き部分間の、すな
わち流れ通路空間８ａ、８ｂにおける熱伝達をさらに改
良するために、伝熱フィンを設けることができる。他の
変形例として、２つのフラットパイプスパイラルを接続
を然るべく修正することによって流れ技術的に並列に接
続することができ、かつ／またはその半径方向内側の端
部を互いに結合することができ、その際に後者の場合に
は接続はその半径方向外側の端部へ導かれる。同様な修
正が流れ通路空間８ａ、８ｂについても可能である。
【００２５】図示の、そして他の本発明による収集器熱
伝達体構成ユニットは、図１の空調装置用だけでなく、
冷却剤収集容器内に一時貯蔵される冷却剤と、必ずしも
装置の本来の冷却剤循環の一部である必要のない他の流
体の流れとの間で熱伝達が必要とされる、他のどんな空
調装置にも使用することができる。
伝達体構成ユニットは、図１の空調装置用だけでなく、
冷却剤収集容器内に一時貯蔵される冷却剤と、必ずしも
装置の本来の冷却剤循環の一部である必要のない他の流
体の流れとの間で熱伝達が必要とされる、他のどんな空
調装置にも使用することができる。
【図１】収集器熱伝達体構成ユニットを有する車両空気
調節のための空調装置のブロック図である。
調節のための空調装置のブロック図である。
【図２】図１の収集器熱伝達体構成ユニットの縦断面図
である。
である。
【図３】収集器熱伝達体構成ユニットに使用される熱伝
達体ユニットの概略的な上面図である。
達体ユニットの概略的な上面図である。
【図４】図１の収集器熱伝達体構成ユニットを図２の縦
切断平面に対して垂直の縦切断平面に沿って示す縦断面
図である。
切断平面に対して垂直の縦切断平面に沿って示す縦断面
図である。
３…構成ユニット ６…熱伝達体ユニット ７…収集器 ７ａ…ハウジング １３ａ，１３ｂ…パイプ
Claims (5)
- 【請求項１】 流体を導く熱伝達体ユニット（６）と、 冷却剤を一時貯蔵する収集器（７）と、を備えた、冷却
剤循環を有する空調装置用の収集器熱伝達体構成ユニッ
トにおいて、 前記熱伝達体ユニット（６）が前記収集器（７）のハウ
ジング（７ａ）の内部に、前記熱伝達体ユニットを通し
て案内される流体が、前記収集器（７）内に一時貯蔵さ
れかつそこから取り出される冷却剤と熱接触するよう
に、配置されており、更に前記熱伝達体ユニットに接続
されている流体接続導管（１３ａ、１３ｂ）が前記収集
器のハウジング（７ａ）を通して案内されていることを
特徴とする冷却剤循環を有する空調装置用の収集器熱伝
達構成ユニット。 - 【請求項２】 前記熱伝達体ユニット（６）が互いに離
れた巻き部分を有する少なくとも１つのフラットパイプ
スパイラル（６ａ、６ｂ）を備えたパイプ構造を有し、
前記フラットパイプスパイラルの軸方向両側に、接続部
または結合開口部（１２、１６、１８，１９）を有する
カバー（７ｂ、９、２０）が、スパイラル間隙空間が前
記収集器（７）内に一時貯蔵されかつそこから取り出さ
れる冷却剤のための螺旋形状の流れ通路（８ａ、８ｂ）
を形成するように、付設されていることを特徴とする請
求項１に記載の収集器熱伝達体構成ユニット。 - 【請求項３】 前記熱伝達体ユニット（６）が、付属の
前記流れ通路（８ａ、８ｂ）を備えた２つの軸方向に並
べられた前記フラットパイプスパイラル（６ａ、６ｂ）
を有し、前記フラットパイプスパイラルが中間底（９）
によって互いに離されており、前記中間底に２つの前記
フラットパイプスパイラルの半径方向同じ高さに位置す
る２つの端部を接続する接続パイプ（１１）用の通過開
口部（１２）と、２つの螺旋状の前記流れ通路（８ａ、
８ｂ）の半径方向同じ高さに位置する２つの端部領域を
接続するための接続開口部（１９）が形成されているこ
とを特徴とする請求項２に記載の収集器熱伝達体構成ユ
ニット。 - 【請求項４】 冷却剤循環通路の低圧側において蒸発器
（５）の後ろでありかつコンプレッサー（１）の前に配
置された収集器と、 内部の熱伝達体ユニットとを具備し、前記内部の熱伝達
体ユニットを介して膨張弁（４）の前の前記冷却剤循環
通路の高圧側が低圧側と熱接触する、特には自動車用
の、空調装置において、 前記収集器（７）と前記内部の熱伝達体ユニット（６）
が請求項１〜３のいずれか１項に記載の収集器熱伝達体
構成ユニット（３）によって一体化されて形成されてい
ることを特徴とする空調装置。 - 【請求項５】 収集室（１０）内に収集された冷却剤を
収容する引出しパイプ（１７）と収集器熱伝達体構成ユ
ニット（３）の冷却剤引出し接続部（１６）との間の冷
却剤の流れの通路の途中に少なくとも１つの流れの通路
（８ａ、８ｂ）が配置されていることを特徴とする請求
項４に記載の空調装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE19635454:4 | 1996-08-31 | ||
| DE19635454A DE19635454B4 (de) | 1996-08-31 | 1996-08-31 | Sammler-Wärmeübertrager-Baueinheit und damit ausgerüstete Klimaanlage |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10176891A true JPH10176891A (ja) | 1998-06-30 |
| JP3996244B2 JP3996244B2 (ja) | 2007-10-24 |
Family
ID=7804332
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23142497A Expired - Fee Related JP3996244B2 (ja) | 1996-08-31 | 1997-08-27 | 収集器熱伝達体構成ユニット及び空調装置 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6032482A (ja) |
| JP (1) | JP3996244B2 (ja) |
| DE (1) | DE19635454B4 (ja) |
| FR (1) | FR2752921B1 (ja) |
| GB (1) | GB2316738B (ja) |
Families Citing this family (29)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19808893A1 (de) * | 1998-03-03 | 1999-09-09 | Behr Gmbh & Co | Wärmeübertragereinheit und diese enthaltende Sammler-Wärmeübertrager-Baueinheit |
| DE19830757A1 (de) * | 1998-07-09 | 2000-01-13 | Behr Gmbh & Co | Klimaanlage |
| DE19903833A1 (de) * | 1999-02-01 | 2000-08-03 | Behr Gmbh & Co | Integrierte Sammler-Wärmeübertrager-Baueinheit |
| DE19918617C2 (de) * | 1999-04-23 | 2002-01-17 | Valeo Klimatechnik Gmbh | Gaskühler für einen überkritischen CO¶2¶-Hochdruck-Kältemittelkreislauf einer Kraftfahrzeugklimaanlage |
| DE19944950B4 (de) * | 1999-09-20 | 2008-01-31 | Behr Gmbh & Co. Kg | Klimaanlage mit innerem Wärmeübertrager |
| DE19944951B4 (de) | 1999-09-20 | 2010-06-10 | Behr Gmbh & Co. Kg | Klimaanlage mit innerem Wärmeübertrager |
| JP4492017B2 (ja) | 2000-11-09 | 2010-06-30 | 株式会社デンソー | アキュムレータモジュール |
| DE50014069D1 (de) * | 2000-12-21 | 2007-03-29 | Visteon Global Tech Inc | Wärmeübertrager zur Wärmeübertragung zwischen einem Kältemittel und einem Wasser/Glykol-Gemisch |
| US6523365B2 (en) * | 2000-12-29 | 2003-02-25 | Visteon Global Technologies, Inc. | Accumulator with internal heat exchanger |
| US6463757B1 (en) * | 2001-05-24 | 2002-10-15 | Halla Climate Controls Canada, Inc. | Internal heat exchanger accumulator |
| US20030102112A1 (en) * | 2001-12-03 | 2003-06-05 | Smithey David W. | Flattened tube heat exchanger made from micro-channel tubing |
| US6615608B1 (en) * | 2002-06-26 | 2003-09-09 | Delphi Technologies, Inc. | Multi-function receiver |
| DE10313343B4 (de) * | 2003-03-25 | 2005-12-15 | Valeo Klimasysteme Gmbh | Sammler |
| JP4400332B2 (ja) * | 2004-06-18 | 2010-01-20 | 株式会社デンソー | 車両用空調装置 |
| DE102004055342A1 (de) * | 2004-11-16 | 2006-05-18 | Behr Gmbh & Co. Kg | Kältespeicher-Akkumulator |
| DE102005058153B4 (de) * | 2005-04-22 | 2007-12-06 | Visteon Global Technologies Inc., Van Buren | Wärmeübertrager mit Mehrkanalflachrohren |
| DE102005021464A1 (de) | 2005-05-10 | 2006-11-16 | Modine Manufacturing Co., Racine | Vorrichtung zur Zwischenkühlung |
| DE102005021787A1 (de) * | 2005-05-11 | 2006-11-16 | Modine Manufacturing Co., Racine | Vorrichtung zur Behandlung des Kältemittels |
| DE102005059667A1 (de) * | 2005-12-12 | 2007-06-14 | Valeo Systemes Thermiques, La Verriere | Wärmetauscher mit einer Mehrzahl von Rohrelementen |
| DE102006017071A1 (de) * | 2006-04-10 | 2007-10-11 | Behr Gmbh & Co. Kg | Akkumulator mit innerem Wärmetauscher, insbesondere für eine Kraftfahrzeug-Klimaanlage |
| US20090114380A1 (en) * | 2006-05-23 | 2009-05-07 | Carrier Corporation | Spiral flat-tube heat exchanger |
| US7844345B2 (en) * | 2007-02-08 | 2010-11-30 | Neuropace, Inc. | Drug eluting lead systems |
| US7813811B2 (en) * | 2007-02-08 | 2010-10-12 | Neuropace, Inc. | Refillable reservoir lead systems |
| FR2928997B1 (fr) | 2008-03-20 | 2014-06-20 | Valeo Systemes Thermiques | Echangeur de chaleur et ensemble integre de climatisation comprenant un tel echangeur. |
| FR2940418B1 (fr) * | 2008-12-22 | 2012-12-07 | Valeo Systemes Thermiques | Dispositif combine comprenant un echangeur de chaleur interne et un accumulateur |
| FR2940419B1 (fr) * | 2008-12-22 | 2010-12-31 | Valeo Systemes Thermiques | Dispositif combine constitue d'un echangeur de chaleur interne et d'un accumulateur, et pourvu d'un composant interne multifonctions |
| CN102444967A (zh) * | 2011-12-12 | 2012-05-09 | 青岛海尔空调电子有限公司 | 空调系统余热回收的方法及其系统 |
| US8899073B2 (en) | 2011-12-14 | 2014-12-02 | Delphi Technologies, Inc. | Parallel plate type refrigerant storage device |
| WO2014036835A1 (zh) * | 2012-09-06 | 2014-03-13 | 江苏天舒电器有限公司 | 带热利用平衡处理器的热泵热水机及其热利用平衡处理器 |
Family Cites Families (19)
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