JPH10176481A - 地中埋設用中空ボックス - Google Patents

地中埋設用中空ボックス

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JPH10176481A
JPH10176481A JP33799396A JP33799396A JPH10176481A JP H10176481 A JPH10176481 A JP H10176481A JP 33799396 A JP33799396 A JP 33799396A JP 33799396 A JP33799396 A JP 33799396A JP H10176481 A JPH10176481 A JP H10176481A
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burying
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Yasuo Yamaki
康雄 山木
Yuuhachirou Uchiyama
勇八郎 内山
Yoshio Otsu
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周方向にローリングしない地中埋設用中空ボ
ックスを提供する。 【解決手段】 地中埋設用中空ボックス21を四角筒状
に形成する。地中埋設用中空ボックス21の底面23の
一端23a側には、埋込鉄板24,25を突出させて設け
る一方、他端23b側には凹部27,28を形成する。地
中埋設用中空ボックス21の両側面29,30の上記一
端23a側には、埋込鉄板31,32を突出させて設け、
上記他端23b側には凹部34,35を形成する。後方に
位置する地中埋設用中空ボックス21の凹部27,28,
34,35を、前方に位置する地中埋設用中空ボックス
21の埋込鉄板24,25,31,32の突出部24a,2
5a,31a,32aに嵌合させて、前後に位置する2つの
地中埋設用中空ボックス21,21を連結して地中に挿
入・埋設する。その場合に、地中埋設用中空ボックス2
1は四角筒状を呈しているので周方向にローリングしな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、推進工法によっ
て地中に埋設されてトンネルの内壁を形成する地中埋設
用中空ボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、推進工法で地中に埋設されて、ト
ンネルの内壁を構成する地中埋設用中空ボックスとし
て、円筒状のヒューム管がある。
【0003】上記ヒューム管は所定長を有する円筒形の
コンクリート管であり、例えば、図6に示すようにして
地中に埋設される。すなわち、発進立坑1から到達立坑
2に向かって掘削機3でトンネルを掘削して形成された
横穴内に、複数のヒューム管4,4,…が連結されてジャ
ッキ5,5によって挿入される。こうして挿入されたヒ
ューム管4,4,…は、トンネルの内壁を構成すると共
に、掘削機3を前進させる際にジャッキ5,5の推進力
を掘削機3に伝達する仲介部材の役割を果たすのであ
る。
【0004】図7に示すように、上記ヒューム管4の前
後端における外周面には所定幅の段部6,6が形成され
ており、後側の段部6にはこの段部6の幅の略2倍の幅
を有する金属円筒で成るカラー8を止水リング7を介し
て嵌合されている。但し、図7(b)は、図7(a)における
C−C矢視断面図である。そして、ヒューム管4の後端
から突出しているカラー8の後側半分には、今一つのヒ
ューム管4の前側の段部6を止水リング7を介して嵌合
する。こうして、前方に位置するヒューム管4と後方に
位置するヒューム管4とを、一つのカラー8によって径
方向への位置ずれが生じないように連結するのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の地中埋設用中空ボックスとしてのヒューム管4は円
筒形を有しているので、同様に円形を有する掘削機3の
カッター板10をモータ11で回転させた場合の反力に
よって、掘削機3やヒューム管4がローリングする。そ
のために、カラー8を、連結される2つのヒューム管
4,4の周方向への相対位置がどのようになっていても
機能を発揮できるように全周に亙って(円筒形に)形成す
る必要があり、不経済であるという問題がある。また、
滑材注入バルブ14の位置と最前のヒューム管4に設け
られた仕切り壁12の注入口13とが位置ずれを起こ
し、滑材の注入が十分に行えないという問題もある。
【0006】さらに、上記ヒューム管4は円筒形を有し
ている。したがって、ヒューム管4の全周に亙って円筒
状に形成されたカラー8に略同一半径の円形を呈する段
部6を嵌合する場合には、両円形の中心線の位置と向き
とを一致させる必要がある。そのために、ヒューム管4
の連結には手間が掛かるという問題がある。尚、上述の
ように、上記カラー8はヒューム管4の外周に沿って円
筒状に形成されている関係上、ヒューム管4の両端面に
角度を持たせて、複数のヒューム管4,4,…を曲線を描
くように連結することは不可能である。
【0007】そこで、この発明の目的は、周方向にロー
リングしない安価な地中埋設用中空ボックスを提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、推進工法によって地中に埋
設する中空の地中埋設用中空ボックスであって、中空の
矩形断面形状を有するボックス本体と、上記ボックス本
体の一端面側の底面に取り付けられて,先端が上記一端
面から突出している係止板と、上記ボックス本体の他端
面側の底面に形成された凹部を備えて、上記係止板の上
記一端面に対する位置と上記凹部の上記他端面に対する
位置とを対向するようにしたことを特徴としている。
【0009】上記構成によれば、地中埋設用中空ボック
スのボックス本体は中空の矩形断面形状を有しているの
で、周方向にローリングしない。したがって、上記係止
板は一端面側の全外周に亙って形成する必要はなく、上
記地中埋設用中空ボックスは安価に形成される。また、
2つの地中埋設用中空ボックスの連結は、前方に位置す
る地中埋設用中空ボックスにおける上記一端面の周囲に
部分的に設けられた突出部と後方に位置する地中埋設用
中空ボックスにおける上記他端面の周囲に部分的に設け
られた凹部との嵌合によって行うので、両地中埋設用中
空ボックスの中心線の位置と向きとを厳密に一致させる
必要はない。こうして、地中埋設用中空ボックスの連結
が作業性よく行われる。
【0010】さらに、上述の如く連結された地中埋設用
中空ボックスは周方向にローリングしないので、滑材注
入バルブの位置と最前の地中埋設用中空ボックスに設け
られた注入口とに位置ずれは起こらず、トンネルの掘削
が作業性よく行われる。
【0011】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
係る発明の地中埋設用中空ボックスにおいて、上記ボッ
クス本体の上記一端面側の両側面に取り付けられて先端
が上記一端面から突出している係止板と、上記ボックス
本体の上記他端面側の両側面に形成された凹部を備え
て、上記両側面に取り付けられた係止板の上記一端面に
対する位置と上記両側面に形成された凹部の上記他端面
に対する位置とを対向するようにしたことを特徴として
いる。
【0012】上記構成によれば、後方に位置する地中埋
設用中空ボックスの両側面に形成された凹部と、前方に
位置する地中埋設用中空ボックスの上記両側面に取り付
けられた係止板の突出部との嵌合によって、上記2つの
地中埋設用中空ボックスが水平方向にずれることなく連
結される。
【0013】また、請求項3に係る発明は、請求項1に
係る発明の地中埋設用中空ボックスにおいて、上記ボッ
クス本体は、2つのブロックに分割可能になっているこ
とを特徴としている。
【0014】上記構成によれば、上記ボックス本体は2
つのブロックに分割可能になっているので、地中埋設用
中空ボックスの運搬が作業性よく行われる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図示の実施の形
態により詳細に説明する。図1(a)は本実施の形態の地
中埋設用中空ボックスの正面図であり、図1(b)は図1
(a)におけるA−A矢視断面図である。地中埋設用中空
ボックス21の本体は、鉄筋コンクリートで中空の矩形
断面を有する直方形に形成されたプレキャストボックス
22である。そして、このプレキャストボックス22の
底面23における一端23a側の2箇所には、矩形の埋
込鉄板24,25を埋め込んでアンカー鉄筋26,26,
…で固定し、埋込鉄板24,25の底面とプレキャスト
ボックス22の底面23とが同一平面を形成するように
している。その場合に、埋込鉄板24,25の前端部2
4a,25aは、プレキャストボックス22の端面よりも
所定距離だけ突出するようにしている。
【0016】また、上記プレキャストボックス22の底
面23における他端23b側における埋込鉄板24,25
の位置に対向する位置には、埋込鉄板24,25の突出
部24a,25aが嵌合可能な形状に切り欠いて凹部27,
28を形成している。
【0017】さらに、上記プレキャストボックス22の
両側面29,30の下部29a,30aにおける上記埋込鉄
板24,25の側には、矩形の埋込鉄板31,32を埋め
込んでアンカー鉄筋33,33,…で固定し、埋込鉄板3
1,32の側面とプレキャストボックス22の側面29,
30とが同一平面を形成するようにしている。その場合
に、埋込鉄板31,32の前端部31a,32aは、プレキ
ャストボックス22の端面よりも所定距離だけ突出する
ようにしている。
【0018】また、上記プレキャストボックス22の両
側面29,30の上記埋込鉄板31,32とは反対側にお
ける埋込鉄板31,32の位置に対向する位置には、埋
込鉄板31,32の突出部31a,32aが嵌合可能な形状
に切り欠いて凹部34,35を形成している。
【0019】上記構成の地中埋設用中空ボックスは、例
えば、図2に示すようにして地中に埋設される。すなわ
ち、発進立坑41から到達立坑42に向かってトンネル
を矩形の刃口44を有する掘進機43で掘削し、形成さ
れた横穴内に地中埋設用中空ボックス21を順次連結し
て挿入する。そして、最後端に位置する地中埋設用中空
ボックス21の後端面を2本のジャッキ45,45で均
等に押圧することによって、掘進機44を地中埋設用中
空ボックス連鎖21,21,…と共に前進させるのであ
る。
【0020】その際における地中埋設用中空ボックス2
1の連結は、図3に示すようにして行われる。尚、図3
は、図1におけるB−B矢視断面図である。すなわち、
上記地中埋設用中空ボックス21は、凹部27,28が
設けられた側の端面を前側としてトンネル内に挿入され
る。そして、後方に位置する地中埋設用中空ボックス2
1の前部に設けられた2つの凹部27,28を、前方に
位置する地中埋設用中空ボックス21の後部に設けられ
た2つの埋込鉄板24,25の突出部24a,25aに嵌合
させる。同様に、後方に位置する地中埋設用中空ボック
ス21の側部に設けられた2つの凹部34,35を、前
方に位置する地中埋設用中空ボックス21の側部に設け
られた2つの埋込鉄板31,32の突出部31a,32aに
嵌合させる。そして、後方に位置する地中埋設用中空ボ
ックス21の前端面を、前方に位置する地中埋設用中空
ボックス21の後端面に密着させるのである。
【0021】この場合の連結は、前方に位置する地中埋
設用中空ボックス21の後端面の周囲に部分的に設けら
れた4つの突出部24a,25a,31a,32aと、後方に
位置する地中埋設用中空ボックス21の前端面の周囲に
部分的に設けられた4つの凹部27,28,34,35と
の嵌合によって行うので、両地中埋設用中空ボックス2
1,21の中心線の位置と向きとを厳密に一致させる必
要はないのである。したがって、地中埋設用中空ボック
スとして円筒状のヒュームを用いた場合よりも容易に連
結でき、トンネル掘削の作業性を向上できる。
【0022】また、本実施の形態における地中埋設用中
空ボックス21は、中空の矩形断面を有しているので周
方向にローリングすることはない。したがって、地中埋
設用中空ボックス21の前端側の凹部や後端側の突出部
を上述の如く端面の周囲に部分的に設ければよく、コス
トの低下を図ることができる。また、上述のように、地
中埋設用中空ボックス21はローリングしないので、滑
材注入バルブの位置と最前の地中埋設用中空ボックス2
1に設けた仕切り壁の注入口とに位置ずれは生じず、滑
材の注入作業が妨げられることがない。
【0023】尚、上記実施の形態においては、上記地中
埋設用中空ボックス21の外周面における後端側には、
部分的に4つの埋込鉄板24,25,31,32を取り付
けているが、埋込鉄板31,24,25,32を連ねた断
面コ字状の一枚の埋込鉄板を外周面に沿って後端面から
突出させて取り付ける一方、後端には対応した凹部を形
成してもよい。
【0024】図4は、図1に示す地中埋設用中空ボック
ス21を上下2分割して、運搬上の作業性の向上を狙っ
たものである。地中埋設用中空ボックス51の本体は、
鉄筋コンクリートで中空の矩形断面を有する直方形に形
成されたプレキャストボックスである。そして、このプ
レキャストボックスは、上部ブロック52と下部ブロッ
ク53とに二分割可能になっている。
【0025】そして、上記下部ブロック53の底面の一
端(後端)側の2箇所には、矩形の埋込鉄板54,55を
埋め込んで、下部ブロック53の端面よりも所定距離だ
け突出させてアンカー鉄筋で固定している。また、底面
の他端(前端)側の埋込鉄板54,55の位置に対向する
位置には、埋込鉄板54,55の突出部が嵌合可能な形
状に切り欠いて凹部(図示せず)を形成している。
【0026】さらに、上記下部ブロック53の両側面の
下部の上記一端(後端)側には、矩形の埋込鉄板56,5
7を埋め込んで、下部ブロック53の端面よりも所定距
離だけ突出させてアンカー鉄筋で固定している。また、
上記両側面の下部の上記他端(前端)側の埋込鉄板56,
57の位置に対向する位置には、埋込鉄板56,57の
突出部が嵌合可能な形状に切り欠いて凹部(図示せず)を
形成している。
【0027】上記上部ブロック52の両側部には、上部
ブロック52と下部ブロック53とを連結するための長
ボルトが挿通される複数のシース管61が片側2列に配
列されている。そして、このシース管61の上端はナッ
トが封入されるナット穴62の底に開口している一方、
下端は円錐状の穴63の底に開口している。これに対し
て、上記下部ブロック53の両側部には、上部ブロック
52と下部ブロック53とを連結するための複数のアン
ボンドボルト64が片側2列に埋設されている。そし
て、このアンボンドボルト64の上端は、長ナットが封
入されるナット穴65の底から外方に突出している。そ
して、上記上部ブロック52および下部ブロック53の
互いの接合面には、鉄板69,70(図5参照)が張設さ
れてアンカー鉄筋で固定されている。
【0028】ここで、上記アンボンドボルト64はシー
ス管にボルトを挿入して油を充填したものであり、図5
に示すように、その下端部には下部ブロック53に固定
するための定着板66がナット67で取り付けられてい
る。そして、この定着板66と上端部に螺合されている
長ナット68とでプレストレスを掛けるようになってい
る。
【0029】上記構成の上部ブロック52と下部ブロッ
ク53とは、次のようにして結合される。先ず、図5に
示すように、上記下部ブロック53の接合面である上端
面の鉄板69に、上部ブロック52の接合面である下端
面の鉄板70を当接させて、下部ブロック53上に上部
ブロック52を載置する。そして、両鉄板69,70を
溶接して上ブロック52を固定する。
【0030】そうした後、上記上部ブロック52の両側
部に2列に設けられた各シース管61に長ボルト71が
挿通される。そして、各長ボルト71の下端部に形成さ
れたねじ部を、下部ブロック53の両側部に2列に埋設
されている各アンボンドボルト64の上端部に螺合され
ている長ナット68に螺合して、アンボンドボルト64
と長ボルト71とを連結する。そうした後、上部ブロッ
ク52の上面に設けられているナット穴62内に突出し
ている長ボルト71の上端部に座金72を挿通し、上記
上端部のねじ部にナット73を螺合する。こうして、上
記アンボンドボルト64と長ナット68と長ボルト71
とナット73とで、上部ブロック52を下部ブロック5
3に対して、強固に固定するのである。
【0031】そうした後、上記下部ブロック53のナッ
ト穴65と、上部ブロック52の穴63,シース管61
およびナット穴62とには、モルタル74が充填され
る。
【0032】上述のようにして結合された上部ブロック
52と下部ブロック53とは、一体となって、図1に示
す地中埋設用中空ボックス21と同じ形態を有する。し
たがって、図4に示す地中埋設用中空ボックス51は、
図1に示す地中埋設用中空ボックス21の場合と同様
に、図3に示すようにして連結して、図2に示すように
して地中に埋設できるのである。
【0033】尚、上記各実施の形態においては、地中埋
設用中空ボックス21,51の本体であるプレキャスト
ボックスは、一端面(前端面)と他端面(後端面)とが平行
である直方形に形成されている。さらに、地中埋設用中
空ボックス21,51の両側面にも埋込鉄板を取り付け
ている。しかしながら、この発明はこれに限定されるの
もではなく、一端面(前端面)と他端面(後端面)とに所定
の角度を持たせ、底面にのみ埋込鉄板を設けても差し支
えない。こうすることによって、各地中埋設用中空ボッ
クスは曲線を描いて連結される。また、図4に示す地中
埋設用中空ボックス51のプレキャストボックスは上下
2つのブロック52,53に分割可能になっているが、
左右2つのブロックに分割可能に構成しても何ら差し支
えない。
【0034】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1に係
る発明の地中埋設用中空ボックスのボックス本体は中空
の矩形断面を有しているので、周方向にローリングしな
い。したがって、2つの地中埋設用中空ボックスを連結
するための係止部材を端面の全周に亙って形成する必要
はなく、安価に形成できる。そこで、請求項1に係る発
明の地中埋設用中空ボックスでは、上記ボックス本体の
一端面側の底面に係止板を取り付け、上記ボックス本体
の他端面側の底面に凹部を形成し、上記係止板の上記一
端面に対する位置と上記凹部の上記他端面対する位置と
を対向するようにしている。このように、互いに嵌合す
る上記係止板と凹部とを上記ボックス本体の上記一端面
および他端面の周囲に部分的に設けることによって、前
後に位置する2つの地中埋設用中空ボックスの連結に際
して、上記両地中埋設用中空ボックスの中心線の位置と
向きとを厳密に一致させる必要はなく、地中埋設用中空
ボックス連結の作業性を向上できる。
【0035】また、上記ボックス本体の両端面に所定の
角度を持たせることによって、地中埋設用中空ボックス
を曲線を描くように連結できる。さらに、上述のように
して連結された地中埋設用中空ボックスは周方向にロー
リングしないので、滑材注入バルブの位置と最前の地中
埋設用中空ボックスに設けられた注入口とに位置ずれは
起こらず、トンネル掘削の作業性を向上できる。
【0036】また、請求項2に係る発明の地中埋設用中
空ボックスは、上記ボックス本体の上記一端面側の両側
面に係止板を取り付け、上記ボックス本体の上記他端面
側の両側面に凹部を形成し、上記両側面に取り付けられ
た係止板の上記一端面に対する位置と上記両側面に形成
された凹部の上記他端面に対する位置とを対向するよう
にしたので、両地中埋設用中空ボックスを水平方向にず
れないように連結できる。
【0037】また、請求項3に係る発明の地中埋設用中
空ボックスは、上記ボックス本体を2つのブロックに分
割可能にしたので、運搬の際の作業性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の地中埋設用中空ボックスの正面図お
よびこの正面図のA−A矢視断面図である。
【図2】図1に示す地中埋設用中空ボックスの地中への
埋設方法の説明図である。
【図3】図1に示す地中埋設用中空ボックスの連結方法
の説明図である。
【図4】図1とは異なる地中埋設用中空ボックスの正面
図である。
【図5】図4における上部ブロックと下部ブロックとの
結合方法の説明図である。
【図6】ヒューム管の地中への埋設方法の説明図であ
る。
【図7】図6に示すヒューム管の連結方法の説明図であ
る。
【符号の説明】
21,51…地中埋設用中空ボックス、22…プレキャ
ストボックス、24,25,31,32,54,55,56,
57…埋込鉄板、27,28,34,35…凹部、
52…上部ブロック、53…下部ブロック、
61…シース管、62,65…ナット穴、
63…穴、64…アンボンドボルト、
66…定着板、67,73…ナット、 6
8…長ナット、69,70…鉄板、 7
1…長ボルト、74…モルタル。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 推進工法によって地中に埋設する中空の
    地中埋設用中空ボックスであって、 中空の矩形断面形状を有するボックス本体と、 上記ボックス本体の一端面側の底面に取り付けられて、
    先端が上記一端面から突出している係止板と、 上記ボックス本体の他端面側の底面に形成された凹部を
    備えて、 上記係止板の上記一端面に対する位置と上記凹部の上記
    他端面に対する位置とを対向するようにしたことを特徴
    とする地中埋設用中空ボックス。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の地中埋設用中空ボック
    スにおいて、 上記ボックス本体の上記一端面側の両側面に取り付けら
    れて、先端が上記一端面から突出している係止板と、 上記ボックス本体の上記他端面側の両側面に形成された
    凹部を備えて、 上記両側面に取り付けられた係止板の上記一端面に対す
    る位置と上記両側面に形成された凹部の上記他端面に対
    する位置とを対向するようにしたことを特徴とする地中
    埋設用中空ボックス。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の地中埋設用中空ボック
    スにおいて、 上記ボックス本体は、2つのブロックに分割可能になっ
    ていることを特徴とする地中埋設用中空ボックス。
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JP2007132186A (ja) * 2007-01-20 2007-05-31 Alpha Civil Engineering:Kk 地下構造物の非開削構築工法
CN114165255A (zh) * 2021-12-03 2022-03-11 中国二十冶集团有限公司 一种矩形管节及其顶管施工方法

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JP2007132186A (ja) * 2007-01-20 2007-05-31 Alpha Civil Engineering:Kk 地下構造物の非開削構築工法
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