JPH10176643A - コンデンサ充放電式点火装置 - Google Patents

コンデンサ充放電式点火装置

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JPH10176643A
JPH10176643A JP35238396A JP35238396A JPH10176643A JP H10176643 A JPH10176643 A JP H10176643A JP 35238396 A JP35238396 A JP 35238396A JP 35238396 A JP35238396 A JP 35238396A JP H10176643 A JPH10176643 A JP H10176643A
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正美 河辺
Tadahiro Taguchi
忠浩 田口
Kenji Konno
健志 今野
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Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】IGNキースイッチを操作した場合にのみエン
ジンを起動するようにしたコンデンサ充放電式点火装置
に関する。 【解決手段】駆動電源1、DC−DCコンバータ3、I
GNキースイッチ14、点火コンデンサC2 、サイリス
タS1 、点火コイル5、パルサーコイル6からなるコン
デンサ充放電式点火装置において、IGNキースイッチ
内に第1のスイッチxのオン・オフ動作と連動してオフ
・オン動作するよう設けられた第2のスイッチyと、第
2のスイッチyの端子間に接続されると共にその一端が
第1のスイッチxの出力側に接続された非線形素子Z1
とを設けると共に、この非線形素子Z1 の端子間に生ず
る所要の電圧を検出する第1,第2の電圧検出回路1
6,17及び平滑回路18とからなるキースイッチ動作
検出回路15を備え、IGNキースイッチ操作時の非線
形素子Z1 の端子間に生ずる電圧で点火動作を制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車,自動二輪
車等のエンジンを起動させるイグニッションキースイッ
チを、そのキーにより操作した場合にのみエンジンを起
動するようにしたコンデンサ充放電式点火装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のコンデンサ充放電式点火装置とし
ては、例えば特開昭59−165864号公報や実開平 3− 278
81号公報に示されるものがあるが、これらの基本的回路
構成として示された図5により従来例を説明する。図5
において、1は直流電源(バッテリー)、2はイグニッ
ションキースイッチ(以下IGNキースイッチと略称す
る)で、端子A,B間をオン・オフするスイッチxを有
する。3はDC−DCコンバータで、整流ダイオードD
1 ,平滑コンデンサC1 ,トランスT1 ,スイッチング
トランジスタQ1 ,高周波スイッチング発振器によるス
イッチング回路4等から構成されている。5はイグニッ
ションコイル(以下IGNコイルと略称する)、6は点
火のタイミングを検出するパルサーコイル、D2 ,D3
は整流ダイオード、S1 は点火用サイリスタ、C2 は点
火用コンデンサ、7は点火用コンデンサC2 が過充電さ
れたときこれを検出する過電圧検出回路、8は制御回路
でパルサーコイル6の信号により点火用サイリスタS1
を点弧動作を制御すると共に、過電圧検出回路7の出力
信号に基づきスイッチング回路4の動作を制御するもの
である。
【0003】この回路動作は、IGNキースイッチ2を
オン操作してその接点xを閉成すると、直流電源1が端
子A,Bを介してDC−DCコンバータ3に接続され、
制御回路8によりスイッチング回路4を動作させ、スイ
ッチングトランジスタQ1 をスイッチングし、トランス
T1 を通して点火用コンデンサC2 が充電される。この
充電により点火用コンデンサC2 が規定値電圧に達した
とき、過電圧検出回路7が動作して制御回路8を通して
スイッチングトランジスタQ1 の動作を停止させる。次
に、エンジンが回転を始めるとパルサーコイル6より点
火信号が制御回路8に入力され、点火用サイリスタS1
を点弧し、点火用コンデンサC2 のエネルギーをIGN
コイル5へ放電し、エンジンを点火する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
コンデンサ充放電式点火装置は、IGNキースイッチ2
のオン操作によってその接点xを閉成(オン状態)させ
ることにより、エンジンを起動させることができるもの
である。そのため、自動車などのうち特に自動二輪車の
ようにエンジン回りの配線が操作可能になっている場合
は、IGNキースイッチ2の端子A−B間に配線されて
いる接続線を、別の電線を用いてその間を直接接続する
ことにより、IGNキースイッチ2の接点xをオンさせ
たと同じ状態にすることが可能になる。本発明はかかる
欠点を解決するためになされたもので、IGNキースイ
ッチの端子A,B間を別の接続線を用いて接続しても、
エンジンが起動されないコンデンサ充放電式点火装置を
提供するもので、特に本発明はエンジンの駆動電源が直
流電源のほか交流発電機を用いる場合においても、確実
にその機能を達成するコンデンサ充放電式点火装置を提
供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるコンデンサ
充放電式点火装置は、直流電源及び/又は発電機出力に
よる駆動電源と、DC−DCコンバータと、前記駆動電
源とDC−DCコンバータとの間の接続をオン・オフす
るスイッチ(第1のスイッチ)を有するイグニッション
キースイッチと、前記DC−DCコンバータの出力を整
流した後充電する点火用コンデンサと、該点火用コンデ
ンサの充電電荷をパルサーコイルの出力信号にもとづい
て放電するよう動作する点火用サイリスタと、前記放電
電流により点火動作する点火コイルとから構成されたコ
ンデンサ充放電式点火装置において、前記イグニッショ
ンキースイッチ内に、該イグニッションキースイッチの
前記第1のスイッチのオン・オフ動作と連動してオフ・
オン動作するよう設けられた第2のスイッチと、該第2
のスイッチの端子間に接続されると共にその一端が前記
第1のスイッチの出力側に接続された非線形素子とを設
けると共に、前記非線形素子の出力側電圧が交流半波電
圧の場合にその一定電圧以下の電圧を記憶する第1のコ
ンデンサと前記出力側電圧が所定低電圧以上の場合に動
作する第1のトランジスタとを有する第1の電圧検出回
路と、前記非線形素子の入力側電圧が交流半波電圧の場
合に一定電圧にクランプするツェナーダイオードと該交
流半波電圧が一定電圧以下の場合にその電圧を記憶する
第2のコンデンサと前記非線形素子の出力側電圧が該非
線形素子の入力側電圧よりも該非線形素子による電圧降
下分だけ低い場合に動作する第2のトランジスタとを有
する第2の電圧検出回路と、該第2の電圧検出回路の出
力が交流半波電圧の場合にこれを平滑する第3のコンデ
ンサと第3のトランジスタとを有する平滑回路とからな
るキースイッチ動作検出回路を備え、前記イグニッショ
ンキースイッチの動作による前記第1のスイッチのオン
動作と前記第2のスイッチのオフ動作時に検出される前
記非線形素子の端子間電圧により、前記キースイッチ動
作検出回路を動作せしめ、該キースイッチ動作検出回路
の出力により前記点火動作をさせるようにしたものであ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例回路図
であり、図5に示した従来例の回路図と同一部分は同一
符号で示し、その説明を省略する。図1において、11
は交流発電機で発電機のコイルL1 ,L2 を有し、直流
電源1に代って点火装置に駆動電源として供給したり、
或いは直流電源1を充電し、更にランプ12を点灯させ
たりする機能を持っている。なお、13は前述した各用
途に電力を供給するための制御部である。14はイグニ
ッションキースイッチ(以下IGNキースイッチと略称
する)で、端子A,B間のスイッチxの他に、このスイ
ッチxのオン・オフ動作と逆の動作を行うスイッチyを
端子C,D間に設け、この端子C,D間には非線形素子
としてツェナーダイオードZ1 が設けられ、このツェナ
ーダイオードZ1のカソード側は、IGNキースイッチ
14の出力側の端子Bに接続されている。なお、IGN
キースイッチ14のスイッチx,yの動作は、図2
(a)(b)に示すように、図示してないIGNキーに
より、IGNキースイッチ14をオフ状態(図2
(a))にしてある場合は、スイッチxはオフ,スイッ
チyはオン状態にある。また、IGNキースイッチ14
がオン状態(図2(b))にしてある場合は、スイッチ
xはオン,スイッチyはオフ状態に、両者は連動して切
り替わるものである。従って、IGNキースイッチ14
のオフ操作時は、端子C,D間に設けられたツェナーダ
イオードZ1 は短絡状態となり、IGNキースイッチ1
4のオン操作時はその短絡が解除され、ツェナーダイオ
ードZ1 は端子BとZ端子との間の回路に接続されるも
のである。
【0007】15はIGNキースイッチ14が、図2
(b)に示すように正規に動作しているか否かを検査す
るキースイッチ動作検出回路で、第1の電圧検出回路1
6,第2の電圧検出回路17及び平滑回路18から構成
されており、IGNキースイッチ14のオン動作時に、
端子A,B間を閉成するスイッチxをオン状態とし、端
子C,D間を開放状態とするスイッチyをオフ状態とし
て、キースイッチ動作検出回路15を動作状態とし、こ
のキースイッチ動作検出回路15の出力により制御回路
8を動作させるものである。なお、第2の電圧検出回路
17のツェナーダイオードZ2 は、電源電圧が交流発電
機が接続された、所謂バッテリーオープンの場合で、交
流半波電圧が入力されたとき、キースイッチ動作検出回
路15の各素子を高電圧から保護するためのバッテリー
オープン時の保護回路である。
【0008】次に、図2(b)に示すIGNキースイッ
チ14のオン状態における動作を説明する。IGNキー
スイッチ14のオン動作により、直流電源1又は交流発
電機11からスイッチxを通して、キースイッチ動作検
出回路15の第2の電圧検出回路17のBAT端子(電
源端子)に電圧VBが印加されると共に、第1の電圧検
出回路16のZ端子(検出端子)にはスイッチxの端子
A→端子B→ツェナーダイオードZ1 →スイッチyの端
子Dを通して電圧VZが印加される。BAT端子の電圧
は、抵抗R1 を通してトランジスタQ2 のコレクタ端子
に電圧VBが印加され、Z端子の電圧は抵抗R5 を通し
てトランジスタQ3 をオンして、抵抗R3 に印加され
る。このことにより、トランジスタQ3 のコレクタ電圧
は、ほぼZ端子の電圧VZと等しくなる。従って、ツェ
ナーダイオードZ1 の電圧降下によるVB>VZの条件
が整えばトランジスタQ2 はオンし、抵抗R6 を通して
コンデンサC5 は充電される。コンデンサC5 に一定レ
ベルの電圧があればトランジスタQ4 はオンし、制御回
路8に点火動作許可を出す。この状態がIGNキースイ
ッチ14の正常動作と判断された結果である。
【0009】次に、直流電源1がオープン状態であっ
て、IGNキースイッチ14が正常動作時の交流発電機
11の出力の交流半波電圧がBAT端子(電源端子)
と、Z端子(検出端子)に印加された場合のキースイッ
チ動作検出回路15の動作を、図3の動作波形図により
説明する。BAT端子とZ端子には図3(a)の交流半
波電圧が印加される。この交流半波電圧はコンデンサC
1 で図3(b)のように平滑され、点火装置の電源とし
て供給される。Z端子の交流半波電圧波形はBAT端子
の交流半波電圧波形に対し、ツェナーダイオードZ1 に
よる電圧降下分の△VZ1分電圧が低く、図3(a)のよ
うになる。この波形はバッテリーオープン時の第2の電
圧検出回路17の入力過電圧保護用のツェナーダイオー
ドZ2 によって、各端子の入力波形が一定電圧、例えば
30Vでクランプされる。その後第2の電圧検出回路1
7及び第1の電圧検出回路16のコンデンサC3 ,C4
により各入力電圧波形が一定時間記憶される。これを図
3(c)に示す。この交流発電機11の交流半波電圧が
前述した一定電圧以上でツェナーダイオードZ2 でクラ
ンプされている状態、即ちツェナーダイオードZ2 に電
流が流れている区間はトランジスタQ2 を逆バイアスし
ているのでトランジスタQ2 は全く動作しない。それ以
外は前記の直流電源1がある場合と同様である。
【0010】これらのタイミングは図3(d)に示すよ
うに、交流半波電圧の立上り時にはトランジスタQ2 の
動作できる状態、即ちコンデンサC3 とC4 とのツェナ
ーダイオードZ2 の電圧降下に相当する電位差は極めて
短い区間t1 である。しかし交流半波電圧の立下がり時
にはコンデンサC3 ,C4 (C4 容量値≧C3 容量値)
で各入力電圧波形は一定時間記憶されているので、トラ
ンジスタQ2 の動作状態の区間はt2 と長くなり、コン
デンサC5 に図3(e)に示すタイミングで充電,平滑
を行う。従って、交流半波電圧の入力時でもトランジス
タQ4 が不安定動作をすることがない。また、この時点
で、平滑化された電圧VC5は、トランジスタQ4 の動作
可能なスレショールドレベル以上の電圧が確保できる。
この以降の動作は、直流電源1がある場合と同様であ
る。以上のことから、バッテリーオープン状態において
も、直流電源1がある場合と同様に安定した動作ができ
る。
【0011】次に、IGNキースイッチ14が操作され
ない状態(図2(a)の状態)で、IGNキースイッチ
14を外部端子より故意に電線等で短絡又は開放して点
火装置を起動させようとしても、点火装置が動作しない
ことについて、次の表1に基づいて説明する。
【0012】
【表1】
【0013】なお、表1のNo1の状態は、前述したIG
Nキースイッチ14を正常に動作させた場合を示してお
り、トランジスタQ2 のコレクタ電圧はVB、トランジ
スタQ3 のコレクタ電圧はVB−VZとなる。従って、
コンデンサC5 の電圧はVZとなり、トランジスタQ4
を動作させ、制御回路8に起動信号を出力して、点火装
置を動作させることができる。次に、表1のNo2の状態
は、端子A,D間を電線等で短絡させた場合である。こ
の場合は、ツェナーダイオードZ1 がスイッチxにより
短絡されているため、BAT端子とZ端子は共に電圧が
VBと同電位であるため、トランジスタQ2 のコレクタ
電圧とトランジスタQ3 のコレクタ電圧とも同電位とな
り、トランジスタQ2 が動作せず、従って、コンデンサ
C5 には電圧が印加されず、キースイッチ動作検出回路
12から制御回路8に起動信号は送出されないため、点
火装置は始動しない。
【0014】次に、表1のNo3の状態は、端子A,B間
を電線等で短絡させた場合である。この場合も、前述し
たNo2と同様に、BAT端子とZ端子とはVBの同電位
であり、点火装置は始動しない。次に、表1のNo4の状
態は、端子B,D間を電線等で短絡させた場合である。
この場合は、直流電源1又は交流発電機11からの電圧
が印加されないため、BAT端子とZ端子とは零電位で
あり、点火装置は始動しない。次に、表1のNo5の状態
は、端子A,D間と端子A,B間との両者を電線等で短
絡させた場合である。この場合も、前述したNo2又はNo
3と同様に、BAT端子とZ端子とはVBの同電位であ
り、点火装置は始動しない。次に、表1のNo6の状態
は、端子A,D間と端子B,D間との両者を電線等で短
絡させた場合である。この場合も、前述したNo2と同様
に、BAT端子とZ端子とはVBの同電位であり、点火
装置は始動しない。
【0015】次に、表1のNo7の状態は、端子A,D間
を電線等で短絡させると共に、BAT端子をオープンに
した場合である。この場合も、前述したNo2と同様に、
BAT端子とZ端子とはVBの同電位であり、点火装置
は始動しない。次に、表1のNo8の状態は、端子A,B
間を電線等で短絡させると共に、Z端子をオープンにし
た場合である。この場合も、前述したNo2と同様に、B
AT端子とZ端子とはVBの同電位であり、点火装置は
始動しない。次に、表1のNo9〜No12の状態は、いず
れも前述したNo4と同様に直流電源1又は交流発電機1
1からの電圧が印加されないため、BAT端子とZ端子
とは零電位であり、点火装置は始動しない。なお、前述
の図1に示した実施例では、IGNキースイッチ14の
内部に設けられる非線形素子としてツェナーダイオード
Z1 を用いたが、ツェナーダイオードのほかに、図4
(a)(b)に示すようにトランジスタQ5 やダイオー
ドZa〜Zc を用いても同様な作用効果を得ることがで
きる。
【0016】このように本発明は、点火装置の駆動電源
が直流電源1及び/又は交流発電機11のいずれの場合
であっても、IGNキースイッチ14を正常に操作し
て、そのスイッチxをオン,スイッチyをオフ状態とし
た場合には、第1の電圧検出回路16,第2の電圧検出
回路17及び平滑回路18から構成されたキースイッチ
動作検出回路15で、IGNキースイッチ14に設けら
れた非線形素子であるツェナーダイオードZ1 の両端間
の電位差を検出して、点火回路を起動させるものであ
る。そして、IGNキースイッチ14の各端子間の短絡
や各端子のアースへの接続などによっては、点火回路を
起動することは極めて困難である。即ち、IGNキース
イッチ14に内蔵されている非線形素子の動作特性を知
り得ない状態では、点火回路を起動させることはできな
い。また、非線形素子は他の回路素子との関係により、
特性の異なる素子に容易に変更し得るものであり、その
動作特性を知ることは極めて困難である。
【0017】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
り点火装置の駆動電源が直流電源又は交流発電機であっ
ても、IGNキースイッチ14が正規に操作された状態
ではエンジンが起動する。しかし、IGNキースイッチ
の外部端子間を短絡又は開放させるなどの工作によって
は、エンジンを起動させることは極めて困難となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンデンサ充放電式点火装置の一実施
例を示す回路図である。
【図2】本発明の使用するイグニッション・キースイッ
チの不動作状態と、動作状態を示す回路構成図である。
【図3】本発明において交流発電機の電源を用いた場合
のキースイッチ動作検出回路の動作波形図である。
【図4】本発明のIGNキースイッチ内部に設けられる
非線形素子の他の実施例である。
【図5】従来のコンデンサ充放電式点火装置の一例を示
す回路図である。
【符号の説明】
1 直流電源 2,14 イグニッションキースイッチ(IGNキース
イッチ) 3 DCーDCコバータ 4 スイッチング回路 5 イグニッションコイル(IGNコイル) 6 パルサーコイル 7 過電圧検出回路 8 制御回路 11 交流発電機 12 ランプ 13 制御部 15 キースイッチ動作検出回路 16 第1の電圧検出回路 17 第2の電圧検出回路 18 平滑回路 Z1 ,Z2 ツェナーダイオード D1 〜D5 整流ダイオード C1 整流コンデンサ C2 点火用コンデンサ C3 ,C4 電圧記憶用コンデンサ C5 キースイッチ動作記憶コンデンサ Q1 スイッチングトランジスタ Q2 〜Q5 トランジスタ T1 トランス S1 点火用サイリスタ R1 〜R7 抵抗器 L1 ,L2 発電機のコイル Za 〜Zc ダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今野 健志 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源及び/又は発電機出力による駆
    動電源と、DC−DCコンバータと、前記駆動電源とD
    C−DCコンバータとの間の接続をオン・オフするスイ
    ッチ(第1のスイッチ)を有するイグニッションキース
    イッチと、前記DC−DCコンバータの出力を整流した
    後充電する点火用コンデンサと、該点火用コンデンサの
    充電電荷をパルサーコイルの出力信号にもとづいて放電
    するよう動作する点火用サイリスタと、前記放電電流に
    より点火動作する点火コイルとから構成されたコンデン
    サ充放電式点火装置において、 前記イグニッションキースイッチ内に、該イグニッショ
    ンキースイッチの前記第1のスイッチのオン・オフ動作
    と連動してオフ・オン動作するよう設けられた第2のス
    イッチと、該第2のスイッチの端子間に接続されると共
    にその一端が前記第1のスイッチの出力側に接続された
    非線形素子とを設けると共に、 前記非線形素子の出力側電圧が交流半波電圧の場合にそ
    の一定電圧以下の電圧を記憶する第1のコンデンサと前
    記出力側電圧が所定低電圧以上の場合に動作する第1の
    トランジスタとを有する第1の電圧検出回路と、前記非
    線形素子の入力側電圧が交流半波電圧の場合に一定電圧
    にクランプするツェナーダイオードと該交流半波電圧が
    一定電圧以下の場合にその電圧を記憶する第2のコンデ
    ンサと前記非線形素子の出力側電圧が該非線形素子の入
    力側電圧よりも該非線形素子による電圧降下分だけ低い
    場合に動作する第2のトランジスタとを有する第2の電
    圧検出回路と、該第2の電圧検出回路の出力が交流半波
    電圧の場合にこれを平滑する第3のコンデンサと第3の
    トランジスタとを有する平滑回路とからなるキースイッ
    チ動作検出回路を備え、 前記イグニッションキースイッチの動作による、前記第
    1のスイッチのオン動作と前記第2のスイッチのオフ動
    作時に検出される前記非線形素子の端子間電圧により、
    前記キースイッチ動作検出回路を動作せしめ、該キース
    イッチ動作検出回路の出力により前記点火動作をさせる
    ようにしたことを特徴とするコンデンサ充放電式点火装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第2の電圧検出回路の第2のトラン
    ジスタを前記交流半波電圧の立ち下がりで動作させて、
    前記第3のコンデンサを充電するようにした請求項1記
    載のコンデンサ充放電式点火装置。
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